JPH06273860A - 原稿サイズ検知装置 - Google Patents

原稿サイズ検知装置

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JPH06273860A
JPH06273860A JP5082555A JP8255593A JPH06273860A JP H06273860 A JPH06273860 A JP H06273860A JP 5082555 A JP5082555 A JP 5082555A JP 8255593 A JP8255593 A JP 8255593A JP H06273860 A JPH06273860 A JP H06273860A
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JP
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Withdrawn
Application number
JP5082555A
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English (en)
Inventor
Jun Nakagawa
純 中川
Yoshiyuki Ichihara
美幸 市原
Toshihiro Motoi
俊博 本井
Noboru Koizumi
昇 小泉
Hiroyuki Futami
博行 二見
Koichi Sawada
宏一 沢田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿台上に載置した原稿をランプで照明し、
原稿台上にできる原稿周辺のかげにより原稿サイズを検
知するに当たり、かげの具合やCCDの状態によらず原
稿サイズを確実に検知する。 【構成】 CCD4fにより読み取った原稿の画像信号
をA/D変換器22によりA/D変換した後、副走査方
向に何ライン間隔かで対応する画素どうしの画像データ
を微分回路27により微分し、主走査方向に設定した複
数のブロックの各々について微分値が積算されてメモリ
34−1、34−2、…34−nに格納される。その
後、CPU33により、メモリ34−1、34−2、…
34−nに格納されている積分値が閾値を越える副走査
方向の最も外側の位置から原稿の長さを求め、こうして
求めた長さの原稿最終端位置における各メモリの積分値
が閾値を越えた最も外側の2つの位置から原稿の幅を求
め、こうして求めた長さと幅から原稿サイズを判別す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿押えカバーに細工
をせずに原稿サイズを検知する画像記録装置の原稿サイ
ズ検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】透明な原稿台上に原稿を置き、その原稿
を上から原稿押えカバー(以下では「プラテンカバー」
という)で押さえ、原稿台の下からランプで照射し、原
稿からの反射光をミラーや光学系を介して感光体ドラム
上に直接投射するかまたはCCDのような光電変換素子
により一旦デジタル信号に変換し、必要な画像処理をし
た後感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像
して原稿を記録する画像記録装置が知られている。
【0003】この種の画像記録装置の中には、記録すべ
き原稿のサイズを検知し、それに合った記録紙を自動的
に給紙するようにしたものがある。
【0004】従来、画像記録装置において原稿サイズを
検知する方式は種々提案されている。たとえば、原稿台
の下に原稿サイズを考慮した位置に複数個の光学センサ
を配置し、光学センサからの出力により原稿サイズを検
知する方法が知られている。また、プラテンカバーの裏
面を黒色または鏡面とし、原稿をプラテンカバーで押さ
えたとき、原稿と原稿外領域とで反射光量が異なるの
で、原稿を走査したときの光学センサの受光量の変化に
よって原稿サイズを検知する方法も知られている(たと
えば、特公昭64−2263号および特開昭54−83
438号)。
【0005】しかし、この検知方式ではたとえばOHP
(オーバーヘッドプロジェクタ)に用いる透明な原稿と
か薄紙の原稿の場合はプラテンカバー裏面の黒色または
鏡面の影響を受けて原稿からの反射光量が減少してしま
い、原稿情報が明瞭に記録できなかったり、記録はでき
ても見にくかったりする。原稿を原稿台上の規定の位置
に正確に置かないと、記録紙の上下、左右の周縁に黒い
筋が残ったりするので、この筋を消去する必要があり、
そのために、記録紙の給紙タイミングを正確に調整した
り、黒い筋が出ないような信号処理回路が必要になる。
また、原稿より大きい記録紙を用いた場合は原稿周辺の
黒色または鏡面が記録紙に記録されてしまうという問題
もある。
【0006】さらに別のサイズ検知方式として、プラテ
ンカバーの裏面に黄色の縞を描き、原稿の白とこの黄色
の縞との色の差を利用して原稿のサイズを検知する方式
も知られている。この方式でも、透明原稿や薄紙原稿に
ついては上述した方式と同様の問題があるし、フルカラ
ー画像の場合には黄色の縞が情報となって記録されてし
まうという問題がある。
【0007】いずれの方式にしても、従来の原稿サイズ
検知方式はプラテンカバーの裏面にサイズ検知のための
細工が施されているために、場合によってはこれが原稿
情報と同様に扱われて記録紙上に記録されることがあ
る。また、複数枚の原稿をベルトを用いて規定の露光位
置まで1枚ずつ自動的に送る自動原稿給送方式(ADF
と呼ばれている)を採用した画像記録装置の場合は、搬
送ベルトの位置が1回ごとに変ってしまうためベルトに
原稿サイズ検知用の細工ができないという問題がある。
【0008】そこで本発明者らは平成2年11月16日
付で、プラテンカバーに何の細工もせずに原稿照明時に
プラテンカバー上で原稿の周縁にかげができることに着
目し、画像信号の変化率が大きい変化点の位置が原稿の
かげの位置に相当することを利用して原稿サイズを検知
する装置について出願をしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】その出願においては、
原稿のかげの位置を検出するのに原稿情報を読み取って
得られる画像信号の変化率が所定の閾値を越えたか否か
で判断しているが、原稿によっては原稿周辺にくっきり
したかげができなかったり、かげを読み取る光学系やC
CDの解像度の影響で画像信号の変化率からは原稿サイ
ズが検知しにくいことがある。
【0010】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、かげの具合や光学系あるいはCCDの状態によら
ず原稿サイズを確実に検知することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、原稿情報を読み取って得られ
る時系列的な画像信号を光情報に変換して電子写真プロ
セスにより原稿情報を記録する画像記録装置の原稿サイ
ズ検知装置において、前記画像信号を副走査方向に所定
のライン間隔で微分する微分手段と、該微分手段から出
力される微分値を主走査方向に設定した所定の画素数か
ら成るブロックにおいて積分する積分手段と、該積分手
段により積分された積分値を記憶する記憶手段と、前記
微分値が所定の閾値を越える変化点の位置のうち原稿の
副走査方向における最も外側の変化点の位置を検出する
第1の検出手段と、前記副走査方向における最も外側の
変化点の位置において原稿の主走査方向における積分値
が所定の閾値を越える変化点の位置のうち最も外側の2
つの変化点の位置を検出する第2の検出手段と、前記第
1および第2の検出手段により検出した原稿の主走査方
向の2つの変化点の位置から原稿の幅を判別し副走査方
向の変化点の位置から原稿の長さを判別する判別手段と
により原稿サイズ検知状態を構成した。
【0012】
【作用】上記構成によれば、画像信号を主走査方向に設
定した所定の画素数から成るブロックにおいて副走査方
向に所定ライン間隔で微分し、さらにその微分値を主走
査方向に積分して一旦記憶し、その積分値が所定の閾値
を越える変化点の位置のうち原稿の副走査方向における
最も外側の変化点の位置を検出するとともに、副走査方
向における最も外側の変化点の位置において原稿の主走
査方向における積分値が所定の閾値を越える変化点の位
置のうち最も外側の2つの変化点の位置を検出し、この
主走査方向の2つの変化点の位置から原稿の幅を判別
し、副走査方向の変化点の位置から原稿の長さを判別す
る。
【0013】
【実施例】以下本発明を図面に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明による画像記録装置の一実施
例の概略構成図である。例示した画像記録装置は原稿情
報をCCDのような光電変換素子を用いて読み取ってデ
ジタル信号として処理し光学像を形成する形式のもので
ある。
【0015】この装置の画像形成のための構成は従来よ
く知られており、本発明の要旨ではないので以下に簡単
に説明する。
【0016】装置本体100の上面には、記録すべき原
稿を載置する透明ガラスの原稿台1があって、この原稿
台1上に置いた原稿を押さえるプラテンカバー2が設け
られている。原稿台1の左端位置には、原稿台1と同一
平面にシェーディング補正用の白色基準板3が配置され
ている。
【0017】原稿台1の下には、原稿を照射するための
露光ランプ4aと、原稿からの反射光を受けて反射する
ミラー4b,4c,4dと、レンズ4eと、反射光を受
けて光電変換するCCD4fとから成る光学走査系4
(破線で囲んで示す)が設けられており、この光学走査
系4の構成要素のうち、露光ランプ4aとミラー4bか
ら成るユニットAは原稿台1と平行に速度vで移動しな
がら原稿面を照射するようになっている。このときミラ
ー4c,4dから成るユニットBは速度1/2vでユニ
ットAと同じ方向に移動する。
【0018】破線で囲んで示す書込みユニット5は、モ
ータ5aにより高速で回転する回転多面鏡(ポリゴンミ
ラーと呼ばれる)5bと、fθレンズ5cと、シリンド
リカルレンズ5dと、ミラー5eとから成り、CCD4
fから出力されるデジタル画像信号で変調されて図示し
ないレーザ光源から出力されるレーザビーム光が回転多
面鏡5bにより一走査分繰り返して偏向され、ミラー5
eで反射されて感光体ドラム6の表面に原稿情報の静電
潜像を形成する。
【0019】感光体ドラム6の表面は帯電極7により一
様に帯電され、レーザビーム光により形成された静電潜
像が磁気ブラシ式現像器8により現像される。一方、給
紙カセット9a,9bから記録紙が給紙され、この記録
紙にドラム6上にのっている可視像が転写極10により
転写される。可視像が転写された記録紙は転写ベルト1
1により搬送され、さらに搬送ベルト12により定着ユ
ニット13に搬送され、そこで定着されて排紙皿14に
排出される。
【0020】転写後記録紙が分離された感光体ドラム6
の表面に残留するトナーはクリーニングユニット15に
おいてブレード15aにより除去され、装置本体100
の底部に設けられたトナー回収容器16に回収される。
【0021】さて、上記構成の画像記録装置において、
原稿情報を記録するために原稿台1上に原稿を置く場
合、図2に示すように、原稿Gの先端を原稿突当て板1
aに当て、この突き当て板1aに示されたサイズマーク
に合わせて規定の位置に置き、その上からプラテンカバ
ー2で覆う。記録ボタンPを押すと、光学走査系4のユ
ニットAが動き始め原稿Gを露光ランプ4aで照射す
る。露光ランプ4aの反射鏡が図3(a)に示すように
ランプ4aからの照射光がうしろ向き(図では右上向
き)になるように配置されているので、原稿Gの後端で
はプラテンカバー2上に原稿のかげKができる。図3
(b)はプラテンカバー2の裏に出来るこのかげKを平
面的に示す。露光ランプ4aの反射鏡が図3(a)に鎖
線で示すような向きに配置されているとすると、プラテ
ンカバー2にはこのようなかげKはできない。
【0022】本発明はプラテンカバー2上で原稿の後端
にできるかげKを利用して原稿サイズを検知しようとす
るものであるが、原稿サイズを検知するために必要な原
稿の長さと幅を求めるために図4に示すように、原稿の
幅方向に各ブロックが所定の画素数から成るn個のブロ
ックに分け、各ブロックについて副走査方向に所定ライ
ン間隔のライン間の画像データの差すなわち微分値を求
めるようにしている。以下の説明では、1ラインの総画
素数を5000、最大ライン数を7000とし、各ブロ
ックの主走査方向の幅を画素数で101画素とし、ブロ
ック間の間隔を画素数で49画素とする。
【0023】図5は本発明による原稿サイズ検知装置の
一実施例のブロック線図を示す。
【0024】図において、CCD4fは図1に関して説
明したように光学走査系4の一部を構成しており、この
CCD4fから出力される原稿情報の画像信号は、直流
成分カット用のコンデンサ20a、増幅器20b、DC
再生クランプ回路20cから成るアナログ信号処理回路
20で処理され、オフセット調整器21aとオペアンプ
21bとで構成されるゲイン調整回路21によりゲイン
調整され、高速型のA/D変換器22によりデジタル信
号に変換され、シェーディング補正回路23によりシェ
ーディング補正された後デジタル画像信号としてレーザ
ビーム光の変調に用いられる。シェーディング補正回路
23は、白色基準板3(図1参照)の情報を読み込んで
得られる画像信号を記憶し、アナログ信号に変換してA
/D変換器22の基準電圧として加えることにより、ラ
ンプ4aの照明ムラや劣化、CCD4fの画素の感度ム
ラを補正するようにしている。
【0025】A/D変換器22から出力する原稿情報の
画像データは走査の1ライン分ずつがメモリ24a,2
4b,24c,24d,24eに順次繰り返して記憶さ
れる。タイミング発生回路25はCCD4fの駆動タイ
ミングやA/D変換器22およびシェーディング補正回
路23の変換タイミングあるいはメモリ24a〜24e
の書込み、読み出しタイミングを制御するためのクロッ
ク信号φと走査の1ラインを切換えるシャッタ信号SH
とを発生する。メモリコントローラ26はタイミング発
生回路25からのクロック信号φとシャッタ信号SHを
受けてメモリ24a〜24eの読み出しと書き込みを制
御する。
【0026】微分回路27はメモリ24a〜24eに記
憶されている各々1ライン分の画像データとA/D変換
器22から出力される1ライン分の画像データとの差分
をとり、ライン間の微分値を求める。絶対値回路28は
クロック信号φに従って微分回路27の出力の絶対値を
とる。
【0027】一方、カウンタ(X)29aは図6に示す
ようにシャッタ信号SHを受けてから入力するクロック
信号φをカウントし、カウント値がCPU33により設
定されたたとえば“150”になるとリセットされると
ともに、カウンタ(Y)29bのクリヤ信号CLRを出
力する。このカウンタ(X)29aにより図4に示した
1ブロックの幅(150画素分)が決定される。またカ
ウンタ(Y)29bはカウンタ(X)29aからのクリ
ヤ信号CLRをカウントする。このカウンタ(Y)29
bにより図4に示したブロックの数nがカウントされ
る。アクティブ信号発生回路30はカウンタ(X)29
aのカウント値がCPU33により設定された値(たと
えば“100”)以下ならば“H”、それを越えたとき
は“L”となる加算アクティブ信号AASを出力する。
【0028】加算器31は加算アクティブ信号AASが
入力している間絶対値回路28から出力する1ブロック
分の画像データの微分の絶対値を主走査方向に加算して
いき、レジスタ32に蓄える。レジスタ32に蓄えられ
た1つのブロック分の微分値データはシャッタ信号SH
のたびにCPU33の指示でメモリ(D1 )34−1に
格納される。レジスタ32は上記動作終了後CPU33
により即座にクリヤされる。その後続いて出るアクティ
ブ信号AASで加算器31は再び微分値データを加算し
てレジスタ32に蓄え、シャッター信号SHに従ってC
PU33はメモリ(D2 )34−2に格納し、レジスタ
32をクリヤする。すなわちメモリ(D1 )34−1、
メモリ(D2 )34−2、…メモリ(Dn )34−nに
は各ブロックごとに主走査方向に加算すなわち積分され
た微分値データが副走査方向に順に格納されていく。C
PU33はタイミング発生回路25からのクロック信号
φおよびシャッタ信号SHによりメモリ35に格納され
ているプログラムに従って上述した微分値データの格納
を行なう。メモリ(E)36は原稿サイズ検知のために
後述するように積分画像データを転送して格納する。
【0029】図7(a)、(b)、(c)は副走査方向
にそれぞれ2ライン間隔、4ライン間隔、6ライン間隔
ごとに画像データを微分したときの積分値を原稿全体に
ついて示したもので、いずれも破線丸で囲んだ部分が原
稿台1の突当て板1aから最も遠い方の原稿後端位置で
得られる積分値である。このように、原稿の後端位置に
おいて、積分値が大きな値になることにより原稿の後端
位置を検出することができる。この図から明らかなよう
に、微分するライン間隔によって原稿の後端位置におけ
る積分値は変化する。ライン間隔が大きいと、メモリ2
4a〜24eの数が増加するので望ましくない。逆にラ
イン間隔が小さいと、積分値が小さくなり原稿の後端位
置が判別しにくくなる。
【0030】次に副走査方向の画像データの微分動作を
4ライン間隔で微分する場合を例にとって説明する。
【0031】図8はメモリ24a〜24eに格納される
画像データを示しており、メモリ24aには1ライン目
の画素番号0〜5000の画像データが書き込まれ、メ
モリ24bには2ライン目の画像番号0〜5000の画
像データが書き込まれ、以下同様にメモリ24c、24
d、24eには3ライン目、4ライン目、5ライン目の
画像データが格納されている。6ライン目からは再びメ
モリ24aに格納されていく。
【0032】いま、5ライン目の走査期間を考えると、
この期間には前述したようにメモリ24eに5ライン目
の画像データが書き込まれると同時に微分回路27にも
5ライン目の画像データがライン27aを通して与えら
れる。このときメモリ24aに格納されている1ライン
目の画像データもライン27bを通して微分回路27に
与えられるので、微分回路27では1ライン目の画像デ
ータと5ライン目の画像データとが4ラインの間隔で微
分される。メモリ24a〜24eからの画像データの読
出しやこれらのメモリへの画像データの書込みは、クロ
ック信号φとシャッタ信号SHの組合わせによりメモリ
コントローラ26により自動的に行なわれる。
【0033】微分回路27からはクロック信号φに従っ
て1ライン目と5ライン目の画像データの微分値が主走
査方向に時系列データとして出力され、絶対値回路28
により正のデータに符号統一された後、加算器31によ
って主走査方向に加算される。ところが加算器31は、
AAS信号が“H”すなわちアクティブである画素番号
0〜100までの間だけ加算動作を行なうので、第1ブ
ロックについての加算値だけがレジスタ32に送られ
る。レジスタ32の内容は、次のシャッタ信号SHによ
りCPU33で読み出され、メモリ(D1 )34−1に
1ラインのデータとして格納される。格納が終了すると
CPU33はレジスタ32をクリヤする。第2ブロッ
ク、第3ブロック、…第kブロック、…第nブロックに
ついても同様であり、メモリ(D2 )34−2、メモリ
(D3 )34−3、…メモリ(Dk )34−k、…メモ
リ(Dn )34−nに格納される。
【0034】同様に、6ライン目と2ライン目の画像デ
ータについての微分が行なわれ、微分データは2ライン
目のデータとして各ブロックごとに加算されレジスタ3
2に格納された後CPU33によりシャッタ信号SHに
従って読み出され、メモリ(D1 )34−1、メモリ
(D2 )34−2、…メモリ(Dn )34−nに順番に
格納される。
【0035】次は7ライン目と3ライン目の画像データ
の微分値が3ライン目のデータとして、8ライン目と4
ライン目の画像データの微分値が4ライン目のデータと
して、…最後に7000ライン目と6996ライン目の
画像データの微分値が6996ライン目のデータとして
各ブロックごとにメモリ(D1 )34−1、メモリ(D
2 )34−2、…メモリ(Dn )34−nに順次格納さ
れる。こうしてメモリ(D1 )34−1、メモリ(D
2 )34−2、…メモリ(Dn )34−n、第1ブロッ
ク、第2ブロック、…第nブロックごとに副走査方向の
微分値が主走査方向に積分された値のテーブルが生成さ
れる。
【0036】図9は上述した回路動作を示すフローチャ
ートである。
【0037】記録ボタンを押すことにより動作が開始す
る。
【0038】まず、メモリ24a〜24e,34−1,
34−2,…34−k,…34−n,36をクリヤし
(F−1)、CPU33に内蔵されたカウンタCをクリ
ヤする(F−2)。シャッタ信号SHの到来を待ち、到
来があったときは(F−3)カウンタCをインクリメン
トすることにより走査回数を記憶する(F−4)。
【0039】一方、図6に示すように、1ラインの走査
において、画素番号が0〜100(第1ブロック)の間
は加算アクティブ信号AASは“H”となるので、加算
器31は絶対値回路28から微分値を取り込み、レジス
タ32に移し、さらにCPU33の命令でメモリ(D
1 )34−1に移す(F−5)。画素番号が150〜2
50(第2ブロック)、…第kブロック、…第nブロッ
クについても同様であり、レジスタ32の内容をメモリ
(D2 )34−2、…メモリ(Dk )34−k,…D
n )34−nに格納する(F−5)。上の動作は走査可
能な領域内(最大走査領域のライン数は7000であ
る)(F−6)で毎走査ごとに繰り返され、メモリ(D
1 )34−1、メモリ(D2 )34−2、…メモリ(D
k )34−k、…メモリ(Dn )34−nには各ライン
走査の結果得られる微分値データが積分されてブロック
ごとに格納されていく。
【0040】こうして、原稿ガラス面読取領域の全面に
ついて走査が終了したときには、メモリ(D1 )34−
1、メモリ(D2 )34−2、…メモリ(Dk )34−
k、…メモリ(Dn )34−nには第1ラインから第7
000ラインの全ラインについて第1ブロック、第2ブ
ロック、…第kブロック、…第nブロックの微分データ
が積分されて格納されている。
【0041】次にこうして得られたデータを用いて原稿
の長さおよび幅を検知する動作を図10および図11の
フローチャートを用いて説明する。いずれも図9のフロ
ーチャートに続くものと考えればよい。
【0042】前提として、原稿の長さのどの部分をとら
えても同じであるから原稿を幅方向に見てほぼ中央のブ
ロック(いま第kブロックが中央のブロックであるとす
る)についての積分値を用いて原稿の長さを検知するも
のとする。
【0043】図10に示すように、原稿の長さLを検知
するために第kブロックについてメモリ(Dk )34−
kに格納されている積分値を読み出し(L−1)、メモ
リ(E)36に一旦転送する(L−2)。その後最終走
査ラインすなわち最大ライン番号“7000”のライン
からライン数をカウントする(L−3)。次に、メモリ
(E)36に記憶されている積分値を読み出して閾値と
比較する(L−4)。比較の結果、積分値が閾値を越え
たとき(L−5)、最初に越えたときのライン数b1
変化点の位置データとしてCPU33に内蔵のレジスタ
1 に格納する(L−6)。
【0044】こうした求めた変化点の位置データとして
の走査ライン数b1 を用いて次の数1により原稿Gの長
さLを演算する(L−7)。
【0045】
【数1】 求めた長さLのデータはCPU33内蔵のレジスタR2
に格納される(L−8)。
【0046】図11は原稿の幅Wを検知する動作のフロ
ーチャートである。
【0047】原稿の長さを求める上述した動作におい
て、積分値が閾値を越えた最も外側のライン数b1 がC
PU33内蔵のレジスタR1 に格納されているので(図
10のステップ(L−6))、このライン数b1 に対す
る主走査方向の積分値データをメモリ(D1 )34−
1、メモリ(D2 )34−2、…メモリ(Dk )34−
k、…メモリ(Dn )34−nから読み出し(W−
1)、メモリ(E)36に一旦に転送した(W−2)
後、走査開始位置すなわち画素番号“0”の画素から順
に画素数をカウントしていく(W−3)とともに、メモ
リ(E)36に格納されている積分値を画素番号“0”
から順次読み出す(W−4)。次に読み出した積分値が
閾値以上か否かを調べ(W−5)、以上ならば積分値が
最初に閾値を越えたときの画素数a1 を変化点の位置デ
ータとしてCUP33に内蔵のレジスタR3に格納する
(W−6)。
【0048】今度は走査終了位置すなわち画素番号“5
000”の画素から順に画素数をカウントしていく(W
−7)とともに、メモリ(E)36に格納されている積
分値を画素番号“5000”から順次読み出す(W−
8)。次に読み出した積分値が閾値以上か否かを調べ
(W−9)、以上ならば積分値が最初に閾値を越えたと
きの画素数a2 を変化点の位置データとしてCUP33
のレジスタR4 に格納する(W−10)。
【0049】こうして求めた変化点の位置データである
画素数a1 およびa2 を用いて次の数2により原稿Gの
幅Wを演算する(W−11)。
【0050】
【数2】 求めた幅WのデータはCPU33内蔵のレジスタR
格納される(W−12)。
【0051】上述した方法で求められた長さ(L)のデ
ータと幅(W)のデータとを用いて原稿サイズを検知す
る方法は次のようになる。
【0052】通常用いられている用紙はA系列またはB
系列のいずれかに属しており、そのサイズは下の表1に
示すように規格化されている。
【0053】
【表1】 この表のデータがサイズテーブルとしてメモリ33に格
納されているので、上の演算で求めた幅(W)のデータ
と長さ(L)のデータとの組合せがいずれに該当するか
をテーブルを用いて判断することにより原稿サイズを決
定することができる。
【0054】図12はこの原稿サイズ決定動作の前段階
としての幅決定動作のフローチャートである。
【0055】まずメモリ33に格納されているサイズテ
ーブルを読み出し(M−1)、演算により求めた長さ
(L)がB5横か否かを判断する(M−2)。その結
果、もしB5横ならばCPU33のレジスタR6 に長さ
サイズSL として「B5横」をセットする(M−3)。
判断の結果、B5横でないときは、A4横か否かを判断
し(M−4)、A4横であればCPU33のレジスタR
6 に長さサイズSL として「A4横」をセットする(M
−5)。以下、同様の手順で、B5縦、A4縦、B4、
A3の順に判断していき、該当したときはCPU33の
レジスタRに6 セットする(M−6からM−13)。
【0056】同様にして、図示してないが、原稿の幅W
についてもサイズを判断し、該当したサイズを幅サイズ
w としてCPU33のレジスタR7 にセットする。
【0057】なお、いずれにも該当しないときは「該当
する原稿長さなし」を表示する(M−14)。
【0058】その結果、図13に示すように、まず長さ
の判断で決定した長さサイズSL と幅の判断で決定した
幅サイズSW のいずれにも該当しないか否かを判定し
(N−1、N−2)、いずれかに該当するときは、同じ
であれば(N−3)、そのサイズを原稿Gのサイズと決
定するが(N−4)、同じでないときは「該当サイズな
し」を表示してもよいし、幅B5、長さA3ならば大き
な方のサイズを選定して出力することも可能である(N
−5)。
【0059】上記実施例では、副走査方向に微分するラ
イン間隔は画像データをラインごとに記憶するメモリ2
4a〜24eの数を選ぶことによって自由に設定するこ
とができ、実施例のように5個でなく、たとえば3個と
することにより3ライン間隔で微分するようにすること
ができる。
【0060】上記実施例はCPUを用いたソフトウェア
処理であるが、CPUの処理速度に限界があるため高速
処理を望むときはハードウェア構成としてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、原稿を照明したときに原稿の厚みでプラテンカバー
裏にできる原稿周縁の影の位置を検知することにより原
稿のサイズを検知するに当り、原稿の主走査方向に設定
した所定の画素数からなるブロックにおいて時系列の画
像信号を所定のライン間隔で微分して積分し、その積分
値が所定の閾値を越える変化点のうち原稿の副走査方向
における最も外側の変化点の位置および主走査方向にお
ける最も外側の2つの変化点の位置から原稿の幅および
長さを判別し、原稿のサイズを検知するようにしたの
で、原稿にできる影の具合や光学系あるいはCCDの状
態によらず原稿サイズを確実に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する画像記録装置の一実施例の概
略構成を示す線図である。
【図2】原稿台上に原稿を置く場合の図である。
【図3】(a)はプラテンカバー上にできる原稿のかげ
を説明する図、(b)は同平面図である。
【図4】本発明において画像データの微分を求める領域
となるブロックを示す。
【図5】本発明による原稿サイズ検知装置の一実施例の
ブロック線図である。
【図6】図5に示した原稿サイズ検知装置に用いられる
カウンタのタイミングチャートである。
【図7】(a),(b),(c)は画像データをそれぞ
れ2ライン間隔、4ライン間隔、6ライン間隔で微分
し、その微分値を積分した結果を原稿全体について示
す。
【図8】図4に示した原稿サイズ検知装置に用いられる
メモリに記憶される画像信号のタイミングを示す。
【図9】画像データの積分動作を説明するフローチャー
トである。
【図10】原稿の長さを検知する動作のフローチャート
である。
【図11】原稿の幅を検知する動作のフローチャートで
ある。
【図12】原稿のサイズを検知する動作のフローチャー
トである。
【図13】原稿のサイズを検知する動作のフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 原稿台 2 プラテンカバー 3 白色基準板 4 光学走査系 4a 露光ランプ 4f CCD 5 書込みユニット 6 感光体ドラム 24a,24b,24c,24d,24e メモリ 25 タイミング発生回路 26 メモリコントローラ 27,38 微分回路 28 絶対値回路 29a,29b カウンタ 31 加算器 33 CPU 34−1,34−2,34−k,34−n,35,36
メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小泉 昇 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 二見 博行 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 沢田 宏一 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿情報を読み取って得られる時系列的
    な画像信号を光情報に変換して電子写真プロセスにより
    原稿情報を記録する画像記録装置の原稿サイズ検知装置
    において、前記画像信号を副走査方向に所定のライン間
    隔で微分する微分手段と、該微分手段から出力される微
    分値を主走査方向に設定した所定の画素数から成るブロ
    ックにおいて積分する積分手段と、該積分手段により積
    分された積分値を記憶する記憶手段と、前記積分値が所
    定の閾値を越える変化点の位置のうち原稿の副走査方向
    における最も外側の変化点の位置を検出する第1の検出
    手段と、前記副走査方向における最も外側の変化点の位
    置において原稿の主走査方向における積分値が所定の閾
    値を越える変化点の位置のうち最も外側の2つの変化点
    の位置を検出する第2の検出手段と、前記第1および第
    2の検出手段により検出した原稿の主走査方向の2つの
    変化点の位置から原稿の幅を判別し副走査方向の変化点
    の位置から原稿の長さを判別する判別手段とを有するこ
    とを特徴とする原稿サイズ検知装置。
JP5082555A 1993-03-17 1993-03-17 原稿サイズ検知装置 Withdrawn JPH06273860A (ja)

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CN107797404A (zh) * 2016-09-06 2018-03-13 株式会社东芝 图像形成装置以及图案读取装置

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