JP2844127B2 - 免震建物の単列杭基礎工法 - Google Patents
免震建物の単列杭基礎工法Info
- Publication number
- JP2844127B2 JP2844127B2 JP41203490A JP41203490A JP2844127B2 JP 2844127 B2 JP2844127 B2 JP 2844127B2 JP 41203490 A JP41203490 A JP 41203490A JP 41203490 A JP41203490 A JP 41203490A JP 2844127 B2 JP2844127 B2 JP 2844127B2
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- Japan
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- foundation
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特に狭い敷地一杯に免
震建物を構築する場合の免震建物の単列杭基礎工法に関
するものである。、
震建物を構築する場合の免震建物の単列杭基礎工法に関
するものである。、
【０００２】
【従来の技術】従来の建物は図３、図４に示すように、
構築する建物ａの底面の範囲に杭ｂを方眼状に打設し、
この杭ｂ上に基礎ｃと建物ａを立方状に構築するのが一
般的である。しかしながら、市街地では狭い敷地一杯に
隣地建物と近接して建物を構築するのが当然となってお
り、この場合、従来の工法では施工が極めてやりにく
く、施工能率を非常に低下させているという問題があっ
た。また、特に市街の密集地では地震時の災害を最小限
に食い止めることが大きな課題であり、このため建物の
免震化が必然的な傾向となっている。
構築する建物ａの底面の範囲に杭ｂを方眼状に打設し、
この杭ｂ上に基礎ｃと建物ａを立方状に構築するのが一
般的である。しかしながら、市街地では狭い敷地一杯に
隣地建物と近接して建物を構築するのが当然となってお
り、この場合、従来の工法では施工が極めてやりにく
く、施工能率を非常に低下させているという問題があっ
た。また、特に市街の密集地では地震時の災害を最小限
に食い止めることが大きな課題であり、このため建物の
免震化が必然的な傾向となっている。
【０００３】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は上記現状に
鑑み、その問題を解決することを課題としてなされたも
のであって、狭い敷地一杯に隣地建物と近接して建物を
構築する場合の現場の施工性の改善と共に、地震時の建
物のゆれを減少し、災害を最小限に食い止めるようにし
た免震建物の単列杭基礎工法を提供することを目的とし
ている。
鑑み、その問題を解決することを課題としてなされたも
のであって、狭い敷地一杯に隣地建物と近接して建物を
構築する場合の現場の施工性の改善と共に、地震時の建
物のゆれを減少し、災害を最小限に食い止めるようにし
た免震建物の単列杭基礎工法を提供することを目的とし
ている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、所定間隔で場所打ちした単列大口径杭の杭頭
部をつなぎ梁で連結し、上記つなぎ梁と一体に逆フーチ
ング形の連続基礎を杭列に沿って構築すると共に、上記
連続基礎の上面外周に地下擁壁を構築し、前記連続基礎
上面と擁壁内面に免震装置を介在して免震建物を構築す
る免震建物の単列杭基礎工法を特徴としている。
本発明は、所定間隔で場所打ちした単列大口径杭の杭頭
部をつなぎ梁で連結し、上記つなぎ梁と一体に逆フーチ
ング形の連続基礎を杭列に沿って構築すると共に、上記
連続基礎の上面外周に地下擁壁を構築し、前記連続基礎
上面と擁壁内面に免震装置を介在して免震建物を構築す
る免震建物の単列杭基礎工法を特徴としている。
【０００５】
【作用】従って本発明によれば、杭基礎を隣地建物に近
接して構築しないので施工がやり易く、かつ隣地との工
事中のトラブルが避けられると共に、地震時の建物の災
害が最小限に食い止められる。
接して構築しないので施工がやり易く、かつ隣地との工
事中のトラブルが避けられると共に、地震時の建物の災
害が最小限に食い止められる。
【０００６】
【実施例】以下本発明を図を参照して工程を追って詳細
に説明する。 １）本発明ではまず、敷地内の中心部所定位置に、公知
の工法によって、所定間隔で単列の大口径杭１を、杭頭
を地表下所定深さにして場所打ちする。 ２）次に、上記大口径杭１列を中心にして建物の底面範
囲に山留め工事を行い、この範囲を杭頭部まで総掘りす
る。 ３）杭頭部まで掘下げたら、単列の大口径杭１の杭頭部
をつなぎ梁２で連結する。 ４）次に、上記つなぎ梁２に沿って逆フーチング形の連
続基礎３を構築する。 ５）次に、前記山留め工事の内側、上記連続基礎３の上
面外周に地下擁壁４を構築する。 ６）最後に、前記連続基礎３の上面および擁壁４の内面
に免震装置５を介在させて免震建物６を構築し、単列杭
基礎工法による免震建物を完成させる。
に説明する。 １）本発明ではまず、敷地内の中心部所定位置に、公知
の工法によって、所定間隔で単列の大口径杭１を、杭頭
を地表下所定深さにして場所打ちする。 ２）次に、上記大口径杭１列を中心にして建物の底面範
囲に山留め工事を行い、この範囲を杭頭部まで総掘りす
る。 ３）杭頭部まで掘下げたら、単列の大口径杭１の杭頭部
をつなぎ梁２で連結する。 ４）次に、上記つなぎ梁２に沿って逆フーチング形の連
続基礎３を構築する。 ５）次に、前記山留め工事の内側、上記連続基礎３の上
面外周に地下擁壁４を構築する。 ６）最後に、前記連続基礎３の上面および擁壁４の内面
に免震装置５を介在させて免震建物６を構築し、単列杭
基礎工法による免震建物を完成させる。
【０００７】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、所定間隔
で場所打ちした単列大口径杭の杭頭部をつなぎ梁で連結
し、上記つなぎ梁と一体に逆フーチング形の連続基礎を
杭列に沿って構築すると共に、上記連続基礎の上面外周
に地下擁壁を構築し、前記連続基礎上面と擁壁内面に免
震装置を介在して免震建物を構築するもので、杭基礎を
隣地建物に近接して構築しないので施工がやり易く、か
つ隣地との工事中のトラブルが避けられると共に、地震
時の建物の災害が最小限に食い止められる。また、逆フ
ーチング形の連続基礎は不同沈下を防止する程度のもの
ですむから、工費の低減が可能であり、しかも軟弱地盤
に対しては、べた基礎に比べて不同沈下を確実に防止す
ることができる、等の効果を奏するものである。
で場所打ちした単列大口径杭の杭頭部をつなぎ梁で連結
し、上記つなぎ梁と一体に逆フーチング形の連続基礎を
杭列に沿って構築すると共に、上記連続基礎の上面外周
に地下擁壁を構築し、前記連続基礎上面と擁壁内面に免
震装置を介在して免震建物を構築するもので、杭基礎を
隣地建物に近接して構築しないので施工がやり易く、か
つ隣地との工事中のトラブルが避けられると共に、地震
時の建物の災害が最小限に食い止められる。また、逆フ
ーチング形の連続基礎は不同沈下を防止する程度のもの
ですむから、工費の低減が可能であり、しかも軟弱地盤
に対しては、べた基礎に比べて不同沈下を確実に防止す
ることができる、等の効果を奏するものである。
【０００８】
【図１】本発明工法によって構築した免震建物の縦断側
面図である。
面図である。
【図２】同上工法の連続基礎部の平面図である。
【図３】従来の杭基礎工法による建物の縦断側面図であ
る。
る。
【図４】同上工法の基礎部の平面図である。
１ 大口径杭 ２ つなぎ梁 ３ 連続基礎 ４ 地下擁壁 ５ 免震装置 ６ 免震建物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E02D 27/34 E02D 27/12 E04H 9/02 301 E04H 9/02 331
Claims (1)
- 【請求項１】 所定間隔で場所打ちした単列大口径杭の
杭頭部をつなぎ梁で連結し、上記つなぎ梁と一体に逆フ
ーチング形の連続基礎を杭列に沿って構築すると共に、
上記連続基礎の上面外周に地下擁壁を構築し、前記連続
基礎上面と擁壁内面に免震装置を介在して免震建物を構
築することを特徴とする免震建物の単列杭基礎工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41203490A JP2844127B2 (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 免震建物の単列杭基礎工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41203490A JP2844127B2 (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 免震建物の単列杭基礎工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04261917A JPH04261917A (ja) | 1992-09-17 |
| JP2844127B2 true JP2844127B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=18520925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP41203490A Expired - Lifetime JP2844127B2 (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 免震建物の単列杭基礎工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2844127B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109208581B (zh) * | 2018-10-31 | 2020-11-03 | 佛山科学技术学院 | 一种h型钢板桩地连墙 |
-
1990
- 1990-12-19 JP JP41203490A patent/JP2844127B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04261917A (ja) | 1992-09-17 |
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