JPH0927910A - 原稿画像読み取り装置 - Google Patents

原稿画像読み取り装置

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JPH0927910A
JPH0927910A JP7177697A JP17769795A JPH0927910A JP H0927910 A JPH0927910 A JP H0927910A JP 7177697 A JP7177697 A JP 7177697A JP 17769795 A JP17769795 A JP 17769795A JP H0927910 A JPH0927910 A JP H0927910A
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JP7177697A
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Inventor
Masato Obata
正人 小幡
Kunio Kudo
邦夫 工藤
Yoichi Koide
洋一 小出
Tatsuhiko Okada
達彦 岡田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、ゴミなどを縦筋として読み取って
しまうという課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、シート状の原稿を搬送する
原稿搬送手段と、この原稿搬送手段により搬送される原
稿の画像を読み取る複数の画像読み取り手段32a、3
2bと、この複数の画像読み取り手段32a、32bか
らの出力信号により原稿上のゴミ等によるノイズを検出
する検出手段44とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、ファクシミ
リ等の画像形成装置などに用いられる原稿画像読み取り
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿台上のシート状原稿の画像を
一次元イメージセンサなどの原稿読み取り素子によりア
ナログ的に又はデジタル的に読み取る原稿画像読み取り
装置は、原稿読み取り素子を固定して原稿を移動させる
原稿移動型と、原稿台上の原稿を固定して読み取り位置
を移動させる原稿固定型があり、複写機、ファクシミリ
等の画像形成装置などに用いられている。原稿画像読み
取り装置を用いた画像形成装置は、原稿画像読み取り装
置からの画像信号により転写紙などのシート上に画像を
形成している。
【0003】原稿移動型の原稿画像読み取り装置は、原
稿の浮きを無くすために原稿台のちょうど原稿を読み取
る位置で最も原稿搬送ギャップを狭くしている。比較的
小型サイズ(A3程度まで)の原稿を扱う画像形成装置
では、複写機のほとんどが原稿移動型になっている。フ
ァクシミリは、高級機では原稿固定型が増えてきている
が、小型・低コストを狙った一部のものでは今でも原稿
移動型のものが残っている。
【0004】これに対してA0、A1という大判サイズ
の原稿を扱う広幅の画像形成装置では、原稿サイズいっ
ぱいの原稿台を設置することは装置の大きさ、コストの
面からできず、また、長尺の画像形成物が得られるメリ
ットから原稿移動型にならざるを得なかった。さらに、
原稿移動型の原稿画像読み取り装置を用いた複写機で
は、複数枚のコピーを1枚の原稿から複写するために、
一度原稿を読み取ってその画像信号を記憶してから何度
も読み出せるように画像メモリを設けている。
【0005】また、特開昭59ー38451号公報に
は、ほこりや煙の粒子等が静電気で表面に付着するのを
防止するための帯電防止処置をしてなるファクシミリ等
の原稿読み取り面コンタクトガラスが記載されている。
特開昭60ー193747号公報には、光源と結像素子
と等倍センサを一体化して構成した読み取りヘッドを備
えた画像読み取り装置において、読み取りヘッドと読み
取り原稿の搬送路をはさんで対向する白色原稿搬送ロー
ラの表面に透明な保護膜を被覆するとともに、この保護
膜を清掃するクリーナ部材を設けたことを特徴とする画
像読み取り装置が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】原稿固定型の原稿画像
読み取り装置では、仮にゴミが原稿上にあってもそのゴ
ミはそこで単に点状のゴミとして読み取るだけであり、
原稿移動型の原稿画像読み取り装置のように縦筋として
読み取ってしまうことはない。しかし、原稿移動型の原
稿画像読み取り装置では、原稿に付着したゴミが原稿台
を汚したり原稿台に再付着したりすると、それを縦筋と
して読み取ってしまう。このため、原稿移動型の原稿画
像読み取り装置を用いた複写機等の画像形成装置では、
原稿画像読み取り装置からの画像信号をそのまま用いて
シート上に画像を形成するので、画像形成物には原稿画
像には無い縦線がゴミにより入ったりしてクレームがつ
く原因になっていた。
【0007】また、原稿移動型の原稿画像読み取り装置
では、原稿の浮きを無くすために原稿台のちょうど原稿
を読み取る位置で最も原稿搬送ギャップを狭くしている
ので、その読み取り位置で原稿上に付着したほこりや消
しゴムの屑が原稿搬送中に原稿台にひっかかり易くな
る。その結果、原稿台が汚れて画像形成物に縦線が入
り、また、一次元イメージセンサを使用して原稿画像を
微小な画素としてデジタル的に読み取る場合には原稿台
は汚れていなくても原稿上に付着したほこりや消しゴム
の屑が一時的に原稿読み取り位置にとどまっただけで画
像形成物に縦線が入ってしまうという不具合があった。
【0008】これは、例えばイメージセンサの画素(4
00dpiの密度では63.5μm)程度の微小なゴミ
がちょうど読み取り位置にいれば、そこの原稿の濃度情
報がゴミにより遮られてその代りにゴミを読み取ってし
まい、原稿固定型の原稿画像読み取り装置ではその画素
のみが画像ノイスとなるだけであるが、原稿移動型の原
稿画像読み取り装置ではその画素だけでなくゴミが読み
取り位置にとどまっている間中ずっと原稿情報がゴミに
より欠落して黒の縦筋又は白の縦筋となってしまうため
である。
【0009】さらに、原稿移動型の原稿画像読み取り装
置を用いた複写機では、複数枚のコピーを1枚の原稿か
ら複写するために、一度原稿を読み取ってその画像信号
を記憶してから何度も読み出せるように画像メモリを設
けているので、ゴミを一度誤って読み込んだことにより
すべてのコピー上に縦筋が現われてしまい、しかも、悪
いことには大判サイズの原稿のほとんどは図面であって
縦又は横の直線が多く、原稿の縦線とゴミによる縦線と
の区別がつかないことが多かった。
【0010】また、上記特開昭59ー38451号公報
記載の原稿読み取り面コンタクトガラスや特開昭60ー
193747号公報記載の画像読み取り装置では、コン
タクトガラスを汚れにくくしたり、原稿搬送ローラを清
掃するクリーナ部材を設けはしているが、コンタクトガ
ラスや原稿搬送ローラが汚れてしまって発生した不具合
やその対応については何ら考慮されていない。本発明
は、ゴミなどに影響されずに原稿画像を正しく読み取る
ことができる原稿画像読み取り装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、シート状の原稿を搬送する
原稿搬送手段と、この原稿搬送手段により搬送される原
稿の画像を読み取る複数の画像読み取り手段と、この複
数の画像読み取り手段からの出力信号により原稿上のゴ
ミ等によるノイズを検出する検出手段とを備えたもので
ある。請求項2記載の発明は、請求項1記載の原稿画像
読み取り装置において、前記検出手段は前記複数の画像
読み取り手段からの出力信号を比較してこれらが不一致
のときに該不一致部分を原稿上のゴミ等によるノイズと
判定するものである。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の原
稿画像読み取り装置において、前記検出手段の出力信号
により前記画像読み取り手段の出力信号からゴミ等によ
るノイズを除去する除去手段を備えたものである。請求
項4記載の発明は、請求項1または3記載の原稿画像読
み取り装置において、前記複数の画像読み取り手段のい
ずれか1つ若しくは複数を選択的に使用するものであ
る。請求項5記載の発明は、請求項1または3記載の原
稿画像読み取り装置において、前記複数の画像読み取り
手段を原稿搬送方向に沿って設置したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図2は請求項1〜5記載の発明の
一実施形態例の概略を示す。この実施形態例の原稿画像
読み取り装置は、原稿テーブル11の上からシート状の
原稿12が入口駆動ローラ13と入口従動ローラ14と
の間に向けて挿入され、その原稿12のサイズが入口駆
動ローラ13及び入口従動ローラ14の手前でサイズ検
知センサ15により検知される。サイズ検知センサ15
により原稿12のサイズが検知されると、ピンチソレノ
イド16がオンして支軸17を中心としてリフター18
が回転して上昇することで入口従動ローラ軸19が持ち
上げられる。このため、入口従動ローラ14の入口駆動
ローラ13に対する圧接が解除され、原稿12は入口駆
動ローラ13と入口従動ローラ14との間より奥へ挿入
可能となる。この時、同時に蛍光灯からなる光源20が
点灯し、原稿読み取りの準備がなされる。
【0014】原稿12が入口駆動ローラ13と入口従動
ローラ14との間より奥へ挿入されて原稿12の先端が
入口ゲート爪21に突き当てられると、挿入センサ22
が原稿12を入口ゲート爪21の手前で検知してオンす
る。挿入センサ22がオンすると、図示しない駆動モー
タ及び駆動系によりレジスト駆動ローラ23及び排紙駆
動ローラ24が駆動され、再びピンチソレノイド16が
オフして入口従動ローラ14が入口駆動ローラ13に圧
接される。そして、入口ゲートソレノイド25がオンす
ることにより入口ゲート爪21が開き、図示しない挿入
クラッチがオンすることにより入口駆動ローラ13が駆
動されて入口駆動ローラ13及び入口従動ローラ14
と、レジスト駆動ローラ23及びレジスト従動ローラ2
6と、排紙駆動ローラ24及び排紙従動ローラ27とか
らなる原稿搬送手段による原稿12の搬送が開始され
る。
【0015】原稿12は、入口駆動ローラ13及び入口
従動ローラ14と、レジスト駆動ローラ23及びレジス
ト従動ローラ26とにより搬送されてレジストセンサ2
8を通過し、原稿テーブル11と同一面上にあるコンタ
クトガラスからなる原稿台29上へ搬送されて原稿台2
9と対向する位置に配置されたバックアップローラ30
により原稿台29に密着される。原稿12は原稿台29
上の読み取り位置で蛍光灯からなる光源20により照明
され、その反射光はレンズ31により読み取り素子32
上に結像されて原稿画像が読み取られる。
【0016】ここで、レジストセンサ28は原稿画像の
読み取り開始及び終了のタイミング取りや原稿12の長
さ及び原稿12のジャムの検知、上記駆動モータ及び蛍
光灯20のオフタイミング取りに用いられる。また、バ
ックアップローラ30は、原稿台29との間のギャップ
が微小な間隔(0.1〜0.2mm)に保たれており、
レジスト従動ローラ26から図示しないタイミングベル
トを介して駆動されて原稿搬送の負荷にならないように
されている。そして、原稿12は画像読み取り後に排紙
駆動ローラ24及び排紙従動ローラ27により排紙台3
3へ排出される。
【0017】図3は上記CCDからなる読み取り素子3
2の構成を示す。本実施形態例で使用する読み取り素子
32は、パッケージ内にn個の14μm×14μmのフ
ォトダイオードがn個の画素分として主走査方向へ一次
元に配列された複数個、例えば3個のCCDからなる撮
像素子32a、32n、32bが原稿搬送方向へ168
μm(12ライン分)の間隔をもって3例に配置されて
いる。
【0018】ここで、例えば両端に位置する2つの一次
元CCD32a、32bを使用するものとすると、これ
らのCCD32a、32bの間には336μm(24ラ
イン分)の距離があり、これはレンズ31により縮小さ
れる前の原稿台29上の原稿位置では1524μm(約
1.5mm)の距離に相当する。つまり、CCD32a
とCCD32bは原稿12の搬送方向へ1524μm離
れた位置を同時に読み取っている。原稿12の搬送方向
に対してCCD32aがCCD32bより先行して原稿
12の画像を読み取っている場合、CCD32bが読み
取った画像データは原稿12が1524μm分搬送され
る前のCCD32aが読み取った画像データと一致する
構成になっている。
【0019】なお、ここでは両端に位置する2つの一次
元CCD32a、32bを使用するが、CCD32a、
32bのどちらか一方のみ使用することもでき、あるい
は、真中のCCD32nも使用して原稿12の搬送速度
や除去したい画像ノイズの大きさに応じて、CCD32
a、32nを使用し、又はCCD32a、32nを切り
換えて使用することも可能である。
【0020】次に、本実施形態例の画像ノイズ検出の原
理を説明する。図4は原稿搬送の様子を側面より見たも
のである。レジスト駆動ローラ23及びレジスト従動ロ
ーラ26と排紙駆動ローラ24及び排紙従動ローラ27
とにより搬送されている原稿12上のA点という箇所に
注目すると、A点が原稿台29とバックアップローラ3
0とに挾まれた読み取り位置まで搬送されて来ると、A
点の読み取りがCCD32aにより行われる。しかし、
原稿12とレンズ31とCCD32aとを結ぶ光路上に
ゴミ、汚れなど遮光物があれば、光路はそのゴミ、汚れ
などにより遮光されてしまう。読み取り素子32がCC
D32aだけであれば、ゴミ、汚れなどの箇所は、原稿
搬送中に常に遮光された状態になるので、原稿画像情報
の有無に拘らず、原稿搬送方向に現われる黒線等の画像
ノイズが発生する。
【0021】次に、A点が1524μm搬送されると、
A点の読み取りがCCD32bにより行われる。今度は
原稿12とレンズ31とCCD32aとを結ぶ光路上に
ゴミ、汚れ等の遮光物が無いので、原稿12の画像情報
はCCD32bにより正しく読み取られる。CCD32
aで読み取られた画像データを原稿12の1524μm
搬送分に相当する時間だけ遅延させてCCD32bの読
み取り画像データと比較すると、これらは原稿12の同
じ位置の画像データになるから正規の原稿画像情報であ
れば一致し、ゴミ、汚れなどの画像ノイズはそのどちら
か一方の画像データのみに現われることが多い。本実施
形態例は、この特性を利用してゴミ、汚れなどの画像ノ
イズを検出して除去しようとするものである。本実施形
態例では、CCD32aとCCD32bの読み取り位置
が原稿12上で搬送方向へ1524μmの距離をもって
設けられているので、それ以下のゴミ、汚れ等の不要な
遮光物を検出できる。
【0022】次に、読み取り素子32で読み取られた画
像データの処理について説明する。図1は本実施形態例
の回路構成を示す。CCD32a、32bはそれぞれレ
ンズ31により結像された原稿画像をアナログ画像信号
(濃度信号)に変換して同期制御回路41から出力され
るクロックに同期して出力し、このCCD32a、32
bからのアナログ画像信号はそれぞれ画像増幅回路42
a、42bにより増幅される。
【0023】画像増幅回路42a、42bの出力信号は
それぞれアナログ/デジタル変換(A/D変換)回路4
3a、43bにより多値デジタル画像信号DA1、DB
1に変換されて画像ノイズ除去回路44へ送られる。画
像ノイズ除去回路44は、A/D変換回路43aからの
デジタル画像信号(先行して読み取られた方の画像デー
タ)DA1を原稿12の1524μm搬送分に相当する
時間だけ遅延させることにより、A/D変換回路43b
からのデジタル画像信号(後で読み取られた方の画像デ
ータ)DB1とタイミングを合わせた原稿の同じ位置の
画像データとなるようにした後に、A/D変換回路43
bからのデジタル画像信号DB1と比較することにより
原稿12上のゴミ、汚れなどの遮光物による画像ノイズ
を検出して除去する。
【0024】画像ノイズ除去回路44の出力信号は、シ
ェーディング補正回路45によりCCD32a、32b
の感度バラツキや蛍光灯20の光量ムラ、レンズ31の
光量分布誤差が補正され、画像処理回路46によりMT
F補正、2値化等の種々の画像処理が施される。同期制
御回路41は、原稿との同期をとるための図5に示すよ
うな制御信号を発生し、すなわち、主走査方向の同期を
とるための信号LSYNC、主走査方向の最大読み取り
有効領域を示す信号LGATE、1画素毎の同期クロッ
ク、副走査方向の読み取り有効領域を示す信号FGAT
E等を発生する。読取制御回路47は本実施形態例の全
体のシーケンスを制御し、同期制御回路41は読取制御
回路47からの信号を受けて信号FGATEを出力す
る。
【0025】次に、上記画像ノイズ除去回路44につい
て説明する。画像ノイズ除去回路44は、図6に示すよ
うにA/D変換回路43a、43bからの画像データD
A1、DB1をスレッシュデータDthで2値化する2
値化処理部48、49と、この2値化処理部48、49
からの画像データDA2、DB2の位相差を合わせるた
めに2値化処理部48からの画像データDA2を遅延さ
せるデータ遅延部50と、このデータ遅延部50からの
画像データDA3と2値化処理部49からの画像データ
DB2を比較して読み取り画像データ上のノイズを検知
するノイズ検知部51と、ノイズ検知部51の検知結果
Dnに応じてA/D変換回路43bよりの画像データD
B1からノイズを除去するノイズ除去部52と、CCD
32aからの画像データとCCD32bからの画像デー
タとのいずれを使用するかを切り換えるための画像切換
部53とを有する。
【0026】2値化処理部48、49は、各々図7に示
すように比較器54、55により構成されている。比較
器54、55は、図8に示すように各々A/D変換回路
43a、43bからの画像データDA1、DB1が入力
端子Aに入力され、読取制御回路47により設定された
2値化のためのスレッシュデータDthが入力端子Bに
入力される。比較器54、55は、出力端子A>Bから
画像データDA1、DB1とスレッシュデータDthと
の大小関係に応じて出力信号DA2、DB2を出力す
る。
【0027】すなわち、比較器54、55は、入力端子
Aに入力される画像データDA1、DB1がスレッシュ
データDthより大きければ出力信号DA2、DB2が
高レベルとなり、入力端子Aに入力される画像データD
A1、DB1がスレッシュデータDth以下であれば出
力信号DA2、DB2が低レベルとなる。ここで、画像
データの2値化を行うのは、原稿に付着して運ばれてき
たゴミ等による画像ノイズを検出するために、2つのC
CD32a、32bからの画像データのうちその一方を
データ遅延部50で遅延させて他方とタイミングを合わ
せて比較するので、データ遅延部50の回路規模を減ら
すためである。
【0028】また、上記スレッシュデータDthは、比
較的低めに設定してあり、本実施形態例では3/256
に設定している。一般的に原稿画像読み取り装置を用い
た画像形成装置により画像が出力されて問題となるのは
原稿の白い部分にゴミによる黒筋が現われてしまうこと
であるので、本実施形態例ではノイズ検知部51でゴミ
によるノイズを認識した際にはノイズ除去部52におい
て黒い画像データをマスクして白い画像データに置き換
える処理を行う。
【0029】従って、2値化処理部48、49にて画像
データを濃度の濃い所で2値化した場合には、仮に画像
濃度がちょうどスレッシュデータDthのレベルに近い
と、同じ画像を読み取った場合でも多値の読み取りレベ
ルでは8ビットのうち下位1から2ビットは読み取りバ
ラツキを生じて画像データが一致しないことがあるの
で、2値化処理部48、49による2値化の結果が異な
ってしまう場合がある。
【0030】この場合、ノイズ除去部52はゴミのため
に2値化処理部48、49の2値化結果に差が生じてい
ると判定して画像データをマスクして白に置き換えてし
まうので、逆に白抜けを生じてしまうという不具合が生
ずる。しかし、2値化処理部48、49は画像データを
スレッシュデータDthにより画像濃度が低い所で2値
化するので、ノイズ除去部52が2値化処理部48、4
9の2値化結果の差をゴミと誤認識して間違って画像デ
ータをマスクしてもそこは元々の画像濃度が低い所であ
るから白抜けになっても目立たない。
【0031】次に、データ遅延部50について説明す
る。データ遅延部50は図9に示すようにファースト・
イン・ファースト・アウト(FIFO)メモリ56〜5
8により構成され、図10はその動作タイミングを示
す。FIFOメモリ56の入力端子I0には2値化処理
部48からの画像データDA2が入力される。FIFO
メモリ56〜58のライト・リセット端子RST及びリ
ード・リセット端子RSTRには上記信号LSYNCの
反転信号*LSYNCが入力され、FIFOメモリ56
〜58のライトクロック端子WCK及びリードクロック
端子RCKにはクロックCLKが入力される。
【0032】FIFOメモリ56〜58は、信号*LS
YNCが低レベルの時に内部のライト/リードアドレス
がリセットされ、クロックCLKに同期して先頭から画
像データのリード/ライトを行う。したがって、FIF
Oメモリ56は、入力端子I0に入力された画像データ
DA2が信号LSYNCの周期1回分だけ遅れて出力端
子O0から出力され、この画像データが入力端子I1に
入力される。
【0033】このため、FIFOメモリ56は、入力端
子I0に入力された画像データDA2が信号LSYNC
の周期2回分だけ遅れて出力端子O1から出力され、こ
の画像データが入力端子I2に入力される。以下同様
に、FIFOメモリ56は、画像データDA2を遅延す
ることにより、入力端子I0に入力された画像データD
A2を信号LSYNCの周期8回分だけ遅らせて出力端
子O7からFIFOメモリ57の入力端子I0へ出力す
る。
【0034】FIFOメモリ57は同様に入力端子I0
にFIFOメモリ56の出力端子O7から入力された画
像データを信号LSYNCの周期8回分だけ遅らせて出
力端子O7からFIFOメモリ58の入力端子I0へ出
力する。FIFOメモリ58は同様に入力端子I0にF
IFOメモリ57の出力端子O7から入力された画像デ
ータを信号LSYNCの周期8回分だけ遅らせて出力端
子O7から出力し、結局、2値化処理部48からの画像
データDA2はFIFOメモリ56〜58により信号L
SYNCの周期24回分だけ遅らせられる。CCD32
a、32bからの画像データのタイミングズレは24ラ
イン分(信号LSYNCの周期24回分)であるので、
FIFOメモリ58の出力端子O7からの画像データD
A3は2値化処理部4からの画像データDB2と位相が
合わされたものとなる。
【0035】次に、ノイズ検知部51について説明す
る。ノイズ検知部51は図11に示すようにエクスクル
ーシブ・オアゲート59、インバータ・ゲート60によ
り構成され、図12に示すような動作タイミングで動作
する。ノイズ検知部51は2つのCCD32a、32b
で読み取った画像データが一致しているかどうかによ
り、原稿画像上のゴミ等によるノイズの有無を判定す
る。
【0036】エクスクルーシブ・オアゲート59はデー
タ遅延部50からの画像データDA3と2値化処理部4
9からの画像データDB2が入力され、エクスクルーシ
ブ・オアゲート59の出力信号がインバータ・ゲート6
0により反転されて出力される。したがって、原稿12
に付着して搬送されてきたゴミ等が原稿台29に再付着
してとどまり、そのゴミ等をCCD32a、32bで読
み取ってしまってCCD32a、32bからの画像デー
タが異なってしまわない限り、画像データDA3、DB
2は一致するはずであり、ゴミ等をCCD32a、32
bで読み取らずに正常であるならばエクスクルーシブ・
オアゲート59の出力信号が低レベルになってインバー
タ・ゲート60の出力信号は高レベルになる。逆に、ゴ
ミ等をCCD32a、32bで読み取った場合には、エ
クスクルーシブ・オアゲート59の出力信号が高レベル
になってインバータ・ゲート60の出力信号は低レベル
になり、ゴミ等が検知される。
【0037】次に、ノイズ除去部52について説明す
る。ノイズ除去部52は、図13に示すようにアンドゲ
ート61〜68により構成され、図14に示すような動
作タイミングで動作する。ノイズ除去部52はノイズ検
知部51からのノイズ信号Dnに基づいてアンドゲート
61〜68でA/D変換回路43bからの画像データD
B1のマスクを行い、原稿画像上に現われたゴミ等によ
るノイズを除去する。つまり、ノイズ検知部51で正常
と判断されてノイズ信号Dnが高レベルとなった時には
アンドゲート61〜68がA/D変換回路43bからの
画像データDB1をそのまま出力する。
【0038】逆に、ノイズ検知部51でゴミ等により異
常であると判断されてノイズ信号Dnが低レベルとなっ
た時には、アンドゲート61〜68はA/D変換回路4
3bからの画像データDB1とは無関係に出力信号DB
3−1〜DB−8が全て低レベル(=0:白レベル)と
なる。したがって、A/D変換回路43bからの画像デ
ータDB1はアンドゲート61〜68にてゴミ等による
黒筋が消去されて出力される。
【0039】次に、画像切換部53について説明する。
画像切換部53は図15に示すようにセレクタ69によ
り構成されている。セレクタ69は、A/D変換回路4
3aからの画像データDA1が入力端子Aに入力され、
ノイズ除去部52からの画像データDB3が入力端子B
に入力される。そして、セレクタ69は、読取制御回路
47により設定された画像切換信号IM SELが選択
端子Sに入力され、画像切換信号IM SELに応じて
A/D変換回路43aからの画像データDA1とノイズ
除去部52からの画像データDB3とのいずれかを選択
して出力する。
【0040】通常は画像切換信号IM SELが低レベ
ルであり、セレクタ69がノイズ除去部52からの画像
データDB3を選択して出力する。CCD32bが故障
したり画像ノイズ除去回路44の一部が故障してしまっ
てノイズ除去処理がうまくいかずに出力信号が異常にな
ったりしたときは、読取制御回路47により画像切換信
号IM SELを高レベルとすることにより、セレクタ
69がA/D変換回路43aからの画像データDA1を
選択して出力する。これにより、システムの信頼性を向
上させることが可能となる。
【0041】このように、本実施形態例は、請求項1記
載の発明の実施形態例であって、シート状の原稿12を
搬送する入口駆動ローラ13及び入口従動ローラ14、
レジスト駆動ローラ23及びレジスト従動ローラ26、
排紙駆動ローラ24及び排紙従動ローラ27とからなる
原稿搬送手段と、この原稿搬送手段により搬送される原
稿12の画像を読み取る複数の画像読み取り手段として
のCCD32a、32bと、この複数の画像読み取り手
段CCD32a、32bからの出力信号により原稿上の
ゴミ等によるノイズを検出する検出手段としてのノイズ
検知部51とを備えたので、原稿画像上のゴミ等を検出
することができ、原稿画像上のゴミ等に影響されずに原
稿画像を正しく読み取ることが可能となる。
【0042】また、本実施形態例は、請求項2記載の発
明の実施形態例であって、請求項1記載の原稿画像読み
取り装置において、検出手段51は複数の画像読み取り
手段32a、32bからの出力信号を比較してこれらが
不一致のときに該不一致部分を原稿上のゴミ等によるノ
イズと判定するので、原稿画像上のゴミ等を検出するこ
とができ、原稿画像上のゴミ等に影響されずに原稿画像
を正しく読み取ることが可能となる。
【0043】また、本実施形態例は、請求項3記載の発
明の実施形態例であって、請求項1記載の原稿画像読み
取り装置において、検出手段51の出力信号により画像
読み取り手段32a、32bの出力信号からゴミ等によ
るノイズを除去する除去手段としてのノイズ除去部52
を備えたので、原稿画像上のゴミ等に影響されずに原稿
画像を正しく読み取ることができる。
【0044】また、本実施形態例は、請求項4記載の発
明の実施形態例であって、請求項1または3記載の原稿
画像読み取り装置において、複数の画像読み取り手段3
2a、32n、32bのいずれか1つ若しくは複数を選
択的に使用するので、複数の画像読み取り手段32a、
32bのいずれかに異常があっても他の画像読み取り手
段により支障無く原稿画像を読み取ることができる。
【0045】また、本実施形態例は、請求項5記載の発
明の実施形態例であって、請求項1または3記載の原稿
画像読み取り装置において、複数の画像読み取り手段3
2a、32bを原稿搬送方向に沿って設置したので、距
離をおいて原稿画像を読み取ってこれらの読み取り画像
データから原稿画像上のゴミ等を検出することができ
る。
【0046】図16は請求項1〜5記載の発明を応用し
たデジタル複写機からなる画像形成装置の一例の概要を
示す。このデジタル複写機は、原稿画像読み取り装置1
00と、複写機本体200とを有する。
【0047】複写機本体200は、原稿画像読み取り装
置100で読み取られた原稿画像情報を記憶手段として
の画像メモリ部301に記憶する画像情報記憶装置30
0と、この画像情報記憶装置300に記憶された画像情
報を転写紙に記録するための一連のプロセスを実行す
る、書込装置500を含む画像形成部と、これらを制御
するシステム制御装置302と、このシステム制御装置
302にキー入力を行う操作手段としての操作装置60
0等により構成される。
【0048】原稿画像読み取り装置100は上記実施形
態例の原稿画像読み取り装置と同様に構成され、図17
に示すようにオペレータが原稿を挿入口10から挿入す
ると、上述のようにその原稿は入口駆動ローラ13及び
入口従動ローラ14、レジスト駆動ローラ23及びレジ
スト従動ローラ26、排紙駆動ローラ24及び排紙従動
ローラ27により搬送されて原稿台29上を通過して排
紙台33に排出される。原稿は、原稿台29上の読取位
置を通過する際に蛍光灯からなる光源20により照明さ
れ、その反射光像がレンズ31により読み取り素子32
のCCDからなる撮像素子32a、32n、32b上に
結像されて読み取られる。
【0049】図16に示すように読み取り素子32のC
CD32a、32bは結像された画像情報を電気的なア
ナログ画像信号に変換して同期制御回路41からのクロ
ックに同期して出力し、このCCD32a、32bから
のアナログ画像信号はそれぞれ画像増幅回路42a、4
2bで増幅されてA/D変換回路43a、43bにより
画素毎の多値デジタル画像信号に変換される。シェーデ
ィング補正回路45はA/D変換回路102から図示し
ない上記画像ノイズ除去回路44を介して入力される画
像信号に対して光源20の光量ムラ、原稿台29の汚
れ、CCD32a、32bの感度ムラ等による歪を補正
し、画像処理回路46はシェーディング補正回路45か
らの画像信号をデジタル記録画像情報に変換して露光手
段としての書込装置500へ出力する。読取制御回路4
7はシステム制御装置302からの指令に従って原稿画
像読み取り装置100の各部を制御する。
【0050】書込装置500は、ラインドライバー回路
501、レーザードライバー回路502、半導体レーザ
(LD)503を用いた書込部、書込駆動制御回路50
4、書込装置500の各部を駆動する駆動装置505を
有する。画像メモリ部301から適宜に読み出されたデ
ジタル記録画像情報はラインドライバー回路501を介
してレーザードライバー回路502に入力され、半導体
レーザ503はレーザードライバー回路502によりデ
ジタル記録画像情報に応じて駆動されてレーザ光を出射
する。
【0051】書込駆動制御回路504はシステム制御装
置302からの指令に従ってレーザードライバー回路5
02、半導体レーザ503、駆動装置505を制御す
る。操作装置600は、操作パネル602から入力され
たキー入力信号を操作制御回路601を介してシステム
制御装置302へ出力し、操作制御回路601がシステ
ム制御装置302からの入力情報を操作パネル602の
表示部に表示させる。
【0052】図18は複写機本体200の概略を示す。
感光体からなる像担持体、例えば感光体ドラム211
は、原稿画像情報を転写紙に記録する画像記録時には、
駆動部により回転駆動され、帯電手段としてのグリッド
付きスコロトロンチャージャと呼ばれる帯電装置212
により−850Vに一様に帯電される。書込部は、半導
体レーザ503からのレーザ光をポリゴンミラー213
により偏向してポリゴンミラー面倒れ補正レンズ21
4、fθレンズ215、ミラー216〜218を介して
感光体ドラム211に照射し、ポリゴンモータ219に
よりポリゴンミラー213を回転させてレーザ光を感光
体ドラム211の回転方向に垂直な方向に走査する。
【0053】感光体ドラム211は、半導体レーザ50
3からデジタル記録画像情報に基づいて変調されたレー
ザ光が照射されると、光導電現象で表面の電荷がアース
側に流れて消滅する。ここで、半導体レーザ503は原
稿画像濃度の淡い部分(デジタル記録画像情報、例えば
2値化信号の非記録レベル)で点灯しなくて原稿画像濃
度の濃い部分(デジタル記録画像情報の記録レベル)で
点灯し、感光体ドラム211の表面電位は半導体レーザ
503からのレーザ光が照射されない部分が−850V
の電位のままで、半導体レーザ503からのレーザ光が
照射された部分が−100V程度の電位になって原稿画
像の濃淡に対応した静電潜像が形成される。
【0054】この感光体ドラム211上の静電潜像は現
像装置220による負帯電のトナーの付着で現像されて
トナー像となる。ここに、現像装置220は高圧電源か
ら−600Vの現像バイアス電圧が印加され、感光体ド
ラム211はレーザ光照射部分だけにトナーが付着す
る。一方、ロール状の転写紙(記録紙)が3つの給紙装
置221〜223のうち選択されたものから給紙ローラ
224〜226により給紙されてカッター227〜22
9により所定の長さに切断された後に送りローラ230
によりレジストローラ231へ搬送され、また、手差し
の転写紙が送りローラ232によりレジストローラ23
1へ搬送される。
【0055】レジストローラ231は感光体ドラム21
1上のトナー像に合わせて転写紙を送出し、この転写紙
は転写手段としての転写チャージャ233により感光体
ドラム211上のトナー像が転写されて分離手段として
の分離チャージャ234により感光体ドラム211から
分離される。この転写紙は、搬送タンクからなる搬送装
置235により搬送されて定着装置236によりトナー
像が定着され、送りローラ237により搬送されてトレ
イ238にコピーとして排出される。また、感光体ドラ
ム211は転写紙分離後にクリーニング装置239によ
りクリーニングされて残留トナーが除去される。このよ
うな画像形成動作(複写動作)はシステム制御装置30
2による各部の制御により操作パネル602のスタート
キーのオンで開始されて操作パネル602のテンキーで
設定されたコピー枚数だけ連続的に繰り返して行われ
る。
【0056】次に、操作装置600の構成について説明
する。操作装置600は上述のように操作パネル602
と操作制御回路601を有する。操作パネル602は、
図19に示すように各種機能を指定するキー、例えば転
写紙のサイズを指定する用紙サイズキー611、コピー
枚数等を指定するためのテンキー612、複写動作を開
始させるためのスタートキー613、複写動作を停止さ
せるためのストップキー614、画像濃度を調整するた
めの濃度調整キー615、画質を調整するための画質調
整キー616、複写倍率を変えるための変倍キー61
7、複写モードをクリアするためのモードクリアキー6
18、コピー枚数や変倍率、セット枚数、原稿挿入可等
を表示するための表示部619〜622、転写紙の挿入
方向を表示するキー623,624が設けられている。
【0057】この複写機の例では、原稿12の画像を濃
度信号(アナログ画像信号)に変換する読み取り素子か
らなる画像読み取り手段32と、この画像読み取り手段
32からの濃度信号をデジタル画像信号に変換するA/
D変換回路からなるA/D変換手段43a、43bと、
このA/D変換手段43a、43bからのデジタル画像
信号を感光体からなる像担持体211に書き込む書込装
置からなる書込手段500とを有するデジタル複写機か
らなる画像形成装置において、上記実施形態例の原稿画
像読み取り装置を備え、つまり、シート状の原稿12を
搬送する入口駆動ローラ13及び入口従動ローラ14、
レジスト駆動ローラ23及びレジスト従動ローラ26、
排紙駆動ローラ24及び排紙従動ローラ27とからなる
原稿搬送手段と、この原稿搬送手段により搬送される原
稿12の画像を読み取る複数の画像読み取り手段として
のCCD32a、32bと、この複数の画像読み取り手
段CCD32a、32bからの出力信号により原稿上の
ゴミ等によるノイズを検出する検出手段としてのノイズ
検知部51と、この検出手段51の出力信号により画像
読み取り手段32a、32bの出力信号からゴミ等によ
るノイズを除去する除去手段としてのノイズ除去部52
を備えたので、原稿画像上のゴミ等に影響されずに原稿
画像を正しく読み取ることができ、画像形成物上に原稿
画像上のゴミ等による縦筋が現われることを防止するこ
とができる。なお、本発明は、上記実施形態例に限定さ
れるものではなく、例えばファクシミリ等に用いられる
原稿画像読み取り装置に適用することができる。
【0058】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、シート状の原稿を搬送する原稿搬送手段と、この原
稿搬送手段により搬送される原稿の画像を読み取る複数
の画像読み取り手段と、この複数の画像読み取り手段か
らの出力信号により原稿上のゴミ等によるノイズを検出
する検出手段とを備えたので、原稿画像上のゴミ等を検
出することができ、原稿画像上のゴミ等に影響されずに
原稿画像を正しく読み取ることが可能となる。
【0059】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の原稿画像読み取り装置において、前記検出手段は前
記複数の画像読み取り手段からの出力信号を比較してこ
れらが不一致のときに該不一致部分を原稿上のゴミ等に
よるノイズと判定するので、原稿画像上のゴミ等を検出
することができ、原稿画像上のゴミ等に影響されずに原
稿画像を正しく読み取ることが可能となる。
【0060】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の原稿画像読み取り装置において、前記検出手段の出
力信号により前記画像読み取り手段の出力信号からゴミ
等によるノイズを除去する除去手段を備えたので、原稿
画像上のゴミ等に影響されずに原稿画像を正しく読み取
ることができる。
【0061】請求項4記載の発明によれば、請求項1ま
たは3記載の原稿画像読み取り装置において、前記複数
の画像読み取り手段のいずれか1つ若しくは複数を選択
的に使用するので、複数の画像読み取り手段のいずれか
に異常があっても他の画像読み取り手段により支障無く
原稿画像を読み取ることができる。
【0062】請求項5記載の発明によれば、請求項1ま
たは3記載の原稿画像読み取り装置において、前記複数
の画像読み取り手段を原稿搬送方向に沿って設置したの
で、距離をおいて原稿画像を読み取ってこれらの読み取
り画像データから原稿画像上のゴミ等を検出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜5記載の発明の一実施形態例の回路
構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態例を示す概略図である。
【図3】同実施形態例の読み取り素子の構成を示す概略
図である。
【図4】同実施形態例の原稿搬送の様子を示す側面図で
ある。
【図5】同実施形態例を説明するための図である。
【図6】同実施形態例の画像ノイズ除去回路を示すブロ
ック図である。
【図7】同実施形態例の2値化処理部を示すブロック図
である。
【図8】同2値化処理部の動作タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図9】同実施形態例のデータ遅延部を示すブロック図
である。
【図10】同データ遅延部の動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図11】同実施形態例のノイズ検知部を示すブロック
図である。
【図12】同ノイズ検知部の動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図13】同実施形態例のノイズ除去部を示すブロック
図である。
【図14】同ノイズ除去部の動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図15】同実施形態例の画像切換部を示すブロック図
である。
【図16】請求項1〜5記載の発明を応用したデジタル
複写機の一例を示すブロック図である。
【図17】同デジタル複写機の原稿画像読み取り装置を
示す概略図である。
【図18】同デジタル複写機の画像形成部を示す断面図
である。
【図19】同デジタル複写機の操作パネルを示す平面図
である。
【符号の説明】
13 入口駆動ローラ 14 入口従動ローラ 23 レジスト駆動ローラ 24 排紙駆動ローラ 26 レジスト従動ローラ 27 排紙従動ローラ 32 読み取り素子 32a、32b CCD 44 画像ノイズ除去回路 51 ノイズ検知部 52 ノイズ除去部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 達彦 埼玉県八潮市大字鶴ケ曽根713・リコーユ ニテクノ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状の原稿を搬送する原稿搬送手段
    と、この原稿搬送手段により搬送される原稿の画像を読
    み取る複数の画像読み取り手段と、この複数の画像読み
    取り手段からの出力信号により原稿上のゴミ等によるノ
    イズを検出する検出手段とを備えたことを特徴とする原
    稿画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の原稿画像読み取り装置にお
    いて、前記検出手段は前記複数の画像読み取り手段から
    の出力信号を比較してこれらが不一致のときに該不一致
    部分を原稿上のゴミ等によるノイズと判定することを特
    徴とする原稿画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の原稿画像読み取り装置にお
    いて、前記検出手段の出力信号により前記画像読み取り
    手段の出力信号からゴミ等によるノイズを除去する除去
    手段を備えたことを特徴とする原稿画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】請求項1または3記載の原稿画像読み取り
    装置において、前記複数の画像読み取り手段のいずれか
    1つ若しくは複数を選択的に使用することを特徴とする
    原稿画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】請求項1または3記載の原稿画像読み取り
    装置において、前記複数の画像読み取り手段を原稿搬送
    方向に沿って設置したことを特徴とする原稿画像読み取
    り装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6728418B1 (en) 1999-09-30 2004-04-27 Minolta Co., Ltd. Image read apparatus and method that can obtain favorable readout image
US6937361B1 (en) 1998-08-31 2005-08-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Image reading device and method of the same
JP2007088555A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像読取装置及び複写装置
CN111866295A (zh) * 2019-04-24 2020-10-30 富士施乐株式会社 图像读取装置

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