JPH11341225A - 画像読み取り装置及びその斜行補正方法 - Google Patents

画像読み取り装置及びその斜行補正方法

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JPH11341225A
JPH11341225A JP10143166A JP14316698A JPH11341225A JP H11341225 A JPH11341225 A JP H11341225A JP 10143166 A JP10143166 A JP 10143166A JP 14316698 A JP14316698 A JP 14316698A JP H11341225 A JPH11341225 A JP H11341225A
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Japan
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JP10143166A
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Hiroichi Kodama
博一 児玉
Masao Watabe
昌雄 渡部
Akito Mori
昭人 森
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読み取りユニットに対する原稿の斜行を
正確に補正する画像読み取り装置及びその斜行補正方法
の提供。 【解決手段】 「補正量演算モード」のときには、試験
的に原稿を搬送し、所定の画像読み取り位置の主走査方
向ラインと、斜行検知センサS3,S4の取り付け位置
を結ぶラインBとの平行度のズレ量(補正量)を算出す
る。実際に原稿の画像を読み取る「斜行補正モード」の
ときには、算出した補正量と、現在搬送している原稿に
ついて第1斜行量演算回路208において算出された斜
行量とに基づいて制御量を算出し、その算出した制御量
に応じて斜行補正モータ111,112を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を読み
取る画像読み取り装置及びその斜行補正方法に関し、例
えば、原稿を搬送する機構を備える画像読み取り装置及
びその斜行補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やファクシミリ等のよ
うに、原稿を搬送する機構を備える画像読み取り装置に
おいては、その原稿の画像を正確に読み取ることができ
るように、原稿の画像を読み取るのに先立って所定の読
み取り位置まで搬送する際、その原稿が所定方向からず
れた斜めの状態(以下、斜行と称する)で搬送されてい
るときには、その原稿が該所定の方向を向くように補正
がなされている。
【0003】このような斜行補正機能を備える画像読み
取り装置には、例えば、搬送される原稿の斜行を検知す
るセンサが、原稿搬送路上の左右に設けられおり、その
2つのセンサの位置を原稿が通過したタイミングの時間
差に基づいて、該原稿の斜行量を算出する。そして、そ
の算出した結果に応じて、独立して駆動できる2つの斜
行制御用モータを駆動することにより、それらのモータ
によってそれぞれ回転するローラの搬送速度の差を利用
して当該原稿の斜行を補正する。これにより、当該原稿
は、原稿読み取り位置に正確に搬送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような斜行補正機能を有する画像読み取り装置におい
て、原稿の斜行量は、前記の2つのセンサによる検出タ
イミングの時間差に基づいて算出される。このため、こ
れらのセンサの取り付け位置と、それらセンサ位置より
原稿搬送路の後方に設けられたCCD等の画像読み取り
ユニットの取り付け位置とが所定の位置関係で正確に取
りつけられていない場合には、斜行補正を行っても当該
画像読み取りユニットによって読み取られた画像には必
ずズレが生じてしまう。
【0005】そこで、本発明は、画像読み取りユニット
に対する原稿の斜行を正確に補正する画像読み取り装置
及びその斜行補正方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の画像読み取り装置は、以下の構成を備える
ことを特徴とする。
【0007】即ち、原稿を画像読み取りユニットの位置
まで搬送すると共に、その原稿の斜行を補正し、その画
像読み取りユニットによって該原稿の画像を読み取る画
像読み取り装置であって、前記画像読み取りユニットの
前方に設けられた複数のセンサの位置を通過するときの
原稿の斜行状態を検出する第1の斜行状態検出手段と、
前記画像読み取りユニットを通過するときの前記原稿の
斜行状態を検出する第2の斜行状態検出手段と、前記第
1及び第2の斜行状態検出手段により検出したところ
の、試験的に搬送した原稿の斜行状態に基づいて、前記
画像読み取りユニットの主走査方向のラインと、前記複
数のセンサの取り付け位置を結ぶラインとの平行度のズ
レ量を検出するズレ量算出手段と、原稿の画像を読み取
るのに際して、その原稿について前記第1の斜行状態検
出手段が検出した検出結果を表わす値を、前記ズレ量算
出手段により算出したズレ量に応じて補正する斜行状態
補正手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】また、例えば前記第2の斜行状態検出手段
は、前記画像読み取りユニットが出力する画像情報のう
ち、前記主走査方向の少なくとも2点の位置に対応する
画像情報の変化に基づいて、原稿の斜行状態を検出する
ことを特徴とする。
【0009】また、例えば前記第2の斜行状態検出手段
は、前記少なくとも2点の位置に対応する画像情報が変
化するときの時間差に基づいて、原稿の斜行状態を検出
するとよい。
【0010】好ましくは、前記画像読み取りユニット
は、前記少なくとも2点の位置において前記主走査方向
にそれぞれ複数のCCDを有しており、それら全てのC
CDから出力される画像信号が、それぞれ所定レベルよ
り大きな画像情報に相当するとき、前記第2の斜行状態
検出手段が、前記少なくとも2点の位置を原稿が通過し
たと判断することにより、原稿の誤検出を防止するとよ
い。
【0011】また、上記の目的を達成するため、本発明
の斜行補正方法は、以下の構成を備えることを特徴とす
る。
【0012】即ち、原稿を画像読み取りユニットの位置
まで搬送すると共に、その原稿の斜行を補正し、その画
像読み取りユニットによって該原稿の画像を読み取る画
像読み取り装置の斜行補正方法であって、画像を読み取
るべき原稿を搬送するのに先立って試験的に原稿を搬送
し、前記画像読み取りユニットの前方に設けられた複数
のセンサの位置を、前記試験的に搬送した原稿が通過す
るときの斜行状態を検出し、前記画像読み取りユニット
の位置を、前記試験的に搬送した原稿が通過するときの
斜行状態を検出し、前記複数のセンサの位置及び前記画
像読み取りユニットの位置にて検出した前記試験的に搬
送した原稿の斜行状態に基づいて、前記画像読み取りユ
ニットの主走査方向のラインと、前記複数のセンサの取
り付け位置を結ぶラインとの平行度のズレ量を検出し、
原稿の画像を読み取るのに際して、その原稿について前
記複数のセンサにより検出した検出結果を表わす値を、
前記ズレ量に応じて補正することを特徴とする。
【0013】また、例えば、前記画像読み取りユニット
の位置における前記試験的に搬送している原稿の斜行状
態を検出するときには、前記画像読み取りユニットが出
力する画像情報のうち、前記主走査方向の少なくとも2
点の位置に対応する画像情報の変化に基づいて、斜行状
態を検出するとよい。
【0014】好ましくは、前記少なくとも2点の位置に
対応する画像情報が変化するときの時間差に基づいて、
前記試験的に搬送している原稿の斜行状態を検出すると
よい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像読み取り
装置の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
尚、本実施形態で説明する画像読み取り装置は、例えば
読み取った画像情報を外部装置に出力する、所謂スキャ
ナとして構成しても、複写機、或いはファックス等の画
像形成装置として構成しても良いことは言うまでもな
い。
【0016】図1は、本発明の一実施形態としての画像
読み取り装置の概略構成を示す図である。
【0017】同図に示す画像読み取り装置1は、原稿を
所定の読み取り位置501まで搬送する搬送部101
と、その読み取り位置501に搬送された画像を読み取
る読み取り部102とからなる。
【0018】搬送部101において、原稿置き台400
にフェースアップで裁置された原稿は、その原稿の存在
が不図示のセンサによって検出されると、ピックアップ
ローラM1によって先頭ページが、搬送路(図1に太い
実線で示す)に送出される。
【0019】そして、分離ローラM2及び引き抜きロー
ラM3は、原稿置き台400から送出された原稿のう
ち、先頭ページだけを分離する。この先頭ページの原稿
は、搬送ローラM4を介して斜行補正ローラM5及びM
6の位置まで搬送される。
【0020】また、2ページ目以降の原稿は、前の原稿
と所定の搬送間隔を空けて、ピックアップローラM1に
よって原稿置き台400から送出される。この場合も同
様に、分離ローラM2は及び引き抜きローラM3は、原
稿置き台400から送出された原稿のうち、先頭ページ
だけを分離する。
【0021】上記のように搬送路を搬送される原稿は、
フォトセンサS1,S2、並びに斜行検知センサS3,
S4により、原稿の先端及び後端が検知される。これら
のセンサによる検出タイミングは、図1には不図示の搬
送モータの駆動タイミング、クラッチやソレノイドの結
合/離間タイミング、並びにジャム検知等に使用され
る。また、斜行検知センサS3,S4は、後述するよう
に原稿の斜行検知にも使用される。これらのセンサに
は、例えば、透過型或いは反射型のフォトセンサを用い
ればよい。
【0022】そして、後述する手法によって斜行が補正
された原稿は、読み取り位置501まで搬送される。
【0023】次に、読み取り部102において、読み取
り位置501にて画像を下向きに位置する原稿は、搬送
ローラM7によって所定の速度で搬送されると共に、光
源103によって照射される。原稿からの反射光像は、
第1乃至第3の3つのミラーによって光路を変更され、
レンズ401を介してCCD(Charge Coupled Device)
6に照射される。ここで、ハロゲンランプ等が用いられ
る光源103の対向面には、銀色のアルミ板が用いられ
ており、読み取り位置501に原稿が無いときには、光
源103の照射光は該アルミ板によって乱反射を起こす
ため、CCD6には光がほとんど入射しない。一方、原
稿が読み取り位置501に有るときには、その原稿面か
らの反射光がCCD6に入射する。そして、CCD6か
ら出力された信号は、後述する図2のアナログ/デジタ
ル(A/D)コンバータ202に入力される。
【0024】以下、本実施形態における画像読み取り装
置が行う原稿の斜行補正機能について説明する。
【0025】本実施形態の画像読み取り装置は、まず、
「補正量演算モード」において試験的に原稿を搬送する
ことにより、読み取り位置501の主走査方向ライン
と、斜行検知センサS3,S4の取り付け位置を結ぶラ
インBとの平行度のズレ量を補正量として求める。そし
て、実際の運用として原稿の画像を読み取る「斜行補正
モード」においては、「補正量演算モード」にて求めた
補正量を加味して、現在搬送している原稿の斜行を補正
する。また、現在搬送している原稿が斜行していたとし
てもそのまま搬送する「ノーマルモード」での画像の読
み取りも可能である。このモードにおいては、「補正量
演算モード」にて求めた補正量を使用しないことは言う
までもない。
【0026】これらのモード選択は、不図示の操作部か
らオペレータが行うことができる。例えば、具体的な運
用の例として、工場出荷前の最終調整や出荷後の修理点
検時には、当該画像読み取り装置を作業者が「補正量演
算モード」に設定し、該装置に後述の如く補正量を算出
させる。その後、当該画像読み取り装置のユーザは、算
出された補正量を使用する「斜行補正モード」、或い
は、斜行補正を行わない「ノーマルモード」にて原稿画
像の読み取りを行う。
【0027】[補正量演算モード]以下、当該画像読み
取り装置の「補正量演算モード」における動作につい
て、図2を参照して説明する。
【0028】当該画像読み取り装置は、「補正量演算モ
ード」において、読み取り位置501の主走査方向ライ
ンと、斜行検知センサS3,S4の取り付け位置を結ぶ
ラインBとの平行度のズレ量を演算する。この演算の順
序としては、試験的に原稿を搬送することにより、まず
原稿の斜行検知センサS3,S4における斜行量の検出
し、次に読み取り位置501における斜行量の算出し、
これら算出した斜行量に基づいて、制御量補正部201
の補正量演算回路205にて当該平行度のズレ量を表わ
す補正量を算出するものである。
【0029】オペレータ(例えば作業者)が不図示の操
作部にて「補正量演算モード」に設定したときには、C
PU206からの制御信号によってセレクタ209がX
側に接続する。
【0030】セレクタ209によってX側が選択されて
いるときに、搬送部101が、原稿置き台400上の原
稿の給紙を開始すると、第1斜行量演算回路208にお
いて斜行量信号309、斜行方向信号307、並びに演
算終了信号305が算出され、セレクタ209を経て補
正量演算回路205に入力される。そして、当該原稿
は、斜行した状態のまま、斜行補正ローラM5,M6に
よって画像読み取り位置501まで搬送される。
【0031】次に、画像読み取り位置501に到達した
原稿は、CCD6により画像が読み取られ、その読み取
った画像信号に基づいて、第2斜行量演算回路204に
おいて、斜行量信号214、斜行方向信号215、並び
に読み取り位置終了信号219が算出され、補正量演算
回路205に入力される。
【0032】<斜行検知センサS3,S4の位置におけ
る斜行量の算出>はじめに、斜行検知センサS3,S4
の検出信号を使用して行われる第1斜行量演算回路20
8による斜行量の算出について説明する。
【0033】図4は、本発明の一実施形態における画像
読み取り装置の斜行補正機構を説明する図であり、原稿
搬送路の上流から下流に向かって、同図の左側に位置す
る斜行検知センサをS3、斜行補正ローラM5とし、同
図の右側に位置する斜行検知センサをS4、斜行補正ロ
ーラM6とする。また、斜行補正ローラM5は斜行補正
モータ111により、斜行補正ローラM6は斜行補正モ
ータ112により、それぞれ駆動される。本実施形態に
おいて、斜行補正モータ111,112には、一般的な
パルスモータを使用する。
【0034】同図に示すように、原稿100は、斜行補
正ローラM5及びM6によって斜行検知センサS3,S
4の位置まで搬送される。このとき、斜行検知センサS
3,S4は、原稿100の左右の先端部が通過するタイ
ミングを検出する。このときの動作について、図2及び
図6を参照して更に説明する。
【0035】図2は、本発明の一実施形態としての画像
読み取り装置における制御ユニットのブロック構成図で
ある。
【0036】図中、斜行検知センサS3,S4の出力
は、センサインタフェース(I/F)207に入力され
る。センサI/F207は、入力信号と予め設定された
スレッショルドレベルとを比較し、その比較結果として
原稿の有/無を表わすHiまたはLowのステータス信
号(検知信号231,232)を出力する。このステー
タス信号は、第1斜行量演算回路208に入力される。
【0037】第1斜行量演算回路208は、斜行量検知
センサS3,S4の検知信号231,232に基づい
て、試験的に搬送される原稿の斜行量と斜行方向を算出
する。この第1斜行量演算回路208について、図6を
参照して説明する。
【0038】図6は、本発明の一実施形態における第1
斜行量演算回路の構成を示す図である。同図に示す第1
斜行量演算回路208は、斜行検知センサS3,S4の
検出タイミングの時間差に基づいて原稿の斜行量を算出
する。
【0039】図中、第1斜行量演算回路208は、図6
に示す回路から判るように、検知信号231,232の
何れかを検知すると、カウンタ(CNT)304により
斜行量のカウントを開始する。そして、検知信号23
1,232の両方を検知すると、演算終了信号305が
出力されると共に、カウンタ304の出力がD−FF3
06にラッチされて斜行量信号309を得る。
【0040】また、第1斜行量演算回路208は、原稿
が左右どちらの方向に傾いているかを示す斜行方向信号
307をJK−FF308で算出し、例えば、原稿の左
右端のうち左側が先行して斜行している場合にはHi、
右側が先行して斜行している場合をLowのステータス
信号307を出力する。
【0041】ここで、実際の回路においては、斜行量信
号309と、後述する斜行補正モータ111,112の
補正パルス数に相当する制御量221とが対応する関係
となるようにデータ変換手段を設けることが好ましい
が、カウンタ304に入力する斜行量カウントクロック
f303を適切な値にすれば当該データ変換手段が省略
することができる。以下、斜行量カウントクロック(C
LK)f303の算出方法について説明する。
【0042】斜行量カウントクロックf303は、原稿
の搬送速度V、斜行補正モータ111,112が駆動す
る斜行補正ローラM5,M6の直径R、ローラ間距離
A、斜行検知センサS3,S4間の距離B、斜行補正モ
ータ111,112のステップ角θとして、 f=360・V・A/(R・π・θ・B), で表される。ここで、原稿の搬送速度Vを500mm/
s、斜行補正ローラM5,M6の直径Rを16mm、ロ
ーラ間距離Aを170mm、斜行検知センサS3、S4
間の距離Bを170mm、斜行補正モータ111,11
2のステップ角θを0.72度とすると、斜行量カウン
トクロックf303は、およそ5000Hzになる。こ
の場合、斜行量信号309と制御量221とを1対1で
対応させるためにはデータ変換は必要なく、算出した斜
行量信号309の分だけ原稿の左右端のうち先行する側
の斜行補正モータ111または112のパルス数を減ら
して補正すればよい。
【0043】また、斜行量信号309の検知分解能を、
斜行制御回路211の制御分解能の2倍にしたいときに
は、斜行量カウントクロックf303を2倍にすればよ
く、その場合、算出した斜行量信号309を下位側に1
ビットシフトすることによって1/2にしたデータを制
御量221とすればよい。
【0044】第1斜行量演算回路208から出力された
斜行量信号309、斜行方向信号307、並びに演算終
了信号305は、制御量補正部201のセレクタ209
に入力される。制御量補正部201については後述する
が、セレクタ209は、オペレータのモード設定に応じ
てCPU206が出力する制御信号により動作する。セ
レクタ209がX側に接続しているとき、制御量補正部
201は、斜行量信号309、斜行方向信号307を、
補正量演算回路205に出力する。
【0045】<読み取り位置501における斜行量の算
出>次に、CCD6からの出力信号に基づいて読み取り
位置501における原稿の斜行量信号214を算出する
方法について説明する。CCD6から出力されたアナロ
グ画像信号は、アナログ/デジタル(A/D)コンバー
タ202に入力されデジタル画像データに変換される。
シェーディング補正回路203は、A/Dコンバータ2
02から出力された画像データに、CCD6が有する個
々の受光素子の感度のバラツキを無くして、それら個々
の受光素子に対応させてゲインを最適化すべく、黒レベ
ルのオフセット調整とランプ特性も含めた白レベルのシ
ェーディング補正を施す。
【0046】シェーディング補正後の画像データ213
は、不図示の画像処理ユニットと第2斜行量演算回路2
04とに入力される。
【0047】画像処理ユニットは、画像データ213
に、一般的な変倍、リピート、合成、各種の装飾処理
(網掛け、網のせ、網敷き、影付け等)を適宜行い、更
に、ルックアップテーブルによって各モードにおける画
像データの濃度補正を施した後、その補正した画像デー
タを外部装置に出力する。これらの処理を行う画像処理
ユニットについては、一般的なものを採用するものと
し、詳細な説明は省略するが、当該ユニットは、CPU
206と不図示のバスで接続されており、パラメータ、
モード、テーブルデータの設定及び処理データの読み書
きが可能な構成とする。
【0048】一方、第2斜行量演算回路204に入力さ
れた画像データ213は、読み取り位置501における
原稿の斜行量信号214及び斜行方向信号215が算出
される。これらの値の算出方法について図3及び図4を
参照して説明する。尚、図4において、101は、原稿
が搬送ローラM7によって移動されることによって生じ
る読み取り部102の主走査方及び向副走査方向の有効
画像データ領域である。
【0049】第2斜行量演算回路204は、図4に示す
左右の画像読み取り位置505,506を原稿101が
通過したときの当該読み取り位置に対応する画像データ
213の変化に基づいて原稿の有/無、即ち、原稿の通
過を検知し、それら読み取り位置505,506におけ
る画像データの変化が生じた時間差に基づいて斜行量信
号214を算出する。
【0050】ここで、左右の読み取り位置505,50
6の基準アドレス504は、CCD6の読み取り主走査
方向右側の有効画像データを起点にして、そこからの相
対アドレス値によってCPU206が任意に設定するこ
とができ、その間隔は演算を容易にするために、好まし
くは斜行検知センサS3,S4の幅と同一に設定すると
よい。
【0051】図3は、本発明の一実施形態における第2
斜行量演算回路の構成を示す図である。
【0052】同図に示す第2斜行量演算回路204にお
いて、D−FF429,430,433、CNT43
1、並びにJK−FF432は、読み取り部102の副
走査方向の有効画像データ領域を示すV−enbl40
3が入力されることによってイネーブルとなり、それ以
外は主走査方向の有効画像データ領域を示すH−enb
l402が入力されることによってイネーブルになる。
【0053】レジスタ413,415には、読み取り位
置505,506の各アドレス値が予め設定されてい
る。また、レジスタ414,416には、読み取り位置
505,506のアドレス値に4加算した値が予め設定
されている。これは、ノイズや塵等の影響によって原稿
を誤検知することを防止すべく、読み取り位置505,
506のそれぞれの位置において、所定の幅の範囲で画
像データ213の変化を検知するためであり、本実施形
態では前記の通り左右それぞれの幅を4画素分とする。
【0054】また、レジスタ417,418には、画像
データ213を2値のデジタル値に変換するときに使用
するスレッショルド値417が設定される。
【0055】VCLK401は、画像データ213の1
画素ごとに同期したパルスである。CNT405はカウ
ンタであり、H−enbl402に同期してVCLK4
01をカウントする。
【0056】COMP407〜410はコンパレータで
あり、CNT405の出力値とレジスタ413〜416
の設定値とが一致したときにHiのステータス信号を出
力する。
【0057】JK−FF411,412は、読み取り位
置505,506の各読み取り領域に相当した区間信号
が出力される。
【0058】COMP419,420はコンパレータで
あり、A>BのときにHiのステータス信号を出力す
る。即ち、JK−FF411,412の出力区間で画像
データ213がスレッショルド値417より大きいとき
には、原稿が検知されたことを表わすHiのステータス
信号が出力される。
【0059】先に説明したように、読み取り位置50
5,506は、それぞれ4画素幅の範囲を有する。この
ため、D−FF421〜424は、左読み取り位置50
5の4画素分の画像データをラッチし、D−FF425
〜428は右読み取り位置506の4画素分の画像デー
タをラッチする。そして、D−FF421〜424の出
力がすべてHiとなると、D−FF429の出力がHi
となる。これは、左読み取り位置505で原稿を検知し
たことを表わす。同様に、D−FF425〜428の全
出力がHiになるとD−FF430の出力がHiとな
り、右読み取り位置506で原稿を検知したことを表わ
す。
【0060】このようにして読み取り位置505,また
は506の何れかにおける原稿の通過が検知されると、
CNT431にて斜行量のカウントが開始される。
【0061】CNT431は、カウンタであり、D−F
F429かD−FF430の何れかの出力がHiになっ
たときに、第1斜行量演算回路208の斜行量カウント
CLK303と同等のクロックであるCLK434に従
ってカウントを開始する。このCNT431の出力値
は、D−FF429またはD−FF430がHiとなっ
たときにD−FF433にラッチされる。
【0062】JK−FF432は、読み取り位置の斜行
方向を検知する。JK−FF432、例えば、原稿の左
側が先行して斜行している場合にはHiを、右側が先行
して斜行している場合にはLowのステータス信号(斜
行方向信号215)を出力する。
【0063】また、D−FF429とD−FF430の
両方の出力がHiになったとき、第2斜行量演算回路2
04からは、CNT431によるカウントが終了したこ
と、即ち、斜行量の演算が終了したことを表わす終了信
号219が出力される。
【0064】尚、斜行量カウントCLK434は、例え
ばH−enbl402を用いてカウントしても良く、そ
の場合には、算出した斜行量信号214を斜行量信号3
09と対応するように変換すればよい。
【0065】<制御量補正部201における補正量の算
出>次に、制御量補正部201による補正量218及び
補正方向信号236の算出について、図5を参照して説
明する。
【0066】図5は、本発明の一実施形態における制御
量補正部の構成を示す図である。同図に示す制御量補正
部201は、セレクタ209、補正量演算回路205、
並びに、制御量演算回路210より構成されている。
【0067】補正量演算回路205の減算器601は、
「補正量演算モード」において、CPU206から制御
信号が入力されるとA−Bの減算を行うことにより、読
み取り位置501の主走査方向ラインと、斜行検知セン
サS3,S4の取り付け位置を結ぶラインBとの平行度
(平行でない度合い)を算出し、その結果を補正すべき
量(補正量218)として出力すると共に、その補正方
向を表わす信号として、補正方向信号236を出力す
る。
【0068】具体的に、減算器601において、A端子
に入力される斜行量信号214及び斜行方向信号215
は、斜行量信号214の符号として斜行方向信号215
を扱い、B端子に入力される斜行量信号309及び斜行
方向信号307については、斜行量信号309の符号と
して斜行方向信号307を扱う。
【0069】例えば、斜行方向信号がHiの場合を正、
Lowの場合を負と定義する場合に、斜行方向信号21
5がHiで斜行量信号214が4、斜行方向信号307
がLowで斜行量信号309が2のとき、補正量218
は、A−B=4−(−2)=+6となる。これは、斜行
検知センサS3,S4の取り付け位置を結ぶラインB
は、読み取り位置501の主走査方向ラインBに対して
6だけ左方向に斜行していることを示す。
【0070】減算器601で算出されたデータは、演算
終了と同時に補正量218としてD−FF602でラッ
チされ、これにより「補正量算出モード」が終了する。
【0071】[斜行補正モード]次に、当該画像読み取
り装置の「斜行補正モード」における動作について、図
5を参照して説明する。
【0072】オペレータ(例えばユーザ)が不図示の操
作部にて「斜行補正モード」に設定したときには、CP
U206からの制御信号によってセレクタ209がY側
に接続され、セレクタ209は、第1斜行量演算回路2
08が出力した斜行量信号309、斜行方向信号307
を、後段の制御量演算回路210に出力する。
【0073】当該画像読み取り装置が「斜行補正モー
ド」において原稿を読み取るとき、制御量演算回路21
0は、「補正量演算モード」のときに補正量演算回路2
05が算出した補正量218と、現在搬送している原稿
について第1斜行量演算回路208において算出された
斜行量信号309及び斜行方向信号307とに基づい
て、制御量221及び制御方向信号223を算出する。
【0074】ここで、制御量演算回路210にて行われ
る制御量221及び制御方向信号223の算出方法つい
て説明する。
【0075】上記の補正量演算回路205で算出したよ
うに、斜行検知センサS3,S4の取り付け位置を結ぶ
ラインBは、読み取り位置501の主走査方向ラインに
対して、補正方向信号236の表わす方向に補正量21
8だけ傾いている。従って、読み取り位置501の主走
査方向ラインに原稿を正確に合わせるためには、「補正
量算出モード」にて算出した補正量(補正量信号218
及び斜行方向信号236)と、現在搬送している原稿に
ついて第1斜行量演算回路208において算出された斜
行量(斜行量信号309及び斜行方向信号307)とを
加算すればよい。そして、加算した結果は、制御量22
1及び制御方向信号223として次段の斜行制御回路2
11に出力される。
【0076】具体的に、制御量演算回路210に設けら
れた加算器603は、A+Bの加算を行う。このとき、
加算器603において、A端子に入力される斜行量信号
218及び補正方向信号236は、斜行量信号218の
符号として補正方向信号236を扱い、B端子に入力さ
れる斜行量信号309及び斜行方向信号307について
は、斜行量信号309の符号として斜行方向信号307
を扱う。加算器603は、A+Bの加算を行い、その演
算結果として制御量221及び制御方向信号223、並
びに演算終了信号222を斜行制御回路211に出力す
る。
【0077】<斜行制御回路211>次に、斜行制御回
路211について図7を参照して説明する。
【0078】図7は、本発明の一実施形態における斜行
制御回路の構成を示す図である。同図に示す斜行制御回
路211には、CPU206の不図示のタイマから出力
された原稿搬送速度Vに対応した基準クロック225が
セレクタ(SEL)803,807に入力されている。
【0079】SEL803(807)は、原稿の斜行が
発生していないときには基準クロック225を選択する
が、斜行補正を行うときには、カウンタ802(80
6)にて基準クロック225を1/2,1/4,1/8
に分周したクロック817〜819(820〜822)
を選択することができる。
【0080】また、SEL803,807は、左右のモ
ータ駆動信号233,234をモータドライバ212に
出力する。
【0081】斜行制御回路211において、SEL80
3は、演算終了信号222が入力され、且つ斜行方向信
号223がHiで入力されると、左モータ駆動信号22
3として分周クロック817〜822の何れかを選択す
る。これにより、左側の斜行補正モータ111が減速さ
れ、原稿の斜行補正が行われる(斜行方向信号223が
Lowのときには右モータ駆動信号224が減速され
る)。
【0082】また、SEL803(807)は、制御量
221の値によって適切な分周クロック817〜819
(820〜822)を選択する。この選択に必要なセレ
クト信号は、コンパレータ(COMP)804及びマル
チプレクサ(MUX)805によって生成される。即
ち、制御量221が少ないときには、基準クロック22
5を1/2分周したクロック817を用いて急激なモー
タ制御による過剰な斜行補正を防ぎ、また制御量221
が大きいときには、最も遅い1/8の分周クロック81
9を用いて、読み取り位置501に原稿が到達するまで
に斜行補正を完了する。
【0083】コンパレータ804またはマルチプレクサ
805に接続されたレジスタ814,815,816に
は、CPU206によりデータを設定することが可能で
ある。コンパレータ804は、レジスタ814,815
に設定された値M,Nに基づいて、制御量221が、X
<M,M≦X<N,N≦X(但し、Xを制御量221と
する)のどの範囲に属するかを表わす信号を出力する。
マルチプレクサ805は、コンパレータ804が出力し
た信号に応じて、SEL803における分周クロック8
17〜819のセレクト信号を出力する。
【0084】SEL808(809)は、入力される斜
行方向信号223に応じて、左右のモータ駆動パルス2
33または234の何れかを選択し、その選択したパル
スを、アップダウンカウンタ810のダウン(D)(ア
ップ(U))に入力する。例えば、斜行方向信号223
がHi、即ち原稿の左側が先行して斜行している場合に
は、SEL80にて右モータ駆動パルス234が選択さ
れ、SEL808では左モータ駆動パルス233が選択
される。この場合、左モータ駆動パルス233は前述し
たようにSEL803で分周クロック817〜819の
何れかが選択されるため、アップダウンカウンタ810
の出力は増加し、制御量221と一致するまで斜行補正
制御が行われる。そして、コンパレータ811は、A=
B、即ちアップダウンカウンタ810の出力値と制御量
221とが一致したことを認識すると、制御終了信号8
13を出力する。これにより、セレクタ803は、基準
クロック225を選択し、斜行制御が終了する。
【0085】また、斜行制御回路211は、CPU20
6からの不図示の制御信号により、斜行制御をオン・オ
フすることが可能である。
【0086】尚、上記の説明では、斜行補正モータ11
1,112にパルスモータを使用した例を説明したが、
例えばDCモータ等を用いて制御することも可能であ
り、その場合にはモータ軸にエンコーダを取り付けて、
そのエンコーダが出力するパルスを検知することによ
り、パルスモータと同様の制御ができる。
【0087】このように、本実施形態によれば、「斜行
補正モード」において読み取るべき原稿の斜行を補正す
るに際して、「補正量算出モード」において検出した補
正量、即ち、読み取り位置501の主走査方向ライン
と、斜行検知センサS3,S4の取り付け位置を結ぶラ
インBとの平行度(平行でない度合い)を含めて斜行補
正を行う。これにより、画像読み取り装置1は、読み取
り位置501と斜行検知センサS3,S4の取り付け状
態にズレが生じていても、そのズレと今回搬送している
原稿の斜行とを同時に補正することができ、傾きのない
良好な画像の読み取りを行うことができる。
【0088】
【他の実施形態】尚、本発明は、複数の機器(例えば複
写機,ファックス等)から構成されるシステムに適用し
ても、本実施形態のように一つの機器からなる装置に適
用してもよい。
【0089】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0090】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0091】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM等
を用いることができる。
【0092】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0093】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像読み取りユニットに対する原稿の斜行を正確に補正
する画像読み取り装置及びその斜行補正方法の提供が実
現する。
【0095】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての画像読み取り装置
の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態としての画像読み取り装置
における制御ユニットのブロック構成図である。
【図3】本発明の一実施形態における第2斜行量演算回
路の構成を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態における画像読み取り装置
の斜行補正機構を説明する図である。
【図5】本発明の一実施形態における制御量補正部の構
成を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態における第1斜行量演算回
路の構成を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態における斜行制御回路の構
成を示す図である。
【符号の説明】
1:画像読み取り装置, 6:CCD, 101:搬送部, 102:読み取り部, 201:制御量補正部, 202:A/Dコンバータ, 203:シェーディング補正回路, 204:第2斜行量演算回路, 205:補正量演算回路, 206:CPU, 207:センサインタフェース, 208:第1斜行量演算回路, 209:セレクタ, 210:制御量演算回路, 211:斜行制御回路, 212:モータドライバ, S3,S4:斜行検知センサ,

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を画像読み取りユニットの位置まで
    搬送すると共に、その原稿の斜行を補正し、その画像読
    み取りユニットによって該原稿の画像を読み取る画像読
    み取り装置であって、 前記画像読み取りユニットの前方に設けられた複数のセ
    ンサの位置を通過するときの原稿の斜行状態を検出する
    第1の斜行状態検出手段と、 前記画像読み取りユニットを通過するときの前記原稿の
    斜行状態を検出する第2の斜行状態検出手段と、 前記第1及び第2の斜行状態検出手段により検出したと
    ころの、試験的に搬送した原稿の斜行状態に基づいて、
    前記画像読み取りユニットの主走査方向のラインと、前
    記複数のセンサの取り付け位置を結ぶラインとの平行度
    のズレ量を検出するズレ量算出手段と、 原稿の画像を読み取るのに際して、その原稿について前
    記第1の斜行状態検出手段が検出した検出結果を表わす
    値を、前記ズレ量算出手段により算出したズレ量に応じ
    て補正する斜行状態補正手段と、を備えることを特徴と
    する画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の斜行状態検出手段は、前記画
    像読み取りユニットが出力する画像情報のうち、前記主
    走査方向の少なくとも2点の位置に対応する画像情報の
    変化に基づいて、原稿の斜行状態を検出することを特徴
    とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の斜行状態検出手段は、前記少
    なくとも2点の位置に対応する画像情報が変化するとき
    の時間差に基づいて、原稿の斜行状態を検出することを
    特徴とする請求項2記載の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記画像読み取りユニットは、前記少な
    くとも2点の位置において前記主走査方向にそれぞれ複
    数のCCDを有しており、それら全てのCCDから出力
    される画像信号が、それぞれ所定レベルより大きな画像
    情報に相当するとき、前記第2の斜行状態検出手段が、
    前記少なくとも2点の位置を原稿が通過したと判断する
    ことにより、原稿の誤検出を防止することを特徴とする
    請求項3記載の画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 更に、原稿の搬送方向に直交する同一線
    上の、該原稿の両端部近傍にてそれぞれ独立して回転す
    る複数の搬送ローラと、 前記斜行状態補正手段の出力信号に応じて、前記複数の
    搬送ローラの速度を個別に制御することにより、現在搬
    送している原稿の前記画像読み取りユニットに対する斜
    行を補正する原稿搬送手段と、を備えることを特徴とす
    る請求項1記載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の斜行状態検出手段は、前記複
    数のセンサの位置を原稿が通過するときの時間差に基づ
    いて、その原稿の斜行状態を検出することを特徴とする
    請求項1乃至請求項5の何れかに記載の画像読み取り装
    置。
  7. 【請求項7】 原稿を画像読み取りユニットの位置まで
    搬送すると共に、その原稿の斜行を補正し、その画像読
    み取りユニットによって該原稿の画像を読み取る画像読
    み取り装置の斜行補正方法であって、 画像を読み取るべき原稿を搬送するのに先立って試験的
    に原稿を搬送し、 前記画像読み取りユニットの前方に設けられた複数のセ
    ンサの位置を、前記試験的に搬送した原稿が通過すると
    きの斜行状態を検出し、 前記画像読み取りユニットの位置を、前記試験的に搬送
    した原稿が通過するときの斜行状態を検出し、 前記複数のセンサの位置及び前記画像読み取りユニット
    の位置にて検出した前記試験的に搬送した原稿の斜行状
    態に基づいて、前記画像読み取りユニットの主走査方向
    のラインと、前記複数のセンサの取り付け位置を結ぶラ
    インとの平行度のズレ量を検出し、 原稿の画像を読み取るのに際して、その原稿について前
    記複数のセンサにより検出した検出結果を表わす値を、
    前記ズレ量に応じて補正することを特徴とする斜行補正
    方法。
  8. 【請求項8】 前記画像読み取りユニットの位置におけ
    る前記試験的に搬送している原稿の斜行状態を検出する
    とき、前記画像読み取りユニットが出力する画像情報の
    うち、前記主走査方向の少なくとも2点の位置に対応す
    る画像情報の変化に基づいて、斜行状態を検出すること
    を特徴とする請求項7記載の斜行補正方法。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも2点の位置に対応する画
    像情報が変化するときの時間差に基づいて、前記試験的
    に搬送している原稿の斜行状態を検出することを特徴と
    する請求項8記載の斜行補正方法。
  10. 【請求項10】 前記画像読み取りユニットは、前記少
    なくとも2点の位置において前記主走査方向にそれぞれ
    複数のCCDを有しており、それら全てのCCDから出
    力される画像信号が、それぞれ所定レベルより大きな画
    像情報に相当するとき、前記少なくとも2点の位置を原
    稿が通過したと判断することにより、原稿の誤検出を防
    止することを特徴とする請求項9記載の斜行補正方法。
JP10143166A 1998-05-25 1998-05-25 画像読み取り装置及びその斜行補正方法 Withdrawn JPH11341225A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021036639A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置、及び画像読取装置における媒体の傾き算出方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021036639A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置、及び画像読取装置における媒体の傾き算出方法

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