JP2000098672A - 画像情報処理装置及び画像情報処理方法 - Google Patents

画像情報処理装置及び画像情報処理方法

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JP2000098672A
JP2000098672A JP10268602A JP26860298A JP2000098672A JP 2000098672 A JP2000098672 A JP 2000098672A JP 10268602 A JP10268602 A JP 10268602A JP 26860298 A JP26860298 A JP 26860298A JP 2000098672 A JP2000098672 A JP 2000098672A
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Hiroichi Kodama
博一 児玉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 たとえ原稿が斜行して搬送された場合であっ
ても、特定原稿に表現された情報を正確に読み取って次
の原稿の処理に反映させることが可能な画像情報処理装
置及び方法を提供する。 【解決手段】 原稿載置台に載置された原稿を原稿読取
位置に搬送して読み取り所定の画像処理を行なう際に、
原稿を搬送モータM3等で原稿読取位置に搬送する際
に、搬送路の最初に原稿が制御情報を持つマークシート
原稿であるか否かを検知する検知センサS1、S2を設
け、斜行検知部220で検知センサS1、S2による検
知結果より原稿の斜行量を検出し、CPU210はマー
クシート検知部221に対して斜行量検知部220で検
出した斜行量に応じてセンサ検出信号を補正してから当
該搬送原稿が所定のマークシート原稿か否かを判別する
ように制御し、確実にマークシート原稿を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿載置台に載置
された原稿を原稿読取位置に搬送して読み取り所定の画
像処理を行なう画像処理装置及び画像処理方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の原稿給送装置(以下「DF」と呼
ぶ。)を備える複写機において、DF上に積載された原
稿中にマークシートと呼ばれる制御情報を持つ原稿を混
在させておき、マークシートが給紙されたときにはデジ
タル複写機はそれがマークシートであることを検知し、
マークシート上に記された制御情報を認識して、即時当
該認識制御情報に従った対応処理を行うという手法を実
現するものがある。
【0003】即ち、使用者は、複写機の操作部から指示
することによりマークシートのフォーマットを印刷出力
する。このマークシート上には、例えば複写機がマーク
シートであることを認識するためのマークシートパター
ンと、使用者が所望の制御情報を書き込むための項目粋
があり、ペンで項目枠を塗りつぶすことにより所望の制
御情報を指示することが可能に構成されている。
【0004】そして、複写する原稿束の適切な箇所にマ
ークシートを混在させておくことで、それ以降の原稿に
対する複写動作を制御する。
【0005】複写機は搬送した原稿がマークシートであ
ると検知した場合に、制御情報が書き込まれた項目枠を
確認して、その通りの制御に切り替えるために原稿の給
紙を一時的に停止するという動作を行う。
【0006】したがって、高速の原稿流し読みを行なう
原稿の紙間が狭いDFを有する複写機では、画像読み取
り部でマークシートを認識したのでは複写制御の切り替
えが間に合わずに次の原稿が画像読み取り位置に到達し
てしまい、正常な動作が行われない。
【0007】そのため、上記のような原稿の紙間が狭い
DFを有する複写機においては、比較的早い段階でマー
クシートの認識ができるように、DFの原稿給紙後の搬
送経路上にマークシート検出用のセンサを設けていた。
【0008】また、従来DFにおいてはピックアップロ
ーラ等を用いて原稿を給紙しており、各給紙ごとにロー
ラを原稿面に接触させて回転させ1枚ごとに原稿を給紙
していた。このピックアップローラと原稿との接触圧力
が小さすぎると、原稿の給紙遅れや給紙ミスになり、ま
た接触圧力が大きすぎると給紙時に積載された上下の原
稿間での摩擦が大きくなるために、原稿面に汚れが発生
する。そのため、これまで上記2つの問題が発生しない
ような接触圧力になるよう調整を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DFに
おいてピックアップローラなどを用いて原稿を給紙する
際に、上記の理由により接触圧を十分に大きくできず、
また積載された原稿面の状態が必ずしもフラットでな
く、さらにピックアップローラや原稿トレイの機械的な
取り付け誤差によりローラと原稿の接触面の圧バランス
が均一にならない場合があり、このような場合には、給
紙時に原稿が斜行する現象が起きてしまう。
【0010】このような場合において、上記DFの原稿
給紙後の搬送経路上にマークシート検出用のセンサを設
けた複写機では、原稿の給紙部に取り付けたセンサでマ
ークシートの検出を行なおうとする際に、搬送方向での
マークシートのパターン幅が変わってしまい誤検知が起
きることがあった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述する従来技
術の有する課題を解決するためになされたものでその目
的は、たとえ原稿が斜行して搬送された場合であって
も、特定原稿に表現された情報を正確に読み取ることが
可能な画像情報処理装置及び方法を提供するにある。
【0012】上記目的を達成するために、本発明に係る
一発明の実施の形態例では、例えば以下の構成を備え
る。
【0013】即ち、原稿載置台に載置された原稿を原稿
読取位置に搬送して読み取り所定の画像処理を行なう画
像処理装置であって、前記原稿載置台に積載された原稿
を前記原稿読取位置に搬送する搬送手段と、前記搬送手
段により前記原稿読取位置に搬送される原稿を読み取る
読取手段と、搬送原稿が制御情報を持つ特定の原稿であ
るか否かを検知する検知手段と、前記検知手段が特定の
原稿であると検知したときに次の原稿の搬送を一時停止
させる停止手段とを備え、前記検知手段を前記搬送手段
の搬送路中の、搬送原稿につづいて搬送される原稿の搬
送開始タイミング到達以前に搬送原稿が制御情報を持つ
特定の原稿であるか否かを検知可能な位置に設け、前記
特定の原稿を検知した際に次の原稿の搬送を停止させる
ことが可能であることを特徴とする。
【0014】または、原稿載置台に載置された原稿を原
稿読取位置に搬送して読み取り所定の画像処理を行なう
画像処理装置であって、前記原稿載置台に積載された原
稿を前記原稿読取位置に搬送する搬送手段と、前記搬送
手段の搬送路に設けられる搬送原稿が制御情報を持つ特
定の原稿であるか否かを検知する検知手段と、前記検知
手段による検知情報に基づいて搬送されている原稿の斜
行量を算出する算出手段とを備え、前記検知手段は前記
算出手段の算出結果に基づいて搬送している原稿が制御
情報を持つ特定の原稿であることを検知することを特徴
とする。
【0015】そして例えば、前記検知手段は原稿の搬送
方向の中央部に対してそれぞれ左右に配置されているこ
とを特徴とする。
【0016】又は例えば、前記検知手段が特定の原稿を
検知すると当該特定の原稿を読み取って当該特定の原稿
に指示されている内容に応じて次の画像処理内容を変更
する変更手段を備えることを特徴とする。あるいは、前
記変更手段の変更後に前記搬送手段が次の原稿の搬送を
開始するように制御する搬送制御手段を備えることを特
徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一発明の実施
の形態例を添付図面に従って詳細に説明する。
【0018】図1は本発明に係る一発明の実施の形態例
の原稿読み取り装置の構成を示す図である。図1におい
て、1000は原稿搬送部、1500は原稿読み取り部
であり、基本的にはこの2つの部分から構成される。
【0019】原稿搬送部1000において、1100は
原稿載置台、M1〜M6はモータ、1201はピックア
ップローラ、1202は分離ローラ、1203は引き抜
きローラ、1204、1206は搬送ローラ、1205
はスキュー補正用ローラ、1301は原稿搬送路の一方
端部に配設され、原稿の一方側面端部のマークを検知す
るマークシート検知センサS1、1302は原稿搬送路
の他方端部に配設され、原稿の他方側面端部のマークを
検知するマークシート検知センサS2、1301は原稿
の両端搬送位置に配設されたスキュー量検知センサS3
である。
【0020】また、原稿読取部1500において、15
01は原稿よりの反射光を対応する電気信号に変換する
CCD、1520は原稿よりの反射光をCCD1510
に集光するレンズ、1531は原稿よりの反射光を反射
する第1ミラー、1532は第1ミラーよりの反射光を
第3ミラー1533に反射する第2ミラー、1533は
第2ミラー1532よりの反射光をレンズ1520に向
けて反射する第3ミラーである。
【0021】以上の構成を備える本実施の形態例の原稿
の搬送と読み取り制御を図1に従って説明する。
【0022】まず、原稿載置台1100に複写する原稿
がフェースアップで置かれる。そこで図示していない原
稿有無検知センサにより原稿が有りと検知されるとM1
モータで駆動されるピックアップローラ1201によっ
て先頭ページが搬送路に送られる。
【0023】次に搬送された原稿がM2モータで駆動さ
れる分離ローラ1202まで送られると、そこで重送防
止のために確実に先頭ページだけが分離されて送られ
る。そしてM3モータで駆動される引き抜きローラ12
03により、分離ローラ1201で分離された先頭ペー
ジが引き抜かれる。
【0024】つぎに、M4モータで駆動される搬送ロー
ラ1204により原稿はM5モータで駆動されるスキュ
ー補正ローラ1205まで送られる。引き抜きローラ1
203の後ろには1301、1302に示すマークシー
ト検知センサS1、S2が配置されている。
【0025】マークシート検知センサS1、S2(13
01、1302)は、紙搬迭路内を通過する原稿面上を
反射型のフォトセンサで読み取り、読み取り結果を予め
記憶されたマークシートパターンと比較して、予め記憶
されているマークシートパターンで搬送されてきた原稿
がマークシートであるか否か(原稿内にマークシートが
挿入されているかどうか)を判断する。ここでのマーク
シート検知に関しては、後ほど詳述する。
【0026】一方2ページ目以降の原稿についても、前
の原稿との紙間隔を制御するように所定のタイミングで
ピックアップローラ1201によりピックアップされ
る。そして、分離ローラ1202で分離されて所定量の
紙間を保持するように搬送ローラ1204で紙搬送路内
を搬送される。
【0027】ここで、スキュー補正用ローラ1205が
原稿を噛んでいる状態で1303に示すスキュー量検知
センサS3位置の所に原稿の先端部が到達する。このス
キュー量検知センサS3(1303)としては、透過型
或いは反射型のフォトセンサが用いられる。
【0028】スキュー量検知センサS3(1303)の
検知結果より原稿の両端の位置でのセンサを通過するタ
イミングのズレ量を検出し、そのズレを補正する方向で
スキュー補正用ローラ1205を加減速制御する。そし
て、原稿の先端が読み取り位置に達する前にスキュー量
補正を終了する。
【0029】ここで、スキュー補正終了後の原稿の先端
が読み取り位置に達すると、原稿よりの反射画像情報は
原稿読み取り部1500の第1ミラー1531、第2ミ
ラー1532、第3ミラー1533を介してレンズ15
20に導かれ、レンズ1520で集光されてCCD15
10に送られ、CCD面上への投射がスタートする。そ
して原稿を搬送しながら画像データを読み込んでいく。
【0030】次に図1に示す本実施の形態例の原稿読取
装置の制御系の構成を図2を参照して説明する。図2は
本実施の形態例の原稿読み取り装置のブロックダイアグ
ラムである。
【0031】原稿搬送部で原稿の給紙が行われると、マ
ークシート検知センサS1、S2(1301、130
2)により原稿の有り無しや、搬送された原稿上にマー
クシートパターンが有るか否かを検知する。
【0032】センサI/F207、208は、マークシ
ート検知センサS1、S2(1301、1302)より
のフォトセンサ出力電流を増幅して電流−電圧変換を行
う。その結果、原稿が無い場合やマークシートパターン
の黒部分ではハイレベル、また原稿の白地やキーシート
パターンの白部分ではローレベルとして出力される。
【0033】本実施の形態例におけるマークシート原稿
のマークシートパターンの例を図3及び図4に示す。図
3が本実施の形態例における原稿載置台1100にポー
トレートで置かれた場合のマークシート検知センサS
1、S2(1301、1302)の被検出領域を示す
図、図4が本実施の形態例における原稿載置台1100
にランドスケープで置かれた場合のマークシート検知セ
ンサS1、S2(1301、1302)の被検出領域を
示す図である。
【0034】エンコーダ226は、マークシート検知セ
ンサS1、S2(1301、1302)に原稿を搬送す
る引き抜きローラ201を駆動する搬送モータM3軸に
取り付けられており、マークシート検知センサS1、S
2(1301、1302)を通過する原稿の搬送速度に
応じた周波数のパルス信号227が出力される。
【0035】ここで、エンコーダ226のスリット幅
は、被検出パターンの黒部分と白部分の幅に対して十分
な検出精度がでるように選択する。なお搬送モータM3
にパルスモータを使用する際には、モータを駆動するク
ロックパルスをパルス信号227としてマークシート検
知部221に入力すれば良い。
【0036】斜行検知部220は、マークシート検知セ
ンサS1、S2(1301、1302)の出力信号をセ
ンサI/F207、208を介して入力し、搬送された
原稿の斜行量222を検出する。またマークシート検知
部221では、センサI/F207、208を介してマ
ークシート検知センサS1、S2(1301、130
2)からの出力信号と、エンコーダ226からのクロッ
ク信号227を入力して、搬送された原稿がマークシー
トか否かの判断を行う。
【0037】マークシート検知部221では、パルス信
号227を用いて例えば図3、図4に示すマークシート
パターンを検出するのであるが、このパルス信号227
はマークシートの搬送速度に応じて変わるために、マー
クシートを加減速動作したり、搬送速度のばらつきがあ
っても確実にパターン認識を行うことが可能である。以
上の斜行検知部220とマークシート検知部221につ
いては、後ほど詳述する。
【0038】CPU210は、マークシート検知センサ
S1、S2(1301、1302)やスキュー量検知セ
ンサS3(1303)、図示しない紙搬送路中に置かれ
たフォトセンサといったその他のセンサ出力を不図示の
センサI/Fを介して入力し、原稿の有り無し検知や原
稿搬送タイミング、ジャム検知などに使用する。また、
CPU210は原稿搬送部のモータM1〜M6の駆動を
行う負荷ドライバ211の制御も行う。
【0039】さらにCPU210は、入力したマークシ
ート検知信号225に応じて表示部219にデータを出
力しユーザに表示を出すことが可能である。
【0040】次に原稿読み取り部1500について説明
する。最初に原稿読み取り位置上の画像がCCD201
上に投射されて、光電変換されて読み出されて次のA−
Dコンバータ202に入力され、ここでデジタル画像デ
ータに変換される。次のシェーディング補正部203に
おいて、黒レベルのオフセット調整とランプ特性も含め
た白レベルのシェーディング補正が行われる。
【0041】シェーディング補正部203での補正後の
画像データは画像処理部205に入力される。そして画
像処理部205において、変倍、リピート、合成、各種
の装飾処理(網掛け、網のせ、網敷き、影付けなど)が
行われる。そして、最後にルックアップテーブル206
によって各モードにおける画像データの濃度補正を行っ
て、プリンタへ出力される。
【0042】以上がCCDからプリンタまでの画像デー
タの流れである。
【0043】また、シェーディング補正部203以降の
各処理部は、図示されたようにCPU210とバスを介
して接続されており、パラメータ、モード、テーブルデ
ータの設定及び処理データの読み書きができるような構
成になっている。
【0044】一方、補正後の画像データ204は、マー
クシート認識回路204に入力される。原稿搬送部10
00でマークシートが搬送されたことを検出すると、マ
ークシート認識回路204は、例えば図3に示すマーク
シート上の制御情報が書き込まれた複数の項目枠602
の画像からユーザがチェックした枠を認識する。
【0045】図3、図4に示すマークシートパターンに
あるように、制御情報はマークシートパターン601に
囲まれる形で存在する。この中に縦5つ横5つ計25個
の制御項目に対応する枠602があり、この枠602に
チェックしてあるか否かで各種処理を指定可能になって
いる。
【0046】次に、マークシートに記された制御情報を
認識する処理を行う本実施の形態例のマークシート認識
回路204の詳細を説明する。マークシート認識回路は
以下に示す各回路を含む構成であり、以下、順次各構成
毎に説明をする。
【0047】まず最初に、項目粋が存在する主走査方向
位置および副走査方向位置の画像データだけを読み取る
ために、主走査カウンタと副走査カウンタとを用いて各
項目に対応する読み取りイネーブル信号を発生させる項
目枠イネーブル信号発生回路を説明する。
【0048】図5は本実施の形態例のマークシート認識
回路204における項目枠イネーブル信号発生回路の詳
細構成を示す図であり、以下図5を参照して本実施の形
態例の項目枠イネーブル信号発生回路を説明する。図5
に示すように、本実施の形態例の項目枠イネーブル信号
発生回路は、それぞれの項目枠の位置情報を保持するレ
ジスタと、該レジスタよりの値と主走査カウントの値と
をコンパレータで比較し、コンパレータに示された各条
件を満たす比較結果が得られた時に論理積回路が満足さ
れ、主走査方向のイネーブル信号H1〜H5及び副走査
方向のイネーブル信号V1〜V5が出力される。
【0049】本実施の形態例においては、項目枠の主走
査方向位置はマークシートパターン601と同様に原稿
サイズおよび原稿の向きに無関係に一定であり、特に基
準点を設ける必要がないが、副走査方向位置は原稿サイ
ズおよび原稿の向きによって変化するので、絶対位置の
代わりに基準点からの副走査方向への距離を位置として
用いている。
【0050】即ち、本実施の形態例では、バーコードの
開始端点を基準点1101として、そこからのライン数
をカウントするために、バーコードの先端部を読み込ん
だときにClr信号1204を出してカウンタをリセッ
トしている。なお、項目粋が存在する位置情報はあらか
じめレジスタに書き込んでおく。
【0051】ここで、Clk1201は1画素ごとの画
像クロック信号、HSYNC1202は主走査方向のタ
イミング信号を示す。このイネーブル信号に同期させる
ことで、各項目に対応する枠部分だけを見ることができ
る。図6は本実施の形態例における項目枠位置検知方法
を説明するための図である。図6に示すBA項目枠の位
置検知を行う場合における一番上の行の左から二番目の
項目枠を検知するためのイネーブル信号を下段に図示し
ている。
【0052】このイネーブル信号を用いて項目枠内の画
像を処理するが、多値の輝度情報を持つ画像データを2
値化して使用する。
【0053】次に、本実施の形態例におけるマークシー
ト認識回路204における制御情報検知回路を図7及び
図8を参照して説明する。図7及び図8は本実施の形態
例の制御情報検知回路の詳細構成を示す図である。
【0054】本実施の形態例においては図5に示す項目
枠イネーブル信号発生回路で発生した項目枠イネーブル
信号を用いて、図6に示す項目枠位置検知方法での項目
枠検知が可能なように、図7に示す回路により各項目枠
位置で信号が出力状態となる項目枠検出信号H1V1〜
H5V5を生成している。
【0055】そして図8に示す回路により、2値化され
た画像データを各項目枠に対応するカウンタの入力と
し、項目枠検出信号H1V1〜H5V5が入力されてい
るときのみ、画像クロックに同期して加算する構成をと
っている。こうすることで各項目枠の塗りつぶし画像デ
ータの総数を数え上げることが可能となる。
【0056】この黒データの総数が、あるスレッショル
ド値、例えば5を超えているときにその枠にチェックマ
ークが付いているものと判断し、チェックマークレジス
タに記憶する。
【0057】本実施の形態例においてはこのスレッショ
ルドを例えば上述したように5としているが、この数値
は項目枠の大きさ、チェックマーク形状等を考慮するこ
とで最適な値を設定することができる。最後に、チェッ
クレジスタの出力をCPU210から読むことで各種制
御を選択して行うことができる。
【0058】図9は本実施の形態例におけるチェックマ
ークの付いた項目枠の読み取り制御を説明するための図
である。図9の例はチェックマークの付いた項目枠の読
み取り例で、この場合黒のカウントは26となってい
る。
【0059】なお本実施の形態例においては、項目枠の
数が縦横ともに5としているが、対応する回路部分の数
を変えることによって項目枠数も別の大きさにすること
ができる。また、制御情報を選択するために、枠内への
チェックで記す方式を取っているが、必ずしもこの方式
にとらわれる必要はなく、バーコード等の符号を利用し
たり、OCR等による指定方式を利用することができ
る。
【0060】次に、図2に示す原稿搬送部1000の斜
行検知部220の詳細構成を図10を参照して説明す
る。図10は本実施の形態例における斜行検知部220
の詳細構成を示す図である。本実施の形態例の斜行検知
部220では、マークシート検知センサS1、S2(1
301、1302)が検知した原稿端の検出時間差から
斜行量を算出するのである。
【0061】即ち、図10に示すように、はじめにセン
サI/F207、208を介してマークシート検知セン
サS1、S2(1301、1302)の出力信号を入力
すると、決まったスレッショルドレベルをもつコンパレ
一タ401、402に送られ、波形整形されて原稿無し
のときはローレベル、原稿有りのときはハイレベルが出
力される。
【0062】そしてどちらかのマークシート検知センサ
S1、S2(1301、1302)が原稿を検知する
と、カウンタ403により斜行量のカウントを開始す
る。そして両方のマークシート検知センサS1、S2
(1301、1302)が原稿を検知すると斜行検知信
号223が出力され、同時にカウンタ403の出力がD
フリップフロップ404にラッチされて斜行量222が
得られる。
【0063】ここで、カウンタ403に入力されるクロ
ックfは、CPU210から出力されるものであり、原
稿の斜行量に対して十分な検出精度がでるように選択さ
れる。
【0064】次に、例えば図3、図4に示すマークシー
トを検知するマークシート検知部221の詳細を、図1
1及び図12を参照して説明する。図11は本実施の形
態例のマークシート検知部221の詳細構成を示す図、
図12は図11に示すマークシート検知部221の動作
タイミングチャートである。
【0065】本実施の形態例においては、上述したよう
に図3又は図4に示すマークシートパターンを有するマ
ークシートを使用する。
【0066】原稿搬送部1000の原稿載置台1100
は、図示していない原稿ガイドが設けられており、原稿
サイズに応じて原稿ガイドの幅を変えることにより、主
走査方向の中央部基準に原稿が配置される。そこで、図
3、図4に示す様な原稿サイズに対して中央基準のマー
クシートパターンにすると、原稿サイズ及び原稿台に配
置される原稿の向きに応じてマークシート検知センサの
位置を動かす必要がなくなる。
【0067】図11において、センサ出力コンパレータ
301は、マークシート検知センサS1、S2(130
1、1302)よりのセンサ出力を波形整形して黒カウ
ンタ302及び白カウンタ309のイネーブル信号を生
成する。
【0068】マークシート検知センサS1、S2(13
01、1302)出力は図12に示すようにノイズ成分
を含むものであるため、マークシートの被検出領域の黒
部分及び白部分の反射率に対応させて、センサ出力コン
パレータ301においてスレッショルドレベルを調整し
てカウンタのイネーブル信号のハイレベル及びローレベ
ルを確定させている。本実施の形態例では、マークシー
ト検知センサ出力は黒部分の検出はハイレベル、白部分
の検出はローレベルとして説明を進めていく。
【0069】図11において、パルス信号227は、図
2に示すエンコーダ226から、またclrは、図2に
示すCPU210から出力される信号である。clrは
原稿台上の原稿が1枚ずつピックアップローラ1201
で給紙される度に、マークシート検知部221のカウン
タやシフトレジスタをクリアするための信号である。ま
たディテクトイネーブル信号は、マークシート検知部2
21の動作の許可をCPU210側から制御するもので
ある。
【0070】コンパレータ出力301は、黒カウンタ3
02のイネーブル出力となる。カウントイネーブル信号
がハイの時に黒カウンタ302はカウントアップ動作を
行う。そして、カウントイネーブルがハイからローに変
化すると、その立ち下がりエッジによりその時の黒カウ
ンタ302の値(=b1)が306のレジスタに格納さ
れる。
【0071】同様に、次に黒カウントイネーブルがハイ
になると、黒カウンタ302は再びカウントアップ動作
を行いまた、ローに変化する立ち下がりエッジでその時
の黒カウンタの値(=b2)が306のレジスタに格納
される。そして、前回306のレジスタの格納データ
(b1)は、307のレジスタへシフトして格納され
る。
【0072】図11に示す構成では、シフトレジスタ3
06、307、308の3つとしているが、これは被検
出パターンに応じてシフトレジスタの段数を決めればよ
い。ここでレジスタ303、304、305には、シフ
トレジスタ306、307、308に対応して、マーク
シートパターンの黒部分の幅に対応したパルス数をCP
U210より格納しておく。
【0073】このパルス数は、CPU210が斜行量2
22に応じて算出したマークシートパターン幅Rに対応
したもので、黒の各マークシートパターン幅Rをパルス
信号227の1パルスあたりのマークシート搬送距離Y
でそれぞれ除算した値をレジスタ303〜305に格納
する。
【0074】同様にして、白部分の幅の検知も行われ
る。白カウントイネーブルに対応して白カウンタ309
がカウントアップ動作を行い、白カウントイネーブルの
立ち下がりエッジで313のシフトレジスタに309白
カウンタの値(=w1)が格納される。
【0075】以下、カウントイネーブルの立ち下がりエ
ッジで314、315へと白カウンタ309の白カウン
トの値がシフトして格納される。ここで、レジスタ31
0〜312には、先ほどと同様に白の各パターンに対応
したパルス数がCPU210より格納されている。
【0076】CPU210よりディテクトイネーブル信
号がローレベルになって消勢されると、以降のカウンタ
動作もシフトレジスタのシフト動作も行われない。この
時所定の値をCPU210より格納されたレジスタ30
3、304、306、310、311、312に各々b
1、b2、b3、w1、w2、w3という値が格納され
ていた場合には、対応するシフトレジスタ306、30
7、308、313、314、315の値と比較出力で
あるEX−OR出力が全てローとなるため、316の7
入力ORの出力はローとなる。
【0077】このマークシート検知信号225がCPU
210の割込端子に接続されているため、CPU210
はこの割込信号の発生によって、搬送中の原稿をマーク
シートとして以後の制御を行う。
【0078】図11に示すマークシート検知部221の
動作説明では、黒カウンタ302及び白カウンタ309
のクリア動作は原稿の給紙される度に行うこととしてい
たが、第一の黒部分の幅を検出する際の誤差を第二の検
出時に含んでしまうため、カウントイネーブルの立ち下
がりで、対応するカウンタはクリアする構成としても良
い。
【0079】また、黒カウンタ302及び白カウンタ3
09は、各々n、mビットカウンタとして、ビット幅を
そのままシフトレジスタへ格納して、対応する所定のレ
ジスタ値と比較するような構成としていたが、実際には
カウントデータには検出誤差が数カウントは含まれてい
るため、n−1、n−2あるいはm−1、m−2ビット
をシフトレジスタに格納して、所定値との比較時に下位
の1あるいは2ビットを無視するようにしてマークシー
ト検知を行うようにしても良い。
【0080】また、CPU210は、上述した図10に
示す斜行検知部220よりの斜行検知信号223を入力
すると、斜行量212から次で詳述するマークシート検
知部221のレジスタ303〜305、310〜312
への設定値を算出して、マークシート検知部221へ出
力する。
【0081】次に、以上の構成を備える本実施の形態例
のマークシート検知部221におけるレジスタ303〜
305、310〜312への設定値の算出方法について
図13を用いて説明する。図13は本実施の形態例のマ
ークシート検知部221におけるマークシートパターン
幅算出方法を説明するための模式図である。
【0082】図13に示すように、原稿の斜行角度αは
【0083】
【数1】α=tan-1(S×V/f)/L
【0084】となるから、以下の式より斜行した場合の
マークシートの各パターン幅Rが算出できる。
【0085】
【数2】R=D/cosα
【0086】ここで、Sは斜行量222、Vは原稿の搬
送速度、fはクロックfの周波数、Lはマークシート検
知センサS1(1301)とマークシート検知センサS
2(1302)間の距離、Dは実際のマークシートパタ
ーン幅である。
【0087】そして、算出されたパターン幅Rを上述し
たマークシート検知部221で使用するパルス信号22
7のパルス数に換算するため、Rをパルス信号227の
1パルスあたりのマークシート搬送距離Yで除算した値
をレジスタ303〜305、310〜312に格納す
る。
【0088】このように本実施の形態例においては、給
紙する際に原稿が斜行して搬送方向でのマークシートの
パターン幅が変わった場合でも、算出した原稿の斜行量
に基づいてマークシートのパターン認識を行うことで正
確なマークシート検知が行え、以降の原稿に対してユー
ザが期待する複写動作が行える。
【0089】次に、以上説明した本実施の形態例の原稿
読み取り装置におけるマークシート検知の制御を図14
のフローチャートを用いて説明する。図14は本実施の
形態例の原稿読み取り装置におけるマークシート検知制
御を示すフローチャートである。
【0090】ユーザが操作部218から指示を出して原
稿の読み取り動作を開始させると、原稿搬送部1000
はステップS1で原稿給紙を開始し、ピックアップロー
ラ1201により原稿載置台1100上の原稿を1枚ず
つ給紙する。
【0091】給紙された原稿は、引き続いて引き抜きロ
ーラ201より搬送され2つのマークシート検知センサ
S1、S2(1301、1302)へと到達する。そこ
でステップS2に示す斜行検知処理を行なう。即ち、原
稿の先端が2つのマークシート検知センサS1、S2
(1301、1302)で検知され、上述したようにし
て斜行量222が検出される。
【0092】斜行量222の検出後、出力された斜行検
知信号223をCPU210が入力すると、ステップS
3に示すレジスタ設定処理が行なわれる。即ち、CPU
210は、斜行量222に基づいてマークシート上の各
白黒パターン幅に対応したクロック数をそれぞれ算出し
て、各レジスタ303、304、305、310、31
1、312に設定する。この設定は、マークシート検知
センサS1、S2(1301、1302)が原稿の先端
を検知してから最初のマークシートパターンが到達する
までの間に行われる。
【0093】そして、続くステップS4で新たに設定さ
れたレジスタ値でマークシート検知が行われる。そして
次のステップS5において、ステップS4での検知の結
果搬送原稿がマークシート原稿か否かを判断する。搬送
された原稿がマークシートで無い場合には、ステップS
10に示す様に画像読み取り部まで原稿を搬送して画像
の読み取りが行われ、続くステップS11で同時に次の
原稿の給紙を開始する。
【0094】一方、ステップS5の判断で搬送された原
稿がマークシートであると判断された場合にはすす6に
進み、次の原稿の給紙を停止する。そしてステップS7
でマークシート原稿に対する制御情報を確認するための
画像の読み取りを行なう。続いてステップS8で読み取
った画像情報より制御情報の認識処理を行ない、上述し
た様に制御情報を表すマークシート上の項目枠602を
確認する。
【0095】そして、ステップS9で認識した制御情報
に従った(項目枠602にチェックされた制御情報に基
づいた)設定が行われる。設定処理が完全に終了すると
ステップS1に戻って次の原稿の給紙が開始される。こ
の結果、制御情報の設定が終了する以前に次の原稿が搬
送され、画像が読み取られることがなく、確実に設定処
理が終了してから設定に従った次原稿の読み取りが行な
われる。
【0096】図15はこれらの原稿の給紙タイミングを
横軸を時間、縦軸を搬送原稿位置として表したものであ
る。処理が開始されるとまず1枚目の原稿が搬送路を通
ってまずマークシート検知センサS1、S2(130
1、1302)位置に到達し、斜行検知部220のより
斜行量が検知される。
【0097】その後マークシート検知部221で搬送さ
れた原稿がマークシートであるか否かの検知が行われ
る。図15の例では、1枚目はマークシートではないこ
とがマークシート検知センサS1、S2(1301、1
302)による検知で判明するので、1枚目が読み取り
位置に到達する前に次の2枚目の原稿の給紙を開始す
る。2枚目もマークシートではないので読み取り位置ま
で到達する前に次の3枚目の原稿の給紙を開始する。
【0098】そして、図15の例ではこの3枚目の原稿
はマークシートだということがマークシート検知センサ
S1、S2(1301、1302)を通過する際に検知
されるので、4枚目の原稿は少なくとも3枚目の原稿が
読み取り位置を過ぎるまで給紙されない。
【0099】3枚目のマークシートの画像が読み取られ
制御情報の認識処理がマークシート認識回路204によ
り行われ、仮に3枚目の原稿が以降の原稿に対してAE
処理を行うという制御内容をもつマークシートであった
場合に、AEモードに移行するための各設定が行われて
から次の4枚目の原稿の給紙を開始する。
【0100】4枚目の原稿はマークシートではないの
で、読み取り位置に達する前に5枚目の原稿の給紙を開
始する。5枚目の原稿はマークシートではないが、次の
原稿はもうないので、そのまま読み取り位置に達し、読
み取りを行い処理を終了する。
【0101】以上説明したように本実施の形態例によれ
ば、DFの原稿給紙部に設けた2つの用紙検知センサか
らの出力信号から搬送された用紙の斜行量を検出し、そ
の検出情報に基づいてマークシートのパターン認識を行
うことにより正確なマークシート検知が行え、以降の原
稿に対してユーザが期待する複写動作が行える。
【0102】即ち、原稿搬送部1000の先の原稿を搬
送して次の原稿の搬送を開始するタイミングまでに先の
搬送原稿がマークシート原稿であるか否かを検知するこ
とができるため、マークシート原稿の検知により確実に
次の原稿の搬送を停止することができる。
【0103】そして、マークシート原稿が読取位置まで
搬送されてマークシートのチェック内容が読み取られ
て、読取結果に対応した装置の動作設定が終了して始め
て次の原稿の搬送を開始でき、確実にマークシートに夜
指示内容を次の原稿読取等に反映できる。
【0104】このため、積載原稿の途中に装置の動作を
変更するようなマークシート原稿を挿入していても、確
実にマークシートによる指示を装置動作に反映できる。
【0105】更に、原稿載置台1100に積載された原
稿を搬送する搬送手段(M1、1201、M2、120
2、M3、1203)と、該搬送手段が原稿を搬送して
いる状態で制御情報を持つ特殊な原稿であることを検知
する検知手段(マークシート検知センサ1301、13
02)と、該検知手段で検知した検知情報により搬送さ
れた原稿の斜行量を算出する算出手段(斜行検知部22
0)、該算出手段の算出結果に基づいて搬送している原
稿が制御情報を持つ特殊な原稿であることを検知する検
出手段(マークシート検知部221)を有するので、給
紙する際に原稿が斜行して搬送方向でのマークシートの
パターン幅が変わった場合でも、算出手段で算出した原
稿の斜行量に基づいてマークシートのパターン認識を行
うことで正確なマークシート検知が行え、以降の原稿に
対してユーザが期待する複写動作が行える。
【0106】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0107】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の画像処理機能及び制御機能を実現するソフトウェアの
プログラムコードを記録した記憶媒体を、システムある
いは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピ
ュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納され
たプログラムコードを読出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。
【0108】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の画像処理機能、及
び制御機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0109】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0110】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0111】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0112】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、装置
の制御情報をもつ特殊な原稿が載置原稿中に混在してい
ても、確実に当該特殊な原稿を判別可能であると共に、
当該特殊な原稿の制御情報に対応した制御を、当該特殊
な原稿に続いて搬送される原稿に対する処理に反映させ
ることが可能となる。
【0113】即ち、例えば特殊な原稿が例え斜行して搬
送されている場合であっても、斜行による影響を軽減で
きるため、確実に特殊な原稿であると判別できる。更
に、特殊な原稿であると判別すると続く原稿の搬送を一
時停止することができ、特殊な原稿により指示される制
御を反映させることができる様に制御して原稿の搬送を
開始でき、ユーザが期待する形で次の原稿に対する処理
が可能となる。
【0114】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一発明の実施の形態例の原稿読み
取り装置の構成を示す図である。
【図2】本実施の形態例の原稿読み取り装置のブロック
ダイアグラムである。
【図3】本実施の形態例における原稿載置台にポートレ
ートで置かれた場合のマークシート検知センサS1、S
2の被検出領域を示す図である。
【図4】本実施の形態例における原稿載置台にランドス
ケープで置かれた場合のマークシート検知センサS1、
S2の被検出領域を示す図である。
【図5】本実施の形態例のマークシート認識回路におけ
る項目枠イネーブル信号発生回路の詳細構成を示す図で
ある。
【図6】本実施の形態例における項目枠位置検知方法を
説明するための図である。
【図7】、
【図8】本実施の形態例のマークシート認識回路におけ
る制御情報検知回路の詳細構成を示す図である。
【図9】本実施の形態例におけるチェックマークの付い
た項目枠の読み取り制御を説明するための図である。
【図10】本実施の形態例における図2に示す斜行検知
部の詳細構成を示す図である。
【図11】本実施の形態例の図2に示すマークシート検
知部の詳細構成を示す図である。
【図12】図11に示すマークシート検知部の動作タイ
ミングチャートである。
【図13】本実施の形態例のマークシート検知部におけ
るマークシートパターン幅算出方法を説明するための模
式図である。
【図14】本実施の形態例の原稿読み取り装置における
マークシート検知制御を示すフローチャートである。
【図15】本実施の形態例における原稿の給紙タイミン
グを説明するための図である。
【符号の説明】
1000 原稿搬送部 1100 原稿載置台 1201 ピックアップローラ 1202 分離ローラ 1203 引き抜きローラ 1204、1206 搬送ローラ 1205 スキュー補正用ローラ 1301 マークシート検知センサS1 1302 マークシート検知センサS2 1301 スキュー量検知センサS3 1500 原稿読み取り部。 1501 CCD 1520 レンズ 1531〜15033 ミラー M1〜M6 モータ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿載置台に載置された原稿を原稿読取
    位置に搬送して読み取り所定の画像処理を行なう画像処
    理装置であって、 前記原稿載置台に積載された原稿を前記原稿読取位置に
    搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により前記原稿読取位置に搬送される原稿
    を読み取る読取手段と、 搬送原稿が制御情報を持つ特定の原稿であるか否かを検
    知する検知手段と、 前記検知手段が特定の原稿であると検知したときに原稿
    の搬送を一時停止させる停止手段とを備え、 前記検知手段を前記搬送手段の搬送路中の、搬送原稿に
    つづいて搬送される原稿の搬送開始タイミング到達以前
    に搬送原稿が制御情報を持つ特定の原稿であるか否かを
    検知可能な位置に設け、 前記特定の原稿を検知した際に次の原稿の搬送を停止さ
    せることが可能であることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿載置台に載置された原稿を原稿読取
    位置に搬送して読み取り所定の画像処理を行なう画像処
    理装置であって、 前記原稿載置台に積載された原稿を前記原稿読取位置に
    搬送する搬送手段と、 前記搬送手段の搬送路に設けられる搬送原稿が制御情報
    を持つ特定の原稿であるか否かを検知する検知手段と、 前記検知手段による検知情報に基づいて搬送されている
    原稿の斜行量を算出する算出手段とを備え、 前記検知手段は前記算出手段の算出結果に基づいて搬送
    している原稿が制御情報を持つ特定の原稿であることを
    検知することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段は原稿の搬送方向の中央部
    に対してそれぞれ左右に配置されていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記検知手段が特定の原稿を検知すると
    当該特定の原稿を読み取って当該特定の原稿に指示され
    ている内容に応じて次の画像処理内容を変更する変更手
    段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記変更手段の変更後に前記搬送手段が
    次の原稿の搬送を開始するように制御する搬送制御手段
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 原稿載置台に積載された原稿を原稿読取
    位置に搬送する搬送手段の搬送路中に少なくとも搬送原
    稿が特定の原稿であるか否かを判別可能なセンサを設
    け、原稿読取位置に搬送された原稿を読み取り所定の画
    像処理を行なう画像処理装置における画像処理方法であ
    って、 前記原稿載置台に積載された原稿を前記原稿読取位置に
    搬送して前記原稿読取位置に搬送される原稿を読み取る
    際に、 前記センサよりの検出結果に応じて搬送原稿が制御情報
    を持つ特定の原稿であるか否かを調べ、搬送原稿が特定
    の原稿であると検知したときに次の原稿の搬送を一時停
    止させるとともに、 搬送原稿が制御情報を持つ特定の原稿であるか否かを搬
    送原稿につづいて搬送される原稿の搬送開始タイミング
    到達以前に判断し、前記特定の原稿を検知した際に次の
    原稿の搬送を停止させることが可能とすることを特徴と
    する画像処理方法。
  7. 【請求項7】 原稿載置台に積載された原稿を原稿読取
    位置に搬送する搬送手段の搬送路中に少なくとも搬送原
    稿が特定の原稿であるか否かを判別可能なセンサを設
    け、原稿読取位置に搬送された原稿を読み取り所定の画
    像処理を行なう画像処理装置における画像処理方法であ
    って、 前記センサにより搬送原稿の斜行量を算出し、算出した
    斜行量に基づいてセンサによる搬送原稿検知結果を補正
    して搬送原稿が制御情報を持つ特定の原稿であるか否か
    を検知することを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記センサは原稿の搬送方向の中央部に
    対してそれぞれ左右に配置されており、前記センサが特
    定の原稿を検知すると当該特定の原稿を読み取って当該
    特定の原稿に指示されている内容に応じて次の画像処理
    内容を変更することを特徴とする請求項6又は請求項7
    に記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記次の画像処理内容の変更後に前記搬
    送手段が次の原稿の搬送を開始するように制御すること
    を特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の
    画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記請求項1乃至請求項9のいずれか
    1項に記載の機能を実現するコンピュータプログラム
    列。
  11. 【請求項11】 前記請求項1乃至請求項9のいずれか
    1項に記載の機能を実現するコンピュータプログラムを
    記憶したコンピュータ可読記録媒体。
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