JP2003020525A - 芯鞘型複合繊維および漁網 - Google Patents

芯鞘型複合繊維および漁網

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JP2003020525A
JP2003020525A JP2001206075A JP2001206075A JP2003020525A JP 2003020525 A JP2003020525 A JP 2003020525A JP 2001206075 A JP2001206075 A JP 2001206075A JP 2001206075 A JP2001206075 A JP 2001206075A JP 2003020525 A JP2003020525 A JP 2003020525A
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sheath
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Taiichi Okada
泰一 岡田
Chikara Honda
主税 本田
Yoshiharu Okumura
由治 奥村
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、極めて優れた高比重性と高強度とを
兼ね備え、一般産業用・室内装飾用・衣料用等に有用な
芯鞘型複合繊維を提供せんとするものである。 【解決手段】本発明の芯鞘型複合繊維は、芯部及び鞘部
がポリエステルを必須成分とする芯鞘型複合繊維におい
て、該芯部が平均粒径2μmを超え20μm以下のタン
グステン金属微粒子を0.5〜12Vol%含有し、か
つ、該複合繊維中に占める該芯部の割合が20〜80重
量%であり、かつ、該複合繊維は、下記の物性を同時に
満足することを特徴とするものである。 比重(ρ) ≧ 1.55 強度(T) ≧ 20 kg/mm2 伸度(E) ≧ 15 % また、本発明の漁網は、前記芯鞘複合繊維で構成されて
いることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高比重と高強度と
を兼ね備えた芯鞘型複合繊維に関するものであり、更に
詳しくは、芯部が特定の無機物質を含有する熱可塑性重
合体で構成されてなる芯鞘型複合繊維であって、漁網等
の水産資材のみならず室内装飾用・衣料用にも用いるこ
とのできる芯鞘型複合繊維に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水中での沈降性、耐久性、安全性が要求
される漁網、釣り糸、ロープ、消波網などの水産資材用
として、また、繊維の重量によって風での揺れを押さえ
る必要のある緞帳、カーテンなどの室内装飾用繊維とし
て、更には人体の動きによってしなやかな揺動性を有す
る衣料用繊維として、高比重繊維の出現が要望されてい
た。
【0003】前記性能を満足させるため特開昭48−3
2671号公報では合成樹脂を鞘、鉛合金を芯とするモ
ノフィラメントが提案されている。
【0004】しかしながら、樹脂を鞘、鉛合金を芯部と
する複合繊維は、延伸時にその芯部(鉛金属部)が十分
に延伸されないために、芯部が切断された断続状態が生
じ、その結果、繊維長手方向の繊維径が大きく変動し、
太細が不均一化に存在する繊維となるばかりか、そのフ
ィラメントを使用中および廃棄時に鉛害を発生させると
ういう問題を有していた。
【0005】特開昭61−613号公報には高比重粒子
を含有した熱可塑性樹脂を高倍率に延伸する方法が開示
されている。
【0006】しかし、この方法では樹脂表層に粒子が露
出しガイド・延伸ロールを摩耗させ操業性を悪化させる
という問題を有するばかりか、高倍率に延伸する際粒子
近傍から亀裂が発生し糸切れとなるという問題をも有し
ていた。
【0007】特開平8−144125号公報では、芯部
に平均粒径1μm以下のタングステンおよびタングステ
ン化合物を含有した複合繊維が開示されている。
【0008】しかし、平均粒径1μm以下のタングステ
ンおよびタングステン化合物はポリエステル樹脂に混練
する際に一部に二次凝集が発生するため、この混練した
ポリエステル樹脂を紡糸に供した場合、口金詰まり・糸
切れ・濾圧上昇が発生し安定した製糸性が得られないと
いう問題を有していた。
【0009】また、かかる技術で使用される1μm以下
のタングステン金属は、消防法で第2類危険物第二種可
燃性固体に指定されており、それを用いた製造設備は充
分な安全対策を講じる必要があり、過度の設備費増加を
招くという問題も有していた。
【0010】特開平8−337924号公報には、芯部
に酸化鉄微粒子と二酸化チタン微粒子とを混練した複合
繊維が開示されている。
【0011】しかし、酸化鉄および二酸化チタンは、比
重が5.5未満であり、高比重の複合繊維を得ようとし
た場合、酸化鉄および二酸化チタンの粒子量を増やす必
要があり、製糸性を悪化させるという問題を有してい
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の背景に鑑み、極めて優れた高比重性と高強度とを
兼ね備え、一般産業用・室内装飾用・衣料用等に有用な
芯鞘型複合繊維を提供せんとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明の芯鞘型複合繊維は、芯部及び鞘
部がポリエステルを必須成分とする芯鞘型複合繊維にお
いて、該芯部が平均粒径2μmを超え20μm以下のタ
ングステン金属微粒子を0.5〜12Vol%含有し、か
つ、該複合繊維中に占める該芯部の割合が20〜80重
量%であり、かつ、該複合繊維は、下記の物性を同時に
満足することを特徴とするものである。
【0014】比重(ρ) ≧ 1.55 強度(T) ≧ 20 kg/mm2 伸度(E) ≧ 15 % なお、本発明の芯鞘型複合繊維においては、下記(1)
〜(6)が好ましい条件であり、これらの条件を満たす
ことにより、さらに優れた効果の発現を期待することが
できる。
【0015】(1)芯部に平均粒径0.1〜0.5μm
の硫酸バリウムを含有すること。
【0016】(2)芯部に含有する硫酸バリウム粒子体
積とタングステン金属微粒子体積との合計が40Vol%
以下である。
【0017】(3)芯部を構成するポリエステルが7〜
15モル%の共重合ポリエステルであり、鞘部は実質上
共重合成分を含まないポリエステルであること。
【0018】(4)鞘部および鞘部、または両者のいず
れかに一方に顔料を含有していること。
【0019】(5)芯鞘型複合繊維がマルチフィラメン
トであること。
【0020】(6)芯鞘型複合繊維がモノフィラメント
であること。
【0021】また、本発明の漁網は、前記芯鞘複合繊維
で構成されていることを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題、つまり極め
て優れた高比重性と高強度とを兼ね備え、一般産業用・
室内装飾用・衣料用等に有用な芯鞘型複合繊維につい
て、鋭意検討し、特定な金属粒子を含有する芯部を特定
な割合で複合させ、かつ、特定な物性を満足するポリエ
ステルからなる芯鞘型複合繊維をつくってみたところ、
かかる課題を一挙に解決することを究明したものであ
る。
【0023】本発明の芯鞘型複合繊維の芯部および鞘部
はポリエステルで構成されていることが必須である。す
なわち、かかるポリエステルとすることにより、高比重
で高強度の繊維を容易に提供することができる。
【0024】本発明でいうポリエステルとは、主たる繰
り返し単位としてエチレンテレフタレート、トリメチレ
ンテレフタレート、テトラメチレンテレフタレート、又
はエチレンナフタレートを有するポリエステルである。
【0025】本発明の芯鞘型複合繊維の芯部を構成する
ポリエステルとしては、これらのポリエステルの中で
も、高強度の得られやすいポリエチレンテレフタレート
が好ましい。
【0026】本発明の芯鞘型複合繊維の鞘部を構成する
ポリエステルとしては、これらのポリエステルの中で
も、耐摩耗性と高強度の得られやすいポリエチレンテレ
フタレートが好ましい。また、鞘部ポリエステルは耐摩
耗性と高強度を得るため、実質上共重合成分を含まない
ポリエステルが好ましく採用される。
【0027】本発明の芯鞘型複合繊維の芯部にはタング
ステン金属粒子が含有されることが必須である。すなわ
ち、複合繊維化することによって、高い比重と高い強度
とを同時に得ようとした場合、高比重性を受け持つのは
金属粒子を含有した芯部であり、高強度を受け持つのは
鞘部である。前述の効果を最大限に得るには、非常に高
比重の金属粒子を練り込んだ、少ない芯部を強度の出や
すい樹脂でカバーする鞘部からなる構造が必要となる。
かかる高比重といわれる金属粒子は種々存在するが、比
重が高く、環境上の問題を有さず、コスト的に使用が可
能な金属粒子は、タングステンのみである。すなわち、
かかるタングステン金属粒子の比重は19を越えてお
り、従来高比重繊維に用いられてきた酸化チタン、酸化
鉄、硫酸バリウム等と同等の含有量で、2〜5倍の比重
を得ることも可能である。
【0028】本発明の芯鞘型複合繊維の芯部が含有する
タングステン金属粒子の平均粒径は2μmを超え20μ
m以下であることが必須要件である。平均粒子径が2μ
m以下の場合、タングステン金属粒子をポリエステルに
混練すると金属表面の接触面積増大が原因と推定される
凝集が発生し、タングステン塊となって製糸性悪化の原
因となるため好ましくない。
【0029】また、タングステン金属粒子の平均粒子径
が、2μm以下になると、繊維の耐摩耗性が低下するた
め好ましくない。例えば、 繊維を漁網として用いる場
合、運搬時に地面やコンクリート上を引きずられたり、
長期の使用で船縁と漁網との接触回数が増大し、繊維の
一部が摩耗・消滅する耐摩耗性の低下が懸念される。本
発明のような複合繊維の場合、鞘部の樹脂が摩耗して消
失した場合、粒子を含有した芯部が露出するが、粒子径
が平均粒径で2μm以下では、粒子と地面、コンクリー
トおよび船縁との接触表面積が大きくなり、摩擦抵抗が
増大し、粒子が脱落し、耐摩耗性が低下するが、粒子の
平均粒径が2μmを超えると粒子の脱落が非常に少なく
なる利点がある。
【0030】一方、芯鞘型複合繊維の芯部が含有するタ
ングステン金属の平均粒子径が20μmを越えると、紡
糸工程中に設置されている溶融樹脂を濾過する部分でタ
ングステン金属が捕捉されてしまい、芯部が含有するタ
ングステン金属粒子量が減少し、高比重を得ることがで
きないため好ましくない。
【0031】さらに、タングステン金属粒子の平均粒子
径を上記範囲にすることにより、消防法の規制を受ける
ことなく製造可能となる利点がある。
【0032】本発明の芯鞘型複合繊維の芯部が含有する
タングステン金属粒子量は、芯部全体の0.5〜12Vo
l%であることが必須である。タングステン金属粒子体
積が0.5Vol%未満であると他の粒子と併用しても安
定的に比重1.55以上の芯鞘型複合繊維を提供するこ
とができなくなり、一方、タングステン金属粒子体積が
12Vol%を越えると、ポリエステル樹脂との混練性が
著しく低下し、均一なタングステン金属混練ポリエステ
ルが得られないため好ましくない。
【0033】また、本発明の芯鞘型複合繊維中に占める
芯部の割合は、20〜80重量であることが必須であ
る。芯部の占める割合が20重量未満では、本発明の目
的とする比重1.55以上の芯鞘型複合繊維が得られな
い。また、芯部の占める割合が80%を越えると、比重
1.55は得られるものの、強度20kg/mm2とす
ることが困難であるため好ましくない。
【0034】本発明の芯鞘型複合繊維の比重は、1.5
5以上を満足することが必要である。すなわち、該比重
が1.55未満では、漁網、ロープ等として海中に投入
した場合、海水の流動により漁網、ロープが動く所謂フ
カレ現象が発生し、漁網、ロープの耐久性が低下すると
共に漁獲高も減少する。また、緞帳、カーテンなどの室
内装飾用に用いた場合、開閉時に発生する皺を消して美
しいシルエットを得ることができない。この観点から、
本発明芯鞘型複合繊維の比重は1.60以上とすること
がより好ましい。
【0035】本発明の芯鞘型複合繊維の強度は、20k
g/mm2以上であることが必要である。強度が20k
g/mm2未満では、繊維を単独で漁網、ロープ等に仕
立てると、破網、切断が発生しやすい。また、緞帳、カ
ーテン等の室内装飾用に用いた場合にも、破れが生じや
すくなるため好ましくない。
【0036】本発明の芯鞘型複合繊維の伸度は、15%
以上であることが必須である。伸度が15%未満では、
繊維を単独で漁網、ロープ等に仕立てると、所謂タフネ
スが不足し、強い衝撃を受けた場合に、破網、切断が発
生しやすい。また、緞帳、カーテン等の室内装飾用に用
いた場合にも、開閉時の引っ張り力によって破れが生じ
やすくなる。また、伸度が大きすぎると、局部的に大き
な荷重が加わった時に、形状が崩れることがあり、伸度
は35%以下であることがより好ましい。
【0037】本発明の芯鞘型複合繊維の芯部には、平均
粒径が2μmを超え20μm以下のタングステン金属粒
子と、平均粒径0.1〜0.5μmの硫酸バリウムとを
同時に含有することがより好ましい。すなわち、ポリエ
ステルにタングステン金属を混練すると、タングステン
金属粒子がポリエステル内に、均一に混練することがで
きず、タングステン金属粒子分布が不均一になる場合が
あるが、これは比重差が大き過ぎる点と、嵩比率が違い
すぎる点が原因として推定される。この不均一混練を防
ぐため、ポリエステルとタングステンとの中間的な比重
を持つ硫酸バリウムを添加することが好ましい。
【0038】また、硫酸バリウムとタングステン金属粒
子とポリエステル樹脂とを一層均一に混練するために
は、硫酸バリウム体積とタングステン金属粒子体積との
合計体積を40Vol%以下にすることが好ましい。
【0039】本発明の芯鞘型複合繊維の芯部ポリエステ
ルは、共重合成分として7〜15モル%のジカルボン
酸、ジオールを含むことが好ましい。たとえば共重合比
率が7〜15モル%のエチレンフタレート系ポリエステ
ル等にすれば、芯部の融点を鞘部の融点より10℃以上
低くすることができるので、最終熱処理温度を芯部の融
点近傍まで高めることにより、タングステン粒子に起因
して、延伸時に粒子近傍に発生した空隙を減少させるこ
とができ、高比重化の観点から好ましい。
【0040】本発明の芯鞘型複合繊維の芯部、鞘部のポ
リエステルは顔料を含有させることが好ましい。顔料の
含有量は一般的に0.2〜2.0vol%であればよい
が、鞘部のポリエステルは強度の低下を防ぐため顔料は
1.5vol%未満とすることが好ましい。芯部および鞘
部のポリエステルに顔料を含有する方法に限定はない
が、その具体例としては、芯部用や鞘部用のポリエステ
ルの重合段階や溶融紡糸前の段階等で所定量の顔料を添
加、混合する方法、又は、予め多量の顔料をポリエステ
ルにブレンドし溶融した後冷却したガットをチップ状に
カットして顔料マスターチップを作成しておき、これを
芯部や鞘部を構成するポリエステルと定量ブレンドして
所定濃度とする方法等が採用される。顔料の種類として
は、漁網等に用いられる場合は、黒色のカーボンブラッ
ク等が好ましく、室内装飾用途や衣料用途に用いられる
場合は、用途に応じ種々選択して使用することが好まし
い。
【0041】本発明の芯鞘型複合繊維は、長繊維の形で
使用するのが好ましく、マルチフィラメントでもモノフ
ィラメントでも、いずれも使用することができる。たと
えば、マルチフィラメントの場合は、その単糸繊度とし
ては、2.0〜45dtexであるものが好ましく使用さ
れ、特に漁網用途に用いる場合は、耐摩耗性の点から1
5dtex以上のものが更に好ましく使用される。かかるマ
ルチフィラメントの総繊度としては、50〜3500dt
exであるものが好ましく使用される。
【0042】また、モノフィラメントの場合は、その繊
度としては、20〜100000dtexのものが好ましく
採用される。
【0043】本発明の芯鞘型複合繊維は漁網として用い
ることが好ましい。漁網とする場合は、本発明の芯鞘型
複合繊維を単独で使用する方法および他の素材と複合さ
せて使用する方法が好ましく用いられる。
【0044】次に、本発明の芯鞘型複合繊維の製造方法
について、一例を挙げて説明する。まず、芯部として用
いるタングステン含有のポリエステルは、常法の重合法
によって得られたポリエステルと、平均粒径が2μmを
超え20μm以下のタングステンと必要に応じて添加す
るその他粒子とを、それぞれ計量し、溶融混練した後、
ノズルから押し出し、ペレット状にカットすることによ
って得る。ペレット状にカットされたタングステンを含
有したポリエステルは、そのまま紡糸に供してもよい
し、また、必要に応じて再度高重合化して使用してもよ
い。
【0045】一方、鞘部として用いるポリエステルは、
常法によって重合して得られたものを使用すればよい
が、添加剤を配合する場合には上記と同様にして配合す
ることができる。
【0046】前記した芯部用のタングステンを含有した
ポリエステル、及び、鞘部用のポリエステルは、所望量
の顔料マスターチップを均一にブレンドした後、それぞ
れ別々のエクストルダで溶融し、複合紡糸パックに導
き、複合紡糸口金内で複合流を形成した後に紡糸口金か
ら吐出する。その複合の形態は、単純芯鞘、芯複数型、
多重芯鞘、芯異形等、特に限定するものではなく、所望
の特性や用途等に応じて選択すればよい。
【0047】以下に、本発明の芯鞘型複合繊維のマルチ
フィラメントに関する延伸の一例を記載するが、本発明
の芯鞘型複合繊維の製造方法はこれに限定されるもので
はない。
【0048】吐出された芯鞘型複合糸条は、紡糸口金直
下に設置された加熱雰囲気域を通して遅延冷却される。
その後に、冷却域に導入し冷却風を吹き付けられ、紡糸
筒を通過して糸条を形成する。
【0049】前記加熱雰囲気域の温度は120〜350
℃、その長さは5〜300cmであればよく、この加熱
雰囲気域の条件は、紡出される糸条の粘度、単糸太さ、
ドラフト率、単糸数等の設定条件によって選択して採用
すればよい。
【0050】前記冷却域では、常温空気のような120
℃未満の気体を、15〜50m/分の速度で吹き付けれ
ばよい。この冷却域の条件も、紡出される糸条の粘度、
単糸太さ、ドラフト率、単糸数等の設定条件によって選
択して採用すればよい。
【0051】前記加熱雰囲気域および冷却域における各
条件を前記の範囲内とすることによって、紡出糸条の冷
却配向パターンを適切なものとすることができる。
【0052】前記加熱雰囲気域および冷却域を通過し、
冷風によって冷却固化した紡出糸は、紡糸油剤を付与さ
れ、2000m/分以下、好ましくは1500m/分以
下で回転するロールに巻回された後、引き続き又は一旦
巻き取った後に、延伸される。紡糸速度が2000m/
分を越えると、製糸毛羽、延伸糸切れの発生が頻繁にな
り製糸性が悪化するので好ましくない。
【0053】延伸は、延伸倍率5.5倍以下のような比
較的低倍率で行い、繊維内部に発生する空洞及び亀裂を
減少もしくは皆無にすることが好ましい。
【0054】また、延伸は、1段以上の多段延伸が好ま
しい。2段以上の多段の延伸を行う場合は、1段目の延
伸配分は全延伸配分の50〜80%範囲が好ましく、こ
の範囲を外れると毛羽、糸切れの発生頻度が高くなるこ
ともある。
【0055】延伸温度は1段目の延伸に供する糸条の温
度を150℃以下とするのが好ましい。1段目の延伸に
供する糸条の温度が150℃を越えると、結晶化が進行
し2段目以降の延伸が困難となる。2段目以降の延伸、
熱セット温度は150℃以上、特に180℃以上のよう
な高温とし、繊維内部に発生する空洞及び亀裂等の発生
を制御し、高比重とすることが好ましい。
【0056】糸条に延伸に必要な熱を与える方法として
は、ロール加熱、スチーム、熱液等公知の手法が用いれ
ばよい。
【0057】延伸が完了した糸条は、必要に応じて弛緩
処理を施すか、またはそのまま巻き取られる。
【0058】上記したように、本願発明の目的とする高
比重及び高強度の複合繊維を工業的に容易に製造するた
めには、特に、鞘部を構成するポリエステルは高重合度
のポリエステルを用いて高強度を得、比較的低紡速で
(2000m/分以下)で紡糸し、比較的低倍率(5.
5倍以下)で延伸し、2段目以降の延伸、熱セット温度
を高温とし、繊維内部に発生する空洞及び亀裂等の発生
を制御し高比重を得ることが好適である。
【0059】以下に本発明の芯鞘型複合繊維のモノフィ
ラメントに関する延伸の一例を記載するが、本発明の芯
鞘型複合繊維の製造方法はこれに限定されるものではな
い。
【0060】吐出された芯鞘型複合糸は5〜20cmの変
動のない空気中を通過した後、50〜80℃にコントロ
ールされた冷却浴を通過し温度制御された後、隣接した
ロールに引き取られる。この場合、冷却浴の温度が低い
と、糸条が固くなり、ロール上で走糸が安定しないし、
また、冷却浴の温度が高すぎると、未延伸糸の結晶化が
進み、延伸倍率が低下する可能性がある。
【0061】引き取られた糸条は、一段延伸に供される
が、一段延伸の熱源としては80〜100℃の熱水およ
蒸気を用い、3.5〜4.5倍に引き延ばされた後、ロ
ールに引き取られ、引き続き二段目の延伸に供される。
一段目の延伸温度が低いと、芯部ポリエステルとタング
ステン粒子界面に亀裂が発生し、高比重化ができないば
かりか、糸が白化する可能性がある。
【0062】また、一段目の温度が高すぎた場合は、結
晶化が進行し、2段目以降の延伸が困難となる可能性が
ある。
【0063】二段目の延伸熱源は、200〜240℃の
乾熱を用い、1.1〜1.6倍に引き延ばされた後、ロ
ールに引き取られ、引き続き弛緩熱処理に供される。
【0064】弛緩熱処理の熱源は130〜240℃の乾
熱を用い、3〜10%の弛緩を行った後、ロールに引き
取られた後、ボビン・紙管等に巻き取られる。
【0065】2段目以降の延伸、熱セット温度は、13
0℃以上、特に150℃以上のような高温とし、繊維内
部に発生する空洞及び亀裂等の発生を制御し、高比重と
することが好ましい。
【0066】一段目、二段目の延伸温度および延伸倍率
や弛緩熱処理の処理温度および弛緩率は、所望のモノフ
ィラメント繊度によって適宜調整すればよい。
【0067】かくして得られた本発明の芯鞘型複合繊維
は、高比重で、かつ、高強度を有しているので、漁網、
ロープ等の一般産業用繊維としては、勿論、緞帳、カー
テン等の室内装飾用繊維として極めて有用なものであ
る。
【0068】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。なお、実施例中の物性は次の方法により測定した。 A.比重(ρ):比重びんを使用して測定した。 B.強度(T):試料を20℃、65%RTの温調室に
24時間以上放置した後、(株)オリエンテック社製テ
ンシロン引張試験機を用い、試長25cm、引取速度3
0cm/分でS−S曲線を求め強度を算出した。 C.極限粘度(IV):試料8gをオルソクロロフェノ
ール100mlに溶解し、溶液粘度(η)をオストワル
ド粘度計を用いて25℃で測定し、次の近似式により極
限粘度(IV)を算出した。
【0069】IV=0.0242η+0.2634 D.樹脂中の添加粒子の分散性:粒子を含有した樹脂か
ら約1mgの試料を切り取り、スライドグラス上で厚み
15〜20μmのプレパラートになるよう低温にて加熱
プレスする。
【0070】次にプレパラート全域を光学顕微鏡で10
0倍にて観察し、直径600μmの円内で分散粗悪(分
散の最も悪い)視野を選択し、粒子直径20μm以上の
粒子個数をカウントする。この方法を1サンプルに5回
繰り返し、粒子個数の平均値が0〜10個未満を◎印、
10〜30個未満を○印、30〜60個未満を△印、6
0個以上を×印とした。
【0071】[実施例1〜3および比較例1〜5]極限
粘度1.0のポリエチレンテレフタレートに、高比重粒
子と顔料マスターチップとを添加混合し溶融混練した
後、3.0mmΦの口金から吐出し、冷却した後カット
して、芯部として用いるチップ状の高比重粒子含有ポリ
エチレンテレフタレートを得た。
【0072】高比重粒子の種類、平均粒径、比重、添加
量および顔料の添加量は合わせて表1に示した。
【0073】上述した高比重粒子含有ポリエチレンテレ
フタレート中の高比重粒子の粒子分散性を評価し、表1
に示した。
【0074】この高比重粒子含有ポリエチレンテレフタ
レートを、温度130℃の回転式真空乾燥機で12時間
乾燥し、チップ中の水分率を0.002%以下とした。
【0075】鞘部として用いるポリエステルとして、常
法によって得られた極限粘度1.2、チップ水分率0.
002%以下のポリエチレンテレフタレートを準備し
た。
【0076】鞘部ポリエチレンテレフタレートは、溶融
前にチップ水分率0.002%以下に乾燥した顔料を表
1,2に示す割合で均一にブレンド混合した。
【0077】芯用ポリエチレンテレフタレートおよび鞘
用ポリエチレンテレフタレートは、各々別々のエクスト
ルダ型紡糸機で溶融した後、複合紡糸パック中に導き、
芯鞘複合紡糸口金より、芯部が高比重粒子含有ポリエチ
レンテレフタレート、鞘部がポリエチレンテレフタレー
トで、表1、2に示す芯鞘複合比率の芯鞘型複合繊維と
して紡出した。
【0078】その際、芯部用ポリマは265℃で、鞘部
用ポリマは290℃で、それぞれ溶融させ、290℃に
加熱した複合紡糸パックに導き紡糸した。
【0079】紡糸口金は孔径0.6mmΦ、孔数は60
ホ−ルであり、口金直下には30cmの加熱筒を取り付
け、筒内雰囲気温度を320℃となるように加熱した。
筒内雰囲気温度とは口金面より10cm下の位置で、且
つ最外周糸条より1cm離れた位置で測定した雰囲気温
度である。
【0080】加熱筒の下には長さ40cmの環状型チム
ニ−を取り付け、糸条の周囲より25℃で40m/分の
冷風を糸条に直角に吹き付け、冷却した。次いで油剤を
付与した後、表1、2に示す速度で回転する引取ロ−ル
により糸条速度を制御した後、一旦巻取ることなく連続
して表1、2に示す延伸倍率で延伸した。
【0081】延伸は3対のネルソン型ロ−ルによって2
段延伸した後、次のネルソンロ−ル間で3%のリラック
スを与えて巻取った。引取ロ−ル温度を130℃とし、
引取ロ−ルと180℃に加熱した第1延伸ロ−ル間で1
段目の延伸を行い、第1延伸ロ−ルと所定の温度に加熱
された第2延伸ロ−ル間で2段目の延伸を行った。次の
ネルソンロールは非加熱の延伸後の張力調整として使用
した。1段延伸倍率は全延伸倍率の78%、残りを2段
目で延伸し、延伸糸の繊度が約1000デニ−ルとなる
ようポリマ吐出量を調整した。
【0082】かくして得られた芯鞘型複合繊維の特性に
ついて評価し、製糸条件とあわせて表1に示した。
【0083】[実施例4]芯部として用いるポリエステ
ルに、タングステン金属粒子と平均粒径0.3μmの硫
酸バリウムとを表1,2に示した量を含有させた以外
は、実施例1と同様にして芯鞘型複合繊維を得た。
【0084】かくして得られた芯鞘型複合繊維の特性に
ついて評価し、製糸条件とあわせて表2に示した。
【0085】[実施例5、6]芯部として用いるポリエ
ステルをイソフタル酸10モル%共重合ポリエステルに
変更した以外は実施例1および実施例4と同様にして芯
鞘型複合繊維を得た。
【0086】かくして得られた芯鞘型複合繊維の特性に
ついて評価し、製糸条件とあわせて表2に示した。
【0087】[実施例7、8]極限粘度1.0のポリエ
チレンテレフタレートに、高比重粒子と顔料マスターチ
ップとを添加混合し溶融混練した後、3.0mmΦの口
金から吐出し、冷却した後カットして、芯部として用い
るチップ状の高比重粒子含有ポリエチレンテレフタレー
トを得た。
【0088】高比重粒子の種類、平均粒径、比重、添加
量および顔料の添加量は合わせて表2に示した。
【0089】この高比重粒子含有ポリエチレンテレフタ
レートを、温度130℃の回転式真空乾燥機で12時間
乾燥し、チップ中の水分率を0.002%以下とした。
【0090】鞘部として用いるポリエステルとして、常
法によって得られた極限粘度1.2、チップ水分率0.
002%以下のポリエチレンテレフタレートを準備し
た。
【0091】鞘部ポリエチレンテレフタレートは、溶融
前にチップ水分率0.002%以下に乾燥した顔料を表
2に示す割合で均一にブレンド混合した。
【0092】芯用ポリエチレンテレフタレートおよび鞘
用ポリエチレンテレフタレートは、各々別々のエクスト
ルダ型紡糸機で溶融した後、複合紡糸パック中に導き、
芯鞘複合紡糸口金より、芯部が高比重粒子含有ポリエチ
レンテレフタレート、鞘部がポリエチレンテレフタレー
トで、表2に示す芯鞘複合比率の芯鞘型複合モノフィラ
メントとして紡出した。
【0093】その際、芯部用ポリマは265℃で、鞘部
用ポリマは290℃で、それぞれ溶融させ、290℃に
加熱した複合紡糸パックに導き紡糸した。
【0094】紡糸口金は孔径1.5mmΦ、孔数は1ホ
−ルとした。
【0095】吐出された芯鞘型複合糸は10cmの変動の
ない空気中を通過した後、70℃にコントロールされた
冷却浴を通過した後、隣接したロールに引き取つた。
【0096】引き取った糸条は、90℃の熱水中で3.
5倍に引き延ばした後、220℃の乾熱を用い、1.4
3倍に引き延ばし、引き続き180℃の乾熱を用い、3
〜10%の弛緩を行った後、2000デニールのモノフ
ィラメントを紙管に巻き取った。
【0097】かくして得られた芯鞘型複合モノフィラメ
ント繊維の特性について評価し、製糸条件とあわせて表
2に示した。
【0098】
【表1】
【0099】
【表2】
【0100】表1、表2から明らかなように、実施例の
ものは、比較例のものに比して、高比重性、高強度およ
び糸物性にも優れた今室良好なものであることがわか
る。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、高比重でかつ高強度を
有しており、漁網、ロープ等の一般産業用繊維として極
めて有用で、また、緞帳、カーテン等の室内装飾用繊維
としても極めて有用である芯鞘型高比重複合繊維を提供
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B106 AA01 AA08 HA01 HA02 4L041 AA07 AA19 AA20 BA02 BA05 BA21 BA46 BC20 BD02 BD20 CA06 CA11 CB03 CB21 CB25 DD04 DD21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯部及び鞘部がポリエステルを必須成
    分とする芯鞘型複合繊維において、該芯部が平均粒径2
    μmを超え20μm以下のタングステン金属微粒子を
    0.5〜12Vol%含有し、かつ、該複合繊維中に占め
    る該芯部の割合が20〜80重量%であり、かつ、該複
    合繊維は、下記の物性を同時に満足することを特徴とす
    る芯鞘型複合繊維。 比重(ρ) ≧ 1.55 強度(T) ≧ 20 kg/mm2 伸度(E) ≧ 15 %
  2. 【請求項2】 該芯部が、平均粒径0.1〜0.5μ
    mの硫酸バリウムを含有することを特徴とする請求項1
    記載の芯鞘型複合繊維。
  3. 【請求項3】 該芯部に含有する硫酸バリウム粒子体
    積とタングステン金属微粒子体積との合計が40Vol%
    以下であることを特徴とする請求項2記載の芯鞘型複合
    繊維。
  4. 【請求項4】 該芯部が、7〜15モル%の共重合ポ
    リエステルで構成されており、該鞘部は、実質上共重合
    成分を含まないポリエステルで構成されていることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の芯鞘型複合繊
    維。
  5. 【請求項5】 該芯部および鞘部の少なくとも一方に
    顔料を含有していることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の芯鞘型複合繊維。
  6. 【請求項6】 該芯鞘型複合繊維が、2.0〜45dt
    exの単糸繊度を有するマルチフィラメントであることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の芯鞘型複合
    繊維。
  7. 【請求項7】 該芯鞘型複合繊維が、繊度20〜10
    0000dtexのモノフィラメントであることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の芯鞘型複合繊維。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の芯鞘
    型複合繊維で構成されていることを特徴とする漁網。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020095122A1 (en) * 2018-11-07 2020-05-14 Garware Technical Fibres Limited Predator-resistant net for aquaculture

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