JP3022791B2 - 文字入力簡易化装置 - Google Patents

文字入力簡易化装置

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JP3022791B2
JP3022791B2 JP8341944A JP34194496A JP3022791B2 JP 3022791 B2 JP3022791 B2 JP 3022791B2 JP 8341944 A JP8341944 A JP 8341944A JP 34194496 A JP34194496 A JP 34194496A JP 3022791 B2 JP3022791 B2 JP 3022791B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置の文入
力システムにおいて、文字入力を簡易化する文字入力簡
易化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、文字を入力する文入力システムで
は、キーボードを用いて語句を入力することが多い。
【0003】キーボード入力はキーボードを使い慣れて
いる利用者にとっては便利であるが、使い慣れていない
利用者にとっては入力に非常に時間がかかり、システム
として使い勝手を悪くしている。また、キーボード入力
を簡易化する方法として候補語句を表示しボタンやマウ
スで選択し順次文に追加する方法では、候補語句が多く
なると選択が難しくなる欠点と、できあがった文が単に
候補語句の羅列であるため入力文を編集しなければなら
ない欠点がある。
【0004】これら問題を解決する手段の1つとして特
開平3−102564号公報に記載されているように、
日本語入力をする際に、システムが入力文として許容で
きる構文を予めテンプレートとして保持し、利用者が入
力する際に提示して可変部分を穴埋めさせることによっ
て入力文を生成する技術がある。
【0005】また、特開平6−124157号公報に記
載されているように、入力文の構文に関する制約や入力
文を構成する語句の意味に関する制約を定義した知識を
システムに持たせ、この知識および辞書を参照して入力
可能な語句を推定し、推定によって抽出した語句を候補
として表示し候補の中から語句を順次選択することによ
って入力文を生成する技術がある。
【0006】これに似た技術として、入力文の構文に関
する制約や入力文を構成する語句の代わりに、語句と操
作目的との関連知識をシステムに持たせ候補語句として
表示し順次選択することによって入力文を生成する技術
が特開平8−123650号公報に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の文字入
力簡易化技術では、新しい構文や候補語句の挿入等、入
力文の自由度を増大する場合、その都度テンプレートを
新規に追加する必要がある。その結果、必然的にテンプ
レートの種類と数が増大し、入力文を生成する際に利用
者は数多くのテンプレートの中から適切なテンプレート
を選択しなければならないという欠点がある。
【0008】また、複雑な構文規則や語句を用いた知識
ベースや辞書を用いて語句を推定する場合、利用者は知
識ベースの範囲および辞書の範囲を超える文章は入力で
きない上、会話文や日本語以外の言語等の構文規則を外
れた文章も入力できないという欠点もある。
【0009】また新しい構文や語句を入力したい場合、
構文規則や語句を用いた知識ベースや辞書の作成に時間
と手間が必要になるという欠点がある。
【0010】本発明の目的は、従来の文字入力技術の課
題を解消し、文章の内容を容易に入力できる文字入力簡
易化装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明の文字入力簡
易化装置は、入力する語句の候補となる候補語句を指定
した場所に代入可能な文テンプレート枠を含む典型的な
文パターンである文テンプレートを予め文章の内容タイ
プ別に分類して複数蓄積する文テンプレートデータベー
スと、前記候補語句を予め前記文テンプレートの内容タ
イプと前記テンプレートの文テンプレート枠に関連付け
して複数蓄積する候補語句データベースと、前記文章の
内容タイプの入力に応じて選択され利用者により指示さ
れた文テンプレートの表示とその文テンプレートに関連
付けされた前記候補語句の表示とを行なう文テンプレー
ト・候補語句表示手段と、前記文章の内容タイプの入力
と利用者の指示に応じて前記文テンプレートデータベー
スから対応する文テンプレートを選択しこの選択された
文テンプレートに対応する前記候補語句を前記候補語句
データベースから検索し利用者の指示に応じて前記選択
された文テンプレートにある文テンプレート枠に対応す
る候補語句を選択代入し文を生成する入力制御手段と、
前記生成された文を表示する生成文表示手段とを含み、
順次文を生成して生成文表示手段に追加し生成文を複数
組合わせて文書を作成することを特徴としている。
【0012】第2の発明の文字入力簡易化装置は、第1
の発明の文字入力簡易化装置において、生成された文を
内容タイプ別に蓄積する文データベースと、入力制御手
段による文テンプレートの選択に応答して動作し対応す
る文を前記文データベースより検索する検索制御手段
と、前記検索された文を表示する検索結果表示手段と、
入力制御手段は生成された文を前記文データベースへ格
納することを特徴としている。
【0013】第3の発明の文字入力簡易化装置は、第2
の発明の文字入力簡易化装置において、検索制御手段は
入力制御手段による選択された文テンプレートへの最初
の候補語句選択に応答して動作し対応する文を前記文デ
ータベースより検索することを特徴としている。
【0014】第4の発明の文字入力簡易化装置は、第
1、2または3の発明の文字入力簡易化装置において、
文テンプレートの内容タイプ別分類は当該文テンプレー
トの内容タイプによる第1分類と当該文テンプレートを
含む1つ以上の他のテンプレートとの組合せに対する内
容タイプによる第2の分類とを有することを特徴として
いる。
【0015】第5の発明の文字入力簡易化装置は、第
1、2、3または4の発明の文字入力簡易化装置におい
て、入力制御手段による候補語句選択順とその候補語句
の文テンプレート枠への挿入順とは予め規定されている
ことを特徴としている。
【0016】第6の発明の文字入力簡易化装置は、第
1、2、3または4の発明の文字入力簡易化装置におい
て、入力制御手段により選択された候補語句を挿入する
文テンプレート枠を指定する文テンプレート枠指定手段
を有することを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して説明する。
【0018】図1は本発明の文字入力簡易化装置の第1
の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0019】本発明の第1の実施の形態の文字入力簡易
化装置は、利用者が前もって文章の構文を簡略化し幾つ
かの文パターンに分けた文テンプレートを蓄積する文テ
ンプレートデータベース104と、利用者が前もって文
テンプレートにはめ込む候補語句を蓄積する候補語句デ
ータベース105と、利用者が選択した入力する文章の
内容に合った分類の文テンプレートや利用者が選択した
文テンプレートに関連付けされた候補語句のリストを画
面に表示する文テンプレート・候補語句表示部101
と、利用者が文テンプレートの分類を選択する機能と利
用者が文テンプレートを選択する機能と利用者が文テン
プレートの文テンプレート枠に代入する候補語句を選択
する機能と利用者に選択された文テンプレートに利用者
が選択した各候補語句を代入して文を生成する機能とを
有する入力制御部103と、入力制御部103で利用者
が選択した文テンプレートに利用者が選択した各候補語
句を代入した結果生成された文を表示する生成文表示部
102とを含んで構成されている。
【0020】文章の構文を典型的な文パターンにした文
テンプレートの登録と各文テンプレートの文テンプレー
ト枠にはめ込む候補語句の登録について、パソコン製品
関係のお客さま相談室で用いられる文テンプレートと候
補語句との例で示す。
【0021】お客さま相談室でやり取りされる電話の内
容を、 ・質問 ***の***を***したい ・症状 ***の***が***である ・状態 ***の***は***である ・原因 ***の***が***のため ・回答 ***の***を***する に大別する。
【0022】これら内容を全電話の内容の典型的な構文
とする文テンプレートを作成し、図2のようなデータ構
造を用いて、文テンプレートデータベース104に登録
する。
【0023】文テンプレートは、選択した候補語句をは
め込む複数の文テンプレート枠(〈〉で囲まれている部
分)と、各枠と枠とを繋げる接続文字列によって構成さ
れる。
【0024】文テンプレートに分類を作成することによ
り、文テンプレートを選択するときに絞り込みが可能に
なる。例えば、文テンプレートの分類を問い合わせ、回
答に分けた場合、利用者が問い合わせの分類を選んだ場
合には入力制御部103が“質問”“症状”“状態”
“原因”の文テンプレートのみ選択を可能にしたり、利
用者が回答の分類を選んだ場合には入力制御部103が
“症状”“原因”“回答”の文テンプレートのみ選択を
可能にすることにより、利用者は容易に文テンプレート
の選択ができる。また、質問の文と症状の文と状態の文
によって構成される問い合わせ内容等、複数の文によっ
て特定の内容を表現する文章を利用者は容易に入力する
ことができる。
【0025】そこで、文テンプレートの分類を、例え
ば、1つの文テンプレートの内容タイプ別による分類、
すなわち、上記の図2で示された第1分類と、複数の文
テンプレートの組合せにより構成される文に対する分類
である第2分類とを採用することとする。
【0026】文章の内容タイプ別(第1分類ごとに)に
典型的な構文を1つの文テンプレートとして作成し、さ
らにこの文テンプレートと他の文テンプレートとの組合
せにより構成される文に対する第2分類とを決め、この
第1分類と第2分類とともに文テンプレートデータベー
ス104に登録する。実際にやりとりされる会話の構文
は上記文テンプレートの構文に当てはまらない場合が多
いが、本発明は、実際にやりとりされた会話の内容を簡
単にかつ迅速に記録する手段を提供することを目的とし
ているので、内容が的確であれば会話文の構文と異なる
構文の文テンプレートを選択してもよい。
【0027】次に、利用者が各文テンプレートで用いら
れる候補語句と各候補語句の文テンプレートとの関連
を、図3のようなデータ構造を用いて候補語句データベ
ース105に登録する。すなわち、利用者が各候補語句
に対して、候補語句を利用する文テンプレートの第1分
類とその文テンプレート枠とを関連付けして候補語句デ
ータベース105に登録する。このようにすることによ
り、利用者が文字入力する場合に文テンプレートを選択
すると、入力制御部103が利用者に選択された文テン
プレートに関連のある候補語句を絞り込んで文テンプレ
ート・候補語句表示部101に候補語句を表示すること
が可能になる。
【0028】図4は、第1の実施の形態の文字入力簡易
化装置の動作を示す流れ図である。図5は、図4の流れ
図にそって文字入力をした画面の例を示した図である。
以下第1の実施の形態の動作を図4の流れ図に沿って、
パソコン製品関係のお客さま相談室での問い合わせ内容
を入力する例を用いて説明する。
【0029】入力制御部103は文テンプレートの第2
分類のリストを文テンプレート・候補語句表示部101
により画面に表示させ、利用者が入力する文章の内容に
合った文テンプレートの第2分類を選択する(ステップ
401)。利用者はお客さま相談室にかかってくる問い
合わせ電話の内容を入力する場合“問い合わせ”の分類
を選択する(参照数字501)。
【0030】入力制御部103は文テンプレートデータ
ベース104に登録されている文テンプレートの中から
利用者に選択された文テンプレートの第2分類に属する
第1分類のリストを選択し、そのリストを文テンプレー
ト・候補語句表示部101により画面に表示する(ステ
ップ402)。利用者が“問い合わせ内容”の第2分類
を選択したことにより、関連付けされた“質問”と“症
状”と“状態”と“原因”の第1分類リストが画面に表
示され選択可能になる(参照数字504)。
【0031】利用者は入力する文章の内容に文タイプに
合わせて、第1分類の“症状”を1つ選択しその文テン
プレートを表示する(ステップ403)(参照数字50
5)。
【0032】入力制御部103は登録している全ての候
補語句の中から選択した文テンプレートに関連する候補
語句だけを選択し、そのリストを文テンプレート・候補
語句表示部101により画面に表示する(ステップ40
4)(参照数字506)。
【0033】利用者は一覧で画面に表示している候補語
句のリストの中から入力する文章の内容に合わせて候補
語句をマウス等のポインテイングデバイスを利用して順
次選択し(ステップ405)、予め入力順序が指定され
ているときは(例えば、X、Y、Zの順)、その指定さ
れた順序に従って文テンプレート枠にその選択された候
補語句がはめ込まれる。このとき図3の文テンプレート
枠に関連付けされている候補語句のみが対応する指定さ
れた文テンプレート枠にはめ込むことができ、図3に関
連付けされていない候補語句は文テンプレート枠には入
力できない。さらに、マウス等のポインテイングデバイ
スによって候補語句を挿入する文テンプレートの枠を指
定する手段を追加することにより、1つの枠に対して複
数の候補語句を選択し複数挿入することが可能になり、
かつ、入力順序も指定できることとなる。
【0034】利用者は一覧で画面に表示された候補語句
のリストの中から“PCサーバー”“リモートプリン
タ”“印刷できない”の候補語句をマウスでクリックし
て順次選択し、“症状”の文テンプレート“〈X〉の
〈Y〉が〈Z〉”の各文テンプレート枠“X”“Y”
“Z”に利用者に選択された候補語句を、“〈PCサー
バ〉の〈リモートプリンタ〉が〈印刷できない〉”のよ
うにはめ込む(参照数字505)。
【0035】利用者に選択された文テンプレートの文テ
ンプレート枠に利用者に選択された各候補語句の代入を
開始するための代入実行ボタンを用意しておき(参照数
字502)、利用者が候補語句の選択が全て終了したら
代入実行ボタンを選択することにより、入力制御部10
3が利用者に選択された文テンプレートに利用者に選択
された各候補語句を代入して1つの文に生成する(ステ
ップ406)。利用者が代入実行ボタンを選択すると、
入力制御部103が選択した文テンプレートに利用者に
選択された各候補語句を代入し、文“PCサーバのリモ
ートプリンタが印刷できない”を生成する。生成した文
は、生成文表示部102により画面に表示する(ステッ
プ407)(参照数字503)。
【0036】以上説明したように、第1の実施の形態の
文字入力簡易化装置は、文章の内容タイプ別に典型的な
構文を1つの文テンプレートとして作成し文テンプレー
トデータベースに登録することにより、選択対象となる
文テンプレートの種類と数を必要最小限に留めることが
できる。その結果、利用者は入力対象の文章に合わせて
適切な文テンプレートと候補語句とを選択するだけで高
速にかつ正確に文章の内容を文として入力できる。
【0037】また、文章の内容を入力する場合に必要な
データは、文テンプレートデータベースと候補語句デー
タベースに文テンプレートと候補語句とを登録するだけ
で複雑な構文規則や語句を用いた知識ベースや辞書を登
録する必要はない。その結果、利用者は文章を入力する
ための事前の作業に時間と手間を必要としない。
【0038】次に、本発明の文字入力簡易化装置の第2
の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0039】図6は本発明の文字入力簡易化装置の第2
の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0040】文テンプレート・候補語句表示部601は
図1の文テンプレート・候補語句表示部101と同じ機
能を有する。生成文表示部602は図1の生成文表示部
102と同じ機能を有する。文テンプレートデータベー
ス604は図1の文テンプレートデータベース104と
同じ機能を有する。候補語句データベース605は図1
の候補語句データベース105と同じ機能を有する。
【0041】文データベース606には、利用者が入力
して入力制御部603で生成された文を蓄積する。入力
制御部603は図1の入力制御部103と同じ機能を有
するほか、生成した文を文データベース606に蓄積さ
せる。検索制御部607は、利用者に選択された文テン
プレートと候補語句を用いて文データベース606に蓄
積している文を検索する。検索結果表示部608は、検
索制御部607が利用者に選択された文テンプレートと
候補語句とを用いて文データベース606を検索した結
果を画面に表示する。
【0042】図7は入力制御部603で生成した文を、
文データベース606に蓄積したデータのデータ構造の
例を示した図である。文を生成するときに入力制御部6
03で利用者が選択した文テンプレートの第1分類と第
2分類の情報を、生成した文と一緒に文データベース6
06に登録する。
【0043】図8は第2の実施の形態による文検索の手
順の流れ図である。以下図8の文検索の手順の流れ図
を、実際の文字入力をパソコン製品関係のお客さま相談
室での問い合わせ内容を検索する例を用いて説明する。
【0044】検索の対象となる文テンプレートデータベ
ース604に蓄積された文テンプレートの、例えば“問
い合わせ”の第2分類に属する第1分類のリストを画面
に表示し、この中から検索する第1分類を選択してその
文テンプレートを表示し(例えば利用者は検索する内容
に合わせて“質問”“症状”“状態”“原因”の第1分
類の中から“症状”を選択する)、これに関連付けされ
た候補語句を候補語句データベース605から取り出し
たリストを画面に表示し、マウス等のポインテイングデ
バイスを利用して、一覧で画面に表示された候補語句の
リストの中から検索する語句を選択するまでは第1の実
施の形態のステップ401から405までの動作と同じ
である。
【0045】利用者は第1分類の“症状”の文テンプレ
ートに関連付けされた候補語句のリストの中から“リモ
ートプリンタ”をマウスでクリックして最初の候補語句
を選択したとする。
【0046】検索制御部607がこの時点で動作を開始
し、利用者に選択された第1および第2分類と候補語句
を用いて文データベース606に蓄積された文に対して
検索を実行する(ステップ801)。検索制御部607
が検索した結果を検索結果表示部608により画面に表
示する(ステップ802)。利用者が文テンプレートの
“問い合わせ”の第2分類の“症状”の第1分類と候補
語句の“リモートプリンタ”を選択することにより、検
索制御部607が“問い合わせ”の分類の文“リモート
プリンタの電源が入らない”を検索し、検索結果表示部
608が検索した結果を画面に表示する。
【0047】利用者は所望の文があればそれを確定し、
なければ第1の実施の形態と同様、更に文テンプレート
枠に候補語句を入力して新たな文を生成し、かつ、文デ
ータベースに蓄積すればよい。
【0048】以上説明したように、第2の実施の形態の
文字入力簡易化装置は作成した文を蓄積した文データベ
ースを用意することにより既作成の文についてはより高
速に文の入力ができる。
【0049】以上、第2の実施の形態の説明では、最初
の候補語句の入力時点で検索制御部607の動作を開始
したが、検索結果は多くなるが、少なくとも1つの分類
(好ましくは第1分類)の決定時点で検索制御部607
の動作を開始してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の文字入力
簡易化装置は、文章の内容タイプ別に典型的な構文を1
つの文テンプレートとして作成し文テンプレートデータ
ベースに登録することにより、選択対象となる文テンプ
レートの種類と数を必要最小限に留めることができる。
その結果、利用者は入力対象の文章に合わせて適切な文
テンプレートと候補語句とを選択するだけで高速にかつ
正確に文章の内容を文として入力できるという効果を有
する。
【0051】また、文章の内容を入力する場合に必要な
データは、文テンプレートデータベースと候補語句デー
タベースに文テンプレートと候補語句とを登録するだけ
で複雑な構文規則や語句を用いた知識ベースや辞書を登
録する必要はない。その結果、利用者は文章を入力する
ための事前の作業に時間と手間を必要としないという効
果を有する。
【0052】さらに、作成した文を蓄積した文データベ
ースを用意することにより既作成の文についてはより高
速に文の入力ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文字入力簡易化装置の第1の実施の形
態の構成を示すブロック図である。
【図2】文テンプレートデータベースに蓄積された文テ
ンプレートデータのデータ構造例を示すデータ構造図で
ある。
【図3】候補語句データベースに蓄積された候補語句と
文テンプレートの関連付けのデータ構造例を示すデータ
構造図である。
【図4】第1の実施の形態の文字入力簡易化装置の動作
を示す流れ図である。
【図5】第1の実施の形態の文字入力簡易化装置の文字
入力の画面例を示す画面図である。
【図6】本発明の文字入力簡易化装置の第2の実施の形
態の構成を示すブロック図である。
【図7】文データベースに蓄積された文データのデータ
構造例を示すデータ構造図である。
【図8】第2の実施の形態の文字入力簡易化装置の文検
索動作を示す流れ図である。
【符号の説明】
101、601 文テンプレート・候補語句表示部 102、602 生成文表示部 103、603 入力制御部 104、604 文テンプレートデータベース 105、605 候補語句データベース 401〜407、801〜802 流れ図のステップ 606 文データベース 607 検索制御部 608 検索結果表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−176013(JP,A) 特開 昭61−248156(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/21 - 17/28

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力する語句の候補となる候補語句を指
    定した場所に代入可能な文テンプレート枠を含む典型的
    な文パターンである文テンプレートを予め文章の内容タ
    イプ別に分類して複数蓄積する文テンプレートデータベ
    ースと、前記候補語句を予め前記文テンプレートの内容
    タイプと前記テンプレートの文テンプレート枠に関連付
    けして複数蓄積する候補語句データベースと、前記文章
    の内容タイプの入力に応じて選択され利用者により指示
    された文テンプレートの表示とその文テンプレートに関
    連付けされた前記候補語句の表示とを行なう文テンプレ
    ート・候補語句表示手段と、前記文章の内容タイプの入
    力と利用者の指示に応じて前記文テンプレートデータベ
    ースから対応する文テンプレートを選択しこの選択され
    た文テンプレートに対応する前記候補語句を前記候補語
    句データベースから検索し利用者の指示に応じて前記選
    択された文テンプレートにある文テンプレート枠に対応
    する候補語句を選択代入し文を生成する入力制御手段
    と、前記生成された文を表示する生成文表示手段とを含
    み、順次文を生成して生成文表示手段に追加し生成文を
    複数組合わせて文書を作成することを特徴とする文字入
    力簡易化装置。
  2. 【請求項2】 生成された文を内容タイプ別に蓄積する
    文データベースと、入力制御手段による文テンプレート
    の選択に応答して動作し対応する文を前記文データベー
    スより検索する検索制御手段と、前記検索された文を表
    示する検索結果表示手段と、入力制御手段は生成された
    文を前記文データベースへ格納することを特徴とする請
    求項1記載の文字入力簡易化装置。
  3. 【請求項3】 検索制御手段は入力制御手段による選択
    された文テンプレートへの最初の候補語句選択に応答し
    て動作し対応する文を前記文データベースより検索する
    ことを特徴とする請求項2記載の文字入力簡易化装置。
  4. 【請求項4】 文テンプレートの内容タイプ別分類は当
    該文テンプレートの内容タイプによる第1分類と当該文
    テンプレートを含む1つ以上の他のテンプレートとの組
    合せに対する内容タイプによる第2の分類とを有するこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載の文字入力簡
    易化装置。
  5. 【請求項5】 入力制御手段による候補語句選択順とそ
    の候補語句の文テンプレート枠への挿入順とは予め規定
    されていることを特徴とする請求項1、2、3または4
    記載の文字入力簡易化装置。
  6. 【請求項6】 入力制御手段により選択された候補語句
    を挿入する文テンプレート枠を指定する文テンプレート
    枠指定手段を有することを特徴とする請求項1、2、3
    または4記載の文字入力簡易化装置。
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