JP3023136B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原稿読取装置に関し、詳細には、ステップ
モータを駆動源として、読取手段を搭載する走行体ある
いは原稿を搬送する原稿読取装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、情報化時代にあって、ファクシミリ装置、複写
装置等が普及しており、このような装置においては、原
稿読取装置を備えている。
このような原稿読取装置においては、原稿を原稿台に
固定し、原稿読取手段を搭載した走行体を移動させて原
稿台上の原稿を読み取るいわゆるブックタイプの原稿読
取装置と、シート状原稿を搬送ローラで搬送し、この搬
送される原稿を固定された原稿読取手段で読み取るいわ
ゆるシートタイプの原稿読取装置と、がある。
まず、従来のブックタイプの原稿読取装置において
は、原稿をセットする原稿台と、原稿台の下方に配設さ
れて副走査方向に移動するとともに原稿に光を投射する
光源やミラー等を搭載する走行体と、原稿で反射されミ
ラー等を介して導入された光を光電変換する画像読取手
段と、を備え、走行体をステップモータにより駆動して
原稿の画像の読み取りを行う。すなわち、原稿台上に原
稿がセットされてスタートボタンが投入されると、ステ
ップモータが作動して走行体を駆動し、この走行体上の
光源から原稿台上の原稿に光が投射される。原稿で反射
された光は、走行体上のミラーにより反射されて光電変
換手段に導入され、光電変換手段により光電変換されて
読み取られる。このとき、ステップモータに脱調や走行
体駆動系の異常動作が発生したときには、異常音や振動
が発生したり、読取画像に不良が発生し、オペレータは
異常を感知することができる。オペレータはこの異常を
感知すると、原稿読取装置の主電源をオフにして、原稿
読取装置の異常動作を停止させる。
また、シートタイプの原稿読取装置においては、原稿
を読取部に搬送する搬送ローラと、読取部に搬送された
原稿に光を投射する光源と、原稿で反射された光が導入
された光電変換する光電変換手段と、搬送ローラを駆動
するステップモータと、を備え、ステップモータにより
原稿を搬送しつつ原稿に光を投射してその反射光を光電
変換手段により光電変換する。このステップモータに脱
調等の異常が発生したり、原稿搬送系に異常が発生する
と、異常音が発生したり、読取画像に不良が発生し、オ
ペレータはこの異常を感知することができる。オペレー
タはこの異常を感知すると、原稿読取装置の主電源をオ
フにして、原稿読取装置の異常動作を停止させる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の原稿読取装置にあっ
ては、ステップモータの脱調等の異常や走行体の駆動系
あるいは原稿搬送系に異常が発生した場合、オペレータ
がこれらの異常により発生する異常音や振動および画像
の不良等により感知し、オペレータが原稿読取装置の主
電源を停止することにより異常から脱出するようになっ
ていたため、ステップモータの脱調等の異常が発生して
から、オペレータが異常を感知して原稿読取装置の主電
源をオフにするまでの間は、異常状態が継続し、駆動系
が致命的な損傷を受けたり、原稿読取装置の他の部分に
異常が波及して二次的な損傷を生じる恐れがあり、ひど
いときには、オペレータ安全性を損なうという問題があ
った。
〔発明の目的〕
そこで、 本発明は、 シート型原稿をステップモータにより駆動される搬送
ローラにより搬送して原稿を読み取るいわゆるシートタ
イプの原稿読取装置において、 搬送ローラの端部周縁に所定の脱調検出マークを施
し、かつ、光電変換手段の一部を該脱調検出マークの読
取用とし、該光電変換手段による脱調検出マークの読取
結果に基づいて搬送ローラを駆動するステップモータの
脱調の有無を判断し、ステップモータが脱調していると
判断すると、ステップモータの駆動を停止することによ
り、ステップモータが脱調した状態でいつまでも駆動さ
れることを防止し、駆動系や原稿読取装置の他の部分へ
の損傷が発生することを防止するとともに、オペレータ
の安全性を確保することを目的としている。
〔発明の構成〕
上記目的を達成するため、 請求項2記載の発明は、 シート型原稿を搬送ローラにより搬送し、搬送される
原稿に光源から光を投射してその反射光を光電変換する
光電変換手段に導入して原稿の画像を読み取り、該搬送
ローラをステツプモータが駆動する原稿読取装置におい
て、 前記搬送ローラの端部周縁に所定の脱調検出マークを
施し、前記光電変換手段の一部を該脱調検出マークの読
取用とし、該光電変換手段による脱調検出マークの読取
結果に基づいて前記搬送ローラを駆動するステップモー
タの脱調の有無を判断し、ステップモータが脱調してい
ると判断すると、ステップモータの駆動を停止すること
を特徴としている。
以下、実施例に基づいて具体的に説明する。
第1図から第8図は本発明の原稿読取装置の一実施例
を示す図である。
第1図はいわゆるブックタイプの原稿読取装置1の概
略構成図であり、原稿読取装置1は、その本体2上部に
原稿台3が設けられている。原稿台3は、硬質の透明ガ
ラスが用いられており、原稿台3上には、ブックタイプ
の原稿4等がセットされる。本体2内の原稿台3の下方
には、走行体5、6や光電変換手段7およびレンズ8等
が配設されており、走行体5は、光源9および第1ミラ
ー10を搭載している。走行体6は、第2ミラー11および
第3ミラー12を搭載し、これら走行体5および走行体6
は、第1図中矢印Y方向に移動する。光源9は原稿台3
方向に光を投射し、原稿4で反射された光は第1ミラー
10、第2ミラー11および第3ミラー12を介してレンズ8
により光電変換手段7に投射される。このとき、走行体
5および走行体6は、第1図中矢印Y方向に移動する
が、走行体5および走行体6の移動速度は、原稿4の面
から光電変換手段7までの距離が常に一定に保たれるよ
うに移動する。上記光源9、ミラー10、11、12、レンズ
8および光電変換手段7は、原稿読取手段13を構成して
いる。
上記原稿台3の原稿読取手段13側の面には、第2図に
示すように、その主操作方向(第2図中矢印X方向)の
一方側の端部に、副操作方向に延在して脱調検出マーク
20が設けられており、脱調検出マーク20としては、第2
図に示すように、l1=10mm、l2=10mm、l3=10mmの三角
形状のものが施されている。この脱調検出マーク20は原
稿台3の裏面の地肌の色と区別できる色で施されてお
り、例えば、地肌が黒色で、脱調検出マーク20が白色で
ある。この脱調検出マーク20の形状としては、第3図に
示すように、l1=10mm、l2=20mm、l3=20mmのもの〔第
3図(a)〕であってもよいし、l1=10mm、l2=30mm、
l3=30mmのもの〔第3図(b)〕であってもよい。い
ま、光電変換手段7の画素密度が300dpiであると、10mm
では、最大118画素を検出することができる。また、原
稿台3の裏面には、透明ガラスの領域(原稿読取領域)
RRと脱調検出マーク20との間にダミー領域RDが設けられ
ており、脱調検出マーク20はマーク検出領域RMに設けら
れている。これら原稿読取領域RR、ダミー領域RDおよび
検出領域RMで反射された光を光電変換手段7が光電変換
し、これらの各領域を含めて読取可能領域RGとしてい
る。
上記光電変換手段7としては、例えば、CCD(Charge
Coupled Device)が用いられており、光電変換手段7
は、入射される光を光電変換してアナログの画像データ
として出力する。光電変換手段7は、第4図に示すよう
に、原稿台3の原稿読取領域RRからの光を光電変換する
読取領域CR以上の長さ、すなわち、原稿台3のダミー領
域RDおよび検出領域RMからの光を光電変換する検出領域
CM、を有しており、光電変換手段7の読取領域CRには、
原稿台3の原稿読取領域RRで反射された光が、また、検
出領域CMには、原稿台3のダミー領域RDおよび検出領域
RMで反射された光が、入射される。光電変換手段7とし
ては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)が用いら
れており、光電変換手段7は、入射される光を光電変換
して画像データとして出力する。
原稿読取装置1の制御回路は、第5図のように示さ
れ、アンプ21、シェーディング補正回路22、A/D変換器2
3、2値化回路24、画像処理部25、フリップフロップFF
1、FF2、FF3、FF4、NOT回路26、AND回路27、カウンタ2
8、NAND回路29、タイミング生成部30、EXOR回路EA1〜EA
n、EB1〜EBn、OR回路31、32、AND回路33、CPU(Central
Processing Unit)34、出力ポート35、入力ポート36お
よびモータ駆動回路37等を備えている。また、原稿読取
装置1は、オペポート38およびステップモータ39等を備
え、オペポート38には、スタートキー等の各種操作キー
や本発明の脱調を通知する脱調表示ランプ等が設けられ
ている。光電変換手段7で読み取られた画信号は、アン
プ21で増幅された後、シェーディング補正回路22で所定
のシェーディング補正が施され、A/D変換器23によりデ
ィジタル変換される。ディジタル変換された画信号は、
画像処理部25に入力されるとともに、2値化回路24に入
力され、画像処理部25により所定の画像処理が施され
る。2値化回路24はディジタル変換された画信号を、例
えばmビットのシリアルデータSDに量子化し、A/D変換
器23および2値化回路24の動作はタイミング生成部30の
出力するクロック信号ELCLKによりタイミング調整され
ている。この2値化回路24の出力するシリアルデータSD
は、上述のように原稿の読取データとマーク検出データ
の混在したものであり、このシリアルデータSDはAND回
路33によりタイミング生成部30からのタイミング信号DE
TECTおよびストップ信号STOP2とのアンドが取られてカ
ウンタ28にイネーブル信号ETとして入力される。カウン
タ28は、第6図に示すように、AND回路33から入力され
るシリアルデータSDをタイミング生成部30からのクロッ
ク信号ELCLKの立ち上がりでカウントアップし、フリッ
プフロップFF2に出力する。このストップ信号STOP2は、
ステップモータ39を間欠駆動させるためにCPU34が出力
するストップ信号STOPをフリップフロップ回路FF1でラ
イン同期信号LSYNCによりタイミング整合したもので、
タイミング信号DETECTは、光電変換手段7が出力する画
像データのうち脱調検出マーク20を読み取った画像デー
タの区間を示しており、ライン同期信号LSYNCに同期し
てタイミング生成部30で生成される。カウンタ28は、こ
のストップ信号STOP2が有効“1"のときには、カウント
動作を中止し、ストップ信号STOP2が無効“0"のときだ
け、カウント動作を行う。また、カウンタ28は、ライン
同期信号LSYNCによりリセットされ、イネーブル信号ET
の入力区間の画素数をカウントした後、クロック信号FF
CLKの立上りで次段以降のフリップフロップ回路FF2、FF
3、FF4に順次ラッチされる。フリップフロップ回路FF
2、FF3、FF4はそれぞれ現ライン、前ラインおよび前前
ラインの脱調検出マーク20の検出データ(画素数)をラ
ッチして出力する。EXOR回路EB1〜EBnは、(n+1)と
(n)の連続した2ラインにおいて、各ビットの変化を
検出し、1画素変化すればOR回路32の出力EX1を“1"と
し、脱調や走行体5、6のロック等が発生してステップ
モータ43の励磁に駆動系が追従しないと、同一ラインを
再度読み取るために、OR回路32の出力EX1を“0"にす
る。また、EXOR回路EA1〜EAnは,(n)と(n−1)の
連続した2ラインにおいて、各ビットの変化を検出し、
1画素変化すると、OR回路31の出力EX2を“1"にする。
このOR回路31、32の出力EX1、EX2がともに“0"のとき、
すなわち、連続した3ラインの脱調検出マーク20の検出
値が同じ値を示すとき、脱調等の駆動系に異常が発生し
たと判定し、AND回路33の出力ERRORを“1"とする。これ
は、脱調検出マーク20の印刷誤差や読取誤差さらにはジ
ッタ等を考慮したためである。このAND回路33の出力ERR
ORはCPU34のNMI(Non Must Interrupt)端子に入力さ
れ、CPU34に割り込みをかける。CPU34は、この割込みが
かけられると、入力ポート36を読み込んで割込要因(こ
の場合、脱調)を知った後、ステップモータ43の励磁解
除信号を出力ポート35へ書込を行なうとともに、オペポ
ート38に脱調通知表示信号を出力してその旨表示させ
る。オペポート38ではこの脱調表示信号により、ディス
プレイや脱調表示ランプにその旨表示する。
次に、作用を説明する。
原稿読取装置1は、原稿読取時、原稿幅方向の主走査
を行ないつつ原稿長さ方向の副走査を行なう。この主走
査において、原稿読取領域RRだけでなく、ダミー領域RD
およびマーク検出領域RMの読み取りをも行ない、この場
合、原稿読取領域RR、ダミー領域RDおよびマーク検出領
域RMをそれぞれ一つの光電変換手段7で読み取る。すな
わち、光電変換手段7は、その読取領域CRで原稿読取領
域RRの読み取りを行ない、その検出領域CMでダミー領域
RDおよびマーク検出領域RMの読み取りを行なう。したが
って、脱調検出マーク20を検出するために、専用の検出
手段を設ける必要がなく、原稿読取装置1を安価にする
ことができる。次に、副走査においては、CPU34がモー
タ駆動回路37を介してステップモータ39を駆動し、第1
図中Y方向に走行体5、6を移動させる。このとき、脱
調検出マーク20が第2図に示したように、三角形状に施
されているため、光電変換手段7で読み取った脱調検出
マーク20の検出データは、ライン毎に変化する。原稿読
取装置11は、この脱調検出マーク20の検出データ(画素
データ)に基づいて、第5図に示す回路により、ステッ
プモータ39の脱調等が発生しているかどうか判定する。
すなわち、カウンタ28は、第6図および第7図に示すよ
うに、脱調検出マーク20の画素数をカウントし、カウン
タ28のカウントした画素数をフリップフロップ回路FF
2、FF3、FF4で順次ラッチする。
このとき、光電変換手段7が、例えば、300dpiの精度
であると、脱調検出マーク20が第2図に示すように、10
mmの三角形状であると、1ライン毎に、脱調検出マーク
20の検出画素も1画素づつ増・減する。
したがって、ステップモータ39に脱調等が発生せず、
駆動系が正常のときには、第7図に示すように、各フリ
ップフロップ回路FF2、FF3、FF4のラッチした値が1画
素変化し、EXOR回路EA1〜EAn、EB1〜EBnはそれぞれその
出力EX1、EX2を“1"とする。このEXOR回路EA1〜EAn、EB
1〜EBnの出力EX1、EX2のいずれかが“1"であると、AND
回路33は、その出力ERRORを“0"とし、CPU34には、異常
処理用の割込みがかからない。
ところが、ステップモータ39の脱調等により駆動系に
異常が発生すると、脱調検出マーク20を検出した画素数
が1画素ずつ変化しない。このときには、第8図に示す
ように、EXOR回路EA1〜EAn、EB1〜EBnの出力がともに
“0"となり、AND回路33はその出力ERRORを“1"とする。
したがって、CPU34に割込みが発生し、CPU34は入力ポー
トを読み取ってその原因を検出する。これにより、ステ
ップモータ39の脱調等の駆動系に異常が発生したことを
判定することができ、駆動系に異常が発生したと判定す
ると、出力ポート35を介してモータ駆動回路37にステッ
プモータ39の駆動停止を指示する。したがって、ステッ
プモータ39の脱調等の駆動系に異常が発生したときに
は、その異常を自動的に検出し、ステップモータ39を停
止することができる。その結果、ステップモータが脱調
した状態でいつまでも駆動されることを防止することが
でき、駆動系や原稿読取装置の他の部分へ損傷が波及す
ることを防止するができるとともに、オペレータの安全
性を確保することができる。
第9図は、本発明の原稿読取装置の一実施例を示す図
であり、本実施例は、いわゆるシートタイプの原稿読取
装置の一実施例である。
第9図はシートタイプの原稿読取装置50の要部構成図
であり、原稿読取装置50は、原稿搬送ローラ51、レンズ
52および光電変換手段53等を備えている。また、この原
稿読取装置50は、図示しないが、第5図と同様の制御回
路を備えている。したがって、以下第5図に使用した符
号をそのまま使用して説明する。
原稿搬送ローラ51は、ステップモータ39により回転駆
動され、その駆動は、モータ駆動回路37を介してCPU34
により制御される。原稿搬送ローラ51には、その軸方向
(主走査方向)の一方側端部に脱調検出マーク54が施さ
れており、脱調検出マーク54は原稿搬送ローラ51の周方
向に原稿搬送ローラ51の全周にわたって施されている。
脱調検出マーク54は、第2図に示した脱調検出マーク20
と同様のものであり、また、第3図(a)(b)と同様
のものであってもよい。
光電変換手段53は、第4図に示した原稿読取手段7と
同様であり、読取領域CRおよび検出領域CMが設けられて
いる。
次に、作用を説明する。
原稿搬送ローラ51は、ステップモータ39により回転駆
動され、シートタイプの原稿55を搬送する。この原稿55
および脱調検出マーク54には、図外の光源から光が投射
され、原稿55および脱調検出マーク54で反射された光
は、レンズ52を介して光電変換手段53に入射される。特
に、原稿55で反射された光は、光電変換手段53の読取領
域CRに入射され、脱調検出マーク54で反射された光は、
検出領域CMに入射される。光電変換手段53に入射された
光は、前記実施例と同様に、その脱調検出マーク54の画
素データに基づいて、ステップモータ39の脱調等の駆動
系に異常が発生したかどうか判定し、異常が発生したと
判定すると、ステップモータ39の駆動を停止する。した
がって、シートタイプの原稿読取装置50においても、ブ
ックタイプの原稿読取装置1と同様に、ステップモータ
39の脱調等の駆動系に異常が発生したときには、その異
常を自動的に検出し、ステップモータ39を停止すること
ができる。その結果、ステップモータが脱調した状態で
いつまでも駆動されることを防止することができ、駆動
系や原稿読取装置の他の部分へ損傷が波及することを防
止するができるとともに、オペレータの安全性を確保す
ることができる。
なお、上記実施例においては、脱調検出マークを原稿
台および原稿搬送ローラの主走査方向の読取開始位置方
向にのみ設けているが、これに限るものではなく、主走
査方向の読取終了方向にのみ設けてもよく、また、読取
開始および読取終了の両方向の双方の位置に設けてもよ
い。
〔効果〕
本発明によれば、シート型原稿をステップモータによ
り駆動される搬送ローラにより搬送して原稿を読み取る
いわゆるシートタイプの原稿読取装置において、搬送ロ
ーラの端部周縁に所定の脱調検出マークを施し、かつ、
光電変換手段の一部を該脱調検出マークの読取用とし、
該光電変換手段による脱調検出マークの読取結果に基づ
いて搬送ローラを駆動するステップモータの脱調の有無
を判断し、ステップモータが脱調していると判断する
と、ステップモータの駆動を停止することができるの
で、ステップモータが脱調した状態でいつまでも駆動さ
れることを防止することができ、駆動系や原稿読取装置
の他の部分へ損傷が発生することを防止することができ
るとともに、オペレータを安全性を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明の原稿読取装置の一実施例を示
す図であり、 第1図はその原稿読取装置の全体構成図、 第2図はその原稿台の裏面図、 第3図(a)(b)はそれぞれ脱調検出マークの他の例
を示す図、 第4図はその光学系の構成図、 第5図はその制御回路図、 第6図はそのカウンタの動作説明用のタイミング図、 第7図はその駆動系が正常時のときの制御回路の各部の
タイミング図、 第8図はその駆動系が異常時のときの制御回路の各部の
タイミング図である。 第9図は本発明の一実施例の原稿読取装置の要部構成図
である。 1……原稿読取装置、 2……本体、 3……原稿台、 4……原稿、 5……走行体、 6……走行体、 7……光電変換手段、 8……レンズ、 9……光源、 10……第1ミラー、 11……第2ミラー、 12……第3ミラー、 20……脱調検出マーク 21……アンプ、 22……シェーディング補正回路、 23……A/D変換器、 24……2値化回路、 25……画像処理部、 26……NOT回路、 27……AND回路、 28……カウンタ、 29……NAND回路、 30……タイミング生成部、 31……OR回路、 32……OR回路、 33……AND回路、 34……CPU、 35……出力ポート、 36……入力ポート、 37……モータ駆動回路、 38……オペポート、 39……ステップモータ、 RR……原稿読取領域、 RD……ダミー領域、 RM……マーク検出領域、 RG……読取可能領域、 CR……読取領域、 CM……検出領域、 FF1、FF2、FF3、FF4……フリップフロップ、 EA1〜EAn、EB1〜EBn……EXOR回路、 ELCLK……クロック信号、 SD……シリアルデータ、 DETECT……タイミング信号、 STOP2……ストップ信号、 ET……イネーブル信号、 STOP……ストップ信号、 LSYNC……ライン同期信号、 FFCLK……クロック信号、 50……原稿読取装置、 51……原稿搬送ローラ、 52……レンズ、 53……光電変換手段、 54……脱調検出マーク、 55……原稿。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート型原稿を搬送ローラにより搬送し、
    搬送される原稿に光源から光を投射してその反射光を光
    電変換する光電変換手段に導入して原稿の画像を読み取
    り、該搬送ローラをステップモータが駆動する原稿読取
    装置において、 前記搬送ローラの端部周縁に所定の脱調検出マークを施
    し、前記光電変換手段の一部を該脱調検出マークの読取
    用とし、該光電変換手段による脱調検出マークの読取結
    果に基づいて前記搬送ローラを駆動するステップモータ
    の脱調の有無を判断し、ステップモータが脱調している
    と判断すると、ステップモータの駆動を停止することを
    特徴とする原稿読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7836816B2 (en) 2006-12-06 2010-11-23 Smc Kabushiki Kaisha Retaining ring for fluid pressure cylinder
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US7836816B2 (en) 2006-12-06 2010-11-23 Smc Kabushiki Kaisha Retaining ring for fluid pressure cylinder
US7836817B2 (en) 2006-12-06 2010-11-23 Smc Kabushiki Kaisha Fluid pressure cylinder

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JPH03293860A (ja) 1991-12-25

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