JPH09173518A - ゴルフカートシステム及びゴルフカートの制御方法 - Google Patents

ゴルフカートシステム及びゴルフカートの制御方法

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JPH09173518A
JPH09173518A JP7333674A JP33367495A JPH09173518A JP H09173518 A JPH09173518 A JP H09173518A JP 7333674 A JP7333674 A JP 7333674A JP 33367495 A JP33367495 A JP 33367495A JP H09173518 A JPH09173518 A JP H09173518A
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JP
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golf
golf cart
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player
cart
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JP7333674A
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Kiyoshi Arai
清 新井
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NIPPON SYST HOUSE KK
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 面倒なハンドル操作を行なうことなくゴルフ
プレーに専念できるゴルフカートシステムを提供する。 【解決手段】 ゴルフ道具400を積載してゴルフプレ
ーヤーのプレーに応じてゴルフ場内を移動可能なゴルフ
カート200と、ゴルフカード200を制御するゴルフ
プレーヤの所持する送信機100とより構成されるゴル
フカートシステムであって、送信機100は、ゴルフプ
レーヤに固有のIDデータを設定保持して、当該保持し
たIDデータをゴルフプレーヤの歩行などに同期して、
あるいは一定間隔で、かつ一定の出力強度で無線送信
し、ゴルフカート200は、送信機100に設定保持さ
せたゴルフプレーヤに固有のIDデータと同一のIDデ
ータを設定保持して当該保持したIDデータと同一のI
Dデータを送信機100より受信した場合に該IDデー
タ受信信号レベルを検出し、受信信号検出レベルが一定
となるように当該ゴルフカート200を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴルフ道具を積載し
てゴルフプレーヤーのプレーに応じてゴルフ場内を移動
可能なゴルフカートと、前記ゴルフカートを制御するゴ
ルフプレーヤの所持する無線制御器とより構成されるゴ
ルフカートシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今、ゴルフ場では、キャディの人件費
を削減するためにセルフ・ラウンドを取り入れている会
員制ゴルフ場が増えてきている。また、2名によるラウ
ンド制を導入するパブリック・ゴルフ場も出始めてい
る。
【0003】このような状況においては、プレーヤは自
分のゴルフバックを自分自身で運ばなければならない。
このため、現在では、プレーヤの負担を軽くするため
に、ゴルフ・バッグを運搬する小型のキャリア・カート
を導入している。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、従
来のキャリア・カートは、動力が附加されていないため
にプレーヤが自身の力で移動させなければならず、余分
な体力を消耗してしまい、疲労が蓄積する原因ともなっ
ていた。
【0005】一方、このような点より動力付のものも登
場してきているが、移動に当たってはカートを動かすた
めのハンドル操作をプレーヤ自身で行なわなければなら
ず、かえって面倒な操作を行なわなければならず、ま
た、キャリア・カートの操作を忘れたような場合にはい
ちいちカートのところまで戻って面倒なカート操作を行
なわなければならず、ゴルフに集中できず、余分な体力
を消耗する原因にもなっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解決することを目的として成されたもので、上述の課題
を解決し、その都度ハンドル操作をすることなくゴルフ
・カートを自己の管理下に置くことを可能とする一例と
して、例えば以下の構成を備える。
【0007】即ち、ゴルフ道具を積載してゴルフプレー
ヤーのプレーに応じてゴルフ場内を移動可能なゴルフカ
ートと、前記ゴルフカートを制御するゴルフプレーヤの
所持する無線制御器とより構成されるゴルフカートシス
テムであって、前記無線制御器は、該無線制御器を所持
するゴルフプレーヤに固有の識別情報を設定保持する第
1の保持手段と、前記第1の保持手段の保持する識別情
報を一定の出力強度で無線送信する識別情報送信手段と
を備え、前記ゴルフカートは、前記無線送信機に設定保
持させたゴルフプレーヤに固有の識別情報と同一の識別
情報を設定保持する第2の保持手段と、前記第2の保持
手段で保持した識別情報と同一の識別情報を前記無線制
御器より受信して該識別情報受信信号レベルを検出する
検出手段と、前記検出手段の受信信号検出レベルが一定
となるように当該ゴルフカートを移動させる自動制御実
行手段とを備えることを特徴とする。
【0008】そして例えば、前記ゴルフカートは、前記
検出手段の検出レベルが一定レベル以下になるとプレー
ヤにその旨を報知する報知手段を備えることを特徴とす
る。あるいは、前記ゴルフカートは、前記検出手段の検
出レベルが一定レベル以下になると前記無線制御器にア
ラーム信号を送信するアラーム送信手段を備え、前記無
線制御器に前記ゴルフカートよりのアラーム信号を受信
するアラーム受信手段と、前記アラーム受信手段がアラ
ーム信号を受信するとプレーヤにその旨を報知する報知
手段を備えることを特徴とする。
【0009】また例えば、前記第1及び第2の保持手段
は少なくとも2名分の識別情報を重複設定保持可能であ
り、前記検出手段は前記第2の保持手段で保持した識別
情報に優先順位を設定可能であり、前記自動制御実行手
段は受信している識別情報中の優先順位の高い方の識別
情報の受信レベルが一定となるように当該ゴルフカート
を移動させることを特徴とする。更にまた、前記無線制
御器の識別情報送信手段は、プレーヤの歩行に同期させ
て前記識別情報を一定の出力強度で無線送信することを
特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。 [発明の実施の形態の第1の例]図1は本発明に係る発
明の実施の形態に係る一例のゴルフカートシステムにお
ける概略を説明するための図であり、図1に示すように
本例のゴルフカートシステムはゴルフプレーヤに装着す
るゴルフカートを無線制御するための無線制御器である
アンテナ101を備える送信機100と、当該ゴルフプ
レーヤのゴルフバック400を積載してゴルフプレーヤ
と共に移動するゴルフカート200とで構成されてお
り、ゴルフカート200にはアラームランプ241及び
アンテナ243を含む後述する図3に示す構成を内蔵し
ている。また、このゴルフカート200は、ハンドル3
00部分を操作することによりゴルフカートを操作する
通常のマニュアル操作モードに加え、送信機100より
の信号に基づく自動操作であるオート操作モードでの操
作が可能に構成される。
【0011】マニュアル操作は、ハンドル部分に設けら
れたゴルフカートの移動速度を設定する速度調整レバー
と、停止レバーとを制御することにより、ゴルフカート
の停止/進行を制御し、ハンドル300により方向を制
御する。
【0012】次に本例におけるオート操作を説明する。
本例におけるオート操作は、まず送信機100及びゴル
フカート200に夫々当該ゴルフカート200にゴルフ
クラブを積載したプレーヤに固有の識別番号(IDコー
ド)を設定登録することより開始する。なお、予め送信
機100とゴルフカート200に送信機に固有に割り当
てられた識別番号が付与されており、この送信機100
を装着するゴルフプレーヤの識別番号はこの送信機10
0に固有に割り振られた識別番号であった場合には識別
番号の設定登録を行なうことなくゴルフプレーヤに送信
機を装着するのみで固有の識別番号の割り当てを終了す
ることになる。
【0013】そして、ゴルフカート200を使用するゴ
ルフプレーヤの送信機100よりの上記固有の識別番号
情報を受信するとこの受信した電波の強度を検出し、こ
の電波の強度が一定レベル固有の識別番号をゴルフプレ
ーヤにの信号をゴルフカート200で受信し、受信電波
が低下すれば一定の受信レベルとなるようにゴルフカー
ト200を移動させる。これにより、ゴルフプレーヤの
移動に併せてゴルフカートも移動することになる。
【0014】以下以上の動作を可能とする本例の送信機
100の詳細構成を図2に、ゴルフカートのオート操作
を可能とする構成を図3に示す。
【0015】図2において、110はゴルフプレーヤの
歩行あるいは走行を検知するための振動検出部、120
はゴルフカート200をオート操作するか否かを設定す
るオート/マニュアルスイッチであり、このスイッチ1
20をマニュアルに設定すると移動検出部110よりの
発信器制御部130への振動検出信号の供給を停止させ
ると共に、IDデータ保持部140にその旨が報知され
る。
【0016】また、130は発信器制御部であり、振動
検出部110よりの振動検出及びオート/マニュアルス
イッチ120の設定がマニュアル操作モードに設定され
た場合にはその旨の情報を送信する制御を行なう。14
0は予めゴルフプレーヤが携帯する送信機100に固有
の(ゴルフプレーヤに固有の)識別情報であるIDデー
タを設定登録可能なIDデータ保持部である。
【0017】更に、150は、発信器制御部13の制御
に従ってIDデータ保持部140よりの送信情報を一定の
出力で送信する送信ドライバ、151はアンテナであ
る。更に、160は振動検出部110よりの振動検出信
号により発信器制御部130を起動するか否かを制御す
るための論理和回路(OR)、170は発信器制御部1
30の制御に従ってIDデータ保持部140に保持のI
Dデータを送信ドライバに供給するための加算器、18
0は後述するゴルフカート200よりのアラーム信号を
検出してアラーム信号受信をゴルフプレーヤに報知する
ためのアラーム制御部、190は本例の送信機100を
駆動するための電池である。
【0018】以上の構成中の振動検出部110は、例え
ば万歩計にあける歩行/走行の検知方法を応用すること
ができる。また、ゴルフ特有の動作であるゴルフスイン
グ中に検出される身体の動きをパターン化して登録等し
ておきこの振動パターンの場合には歩行/走行でなく、
スイング中であると判断してIDデータを送信しない等
の制御を行なってもよい。
【0019】また、図3に示すゴルフカート200のオ
ート操作実現のための構成において、210はアンテナ
243を介して送信機100よりの信号を受信する受信
回路、221は受信回路210における受信電波の受信
強度を検出してその電界強度が所定閾値以上か否かを判
定する電界レベル判定回路、220は送信機100のI
Dデータ保持部140で保持しているIDデータの同様
のIDデータを保持すると共に、受信回路210で保持
したIDデータ、即ち、当該ゴルフカートに積載された
ゴルフバッグを使用するプレーヤよりのIDデータを識
別するIDデータ識別部である。
【0020】また、230はIDデータ識別部220の
識別結果に対応して本例のゴルフカート200を駆動制
御するカート駆動制御部、231は該カート駆動制御部
230の制御に従ってゴルフカートを前進等させる駆動
系モータ232を駆動する駆動系ドライバ、232はカ
ート駆動制御部230の制御信号に基づいて当該ゴルフ
カート200をゴルフプレーヤの後をついていくように
制御する駆動系モータである。
【0021】更に、240はアラーム制御部であり、I
Dデータ識別部220でIDデータを識別した際におけ
る電界レベル判定部211の判定結果が所定閾値以下の
電界であった場合に、ゴルフプレーヤより離れてしま
い、制御不能に成る虞のあることをゴルフプレーヤに報
知する制御を行なう。241はアラーム制御部240よ
りのアラーム情報をアンテナ243より送信機100に
送信すると共に、アラームランプ242を駆動して、視
覚においてもプレーヤにアラーム発生を報知させる論理
和回路である。
【0022】また、245はGPS衛星よりの無線電波
を受信して、ゴルフカートの現在位置を検出する位置検
出部、246はGPS衛星よりの無線電波を受信する受
信アンテナである。なお、この位置検出部145は、各
種のナビゲーションシステムで採用されているGPSレ
シーバをそのまま適用することが可能である。
【0023】以上の構成を備える本例におけるゴルフカ
ート制御原理を次に図4を用いて説明する。図4は一定
の送信電力で一定の情報を送信した場合に、受信側にお
ける受信レベルである検出電界強度と送信源との距離と
の関係を表わした図である。
【0024】図4に示すように、ゴルフカート200が
送信機100より離れれば離れるほどゴルフカート20
0の送信機100より受信する電界強度レベルは低下す
る。本例においては、この性質を利用してオート操作時
においてはカート駆動制御部230の制御によりゴルフ
カート200を送信機100を携帯するゴルフプレーヤ
と共に移動するように制御する。
【0025】即ち、ゴルフカート200の電界レベル判
定部250で受信電界強度を常時監視し、IDデータ判
別部220に予め設定されている積載しているゴルフバ
ッグの使用者のIDデータが受信された際の受信電界レ
ベルが、カート駆動制御部230に予め設定された所定
のレベル(受信限界レベル)以上でかつカート駆動レベ
ルとして設定された所定レベルまで下がった時にIDデ
ータが検出されれば受信電界レベルが所定レベル以上の
値になる位置までゴルフカートを駆動し、ゴルフプレー
ヤに接近させる様に制御する。
【0026】そして、IDデータが受信された際の受信
電界レベルが、カート駆動制御部230に予め設定され
た所定のレベル(受信限界レベル)以下となった場合に
はアラーム制御部240でアラームランプ242を点灯
させると共に、送信機100にアラーム信号を出力して
アラーム発生を報知する。
【0027】以上でかつカート駆動レベルとして設定さ
れた所定レベルまで下がった時にIDデータが検出され
れば受信電界レベルが所定レベル以上の値になる位置ま
でゴルフカートを駆動し、ゴルフプレーヤに接近させる
様に制御する。
【0028】なお、本例においては、ゴルフ場に予めゴ
ルフカート200の移動許可範囲を設定しておき、ゴル
フカート200がこの設定範囲内より設定範囲外に移動
しようとした場合にはゴルフカート200を停止させる
様に制御してもよい。このために位置検出部145が具
備されており、例えば、予めコースごとのゴルフカート
200の移動許可範囲を定めておき、これを位置検出部
にナビゲーション情報として登録しておき、コース端部
の森林の中や斜面に移動しようとした場合や、OBゾー
ン内にカートが移動しようとした場合、受けやバンカー
の中に進入しようとした場合等にはそれ以上のカートの
移動を防止する様に、ゴルフカート200側の緊急停止
機能(待機機能)を設けてもよい。
【0029】この機能を用い、ゴルフカート200の位
置検出部245はGPS衛星よりの無線電波を常時受信
して現在位置を常に把握しておき、その検出位置よりゴ
ルフプレーヤが移動する方向で自由に追従することがで
きる。
【0030】即ち、現在位置よりプレーヤが離れた場
合、ゴルフプレーヤの送信機よりの受信信号が所定範囲
内となる様にゴルフカート200を移動させるわけであ
るが、この場合に、位置検出部245よりのナビゲーシ
ョン情報によって適正な範囲であればその方向に移動さ
せる。
【0031】しかし、プレーヤの進行方向がOBゾーン
に入ったボールを探しに植え込みの中や林の中、崖の上
下に入り込んだような場合には、ナビゲーション情報と
比較し、安全地帯の内側で待機する。また、ゴルフプレ
ーヤが池付近やバンカーの中でプレーしているような場
合にも同様の制御を行なう。
【0032】以上の制御を行なう場合や、プレーヤが再
び適正範囲に戻ってきたような場合には、プレーヤ側の
送信機100にゴルフプレーヤの指示によりゴルフカー
ト200に移動許可信号を送信する機能を設けたり、マ
ニュアル操作で所定範囲まで移動させる等の制御を行な
う。
【0033】更に、周囲が池やバンカーとなっているよ
うな移動可能範囲の狭い場合で、コースの狭い範囲を渡
る場合や、橋などを渡るような場合には、マニュアル操
作でゴルフプレーヤが直接制御する様にする。このた
め、この範囲内ではナビゲーション情報と比較してマニ
ュアル操作のみ許容するような動作モードに自動設定す
る事が望ましい。この制御はカート駆動制御部130で
の自動制御を禁止するのみで容易に行なうことができ
る。
【0034】このようにすることにより、ゴルフプレー
ヤがゴルフカートを進入させてはならない領域に入った
場合に、オート操作を解除しなかったような場合におい
ても、誤ってゴルフカート200がこのような場所に入
ってしまうことが防止できる。
【0035】また、グリーン近傍にゴルフカート200
が来た場合においても、自動停止させ、例えばゴルフカ
ート200よりパターを抜き取った後は自動的に次のテ
ィーグラウンドに移動するように制御してもよい。以上
の様に制御することにより、より操作が簡単となり、且
つプレー時間の短縮にも効果がある。
【0036】以上の説明中の送信機100におけるアラ
ームのゴルフプレーヤに対する報知の方法であるが、例
えば形態電話機で現在用いられている各種の方法をその
まま採用することが可能である。例えば、アラーム音を
出力する方法や、振動を発生させてこの振動によりプレ
ーヤに報知する方法などである。
【0037】また、ゴルフカート200のゴルフプレー
ヤに接近させる方法として本例においては以下の方法を
用いている。
【0038】即ち、通常ゴルフはティーグラウンドより
グリーン方向に対して前進していくゲームであり、原則
として後退することがなく、直進あるいは斜め方向への
前進を繰り返して行くものである。従って、第1の方法
においては、カート駆動制御部230で直前までのカー
ト移動方向を記憶しておき、まず最初の移動方向は直進
としても、その後はゴルフカート200がそれまで進ん
できた方向を当初に移動させる方向とする。
【0039】そして、この方向にゴルフカート200を
移動させても受信電界強度が上がらない場合には、グリ
ーンに対して今までの移動方向を更に大きな角度に変更
して受信レベルが変化するかを調べる。これで受信レベ
ルが予想範囲内で上昇等すれば移動方向があっていたこ
とになりその方向への前進を続ける。
【0040】一方、これで受信レベルが予想より下がっ
た場合にはこの方向への前進をやめ、逆の方向への前進
を行い、上述同様の制御を行なうことになる。
【0041】第2の方法は、ゴルフカート200のアン
テナを指向性を有するアンテナとし、このアンテナを回
転等させてIDデータの到来方向を検知してこの方向に
カートを移動させる方法である。アンテナの構成は複雑
となるが、ゴルフプレーヤの移動方向を正確且つ簡単に
検出することができ、容易にゴルフプレーヤとの位置関
係を制御することができる。しかも、一旦受信方向を検
出すれば、その後にはわずかづつアンテナ向きを変えて
いくのみで容易にゴルフプレーヤのいる方向を検知する
ことができるため、制御も簡単なものとできる。
【0042】以上の制御における受信電界レベルの範囲
は、例えばゴルフプレーヤより5メートル〜2メートル
の間における受信電界強度レベルを予め測定してそのレ
ベル値を登録しておき、この範囲内にゴルフカート20
0が位置するように制御すれば良い。
【0043】以上説明したように本例によれば、ゴルフ
カートを使用するゴルフプレーヤに固有のIDデータを
割り当て、このIDデータの発信源であるIDデータ送
信機よりのIDデータの受信電界強度レベルを一定の範
囲内、例えばゴルフプレーヤより2〜3メートルの範囲
となるようにゴルフカートを駆動することにより、特別
の面倒な制御を行なうことなくゴルフカートがプレーヤ
に近傍に位置させることができる。このため、ゴルフカ
ートを操作する手間が大幅に減少し、かつプレーの進行
もスムーズになる作用効果が得られる。 [発明の実施の形態の第2の例]以上の説明は、ゴルフ
プレーヤの歩行/走行に伴って発生する振動を振動検出
部110で検出してこの検出信号に同期させてIDデー
タを送信する例について説明した。これにより、プレー
ヤが移動を開始したタイミングを容易に把握できる構成
とした例について行なった。しかし、本発明は以上の例
に限定されるものではなく、送信機100がIDデータ
を一定周期で常時出力する構成とし、ゴルフカート20
0側でこのIDデータを常時受信しながらその受信電界
レベルを監視し、このレベルが一定範囲内のレベルとな
るようにゴルフカートの駆動制御を行なうようにしても
よい。
【0044】以上のように構成した本発明の実施の形態
に係る第2の例を以下に説明する。図5は、第2の例に
おける発信器の構成を示す図であり、上述した第1の例
における発信器と同様構成には同一番号を付し詳細説明
は省略する。第2の例においては、第1の例における振
動検出部110が一定周期で発信器制御部130に起動
をかけ、IDデータを送出させるためのタイミング発生
部510に変更となっている点が相違している。基本的
には他の点については第1の例と同様である。
【0045】また、図6は第2の例におけるゴルフカー
ト側の構成を示す図であり、上述した第1の例の図3に
示す図6においては、図3に示す第1の例に比し、アラ
ーム制御部640の構成が異なる。第1の例の場合にお
いては、IDデータの受信時の受信電界レベルが所定レ
ベル以下の場合にアラームとしていたが、第2の例にお
いてはアラーム制御で受信電界レベルを監視することを
せず、一定時間間隔で送られてくるIDデータが、所定
時間経過する間に1回も受信されなくなった場合に、受
信レベルが低下したものとしてアラーム状態とする点が
相違している。
【0046】即ち、第2の例においては、送信機100
のタイミング発生部510において、予め設定された周
期でID送信タイミング信号を出力するように構成す
る。例えば、1秒毎に、あるいは数秒毎にID送信タイ
ミング信号を出力させるように構成し、このID送信タ
イミング信号が出力される毎に発信器制御部130はI
Dデータ保持部140の保持しているIDデータを含む
所定の送信データを送信ドライバ150に出力し、ゴル
フカート200に送信する。
【0047】このIDデータを含む所定の送信データを
受信したゴルフカートは、アラーム制御部640で一定
周期でIDデータが検出されたか否かを監視する構成と
し、所定時間以上IDデータが受信されない場合にはゴ
ルフカート200が送信機100よりのIDデータの識
別可能範囲より離れてしまったものとしてアラーム検出
とする制御を行なっている。
【0048】このアラーム制御部640の詳細構成例を
図7に示す。図7に示すように、第2の例においては、
IDデータ識別部220がIDデータを識別する毎に出
力されるIDデータ検出信号を受け取り、この信号によ
りリトリガタイプのワンショットマルチバイブレータ6
41にトリガーがかかり、その出力がオンとなる。
【0049】最初にID検出信号が来た場合には、フリ
ップフロップ回路642はリセット状態であり、Dタイ
プフリップフロップ回路643がセットされる。この結
果、初期化パルス生成部644が起動され、フリップフ
ロップ回路642を強制的にセットしてアラーム検出信
号をリセットする。
【0050】この状態で常時ID検出信号が一定の周期
で検出されている場合にはワンショットマルチバイブレ
ータ641には一定の周期でリトリガーがかかり、その
出力も常時オン状態である。この状態の時に、もしID
検出が所定時間の間行われない事態となると、ワンショ
ットマルチバイブレータ641の出力がオンよりオフの
状態となってしまう。すると、フリップフロップ回路6
42のクロック入力がオンよりオフの状態となり、この
フリップフロップ642がリセットされ、アラーム検出
信号がオンとなってアラーム状態と認識する。
【0051】なお、以上の説明はアラーム制御部640
をワンショットマルチバイブレータ641で構成する場
合を例として説明したが、本発明は以上の例に限定され
るもんではなく、例えばカウンタを備える構成とし、こ
のカウンタのカウント状態をID堅守打つ信号の入力の
たび後とにリセットし、リセットがあ行われずにカウン
タのカウント値gは所定の値以上となってしまった場合
にアラーム検出信号を出力するように構成してもよい。
【0052】このアラーム制御部640をカウンタによ
り構成した例を図8に示す。図8においては、発信回路
より所定周波数のクロック信号が出力される。そして、
このクロック信号はタイムカウンタ1および2のクロッ
クに接続されており、FF1又はFF2のいずれがセッ
トされているかでいずれかのカウンタがカウントを行な
うように構成されている。なお、最初にID検出信号が
出力された時には量FFは共にリセットされた状態であ
り、この場合にはFF1がまずセットされるように構成
されている。
【0053】以上の様に構成し、何れか一方のカウンタ
がカウントエンドとなった場合に、他方のカウンタへの
クロックが供給される状態にFFがセットされている場
合にはDタイプのFFのD入力端子はリセット状態であ
り、DタイプのFFはセットされず、アラーム検出信号
は出力されない。そして、一方のカウンタがカウントエ
ンド状態となった時に他方のFFがセットされていない
場合にはDタイプのFFがセットされ、検出信号がオン
され、アラーム状態が出力されることになる。
【0054】以上のワンショットマルチバイブレータ6
41によるアラーム制御をA方式、カウンタによる方法
をB方式ととした場合における両方式のアラーム検出信
号(通信範囲外検知信号)の出力タイミングを図9に示
す。
【0055】以上説明したように本例によれば、通信範
囲外となった場合にこれを速やかに知ることができると
共に、常時IDデータを受信しているため、プレーヤの
状態を常時監視することが可能となる。
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、ゴル
フプレーヤがゴルフ場内を移動する際に、自動的に自分
のゴルフバッグを積載したゴルフカートが自分の移動に
併せて併走してくれるため、いちいち自分でゴルフカー
トのハンドルを操作などすることなくゴルフプレーに専
念できる。更に、不慣れな操作が不要になることよりゴ
ルフプレーの妨げとなることもなく、プレー進行上も大
きなメリットが生じる。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発明の実施の形態の一例のゴルフ
カートシステムの全体を示す図である。
【図2】本例のゴルフカートシステムの送信機の詳細構
成を示す図である。
【図3】本例のゴルフカートシステムのゴルフカートに
おけるオート制御部分の詳細構成を示す図である。
【図4】本例のゴルフカートシステムにおける送信機と
ゴルフカート間の距離と電界レベルとの関係を示す図で
ある。
【図5】本発明に係る発明の実施の形態の第2の例にお
けるゴルフカートシステムの送信機の詳細構成を示す図
である。
【図6】第2の例におけるゴルフカートシステムのゴル
フカートにおけるオート制御部分の詳細構成を示す図で
ある。
【図7】第2の例における図6に示すアラーム制御部の
詳細構成を示す図である。
【図8】図6に示すアラーム制御部の他の詳細構成例を
示す図である。
【図9】図7及び図8のアラーム制御部のアラーム制御
を示すタイミングチャート図である。
【符号の説明】
100 送信機 110 振動検出部 120 オート/マニュアルスイッチ 130 発信器制御部 140 IDデータ保持部 150 送信ドライバ 151 アンテナ 160、241 論理和回路(OR) 170 加算器 180 アラーム制御部 190 電池 200 ゴルフカート 210 受信回路 221 電界レベル判定回路 220 IDデータ識別部 230 カート駆動制御部 231 駆動系ドライバ 232 駆動系モータ 240、640 アラーム制御部 241 論理和回路 300 ハンドル 510 タイミング発生部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフ道具を積載してゴルフプレーヤー
    のプレーに応じてゴルフ場内を移動可能なゴルフカート
    と、前記ゴルフカートを制御するゴルフプレーヤの所持
    する無線制御器とより構成されるゴルフカートシステム
    であって、 前記無線制御器は、該無線制御器を所持するゴルフプレ
    ーヤに固有の識別情報を設定保持する第1の保持手段
    と、 前記第1の保持手段の保持する識別情報を一定の出力強
    度で無線送信する識別情報送信手段とを備え、 前記ゴルフカートは、前記無線送信機に設定保持させた
    ゴルフプレーヤに固有の識別情報と同一の識別情報を設
    定保持する第2の保持手段と、 前記第2の保持手段で保持した識別情報と同一の識別情
    報を前記無線制御器より受信して該識別情報受信信号レ
    ベルを検出する検出手段と、 前記検出手段の受信信号検出レベルが一定となるように
    当該ゴルフカートを移動させる自動制御実行手段とを備
    えることを特徴とするゴルフカートシステム。
  2. 【請求項2】 前記ゴルフカートは、前記検出手段の検
    出レベルが一定レベル以下になるとプレーヤにその旨を
    報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1記
    載のゴルフカートシステム。
  3. 【請求項3】 前記ゴルフカートは、前記検出手段の検
    出レベルが一定レベル以下になると前記無線制御器にア
    ラーム信号を送信するアラーム送信手段を備え、 前記無線制御器に前記ゴルフカートよりのアラーム信号
    を受信するアラーム受信手段と、 前記アラーム受信手段がアラーム信号を受信するとプレ
    ーヤにその旨を報知する報知手段を備えることを特徴と
    する請求項1記載のゴルフカートシステム。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の保持手段は少なく
    とも2名分の識別情報を重複設定保持可能であり、前記
    検出手段は前記第2の保持手段で保持した識別情報に優
    先順位を設定可能であり、前記自動制御実行手段は受信
    している識別情報中の優先順位の高い方の識別情報の受
    信レベルが一定となるように当該ゴルフカートを移動さ
    せることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載のゴルフカートシステム。
  5. 【請求項5】 前記無線制御器の識別情報送信手段は、
    プレーヤの歩行に同期させて前記識別情報を一定の出力
    強度で無線送信することを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれかに記載のゴルフカートシステム。
  6. 【請求項6】 ゴルフ道具を積載してゴルフプレーヤー
    のプレーに応じてゴルフ場内を移動可能なゴルフカート
    と、前記ゴルフカートを制御するゴルフプレーヤの所持
    する無線制御器とより構成されるゴルフカートシステム
    におけるゴルフカートの制御方法であって、 前記無線制御器は、該無線制御器を所持するゴルフプレ
    ーヤに固有の識別情報を設定保持して、当該保持した識
    別情報を一定の出力強度で無線送信し、 前記ゴルフカートは、前記無線送信機に設定保持させた
    ゴルフプレーヤに固有の識別情報と同一の識別情報を設
    定保持して当該保持した識別情報と同一の識別情報を前
    記無線制御器より受信した場合に該識別情報受信信号レ
    ベルを検出し、受信信号検出レベルが一定となるように
    当該ゴルフカートを移動させることを特徴とするゴルフ
    カートの制御方法。
  7. 【請求項7】 前記ゴルフカートは、前記検出手段の検
    出レベルが一定レベル以下になるとプレーヤにその旨を
    報知することを特徴とする請求項6記載のゴルフカート
    の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記ゴルフカートは、前記検出手段の検
    出レベルが一定レベル以下になると前記無線制御器にア
    ラーム信号を送信し、 前記無線制御器は前記ゴルフカートよりのアラーム信号
    を受信してプレーヤにその旨を報知することを特徴とす
    る請求項6記載のゴルフカートの制御方法。
  9. 【請求項9】 前記識別情報は少なくとも2名分の識
    別情報を重複設定保持可能であり、保持した識別情報に
    優先順位を設定して受信している識別情報中の優先順位
    の高い方の識別情報の受信レベルが一定となるように当
    該ゴルフカートを移動させることを特徴とする請求項6
    乃至請求項8のいずれかに記載のゴルフカートの制御方
    法。
  10. 【請求項10】 前記無線制御器は、プレーヤの歩行に
    同期させて前記識別情報を一定の出力強度で無線送信す
    ることを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに
    記載のゴルフカートの制御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001239854A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Sanyo Electric Co Ltd 車 両
JP2003177820A (ja) * 2001-12-07 2003-06-27 Ntt Advanced Technology Corp 自走制御装置及びその制御方法、自走装置
JP2008140151A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Ipb:Kk 衝突警報システム
KR102100648B1 (ko) * 2019-08-23 2020-04-14 (주)남경 영상에 기반하여 주행 경로를 유도하는 골프 카트 자율 주행 제어시스템

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