JP3025531B2 - 業務用食器の連続機械洗浄方法 - Google Patents

業務用食器の連続機械洗浄方法

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JP3025531B2
JP3025531B2 JP2515345A JP51534590A JP3025531B2 JP 3025531 B2 JP3025531 B2 JP 3025531B2 JP 2515345 A JP2515345 A JP 2515345A JP 51534590 A JP51534590 A JP 51534590A JP 3025531 B2 JP3025531 B2 JP 3025531B2
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ザールマン、ギュンター
ゼルバーティンガー、ヨーゼフ
シュースター、トーマス
シャープ、ウドー
リングス、フリーデル
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ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/24Washing or rinsing machines for crockery or tableware with movement of the crockery baskets by conveyors

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、洗浄領域およびその後の濯ぎ領域を有して
成り、循環ポンプおよびスプレーノズルのシステムによ
り別のタンクから供給される洗浄液体が少なくとも3つ
の洗浄領域において汚れた食器に次々と噴霧され、洗浄
液体は、好ましくは、オーバーフロー原理により最終タ
ンクから第1タンクに流下し、洗浄液体中の洗剤濃度
は、初めは前−計量供給(predosing)により個々のタ
ンクで別々に確立され、洗浄方法の開始後は洗剤の後−
計量供給(after-dosing)および最終タンクへの新水の
流入により保持され、場合により、いわゆる完全洗浄
が、洗浄液体中の洗剤濃度を明らかに増やして比較的長
い時間間隔で行われる、業務用食器洗浄機で業務用食器
を連続的に機械洗浄する方法に関する。
そのような方法の1つは、従来から既知であり、しば
しば業務用の食器洗浄機に適用されている。この方法で
は、個々の洗浄タンクの洗剤濃度は、洗浄液体の洗剤濃
度を増やして普通は例えば一月に一回実施されるいわゆ
る完全洗浄(thorough washing)の場合を除いて、通
常、実質的に同じ濃度に保持される。しかしながら、こ
の月々の完全洗浄にも拘わらず、数日後に食器にいわゆ
る蓄積澱粉付着物の最初の兆候が認められることがあ
る。
従って、ドイツ国公開特許(DE-OS37 07 366)では、
この方法に付加的な噴霧システムを装備して、この噴霧
システムを使用して100〜1000g−洗剤/リットル−水の
非常に濃縮された洗剤ミストを洗浄領域で食器に噴霧す
ることが提案されている。この方法は、全体としての食
器洗浄性能を改善するが、未だ欠点が存在する。一方で
は、業務用食器洗浄機を複雑にし、また、その価格を増
やす付加的な噴霧システムを設けることが必要になる。
他方では、高いアルカリ度を考慮すると、そのような高
い濃度で噴霧される洗剤溶液は、微細なミストが存在す
るという重大なことがあるので、機械のオペレーターに
大きな潜在的な危険がある。例えば、機械が不調である
場合、機械のオペレーターは、高いアルカリ性の洗剤溶
液と皮膚が接触することがあり、あるいは洗剤溶液がは
ねて目に入る事さえ起こり得、視力が危険にさらされ
る。更に、高いアルカリ性洗剤溶液を使用する場合、腐
食から食器洗浄機を保護するために、特別かつ付加的な
措置を行う必要がある。
米国特許(US-A-4,561,904)には、比較的長い時間間
隔で完全洗浄を行なう、最初に記載したものと同様の方
法が記載されている。
米国特許(UA-A4,561,904)には、比較的長い時間間
隔で完全洗浄を行なう、最初に記載したものと同様の方
法が記載されている。
本発明の目的は、全体としての洗剤の消費を増やすこ
となく、また、極端に高い濃度の洗剤溶液を使用するこ
となく、従来の方法の食器洗浄性能を向上させることが
できる解決策を提供することである。
最初に説明した種類の方法において、解決策は、最終
タンクに流入する新水の50%以上、好ましくは75%以上
までの量に達する洗浄液体の主成分ストリーム(または
流れ)を最終タンクから枝分けして、最後から3番目の
タンクおよび/または更に前に位置するタンクに直接供
給し、残りの洗浄液体は第2成分ストリームとして個々
のタンクを通過し、少なくとも中央および/または最後
から2番目のタンクから流下し、新水の第2成分ストリ
ームに対する分割割合のファクター以下で増えた洗剤濃
度を少なくとも中央および/または最後から2番目のタ
ンクの洗浄液体において調節し、洗剤の後−計量供給
(after-dosing)はこのタンクのみで行うことを特徴と
する本発明により提供される。
この方法により、同時に、従来の方法と比較して全体
としての洗剤消費量を増やすことなく、また、例えばド
イツ国公開特許(DE-OS 37 07 366)に記載されている
ように洗剤の濃度を非常に高くして使用する必要なく、
業務用の食器洗浄機の洗浄領域において(3タンク洗浄
機の中央タンクにおいて)、従来の方法と比較して洗浄
液体中の洗剤濃度を明らかに増やすことが可能である。
逆に、形成される濃度の上限は、典型的な完全食器洗浄
サイクルの濃度範囲内にある。中央タンクにおける濃度
の増加にも拘わらず、本発明の方法では、従来の食器洗
浄方法と比較して洗剤を節約できる。この洗剤の節約
は、洗剤を中央タンクに後−計量供給するだけであり、
また、中央タンクの第2成分ストリームに所望濃度に洗
剤を供給する必要があるだけであるという事実により生
じる。洗剤は、主成分ストリームに後−計量供給されな
い。この場合、洗剤は、付着洗浄液体をあるタンクから
次のタンクへ輸送する食器による洗剤または洗浄液体の
持ち込み(キャリーオーバー)だけにより供給される。
洗剤の節約にも拘わらず、1つのタンクにおいて増加し
た濃度のために、従来の洗浄方法と比較して明らかに良
好な洗浄効果が得られる。非常に高い濃度が無いので、
機械のオペレーターには通常以上の特別な危険は存在し
ない。同様に、食器洗浄機の腐食を防止するために特別
な対策は不要である。特に、微細な浮遊スプレーミスト
は生成しない。
更に向上した洗浄性能を得、また、蓄積した澱粉付着
物を選択的に除去できるようにするために、ある期間に
わたって節約される洗剤を、その期間経過後に洗剤濃度
を増やして行う完全洗浄に使用してよい。この目的のた
め、本発明では、ある時間分割割合以下で洗剤濃度を形
成し、洗浄サイクルにおいてその間に節約した洗剤量を
加えて明らかに増えた洗剤濃度を使用することが提案さ
れる。
本発明の特に有利な1つの態様では、分割割合を1〜
20、好ましくは3〜10の間の値に調節するのが好まし
い。
最終タンクに流入する新水が濯ぎ領域から来る場合、
必要な新水の特に好ましい供給が得られる。
濯ぎ領域の前の最終タンクが空になるのを防止するた
めに、本発明のもう1つの態様では、液位プローブ(ま
たは検出部)に応答して、好ましくはファンジェット
(fan jet)ノズルを有して成るもう1つの新水入口か
ら最終タンクに新水を供給することを特徴とする。
濯ぎ領域の前の最終タンクにおいて、持ち込みにより
所望の濃度を越える濃度が生じ得るので、本発明のもう
1つの態様では、最終タンクで導電率を測定し、また、
設定の洗剤濃度を越える場合は他の新水入口を開くこと
を特徴とする。
主成分ストリームをうまく分岐させて使用してプロセ
スを全体としてコントロールできるようにするために、
本発明のもう1つの有利な態様は、最終タンクの循環ポ
ンプの圧力側でライザー(または立ち上り管)から主成
分ストリームを分岐し、最終タンクから始まって、第2
成分ストリームがタンクを通って流下していくことを特
徴とする。
本発明のもう1つの態様では、第2成分ストリーム
は、最終タンクの循環ポンプの圧力側でライザーから分
岐して中央および/または最後から2番目のタンクに供
給され、一方、主成分ストリームは、最終タンクから最
後から3番目のタンクおよび/または更に前に位置する
タンクにバイパスにより供給される。
最後に、本発明の方法は、主成分ストリームの調節に
より分割割合をコントロールし、計量供給装置の休止時
間に対する計量供給装置の作動時間として定義される、
中央および/もしくは最後から2番目のタンクにおける
計量供給装置の時間割合(timing ratio)ならびに/ま
たは他の新水入口の応答頻度を調整可能変数として使用
することを特徴とする。このようにして、分割割合を自
動的に確立してコントロールでき、方法は均一濃度で実
施できる。
添付図面を参照して本発明を更に詳細に説明する。
第1図は、本発明の方法を実施する機械を示す。
第2図は、機械の別の態様を示す。
第3図は、本発明の方法を実施するもう1つの態様を
示す。
第1図は、全体として引用番号1により示される業務
用食器洗浄機を模式的に示す。汚れた食器は、入口2で
食器洗浄機に載せられ、矢印3の方向で食器洗浄機1を
通過する。食器洗浄機は、洗浄領域4がポンプ洗浄領域
(pump clearing zone)としても知られる洗浄領域4、
5および6を有して成る。洗浄領域6は、濯ぎまたは最
終濯ぎ領域7につながっている。タンク8、9および10
は、それぞれの洗浄領域4、5および6とつながり、特
定のタンクに存在する洗浄液体は、循環ポンプ11、12お
よび13によりタンクからスプレーノズル14、15および16
に供給される。食器は矢印の方向に機械1を通過するの
で、タンク8は、第1または最後から3番目のタンクと
も呼ばれ、以下、タンク9は、中央または最後から2番
目のタンクとも呼ばれ、タンク10は最終タンクとも呼ば
れ、以下、本発明書において両方の呼び方を使用する。
食器が食器洗浄機1を通過する際、スプレーノズル14、
15および16により、洗浄液体が上方および下方から食器
に噴霧される。濯ぎまたは最終濯ぎ領域7において、ス
プレーノズル17からの新水が食器に噴霧される。ここで
噴霧される新水の量は、食器洗浄機1に流入する新水の
量に相当し、タンク10に流れ込む。タンク10からは、タ
ンク9へのカスケード状(滝状)のオーバーフロー18が
存在し、タンク9からタンク8へのカスケード状のオー
バーフロー19が存在する。それぞれのタンク8、9およ
び10は、洗剤を供給するコネクション(図示せず)を有
して成るのが好ましく、タンク9および10は、更に、図
示していない導電率測定システムを有して成る。しかし
ながら、図示していない部分は、常套の食器洗浄機によ
り既知となっているものである。最後に、最終タンク10
は、水位電極またはプローブ20を有して成る。更に、フ
ァンジェットノズルを有するもう1つの新水入口21が最
終洗浄領域16に設けられている。しかしながら、この新
水入口は、濯ぎ領域7に配置してもよい。
本発明の方法に関連する食器洗浄機1の重要な特徴
は、洗浄液体が最後から2番目または中央タンク9をバ
イパスして最終タンク10から第1タンク8に矢印23の方
向に流れることができるようにバイパスパイプ22が設け
られていることである。ポンプもしくはフローレストリ
クター(流れ制限器)または類似のデバイスをバイパス
22に設けてバイパスを流れる洗浄液体の量を調節してコ
ントロールできるようにしてよい。しかしながら、バイ
パス22にはポンプまたはフローレストリクターが存在し
ないのが好ましく、代わりに、バイパス22の入口を、図
示するように、パイプまたはホースコネクション25によ
り最終タンク10の循環ポンプ13の圧力側のライザー24か
らの分岐に接続する。バイパス22に供給される主成分ス
トリームを制御するために、例えば、場合により自動的
に調節可能なダイヤフラムまたはスライダーの形態の適
当な調節可能な流れ制限要素をライザー24へのホースま
たはチューブ25の開口に配置する。
基本的には、上述の食器洗浄機において実施されるプ
ロセスは、従来の食器洗浄機の場合と実質的に同じ方法
で実施される。食器は、矢印3の方向で前から後へ送ら
れ、一方、スプレーノズル17から濯ぎ領域7に主として
供給される水は、反対方向で機械を通過する。流入する
新水の全量が最初に最終タンク10に入り、そこで、主成
分ストリームおよび第2成分ストリームに分割される。
第2成分ストリームは、オーバーフロー18および19を経
由して食器洗浄機1の個々のタンクを通って流下し、主
成分ストリームは、最終洗浄領域6または最終タンク10
で分岐して第1タンク8に送られ、中央タンク9をバイ
パスする。従って、洗剤は流入第2成分ストリームの体
積に基づいて後−計量供給する必要があるだけであるの
で、通常の運転と比較して洗剤消費量を増やすことな
く、中央タンク9は通常より高い濃度で運転できる。本
発明の方法では、洗剤の後−計量供給は、中央タンク9
において行われるだけであり、一方、他のタンク中の濃
度は、タンク9または洗浄領域5から洗浄領域6への持
ち込みにより、また、バイパス22または洗浄領域4への
カスケード状オーバーフロー19により決まる。
中央タンクおよび最終タンクの導電性測定(図示せ
ず)およびそれと組合せた計量供給装置により、個々の
タンク中の洗剤濃度を所望の値に調節して保持すること
が可能である。中央タンク9は増加した洗剤濃度で運転
することを目的としているので、新水を供給する追加の
スプレーノズル21を最終洗浄領域6に設け、その結果、
導電性測定(図示せず)により検知される濃度が上昇し
た場合には、新水を供給して濃度を下げることができ
る。また、追加の新水用スプレーノズル21を使用して、
水位プローブ10が液位減少を指示した場合に新水を加え
る。これは、コントロールの間違いにより、新水入口17
から供給されるより多くの水または液体がバイパス22を
経由してタンク10から除去される場合に起こり得る。
数学的な例示により、主成分ストリームの分割により
洗剤を節約できることを以下に示す。この目的のため、
タンク8は100リットルの保持容量を、タンク9は150リ
ットルの保持容量を、また、タンク10は150リットルの
保持容量を有すると仮定する。更に、スプレーノズル17
から供給される最終濯ぎ水(新水)の流量は、400リッ
トル/時と仮定する。3g−洗剤/リットル−洗浄液体の
濃度を従来の方法で調節するのに対し、本発明の方法に
より2g−洗剤/リットル−洗浄液体の濃度をタンク8お
よび10において形成し、一方、6g−洗剤/リットル−洗
浄液体に増やした濃度を中央タンク9において形成す
る。
実際の洗浄サイクルを開始する前に、始めにいわゆる
前−計量供給によりタンクを充填する。この目的のた
め、スプレーノズル17から新水を流入させ、一方、洗剤
をタンク10に供給する。導電性測定装置(図示せず)に
より所望の濃度をコントロールする。バイパス22を閉じ
て、供給した全部の水がタンク10からタンク9に、次に
出口(図示せず)を有するタンク8に流下するようにす
る。通常の使用量3g/リットルおよび仮定したタンク容
量の場合、前−計量供給工程における洗剤の消費量は12
00gである。
わずか2g/リットルの濃度を最初に形成する点を除い
て、前−計量供給を本発明の方法において同様に行う。
この濃度で3つのタンクが満たされた後、追加の新水用
入口を初めに閉じる。中央タンク9の循環ポンプ12のス
イッチを入れ、このタンクにおいて導電率測定装置によ
り測定される6g/リットルの濃度となるまで洗剤を供給
する。従って、前−計量供給工程における洗剤消費量は
1400gである。新水が400リットル/時の割合で供給され
る実際の食器洗浄工程を次に実施する。本発明の方法で
は、例えば300リットル/時がバイパス22を経由して機
械を通過し、100リットル/時間がカスケードルートに
より機械を通過するように、液体ストリームを分割す
る。食器洗浄プロセスの間の後−計量供給の場合、これ
は、従来の方法では1200g/時の割合で洗剤を供給して3g
/リットルの濃度を形成する必要があることを意味す
る。本発明の方法では、わずかに400〜600g/時の洗剤を
供給して100リットル/時で中央タンクに流入する第2
成分ストリームを6g/リットルの所望の高い洗剤濃度に
するだけでよい。最後から2番目または中央タンクから
最終タンクへの食器による洗浄液体の持ち込み(キャリ
ーオーバー)は、300リットル/時(400リットル/時と
100リットル/時との差)で流れて行く新水の残りを2g/
リットルの所望の洗剤濃度に調節するのに十分である。
従って、例えば3時間/日の運転時間の場合、従来の
食器洗浄方法における洗剤の消費は、前−計量供給工程
に1200g、後−計量供給工程に3600g(1200g×3)、全
体で4800gの消費量となる。これに対して、本発明の方
法の洗剤の消費量は、前−計量供給工程に1400g、後−
計量供給工程に1800g(600g×3)、全体で3200gの消費
量となる。従って、理論的な洗剤節約量は、1600g/日と
なる。この節約により、より少量の洗剤を使用するか、
あるいは中央タンクの濃度を節約される洗剤量にちょう
ど相当するまで、即ち、最終濯ぎ水の第2成分ストリー
ムに対する分割割合のファクターまで増やすか、あるい
は後の単一の食器洗浄サイクルにおいていわゆる完全洗
浄のために節約した洗剤を使用するという可能性が生じ
る。
従って、本発明を要約すると、以下のようになる: 前−計量供給の後、洗剤を1つのタンクに後−計量供
給だけ行い、そこで増加した濃度を形成する。新水の流
入容積に相当する洗浄液体の全量ではなく、第2成分ス
トリームだけをこのタンクに導く。主成分ストリーム
は、バイパスによりこのタンクを回避する。
本発明の方法のコントロールについては、最終タンク
10のライザー24から循環ポンプ13の圧力側で主成分スト
リームを分岐するのが特に適当である。主成分ストリー
ムは、ダイヤフラム、スライダー、バルブなどのような
適当な流れ制限手段により制御され、主成分ストリーム
と第2成分ストリームの総量は新水(最終濯ぎ水)の流
入体積に実質的に対応する。先に引用した例では、主成
分ストリーム300リットル/時+第2成分ストリーム100
リットル/時=新水400リットル/時である。更に、最
終濯ぎ水の体積の第2成分ストリームに対する所望の分
割割合fTが得られるように主成分ストリームを制御す
る。例においては、400リットル/時:100リットル/時
=4である。洗剤の後−計量供給は、濃度が高くなって
おり、タンクに流入する第2成分ストリームの体積だけ
に後−計量供給する必要があるタンクにおいて行うだけ
であるので、分割割合fTは、比較の基準となる従来の食
器洗浄方法よりも洗剤消費量を増やさないでこの計量供
給するタンクの洗剤濃度を増やすことができるファクタ
ーを示す。
コントロール可能で調節できるスライダーまたはそれ
に類するものを主成分ストリームの分岐部分付近に流れ
制限要素として配置する場合、上述の分割割合を自動的
にコントロールできる。使用できる調節可能変数は、例
えば、計量供給装置の休止時間に対する計量供給装置の
作動時間として定義される時間割合Tvであってよい。時
間割合Tvが増えると、これは第2成分ストリームの増加
に相当するが、主成分ストリームの流れ制限要素を少し
開く。この自動コントロールシステムは、過応答を避け
るために、大きい時定数で操作する必要がある。水位制
御追加新水入口21の応答頻度も、過剰の主成分ストリー
ムの別のインジケーター(指示器)として使用できる。
新水入口21の応答頻度を測定してよく、時間割合Tvによ
り制御される自動コントロールシステムにおけるもう1
つの制御変数として補助的に使用できる。
また、本発明の方法を時々だけ使用して、それ以外は
従来の食器洗浄方法を適用できる。これは、主成分スト
リームを制御する流れ制限要素は、時々開くだけで、即
ち、必要な特定の洗浄サイクルの時に開くだけであるこ
とを意味し、流入新水の全量は、食器洗浄機を流下する
ことを意味する。しかしながら、これは洗剤を最終タン
ク10で実際に計量する必要があることを意味する。
第2図は、バイパス22が異なって配置されている、本
発明の方法を実施する食器洗浄機の別の態様を示す。第
2図において、第1図と同じ部分または領域は、同じ引
用番号により示している。第1図に示した機械と対照的
に、第2図に示す機械のバイパス26は、タンク8、9お
よび10の上方に配置されている。バイパス26は、チュー
ブまたはホース接続の形態で、種々のタンク8、9およ
び10の洗浄液体のレベルより上方で最終タンク10の循環
ポンプ13の圧力側のライザー24からタンク8へとつなが
り、そこで開いている。バイパス26を通って導かれる主
成分ストリームは、そこで矢印23aの方向で合流する。
この態様においても、主成分ストリームと第2成分スト
リームとの間の分割割合は、バイパス26に適当に配置さ
れ、場合により自動的にコントロールしてよい流れ制限
要素によりコントロールされる。この態様の利点は、主
成分ストリームと第2成分ストリームとの間で確立する
必要がある分割割合がタンク10および8のレベルに独立
であるということである。更に、必要な分割割合を容易
に監視でき、場合により、バイパス26に配置した流量測
定用デバイスにより記録できる。
もう1つの態様を第3図に模式的に示すが、ここで
も、第1図および第2図と同じ部分は、同じ引用番号に
より示している。第3図は、第1図および第2図では示
しているスプレーノズルなどのような必要な要素を図示
していない。第1図および第2図に示す態様との違い
は、部分27〜29の構造だけである。
第3図に示す態様では、パイプ27は循環ポンプ13の圧
力側のライザー24から分岐し、液位より上方でタンク9
に対して開口している。パイプ27により、所望の成分ス
トリームは、ライザー24から分岐され、最後から2番目
のタンク9に供給される。主成分ストリームは、バイパ
ス28により最終タンク10から最後から3番目のおよび/
または第1タンク8に供給される。更に、カスケード状
オーバーフロー18および19がタンク間で形成される。し
かしながら、この場合、バイパス28がタンク10につなが
っている点は、オーバーフロー18のレベルより低く位置
し、従って、流入する非循環水は初めバイパス28に流れ
込み、オーバーフロー18は、基本的には、洗浄液体がタ
ンク10から溢れるのを防止するに過ぎない。バイパス28
がタンク8につながる点は、タンク10につながる点より
低いレベルに位置するが、タンク8へのバイパス28の開
口は、そこに形成された流出開口30より上方に位置す
る。また、オーバーフロー原理でタンク8〜10を満たす
間、また、前−計量供給の間、閉じられ、食器洗浄機を
運転する間は開かれる電磁弁29がバイパス28に配置され
ている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュースター、トーマス ドイツ連邦共和国 ディ―4000 デュッ セルドルフ 12、カンパー・ヴェーク 230番 (72)発明者 シャープ、ウドー ドイツ連邦共和国 ディ―4052 コルシ ェンブロイッヒ、シーフバーナー・シュ トラアセ (番地の表示なし) (72)発明者 リングス、フリーデル ドイツ連邦共和国 ディ―4019 モンハ イム、ウルリッヒ―フォン―ハッセル― シュトラアセ 12番 (56)参考文献 実開 平2−112255(JP,U) 実開 昭58−171666(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/44 B08B 3/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄領域およびその後の濯ぎ領域を有して
    成り、循環ポンプおよびスプレーノズルのシステムによ
    り別のタンクから供給される洗浄液体が少なくとも3つ
    の洗浄領域において汚れた食器に次々と噴霧され、各洗
    浄領域は循環ポンプを有し、各洗浄領域のタンクの洗浄
    液体は循環ポンプによって噴霧され、洗浄液体は、好ま
    しくは、オーバーフロー原理により最終タンクから第1
    タンクに流下し、洗浄液体中の洗剤濃度は、初めは前−
    計量供給により個々のタンクで別々に確立され、洗浄方
    法の開始後は洗剤の後−計量供給および最終タンクへの
    新水の流入により保持され、場合により、いわゆる完全
    洗浄が、洗浄液体中の洗剤濃度を明らかに増やして比較
    的長い時間間隔で行われる、業務用食器洗浄機で業務用
    食器を連続的に機械洗浄する方法において、最終タンク
    に流入する新水の50%以上、好ましくは75%以上までの
    量に相当する洗浄液体を主成分流れとして最終タンクか
    ら枝分けして、最後から3番目のタンクおよび/または
    更に前に位置するタンクに直接供給し、残りの洗浄液体
    は第2成分流れとして個々のタンクを通過し、最終的
    に、少なくとも中央および/または最後から2番目のタ
    ンクから第1タンクに流下し、新水の第2成分流れに対
    する分割割合のファクター以下で最終タンクの洗剤濃度
    より増えた洗剤濃度を少なくとも中央および/または最
    後から2番目のタンクの洗浄液体において調節し、洗剤
    の後−計量供給はこのタンクのみで行うことを特徴とす
    る方法。
  2. 【請求項2】ある時間分割割合以下で洗剤濃度を形成
    し、その後、洗浄サイクルにおいてその間に節約した洗
    剤量を加えて明らかに増加した洗剤濃度を使用する請求
    の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】分割割合を1〜20、好ましくは3〜10の間
    の値に調節する請求の範囲第1項または第2項記載の方
    法。
  4. 【請求項4】最終タンクに流入する新水が濯ぎ領域から
    来る請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】液位検出部に応答して、好ましくはファン
    ジェットノズルを有して成る追加の新水入口から最終タ
    ンクに新水を供給する請求の範囲第1〜4項のいずれか
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】最終タンクで導電率を測定し、また、設定
    の洗剤濃度を越える場合は追加の新水入口を開く請求の
    範囲第1〜5項のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】最終タンクの循環ポンプの圧力側で立ち上
    り管から主成分流れを分岐し、最終タンクから始まっ
    て、第2成分流れがタンクを通って流下していく請求の
    範囲第1〜6項のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】第2成分流れは、最終タンクの循環ポンプ
    の圧力側で立ち上り管から分岐して中央および/または
    最後から2番目のタンクに供給され、一方、主成分流れ
    は、最終タンクから最後から3番目のタンクおよび/ま
    たは更に前に位置するタンクにバイパスにより供給され
    る請求の範囲第1〜7項のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】主成分流れの調節により分割割合をコント
    ロールし、計量供給装置の休止時間に対する計量供給装
    置の作動時間として定義される、中央および/もしくは
    最後から2番目のタンクにおける計量供給装置の時間割
    合ならびに/または追加の新水入口の応答頻度を調整可
    能変数として使用する請求の範囲第1〜8項のいずれか
    に記載の方法。
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