JP2001157005A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像形成装置

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JP2001157005A
JP2001157005A JP33985599A JP33985599A JP2001157005A JP 2001157005 A JP2001157005 A JP 2001157005A JP 33985599 A JP33985599 A JP 33985599A JP 33985599 A JP33985599 A JP 33985599A JP 2001157005 A JP2001157005 A JP 2001157005A
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Tetsuya Niitsuma
徹也 新妻
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿移動式画像読取装置においては、スリッ
トガラスに異物が付着して不良画像が発生するという問
題があり、スリットガラスに異物が付着し難いようにす
る等の対策が採られているが不十分である。 【解決手段】 副走査方向に前後して2個のラインセン
サを用いて画像を読み取り、得られた画像データを処理
して異物を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像読取装置及び該
画像読取装置を有する画像形成装置に関し、特に、前記
画像読取装置における、異物の付着による画質の低下を
防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿搬送装置により搬送され移動してい
る原稿の画像を読み取る画像読取装置においては、読取
位置において原稿を案内し、且つ、原稿照明光及び原稿
反射光を透過する透明案内板が用いられる。該透明案内
板には紙粉等の異物が付着しやすく、付着異物による画
像読取への影響がこの種の画像読取装置における問題と
なっている。
【0003】この問題に対して、前記透明案内板に原稿
が接触しないような構成にする、或いは、前記透明案内
板を導電性ガラスを用いる等により異物が付着し難くす
る等の対策が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記透明案
内板への異物の付着に対する従来の対策は十分ではな
く、異物の付着による黒筋や白筋の発生がしばしば起っ
ている。特に、異物が前記透明案内板に固定して付着す
るのではなく緩い付着力で付着し、原稿の移動に従っ
て、原稿に引きずられて移動する場合があり、このよう
な移動異物による不良画像の発生に対しては、前述の従
来技術における対策は有効でなかった。
【0005】本発明は、このような従来技術における問
題を解決することを目的とし、特に、前記の移動異物に
よる不良画像の発生を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)原稿搬送手段、原
稿を照射する光源、該原稿搬送手段により搬送される原
稿を案内し、像光を透過する透明案内手段及び前記原稿
搬送手段により搬送されて移動する原稿の画像を読み取
る読取手段を有する画像読取装置において、前記読取手
段は、原稿の移動に伴う原稿の像の移動方向に前後して
配置された第1ラインセンサ及び第2ラインセンサと、
前記第1ラインセンサの出力と前記第2ラインセンサの
出力とに基づいて、前記透明案内手段上の異物を検出す
る異物検出手段とを有し、少なくとも前記第1ラインセ
ンサの出力及び前記第2ラインセンサの出力のいずれか
に基づいて画像データを出力することを特徴とする画像
読取装置。
【0007】(2)前記異物検出手段は、前記第1ライ
ンセンサと前記第2ラインセンサ間における像の移動速
度の検出に基づいて異物を検出することを特徴とする前
記(1)項に記載の画像読取装置。
【0008】(3)前記異物検出手段は、前記第1ライ
ンセンサの出力から取得される画像の第1輝度情報又は
第1濃度情報と前記第2ラインセンサの出力から取得さ
れる画像の第2輝度情報又は第2濃度情報との比較から
画像の移動速度を検出することを特徴とする前記(2)
項に記載の画像読取装置。
【0009】(4)前記異物検出手段は、前記第1ライ
ンセンサの出力から取得される画像の第1エッジ情報と
前記第2ラインセンサの出力から取得される画像の第2
エッジ情報との比較から画像の移動速度を検出すること
を特徴とする前記(2)項に記載の画像読取装置。
【0010】(5)前記第1ラインセンサと前記第2ラ
インセンサとは、それぞれを構成する画素が互いに千鳥
状に配列されたことを特徴とする前記(1)〜(4)の
いずれか1項に記載の画像読取装置。
【0011】(6)前記読取手段は、前記異物検出手段
の出力に基づいて、少なくとも前記第1ラインセンサの
出力及び前記第2ラインセンサの出力に基づいた前記画
像データを補正する補正手段を有することを特徴とする
前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の画像読取装
置。
【0012】(7)前記異物検出手段による異物の検出
に基づいて、異物付着の表示を行う表示手段を有するこ
とを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれか1項に記
載の画像読取装置。
【0013】(8)前記異物検出手段は、固定付着異物
か移動異物かの判別を行う判別手段を有することを特徴
とする前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の画像
読取装置。
【0014】(9)前記表示手段は、前記判別手段の判
別結果に基づき、移動異物の場合には、読み直しを指示
する表示を行うことを特徴とする前記(8)項に記載の
画像読取装置。
【0015】(10)前記判別手段の判別結果に基づ
き、移動異物の場合には、原稿を戻し、再度読取位置に
搬送して、読み直しを行う制御手段を有することを特徴
とする前記(8)項に記載の画像読取装置。
【0016】(11)前記異物検出手段の検出信号に基
づいて、作動する清掃手段を有することを特徴とする前
記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の画像読取装
置。
【0017】(12)画像を読み取り画像データを出力
するとともに、画像データに基づいて異物を検出する異
物検出手段と該異物検出手段の出力に基づいて、画像デ
ータを補正する補正手段とを有する読取手段及び、前記
異物検出手段の出力に基づき、画像データの補正を行う
か又は読み直しを行う制御手段を有することを特徴とす
る画像読取装置。
【0018】(13)前記異物検出手段は、固定付着異
物か移動異物かの判別を行う判別手段を有するととも
に、前記制御手段は、前記判別手段の判別結果に基づい
て画像データの補正を行うか又は読み直しを行うことを
特徴とする前記(12)項に記載の画像読取装置。
【0019】(14)画像を読み取り画像データを出力
するとともに、画像データに基づいて異物を検出する異
物検出手段を有する読取手段、異物付着の表示を行う表
示手段及び、前記異物検出手段の検出結果に基づき、前
記表示手段による表示を行うか又は読み直しを行う制御
手段を有することを特徴とする画像読取装置。
【0020】(15)前記異物検出手段は、固定付着異
物か移動異物かの判別を行う判別手段を有するととも
に、前記制御手段は、前記判別手段の判別結果に基づい
て前記表示手段による表示を行うか又は読み直しを行う
ことを特徴とする前記(14)項に記載の画像読取装
置。
【0021】(16)画像を読み取り画像データを出力
するとともに、画像データに基づいて異物を検出する異
物検出手段を有する読取手段、異物を除去する清掃を行
う清掃手段及び、前記異物検出手段の検出結果に基づ
き、前記清掃手段による清掃を行うか又は読み直しを行
う制御手段を有することを特徴とする画像読取装置。
【0022】(17)前記異物検出手段は、固定付着異
物か移動異物かの判別を行う判別手段を有するととも
に、前記制御手段は、前記判別手段の判別結果に基づい
て前記清掃手段による清掃を行うか又は読み直しを行う
ことを特徴とする前記(16)項に記載の画像読取装
置。
【0023】(18)前記(1)〜(17)のいずれか
1項に記載の画像読取装置及び前記画像読取装置からの
画像データに基づいて、画像を形成する画像形成手段を
有することを特徴とする画像形成装置。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態にかか
る画像読取装置の構成を示す図である。図1において、
原稿載置台1には多数枚の原稿が載置される。原稿載置
台1上の原稿Gは送り出しローラ2と分離搬送ローラ3
により上から1枚ずつ搬送される。1枚に分離された原
稿Gはレジストローラ4により制御されたタイミングで
搬送され、原稿搬送手段としてのプラテンローラ5によ
り搬送されて、該ローラを矢印で示すように周回し、排
紙ローラ6により排紙皿7に排出される。プラテンロー
ラ5の下方の読取位置を移動する過程において、原稿G
は光源としての照明ランプ9により照明される。照明ラ
ンプ9からの照明光及び原稿Gからの反射光は前記読取
位置において原稿を案内する透明案内手段としてのスリ
ットガラス8を透過して、反射鏡10と結像レンズ11
により第1ラインセンサCCD1と第2ラインセンサC
CD2に入射する。
【0025】第1ラインセンサCCD1と第2ラインセ
ンサCCD2とは原稿Gの最大幅からの反射光を受光す
る受光部の長さを有し、図示のように原稿の移動方向に
前後して配置される。そして、図2に示すように、第1
ラインセンサCCD1と第2ラインセンサCCD2と
は、それぞれの画素xi1、xi2が互いに千鳥状に配
列されるように配置される。このような構成で、第1ラ
インセンサCCD1の出力と第2ラインセンサCCD2
の出力から画像データを形成することによってそれぞれ
のCCDが有する解像力の2倍の解像力が得られる。
【0026】画像読取において、スリットガラス8に異
物が付着すると図3に示すような原稿搬送方向、即ち、
副走査方向の筋が再生画像に発生する。図3(a)はス
リットガラス8に付着し固定された異物による筋であ
る。固定付着異物による筋J1は画像全体に亘って形成
される。図3(b)は原稿により引きずられて移動する
異物による筋である。移動異物による筋J2は図示のよ
うに、限定された長さの筋として形成される。
【0027】次に、異物の付着による第1ラインセンサ
CCD1と第2ラインセンサCCD2の出力について図
4により説明する。図4はドット画像と異物の像と第1
ラインセンサCCD1、第2ラインセンサCCD2との
位置関係及び第1ラインセンサCCD1と第2ラインセ
ンサCCD2の出力、即ち、濃度を表す出力を示す。a
行からc行は異物の付着がない場合と種々の異物付着態
様を示し、M列は第1ラインセンサCCD1と第2ライ
ンセンサCCD2に対するドット画像と異物の位置関係
を、N列は第1ラインセンサCCD1と第2ラインセン
サCCD2の出力を、それぞれ示す。
【0028】異物の付着がない場合には、a行に示すよ
うに、ドット画像D1として第1ラインセンサCCD1
に投影され、走査速度により決められた所定時間後にド
ット画像D2として第2ラインセンサCCD2に投影さ
れる。そして、第1ラインセンサCCD1の出力S1と
第2ラインセンサCCD2の出力S2はほぼ同一であ
り、両者の時間差分のディレイをかけて差分を取ると、
出力S3で示すようにほぼ0となる。
【0029】b行のM列に示すように、第1ラインセン
サCCD1に固定付着異物の像Eが投影されている場合
には、第1ラインセンサCCD1の出力S1にはドット
画像D1によるピークP1と異物の像EによるピークQ
が形成され、第2ラインセンサCCD2の出力S2には
ドット画像D2によるピークP2のみが形成される。そ
して、両出力の差分S3にはピークΔQが形成される。
【0030】c行のM列に示すように、移動異物の像が
投影されている場合には、異物の移動速度が画像の移動
速度よりも小さいために、第1ラインセンサCCD1と
投影像E1との位置関係が第2ラインセンサCCD2と
投影像E2との位置関係と相違し、結果として、出力S
1のピークQ1と出力S2のピークQ2の形状が相違
し、差分に小さなピークΔQが形成される。
【0031】以上の説明から明らかなように、第1ライ
ンセンサCCD1の出力と第2ラインセンサCCD2の
出力を比較することによって、スリットガラス8(図1
に示す)に異物の付着があるか否かを検出するばかりで
なく、付着異物が固定付着異物か移動異物かをも判別す
ることができる。
【0032】図5は本発明の実施の形態における原稿読
取装置の電気的な構成を示す図である。図5において、
一点鎖線で示す部分Aが読取手段を構成する。第1ライ
ンセンサCCD1の出力はディレイ回路20により、第
1ラインセンサCCD1と第2ラインセンサCCD2間
における原稿の移動時間差分のディレイがかけられる。
比較回路21はディレイされた第1ラインセンサCCD
1の出力と第2ラインセンサCCD2の出力とを比較し
て、即ち、図4におけるS1とS2の差を取って差分S
3を出力する。異物検出回路22は差分S3から異物の
存在を検出する。このように、ディレイ回路20と比較
回路21と異物検出回路22とは異物検出手段を構成す
る。
【0033】ディレイ回路20によりディレイされた第
1ラインセンサCCD1の出力と第2ラインセンサCC
D2の出力(濃度)の最大値と最小値がそれぞれ最大値
検出回路23と最小値検出回路24により選択され、合
成回路25において合成されて画像データが出力され
る。最大値検出回路23と最小値検出回路24において
行われる処理は、図4を用いて説明すると、例えば、図
4のb行において出力S1とS2からピークQを除去す
る処理である。補正手段としての最大値検出回路23は
黒筋を除去する処理を行い、同様に補正手段としての最
小値検出回路24は白筋を除去する処理を行う。
【0034】図5における26は制御手段、27は表示
手段である。制御手段26は異物検出回路22からの検
出信号に基づいて、表示手段27に異物を除去すること
を促す表示をする制御や後に説明する画像読取のやり直
しの制御を行う。また、図示しないが、スリットガラス
8を清掃する清掃手段を設けることも可能であり、制御
手段26は異物検出回路22からの検出信号に基づい
て、清掃手段を作動させる制御を行う構成としてもよ
い。
【0035】合成回路25から出力された画像データは
図示しない画像形成手段に導入されて記録紙等に画像が
形成される。画像形成手段としては、例えば、レーザを
光源として走査露光を行い、帯電、露光、現像、転写、
定着のプロセスを経て画像を形成する電子写真方式によ
り画像を形成する画像形成手段が用いられる。
【0036】画像を形成するための画像データは第1ラ
インセンサCCD1と第2ラインセンサCCD2の出力
から作成しているが、いずれか一方の出力から画像デー
タを作成し、他方を補正用データとすることも可能であ
る。
【0037】異物検出回路22は次に説明するような異
物領域の判定を行う。図4における差分におけるピーク
ΔQを生ずる画素があった場合に個々の画素を異物付着
の可能性がある候補の画素とし、例えば主走査方向に1
6画素の窓を設定して該窓内に50%を超える候補の画
素が発見された場合に、該窓の部分を異物領域と判定す
る。
【0038】そして、異物検出回路22は、図4におけ
るb行の場合、即ち、固定付着異物か又はc行の場合、
即ち、移動異物かの判別を行う判別手段を有する。
【0039】このような判別の結果は表示及び画像デー
タの補正に用いられる。即ち、固定付着異物の場合に
は、清掃を促す表示をするか又は清掃手段を作動させる
ことが行われるが、移動異物の場合には、読取時に異物
は除去されているので、異物の影響を受けた画像読取を
再度行う、読み直しを促す表示をするか又は読み直しが
行われる。表示手段27或いは前記清掃手段の作動を行
うか又は読み直しを行うかの選択及び読み直しの制御は
前記制御手段26により行われる。読み直しはプラテン
ローラ5や排紙ローラ6にまで搬送されている原稿Gを
逆送りし、原稿Gの先端部から再度スリットガラス8を
通過させることにより行われる。
【0040】第1ラインセンサCCD1の出力と第2ラ
インセンサCCD2の出力とから画像データを形成する
場合には、異物による影響のある出力を補正して画像デ
ータが作成される。この補正は、最大値検出回路23と
最小値検出回路24により行われるが、異物付着領域の
画像データの補正に周囲の領域の画像データを取り込む
等の補正を行うことも可能である。
【0041】図4では画像の濃度情報を用いて画像の特
徴を検出することにより異物の検出を行っているが、濃
度情報ではなく輝度情報を用いて検出することも可能で
あり、更に、画像のエッジ情報を用いて異物の検出を行
うことも可能である。第1ラインセンサCCD1と第2
ラインセンサCCD2の出力をフィルタ処理することに
より画像のエッジ情報を得ることができる。該エッジ情
報によりとらえられたエッジの場合にも異物によるエッ
ジの移動速度は画像のエッジの移動速度と異なるので、
第1ラインセンサCCD1と第2ラインセンサCCD2
の出力からのそれぞれのエッジ情報を比較することによ
り異物が検出される。
【0042】エッジ情報に基づく異物の検出を行う系に
おいては、異物の影響を除去する補正における前記の補
間は、空間周波数の高い方(より多くのエッジを検出し
ている方)のセンサの出力を異物の影響によるものと
し、空間周波数の低い方(より少ないエッジを検出して
いる方)のセンサの出力を用いて補間する補正を行うこ
とが望ましい。
【0043】このようなエッジ情報を用いた異物の検出
はカラー画像の読取のように、CCDの個々の画素がカ
ラーフィルターを介して画像光を受光する場合に有効で
ある。即ち、カラー画像読取においては、個々の画素間
における濃度変化の相関が高くないために、濃度情報に
基づいた異物を検出する場合にその感度が低下するが、
エッジ情報を用いることにより、このような問題は解消
される。
【0044】第1ラインセンサCCD1と第2ラインセ
ンサCCD2により、像の移動速度の相違を検出し、該
速度の検出に基づいて異物を検出する方法は前述したも
のに限られることはなく、種々のものが可能である。例
えば、前述の方法は、一方の画像データに対してのみデ
ィレイをかけるリアルタイム処理を行っているが、両画
像データをメモリに記憶させて、異物検出処理を行うこ
とも可能である。また、前記異物領域を判定する場合
に、例えば、16×16画素のように2次元の窓を設定
して、該窓内に異物の可能性がある候補画素を検出する
ことにより異物領域を検出することが可能である。
【0045】
【発明の効果】請求項1、請求項2、請求項3又は請求
項18の発明により、透明案内板に固定付着した異物だ
けでなく、移動異物が検出されるので、異物による不良
画像の発生を防止する適切な対策を講ずることが可能に
なる。
【0046】請求項4の発明により、カラー画像の読取
においても、高い感度で異物を検出することが可能にな
る。
【0047】請求項5の発明により、高い解像力の画像
読取が可能になる。請求項6の発明により、異物による
影響が自動的に除去されるので、突然の不良画像の発生
が防止される。
【0048】請求項7の発明により、異物の付着があっ
た場合に使用者に確実に表示され、透明案内手段の清掃
等の適切な対策を迅速に講ずることが可能になる。
【0049】請求項8の発明により、固定付着異物か移
動異物かが判別されるので、異物に対する適切な対策を
講ずることが可能になる。
【0050】請求項9の発明により、移動異物により生
ずる不良画像の問題が解決される。請求項10の発明に
より、移動異物による不良画像が自動的に是正される。
【0051】請求項11の発明により、異物付着が発生
した場合に自動的に異物が除去される。
【0052】請求項12の発明により、異物の付着が発
生した場合に、機械が自動的に対処し、異物による影響
のない画像が形成される。
【0053】請求項13の発明により、固定付着異物、
移動異物いずれの場合にも、機械が自動的に対処し、異
物による影響のない画像が形成される。
【0054】請求項14又は請求項16の発明により、
異物の付着に対する適切な対策を講ずることが可能とな
り、異物による不良画像の発生を防止することができ
る。
【0055】請求項15又は請求項17の発明により、
固定付着異物と移動異物のそれぞれに対して適切な対応
が行われ、異物による不良画像の発生を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成
を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態の第1ラインセンサと第2
ラインセンサの構成を示す図である。
【図3】異物の影響による不良画像の例を示す図であ
る。
【図4】ドット画像、異物の像と第1ラインセンサ、第
2ラインセンサとの位置関係及び第1ラインセンサと第
2ラインセンサの出力を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像読取装置の電気
的な構成を示す図である。
【符号の説明】
8 スリットガラス 20 ディレイ回路 21 比較回路 22 異物検出回路 23 最大値検出回路 24 最小値検出回路 25 合成回路 26 制御手段 27 表示手段

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿搬送手段、原稿を照射する光源、該
    原稿搬送手段により搬送される原稿を案内し、像光を透
    過する透明案内手段及び前記原稿搬送手段により搬送さ
    れて移動する原稿の画像を読み取る読取手段を有する画
    像読取装置において、前記読取手段は、原稿の移動に伴
    う原稿の像の移動方向に前後して配置された第1ライン
    センサ及び第2ラインセンサと、前記第1ラインセンサ
    の出力と前記第2ラインセンサの出力とに基づいて、前
    記透明案内手段上の異物を検出する異物検出手段とを有
    し、少なくとも前記第1ラインセンサの出力及び前記第
    2ラインセンサの出力のいずれかに基づいて画像データ
    を出力することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記異物検出手段は、前記第1ラインセ
    ンサと前記第2ラインセンサ間における像の移動速度の
    検出に基づいて異物を検出することを特徴とする請求項
    1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記異物検出手段は、前記第1ラインセ
    ンサの出力から取得される画像の第1輝度情報又は第1
    濃度情報と前記第2ラインセンサの出力から取得される
    画像の第2輝度情報又は第2濃度情報との比較から画像
    の移動速度を検出することを特徴とする請求項2に記載
    の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記異物検出手段は、前記第1ラインセ
    ンサの出力から取得される画像の第1エッジ情報と前記
    第2ラインセンサの出力から取得される画像の第2エッ
    ジ情報との比較から画像の移動速度を検出することを特
    徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記第1ラインセンサと前記第2ライン
    センサとは、それぞれを構成する画素が互いに千鳥状に
    配列されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記読取手段は、前記異物検出手段の出
    力に基づいて、少なくとも前記第1ラインセンサの出力
    及び前記第2ラインセンサの出力に基づいた前記画像デ
    ータを補正する補正手段を有することを特徴とする請求
    項1〜5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記異物検出手段による異物の検出に基
    づいて、異物付着の表示を行う表示手段を有することを
    特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像読
    取装置。
  8. 【請求項8】 前記異物検出手段は、固定付着異物か移
    動異物かの判別を行う判別手段を有することを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記表示手段は、前記判別手段の判別結
    果に基づき、移動異物の場合には、読み直しを指示する
    表示を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像読取
    装置。
  10. 【請求項10】 前記判別手段の判別結果に基づき、移
    動異物の場合には、原稿を戻し、再度読取位置に搬送し
    て、読み直しを行う制御手段を有することを特徴とする
    請求項8に記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記異物検出手段の検出信号に基づい
    て、作動する清掃手段を有することを特徴とする請求項
    1〜10のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  12. 【請求項12】 画像を読み取り画像データを出力する
    とともに、画像データに基づいて異物を検出する異物検
    出手段と該異物検出手段の出力に基づいて、画像データ
    を補正する補正手段とを有する読取手段及び、 前記異物検出手段の出力に基づき、画像データの補正を
    行うか又は読み直しを行う制御手段を有することを特徴
    とする画像読取装置。
  13. 【請求項13】 前記異物検出手段は、固定付着異物か
    移動異物かの判別を行う判別手段を有するとともに、前
    記制御手段は、前記判別手段の判別結果に基づいて画像
    データの補正を行うか又は読み直しを行うことを特徴と
    する請求項12に記載の画像読取装置。
  14. 【請求項14】 画像を読み取り画像データを出力する
    とともに、画像データに基づいて異物を検出する異物検
    出手段を有する読取手段、 異物付着の表示を行う表示手段及び、 前記異物検出手段の検出結果に基づき、前記表示手段に
    よる表示を行うか又は読み直しを行う制御手段を有する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  15. 【請求項15】 前記異物検出手段は、固定付着異物か
    移動異物かの判別を行う判別手段を有するとともに、前
    記制御手段は、前記判別手段の判別結果に基づいて前記
    表示手段による表示を行うか又は読み直しを行うことを
    特徴とする請求項14に記載の画像読取装置。
  16. 【請求項16】 画像を読み取り画像データを出力する
    とともに、画像データに基づいて異物を検出する異物検
    出手段を有する読取手段、 異物を除去する清掃を行う清掃手段及び、 前記異物検出手段の検出結果に基づき、前記清掃手段に
    よる清掃を行うか又は読み直しを行う制御手段を有する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  17. 【請求項17】 前記異物検出手段は、固定付着異物か
    移動異物かの判別を行う判別手段を有するとともに、前
    記制御手段は、前記判別手段の判別結果に基づいて前記
    清掃手段による清掃を行うか又は読み直しを行うことを
    特徴とする請求項16に記載の画像読取装置。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17のいずれか1項に記載
    の画像読取装置及び前記画像読取装置からの画像データ
    に基づいて、画像を形成する画像形成手段を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
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