JP3025320B2 - カルダン継手用のチャック装置 - Google Patents

カルダン継手用のチャック装置

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JP3025320B2
JP3025320B2 JP3026155A JP2615591A JP3025320B2 JP 3025320 B2 JP3025320 B2 JP 3025320B2 JP 3026155 A JP3026155 A JP 3026155A JP 2615591 A JP2615591 A JP 2615591A JP 3025320 B2 JP3025320 B2 JP 3025320B2
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yoke
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sleeve
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徳昌 野田
高 古橋
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/26Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
    • F16D3/38Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another
    • F16D3/40Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another with intermediate member provided with two pairs of outwardly-directed trunnions on intersecting axes
    • F16D3/405Apparatus for assembling or dismantling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のプロペラシ
ャフトのジョイント等に用いられているカルダン継手の
組立用チャック装置、更に詳しくは、スパイダを組込む
ために、フランジヨーク及びスリーブヨークの何れをも
定位置に固定することができるようにしたチャック装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図8はカルダン継手を用いて構成した自
動車のプロペラシャフトの一例を示しており、フランジ
ヨーク1とチューブヨーク2をスパイダ3で結合したカ
ルダン継手4と、スリーブヨーク5とチューブヨーク2
をスパイダ3で結合したカルダン継手6を使用し、両チ
ューブヨーク2と2をチューブ7で連結した構造になっ
ている。
【0003】図9はフランジヨーク1とスパイダ3の組
付け構造を示し、フランジヨーク1は二又状のヨーク部
8、8に各々軸受孔9、9を設け、基端側にフランジ部
10といんろう部11が設けられている。
【0004】図10はスリーブヨーク5とスパイダ3の
組付け構造を示し、スリーブヨーク5は二又状のヨーク
部8、8に各々軸受孔9、9を設け、基部12にスリー
ブ13を連成した構造になっている。
【0005】フランジヨーク1及びスリーブヨーク5と
スパイダ3の組付け状態において、スパイダ3は四本の
軸14が四方に突出する十字状に形成され、同軸線上に
位置する二本の軸14aをヨーク部8、8の軸受孔9、
9に嵌挿し、軸受15、15を軸受孔9、9に圧入して
軸14a、14aに嵌合し、この後軸受孔9、9の開口
端側の周囲にカシメ部16を施し、軸受15、15を抜
止状とすることにより、フランジヨーク1又はスリーブ
ヨーク5にスパイダ3を組付けている。
【0006】なお、チューブヨーク2とスパイダ3の組
付けも、上記と同様に、軸受の圧入とカシメ部の形成に
よって行なわれる。
【0007】前記軸受15は、組立装置の油圧シリンダ
で作動する圧入パンチでヨーク部8の軸受孔9に締り嵌
めとなるよう圧入され、スパイダ3の軸14aを回動自
在に支持することにより、動力伝達時の継手のガタツキ
を防止し、またカシメ部16は油圧シリンダで作動する
カシメパンチによる押圧によって形成され、軸受15自
体の抜けを防止している。
【0008】ところで、フランジヨーク1又はスリーブ
ヨーク5とスパイダ3の組立てにおいて、フランジヨー
ク1又はスリーブヨーク5の軸受孔9に圧入した軸受1
5はスパイダ3の軸14aに嵌合させるため、軸受孔9
とスパイダ3の軸14aが同軸心状となるようフランジ
ヨーク1又はスリーブヨーク5を精度よく定位置に固定
配置する必要がある。
【0009】また、軸受孔9に対する軸受15の圧入及
び軸受孔9の周囲にカシメ部16を施すため、フランジ
ヨーク1又はスリーブヨーク5には横方向の押圧力が加
わり、従って軸受の圧入とカシメ工程時にフランジヨー
ク1又はスリーブヨーク5が横移動しないように確実に
固定化しなければならない。
【0010】しかし、フランジヨーク1とスリーブヨー
ク5は、図9と図10に示したように形状的に異なり、
このためフランジヨーク1とスパイダ3の組付け及びス
リーブヨーク5とスパイダ3の組付けを行なうために従
来は、フランジヨーク専用とスリーブヨーク専用の二種
類のチャック装置を使用していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、フラン
ジヨーク専用とチューブヨーク専用の二種類のチャック
装置を用意するには経済的な負担が多くなり不経済であ
ると共に、スペース的にも不利になる。
【0012】そこでこの発明は、フランジヨークとチュ
ーブでヨークのチャッキングが構成部品の一部を取り換
えるだけで共用して行なえ、経済的及びスペース的に有
利になると共に、何れのヨークにおいても、ヨークの径
方向及び軸方向の固定が同時に行なえ、ヨークの位置決
めが高精度となり、軸受の自動供給による圧入を実現す
ることができるカルダン継手組立用のチャック装置を提
供することを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、固定外筒の下部にシリンダを上
下に移動自在となるよう同軸心状に取付け、このシリン
ダにピストン杆の軸心を貫通して先端が外筒内に臨む押
上用のピンを固定し、ピストン杆の固定外筒内に突出す
る先端に接続部材を固定した駆動機構と、前記駆動機構
の固定外筒内に上端の開口部から抜差自在に挿入して組
込むフランジヨーク用のチャックユニットと、同じく固
定外筒内に抜差自在に挿入して組込むスリーブヨーク用
のチャックユニットとからなり、前記フランジヨーク用
のチャックユニットは、上端を固定外筒の上端部に載置
固定する支持筒の外部に昇降筒を上下動自在に嵌挿し、
支持筒の内部に押上用のピンによる押上げで縮径してフ
ランジヨークのいんろう部を掴持するコレットチャック
を収納し、前記昇降筒の上部周囲に昇降筒の下降動でフ
ランジヨークのフランジ部をコレットチャック上に押圧
保持する複数の押え爪を揺動自在に枢止し、この昇降筒
の下部に接続部材との係合部を設けて形成され、前記ス
リーブヨーク用のチャックユニットは、上端を固定外筒
の上部に載置固定する支持筒内にスリーブヨークのスリ
ーブを収納する筒状のコレットチャックを組込み、この
コレットチャックにおけるコレットの下端に接続部材と
の係合部を設けて形成されている構成を採用したもので
ある。
【0014】
【作用】フランジヨークをチャッキングするには、固定
外筒内にフランジヨーク用のチャックユニットを挿入し
て組込み、昇降筒の下部に設けた係合部を接続部材と係
合させ、駆動機構のシリンダに圧力流体を供給し、ピス
トンを上昇動させると、昇降筒とこれに取付けた押え爪
が上昇し、押え爪は外方に開き、コレットが拡開状とな
り、この状態でフランジヨークのフランジ部をコレット
上に載置し、いんろう部をコレット内に嵌合させる。
【0015】次に、シリンダのピストンを下降させる
と、昇降筒が引下げられて押え爪が内側に閉じ、フラン
ジ部をコレット上に押圧して挾持する。
【0016】ピストンが下降限位置に達するとシリンダ
が上昇動し、これに固定した押上用のピンでコレットチ
ャックが押上げられて縮径し、いんろう部を径方向から
つかみ、これによってフランジヨークは径方向と軸方向
が同時に固定化され、フランジヨークは軸受孔が一定の
配置となり、軸受の圧入に対応できる。
【0017】また、スリーブヨークをチャッキングする
には、固定外筒内にスリーブヨーク用のチャックユニッ
トを挿入して組込み、コレットの下端に設けた係合部を
接続部材と係合させ、駆動機構におけるシリンダのピス
トンを上昇させてコレットを拡開させた状態で、スリー
ブヨークのスリーブをコレット内に挿入し、スリーブヨ
ークをコレットチャック上に載置し、この状態でシリン
ダのピストンを下降させるとコレットが引下げられて縮
径し、スリーブをつかむためスリーブヨークは径方向と
軸方向が同時に固定化され、軸受の圧入に対応できる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0019】図7はチャック装置を用いた組立装置の全
体構造を示す縦断正面図であり、組立装置は中央部に位
置するチャック装置31を挾んで左右は等しい対称状の
構造になっている。
【0020】図7において、ベース台上にフランジヨー
ク1又はスリーブヨーク5を固持するチャック装置31
を設け、このチャック装置31の直上に、フランジヨー
ク1又はスリーブヨーク5と組合せたスパイダ3を保持
する心出し用の位置決め機構33を配置し、チャック装
置31で保持されたフランジヨーク1又はスリーブヨー
ク5を挾む両側に、ヨーク部8、8の上部両側に位置す
る拡開爪34、34と、ヨーク部8、8の軸受孔9、9
と同軸心状で軸方向に進退動自在となる圧入パンチ3
5、35と、圧入パンチ35、35に外嵌する状態で軸
方向に進退動するカシメパンチ36、36とが配置さ
れ、拡開爪34、34はチャック装置31の後方に設け
た拡開機構37によって拡開駆動される。
【0021】図1乃至図6のように、チャック装置31
は、平行するレール41、41上に水平状態で支持され
たベース台42の下面に固定外筒43の上端を固定し、
この外筒43の下部にシリンダ44を同軸心状の配置で
取付けた駆動機構45と、前記固定外筒43内に上端の
開口部から抜差自在に挿入して組込むフランジヨーク1
用のチャックユニット46と、同じく外筒43内に抜差
自在となるよう挿入して組込むスリーブヨーク5用のチ
ャックユニット47との組合せからなり、駆動機構45
を共用して両チャックユニット46と47の使用を選択
することにより、フランジヨーク1とスリーブヨーク5
の何れをもチャッキングできるようになっている。
【0022】前記駆動機構45は、ベース台42に設け
た段付孔48と同軸心状の配置となるよう固定外筒43
の上端をベース台42に固定し、固定外筒43の下端に
設けたリング状下板49を上下動自在に貫通するシリン
ダ44は下端のフランジ50と下板49の間に縮設した
スプリング51で下降弾性が付勢されている。
【0023】シリンダ44内に上下動するよう収納した
ピストン52のピストン杆53はこのシリンダ44の上
部を貫通して固定外筒43内に突出し、シリンダ44の
下部に設けたポート54、55からの圧力流体の給排に
よりピストン52は上下動すると共に、ピストン杆53
の上端には両チャックユニット46又は47とピストン
杆53を連結するための円筒状に形成された接続部材5
6が設けられている。
【0024】上記シリンダ44には、ピストン52及び
ピストン杆53を軸心に沿って貫通し、上端が接続部材
56の内部に臨む押上用のピン57が固定されている。
【0025】なお、シリンダ44とピストン杆53は、
固定外筒43の下板49に立設したガイドピン58にそ
れぞれ外周の凹溝59、60が外嵌し、回り止状態で軸
方向に移動するようになっている。
【0026】また、接続部材56の外側には、シリンダ
44の上端位置を検出し、シリンダ44に対する圧力流
体の給排を制御するためのセンサー61が取付けられて
いる。
【0027】前記フランジヨーク1用のチャックユニッ
ト46は、図1乃至図4に示すように、ベース台42の
段付孔48内に嵌め合せて着脱自在に取付ける環状プレ
ート62の下面に支持筒63を固定し、この支持筒63
の外側に昇降筒64を上下動自在に嵌挿し、支持筒63
の内部にコレットチャック65を収納すると共に、昇降
筒64の上部で軸心を挾む両側の位置に一対の押え爪6
6、66を揺動自在に枢着し、この昇降筒64の下部に
接続部材56との係合部67を設けて形成されている。
【0028】上記コレットチャック65は、支持筒63
内に昇降動が可能となるように挿入した可動筒68の上
端部内周面に上端広がりのテーパ面69を設け、この可
動筒68内に収納したコレット70の外周に上記テーパ
面69と対応するテーパ面71を設け、コレット70の
上端部外周の段部が環状プレート62の中央透孔72に
嵌合し、可動筒68内の下部に可動筒68とコレット7
0を上下相反する方向に押圧するスプリング73を縮設
し、可動筒68の下端中央に収納筒63の下部を貫通
し、チャックユニット46を固定外筒43内にセットし
たときその下端が押上用ピン57の上端に当接する突軸
74を設け、この突軸74の下端と支持筒63の間に可
動筒68を常時下降位置に引下げるスプリング75を縮
設して形成されている。
【0029】図2と図3に示すように、フランジヨーク
1はフランジ部10が環状プレート62上に支持されて
いんろう部11がコレット70の上端開口に嵌合し、押
上用のピン57で押上げられた可動筒68が上昇する
と、テーパ面69と71でコレット70が縮径し、いん
ろう部11を径方向からつかむことになる。
【0030】前記ピストン杆53に設けた接続部材56
と昇降筒64の下端に設けた係合部67の結合構造は、
図1や図3に示すように、接続部材56の外周面にL字
状の係合溝76を複数設け、昇降筒64はチャックユニ
ット46を固定外筒43内にセットした状態でその下端
部が接続部材56に外嵌する上下長さに設定され、この
昇降筒64の下端部内周面で各係合溝76と対応する位
置に、先端が係合溝76内に係合する係合部67を突設
して構成されている。
【0031】従って、チャックユニット46のセット時
において、係合部67を係合溝76の上下直径部に挿入
した後、チャックユニット46を少し回動させ、係合部
67を係合溝76の水平部分に係合させれば、昇降筒6
4と接続部56が軸方向に結合され、ピストン52の移
動によって昇降筒64に上下動が付与されることにな
る。
【0032】前記昇降筒64の上部に対する押え爪6
6、66の取付構造は、図1や図3等に示すように、昇
降筒64の上部両側に形成した窓孔77の両側に軸受部
78を設け、両端が両軸受部78で支持された軸79に
押え爪66の根元部分80を枢止している。
【0033】上記押え爪66は昇降筒64の外方に突出
する根元部分80の先端に立上り部81を設け、この立
上り部81の上端に爪先82を連成してコ字状に形成さ
れ、軸79を中心に揺動自在になると共に、軸79に組
込んだスプリング83で常時起立する方向の回動弾性が
付与されている。
【0034】なお、昇降筒64に対する押え爪66の取
付けのために、固定外筒43及び支持筒63の上部に押
え爪66を逃がす窓孔84、85が設けられ、ベース台
42の段付孔48には図2に示すように押え爪66、6
6が収まる凹欠部86が両側に設けられている。
【0035】図4は押え爪66が開いた状態を示し、下
降位置にあるシリンダ44に対してピストン52が上昇
位置にあり、昇降筒64が押上げられて上昇し、この昇
降筒64の上端に取付けた押え爪66は根元部分80の
上部傾斜面80aが環状プレート62の外周部下面に押
当てられ、この押当て部分によって押え爪66は外方に
開いた状態が保持され、環状プレート62上に対するフ
ランジヨーク1の着脱が自由となる。
【0036】図3は押え爪66が閉じて環状プレート6
2上のフランジヨーク1を固定した状態を示し、ポート
54から圧力流体を供給してピストン52を下降動させ
ると昇降筒64が引下げられ、下降した押え爪66の傾
斜面80aは環状プレート62から離れるためスプリン
グ83によって起立方向に回動し、立上り部81の内面
が環状プレート62の外周面に当接して直立状態が保持
され、この状態で更に下降することによって図3の如く
爪先82がフランジ部10の四隅を環状プレート62上
に押圧して挾持する。
【0037】押え爪66によるフランジ部10の押圧に
より昇降筒64を介してピストン52の下降動が停止し
た時点で、ポート54への圧力流体の供給が続くためシ
リンダ44がセンサー61で検出される位置まで上昇動
することになり、このシリンダ44と一体に上昇動する
押上用のピン57が可動筒68を押上げ、コレット70
を縮径させることによりいんろう部11を径方向からチ
ャッキングする。従って、フランジヨーク1は、軸方向
と径方向の固定が行なわれ、チャック装置に対して同軸
心状態に配置される。
【0038】次に、スリーブヨーク5用のチャックユニ
ット47は、図5と図6に示すように、ベース台42の
段付孔48内に嵌め合せて着脱自在に取付ける環状プレ
ート91の下面に保持筒92を設け、この保持筒92内
にコレットチャック93を収納している。
【0039】コレットチャック93は保持筒92内に収
納した固定筒94の上部内周面に上端広がりのテーパ面
95を設け、この固定筒94内に、スリーブ13が嵌合
する内径を有し上部外周面に上記テーパ面95と対応す
るテーパ面96を設けたコレット97を上下動可能に収
納し、保持筒92の下面から下方に突出するコレット9
7の下端に接続部材56との係合部98を設けて形成さ
れている。
【0040】上記環状プレート91は、上面の中央部に
スリーブヨーク5の基部が嵌合して納まる凹段部99
と、この凹段部99から下面に貫通するスリーブ挿入孔
100とが設けられ、コレット97の係合部98は、コ
レット97の下端に接続部材56へ外嵌するよう設けた
円筒体101の内周面で各係合溝76と対応する位置に
突設され、フランジヨーク用のチャックユニット46と
同じように、接続部材56に対して結合する。
【0041】図6はスリーブヨーク5のチャッキング状
態を示し、ポート54から圧力流体を供給してピストン
52を下降位置にするとコレット97が引下げられて縮
径し、スリーブ13をチャッキングし、スリーブヨーク
5を心出し状態で固定化する。
【0042】なお、ピストン52の下降後にシリンダ4
4と押上用のピン57は上昇動するが、押上用のピン5
7はチャックユニット47に対して作用しないようにな
っている。
【0043】この発明のチャック装置は上記のような構
成であり、駆動機構45に対してフランジヨーク用のチ
ャックユニット46とスリーブヨークのチャックユニッ
ト47を用意し、両チャックユニット46又は47の使
用を選択することにより、フランジヨーク1とスリーブ
ヨーク5のチャッキングが駆動機構45を共用して行な
える。
【0044】先ず、フランジヨーク1をチャッキングす
るには、駆動機構45におけるシリンダ44のポート5
5に圧力流体を供給し、ピストン52を押上げて接続部
材56を上昇させた状態で、駆動機構45の固定外筒4
3内にフランジヨーク用のチャックユニット46を挿入
し、下端の係合部67を接続部材56と連結したセット
状態とすれば、図4に示したように、両側の押え爪66
は外方に開いている。
【0045】チャックユニット46の環状プレート62
上にフランジヨーク1を載置した状態で圧力流体の供給
をポート54に切換えると、ピストン52が下降して押
え爪66が起立し、図3のように、爪先82でフランジ
部10を押圧挾持した後、シリング44と共に押上用の
ピン57が上昇し、コレット70が縮径していんろう部
11をつかむことになる。
【0046】なお、フランジヨーク1を取外すには、圧
力流体をポート55に供給してピストン52を上昇動さ
せればよく、コレット70は拡開すると共に押え爪66
は両側に開くことになる。
【0047】次にスリーブヨーク5をチャッキングする
場合は、駆動機構45に対してチャックユニット46と
47をフランジヨーク用からスリーブヨーク用に取換え
ればよく、図5と図6に示したように、環状プレート9
1上に載置したスリーブヨーク5のスリーブ13をつか
むことができる。
【0048】
【効果】以上のように、この発明によると、駆動機構に
対して着脱自在にセットするフランジヨーク用チャック
ユニットとスリーブヨーク用チャックユニットを用い、
両チャックユニットを選択することによりフランジヨー
クとスリーブヨークのチャッキングが可能となり、駆動
機構を共用することにより、ヨークの種類に合わせて個
々に専用のチャック装置を用意する場合に比べ製作コス
トの削減が図れ、経済的に有利となる。
【0049】また、両チャックユニットは、何れも軸受
を圧入してスパイダを組込まんとするヨークを径方向及
び上下軸方向に対して固定化でき、従って軸受圧入及び
カシメ加工のためにヨークを正確に位置決め保持するこ
とができ、ヨークの軸受孔に対する軸受の圧入を自動化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るチャック装置のフランジヨーク
をチャッキングした縦断正面図
【図2】同上の平面図
【図3】図1の矢印A−Aに沿う縦断側面図
【図4】同上の押え爪が開いた状態を示す縦断側面図
【図5】スリーブヨークのチャッキング状態を示す縦断
正面図
【図6】図5の矢印B−Bに沿う縦断側面図
【図7】チャック装置を用いたカルダン継手の組立装置
を示す概略構造の縦断正面図
【図8】プロペラシャフトの正面図
【図9】同上におけるカルダン継手のフランジヨークを
示す縦断面図
【図10】同じくスリーブヨークを示す一部切欠正面図
【符号の説明】
1 フランジヨーク 5 スリーブヨーク 31 チャック装置 43 固定外筒 44 シリンダ 45 駆動機構 46 フランジヨーク用のチャックユニット 47 スリーブヨーク用のチャックユニット 56 接続部材 57 押上用のピン 65 コレットチャック 66 押え爪 67 係合部 93 コレットチャック 98 係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 31/10 B23B 31/18 F16D 3/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定外筒の下部にシリンダを上下に移動
    自在となるよう同軸心状に取付け、このシリンダにピス
    トン杆の軸心を貫通して先端が外筒内に臨む押上用のピ
    ンを固定し、ピストン杆の固定外筒内に突出する先端に
    接続部材を固定した駆動機構と、前記駆動機構の固定外
    筒内に上端の開口部から抜差自在に挿入して組込むフラ
    ンジヨーク用のチャックユニットと、同じく固定外筒内
    に抜差自在に挿入して組込むスリーブヨーク用のチャッ
    クユニットとからなり、前記フランジヨーク用のチャッ
    クユニットは、上端を固定外筒の上端部に載置固定する
    支持筒の外部に昇降筒を上下動自在に嵌挿し、支持筒の
    内部に押上用のピンによる押上げで縮径してフランジヨ
    ークのいんろう部を掴持するコレットチャックを収納
    し、前記昇降筒の上部周囲に昇降筒の下降動でフランジ
    ヨークのフランジ部をコレットチャック上に押圧保持す
    る複数の押え爪を揺動自在に枢止し、この昇降筒の下部
    に接続部材との係合部を設けて形成され、前記スリーブ
    ヨーク用のチャックユニットは、上端を固定外筒の上部
    に載置固定する支持筒内にスリーブヨークのスリーブを
    収納する筒状のコレットチャックを組込み、このコレッ
    トチャックにおけるコレットの下端に接続部材との係合
    部を設けて形成されているカルダン継手用のチャック装
    置。
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