JP3024254B2 - 曲線描画方法及び装置 - Google Patents

曲線描画方法及び装置

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JP3024254B2
JP3024254B2 JP11457791A JP11457791A JP3024254B2 JP 3024254 B2 JP3024254 B2 JP 3024254B2 JP 11457791 A JP11457791 A JP 11457791A JP 11457791 A JP11457791 A JP 11457791A JP 3024254 B2 JP3024254 B2 JP 3024254B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータディスプ
レイにおいてウインドウ表示を行う場合等、限定された
特定の表示領域内に曲線を描画する場合等に適用して好
適な曲線描画方法及び装置、より詳しくは、表示領域外
にある曲線の処理に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、限定された特定の表示領域に曲線
を描画する場合において、表示領域外に存在する曲線を
描画の対象から除外する方法としては、入力される曲
線上の点の座標を1点ずつ算出した後、算出された点の
座標が表示領域内にあるか否かを判断して、表示領域外
に存在する曲線を描画の対象から除外する方法や、入
力される曲線を直線列に近似した後、この近似した直線
列を構成する各直線につき、表示領域内に存在する直線
か否か、あるいは、表示領域内と表示領域外にわたる直
線か否かを判断して、完全に表示領域外に存在する直
線、及び、表示領域内と表示領域外にわたる直線につい
ては表示領域外の部分を描画の対象から除外する方法が
使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の曲線描画
方法においては、曲線上の点の算出や、曲線の直線列へ
の近似処理を行った後に、表示領域外の部分を描画の対
象から除去するようにしているため、表示領域外の曲線
について行われる曲線上の点の算出や、直線列への近似
処理は、多大な計算処理を必要とするにも関わらず、全
く無駄となってしまい、これが描画処理の高速化を阻害
しているという問題点があった。
【0004】本発明は、かかる点に鑑み、描画処理の高
速化を図ることができるようにした曲線描画方法及び装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による曲線描画方
法は、凸閉包性を有する曲線について描画を行う場合、
描画を行うに必要な曲線処理を行う前に、曲線の形状を
制御する制御点の表示領域に対する位置を検出し、制
御点が全て、表示領域のX方向の下限よりも更に下限の
領域に存在している曲線、制御点が全て、表示領域の
X方向の上限よりも更に上限の領域に存在している曲
線、制御点が全て、表示領域のY方向の下限よりも更
に下限の領域に存在している曲線、及び、制御点が全
て、表示領域のY方向の上限よりも更に上限の領域に存
在している曲線については、描画を行うに必要な曲線処
理を行わないか、又は、始点と終点とを結ぶ直線に処理
するか、又は、制御点間を結ぶ直線列に処理する、とい
うものである。
【0006】また、本発明による曲線描画装置は、凸閉
包性を有する曲線の形状を制御する制御点のデータを入
力する制御点データ入力手段と、この制御点データ入力
手段を介して入力された制御点のデータから制御点の表
示領域に対する位置を検出する制御点位置検出手段と、
この制御点位置検出手段により検出された制御点の位置
情報から曲線の表示領域に対する位置を判定する曲線領
域判定手段とを設け、この曲線領域判定手段によって、
表示領域のX方向の下限よりも更に下限の領域に存在
している曲線、表示領域のX方向の上限よりも更に上
限の領域に存在している曲線、表示領域のY方向の下
限よりも更に下限の領域に存在している曲線、又は、
表示領域のY方向の上限よりも更に上限の領域に存在し
ていると判断された曲線については、描画を行うに必要
な曲線処理を行わないように構成するか、又は、始点と
終点とを結ぶ直線に処理するように構成するか、又は、
制御点間を結ぶ直線列に処理するように構成するという
ものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、凸閉包性を有する曲線につい
て描画を行う場合、表示領域外に存在している曲線につ
いては、描画に必要な曲線処理の対象から除外すること
ができるので、曲線処理を行った後に表示領域外に存在
している曲線を描画の対象から除去する場合に比較し
て、曲線処理に費やす時間を短くすることができる。な
お、曲線の始点と終点とを結ぶ直線への処理及び制御点
間を結ぶ直線列への処理は、例えば、対象となる曲線
が、その内部を塗り漬す輪郭の一部となっている場合に
有効な処理である。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図9を参照して本発明の第1実
施例及び第2実施例について説明する。
【0009】第1実施例・・・図1〜図7 図1は本発明による曲線描画装置の第1実施例の要部を
示す図であり、本実施例は、3次Bスプライン曲線を描
画する装置の例である。図中、1は3次Bスプライン曲
線の制御点データを入力する制御点データ入力手段であ
り、この制御点データ入力手段1は、具体的には図2に
示すように、制御点データ入力路2と、レジスタ選択信
号発生回路3とを設けて構成されている。ここに、レジ
スタ選択信号発生回路3には制御点データ書込み信号が
入力されるが、このレジスタ選択信号発生回路3は、制
御点データ書込み信号が入力された場合に、順次入力さ
れる制御点データを後述する制御点データ格納手段のレ
ジスタに順に書き込むためのレジスタ選択信号RS1〜
RSmを出力するものである。
【0010】また、図1において、4は制御点データ入
力手段1を介して入力される制御点データを格納する制
御点データ格納手段であり、この制御点データ格納手段
4は、具体的には図3に示すように、m個の制御点
1、Q2・・・Qmのデータ(座標値)を格納するm個
のレジスタ51、52・・・5mを設けて構成されてい
る。なお、制御点Q1、Q2・・・Qmの座標値は、それ
ぞれ制御点データ入力手段1のレジスタ選択信号発生回
路3から供給されるレジスタ選択信号RS1、RS2・
・・RSmに基づいてそれぞれレジスタ51、52・・・
mに格納される。
【0011】また、図1において、6は各制御点Q1
2・・・Qmが表示領域に対してどの領域に存在してい
るかを検出する制御点位置検出手段であるが、本実施例
においては、図4aに示すように、四辺形の表示領域7
と、この表示領域7の周辺領域8からなる四辺形の平面
領域9を設定し、図4bに斜線を施して示すように、表
示領域7のX方向の下限よりも更に下限の領域を領域Z
1、図4cに斜線を施して示すように、表示領域7のX
方向の上限よりも更に上限の領域を領域Z2、図4dに
斜線を施して示すように、表示領域7のY方向の下限よ
りも更に下限の領域を領域Z3、図4eに斜線を施して
示すように、表示領域7のY方向の上限よりも更に上限
の領域を領域Z4と定義して、制御点Q1、Q2・・・Q
mの位置を検出するようにしている。
【0012】そこで、本実施例においては、制御点位置
検出手段6は、図5に示すように構成されている。図
中、10は表示領域7のX方向の下限値を格納するレジ
スタ、11は表示領域7のX方向の上限値を格納するレ
ジスタ、12は表示領域7のY方向の下限値を格納する
レジスタ、13は表示領域7のY方向の上限値を格納す
るレジスタである。また、14は制御点データ格納手段
4のレジスタ51、52・・・5mに格納された制御点
1、Q2・・・Qmの座標値とレジスタ10に格納され
ている表示領域7のX方向の下限値とを比較する比較回
路、15は制御点データ格納手段4のレジスタ51、52
・・・5mに格納された制御点Q1、Q2・・・Qmの座標
値とレジスタ11に格納されている表示領域7のX方向
の上限値とを比較する比較回路、16は制御点データ格
納手段4のレジスタ51、52・・・・5mに格納された
制御点Q1、Q2・・・Qmの座標値とレジスタ12に格
納されている表示領域7のY方向の下限値とを比較する
比較回路、17は制御点データ格納手段4のレジスタ5
1、52・・・5mに格納された制御点Q1、Q2・・・Qm
の座標値とレジスタ13に格納されている表示領域7の
Y方向の上限値とを比較する比較回路である。また、1
8は比較回路14〜17から出力される比較結果に基づ
いて制御点Q1、Q2・・・Qmの位置が領域Z1、Z
2、Z3、Z4のどの領域に存在しているかを示す制御
点位置情報を生成する制御点位置情報生成回路である。
【0013】また、図1において、19は制御点位置検
出手段6から出力される制御点位置情報に基づいて、制
御点Q1、Q2・・・Qmで表示される曲線が表示領域外
に存在しているか否かを判定する曲線領域判定手段であ
り、具体的には、図6に示すように構成されている。図
中、201、202・・・20mは制御点Q1、Q2・・・
mの位置情報を格納するレジスタ、21はレジスタ2
1、202・・・20mに格納されている制御点位置情
報から曲線が表示領域外に存在しているか否かを判定
し、制御点データ格納手段4のレジスタ51、52・・・
mに格納されている制御点Q1、Q2・・・Qmにより表
示される曲線はその一部又は全部が表示領域内に存在す
る可能性がある旨あるいは制御点データ格納手段4のレ
ジスタ51、52・・・5mに格納されている制御点Q1
2・・・Qmにより表示される曲線は表示領域外に存在
する旨の曲線領域判定情報を出力する曲線領域判定回路
である。
【0014】また、図1において、22は曲線処理手段
であり、この曲線処理手段22は、曲線領域判定手段1
9から出力される曲線領域判定情報が、制御点データ格
納手段4のレジスタ51、52・・・5mに格納されてい
る制御点Q1、Q2・・・Qmにより表示される曲線はそ
の一部又は全部が表示領域内に存在する可能性がある旨
の情報である場合には、制御点データ格納手段4のレジ
スタ51、52・・・5mに格納されている制御点Q1、Q
2・・・Qmの座標値を取り込み、対応する曲線を直線列
に処理し、また、曲線領域判定手段19から出力される
曲線領域判定情報が、制御点データ格納手段4のレジス
タ51、52・・・5mに格納されている制御点Q1、Q2
・・・Qmにより表示される曲線は表示領域外に存在す
る旨の情報である場合には、制御点データ格納手段4の
レジスタ51、52・・・・5mに格納されている制御点
1、Q2・・・Qmの座標値を取り込まず、なんら曲線
処理を行わないように構成される。
【0015】また、図1において、23は曲線処理手段
22から出力される表示情報を格納する表示用メモリ、
24は表示用メモリ23に格納された表示情報に基づい
て曲線を表示するCRTである。
【0016】このように構成された第1実施例におい
て、例えば、図7に示すように、制御点Q11〜Q14、Q
21〜Q24、Q31〜Q34がそれぞれ入力された場合につ
き、これがどのように処理されるかについて説明する。
【0017】(1)制御点Q11〜Q14が入力された場合 制御点データ入力手段1を介して入力された制御点Q11
〜Q14は制御点データ格納手段4のレジスタ51〜54
格納され、制御点位置検出手段6によって領域Z1〜Z
4のうち、どの領域に存在しているか、即ち、どの領域
に属しているかが判断される。この例では、表1に示す
ように、制御点Q11は領域Z1、Z4に属し、制御点Q
12は領域Z1、Z4に属し、制御点Q13は領域Z4に属
し、制御点Q14は領域Z4に属していると判断される。
【0018】
【表1】
【0019】この結果、曲線領域判定手段19は、制御
点Q11〜Q14の全てが領域Z4に共通して属しているこ
とを確認するが、この場合には、制御点Q11〜Q14で表
示される3次Bスプライン曲線25(図7に示した曲線
25は正確な3次Bスプライン曲線ではない)は、表示
領域7の外側に存在することになるので、曲線領域判定
手段19は、その旨の情報を曲線処理手段22に伝え
る。この結果、曲線処理手段22は、制御点Q11〜Q14
の座標値を制御点データ格納手段4から取り込まず、制
御点Q11〜Q14で表示される3次Bスプライン曲線につ
いては、曲線処理を行わない。
【0020】(2)制御点Q21〜Q24が入力された場合 この場合には、表2に示すように、制御点Q21は領域Z
2、Z4に属し、制御点Q22は領域Z2に属し、制御点
23は領域Z2、Z3に属し、制御点Q24は領域Z3に
属していると判断される。
【0021】
【表2】
【0022】この結果、曲線領域判定手段19は、領域
Z1〜Z4のいずれか一の領域内に制御点Q21〜Q24
全てが共通して属していない場合であることを確認する
が、この場合には、制御点Q21〜Q24で表示される3次
Bスプライン曲線26(図7に示した曲線26は正確な
3次Bスプライン曲線ではない)はその一部又は全部が
表示領域7内に存在する可能性があるので、曲線領域判
定手段19は、制御点Q21〜Q24で表示される3次Bス
プライン曲線26はその一部又は全部が表示領域7に存
在する可能性がある旨の曲線領域判定情報を曲線処理手
段22に伝える。この結果、曲線処理手段22は、制御
点Q21〜Q24の座標値を制御点データ格納手段4から取
り込み、制御点Q21〜Q24で表示される3次Bスプライ
ン曲線26を直線列に処理することになる。
【0023】(3)制御点Q31〜Q34が入力された場合 この場合には、表3に示すように、制御点Q31は領域Z
1、Z3に属し、制御点Q32は領域Z1に属し、制御点
33はどの領域にも属さず、制御点Q34は領域Z2に属
していると判断される。
【0024】
【表3】
【0025】この結果、曲線領域判定手段19は、領域
Z1〜Z4のいずれか一の領域内に制御点Q31〜Q34
全てが共通して属していない場合であることを確認する
が、この場合には、制御点Q31〜Q34で表示される3次
Bスプライン曲線27(図7に示した曲線27は正確な
3次Bスプライン曲線ではない)はその一部又は全部が
表示領域7内に存在する可能性があるので、曲線領域判
定手段19は、制御点Q31〜Q34で表示される3次Bス
プライン曲線27はその一部又は全部が表示領域7内に
存在する可能性がある旨の曲線領域判定情報を曲線処理
手段22に伝える。この結果、曲線処理手段22は、制
御点Q31〜Q34の座標値を制御点データ格納手段4から
取り込み、制御点Q31〜Q34で表示される3次Bスプラ
イン曲線27を直線列に処理することになる。
【0026】かかる第1実施例によれば、3次Bスプラ
イン曲線については、描画を行うに必要な曲線処理を行
う前に、表示領域にあるか否かを判断して、表示領域外
にしている場合、即ち、描画処理が必要でない場合に
は、曲線処理を行わないようにしているので、曲線処理
を行った後に、表示領域外の部分を描画の対象から除去
する処理を行う場合に比較して、曲線処理に費やす時間
を短くし、描画処理の高速化を図ることができる。
【0027】第2実施例・・・図8、図9 図8は本発明による曲線描画装置の第2実施例の要部を
示す図であり、本実施例は、3次ベジェ曲線を含む原パ
ターンを復元する装置の例である。
【0028】図中、28は3次ベジェ曲線の制御点デー
タを入力する制御点データ入力手段、29は制御点デー
タ入力手段28を介して入力される制御点データを格納
する制御点データ格納手段、30は制御点が図4に示す
ように定義される領域Z1〜Z4のどの領域に存在する
かを検出する制御点位置検出手段、31は制御点位置検
出手段30から出力される制御点位置情報に基づいて制
御点で表示される曲線が表示領域外に存在しているか否
かを判定する曲線領域判定手段、32は曲線領域判定手
段31から出力される曲線領域判定情報が、制御点デー
タ格納手段29に格納された制御点により表示される3
次ベジェ曲線の線分の一部又は全部が表示領域7内に存
在している旨の情報である場合には、制御点データ格納
手段29に格納されている制御点の座標値を取り込み、
対応する曲線を直線列に近似処理し、また、曲線領域判
定情報が、制御点データ格納手段29に格納された制御
点により表示される3次ベジェ曲線が表示領域7外に存
在している旨の情報である場合には、制御点データ格納
手段29に格納されている制御点の座標値中、始点及び
終点となる制御点の座標値を取り込み、対象となる曲線
を始点と終点とを結ぶ直線に処理する曲線処理手段であ
る。なお、制御点データ入力手段28、制御点データ格
納手段29、制御点位置検出手段30、曲線領域判定手
段31は、第1実施例と同様に構成される。
【0029】また、33は曲線処理手段32から出力さ
れる輪郭データを入力するための輪郭データ入力手段、
34は輪郭データ入力手段33を介して入力される輪郭
データについてX方向の始点及び終点の座標値が復元領
域の走査方向に対してどの位置にあるかを判断する直線
領域判断手段、35は直線領域判断手段34からの情報
から対象としている直線のX方向の座標値が復元領域の
X方向の下限値よりも小さい場合には、その直線をY方
向に平行な直線に変更する直線座標変更手段、36は輪
郭を復元する輪郭復元手段、37は復元された輪郭から
判別点を抽出する判別点抽出手段、38は抽出された判
別点が復元領域に対してどの領域に存在しているかを判
定する領域判定手段、39は領域判定手段38の情報を
もとに、判別点が復元領域内部に存在している場合に
は、対応する位置にそのまま判別点を設定し、判別点が
復元領域X方向の下限値より小さくてY方向では復元領
域の下限値と上限値の間に存在している場合には、その
判別点を復元領域のX方向の下限値上に設定し、それ以
外の場合には、判別点を設定しない処理を行う判別点設
定手段、40は判別点を設定し原画像を復元するための
原画像復元領域、41は設定された判別点間の画素を設
定し、輪郭内部を塗りつぶす処理を行う塗り漬し手段、
42は表示用メモリ、43はCRTである。
【0030】このように構成された本実施例において、
例えば、図9に示すように、3次ベジェ曲線44(図9
に示した曲線44は正確な3次ベジェ曲線ではない)を
表示する制御点Q41〜Q44、直線45を表示する制御点
44、Q51、3次ベジェ曲線46(図9に示した曲線4
6は正確な3次ベジェ曲線ではない)を表示する制御点
51〜Q54、直線47を表示する制御点Q54、Q61、直
線48を表示する制御点Q61、Q41が入力された場合に
ついて説明する。
【0031】(1)制御点Q41〜Q44が入力された場合 制御点データ入力手段28を介して入力された制御点Q
41〜Q44は制御点データ格納手段29に格納され、制御
点位置検出手段30によって、領域Z1〜Z4のうち、
どの領域に存在しているか、即ち、どの領域に属してい
るかが判断される。この例では、表4に示すように、制
御点Q41は領域Z1、Z3に属し、制御点Q42は領域Z
1、Z3に属し、制御点Q43は領域Z1に属し、制御点
44は領域Z1、領域Z4に属していると判断される。
【0032】
【表4】
【0033】この結果、曲線領域判定手段31は、制御
点Q41〜Q44の全てが、領域Z1に共通して属している
場合であることを確認するが、この場合には、制御点Q
41〜Q44で表示される3次ベジェ曲線44は、表示領域
7の外側に存在することになるので、曲線領域判定手段
31は、制御点Q41〜Q44で表示される3次ベジェ曲線
44は表示領域7の外部にある旨の曲線領域判定情報を
曲線処理手段32に伝える。この結果、曲線処理手段3
2は制御点Q41〜Q44の座標値を制御点データ格納手段
29から取り込み、制御点Q41〜Q44で表示される3次
ベジェ曲線44を制御点Q41(始点)と制御点Q44(終
点)とを結ぶ直線に処理する。
【0034】(2)制御点Q44、Q51が入力された場合 かかる直線45を表示する制御点Q44、Q51は、制御点
データ入力手段28、制御点データ格納手段29、曲線
処理手段32を介して輪郭点データ入力手段33に出力
される。
【0035】(3)制御点Q51〜Q54が入力された場合 この場合には、表5に示すように、制御点Q51は領域Z
4に属し、制御点Q52は領域Z2に属し、制御点Q53
領域Z2に属し、制御点Q54は領域Z2、Z3に属して
いると判断される。
【0036】
【表5】
【0037】この結果、曲線領域判定手段31は、領域
Z1〜Z4のいずれか一の領域内に制御点Q51〜Q54
全てが存在していない場合であることを確認するが、こ
の場合には、制御点Q51〜Q54で表示される3次ベジェ
曲線46はその一部又は全部が表示領域7内に存在する
可能性があるので、曲線領域判定手段31は、制御点Q
51〜Q54で表示される3次ベジェ曲線46はその一部又
は全部が表示領域7に存在する可能性がある旨の情報を
曲線処理手段32に伝える。この結果、曲線処理手段3
2は、制御点Q51〜Q54の座標値を制御点データ格納手
段29から取り込み、制御点Q51〜Q54で表示される3
次ベジェ曲線46を直線列に近似処理することになる。
【0038】(4)制御点Q54、Q61が入力された場合 かかる直線47を表示する制御点Q54〜Q61は、制御点
データ入力手段28、制御点データ格納手段29、曲線
処理手段32を介して輪郭点データ入力手段33に出力
される。
【0039】(5)制御点Q61、Q41が入力された場合 かかる直線48を表示する制御点Q61〜Q41は、制御点
データ入力手段28、制御点データ格納手段29、曲線
処理手段32を介して輪郭点データ入力手段33に出力
される。
【0040】かかる第2実施例によれば、3次ベジェ曲
線については、描画を行うに必要な曲線処理を行う前
に、表示領域にあるか否かを判断して、曲線が表示領域
外に存在している場合には、輪郭内を塗り漬すに必要な
最小限の処理を行うようにしているので、曲線上の点の
算出や、曲線の直線列への近似処理等、描画を行うに必
要な曲線処理を行った後に、輪郭処理を行う場合に比較
して、曲線処理に費やす時間を短くし、描画処理の高速
化を図ることができる。
【0041】なお、第2実施例においては、3次ベジェ
曲線が表示領域外にある場合、始点と終点とを結ぶ直線
に処理するようにした場合につき述べたが、この代わり
に、制御点間を結ぶ直線列に処理するようにしても良
い。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、凸閉包性を有する曲線
について描画を行う場合、表示領域外に存在している曲
線については、描画に必要な曲線処理の対象から除外す
ることができるので、曲線処理を行った後に表示領域外
の曲線を描画の対象から除去する場合に比較して、曲線
処理に費やす時間を短くし、描画処理の高速化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例を構成する制御点データ入
力手段を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例を構成する制御点データ格
納手段を示す図である。
【図4】表示領域及び制御点の位置を確認するための領
域を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例を構成する制御点位置検出
手段を示す図である。
【図6】本発明の第1実施例を構成する曲線領域判定手
段を示す図である。
【図7】本発明の第1実施例の動作を説明するための図
である。
【図8】本発明の第2実施例の要部を示す図である。
【図9】本発明の第2実施例の動作を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 制御点データ入力手段 4 制御点データ格納手段 6 制御点位置検出手段 19 曲線領域判定手段 22 曲線処理手段 23 表示用メモリ 24 CRT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−231681(JP,A) 特開 平4−115379(JP,A) Fuhua Cheng and C hi−Cheng Lin “Clip ping of bezier cur ves”,ACM ANNUAl CO NFERENCE PROCEEDIN GS,OCT 1985,Vol.1985, P.74−84 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/00 - 11/80

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲線の形状を制御する制御点データが入力
    される制御点データ入力手段と、 前記制御点データが格納される制御点データ格納手段
    と、 前記制御点データに基づいて制御点の位置を検出する制
    御点位置検出手段と、 前記検出された制御点の位置に基づいて該制御点が表示
    領域内に存在するか否かを判定する曲線領域判定手段
    と、 前記曲線領域判定手段の出力結果に基づいて前記曲線を
    直線列に近似処理するか又は該曲線を該曲線の始点と終
    点とを結ぶ直線に処理する曲線処理手段とを有すること
    を特徴とする曲線描画装置。
  2. 【請求項2】前記曲線処理手段は、 前記曲線領域判定手段が前記曲線の一部又は全部が前記
    表示領域内に存在する可能性があると判定した場合には
    該曲線を直線列に近似処理し、 前記曲線領域判定手段が前記曲線の全部が前記表示領域
    内に存在する可能性がないと判定した場合には該曲線を
    該曲線の始点と終点とを結ぶ直線に処理することを特徴
    とする請求項1記載の曲線描画装置。
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Fuhua Cheng and Chi−Cheng Lin "Clipping of bezier curves",ACM ANNUAl CONFERENCE PROCEEDINGS,OCT 1985,Vol.1985,P.74−84

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