JP3024336B2 - 車両用ドア構造 - Google Patents

車両用ドア構造

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JP3024336B2
JP3024336B2 JP4013670A JP1367092A JP3024336B2 JP 3024336 B2 JP3024336 B2 JP 3024336B2 JP 4013670 A JP4013670 A JP 4013670A JP 1367092 A JP1367092 A JP 1367092A JP 3024336 B2 JP3024336 B2 JP 3024336B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用ドア構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の一般的なドア構造としては、ア
ウタパネルとインナパネルとを接合してドア本体を形成
し、このドア本体内に昇降自在なドアガラスを設けた構
造となっている(特開昭59−34923号公報参
照)。このアウタパネルやインナパネルはドアに必要な
強度剛性を担う構造部材であるため、このアウタパネル
やインナパネルに切欠部や開口部を形成することはドア
強度上の面から好ましくない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら一方で、
ドア全体の重量軽減を図るために、インナパネルのう
ち、アウタパネルとの接合に必要な周辺部分のみを残
し、その他の部分を切り欠いて大きめの開放部を形成し
たいという要求がある。但し、このような開放部をイン
ナパネルに形成すると、特にインナパネル上端部のウェ
スト部における前端部及び後端部の強度剛性低下を招く
ために実施が困難である。
【0004】この発明はこのような従来の要求に応える
べくなされたものであり、インナパネルに大きめの開放
部を設けても、ドアの特にウェスト部における前端部及
び/又は後端部の強度剛性が低下しない車両用ドア構造
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用ド
ア構造は、上記の目的を達成するために、前後周辺部及
び下側周辺部だけを残した状態で開放部が上側から切欠
き形成されたインナパネルをアウタパネルに接合して成
る車両用ドア構造であって、上記インナパネルの前後周
辺部におけるウェスト部を形成する前端部及び/又は後
端部に、該前端部及び/又は後端部の開放部側の縁部と
対応するインナパネルの周縁部との間に跨がって接合さ
れて閉断面構造を構成するもので、開放部側接合部と周
縁部側接合部とこれら両接合部をつなぐ傾斜部とからな
る垂直面部と、該垂直面部の開放部側接合部と傾斜部の
下端に曲折形成した水平部とを有するブレースを設ける
と共に、垂直面部の上縁を前端部及び/又は後端部に対
して隙間なく密着状態で接合したものである。
【0006】
【作用】インナパネルのウェスト部における前端部及び
/又は後端部とブレースの垂直面部とで閉断面構造が構
成されるため、インナパネルに開放部を形成したもので
ありながら、該ウェスト部の前端部及び/又は後端部に
おける強度剛性の低下を防ぐことができる。また、ブレ
ースの垂直面部の下端には水平面部が一体的に形成され
ているため、この水平面部が垂直面部に対して一種の補
強リブ的役割を果たし、ブレース自体の強度向上が図ら
れ、ひいては前記閉断面構造の強度剛性も高まることと
なる。更に、垂直面部の上縁が前端部及び/又は後端部
に対して隙間なく密着状態で接合されているため、ドア
のウェスト部から侵入した水は、必ず垂直面部の表面側
を流れ落ちることになり、垂直面部の表面側を流れ落ち
る水は、水平面部の存在により、該水平面部下方の機構
を避けた状態で排水される。
【0007】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1〜図4
に基づいて説明する。この実施例は自動車の左フロント
ドアを示すものである。尚、図中において、Yが前後方
向、Xが左右方向である。
【0008】まず、図1に、このドアの全体構造を示し
た。すなわち、1がアウタモジュールで、2が昇降モジ
ュールで、3がインナモジュールである。以下、各モジ
ュール1、2、3の構造を説明する。
【0009】アウタモジュール:このアウタモジュール
1は、主にアウタパネル4とインナパネル5とから構成
されている。アウタパネル4の外面にはモールド6が取
付けられており、またウェスト部Wには別のモールド7
がそれぞれ取付けられている。また、このアウタパネル
4の内面には、強度剛性を高めるためのレインフォース
8とガード部材9が設けられる。インナパネル5の全面
には大きな開放部10が上側から切欠き形成してあり、
このインナパネル5のウェスト部Wにおける前端部12
にはレインフォース11が、後端部13には本発明に係
るブレース14がそれぞれ取付けられている。そして、
このインナパネル5の前端面には上下ヒンジ部15も取
付けてある。
【0010】昇降モジュール:この昇降モジュール2
は、主にドアガラス16、コーナピース17、レギュレ
ータ18、ドアインナウェストレインフォース19とか
ら構成されている。
【0011】インナモジュール:このインナモジュール
3は、主にトリム本体20、ポケット形成部材21、開
閉操作部22等から構成されている。
【0012】ブレース: 次に、図3及び図4を用いてブレース14を説明する。
このブレース14は、インナパネル5のウェスト部Wに
位置している断面視略L字状の後端部13で、該後端部
13の開放部10の縁部と、対応するインナパネル5の
周縁部との間に跨がって接合され、閉断面構造28を構
成している。このブレース14は、垂直面部25と水平
面部32とから形成されている。垂直面部25は、開放
部側接合部23と、周縁部側接合部24と、これらをつ
なぐ傾斜部26とから形成されている。また、この垂直
面部25の周縁部側接合部24にはアウタパネル4と平
行なドアアウタウェストレインフォース27も一緒に接
合されている。尚、垂直面部25の上縁25aは、後端
部13に対して隙間なく密着状態で接合されている。こ
の実施例に係るインナパネル5の後端部13は、前述の
ように、大きめの開放部10を設けたものでありなが
ら、垂直面部25との間に閉断面構造28が形成される
ために強度剛性が格段に向上する。また、この傾斜部2
6には取付孔29が、後端部13には溶接ナット30付
きの取付孔31が各々設けられており、各種ドア部品が
取付けられるようにもなっている。
【0013】一方、ブレース14の垂直面部25におけ
る開放部側接合部23及び傾斜部26の下端には、若干
前側FRへ向けて下がり傾斜状態とした水平面部32が
曲折形成してある。そして、この水平面部32のアウタ
パネル4側の縁部には更に上向きフランジ33が形成し
てある。
【0014】この水平面部32は垂直面部25に対して
一種の補強リブ的役割を果たし、ブレース14自体の強
度向上を図ると共に前記閉断面構造28の強度剛性も高
める。
【0015】また、この水平面部32が下方のロック孔
34に固定される図示していないドアロック装置に対し
て上方からの遮蔽板となるため防盗性の面においても優
れる。尚、35は図示していないストライカが通過する
孔である。
【0016】更に、ドアのウェスト部Wから水が侵入し
ても、垂直面部25の上縁25aが後端部13に対して
隙間なく密着状態で接合されているため、侵入した水は
ブレース14とインナパネル5との間に入り込むことな
く、必ず垂直部25の表面側を流れ落ちることになる。
そして、ブレース14の表面側を流れる水は、水平面部
32の存在により、ドアロック装置を避けた状態で排水
されるため、このような侵入水に起因したドアロック装
置の凍結を未然に防止することができる。しかも、この
水平面部32には上向きフランジ33が形成されている
ため、侵入水の流れを一定方向に規制でき、侵入水をド
ア下端部の排水孔(図示せぬ)へ確実に導けるようにな
っている。
【0017】尚、以上の説明において、インナパネル5
の後端部13だけにブレース14を設ける例を示した
が、前端部12に設けても良く、後端部13と前端部1
2の両方に設けても良い。また、ブレース14の垂直面
部25及び水平面部32は必ずしも厳密な意味でも「垂
直」「水平」が要求されるものでなく、多少傾斜してい
ても良いし、インナパネル5の表面形状に応じて多少凹
凸形状を呈していても良い。
【0018】
【発明の効果】この発明に係る車両用ドア構造は、以上
説明してきた如き内容のものであって、インナパネルの
ウェスト部における前端部及び/又は後端部とブレース
の垂直面部とで閉断面構造が構成されるため、インナパ
ネルに開放部を形成したものでありながら、該ウェスト
部の前端部及び/又は後端部における強度剛性の低下を
防ぐことができる。また、ブレースの垂直面部の下端に
は水平面部が一体的に形成されているため、この水平面
部が垂直面部に対して一種の補強リブ的役割を果たし、
ブレース自体の強度向上が図られ、ひいては前記閉断面
構造の強度剛性も高まることとなる。更に、垂直面部の
上縁が前端部及び/又は後端部に対して隙間なく密着状
態で接合されているため、ドアのウェスト部から侵入し
た水は、必ず垂直面部の表面側を流れ落ちることにな
り、垂直面部の表面側を流れ落ちる水は、水平面部の存
在により、該水平面部下方の機構を避けた状態で排水さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るドア構造を示す組立
図である。
【図2】アウタモジュールの構造を示す組立図である。
【図3】インナパネルの後端部を示す拡大図である。
【図4】図3中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【符号の説明】
5 インナパネル 10 開放部 12 インナパネルの前端部 13 インナパネルの後端部 14 ブレース 23 開放部側接合部 24 周縁部側接合部 25 垂直面部 26 傾斜部 28 閉断面構造 32 水平面部 W ウェスト部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/00 B60J 5/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後周辺部及び下側周辺部だけを残した
    状態で開放部が上側から切欠き形成されたインナパネル
    をアウタパネルに接合して成る車両用ドア構造であっ
    て、 上記インナパネルの前後周辺部におけるウェスト部を形
    成する前端部及び/又は後端部に、該前端部及び/又は
    後端部の開放部側の縁部と対応するインナパネルの周縁
    部との間に跨がって接合されて閉断面構造を構成するも
    ので、開放部側接合部と周縁部側接合部とこれら両接合
    部をつなぐ傾斜部とからなる垂直面部と、該垂直面部の
    開放部側接合部と傾斜部の下端に曲折形成した水平部と
    を有するブレースを設けると共に、垂直面部の上縁を前
    端部及び/又は後端部に対して隙間なく密着状態で接合
    したことを特徴とする車両用ドア構造。
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US07/996,971 US5355629A (en) 1991-12-28 1992-12-23 Door structure for vehicle
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1037030C (zh) * 1993-09-01 1998-01-14 夏普公司 液晶显示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1037030C (zh) * 1993-09-01 1998-01-14 夏普公司 液晶显示装置

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