JP3023887B2 - 高比重セルロースアセテート繊維 - Google Patents

高比重セルロースアセテート繊維

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な高比重セル
ロースアセテート繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】セルロースアセテート繊維は、ポリエス
テル繊維、ポリアミド繊維等の合成繊維にはないユニー
クな特徴をもつ反面、強力、収縮等の繊維物性面で他素
材による機能の補完が必要とされ、従来、他素材との複
合化による素材開発が積極的になされ、セルロースアセ
テート繊維自体に機能性を付与した商業例はほとんどな
い。
【0003】一方、溶融紡糸における繊維では、各種の
無機物を含有させて、機能性を付与する方法が知られて
いる。例えば、ポリエチレンにおいては、特開昭59−
157312号公報で、無機充填剤として平均粒径0.
5〜2μの硫酸バリウムを、高密度ポリエチレンに約2
0〜500%添加し、 紡糸延伸して得られる、紡糸速
度、延伸倍率を上げても空隙の量が少ない、漁網、ロー
プ等に好適な高比重糸が提案されおり、特開昭61−6
13号公報には密度0.94g/cm3以上のポリエチ
レン100重量部に平均粒径0.1〜3μの硫酸バリウ
ム20〜500重量部を添加した樹脂組成物を溶融紡糸
後、多段延伸して、高比重糸を得る方法が開示されてい
る。また、ポリエステルにおいては、特公平4−920
5号公報に、平均粒径が1μ以下で屈折率が2.0以
下、真比重が2.5以上の硫酸バリウムをポリエステル
合成中に添加し、得られたポリエステルを常法により紡
糸延伸し、上記微粒子を4wt%以上含み、比重が1.
425〜1.60の繊維を得る方法が開示されている。
【0004】一方、溶液紡糸においては、特公平5−4
1722号公報には、硫酸バリウムの高濃度分散液をビ
スコース紡糸原液に添加し、紡糸原液中のセルロース濃
度を特定値以上に調整して紡糸することにより、X線遮
蔽性、高比重防音効果に優れたレーヨンを安定した紡糸
生産性で得る方法が開示されている。特にセルロースア
セテート繊維自体のドレープ性を向上させることについ
ては本出願人は、特開平7−97713号で、平均粒径
0.01〜0.3μmを含有させることにより、セルロ
ースアセテート繊維のドレープ性向上を、セルロースア
セテート繊維自体を高比重化することにより達成する方
法を提案した。
【0005】すなわち、セルロースアセテート繊維は、
その比重が約1.30であり、綿(比重1.54)やレーヨン
(比重1.50〜1.52)に比べて軽い繊維であり、軽いこと
が利点とも、またドレープ性を欠くという欠点ともなっ
ており、今後、多彩なファッション性、天然繊維や高感
性素材との融合化、複合化を図っていく上では、セルロ
ースアセテート繊維自体のドレープ性の向上が要求され
るところである。しかしながら、セルロースアセテート
自体の繊維強度は、元々低く、高比重化されることによ
って、さらに、繊維物性が低下する場合が多く、一般に
は、他素材との複合化により風合い、機能性の付与が検
討されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、特開平7
−97713号で提案したようにセルロースアセテート
繊維のドレープ性向上を、セルロースアセテート繊維自
体を高比重化することにより達成したが、本発明は、そ
の高比重セルロースアセテート繊維の物性をより改良
し、しかも、混繊、撚糸などの糸加工時の工程通過性、
製織、製編時の工程通過性をさらに高めた繊維を提供し
ようとするものである。
【0007】すなわち、セルロースアセテート繊維の比
重は他繊維に比べて軽いため、高比重化を達成するため
には、比重の高い微粒子を大量に含有させることが必要
である。この場合、微粒子を大量に含有すると製糸性及
び繊維物性が悪くなると共に、光沢感のないしかも白っ
ぽいダル調のものになる問題がある。さらに、特開平7
−97713号のように、平均粒径が小さい無期粒子を
含有させることにより、繊維強度を実用上問題がない範
囲に高めたものであっても、混繊、撚糸などの糸加工
時、整経、製織、製編時に糸切れを起こす割合が多くな
ることが明らかになった。
【0008】本発明者らはこれらの課題について鋭意研
究の結果本発明に至った。即ち本発明は、セルロースア
セテート繊維中にセルロースアセテート繊維の特徴であ
る光沢感、発色性の良さ等を保持し、しかも、ドレープ
性、繊維強度及び工程通過性が良好なセルロースアセテ
ート繊維であり、その要旨は、屈折率が1.3〜1.9
であり、比重が3.5g/cm3 以上の微粒子無機物を
5〜30重量%含有してなるセルロースアセテート繊維
であって、該微粒子無機物のビーズミルにより得られる
凝集体としての平均粒径が1.5μmよりも小さく調整
されてなることを特徴とする高比重セルロースアセテー
ト繊維である。
【0009】微粒子状無機物がセルロースアセテート繊
維より高比重でない場合は、繊維物性の低下のない範囲
の量では高比重化が達成できず、満足すべきドレープ性
を得ることができない。したがって、本発明において
は、かかる要件を満たすべく、微粒子状無機物として屈
折率が1.3〜1.9であり、かつ比重が3.5以上で
ある無機物を用い、繊維中に分散含有させたものであ
り、用いる微粒子状無機物の屈折率は、セルロースアセ
テート繊維の屈折率に近いものであり、屈折率が1.3
〜1.9の範囲外では、セルロースアセテート繊維の特
徴である光沢感、発色性の良さ等を損ねる。かかる無機
物としては、具体的には、例えば、炭酸バリウム(屈折
率1.53、比重4.4)、硫酸バリウム(屈折率1.
64、比重4.1)、酸化亜鉛(屈折率1.9、比重
5.6)等が挙げられる。特に硫酸バリウムは、高比重
化及び光沢感、さらに、人体への影響(化学的・物理的
安定性)等の面でも非常に好ましい。
【0010】また、本発明によれば、繊維中へ含有せし
める微粒子無機物の凝集体(集合体)の大きさにより、
繊維の物性に差が表れ、紡糸性、後工程通過性等に影響
を及ぼすことが判明した。即ち、含有せしめる微粒子無
機物の凝集体としての平均粒径が1.5μmよりも小さ
調整されていることが必要で、より好ましくは凝集体
としての平均粒径が1μm以下に調整されている。これ
より大きいと繊維物性の低下が著しく、紡糸性、後工程
通過性等が非常に悪くなる。
【0011】凝集体としての平均粒径を1.5μmより
も小さく調整するためには、添加する微粒子無機物の一
次粒径(平均粒径)が0.5μm以下であることが好ま
しく、より好ましくは0.05μm以下である。これよ
り大きいと繊維物性が極端に悪くなり易い。また、繊維
形成上、例えば紡糸工程での糸切れ等のトラブルが多発
したりする。凝集体の平均粒径を従来の粒径よりも小さ
く調整するには、分散条件によりその粒径を調整しやす
いビーズミルを使用する。
【0012】繊維中への微粒子無機物の含有量は5〜3
0重量%であり、5重量%(繊維の比重1.37g/cm3) 未
満では、高比重化が達成されず、満足すべきドレープ性
を得ることができない。また、30重量%(繊維の比重
1.66g/cm3)を超えると、繊維の強度及び伸度の低下が
著しく実用上問題となる。
【0013】本発明で得られた繊維の摩擦係数は、0.
45〜0.60の範囲にあり、混繊、撚糸などの糸加工
工程、整経及び製織などの後工程での糸欠点(毛羽)、
糸切れなどの原因となるガイド類との接触負荷が軽減さ
れ、工程通過性がよくなる。
【0014】したがって、本発明の繊維は、凝集体の平
均粒径が小さく均一であることによる、糸長手方向に安
定した繊維物性を示す糸であること、また、摩擦係数が
0.45〜0.6にあることと相まって、糸加工工程な
どの工程通過性は非常に良くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のセルロースアセテート繊
維は、以下のようにして製造される。本発明のセルロー
スアセテート繊維は、酢化度56.2%〜62.5%の
セルローストリアセテートでもよく、酢化度48.8%
〜56.2%のセルロースジアセテートでも良い。
【0016】これら、セルローストリアセテート又はセ
ルロースジアセテートのフレークを塩化メチレン、アセ
トン等の単独溶剤或いは塩化メチレンとメタノール等の
混合溶剤に溶解し、溶液濃度を15〜30重量%、好ま
しくは18〜27重量%とした紡糸原液を調製する。
【0017】本発明のセルロースアセテート繊維を得る
には、紡糸原液の調製の際、ビーズミルを使い、セルロ
ースアセテートの溶剤に微粒子無機物を所定の凝集体の
大きさに調整分散させた分散液を、セルロースアセテー
トの溶剤にセルロースアセテートを溶解させた溶液に、
添加、混合する。
【0018】ここで、凝集体の平均粒径が大きくならな
いように、紡糸原液を調製することが肝要である。凝集
体の平均粒径を調整する方法として、ビーズミルを用い
行うことが好ましい。例えば、ビーズミルとして横型
サンドミルを用いる場合、ディスク周速、ビーズ径
(0.8〜1.0mmφ)、ビーズ充填率、ベッセル内
部での滞在時間などを適宜調整することによって、凝集
体の平均粒径が大きくならないようにすることができ
る。
【0019】このようにして得た無機粒子含有紡糸原液
を紡糸ノズル装置に供給し、高温雰囲気中に吐出する乾
式紡糸法により紡糸する。なお、乾式紡糸でなく、湿式
紡糸を行っても良い。
【0020】本発明のセルロースアセテート繊維の繊維
形状は、ステープル、フィラメントのいずれであっても
よい。
【0021】以下実施例により本発明を具体的に説明す
るが、これにより本発明が制限を受けるものでないのは
いうまでもない。
【実施例】
〈実施例1〉平均酢化度61.3%セルロースアセテー
トを、塩化メチレンとメタノールの混合溶剤に溶解し、
濃度21.9重量%の溶液を調製した。一方、平均一次
粒径0.05μmの硫酸バリウム(屈折率1.64、真
比重4.1)を塩化メチレンとメタノールの混合溶剤に
横型サンドミル(シンマルエンタープライゼス製DYN
O−MILL、KDLPILOT型)により均一に分散
させ分散液を調製した。全体の固形分に対して、硫酸バ
リウムが、5、9、13、16、18.5、22、28
重量%になるように、前記のセルロースアセテート溶液
と硫酸バリウム分散液を攪拌混合して紡糸原液を作製し
た。このときの紡糸原液及び繊維中での硫酸バリウム凝
集体の平均粒径は0.5μmになるように作製した。こ
の紡糸原液を用い、紡糸速度500m/分で乾式紡糸
し、75d/20fのセルロースアセテート繊維を得
た。得られた繊維の糸物性、繊維の比重、光沢及び摩擦
係数を、通常のセルロースアセテート繊維と比較して表
1及び図1に示したが、本発明の繊維は、若干の物性低
下が認められるものの、実用上ほとんど問題がなく、ま
た、無機粒子を含有していないブライト糸及び酸化チタ
ン含有のセルロースアセテート繊維ダル糸(酸化チタン
0.8重量%添加)と比べて(ブライト糸、ダル糸の糸
物性を表2に示す)無機粒子の添加量が非常に多いにも
かかわらず、光沢は良好であり、しかも繊維の比重1.
5〜1.6と高比重化されたセルロースアセテート繊維
であった。また、摩擦係数も通常のセルロースアセテー
ト繊維より小さく、極めてドライ感を有する繊維であ
る。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】〈実施例2〉平均酢化度61.3%セルロ
ースアセテートを、塩化メチレンとメタノールの混合溶
剤に溶解し、濃度21.9重量%の溶液を調製した。一
方、平均一次粒径0.05μmの硫酸バリウム(屈折率
1.64、真比重4.1)を塩化メチレンとメタノール
の混合溶剤に横型サンドミル(シンマルエンタープライ
ゼス製DYNO−MILL、KDLPILOT型)によ
り均一に分散させ分散液を調製した。全体の固形分に対
して、硫酸バリウムが、18.5重量%になるように、
前記のセルロースアセテート溶液と硫酸バリウム分散液
を攪拌混合して紡糸原液を作製した。また、このときの
紡糸原液及び繊維中での硫酸バリウム凝集体の平均粒径
が0.5、0.8、1.0、1.5μmになるように横
型サンドミル分散条件を変更し作製した。この紡糸原液
を用い、紡糸速度500m/分で乾式紡糸し、75d/
20fのセルロースアセテート繊維を得た。得られた繊
維の糸物性を表3及び図2に示した。本発明によると、
繊維中に存在する硫酸バリウム凝集体の平均粒径に繊維
の糸物性が大きく影響し、硫酸バリウム凝集体の平均粒
径が1.5μmより大きくなると糸物性が非常に悪くな
り、製糸性や後工程通過性も悪くなることが分った。
【0025】
【表3】
【0026】〈実施例3〉平均酢化度61.3%セルロ
ースアセテートを、塩化メチレンとメタノールの混合溶
剤に溶解し、濃度21.9重量%の溶液を調製した。一
方、平均一次粒径0.1、0.3、2μmの硫酸バリウ
ム(屈折率1.64、真比重4.1)を塩化メチレンと
メタノールの混合溶剤に横型サンドミル(シンマルエン
タープライゼス製DYNO−MILL、KDLPILO
T型)により均一に分散させ分散液を調製した。全体の
固形分に対して、硫酸バリウムが9重量%になるよう
に、前記のセルロースアセテート溶液と硫酸バリウム分
散液を攪拌混合して紡糸原液を作製した。この紡糸原液
を用い、紡糸速度500m/分で乾式紡糸し、75d/
20fのセルロースアセテート繊維を得た。得られた繊
維の糸物性を表4に示した。これによると、分散機によ
る調整が一定であると繊維の糸物性は硫酸バリウムの平
均一次粒径にも依存し、平均一次粒径が0.5μmより
大きくなると糸物性が非常に悪くなり、製糸性や後工程
通過性も悪くなる。このときのそれぞれの繊維中での硫
酸バリウム凝集体の平均粒径も合わせて表4に示した。
これにより、一定の分散条件の場合、図3に示すように
硫酸バリウムの平均一次粒径が小さい方が、繊維中に存
在している硫酸バリウム凝集体の平均粒径も小さく抑え
られ、その結果、製糸性、繊維物性及び後工程通過性等
に非常に有利であることが分かる。
【0027】
【表4】
【0028】それぞれの評価方法を下記に示す。 〈繊維の比重〉:試料を数gかせ取りし、(株)島津製
作所製ガス置換式乾式密度計アキュピック1330形を
用い密度を測定した。
【0029】〈無機物の平均粒径〉:原液及び繊維中の
無機物の平均粒径を、(株)堀場製作所製レーザー回折
式粒度分布測定装置LA−500形を用い測定した。
尚、繊維は溶剤中に溶解させた後の溶液を測定した。
【0030】〈光沢〉:試料の繊維を約4cmの幅に隙
間無く平行に並べ、繊維と直角で且つ平面に対して45
°の方向から光を当て、入射光に対して直角方向に乱反
射する光の強さを測定した。光沢の測定は、デジタル変
角光沢計VG−10(日本電色工業製)を用いて行っ
た。
【0031】〈摩擦係数〉:走行速度22m/分、初期
張力(T1)15gで鏡面クロムの円柱(40mmφ)状
の摩擦抵抗体に接触角度180°で試料を走らせた時の
走行張力(T2)を、東レエンジニアリング(株)製走
糸法摩擦測定器YF−850を用いて測定し、摩擦係数
を下記式1より算出した。
【0032】
【数1】
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、繊維の物性低下も無
く、従来のセルロースアセテート繊維にはない高比重と
したことにより、高いドレープ性を有し、セルロースア
セテート繊維の本来有する光沢感と風合いをも有し、し
かも高いドライ感を有した新規なセルロースアセテート
繊維を提供し得るものであり、本発明のセルロースアセ
テート繊維は、その重質感により衣料用繊維分野におい
て従来のセルロースアセテート繊維では達成できなかっ
た多様化、高級化に対応しうる素材となるものである。
しかも、特開平7−97713号で開示された高比重セ
ルロースアセテート繊維より、混繊、撚糸などの糸加工
時、整経、製織、製編時に糸切れを起こす割合が格段に
少ないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、硫酸バリウム含有量と繊維の比重との
関係を示す相関図である。
【図2】図2は、硫酸バリウム凝集体の平均粒径と繊維
強度、伸度の関係を示す相関図である。
【図3】図3は、分散条件が一定の時の硫酸バリウムの
平均一次粒径と凝集体の平均粒径の関係を示す相関図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂喜 正 富山県富山市海岸通3番地 三菱レイヨ ン株式会社富山事業所内 (56)参考文献 特開 平7−97713(JP,A) 特開 昭61−613(JP,A) 特公 平5−41722(JP,B2) 特公 平4−9205(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈折率が1.3〜1.9であり、比重が
    3.5g/cm3以上の微粒子無機物を5〜30重量%
    含有してなるセルロースアセテート繊維であって、該微
    粒子無機物のビーズミルにより得られる凝集体としての
    平均粒子径が1.5μmよりも小さく調整されてなるこ
    とを特徴とする高比重セルロースアセテート繊維。
  2. 【請求項2】 凝集体を形成する微粒子無機物の平均一
    次粒径が、0.5μm以下である請求項1記載の高比重
    セルロースアセテート繊維。
  3. 【請求項3】 前記微粒子無機物が硫酸バリウムである
    請求項1又は2記載の高比重セルロースアセテート繊
    維。
  4. 【請求項4】 繊維の摩擦係数が0.45〜0.60で
    ある請求項1、2又は3記載の高比重セルロースアセテ
    ート繊維。
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