JP3022710U - 擁壁用支柱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構 成】山間地などの田や畑の段差部等に、Ｌ形に折
り曲げた支柱を一定間隔に並べその間に土留用パネルと
底板をはめ込み土砂を埋め戻し擁壁を構築する。 【効 果】Ｌ形に折り曲げた支柱と土留用パネル及び底
板を組み合わせることにより安定した擁壁が構築でき、
擁壁の立壁部が垂直であるので土地を広く使用すること
ができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は山間地などの田や畑の段差部、法面等土砂のくずれる恐れのある部分 の擁壁の構築に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来山間地などの田や畑は高低差がありその段差部分は図５のように土のまま で法面が形成され、草が生えたり法面が雨等で崩壊したりしていた。また杭柵な どで段差部分を構築していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題点】

しかしながら前記の従来の方法では法面が雨等で崩壊したり杭柵がおがんだり して危険な状態であった。

【０００４】 本考案は、法面の崩壊をなくし安定した擁壁を構築する事を目的とするもので ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は前記課題を解決するために、次の技術手段を採用した。Ｌ形に折り曲 げた支柱を一定間隔に並べ、その間に土留用パネルと底板をはめ込み擁壁を構築 する事を特徴とする技術手段を採用した。

【０００６】

【作用】

本考案は、以上の技術手段を採用した結果、安定した擁壁が構築でき、擁壁が 垂直に立っているので従来より耕地面積が増えることになる。また一つ一つの部 材の重量が軽いので大型の施工機械を使わなくても据え付け工事が可能である。

【０００７】

【実施例】 以下、本考案の実施例を添付図面で説明する。

【０００８】 先ず、図１から図４について説明する。 整地した基礎の上にＬ形に折り曲げた支柱１を一定間隔に並べ、支柱１の控部５ の上に底板３をのせていく。つぎに支柱１の立壁部４の側面の係合部６に土留用 パネル２を必要枚数はめ込んでいく。最後に擁壁前面側と背面側に土砂を埋め戻 すことにより安定した擁壁が完成する。

【０００９】 土留用パネル２は底板３と同様の形状のものを使用することも可能である。

【００１０】 また、土留用パネル２と支柱１の表面に自然石風のデザインをすれば自然に調 和した擁壁となる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は以上の構成を採用した結果つぎの効果を得ることができる。 （１）Ｌ形に折り曲げた支柱と土留用パネル等を組み合わせることにより安定し た擁壁が得られる。 （２）擁壁が垂直であるので従来と比べ耕地面積が増大する。 （３）各部材の重量が軽いので大型の施工機械を必要としない。 （４）支柱及び土留用パネルの表面を自然石風にデザインすることにより自然に 調和させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す断面図である。

【図２】本考案の実施例を示す斜視図である。

【図３】土留用パネルの斜視図である。

【図４】本考案の実施例の施工縦断面図である。

【図５】従来の現場縦断面図である。

【符号の説明】

１‥‥支柱 ２‥‥土留用パネル ３‥‥底板 ４‥‥立壁部 ５‥‥控部 ６‥‥係合部 ７‥‥法面 ８‥‥田、畑

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 Ｌ形に折り曲げた支柱を一定間隔に並
   べ、その間に土留用パネルと底板をはめ込み擁壁を構築
   することを特徴とする擁壁用支柱。