JP3022368U - 自走ロボットゲーム機 - Google Patents

自走ロボットゲーム機

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JP3022368U
JP3022368U JP1995009352U JP935295U JP3022368U JP 3022368 U JP3022368 U JP 3022368U JP 1995009352 U JP1995009352 U JP 1995009352U JP 935295 U JP935295 U JP 935295U JP 3022368 U JP3022368 U JP 3022368U
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穣太 冨田
吾朗 蔦谷
和喜 森屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量化に適した自走ロボットゲーム機用
の失調防止方式を採用した自走ロボットゲーム機を提供
する。 【解決手段】 ゲーム機本体に、自走ロボットの位置座
標を求める位置検出回路68と、マイコン制御部62と
を備える。マイコン制御部62は、位置座標を記憶する
位置記憶回路62aと、求めた位置座標と記憶した位置
座標との間の距離を求める距離演算部62bと、自走ロ
ボットの速度を求める速度検出回路62cと、スムージ
ング処理中の複数のタイミングで自走ロボットの速度を
求め、この速度が目標速度より所定以上小さい場合に、
駆動力の高い低速度に落としてから徐々に速度を上げて
いくように駆動命令を発生する駆動命令発生部62dと
を有する。この駆動命令は送信コイルにより自走ロボッ
トに送信される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自走ロボットゲーム機に係り、特に自走車の速度制御方法のスムー ジング処理方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にステッピングモータの駆動力は回転数が上がるにつれ減少する。自走ロ ボットゲーム機においても、自走体を高速で動作させようとする場合、ステッピ ングモータを停止状態から、急激に高速に回転させようとすると、ステッピング モータの同期がずれてしまい、失調(脱調)して自走体が止まってしまう場合が ある。この失調を防止する為には、自走体の始動を駆動力の高い低速度で行い、 徐々に回転数を上げるスムージング処理方式によって、停止状態からは急激には 始動できない高速移動をさせる速度制御を行う必要がある。
【0003】 ステッピングモータの失調防止については特開平04−17598号公報や、 特開昭62−146778号公報に記載の方法がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら特開平07−68056号公報に記載の様な自走式ロボットに用 いるステッピングモータの場合には、自走式ロボット内の蓄電池によって動作す るために、自走式ロボットを軽量化する必要があるが、上記の従来例ではステッ ピングモータの駆動部に失調検出手段を設けなければならず、軽量化が図れない と言う問題があった。
【0005】 そこで、本考案では、小型軽量化に適した自走ロボットゲーム機用の失調防止 方式を採用した自走ロボットゲーム機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記の課題を解決するために、ゲーム機本体内に、自走体の前記移 動領域内での位置座標を求める位置検出手段と、位置検出手段で求められた位置 座標を記憶する記憶手段と、位置検出手段で求められた位置座標と記憶手段から 読み出された過去の位置座標間の距離を計算する距離演算手段と、過去の位置座 標から位置検出手段で求められた位置座標まで移動するに要した時間を計測する タイマを持ち自走体の速度を求める速度検出手段と、自走体の現在の速度から目 標速度まで自走体の速度を段階的に増加させるスムージング処理中の複数のタイ ミングでの実際の速度を求め、実際の速度が目標速度に対して所定量以上少ない 場合に、一旦、駆動力の高い低速度に落としてから徐々に速度を上げていくよう に制御するモータ駆動命令を発生するモータ駆動命令発生手段と、モータ駆動命 令発生手段からのモータ駆動命令を自走体に送信する送信手段とを設けた。
【0007】 自走ロボット内ではなく操作信号を発生するゲーム機本体内にスムージング処 理を行う為の位置検出手段、距離演算手段、速度検出手段及びモータ駆動命令発 生手段を設けたので、自走ロボット側を軽量にしたまま失調を防止できる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は本考案の 一実施形態である自走ロボットゲーム機の概略構成ブロック図、図2はゲーム機 器の概略斜視図、図3は自走ロボットゲーム機の位置検出用タブレットボードを 説明するための図、図4は自走ロボットゲーム機における操作パネルの操作と自 走ロボット(自走体)の動作との関係を説明するための図、図5は自走ロボット ゲーム機のコントローラの変調回路の概略構成図、図6は自走ロボットゲーム機 におけるコントローラの位置検出回路の概略構成図、図7はその自走ロボットゲ ーム機における自走ロボットの制御部の概略構成図である。
【0009】 本実施形態の自走ロボットゲーム機は、図1に示すように、複数の自走ロボッ ト10と、基板体としてのタブレットボード40と、操作手段としての操作パネ ル50と、中央制御手段としてのコントローラ60と、充電機構部90とを備え るものである。この自走ロボットゲーム機では、タブレットボード40に設けら れた第一コイルと自走ロボット10に設けられた第二コイルとの間の電磁誘導を 利用して、自走ロボット10とコントローラ60との間で信号を送受することに より、自走ロボット10の動作を制御している。
【0010】 このゲーム機器は、図2に示すように、タブレットボード40上に置かれた四 台の自走ロボット10a,10b,10c,10dを、操作パネル50a,50 b,50c,50dの操作により自在に動かして、二つのチームに分かれた4人 のプレイヤーがサッカーゲームを行うものである。各チームのプレイヤーは自分 の自走ロボットを制御して、相手チームのゴールにボールを蹴り込み、得点を争 う。本実施形態のゲーム機器では、特に、ゲームの興趣の向上を図るため、自走 ロボットがタブレットボード40上の特定領域内に移動すると、一時、自走ロボ ットの制御が効かなくなる「制御エリア」を設けている。この「制御エリア」と は、たとえば、移動スピードが半減する「スローエリア」、移動方向が反転する 「反転エリア」、一定時間スピン動作をする「スピンエリア」、進入方向での移 動を継続する「スリップエリア」などである。尚、それぞれのチームのプレイヤ ーが相手チームの自走ロボットを混乱させる目的で、制御エリアを自由に設定で きるようにするために、スイッチアレイなどの操作器を設けてもよい。
【0011】 タブレットボード40は、図1及び図3に示すように、平板42と、第一コイ ルとしての送信用コイル44及びループコイルアレイ46とを有する。平板42 としては、たとえば、縦80cm、横100cmのテーブルサイズのものを用い る。送信用コイル44は、コントローラ50からの信号を自走ロボット10に送 信するために用いられるものであり、平板42の周端部に巻回されている大コイ ルである。ループコイルアレイ46は、平板42上の自走ロボット10の位置を 検出するために用いられるのもので、x方向ループコイルアレイ46aと、y方 向ループコイルアレイ46bとからなる。x方向ループコイルアレイ46a、y 方向ループコイルアレイ46bは、それぞれ多数のループコイルを平板42上で x方向、y方向に沿って配列したものである。ここでは、ループコイルを、x方 向に80個、y方向に64個設け、各ループコイルは二回巻としている。また、 x方向の各ループコイルには1番から80番まで順に番号を付与し、y方向の各 ループコイルには1番から64番まで順に番号を付与して、この番号により、タ ブレットボード上でのx座標とy座標を設定している。尚、ループコイルアレイ 46としては、ループコイルパタンを印刷したフィルムシートを用いてもよい。
【0012】 操作パネル50は、四台設けられ、各自走ロボット10に対する動作命令を入 力する入力装置である。これは、図2に示すように、ジョイスティック(joysti ck)52と、二つのコマンドボタン54a,54bとを有する。図4に操作パネ ルの操作と自走ロボットの動作との関係を示す。ジョイスティック52を前後左 右に動かすことにより、自走ロボット10はその動かした方向に移動する。また 、コマンドボタン54aを押すと、自走ロボット10は同じ位置で左回りに回転 し、コマンドボタン54bを押すと、自走ロボット10は同じ位置で右回りに回 転する。また、ジョイスティック52を動かす距離により、自走ロボット10の 移動速度が決まる。
【0013】 コントローラ60は、図1に示すように、マイコン制御部62と、変調回路6 4と、自走ロボット10の充電を制御する充電制御回路66と、タブレットボー ド40上での複数の自走ロボット10の位置を検出する位置検出回路68とを備 える。 マイコン制御部62(たとえばTMPZ84C015)は、8ビットのワンチ ップマイコン(Z80)と、パラレルI/Oポートと、シリアルI/Oポートと 、RAMと、ROMとを有する。このTMPZ84C015は、プログラマブル タイマを備えており、これにより1ビットのデータ転送速度を決めている。また 、ROMには、ゲームのプログラム、タブレットボード40上の座標テーブルに 対応した各種制御エリアの情報等が記憶されている。たとえば、スピンエリアは 、相手チームのゴール付近の所定領域に設定され、ゲームプログラムは、自走ロ ボットがスピンエリアに移動すると、自走ロボットはその位置で一定時間回転し 、赤色のLEDを点灯するようにプログラミングされる。マイコン制御部62は 、操作パネル50から送られる自走ロボットに対する動作命令に基づいて、動作 信号をクロック信号に同期して変調回路64に出力する。また、位置検出回路6 8からの自走ロボットの位置情報に基づいてその自走ロボットが各種制御エリア 内にあると判定した場合には、ゲームプログラムに従って所定の動作信号をその 自走ロボットに送る。この動作信号は、後に詳述するが、同期信号や自走ロボッ トを識別するID信号を含むものである。
【0014】 変調回路64は、マイコン制御部62からの動作信号を、バイフェーズ符号化 し、AM変調するものである。この変調回路64は、具体的には、図5に示すよ うに、ENOR回路112と、AND回路114と、発振回路116と、スイッ チ手段118とを有する。変調回路64で変調された交流信号はタブレットボー ド40の送信用コイル44に出力される。
【0015】 位置検出回路68は、自走ロボットから発せられた信号に基づいてその自走ロ ボットの位置を検出するものであり、図6に示すように、アナログスイッチアレ イ72と、第一検知回路74aと、第二検知回路74bと、第一ラッチ回路76 aと、第二ラッチ回路76bと、カウンタ78とを有する。 アナログスイッチアレイ72は、x方向アナログスイッチアレイ72aと、y 方向アナログスイッチアレイ72bとからなる。x方向アナログスイッチアレイ 72aは、多数のアナログスイッチを有し、この各アナログスイッチは、図3に 示すように、x方向の各ループコイルと接続される。x方向アナログスイッチア レイ72aは、マイコン制御部62からの制御信号S1 に基づいて、x方向の各 ループコイルの接続を順次切り換える。これにより、自走ロボット10が発した 信号を検出する。また、y方向アナログスイッチ72bも同様に構成される。
【0016】 第一検知回路74a及び第二検知回路74bは、それぞれx方向アナログスイ ッチアレイ72a、y方向アナログスイッチアレイ72bから得られた交流信号 をパルス信号に変換するものであり、具体的には、増幅回路と、平滑化フィルタ ーと、二値判定回路とで構成される。カウンタ78は、マイコン制御部62から のクロック信号Cに基づき、制御信号S1 に合わせて、1番から80番まで数を 数え、このカウント情報を第一ラッチ回路76aと、第二ラッチ回路76bに出 力する。また、第一ラッチ回路76aは、カウント情報に基づいて、第一検知回 路74aから送られたパルス信号を取り込んだカウント値を記憶する。同様に、 第二ラッチ回路76bは、カウント情報に基づいて、第二検知回路74bから送 られたパルス信号を取り込んだカウント値を記憶する。この第一ラッチ回路76 aの記憶するカウント値が自走ロボットのx座標となり、第二ラッチ回路76b の記憶するカウント値が自走ロボットのy座標となる。
【0017】 自走ロボット10は、操作パネル50の操作によりタブレットボード40の表 面に沿って移動するロボットであり、ここでは四台設けている。自走ロボット1 0の寸法は、底面直径が約8cm、高さが約10cmである。各自走ロボット1 0は、機構部12と、バッテリ部14と、第二コイルとしての共振コイル16と 、制御手段としての制御部18とを備える。機構部12は、赤色発光のLED及 び緑色発光のLEDと、二つの駆動用ステッピングモータと、左右に設けられた 合計二つの車輪とを有する。各車輪は、それぞれ別個のステッピングモータによ り独立に駆動される。これにより、自走ロボット10は、前後に移動したり、右 又は左回りに回転したり、左右に曲がったりすることができる。たとえば、前進 する場合には両方の車輪を正転し、後進する場合には両方の車輪を逆転する。ま た、回転させる場合には一方の車輪を正転し、他方の車輪を逆転する。更に、前 進しながら右に曲がる場合には、左側のステッピングモータの速度を右側のステ ッピングモータの速度より速くする。尚、ここでは、ステッピングモータのパワ ーを64段階で調節して、自走ロボット10を段階的に加速、減速させながら移 動させることができる。かかるスピードと後述するCOM信号との関係は、図8 (c)に示す通りである。また、バッテリ部14は、たとえば6V500mA以 上のニッカド電池等の二次電池と、充電端子接点と、電圧低下を検知する電圧監 視回路と、過充電防止回路とを有する。
【0018】 共振コイル16は、タブレットボード40の送信用コイル44で発生した磁場 によって誘導された誘導電流を受信すると共に、交流電流を流して磁場を発生す るものである。この共振コイル16を含む共振回路の共振周波数は、変調回路6 4からタブレットボード40の送信用コイル44に送られる交流信号(AM変調 波)のキャリア周波数と同じになるように設定される。
【0019】 制御部18は、図7に示すように、発振回路22と、スイッチ手段24と、検 波回路26と、クロック抽出回路28と、マイコン32と、充電回路34とを有 する。検波回路26は、共振コイル16で受信した誘導電流をバイフェーズ符号 化信号に復調するアナログ回路であり、具体的には、増幅回路と、平滑化フィル ターと、二値判定回路とで構成される。クロック抽出回路28は、検波回路26 で復調したバイフェーズ符号化信号からクロック信号を抽出するものである。ク ロック抽出回路28は、具体的には、遅延回路122と、EX−OR回路124 と、1ショットのマルチバイブレータ126とを有する。
【0020】 マイコン32は、自走ロボット10を統括して制御するものである。具体的に は、クロック抽出回路28で抽出されたクロック信号に基づいてバイフェーズ符 号化信号から動作信号だけを取り出し、その動作信号の中のID信号に基づいて 自己宛の信号であるかどうかを判定する。そして、自己宛のものであれば、スイ ッチ手段24をオンにして、発振回路22から交流電流を共振コイル16に流す 。また、動作信号に基づいてモータの駆動やLEDの発光等を制御する。充電回 路36は、二次電池の充電切り換えを行うものである。尚、外来障害電波や、自 走ロボットの電磁誘導信号検出レベルの低下等の理由により、一定時間、自走ロ ボットのIDが識別できなかった場合、暴走を抑える目的で、マイコン32に、 ウォッチドックタイマ(watch dog timer )を設け、このタイマ値が一定時間値 に達したときに、二つのモータを停止するように制御してもよい。
【0021】 充電機構部90は、タブレットボード40上の所定の充電コーナーに設けられ 、充電接点と、接点ロック機構とを有する。マイコン制御部62は、一定時間経 過すると、自走ロボット10を充電接点の位置まで移動させる命令を発し、その 自走ロボット10がその位置に来ると、接点ロック機構によりその充電接点と自 走ロボット10の充電接点とをロックして、1分から5分のクイックチャージを 行う。
【0022】 本実施形態では、タブレットボード40と自走ロボット10との間での通信方 式として、電磁誘導を利用した半二重通信(half duplex )を採用している。す なわち、コントローラ60から自走ロボット10に動作命令を転送する場合には 、バイフェーズ符号化し、AM変調された交流信号を、タブレットボード40の 送信用コイル44に印加し、相互誘導により、自走ロボット10の共振コイル1 6に誘導電流を流す。自走ロボット10では、この誘導電流から動作命令を読み 取る。一方、自走ロボット10からコントローラ60に自走ロボット10の位置 情報を転送する場合には、自走ロボット10の共振コイル22に交流電流を印加 し、タブレットボード40のループコイルアレイ46に誘導電流を流す。コント ローラ60では、この誘導電流が流れたループコイルの位置を特定することによ り、自走ロボット10の位置を検出する。
【0023】 尚、本実施形態では、自走ロボット10に設けた一つの共振コイル16で、信 号を送信及び受信しているが、送信用と受信用に各々別個のコイルを設けてもよ い。また、タブレットボード40には、信号を送信するための送信用コイル44 と自走ロボット10からの信号を受信するためのループコイルアレイ46とを設 けているが、たとえば、ループコイルアレイ46だけを設け、x方向のすべての ループコイルに交流信号を流すことにより自走ロボット10に信号を送るように することも可能である。しかし、本考案者等が、実際に実験を行ったところ、タ ブレットボード40に送信用コイル44とループコイルアレイ46とを分けて設 けた場合の方が望ましいことが分かった。自走ロボット10がより確実に信号を 受け取ることができるからである。
【0024】 次に、マイコン制御部62が送出する動作信号について説明する。この動作信 号は、図8に示すように、TR信号、SYNC信号、ID信号、DIR信号、C OM信号の計32ビットで構成される。TR信号は、ビット同期トレーニングキ ャラクタであり、自走ロボット10のクロック抽出回路28を安定させるための ものである。SYNC信号は8ビットのフレーム同期キャラクタであり、すべて 「1」を割り当てている。ID信号は4ビットの自走ロボット識別コードである 。DIR信号は4ビットの自走ロボット移動方向コマンドコードであり、COM 信号は8ビットの自走ロボットLED点灯及びスピード制御コマンドコードであ る。図8(a)にID信号の符号表、図8(b)にDIR信号の符号表、図8( c)にCOM信号の符号表を示す。尚、動作信号としては、TR信号とSYNC 信号を短縮し、ID信号、DIR信号、COM信号のそれぞれに反転信号を付加 したものを用いて、信号の誤り判定を行うようにしてもよい。
【0025】 図9は、本実施形態の自走ロボットゲーム機の基本シーケンスを説明するため の図である。 この基本シーケンスの期間Tは80msであり、基本シーケンスはさらに四つ のフレームに分けられる。各フレームの期間Tbaseは20msであり、この各フ レームにおいて、四台の自走ロボット10a,10b,10c,10dに別個に 動作命令が出される。一のフレームにおいて、前の4msの期間では、すべての 自走ロボット10a,10b,10c,10dはスイッチ手段24をオフにする 受信状態にあり、コントローラ60は動作信号を送出する送信状態にある。後の 16msの期間では、ID信号に基づき自己宛の信号であると認識した自走ロボ ットだけがスイッチ手段24をオンにして応答信号を送信する送信状態にあり、 コントローラ60はその自走ロボットからの信号を検出する受信状態にある。こ のように、各自走ロボットには、ID信号を含む動作信号を時分割で送ることに より、自走ロボットは自己宛の信号かどうかを容易に識別することができると共 に、すべての自走ロボットとして構造の同じものを用いることができる。また、 自己宛のものであると認識した自走ロボットが応答信号を発することにより、コ ントローラ60は検出した信号がどの自走ロボットについてのものであるかを容 易に識別することができる。このようにして、期間T=80ms毎に各自走ロボ ットとの間で信号の送受を行う。尚、動作信号の1ビットの送出時間は128μ mとしている。
【0026】 次に、本実施形態の自走ロボットゲーム機の動作について説明する。図10は コントローラ60が信号を送信する際のタイミングを説明するための図、図11 は自走ロボット10が信号を受信した際のタイミングを説明するための図、図1 2はコントローラ60が信号を受信した際のタイミングを説明するための図であ る。ここでは、基本シーケンスのうち自走ロボット10aに動作命令を発するフ レームのみを考える。
【0027】 最初に、コントローラ60から動作信号を送信する動作を図5と図10を用い て説明する。マイコン制御部62から出力された動作信号S2 とクロック信号C (1クロックパルスの幅は64μmである。)は、ENOR回路112に入力す る。そして、ENOR回路112からの出力信号とマイコン制御部62からの送 信信号S3 が、AND回路114に入力する。送信信号S3 は、コントローラ6 0が送信状態にあることを示すもので、ローレベルがアクティブである。こうし て、AND回路114からはバイフェーズ符号化された信号S4 が出力される。 バイフェーズ符号化信号S4 は、動作信号S2 とクロック信号Cとが混在したも のであり、ここでは、動作信号S2 がローレベルのときは、1ビットの前半部分 (64μm)がハイレベルの状態で後半部分(64μm)がローレベルの状態で あるものとして定義し、また動作信号S2 がハイレベルのときは、1ビットの前 半部分(64μm)がローレベルの状態で後半部分(64μm)がハイレベルの 状態であるものとして定義している。そして、このバイフェーズ符号化信号S4 がハイレベルのときだけスイッチ手段118をオンして、ハイレベルのところを 発振回路116からの交流電流に置き換えた交流信号S5 が取り出される。この 交流信号S5 は、タブレットボード40の送信用コイル44に送り出され、タブ レットボード40の全面に磁場が発生する。
【0028】 次に、自走ロボット10aが動作信号を受信する動作について図7と図11を 用いて説明する。タブレットボード40に磁場が発生すると、相互誘導によりす べての自走ロボット10a〜10dの共振コイル16を含む回路に誘導電流が流 れ、交流信号S5 に対応する交流信号S6 が得られる。交流信号S6 は、検波回 路26において、バイフェーズ符号化信号S7 に変換される。ここでは、交流電 流をハイレベルに変換している。そして、バイフェーズ符号化信号S7 の中のS YNC信号の部分がクロック抽出回路28に入力したとき、遅延回路122から 出力される信号S8 は、バイフェーズ符号化信号S7 に比べて少し遅れて出力さ れる。EX−OR回路124には、この遅延回路122の出力信号S8 とバイフ ェーズ符号化信号S7 とが入力し、信号S8 とバイフェーズ符号化信号S7 との 状態が異なる部分だけが抽出されたパルス信号S9 が得られる。マルチバイブレ ータ126には、パルス信号S9 が入力し、これがトリガパルスとなり、一定期 間ハイレベルの状態にする。ここでは、ハイレベルの状態にしておく期間を、パ ルス信号S9 の次のパルスのところを含むような長時間に設定している。1ビッ トの送出時間が128μsであるから、この期間を、たとえば約100μsに設 定する。こうして、マルチバイブレータ126から出力される信号S10は、パル ス信号S9 の偶数番目のパルスが無視されたものとなり、この信号S10がハイレ ベルになるタイミングでクロック信号が抽出される。マイコン32は、抽出され たクロック信号のタイミングでもって、バイフェーズ符号化信号S7 を取り込む ことにより、バイフェーズ符号化信号S7 から動作信号だけを取り出す。
【0029】 次に、マイコン32は、SYNC信号の部分に引き続き送られるID信号の部 分に基づいて自己宛の信号であるかどうかを判定する。自己宛のものである場合 には、その後のDIR信号、COM信号の部分を有効に認識し、その命令に従っ て制御する。一方、自己宛のものでない場合には、その後のDIR信号、COM 信号の部分を認識しない。そして、自己宛の信号であると認識した自走ロボット 10aは、ID信号を検出した後、2.5ms経過すると、12msの間スイッ チ手段24を閉じ、共振コイル16に交流電流を流す。
【0030】 次に、コントローラ60が自走ロボット10aからの位置情報を検出する動作 を図6と図12を用いて説明する。マイコン制御部62は、自走ロボット10a 〜10dに動作信号を送り終わってから1ms経過すると、10ms間に、制御 信号S1 をx方向アナログスイッチアレイ72aとy方向アナログスイッチアレ イ72bに送り、それぞれのアナログスイッチを1番目から順次オンにしていく 。自走ロボット10aが位置しているところにあるループコイルに対応するアナ ログスイッチをオンにしたときに、そのループコイルに誘導電流が流れ、自走ロ ボット10aからの信号が交流信号として取り出される。ここでは、たとえば、 自走ロボット10aが、x方向には10番のコイルループの位置に、y方向には 60番のコイルループの位置にあるものとする。x方向アナログスイッチアレイ 72aから出力される交流信号S11には、10番目のアナログスイッチをオンに したときの交流電流を含み、y方向アナログスイッチアレイ72bから出力され る交流信号S12には、60番目のアナログスイッチをオンにしたときの交流電流 を含んでいる。これら交流信号S11,S12はそれぞれ第一検知回路74a、第二 検知回路74bでパルス信号S13,S14に変換される。第一ラッチ回路76a及 び第二ラッチ回路76bは、それぞれパルス信号S13,S14が入力するタイミン グで、カウンタ78からのカウント情報の値を捕まえる。このカウント値が、自 走ロボット10aのxy座標情報としてマイコン制御部62に送られる。こうし て、一つのフレームの動作が終了する。尚、x方向アナログスイッチアレイ72 aとy方向アナログスイッチアレイ72bとに対してそれぞれ独立にアナログス イッチの切り換え動作を行う代わりに、たとえば最初にx方向アナログスイッチ アレイ72aに対して切り換え動作を行った後に、y方向アナログスイッチアレ イ72bに対して切り換え動作を行うようにしてもよい。
【0031】 また、マイコン制御部62は、自走ロボットの位置情報に基づいてその自走ロ ボットが制御エリア内にあると判定すると、その自走ロボットに次に信号を送る ときに、ゲームプログラムに従って動作命令を出す。たとえば、自走ロボットが スピンエリアにあった場合、自走ロボットをその位置で一定時間回転すると共に 、赤色のLEDを点灯するように命令を出す。自走ロボットは、スピンエリア内 に入っていない通常の場合には、緑色のLEDを点灯するようにすることで、プ レーヤーは自己の自走ロボットのLEDの発光色を識別することができ、自走ロ ボットがスピンエリア内にいることを容易に知ることができるようにできる。
【0032】 次に、自走ロボット10のスムージング処理を行う場合の動作について説明す る。図15はマイコン制御部62のスムージング処理を行うための機能ブロック 図である。尚、マイコン制御部62は、実際には、ROMに記憶されたプログラ ムに従ってスムージング処理を行う。 位置検出回路68によって求められた自走ロボット10の位置座標は、位置記 憶回路62aに記憶され、次のタイミングまで保持される。次のタイミングでは 、位置検出回路68によって新たに求められた自走ロボット10の位置座標と位 置記憶回路62aに記憶された位置座標との間の距離を距離演算部62bによっ て計算し、過去の位置座標から現在の位置座標にまで移動するのに要した時間を 速度検出回路62c内の経過時間カウンタ(不図示)によって計測し、自走ロボ ット10の速度を求める。駆動命令発生部62dは、自走ロボット10の目標速 度と、自走ロボット10の実際の速度(速度検出手段62cで求められた最新の 速度)をスムージング処理中の複数のタイミングで比較し、実際の速度が目標速 度に対して所定量以上少ない場合(失調した場合)に、駆動力の高い低速度に落 としてから徐々に速度を上げていくように制御命令を発生する。この制御命令は 変調回路64、送信コイル44を介して自走ロボット10に送信される。
【0033】 図13は、ゲーム機本体と自走ロボット10との間の処理の流れを示す図であ る。ゲーム機本体のルーチンでは、初期設定(ステップ601)の後、ゲーム処 理(ステップ602)を行う。この中で、位置検出回路68により自走ロボット 10の位置座標を求め、自走ロボット10の目標速度を決定する。この目標速度 は、ジョイスティック等によるプレーヤからの入力や、コンピュータルーチン等 で決定される。
【0034】 次に、ステップ602で決定された目標速度から、自走ロボット10の実際の 速度を考慮して、自走ロボット10の動作速度を求める(ステップ603)。尚 、スムージング処理については、後述する。次に、この動作速度を自走ロボット 10へ送信し(ステップ604)、この動作速度で自走ロボット10を動かす。 その後、ゲーム処理に戻ってこれらの処理を繰り返す。
【0035】 自走ロボット10のルーチンでは、初期設定(ステップ605)の後、ゲーム 機本体からの動作速度を指定する命令の受信処理(ステップ606)を行う。受 信した動作速度は、ステッピングモータに設定され(ステップ607)、これに より、自走ロボット10が駆動される。その後、受信処理(ステップ606)に 戻って、これらの処理を繰り返す。
【0036】 図14は、ゲーム機本体で行うスムージング処理の流れを示す図である。尚、 図14に示すフローは、図13に示すルーチンにおいて、ステップ603での処 理が繰り返されるたびに実行される。先ず、図13のステップ602において、 目標速度Tspeed が設定されると、目標速度Tspeed と自走ロボット10の実際 の速度Pspeed とが比較される(ステップ701)。実際の速度Pspeed の方が 速い場合、目標速度Tspeed を自走ロボット10へ送信するように設定する(ス テップ702)。これは、減速する場合には、ステッピングモータの失調等の障 害が起きにくいためである。次に、速度検出回路62c内の経過時間カウンタを クリアし(ステップ703)、位置検出回路68により求めた自走ロボット10 の現在の位置座標を位置記憶回路62aに記憶しておく(ステップ704)。目 標速度Tspeed の方が速いか等しい場合は、ステップ705以降のスムージング 処理を行う。両速度が等しい場合も、失調の有無を調べるため、この処理を行う 。
【0037】 先ず、速度検出回路62c内の経過時間カウンタStimeが所定時間を経過した かどうか調べる(ステップ705)。所定時間をまだ経過していない場合、距離 演算部62bにより、前回、位置記憶回路62aに記憶した時の位置座標と、現 在の位置座標(位置検出回路68で求められた最新の位置座標)とから、自走ロ ボット10の移動距離を求める(ステップ706)。そして、求めた移動距離と 速度検出回路62c内の経過時間カウンタStimeとに基づき、自走ロボット10 がマイコン制御部62からの動作速度で最低移動距離Pdistだけ移動したかどう かを調べる(ステップ707)。既に最低移動距離Pdistを移動している場合、 目標速度と自走ロボット10の実際の速度Pspeed とを考慮して、スムージング 処理での自走ロボット10の次の動作速度Nspeed を求める。この動作速度Nsp eed を自走ロボット10へ送信するように設定する(ステップ709)。次に、 速度検出回路62c内の経過時間カウンタをクリアし(ステップ710)、自走 ロボット10の現在の位置座標を位置記憶回路62aに記憶しておく(ステップ 711)。一方、最低移動距離Pdistを移動していなかった場合、前述した所定 時間までは、動作速度をそのままとして、この動作速度を自走ロボット10へ送 信するように設定する。次に、速度検出回路62c内の経過時間カウンタをイン クリメントしておく(ステップ708)。
【0038】 ステップ705で所定時間を経過している場合、これは、自走ロボット10の ステッピングモータが失調し、又は停止したために、自走ロボット10が所定時 間内に所定距離(ステップ707での最低移動距離Pdist)進むことができなか ったものと考えられる。すなわち、自走ロボット10の実際の速度がマイコン制 御部62からの動作速度あるいは目標速度に比べて所定量以上少なかったものと 考えられる。この場合、ステッピングモータを最初から始動し直す必要があるた め、始動に必要な駆動力が得られるようにする為に、始動時の最低速度MINsp eed を自走ロボット10へ送信するように設定する(ステップ712)。次に、 速度検出回路62c内の経過時間カウンタをクリア(ステップ713)し、自走 ロボット10の現在の位置座標を位置記憶回路62aに記憶しておく(ステップ 714)。
【0039】 尚、図14のフローでは、目標速度Tspeed と自走ロボット10の実際の速度 Pspeed の差をスムージング処理中の複数のタイミングで求め、これ等の差が一 定値以上の場合(所定時間内に所定距離を進んでいない場合)に失調としている が、目標位置と現在位置の比較を行い一定値以上距離が離れている場合に失調と してステップ712に移動するようにしてもよい。例えば、図14のステップ7 07と同じように失調判定距離として設定された距離とPspeed での移動距離を 比較し、Pspeed での移動距離が設定された距離以下の場合には失調と判断して ステップ712に進むようにしても良い。
【0040】 本実施形態の自走ロボットゲーム機では、タブレットボードに設けられた送信 用コイル及びループコイルアレイと自走ロボットに設けられた共振コイルとの間 の電磁誘導を利用して、コントローラと自走ロボットとの間で信号を送受するこ とにより、自走ロボットに動作命令を発すると共に、複数の自走ロボットのタブ レットボード上の位置を検出することができるので、複数の自走ロボットを独立 して自由に制御することができる。
【0041】 尚、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内に おいて種々の変形が可能である。 上記の実施形態では、各自走ロボットにはID信号を含む動作信号を時分割で 送っており、自己宛の信号であると認識した自走ロボットが応答信号を発するこ とにより、コントローラが自走ロボットの位置を検出する場合について説明した が、各自走ロボットにおいて、たとえば共振コイルを含む共振回路の共振周波数 が異なるようにして、各自走ロボットが自己の位置を知らせるために互いに異な る位置信号を発するようにしてもよい。ただし、この場合には、タブレットボー ド及びコントローラの側でそれらの各位置信号を選別する回路を設ける必要があ る。また、通信の変調方式についても、AM変調に限定されるものではなく、他 の方式、たとえばFM変調やPM変調方式を使用してもよい。 また、上記の実施形態では、自走ロボットゲーム機をサッカーゲームに応用し た場合について説明したが、かかる自走ロボットゲーム機はたとえばレースゲー ムにも応用できる。この場合は、タブレットボード上にレースコースが設定され 、各プレイヤーは自己の自走ロボットを速くゴールまで移動させることを競うこ とになる。このとき、たとえば、レースコース内では自走ロボットがフルスピー ドで移動するようにし、レースコース外のエリアではハーフスピードで移動する ようにする。また、レースコースの外周の特定エリアに、スピンエリアを設けた りすることにより、ゲームの興趣を高めることができる。
【0042】 更に、本考案の実施形態の自走ロボットゲーム機は球技ゲームに応用できる。 たとえば、ボールにコイルを設け、これを第一自走ロボットとし、この第一自走 ロボットを、各チームの競技ロボットである第二自走ロボットの位置と第一自走 ロボットの進行方向との関係を計算して制御することで、テニスゲームとして応 用することもできる。
【0043】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、ゲーム機本体側に失調検出手段を設けて いるので、自走ロボットを軽量化することができ、小型軽量化に適した自走ロボ ットゲーム機用の失調防止方式を採用した自走ロボットゲーム機を提供すること が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態であるリモート制御装置の
概略構成図である。
【図2】そのリモート制御装置を適用したゲーム機器の
概略図である。
【図3】そのリモート制御装置のタブレットボードを説
明するための図である。
【図4】そのリモート制御装置における操作パネルの操
作と移動体の動作との関係を説明するための図である。
【図5】そのリモート制御装置のコントローラの変調回
路の概略構成図である。
【図6】そのリモート制御装置におけるコントローラの
位置検出回路の概略構成図である。
【図7】そのリモート制御装置における移動体の制御部
の概略構成図である。
【図8】コントローラのマイコン制御部から出力される
動作信号を説明するための図である。
【図9】本実施形態のリモート制御装置の基本シーケン
スを説明するための図である。
【図10】コントローラが信号を送信する際のタイミン
グを説明するための図である。
【図11】移動体が信号を受信した際のタイミングを説
明するための図である。
【図12】コントローラが信号を受信した際のタイミン
グを説明するための図である。
【図13】ゲーム機本体と自走ロボット10の処理の流
れを示すフローチャートである。
【図14】ゲーム機本体で行うスムージング処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図15】スムージングを行うマイコン制御部62の機
能を説明する機能ブロック図である。
【符号の説明】
10 自走ロボット 12 機構部 14 バッテリ部 16 共振コイル 18 制御部 22 発振回路 24 スイッチ手段 26 検波回路 28 クロック抽出回路 32 マイコン 34 充電回路 40 タブレットボード 42 平板 44 送信用コイル 46 ループコイルアレイ 50 操作パネル 52 ジョイスティック 54a,54b コマンドボタン 60 コントローラ 62 マイコン制御部 62a 位置記憶回路 62b 距離演算部 62c 速度検出回路 62d 駆動命令発生部 64 変調回路 66 充電制御回路 68 位置検出回路 72 アナログスイッチアレイ 72a x方向アナログスイッチアレイ 72b y方向アナログスイッチアレイ 74a 第一検知回路 74b 第二検知回路 76a 第一ラッチ回路 76b 第二ラッチ回路 78 カウンタ 90 充電機構部 112 ENOR回路 114 AND回路 116 発振回路 118 スイッチ手段 122 遅延回路 124 EX−OR回路 126 マルチバイブレータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータによって駆動する自
    走体を、ゲーム機本体からの命令によって速度を変化さ
    せ、予め定められた移動領域内で制御するゲーム装置に
    おいて、 前記ゲーム機本体内には、 自走体の前記移動領域内での位置座標を求める位置検出
    手段と、 前記位置検出手段で求められた位置座標を記憶する記憶
    手段と、 前記位置検出手段で求められた位置座標と前記記憶手段
    から読み出された過去の位置座標間の距離を計算する距
    離演算手段と、 過去の位置座標から前記位置検出手段で求められた位置
    座標まで移動するに要した時間を計測するタイマを持
    ち、自走体の速度を求める速度検出手段と、 自走体の現在の速度から目標速度まで自走体の速度を段
    階的に増加させるスムージング処理中の複数のタイミン
    グでの実際の速度を求め、実際の速度が目標速度に対し
    て所定量以上少ない場合に、一旦、駆動力の高い低速度
    に落としてから徐々に速度を上げていくように制御する
    モータ駆動命令を発生するモータ駆動命令発生手段と、 前記モータ駆動命令発生手段からのモータ駆動命令を前
    記自走体に送信する送信手段とを備えた事を特徴とする
    自走ロボットゲーム機。
  2. 【請求項2】ステッピングモータによって駆動する自走
    体を、ゲーム機本体からの命令によって速度を変化さ
    せ、予め定められた移動領域内で制御するゲーム装置に
    おいて、 前記ゲーム機本体内には、 自走体の前記移動領域内での位置座標を求める位置検出
    手段と、 前記位置検出手段で求められた位置座標を記憶する記憶
    手段と、 前記位置検出手段で求められた位置座標と前記記憶手段
    から読み出された過去の位置座標間の距離を計算する距
    離演算手段と、 過去の位置座標から前記位置検出手段で求められた位置
    座標まで移動するに要した時間を計測するタイマを持
    ち、自走体の速度を求める速度検出手段と、 自走体の現在の速度から目標速度まで自走体の速度を段
    階的に増加させるスムージング処理中の複数のタイミン
    グでの実際の移動位置座標を求め、移動位置座標が目標
    移動位置座標に対して所定距離を進んでいない場合に、
    一旦、駆動力の高い低速度に落としてから徐々に速度を
    上げていくように制御するモータ駆動命令を発生するス
    テッピングモータ駆動命令発生手段と、 前記ステッピングモータ駆動命令発生手段からのモータ
    駆動命令を前記自走体に送信する送信手段とを備えた事
    を特徴とする自走ロボットゲーム機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記自走体は、複数のコイルが隣接して配置された第一
    コイル群と複数のコイルが隣接して配置された第二コイ
    ル群がグリッド状に直交して配置された基板体上を移動
    し、前記自走体には前記第一コイル群および第二コイル
    群中のコイルと共振する共振コイルが固定され、 前記位置検出手段は、前記第一コイル群および第二コイ
    ル群のコイルを順次走査し前記基板体上での前記共振コ
    イルが共振する位置を求める事を特徴とする自走ロボッ
    トゲーム機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0536771U (ja) * 1991-10-17 1993-05-18 矢崎総業株式会社 スイツチコネクタの防水構造
JP2010162077A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Design Office See:Kk ネットワークシュミレーションゲーム
JP2016016318A (ja) * 2015-04-28 2016-02-01 株式会社バンダイ 演出出力玩具

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