JP2003087500A - 画像読取装置、画像読取方法、記録媒体及びプログラム - Google Patents

画像読取装置、画像読取方法、記録媒体及びプログラム

Info

Publication number
JP2003087500A
JP2003087500A JP2001272502A JP2001272502A JP2003087500A JP 2003087500 A JP2003087500 A JP 2003087500A JP 2001272502 A JP2001272502 A JP 2001272502A JP 2001272502 A JP2001272502 A JP 2001272502A JP 2003087500 A JP2003087500 A JP 2003087500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
start signal
image
document
paper thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001272502A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoaki Kageyama
智明 影山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Electronics Inc filed Critical Canon Electronics Inc
Priority to JP2001272502A priority Critical patent/JP2003087500A/ja
Publication of JP2003087500A publication Critical patent/JP2003087500A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Image Input (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 読取センサの読取速度のとらわれることな
く、搬送速度を変更することによって、原稿の厚さや紙
種によって搬送速度を変更することができ、また、読取
センサに読取開始を指示する信号に同期して駆動系を駆
動させ、信号の周期を変更することにより、搬送速度を
変化することを目的とする。 【解決手段】 原稿上の画像を主走査方向に1ラインず
つ読み取る読取部310と、読取部310に1ラインの
読み取りを開始させる読取開始信号を発生する読取信号
発生部361と、読取信号発生部361による読取開始
信号の発生周期に同期して、読取部310に対し副走査
方向に原稿を所定量搬送させる駆動部340とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送台に積置され
る原稿を搬送して画像データを読み取るための画像読取
装置、画像読取方法、記録媒体及びプログラムに関し、
特に、原稿の搬送速度制御に考慮したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シートスルー方式の画像読取装置
では、画像読取りセンサの1ライン読取時間が各解像度
ごとに決まっているので、解像度ごとにこの読取時間に
間に合うようなスピードで1ライン分原稿を搬送するこ
とによって、より高速に画像をスキャンするような構成
にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、解像度ごとに原稿の搬送速度がもっとも速
い速度だけに決まってしまうため、原稿の紙厚や紙種、
紙の状態が違っていても常に同一の速度となってしま
い、薄い紙を高速で搬送したときなど原稿を破損する恐
れが生じたり、厚い紙を高速で搬送する場合など搬送系
にかかる負荷が大きく、モータのトルクもそれに見合っ
たものにしたりしなければならなかった。
【0004】また、上記のような構成とすることよっ
て、画像処理もスキャンが終了するまでは常に同じ処理
を行う必要があった。これは、例えば途中で時間のかか
る画像処理などに変更すると、その処理時間の違いか
ら、一定速で原稿を搬送することができなくなるためで
ある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、画像読取センサの1ラインの読取開始信号に
同期して原稿を指定された解像度の1ライン分だけ搬送
するように構成し、読取開始信号の発生周期を適宜変更
することにより、同じ解像度のまま原稿搬送速度を変化
させることができる画像読取装置、画像読取方法、記録
媒体及びプログラムを提供することを目的とする。
【0006】また、本発明は、読取開始信号に同期して
駆動する量を変更可能とすることによって、部分的に解
像度を変更することができる画像読取装置、画像読取方
法、記録媒体及びプログラムを提供することを目的とす
る。
【0007】更に、本発明は、原稿の厚さや紙種の判別
もしくは設定手段を加えることにより、原稿にあった速
度で搬送することができる画像読取装置、画像読取方
法、記録媒体及びプログラムを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の画像読取装置は、原稿上の画像を
読み取る読取手段と、前記読取手段における所定の読み
取り動作を開始させる読取開始信号を任意の周期で発生
する読取開始信号発生手段と、前記読取手段と前記原稿
とを相対的に所定距離移動させる移動手段と、前記読取
信号発生手段による読取開始信号の発生周期の変化と前
記移動手段による前記移動の移動距離とを関連させて制
御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の画像読取装置は、請
求項1記載の発明において、前記移動手段は、前記移動
手段を駆動させる駆動信号に対応して前記読取手段と前
記原稿とを相対的に所定距離移動させるとともに、前記
制御手段は、前記読取開始信号発生手段による読取開始
信号の発生周期と前記移動手段を駆動させる駆動信号の
発生周期とを同期させるよう制御することを特徴とす
る。
【0010】また、請求項3記載の画像読取装置は、請
求項2記載の発明において、前記移動手段はステッピン
グモータを有し、前記駆動信号により前記ステッピング
モータを駆動させるとともに該ステッピングモータの駆
動により前記読取手段と前記原稿とを相対的に所定距離
移動させることを特徴とする。
【0011】また、請求項4記載の画像読取装置は、請
求項1記載の発明において、原稿の紙厚を検知する紙厚
検知手段を有し、前記読取開始信号発生手段は、前記紙
厚検知手段により検知された原稿の厚みに応じて、読取
開始信号の発生周期を変化させることを特徴とする。
【0012】また、請求項5記載の画像読取装置は、請
求項4記載の発明において、前記紙厚検知手段は、前記
読取手段より原稿の搬送方向手前に設置されることを特
徴とする。
【0013】また、請求項6記載の画像読取装置は、請
求項1又は4記載の発明において、予め原稿の紙厚又は
紙種を設定する紙種設定手段を有し、前記読取開始信号
発生手段は、前記紙種設定手段により予め設定された紙
厚又は紙種に応じて、読取開始信号の発生周期を変化さ
せることを特徴とする。
【0014】また、請求項7記載の画像読取装置は、請
求項6記載の発明において、前記読取開始信号発生手段
は、前記紙種設定手段により設定された紙厚と前記紙厚
検知手段により検知された原稿の紙厚とが異なるとき、
前記紙厚検知手段が検知した紙厚に応じて読取開始信号
の発生周期を変化させることを特徴とする。
【0015】また、請求項8記載の画像読取装置は、請
求項1記載の発明において、設定された画処理方式に応
じて、前記読取手段により読み取られた画像データに対
して画処理を行う画像データ処理手段を有し、前記読取
開始信号発生手段は、前記画像データ処理手段の当該画
処理による1ライン分の処理時間に応じた周期で読取開
始信号を発生させることを特徴とする。
【0016】また、請求項9記載の画像読取装置は、請
求項8記載の発明において、前記読取開始信号発生手段
は、一原稿上の二以上の原稿領域について異なる画像処
理方式が設定されている場合は、当該各画像処理方式に
よる前記画像データ処理手段の1ライン分の処理時間に
応じて読取開始信号の発生周期を変化させることを特徴
とする。
【0017】また、請求項10記載の画像読取装置は、
請求項1記載の発明において、前記移動手段は、設定さ
れた読取方式に応じて、読取開始信号の一発生周期当た
りの前記読取手段と前記原稿との相対的移動距離を変動
させることを特徴とする。
【0018】また、請求項11記載の画像読取装置は、
請求項1記載の発明において、前記移動手段は、一原稿
上の二以上の原稿領域について異なる画像読取方式が設
定されているときは、当該各画像読取方式における読取
開始信号の一発生周期当たりの前記読取手段と前記原稿
との相対的移動距離が同等となるように原稿搬送量を変
化させることを特徴とする。
【0019】また、請求項12記載の画像読取装置は、
請求項11記載の発明において、前記読取手段が前記各
読取方式により読み取った画像データをカラー形式のフ
ォーマットで記憶する記憶手段を有することを特徴とす
る。
【0020】また、請求項13記載の画像読取方法は、
原稿上の画像を読み取る読取手段における所定の読み取
り動作を開始させる読取開始信号を任意の周期で発生す
る読取開始信号発生ステップと、前記読取信号発生ステ
ップによる読取開始信号の発生周期の変化と、前記読取
手段と前記原稿とを相対的に所定距離移動させる移動手
段による前記移動の移動距離とを関連させて制御する制
御ステップとを有することを特徴とする。
【0021】また、請求項14記載の画像読取方法は、
請求項13記載の発明において、前記移動手段を駆動さ
せる駆動信号に対応して前記読取手段と前記原稿とを相
対的に所定距離移動させるステップを有し、前記制御ス
テップでは、当該ステップと共に前記読取開始信号発生
ステップによる読取開始信号の発生周期と前記移動手段
を駆動させる駆動信号の発生周期とを同期させるよう制
御することを特徴とする。
【0022】また、請求項15記載の画像読取方法は、
請求項14記載の発明において、前記駆動信号によりス
テッピングモータである前記移動手段を駆動させるとと
もに該ステッピングモータの駆動により前記読取手段と
前記原稿とを相対的に所定距離移動させるステップを有
することを特徴とする。
【0023】また、請求項16記載の画像読取方法は、
請求項13記載の発明において、原稿の紙厚を検知する
紙厚検知ステップを有し、前記読取開始信号発生ステッ
プでは、前記紙厚検知ステップにより検知された原稿の
厚みに応じて、読取開始信号の発生周期を変化させるこ
とを特徴とする。
【0024】また、請求項17記載の画像読取方法は、
請求項16記載の発明において、前記紙厚検知ステップ
では、前記読取手段より原稿の搬送方向手前に設置され
ることを特徴とする。
【0025】また、請求項18記載の画像読取方法は、
請求項13又は16記載の発明において、予め原稿の紙
厚又は紙種を設定する紙種設定ステップを有し、前記読
取開始信号発生ステップでは、前記紙種設定ステップに
より予め設定された紙厚又は紙種に応じて、読取開始信
号の発生周期を変化させることを特徴とする。
【0026】また、請求項19記載の画像読取方法は、
請求項18記載の発明において、前記読取開始信号発生
ステップでは、前記紙種設定ステップにより設定された
紙厚と前記紙厚検知ステップにより検知された原稿の紙
厚とが異なるとき、前記紙厚検知ステップが検知した紙
厚に応じて読取開始信号の発生周期を変化させることを
特徴とする。
【0027】また、請求項20記載の画像読取方法は、
請求項13記載の発明において、設定された画処理方式
に応じて、前記読取手段により読み取られた画像データ
に対して画処理を行う画像データ処理ステップを有し、
前記読取開始信号発生ステップでは、前記画像データ処
理ステップの当該画処理による1ライン分の処理時間に
応じた周期で読取開始信号を発生させることを特徴とす
る。
【0028】また、請求項21記載の画像読取方法は、
請求項20記載の発明において、前記読取開始信号発生
ステップでは、一原稿上の二以上の原稿領域について異
なる画像処理方式が設定されている場合は、当該各画像
処理方式による前記画像データ処理ステップの1ライン
分の処理時間に応じて読取開始信号の発生周期を変化さ
せることを特徴とする。
【0029】また、請求項22記載の画像読取方法は、
請求項13記載の発明において、前記移動手段が設定さ
れた読取方式に応じて読取開始信号の一発生周期当たり
の前記読取手段と前記原稿との相対的移動距離を変動さ
せるステップを有することを特徴とする。
【0030】また、請求項23記載の画像読取方法は、
請求項13記載の発明において、一原稿上の二以上の原
稿領域について異なる画像読取方式が設定されていると
きは、前記移動手段が当該各画像読取方式における読取
開始信号の一発生周期当たりの前記読取手段と前記原稿
との相対的移動距離が同等となるように原稿搬送量を変
化させるステップを有することを特徴とする。
【0031】また、請求項24記載の画像読取方法は、
請求項23記載の発明において、前記読取手段が前記各
読取方式により読み取った画像データをカラー形式のフ
ォーマットで記憶する記憶ステップを有することを特徴
とする。
【0032】また、請求項25記載の記録媒体は、請求
項1〜12の何れか1項に記載の各手段としてコンピュ
ータを機能させるためのプログラムを記録したことを特
徴とする。
【0033】また、請求項26記載の記録媒体は、請求
項13〜24の何れか1項に記載の画像読取方法の処理
ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム
を記録したことを特徴とする。
【0034】また、請求項27記載のプログラムは、請
求項1〜12の何れか1項に記載の各手段としてコンピ
ュータを機能させることを特徴とする。
【0035】更に、請求項28記載のプログラムは、請
求項13〜24の何れか1項に記載の画像読取方法の処
理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とす
る。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0037】<第1の実施形態>本発明の第1の実施形
態として、図2に示すようなシートスルー型のドキュメ
ントスキャナにおける、紙厚等の違いによって搬送速度
を変更する画像読取方法について説明する。積置された
複数枚の原稿は、対向圧接した送りローラ1と分離ロー
ラ2とで1枚に分離されて読取部へと搬送される。10
7は紙厚検知レバーであり、原稿の厚さに応じてレバー
が動かされ、この動かされた量を108の紙厚検知セン
サが検知することによって紙厚が判別される。図3に紙
厚検知部の構成例を示す。
【0038】108の紙検知センサはフォトインタラプ
タであり、801のスリットから赤外線等の光が照射さ
れ、802のスリットを通ってきた光が受光素子にはい
り、電気信号として外部へ出力される。一方、紙厚検知
レバー107は803の紙厚検知レバー軸を軸として回
転するように取りつけられている。原稿が搬送される
と、原稿は紙厚検知レバー107の辺hにあたり、辺h
を押し上げる働きをするので、紙厚検知レバー107は
紙厚検知レバー軸803を中心に回転する。この動作に
伴い、紙厚検知レバー107上部は図中gの矢印の方向
に動き、スリット801から照射される光を遮断する。
【0039】スリット802から入ってくる光の量が減
少すれば、受光素子が受ける光量も減少するため、出力
される電気信号レベルは減少する。辺hは原稿が厚いほ
ど、その押し上げられる量が増すため、紙厚検知レバー
107上部が矢印gの方向に回転する量も増え、当然、
スリット801をさえぎる量も増加する。スリット80
2側に設置された受光素子は照射される光の量が減少す
れば、その分電気信号レベルを下げるので、その電気信
号レベルの差より原稿の厚さを検知することが可能とな
る。
【0040】この紙厚検知レバー107を読取部10
3、104の前に設置することにより、画像読取が開始
される前に、紙厚を検知することができる。シート面に
形成された画像は、読取部103、104上を通過する
ことでライン走査が行われ、電気信号として外部に出力
される。その後シートは、排紙ローラ対105で外部へ
排紙される。また、106はステッピングモータで、こ
の駆動は不図示のギヤによって各ローラを駆動させる。
【0041】図1に本実施形態のシートスルー型ドキュ
メントスキャナの回路構成を示す。図1において、31
0は読取部であり、搬送された原稿をLEDユニット3
11で照射し、原稿で反射された光をイメージセンサ3
12でスキャンすることにより、原稿の主走査方向の画
像信号を1ラインずつ取得する。このLEDユニット3
11とイメージセンサ312が配置された読取部310
は、図2に示す具体的構成においては読取部103、1
04に相当する。
【0042】320は画処理部であり、読取部310の
イメージセンサ312より得られた画像信号に対して、
アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換処理
や、光源の光量ムラやイメージセンサ312の出力ムラ
を整えるシェーディング補正、エッジ強調、2値化、誤
差拡散等の画処理を行う。330はバッファメモリであ
り、画処理部320での画像処理後の画像データを記憶
するが、これを含まないような構成としても構わない。
380は通信部であり、ドキュメントスキャナ300に
接続可能な外部機器であるホストコンピュータ301に
画像データの送出を行い、ホストコンピュータ301は
その画像データを記憶する。
【0043】360はCPUであり、ドキュメントスキ
ャナ300全体の動作制御を司るもので、本実施形態で
は読取開始信号発生部361も有する。読取開始信号発
生部361はCPU360内のタイマなどを用い読取開
始信号を発生させる。350は制御部であり、読取開始
信号発生部361から読取開始信号を受けると、それに
同期して駆動部340を駆動させるパルスを所定量出力
する。
【0044】340は駆動部であり、350の制御部に
よってその駆動を制御され、駆動部340が駆動される
ことによって、原稿が搬送される。この駆動部340
は、図2に示すステッピングモータ106に相当する。
370は紙種設定部であり、原稿の厚さ、紙種などを設
定する他、読取開始信号の発生周期なども設定できる。
390は紙厚検知部であり、搬送された原稿の厚さを検
知する。図2に示す具体的構成においては108の紙厚
検知センサに相当する。
【0045】次に、本実施形態の動作について図4のフ
ローチャートを用いて説明する。ホストコンピュータ3
01からスキャン開始命令が指示されると(S20
1)、読取開始信号発生部361は読取開始信号の周期
を設定し信号を発生させる(S202,S203)。こ
の時の読取開始信号の周期であるが、より高速で原稿の
読み取りを行いたいためホストコンピュータ301によ
り設定された解像度でもっとも速い搬送速度を得られる
ような周期に設定し、制御部350は読取開始信号に同
期してステッピングモータ106を駆動する。
【0046】この際、例えば解像度300dpiと設定
し、イメージセンサ312の1ライン読取時間の最小値
が1msだったとすると、解像度300dpiの1do
tは約0.0846mmとなるので、読取開始信号の周
期を1msとし、制御部350は1msの時間で原稿が
副走査方向に0.0846mm進むような速度でステッ
ピングモータ106を駆動させればよい。図5に示すよ
うに、読取開始信号が発生すると、それに同期して制御
部350から駆動パルスが発生し、駆動部340を駆動
させる(S204)。ここで示すように、読取開始信号
の発生周期が変わっても、駆動パルスの数は変わらない
ので、1ライン毎の原稿移動距離も変わらない。
【0047】積置された複数枚のシートTの原稿は1枚
ずつ分離され、搬送される。この原稿が搬送されながら
紙厚検知レバー107を押し上げることによって、紙厚
検知センサ108はその押し上げ量より紙の厚さを判別
する(S205、S206)。この判別されたデータは
即座にCPU360に送られ、CPU360は紙厚デー
タをもとにS202で設定された搬送速度に適した紙厚
か判断し(S207)、適していないと判断された場合
は読取開始信号発生部361の読取信号発生周期を変化
させる(S220)。
【0048】紙の厚さが本ドキュメントスキャナ300
の搬送に適した値だった場合は、読取開始信号の周期を
このままにすることで、より高速に画像読み取りが行え
る。逆に厚かったり、薄かったりする場合には読取開始
信号の周期を長く設定することによって、搬送速度を遅
くする。また、原稿の厚みが搬送不可能な値であった場
合は搬送を止めてしまう構成としてもよい(S219,
S221)。
【0049】上記のような例で説明すると、読取開始信
号の周期を例えば2msとすることによって、制御部3
50は読取開始信号に同期して2msの時間で原稿が副
走査方向に0.0846mm進むようにステッピングモ
ータ106を駆動する。この結果、搬送速度が変わって
も、イメージセンサ312が1ライン読み取る間に、原
稿は0.0846mmしか進んでおらず、結果的に搬送
速度にかかわらず、副走査方向に同じ解像度の画像が得
られる。
【0050】また、紙種設定部370において、あらか
じめ紙厚や紙種を設定しておいた場合は、最初から紙厚
や紙種にみあった搬送速度で原稿を搬送できるよう、読
取開始信号周期を設定しておいてもよい。このとき設定
した値と、紙厚検知部にて検知された原稿の厚みや紙種
が異なっていた場合は、どちらかを優先するような設定
を設けるような構成にしてもよいし、搬送を中断するよ
うに構成しても構わない。
【0051】原稿が読取部310にさしかかると、原稿
上の画像は読み取られ始める(S210,S211)。
この際、読取開始信号に同期して原稿が搬送されるた
め、搬送速度が違っても同じ解像度で読み取ることがで
きる。画像読み取りが開始されると、読取開始信号に同
期して駆動部340を駆動しつつ、読取部310は1ラ
インの画像データを読み込む(S212、S213)。
この動作は原稿の後端が読取部103を抜けるまでつづ
けられ、抜けた時点で画像読取終了(S214、S21
5)となる。その後、原稿が排紙されるまで搬送しなけ
ればならないので、駆動部340を駆動し(S216,
S217)、原稿が排紙されたら終了となる(S21
8)。
【0052】厚い紙を高速に搬送する際には、搬送系に
かかる負荷は大きいものとなってしまい、モータもそれ
に見合ったトルクで回転できるものを選定せねばなら
ず、また、モータのトルクを上げるために電圧、電流も
多く消費されてしまうが、上記のような構成とすること
によって、低い解像度の場合でも、原稿をゆっくり搬送
することができ、搬送系にかかる負荷も上記のように大
きくならず、結果的にモータのトルク、電圧、電流を抑
えた設計が可能となる。また、薄い紙を搬送する場合に
も、ゆっくり搬送することによって、原稿の破損等の恐
れが少なくなる。
【0053】また、本実施形態では、搬送開始時に高速
で搬送し、紙厚検知部の情報によって低速で搬送するよ
うな構成としたが、逆に、紙厚検知部で紙の厚みが検知
されるまでは、低速で搬送し、検知された紙の厚みによ
って、搬送速度を上げるような構成としても構わない。
【0054】<第2の実施形態>本発明の第2の実施形
態として、上記図2に示すドキュメントスキャナをもち
い、上記第1の実施の形態と別の読取方法について説明
する。図6に本実施の形態のシートスルー型ドキュメン
トスキャナの回路構成を示す。図6は第1の実施例で説
明した図1の構成に領域及び画処理設定部670が追加
されたもので、画像データに施す画処理を選択し、か
つ、その画処理を施したい画像領域を選択し設定する。
この設定はホストコンピュータ601により行う。
【0055】図7に示す原稿は図中AからBの部分には
主に文字が書かれており、BからCの部分は写真が印刷
されている。このような写真を含む原稿を2値で読み取
る場合、単純2値処理してしまうと、文字はくっきり読
み取れるが、写真の部分は濃度の再現性がなく、綺麗に
読み取ることができない。写真の部分に濃度の再現性を
得るためには、誤差拡散等の擬似多値といわれる処理を
用いることが好ましいが、これだと文字の部分がかすれ
てしまって、読みづらいものになってしまう。
【0056】本実施形態では、図7に示すような原稿を
文字の部分と写真の部分にそれぞれ別々な画処理を施す
ような手法を図8のフローチャートに沿って説明する。
図中aの矢印は原稿が搬送される方向を示しており、A
→B→Cの順で原稿は読み取られる。
【0057】ホストコンピュータ601で、例えば、図
7の原稿の領域AからBを単純2値処理、BからCを誤
差拡散処理で2値化するよう指示し(S501)、スキ
ャン開始を指示する(S502)。ここで画処理部62
0において、1ライン分の画像データを単純2値処理す
るのにかかる処理時間をt1、誤差拡散処理するのにか
かる時間をt2とし、t1、t2はイメージセンサ61
2が1ライン分の画像を読み取る時間より長いとする。
また、誤差拡散処理は単純2値処理よりも、計算が複雑
なためt2>t1とする。
【0058】スキャン開始が指示されると、読取開始信
号発生部661は時間t1の周期で読取開始信号を発生
させる(S503,S504)。読取開始信号をt1の
周期にすることによって、単純2値処理をイメージセン
サ612の読取速度に遅れることなく処理が可能とな
る。制御部650は上記第1の実施形態で示したよう
に、読取開始信号に同期して時間t1の間に指定した解
像度の1ライン分だけ駆動部640を駆動させ(S50
5)、原稿が読取部610にさしかかったところから画
像読取が開始される(S506,S507)。
【0059】画像読取が開始され、読取開始信号が発生
すると(S507)、原稿が1ライン分移動するあいだ
に、読取部610は1ライン画像を読み取り(S50
9)、次の読取開始信号でその画像データを画処理部6
20に出力する。画処理部620は1ライン分の画像デ
ータをt1の時間で単純2値処理が可能なので、読取部
610の読取動作に遅れることなく単純2値処理が可能
である(S510)。
【0060】読取開始信号発生部661は図2に示す原
稿上Bの位置が読取部103にさしかかるまでt1の周
期で読取開始信号を発生する。次に、読取部610に図
中Bの位置がさしかかると(S511)、図中BからC
までの領域は、画処理部620において誤差拡散処理と
なり、t2>t1であるから、読取開始信号発生部66
1は読取開始信号の周期をt2に変更する(S51
2)。ここで、読取開始信号の周期をt1のままにして
しまうと、画処理部620は誤差拡散処理にt2の時間
がかかるため、t2>t1であるから、読取部610の
1ライン読取時間に対して画処理部620の処理時間が
長くなってしまい、読取動作に対して画処理が遅れてい
ってしまう。
【0061】この処理の遅れ分の画像データは、バッフ
ァメモリ630に格納しておくことも可能であるが、こ
の分バッファメモリの容量をよけいに持たなければなら
ず、よけいなコストがかかってしまう。画処理部620
の処理時間t2に読取開始信号の周期を変更することに
よって、イメージセンサ612の読み取り速度に遅れる
ことなく誤差拡散処理を行える。この時、制御部650
も読取開始信号に同期して時間t2の間に単純2値処理
の時と同じ1ライン分だけ駆動部640を駆動させるの
で(S514)、副走査方向の解像度は同じ物となる。
また、読取部610は単純2値処理同様、次の読取開始
信号でその画像データを画処理部620に出力する。画
処理部620は1ライン分の画像データをt2の時間で
誤差拡散処理を行う(S515)。なお、原稿が読取終
了位置に到達してから(S516)の動作は第1の実施
形態と同様である。
【0062】ここで、最初から読取開始信号の周期をt
2とすることによっても、上記のように画処理を変更す
ることも可能であるが、処理が非常に複雑で、t2がt
1に比べて非常に長くなってしまう場合など、原稿1枚
読み取るのに無駄な時間がかかってしまい効率的ではな
い。
【0063】以上、示したような構成とすることによっ
て、1枚の原稿の中で、違う処理時間の画処理に変更す
ることが可能となり、原稿の部分ごとに見合った画処理
を行え、尚且つより高速に画像読取を行える。
【0064】<第3の実施形態>本発明の第3の実施形
態として、上記図2に示すドキュメントスキャナを用
い、第1、第2の実施の形態とは異なる読取方法につい
て説明する。本実施形態のドキュメントスキャナ100
0の回路構成を図9に示す。図10は白黒で印刷された
部分と、カラーで印刷された部分を含む原稿である。
【0065】図11のフローチャートを用いて本実施形
態の動作について説明する。図12は図9に示すLED
ユニットの具体的構成を示したもので、1101は赤色
に発光するLED、1102は緑色に発光するLED、
1103は青色に発光するLEDであり、以下1104
の基板上にこの順番で並んでいる。
【0066】ホストコンピュータ1001により図10
のD,E,Fの位置は任意に設定可能であり、設定位置
は搬送方向に対して何箇所あっても構わない。また、こ
こでDからEの範囲までは白黒で印刷されているので白
黒モード、EからFまではカラーで印刷されているので
カラーモードで読み取るように設定(S901)されて
いる。
【0067】ホストコンピュータ1001よりスキャン
開始が指示されると(S902)、読取開始信号発生部
1061から読取開始信号が出力され、制御部1050
はこの信号に同期して駆動部1040を駆動させる(S
905、S906)。このとき白黒モードが選択されて
いるため、駆動部1040は所定量だけ駆動される(S
904)。
【0068】原稿は図中bの方向に搬送され、原稿のD
点が読取部1010にさしかかったとき画像読取が開始
される(S907)。D点からE点までは、主に文字が
書かれているので白黒モードで画像は読み取られるが、
この時、読取開始信号発生部1061が読取開始信号を
発生させると(S909)、LEDユニット1011が
これに同期して3色のLED1101、1102、11
03を同時に点灯させることにより(S910)、イメ
ージセンサ1012は白黒の画像データを得ることがで
きる(S911)。
【0069】次に、原稿のE点が読取部1010にさし
かかったとき(S912)、画像読取モードは白黒モー
ドからカラーモードに切り替えられる(S913)。こ
のE点の位置であるが、本実施形態ではホストコンピュ
ータ1001より設定したが、原稿の白黒印刷部とカラ
ー印刷部の変化がはっきりしている場合などは、自動で
判別するような構成としても構わない。白黒読取モード
からカラー読取モードに変わると、1回の読取開始信号
に同期して駆動する駆動量は白黒モードの1/3になる
(S914)。
【0070】これは、カラー読取モードの時には1回の
読取開始信号に対して、1色ずつLEDを点灯させ、合
計3ラインで3色の画像データをとり、これを1ライン
に合成して出力するためであり、こうすることによっ
て、白黒読取モードの時と同じ解像度の画像を得られ
る。本実施形態のフローチャートで説明すると、まず読
取モード変更後、最初の読取開始信号が発生すると(S
915)、赤LEDが点灯し(S916)、制御部10
50は読取開始信号に同期して白黒読取モード時の1/
3だけ駆動部1040を動かす(S917)。つまり、
白黒読取モードの時、読取部1040が1ライン画像を
読み取る間に原稿が進む量の1/3だけ原稿は進むこと
になる。このとき、赤いLEDを点灯させたので、イメ
ージセンサ1012は赤の画像データを出力する。
【0071】次に2番目の読取開始信号が発生すると
(S918)、今度は緑LEDを点灯させ(S91
9)、白黒モードの1/3だけ駆動部1040を駆動さ
せる(S920)。イメージセンサ612は緑の画像デ
ータを出力する。3番目の読取開始信号が発生すると
(S921)、青色LEDを点灯させ(S922)同様
に白黒モードの1/3だけ駆動部1040を駆動し(S
923)、イメージセンサからは青色の画像データを得
る。これら3色分の画像データを1ラインに合成するこ
とによって、カラー画像データ1ラインを得ることがで
き、また、このときの駆動量を足すと合計で白黒読取モ
ード1ライン分の駆動量と同じになるので、白黒読取モ
ード時と解像度は変わらない。S915〜S923の動
作は原稿が読取終了位置に到達するまで繰り返される。
【0072】また、読み取った画像を記憶するフォーマ
ット形式であるが、最初からカラー形式のフォーマット
とすることで、問題なく記憶できる。例えば、JPEG
等で記憶する場合、1画素につき各色8bitの計24
bitのデータになるが、白黒モードのときは、各色8
bitをすべて白黒のデータとすることで、24bit
の白黒データを得られ、24bitのJPEG画像とし
て記憶できる。
【0073】また、以上の第1〜第3の実施形態では、
制御部は、読取開始信号に同期して出力するパルス信号
の周波数を制御することにより、部分的に解像度を変更
することもできる。更に、図5に示されるように読取開
始信号の発生周期が変化する際には、読取開始信号発生
部は、例えば、元の読取開始信号に同期するように変更
することが好ましい。
【0074】<その他の実施形態>上述した実施形態の
機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるよう
に、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム
内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現す
るためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるい
はMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デ
バイスを動作させることによって実施したものも、本発
明の範疇に含まれる。
【0075】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を
用いることができる。
【0076】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共
同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0077】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0078】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、所定の読み取り動作を開始させる読取開始信
号の任意の発生周期に同期して、読取開始信号の発生周
期と関連させて原稿を所定距離移動させるように構成し
たので、解像度を一定に保ちつつ原稿読み取り動作に対
応した原稿移動動作の速度調整が可能となる。尚、ここ
でいう「所定の読み取り動作」とは、例えば1ライン分
の主走査方向の画像信号読み取り動作をいい、この場
合、「所定距離」とは、例えば副走査方向におけるライ
ン間隔をいう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるシートスルー
型ドキュメントスキャナの回路構成を示した図である。
【図2】本発明の一実施形態であるシートスルースキャ
ナの断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に適用可能な紙厚検知部の
構成例を示した図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における動作の流れを
示したフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態における読取開始信号と駆
動部の駆動パルスのタイミングチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるシートスルー
型ドキュメントスキャナの回路構成を示した図である。
【図7】本発明の第2の実施形態において使用する原稿
例を示した図である。
【図8】本発明の第2の実施形態における動作の流れを
示したフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態におけるシートスルー
型ドキュメントスキャナの回路構成を示した図である。
【図10】本発明の第3の実施形態において使用する原
稿例を示した図である。
【図11】本発明の第3の実施形態における動作の流れ
を示したフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施形態に適用可能なLED
ユニットの具体的構成を示した図である。
【符号の説明】
300、600、1000 ドキュメントスキャナ 301、601、1001 ホストコンピュータ 310、610、1010 読取部 311、611、1011 LEDユニット 312、612、1012 イメージセンサ 320、620、1020 画処理部 330、630、1030 バッファメモリ 340、640、1040 駆動部 350、650、1050 制御部 360、660、1060 CPU 361、661、1061 読取開始信号発生部 370 紙種設定部 380、680、1080 通信部 390 紙厚検知部 670 領域及び画処理設定部 1070 領域及び読取モード設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 AB04 BA01 BB02 BC11 BC14 BC18 CA06 CA08 CB13 CB17 5C051 AA01 BA04 DA03 DE02 DE09 5C062 AB02 AB32 AB33 AB41 AC02 AC12 AC65 AE03 AE15 5C072 AA01 BA13 CA05 DA25 EA07 FB23 NA05 NA06 RA20

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿上の画像を読み取る読取手段と、 前記読取手段における所定の読み取り動作を開始させる
    読取開始信号を任意の周期で発生する読取開始信号発生
    手段と、 前記読取手段と前記原稿とを相対的に所定距離移動させ
    る移動手段と、 前記読取信号発生手段による読取開始信号の発生周期の
    変化と前記移動手段による前記移動の移動距離とを関連
    させて制御する制御手段とを有することを特徴とする画
    像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段は、前記移動手段を駆動さ
    せる駆動信号に対応して前記読取手段と前記原稿とを相
    対的に所定距離移動させるとともに、前記制御手段は、
    前記読取開始信号発生手段による読取開始信号の発生周
    期と前記移動手段を駆動させる駆動信号の発生周期とを
    同期させるよう制御することを特徴とする請求項1記載
    の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段はステッピングモータを有
    し、前記駆動信号により前記ステッピングモータを駆動
    させるとともに該ステッピングモータの駆動により前記
    読取手段と前記原稿とを相対的に所定距離移動させるこ
    とを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 原稿の紙厚を検知する紙厚検知手段を有
    し、 前記読取開始信号発生手段は、前記紙厚検知手段により
    検知された原稿の厚みに応じて、読取開始信号の発生周
    期を変化させることを特徴とする請求項1記載の画像読
    取装置。
  5. 【請求項5】 前記紙厚検知手段は、前記読取手段より
    原稿の搬送方向手前に設置されることを特徴とする請求
    項4記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 予め原稿の紙厚又は紙種を設定する紙種
    設定手段を有し、 前記読取開始信号発生手段は、前記紙種設定手段により
    予め設定された紙厚又は紙種に応じて、読取開始信号の
    発生周期を変化させることを特徴とする請求項1又は4
    記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記読取開始信号発生手段は、前記紙種
    設定手段により設定された紙厚と前記紙厚検知手段によ
    り検知された原稿の紙厚とが異なるとき、前記紙厚検知
    手段が検知した紙厚に応じて読取開始信号の発生周期を
    変化させることを特徴とする請求項6記載の画像読取装
    置。
  8. 【請求項8】 設定された画処理方式に応じて、前記読
    取手段により読み取られた画像データに対して画処理を
    行う画像データ処理手段を有し、 前記読取開始信号発生手段は、前記画像データ処理手段
    の当該画処理による1ライン分の処理時間に応じた周期
    で読取開始信号を発生させることを特徴とする請求項1
    記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記読取開始信号発生手段は、一原稿上
    の二以上の原稿領域について異なる画像処理方式が設定
    されている場合は、当該各画像処理方式による前記画像
    データ処理手段の1ライン分の処理時間に応じて読取開
    始信号の発生周期を変化させることを特徴とする請求項
    8記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 前記移動手段は、設定された読取方式
    に応じて、読取開始信号の一発生周期当たりの前記読取
    手段と前記原稿との相対的移動距離を変動させることを
    特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記移動手段は、一原稿上の二以上の
    原稿領域について異なる画像読取方式が設定されている
    ときは、当該各画像読取方式における読取開始信号の一
    発生周期当たりの前記読取手段と前記原稿との相対的移
    動距離が同等となるように原稿搬送量を変化させること
    を特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  12. 【請求項12】 前記読取手段が前記各読取方式により
    読み取った画像データをカラー形式のフォーマットで記
    憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項11記
    載の画像読取装置。
  13. 【請求項13】 原稿上の画像を読み取る読取手段にお
    ける所定の読み取り動作を開始させる読取開始信号を任
    意の周期で発生する読取開始信号発生ステップと、 前記読取信号発生ステップによる読取開始信号の発生周
    期の変化と、前記読取手段と前記原稿とを相対的に所定
    距離移動させる移動手段による前記移動の移動距離とを
    関連させて制御する制御ステップとを有することを特徴
    とする画像読取方法。
  14. 【請求項14】 前記移動手段を駆動させる駆動信号に
    対応して前記読取手段と前記原稿とを相対的に所定距離
    移動させるステップを有し、 前記制御ステップでは、当該ステップと共に前記読取開
    始信号発生ステップによる読取開始信号の発生周期と前
    記移動手段を駆動させる駆動信号の発生周期とを同期さ
    せるよう制御することを特徴とする請求項13記載の画
    像読取方法。
  15. 【請求項15】 前記駆動信号によりステッピングモー
    タである前記移動手段を駆動させるとともに該ステッピ
    ングモータの駆動により前記読取手段と前記原稿とを相
    対的に所定距離移動させるステップを有することを特徴
    とする請求項14記載の画像読取方法。
  16. 【請求項16】 原稿の紙厚を検知する紙厚検知ステッ
    プを有し、 前記読取開始信号発生ステップでは、前記紙厚検知ステ
    ップにより検知された原稿の厚みに応じて、読取開始信
    号の発生周期を変化させることを特徴とする請求項13
    記載の画像読取方法。
  17. 【請求項17】 前記紙厚検知ステップでは、前記読取
    手段より原稿の搬送方向手前に設置されることを特徴と
    する請求項16記載の画像読取方法。
  18. 【請求項18】 予め原稿の紙厚又は紙種を設定する紙
    種設定ステップを有し、 前記読取開始信号発生ステップでは、前記紙種設定ステ
    ップにより予め設定された紙厚又は紙種に応じて、読取
    開始信号の発生周期を変化させることを特徴とする請求
    項13又は16記載の画像読取方法。
  19. 【請求項19】 前記読取開始信号発生ステップでは、
    前記紙種設定ステップにより設定された紙厚と前記紙厚
    検知ステップにより検知された原稿の紙厚とが異なると
    き、前記紙厚検知ステップが検知した紙厚に応じて読取
    開始信号の発生周期を変化させることを特徴とする請求
    項18記載の画像読取方法。
  20. 【請求項20】 設定された画処理方式に応じて、前記
    読取手段により読み取られた画像データに対して画処理
    を行う画像データ処理ステップを有し、 前記読取開始信号発生ステップでは、前記画像データ処
    理ステップの当該画処理による1ライン分の処理時間に
    応じた周期で読取開始信号を発生させることを特徴とす
    る請求項13記載の画像読取方法。
  21. 【請求項21】 前記読取開始信号発生ステップでは、
    一原稿上の二以上の原稿領域について異なる画像処理方
    式が設定されている場合は、当該各画像処理方式による
    前記画像データ処理ステップの1ライン分の処理時間に
    応じて読取開始信号の発生周期を変化させることを特徴
    とする請求項20記載の画像読取方法。
  22. 【請求項22】 前記移動手段が設定された読取方式に
    応じて読取開始信号の一発生周期当たりの前記読取手段
    と前記原稿との相対的移動距離を変動させるステップを
    有することを特徴とする請求項13記載の画像読取方
    法。
  23. 【請求項23】 一原稿上の二以上の原稿領域について
    異なる画像読取方式が設定されているときは、前記移動
    手段が当該各画像読取方式における読取開始信号の一発
    生周期当たりの前記読取手段と前記原稿との相対的移動
    距離が同等となるように原稿搬送量を変化させるステッ
    プを有することを特徴とする請求項13記載の画像読取
    方法。
  24. 【請求項24】 前記読取手段が前記各読取方式により
    読み取った画像データをカラー形式のフォーマットで記
    憶する記憶ステップを有することを特徴とする請求項2
    3記載の画像読取方法。
  25. 【請求項25】 請求項1〜12の何れか1項に記載の
    各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラ
    ムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  26. 【請求項26】 請求項13〜24の何れか1項に記載
    の画像読取方法の処理ステップをコンピュータに実行さ
    せるためのプログラムを記録したことを特徴とするコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  27. 【請求項27】 請求項1〜12の何れか1項に記載の
    各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラ
    ム。
  28. 【請求項28】 請求項13〜24の何れか1項に記載
    の画像読取方法の処理ステップをコンピュータに実行さ
    せるためのプログラム。
JP2001272502A 2001-09-07 2001-09-07 画像読取装置、画像読取方法、記録媒体及びプログラム Pending JP2003087500A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001272502A JP2003087500A (ja) 2001-09-07 2001-09-07 画像読取装置、画像読取方法、記録媒体及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001272502A JP2003087500A (ja) 2001-09-07 2001-09-07 画像読取装置、画像読取方法、記録媒体及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003087500A true JP2003087500A (ja) 2003-03-20

Family

ID=19097863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001272502A Pending JP2003087500A (ja) 2001-09-07 2001-09-07 画像読取装置、画像読取方法、記録媒体及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003087500A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012182662A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Canon Electronics Inc 画像読取装置及びその制御方法、プログラム
CN105898095A (zh) * 2015-02-12 2016-08-24 精工爱普生株式会社 图像读取装置
JP2019135872A (ja) * 2015-02-12 2019-08-15 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置
JP2020152544A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 株式会社Pfu 媒体搬送装置、画像処理システム、制御方法、及び制御プログラム
JP2020188364A (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 キヤノン株式会社 原稿読取装置、及び画像形成装置
JP2021048654A (ja) * 2019-04-16 2021-03-25 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置
JP2022009593A (ja) * 2020-12-25 2022-01-14 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置、画像読取システム及び画像読取制御方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012182662A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Canon Electronics Inc 画像読取装置及びその制御方法、プログラム
US10863046B2 (en) 2015-02-12 2020-12-08 Seiko Epson Corporation Image reading apparatus
JP2019135872A (ja) * 2015-02-12 2019-08-15 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置
CN105898095B (zh) * 2015-02-12 2019-12-13 精工爱普生株式会社 图像读取装置
CN105898095A (zh) * 2015-02-12 2016-08-24 精工爱普生株式会社 图像读取装置
US11343399B2 (en) 2015-02-12 2022-05-24 Seiko Epson Corporation Image reading apparatus
US11729330B2 (en) 2015-02-12 2023-08-15 Seiko Epson Corporation Image reading apparatus
JP2020152544A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 株式会社Pfu 媒体搬送装置、画像処理システム、制御方法、及び制御プログラム
JP7189056B2 (ja) 2019-03-20 2022-12-13 株式会社Pfu 媒体搬送装置、画像処理システム、制御方法、及び制御プログラム
JP2021048654A (ja) * 2019-04-16 2021-03-25 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置
JP2020188364A (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 キヤノン株式会社 原稿読取装置、及び画像形成装置
JP7383397B2 (ja) 2019-05-14 2023-11-20 キヤノン株式会社 原稿読取装置、及び画像形成装置
JP2022009593A (ja) * 2020-12-25 2022-01-14 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置、画像読取システム及び画像読取制御方法
JP7396339B2 (ja) 2020-12-25 2023-12-12 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置、画像読取システム及び画像読取制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0364267A (ja) カラー複写装置及びカラー画像形成装置
US11736641B2 (en) Apparatus and method for creating images from documents
JP2003087500A (ja) 画像読取装置、画像読取方法、記録媒体及びプログラム
JP2000113163A (ja) 画像読取装置、画像読取方法及び記憶媒体
JP2007074500A (ja) 画像読取装置
JP2582076B2 (ja) 複写機のペ−ジ連写方法
JP2003234878A (ja) 画像読取装置及び画像読取方法
JP2010041595A (ja) 画像読み取り装置、画像形成装置、画像読み取り方法、及びコンピュータプログラム
JP4904317B2 (ja) 画像読取装置、並びにそれを備えた画像蓄積装置及び画像形成装置
JPH05292300A (ja) 画像形成装置
JP2694608B2 (ja) 画像読取装置
JP2001111748A (ja) 画像処理装置
JP2005051304A (ja) 画像読取装置、画像読取方法、及び画像読取形成装置
JPH1013660A (ja) 画像処理装置およびその方法
JP5025332B2 (ja) 画像読取装置
JP2004013018A (ja) 画像読取装置
JPH04369163A (ja) 画像読取装置
JP2004357032A (ja) 画像読取装置、画像形成装置、画像伝送制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JPH09130600A (ja) 画像読み取り装置
JPS63172560A (ja) 画像読取り装置
JP3276680B2 (ja) 画像処理装置
JPH0583548A (ja) 画像形成装置
JP2000209402A (ja) デジタル画像読み取り装置
JPH02121471A (ja) 画像読取装置
JPH06152869A (ja) 画像読み取り装置