JP3025865B2 - ポール基礎の施工方法 - Google Patents

ポール基礎の施工方法

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JP3025865B2 JP7236978A JP23697895A JP3025865B2 JP 3025865 B2 JP3025865 B2 JP 3025865B2 JP 7236978 A JP7236978 A JP 7236978A JP 23697895 A JP23697895 A JP 23697895A JP 3025865 B2 JP3025865 B2 JP 3025865B2
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嗣彦 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明灯等のポール
を地盤に立設するための基礎として用いるポール基礎に
関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、照明灯等の
ポールを地盤に立設するのに、現場にてフーチングを打
設する施工方法を廃止して、予め工場にて作成したコン
クリート基礎を用いることによって工事の迅速化及び簡
易化を図るようにしたポール基礎を用いた施工方法を提
供することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のポール基礎の施工方法は、ポールの下端
に固定されたベースプレートを支持するポール基礎にお
いて、地盤に掘削された掘削穴に埋設されるコンクリー
トブロックの中央部に縦孔が貫通状態で形成され、さら
に前記コンクリートブロックの上面に前記縦孔の周囲で
あって前記ベースプレートに設けられたボルト孔の穿設
位置に対応して複数のボルトが突出固定される一方、前
記縦孔の周囲であって前記ボルトの固定位置を避けた複
数箇所に前記コンクリートブロックの縦方向に貫通され
た挿通孔が形成されたことにより、該挿通孔に案内され
つつ挿入されたアンカーの上端を前記ベースプレートで
当接した状態にして該ベースプレートを前記ボルトで固
定するようにしたポール基礎を用いた施工方法であっ
て、コンクリートブロックを埋設する掘削穴を掘り、該
掘削穴にコンクリートブロックの上面を露出した状態で
埋設して、前記コンクリートブロックに貫通した複数の
挿通孔にアンカーを挿入して地盤に打設した後、前記挿
通孔の隙間にモルタルを充填することにより前記アンカ
ーを前記コンクリートブロックに固定し、さらに前記ポ
ールの下端に固定されたベースプレートのボルト孔を前
記コンクリートブロックの上面に突出固定されたボルト
に挿入して締結することによって前記アンカーの上端を
前記ベースプレートで当接した状態に支持することを特
徴としている。
【0004】また、本発明のポール基礎の施工法は、
求項1のポール基礎を用いた施工方法であって、コンク
リートブロックを埋設する掘削穴を掘り、該掘削穴にコ
ンクリートブロックの上面を露出した状態で埋設して、
前記コンクリートブロックに貫通した複数の挿通孔にア
ンカーを挿入して地盤に打設した後、前記挿通孔の隙間
にモルタルを充填することにより前記アンカーを前記コ
ンクリートブロックに固定し、さらに前記ポールの下端
に固定されたベースプレートのボルト孔を前記コンクリ
ートブロックの上面に突出固定されたボルトに挿入して
締結することによって前記アンカーの上端を前記ベース
プレートで当接した状態に支持することを特徴としてい
る。
【0005】
【従来の技術】従来、街路等の地盤に対して照明灯等の
ポールを立設するために、現場にてフーチングを打設
し、このフーチングの上面に突出固定したボルトでポー
ル下端のベースプレートを締結するようにした現場施工
によるフーチング基礎が用いられていた。
【0006】しかしながら、このフーチング基礎を現場
施工するには、地盤を掘削した際に生じた掘削土の後処
理の問題、打設したコンクリートの養生の手間及びコン
クリートの硬化に時間を要するという問題、さらには自
立強度が弱いという問題があった。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のポール基礎は、コンクリ
ートブロックの上面に複数のボルトを突出固定すると共
に、コンクリートに貫通された複数の挿通孔に対してア
ンカーを挿入固定するようにしたものである。
【0008】その施工方法においては、地盤に掘削した
掘削穴にコンクリートブロックを埋設した状態で、コン
クリートブロックの挿通孔にアンカーを挿入して地盤に
打設するものであるから、本発明の施工法は、アンカー
を地盤に打設しても危険のない箇所、即ち、地中にガス
管や水道管や電線等の埋設物が存在するおそれがない箇
所に実施されるものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0010】図1は本発明のポール基礎にポールを立設
固定した状況を示す側面図である。図2(a) は図1のポ
ール基礎のコンクリートブロックの上面図であり、図2
(b)はその側面図であり、図2(c) は図1のポール基礎
に用いるアンカーの端面図であり、図2(d) はアンカー
の一部を省略した側面図である。図3は本発明のポール
基礎を埋設するための床掘の断面図である。図4は図3
の床掘にポール基礎を設置した状況を示す断面図であ
る。図5(a) は図4のポール基礎にアンカーを打設して
いる状況を示す断面図であり、図5(b) は打設の終了し
たアンカーの隙間にモルタルを充填した状況を示す平面
図である。図6は図5のポール基礎の上面に突出したボ
ルトにポールのベースプレートを挿着している状況を示
す断面図である。
【0011】本発明によるポール基礎は、図2(a) 、
(b) のコンクリートブロック1と、図2(c) 、(d) のア
ンカー2から構成されている。
【0012】コンクリートブロック1は、図2(a) 、
(b) に示すように、コンクリートブロック1の作成時
に、中央部に縦孔5が貫通状態で形成され縦孔5の周
囲であってその四隅の上面にネジ部を突出したボルト
3、3…が埋め込まれている。この四方のボルト3、3
…は、立設すべきポール6の下端のベースプレート7
(図6参照)に穿設されたボルト孔8、8…の位置に対
応して設けられたものである。また、縦孔5の周囲であ
ってボルト3、3…の固定位置を避けた複数箇所にコン
クリートブロック1の縦方向に貫通された挿通孔4、4
…が形成されている
【0013】そして、コンクリートブロック1の上面は
ポール6のベースプレート7を安定して支持するため
に、ベースプレート7と同形か、それよりも広く形成す
るのがよい。このような構成によって、ポール6の下端
に固定されたベースプレート7のボルト孔8、8…をコ
ンクリートブロック1の上面に突出されたボルト3、3
…に挿入してナット3aで締結することによって、アン
カー2の上端をベースプレート7で当接した状態に支持
することができる
【0014】また、コンクリートブロック1の下面は、
後述する床掘11内に載置した状態の安定性を確保する
と同時に、その作成を容易にするために、平坦面とする
のがよい。
【0015】かくして、コンクリートブロック1は、図
示のように四方体となるが、四方の角部は欠損が生じに
くいように、縦方向に沿って傾斜面1aを設けてある。
【0016】なお、図2(a) において、コンクリートブ
ロック1の中央には縦方向に縦孔5が設けられている
が、これは地中に埋設した電線を導くために設けられる
と共に、コンクリートブロックの軽量化、及び材料コス
トの低減を図るために設けられたものである。
【0017】一方、図2(c) 、(d) のアンカー2として
は長尺のアングル材が用いられ、このアングル材の下端
は、打設の際に土中に侵入しやすいように、突起2aが
形成されている。
【0018】なお、アンカー2としては、図示のアング
ル材に限定されるものではなく、断面四角形または円筒
形のパイプ部材でもよいが、アングル材を用いたほうが
挿通孔4に対する定着性がよく、後述するように挿通孔
4の空隙に充填したモルタルを挿通孔4のコンクリート
壁部に対して良く付着させることができる。
【0019】上記のアンカー2をコンクリートブロック
1に固定するために、図2(a) 、(b) に示すように、コ
ンクリートブロック1の四方縦方向に、ボルト3の立設
位置を避けて三角形状の挿通孔4が貫通されている。こ
の挿通孔4は、アングル材の断面形状に対応して設けら
れたもので、アングル材の形状に合致した状態で挿通す
ることを可能としてある。
【0020】これらの挿通孔4は、四方のボルト3、3
…位置とのバランスを考慮した結果、図示のように設け
られたものであり、必ずしもこの位置と数に限定される
ものではない。
【0021】上記の構成から成るポール基礎を用いた施
工法について説明すると、まず図3に示すように、地盤
10にコンクリートブロック1を埋設するための掘削穴
11を掘る。
【0022】次に、図4に示すように、掘削穴11内に
コンクリートブロック1を挿入載置する。
【0023】なお、掘削穴11は、コンクリートブロッ
ク1のボルト3の上端が地盤面よりもやや低くなるよう
に掘削しておくのがよい。
【0024】そして、コンクリートブロック1の上面の
平行度をとりながら、コンクリートブロック1の四方に
生じた掘削穴10内の隙間に土壌を埋め戻して地盤中に
固定する。
【0025】この際、地中の電線をポール6に導く場
合、コンクリートブロック1の縦孔5を通してこの電線
を導くか、または縦孔5の側部に設けた横穴に地中の電
線を挿通して縦孔5内に導くようにする。
【0026】次いで、図5(a) に示すように、コンクリ
ートブロック1の挿通孔4の夫々に対して上方からアン
カー2を挿入して地盤に打設する。このアンカー2は夫
々の上端面がコンクリートブロック1の上面に一致する
まで打設するとよい。
【0027】そして、図5(b) に示すように、アンカー
2を挿通した挿通孔4内に生じた隙間に速乾性のモルタ
ル13を埋め込んで夫々のアンカー2をコンクリートブ
ロック1に対して固定する。
【0028】さらに、図6に示すように、フランジ6a
を有するポール6の下端に固設されたベースプレート7
の四方のボルト孔8、8…をコンクリートブロック1の
各ボルト3、3…に挿通して、図1に示すように、夫々
のボルト3、3…にナット3a、3a…を締結して固定
する。
【0029】このようなポール6のベースプレート7上
面に生じた隙間12には速乾性モルタル12を充填して
地盤10と同じレベルにする。こうすることにより、ボ
ルト3に締結したナット3aを隠蔽することができる。
【0030】なお、本発明において、ポール基礎に支持
されるポールは照明灯の他、ベースプレートを有してポ
ール基礎に立設されるあらゆるポールに適用するここと
ができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の施工方法
に用いるポール基礎は、地中の埋設物を破損するおそれ
がない箇所に対して、コンクリートブロックの挿通孔を
案内孔として、アンカーを容易に地盤中に打設すること
ができ、地中に打設されたアンカーとコンクリートブロ
ックとの強固な結合によって、該コンクリートブロック
の上面にボルト締結されたポールの自立強度を大にする
ことができる。
【0032】また、本発明の施工方法は、主として、掘
削穴の掘削、コンクリートブロックの埋設、アンカーの
打設、ポールのボルト締結だけで、ポールを立設するこ
とが可能であり、夫々の作業が非常に簡易であるため、
施工全体の簡易化及び迅速化を容易に達成することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のポール基礎にポールを立設固定
した状況を示す側面図である。
【図2】図2(a) は図1のポール基礎のコンクリートブ
ロックの上面図であり、図2(b) はその側面図であり、
図2(c) は図1のポール基礎に用いるアンカーの端面図
であり、図2(d) はアンカーの一部を省略した側面図で
ある。
【図3】図3は本発明のポール基礎を埋設するための掘
削穴の断面図である。
【図4】図4は図3の掘削穴にポール基礎を設置した状
況を示す断面図である。
【図5】図5(a) は図4のポール基礎にアンカーを打設
している状況を示す断面図であり、図5(b) は打設の終
了したアンカーの隙間にモルタルを充填した状況を示す
平面図である。
【図6】図6は図5のポール基礎の上面に突出したボル
トにポールのベースプレートを挿着している状況を示す
断面図である。
【符合の説明】
1…コンクリートブロック、2…アンカー、3…ボル
ト、4…挿通孔、5…縦孔、6…ポール、7…ベースプ
レート、8ボルト孔、10…地盤、11…掘削穴、1
2,13…速乾性モルタル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポールの下端に固定されたベースプレート
    を支持するポール基礎において、地盤に掘削された掘削
    穴に埋設されるコンクリートブロックの中央部に縦孔が
    貫通状態で形成され、さらに前記コンクリートブロック
    の上面に前記縦孔の周囲であって前記ベースプレートに
    設けられたボルト孔の穿設位置に対応して複数のボルト
    が突出固定される一方、前記縦孔の周囲であって前記ボ
    ルトの固定位置を避けた複数箇所に前記コンクリートブ
    ロックの縦方向に貫通された挿通孔が形成されたことに
    より、該挿通孔に案内されつつ挿入されたアンカーの上
    端を前記ベースプレートで当接した状態にして該ベース
    プレートを前記ボルトで固定するようにして成るポール
    基礎を用いた施工方法であって、コンクリートブロック
    を埋設する掘削穴を掘り、該掘削穴にコンクリートブロ
    ックの上面を露出した状態で埋設して、前記コンクリー
    トブロックに貫通した複数の挿通孔にアンカーを挿入し
    て地盤に打設した後、前記挿通孔の隙間にモルタルを充
    填することにより前記アンカーを前記コンクリートブロ
    ックに固定し、さらに前記ポールの下端に固定されたベ
    ースプレートのボルト孔を前記コンクリートブロックの
    上面に突出固定されたボルトに挿入して締結することに
    よって前記アンカーの上端を前記ベースプレートで当接
    した状態に支持することを特徴とするポール基礎の施工
    方法。
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