JP2015159932A - 飛距離計測システムおよび飛距離計測方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴルフ等のスポーツにおいてボールの飛距離を計測できる飛距離計測システムおよび飛距離計測方法を簡易な構成で実現すること。【解決手段】飛距離計測システム1は、無線信号を送信する送信装置200と、送信装置200から送信された無線信号を受信して無線信号の強度を判断し判断結果を送信する送受信部12と、送受信部12に電力を供給する電源部18と、を内蔵するボール100と、ボール100から送信された判断結果を受信し、受信した判断結果に基づいて前記ボール100が移動した距離を算出する処理部34を有するホスト装置300と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、飛距離計測システムおよび飛距離計測方法に関する。
ゴルフなどのスポーツにおいてボールの飛距離等を計測するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、GPS(Global Positioning System)信号を受信する受信部と、GPSにより得られた位置情報などを無線信号で送信する送信部とを内蔵するボールを用いた飛距離計測システム(トラッキングシステム)が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の飛距離計測システムでは、GPS信号の受信部およびアンテナとは別に、無線信号の送信部およびアンテナをボールに内蔵する必要がある。そのため、ボールに内蔵するアンテナや回路部等が大掛かりなものとなるので、ボールの大きさや重量が所定の範囲を超えてしまうおそれや、消費電流(消費電力)が増加してGPS信号の受信部や無線信号の送信部が動作可能な持続時間が短くなるおそれがあるという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る飛距離計測システムは、無線信号を送信する送信装置と、前記送信装置から送信された前記無線信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記無線信号の強度を判断し判断結果を送信する送信部と、前記受信部と前記送信部とに電力を供給する電源部と、を内蔵するボールと、前記ボールから送信された前記判断結果を受信し、受信した前記判断結果に基づいて前記ボールが移動した距離を算出する処理部を有するホスト装置と、を備えたことを特徴とする。
本適用例の構成によれば、ボールは無線信号の受信部と送信部とを有し、送信装置からボールが受信した無線信号の強度の判断結果に基づいて、ホスト装置がボールの移動距離(飛距離)を算出する。したがって、GPSを用いていないので、GPSの受信部や専用のアンテナを必要とする構成と比べて、ボールに内蔵するアンテナや回路部等を簡易な構成とすることができる。これにより、ボールの大きさや重量を容易に所定の範囲に抑えることができるとともに、ボール全体の消費電流(消費電力)を抑えることができる。
[適用例2]上記適用例に係る飛距離計測システムであって、前記送信装置を複数備え、前記複数の送信装置は、所定の距離毎に配置されていることが好ましい。
本適用例の構成によれば、所定の距離毎に配置された複数の送信装置のうち、ボールが受信した無線信号が最も強い送信装置、すなわちボールに最も近い位置にある送信装置を判断(識別)することにより、ボールの飛距離を算出することができる。また、複数の送信装置のそれぞれの配置位置に基づいて、ボールが着地した位置を把握することができる。
[適用例3]上記適用例に係る飛距離計測システムであって、前記ボールは、加えられた衝撃を検知するセンサーを内蔵し、前記センサーにより最初に検出された第1の衝撃に基づいて、前記受信部が動作を開始することが好ましい。
本適用例の構成によれば、ボールが内蔵するセンサーにより最初に検出された第1の衝撃、すなわちボールが打ち出された衝撃に基づいて受信部が動作を開始する。そのため、受信部が動作している時間を短くできるので、ボールの電源部の持続時間を長くできる。
[適用例4]上記適用例に係る飛距離計測システムであって、前記センサーにより前記第1の衝撃の後に検出された第2の衝撃に基づいて、前記受信部が動作を停止し、前記送信部が動作を開始することが好ましい。
本適用例の構成によれば、ボールが打ち出された後にセンサーにより検出された第2の衝撃、すなわちボールが着地した衝撃に基づいて、受信部が動作を停止して送信部が動作を開始する。そのため、受信部はボールが打ち出されてから着地するまで動作し、送信部はボールが着地してから動作する。これにより、ボールの電源部の持続時間をより長くできる。
[適用例5]上記適用例に係る飛距離計測システムであって、前記第2の衝撃が検出されてから所定の時間が経過した後に、前記送信部が動作を停止し、前記電源部がOFFになることが好ましい。
本適用例の構成によれば、ボールが着地してから所定の時間が経過した後に、送信部が動作を停止して電源部がOFFになる。これにより、ボールの電源部の持続時間をさらに長くすることができる。
[適用例6]本適用例に係る飛距離計測システムは、無線信号を送信する送信部と、前記送信部に電力を供給する電源部と、を内蔵するボールと、前記ボールから送信された前記無線信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記無線信号の強度に基づいて前記ボールが移動した距離を算出する処理部と、を備えたことを特徴とする。
本適用例の構成によれば、ボールは無線信号の送信部を有し、受信部がボールから受信した無線信号の強度の判断結果に基づいて、処理部がボールの移動距離(飛距離)を算出する。したがって、ボールには、GPSの受信部や専用のアンテナだけでなく、無線信号の受信機能も不要となる。これにより、ボールの大きさや重量をより容易に所定の範囲に抑えることができるとともに、ボール全体の消費電流(消費電力)をより抑えることができる。
[適用例7]上記適用例に係る飛距離計測システムであって、前記受信部を複数備え、前記複数の受信部は、所定の距離毎に配置されていることが好ましい。
本適用例の構成によれば、所定の距離毎に配置された複数の受信部のうち、ボールから受信した無線信号が最も強い受信部、すなわち、ボールに最も近い位置にある受信部を判断(識別)することにより、ボールの飛距離を算出することができる。また、複数の受信部のそれぞれの配置位置に基づいて、ボールが着地した位置を把握することができる。
[適用例8]上記適用例に係る飛距離計測システムであって、前記ボールは、加えられた衝撃を検知するセンサーを内蔵し、前記センサーにより最初に検出された第1の衝撃に基づいて、前記送信部が動作を開始することが好ましい。
本適用例の構成によれば、ボールが打ち出された衝撃に基づいて送信部が動作を開始する。そのため、送信部が動作している時間が短くなるので、ボールの電源部の持続時間を長くできる。
[適用例9]上記適用例に係る飛距離計測システムであって、前記第1の衝撃が検出された後に前記センサーにより第2の衝撃が検出されてから所定の時間が経過した後に、前記送信部が動作を停止し、前記電源部がOFFになることが好ましい。
本適用例の構成によれば、ボールが着地してから所定の時間が経過した後に、送信部が動作を停止して電源部がOFFになる。これにより、ボールの電源部の持続時間をさらに長くすることができる。
[適用例10]本適用例に係る飛距離計測方法は、ボールおよび飛距離計測装置の一方から他方に無線信号を送信し、前記他方が受信した前記無線信号の強度に基づいて、前記ボールが移動した距離を算出することを特徴とする。
本適用例の構成によれば、ボールおよび飛距離計測装置の一方から他方に無線信号を送信し、他方が受信した無線信号の強度の判断結果に基づいてボールの移動距離(飛距離)を算出する。そのため、GPSの受信部や専用のアンテナを必要とする構成と比べて、ボールに内蔵するアンテナや回路部等を簡易な構成とすることができる。これにより、ボールの大きさや重量を容易に所定の範囲に抑えることができるとともに、ボール全体の消費電流(消費電力)を抑えることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。使用する図面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大、縮小、あるいは誇張して表示している。また、説明に必要な構成要素以外は図示を省略する場合がある。
(第1の実施形態)
<飛距離計測システムの構成>
第1の実施形態に係る飛距離計測システムの基本構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る飛距離計測システムの概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る飛距離計測システム1は、ボール100と、送信装置200と、ホスト装置300とを備えている。本実施形態では、飛距離計測システム1が、ゴルフのボールの飛距離を計測するシステムである場合を例に取り説明する。
<飛距離計測システムの構成>
第1の実施形態に係る飛距離計測システムの基本構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る飛距離計測システムの概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る飛距離計測システム1は、ボール100と、送信装置200と、ホスト装置300とを備えている。本実施形態では、飛距離計測システム1が、ゴルフのボールの飛距離を計測するシステムである場合を例に取り説明する。
第1の実施形態に係るボール100は、ゴルフ用のボールである。ボール100は、送受信アンテナ部10と、送信部および受信部としての送受信部12と、処理部14と、センサーとしての衝撃検知センサー16と、電源部18とを内蔵している。
送受信部12は、送受信アンテナ部10を介して、送信装置200から送信される無線信号の受信と、ホスト装置300への無線信号の送信とを行う。処理部14は、送受信部12で受信した無線信号や、送受信部12で送信する無線信号の処理を行う。処理部14は、例えば、マイクロプロセッサー等で構成される。
衝撃検知センサー16は、外部からボール100に加えられた衝撃を検知する。衝撃検知センサー16は、例えば、加速度センサーで構成される。加速度センサーは、1軸方向の加速度を検出するセンサーであってもよいし、複数軸方向の加速度を検出するセンサーであってもよい。電源部18は、ボール100に内蔵された各部に電力を供給する。電源部18は、例えば、バッテリーやキャパシター等の充電可能な電源と、電源回路や充電回路等の回路部とで構成される。
第1の実施形態に係る送信装置200は、送信アンテナ部20と、送信部22と、処理部24とを備えている。送信部22は、処理部24で処理された送信用の無線信号を、送信アンテナ部20を介してボール100に送信する。処理部24は、例えば、マイクロプロセッサー等で構成される。
図2は、第1の実施形態に係る送信装置の例を示す図である。第1の実施形態に係る送信装置200は、例えば、図2(a)に示すように、ゴルフクラブ等のスイング器具に取り付けられる。それ以外にも、送信装置200は、図2(b)に示すようにプレイするユーザー6の手やグローブ等に取り付けられてもよいし、図2(c)に示すようにユーザー6の腕時計などのアクセサリー等に取り付けられてもよい。また、送信装置200は、ユーザー6が携帯可能であれば、他の形態であってもよい。
図1に示すように、ホスト装置300は、送受信アンテナ部30と、送受信部32と、処理部34と、表示部36と、記憶部38とを備えている。送受信部32は、送受信アンテナ部30を介して、ボール100から送信される無線信号を受信する。なお、ホスト装置300は、ボール100からの無線信号を、外部に接続された別体の受信アンテナおよび受信装置を介して受信する構成であってもよい。
処理部34は、受信した無線信号の処理を行う。処理部34は、例えば、マイクロプロセッサー等で構成される。処理部34により処理された結果(データ)は、例えば、ユーザーによる操作や、予め設定された処理ステップに基づいて、表示部36に表示され、記憶部38に記憶される。
表示部36は、例えば、液晶ディスプレイ、タッチパネル型ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)のいずれかで構成される。記憶部38は、例えば、ROM、RAM、不揮発性メモリー、光ディスク(CD、DVD)等で構成される。
ホスト装置300としては、専用の機器を用いてもよいが、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、パーソナルコンピューター等の市販の電子機器を用いることができる。
本実施形態に係る飛距離計測システム1では、送信装置200およびホスト装置300が、ボール100の飛距離を計測する飛距離計測装置として機能する。飛距離計測システム1において、ボール100、送信装置200、およびホスト装置300の間で相互に送受信される無線信号には、例えば、400MHz〜900MHz程度の周波数帯域の無線が用いられる。無線信号の送受信範囲は、例えば、400ヤード(約365.8m)程度以上であることが好ましい。
本実施形態に係る飛距離計測システム1は、GPSを用いていないので、ボール100にGPSの受信部やGPS専用のアンテナを必要としない。そして、送受信される無線信号が同じ周波数帯域であるため、送受信アンテナ部10が送信用アンテナと受信用アンテナとを兼用できる。
したがって、本実施形態に係る飛距離計測システム1では、特許文献1に記載のようなGPSを用いる飛距離計測システムと比べて、ボール100に内蔵するアンテナや回路部等を簡易な構成とすることができるので、ボール100の大きさや重量を容易に所定の範囲に抑えることができるとともに、ボール100全体の消費電流(消費電力)を抑えることができる。
<飛距離計測方法>
次に、第1の実施形態に係る飛距離計測方法の概略について、図3を参照して説明する。図3は、第1の実施形態に係る飛距離計測方法の概略を説明する模式図である。図3には、ユーザー6の位置から打ち出されフィールド7に着地したボール100を、上方から平面視した状態で示している。ボール100の飛距離とは、ボール100が移動した距離、すなわち、ボール100が打ち出された位置からフィールド7に着地した位置までの平面的な直線距離(図3に示すD)を指す。
次に、第1の実施形態に係る飛距離計測方法の概略について、図3を参照して説明する。図3は、第1の実施形態に係る飛距離計測方法の概略を説明する模式図である。図3には、ユーザー6の位置から打ち出されフィールド7に着地したボール100を、上方から平面視した状態で示している。ボール100の飛距離とは、ボール100が移動した距離、すなわち、ボール100が打ち出された位置からフィールド7に着地した位置までの平面的な直線距離(図3に示すD)を指す。
図3に示すように、ユーザー6が所持(携帯)する送信装置200からフィールド7に向けて、無線信号の電波RWが送信される。電波RWは、送信装置200に近いほど強く、送信装置200から遠ざかるほど弱くなる。電波RWの強度を、送信装置200から離れるにしたがってRW1,RW2,RW3,RW4,RW5,・・・とすると、RW1>RW2>RW3>RW4>RW5>・・・となる。
ボール100は、ユーザー6により打ち出されてフィールド7に着地した位置で、送信装置200から送信される無線信号の電波RWを受信し、受信した電波RWの強度(強度レベル)を判断する。
例えば、図3に示す例では、ボール100が受信する電波RWの強度はRW5となる。ボール100は、受信した電波RWの強度がRW5であると判断すると、その判断結果をホスト装置300に送信する。ホスト装置300は、ボール100から送信された電波RWの強度の判断結果(RW5)に基づいて、送信装置200からボール100までの距離、すなわち、ボール100の飛距離を算出する。
ホスト装置300の記憶部38(図1参照)には、予め設定された電波RWの強度(RW1,RW2,RW3,RW4,RW5,・・・)と、それぞれの強度に対応する送信装置200からボール100までの距離、すなわちボール100の飛距離とのテーブルが記憶されている。したがって、ボール100が受信した電波RWの強度(強度レベル)に基づいて、ボール100の飛距離を容易に算出することができる。
電波RWの強度(RW1,RW2,RW3,RW4,RW5,・・・)は、例えば、所定の強度レベル毎の閾値として適宜設定される。この閾値の設定間隔は、送信装置200が送信する電波RWの強度や、ボール100の電波RWの受信感度等に基づいて適宜設定されるが、設定間隔が狭いほどボール100の飛距離の算出精度を向上させることができる。
続いて、図4を参照して飛距離計測方法をより具体的に説明する。図4は、第1の実施形態に係る飛距離計測方法を示すフローチャートである。なお、図4には、各ステップにおけるボール100の動作および処理を示している。
ユーザー6がボール100をショットする前、例えば、ボール100をティー(図示しない)上に配置する際等に、ボール100の電源をONにする。これにより、ボール100の衝撃検知センサー16(図1参照)が衝撃を検知可能な状態となる。なお、この時点では、送信装置200から無線信号の電波RWが継続的に送信される状態となっているが、ボール100の送受信部12はまだ動作していない。
ステップS11では、ボール100の処理部14(図1参照)が、衝撃検知センサー16により第1の衝撃が検知されたか否かを判断する。第1の衝撃は、ユーザー6がショットを行いボール100が打ち出される際の衝撃を指す。ステップS11で第1の衝撃が検知された場合(ステップS11:YES)、すなわちボール100が打ち出された場合、ステップS12に移行する。一方、ステップS11で第1の衝撃が検知されない場合(ステップS11:NO)は、ボール100は衝撃を検知可能な状態で待機する。
ステップS12では、ボール100の処理部14は、送受信部12(図1参照)により送受信アンテナ部10(図1参照)を介して、送信装置200から送信される無線信号の電波RWの受信動作を開始する。そして、ステップS13に移行する。
ステップS13では、ボール100の処理部14は、衝撃検知センサー16により第2の衝撃が検知されたか否かを判断する。第2の衝撃は、打ち出されたボール100が着地する際の最初の衝撃を指す。ステップS13で第2の衝撃が検知された場合(ステップS13:YES)、すなわちボール100が着地した場合、ステップ14に移行する。一方、ステップS13で第2の衝撃が検知されない場合(ステップS13:NO)は、ボール100は無線信号の受信動作を継続する。
ステップS14では、ボール100の処理部14は、送受信部12により受信した無線信号の電波RWの強度(強度レベル)を判断する。上述したように、図3に示す例では、送受信部12により受信した無線信号の電波RWの強度はRW5と判断される。
続くステップS15では、ボール100の処理部14は、送受信部12による無線信号の受信動作を停止する。そして、ステップS16では、処理部14は、送受信部12により送受信アンテナ部10を介してホスト装置300に向けて無線信号の送信動作を開始するとともに、タイマーのカウントをスタートさせる。
ステップS17では、ボール100の処理部14は、送受信部12によりホスト装置300に向けて、ステップS14において判断した送信装置200から受信した無線信号の電波RWの強度の判断結果(RW5)を送信する。ホスト装置300は、ボール100から送信された電波RWの強度の判断結果に基づいて、ボール100の飛距離を算出する。
ステップS18では、ボール100の処理部14は、ステップS15でタイマーをスタートさせてから所定の時間が経過したか否かを判断する。所定の時間は、例えば、送受信部12からの無線信号がホスト装置300で確実に受信できる余裕を持った時間として適宜設定される。
ステップS18でタイマーのカウントをスタートしてから所定の時間が経過した場合(ステップS18:YES)、ステップS19に移行する。一方、ステップS18で所定の時間が経過していない場合(ステップS18:NO)は、無線信号の送信動作(判断結果の送信)を継続する。
ステップS19では、ボール100の処理部14は、送受信部12による無線信号の送信動作を停止する。そして、ボール100の電源をOFFにする。
このように、第1の実施形態に係る飛距離計測方法では、ボール100が打ち出されると無線信号の受信動作が開始され、ボール100が着地すると受信動作から送信動作に切り替えられる。そして、所定時間経過後に送信動作が停止されボール100の電源がOFFになる。したがって、送受信部12による受信動作はボールが打ち出されてから着地するまでに限定され、送信動作はボールが着地してからに限定される。これにより、送受信動作に伴う消費電流(消費電力)を低減できるので、電源部18の持続時間を長くすることができる。
なお、第1の実施形態に係る飛距離計測方法では、ステップS15で無線信号の受信動作を停止した後、ステップS16で無線送信を開始する構成としたが、このような構成に限定されるものではない。例えば、ステップS15の後に、ユーザー6の操作によりホスト装置300からボール100に無線信号の送信動作を開始させるための信号を送信し、ボール100がその信号を受信した後にステップS16に移行する構成としてもよい。
以上述べたように、第1の実施形態に係る飛距離計測システム1および飛距離計測方法では、ボール100が受信した電波RWの強度とボール100の飛距離とのテーブルを用いて飛距離を算出する。そのため、GPSを用いることなく簡易な構成で飛距離計測システム1を実現できる。そして、飛距離を算出するための演算処理を簡易なものにできるので、ホスト装置300の処理部34の負荷を軽減することができる。
また、例えば、上述のテーブルとそのテーブルを用いて飛距離を算出する演算処理を含み、ユーザー6がテーブルを任意に設定できるアプリケーションソフトを提供することで、ホスト装置300としてスマートフォン等の市販の電子機器を用いて、飛距離計測システム1を簡易に構成することができる。
(第2の実施形態)
<飛距離計測システムの構成>
第2の実施形態に係る飛距離計測システムの基本構成について、図5を参照して説明する。図5は、第2の実施形態に係る飛距離計測方法の概略を説明する模式図である。第2の実施形態に係る飛距離計測システム2は、第1の実施形態に係る飛距離計測システム1に対して、送信装置を複数備え、それらの送信装置がフィールド7上に配置されている点が異なる以外はほぼ同様の構成を有している。第1の実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
<飛距離計測システムの構成>
第2の実施形態に係る飛距離計測システムの基本構成について、図5を参照して説明する。図5は、第2の実施形態に係る飛距離計測方法の概略を説明する模式図である。第2の実施形態に係る飛距離計測システム2は、第1の実施形態に係る飛距離計測システム1に対して、送信装置を複数備え、それらの送信装置がフィールド7上に配置されている点が異なる以外はほぼ同様の構成を有している。第1の実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図5に示すように、第2の実施形態に係る飛距離計測システム2は、ボール100と、ホスト装置300と、複数の送信装置201,202,203,204,205,206,207,208,209とを備えている。以下では、便宜上、これらの送信装置を送信装置201〜209と表記するが、送信装置の数は図5に示す数に限定されるものではない。本実施形態に係る飛距離計測システム2では、送信装置201〜209およびホスト装置300が、ボール100の飛距離を計測する飛距離計測装置に相当する。
送信装置201〜209は、フィールド7上に所定の距離毎に配置されている。ここでいう「所定の距離毎」とは、例えば、ユーザー6がショットする位置を基準としたそれぞれの送信装置までの距離であってもよいし、互いに隣り合う送信装置同士の間隔であってもよい。
送信装置201〜209のそれぞれは、図1に示す第1の実施形態に係る送信装置200と同様の構成を有するが、図2に示す送信装置200の形態とは異なる形態を有している。送信装置201〜209の形態は、フィールド7上に配置できる形態であれば、特に限定されない。
送信装置201〜209のそれぞれは、無線信号の電波RWを送信する。送信装置201〜209のそれぞれの無線信号の送信範囲は、互いに略同一である。送信装置201〜209のそれぞれの無線信号の送信範囲は、互いに隣り合う送信装置201〜209間の距離に応じて適宜設定してもよく、400ヤードより小さい範囲であってもよい。また、送信装置201〜209は、それぞれを識別可能な固有のID(Identification)を有しており、このIDを無線信号の電波RWに載せて送信することができる。
ボール100は、送信装置201〜209のそれぞれから送信された無線信号の電波RWを受信する。そして、ボール100は、受信した電波RWの強度が最も大きな送信装置、すなわち、ボール100に最も近い位置にある送信装置をそのIDにより判断し、その判断結果をホスト装置300に送信する。例えば、図5に示す例では、受信した電波RWの強度が最も大きな送信装置は送信装置208であると判断される。
第2の実施形態では、ホスト装置300には、送信装置201〜209について、ユーザー6がショットする位置からそれぞれまでの距離や互いの間の距離が記憶されている。なお、ホスト装置300には、送信装置201〜209のそれぞれのフィールド7上の配置位置、例えば、フィールド7を平面とみなした場合のX,Y座標が記憶されていてもよい。ホスト装置300は、ボール100から送信された送信装置201〜209の判断結果(ID)に基づいて、ボール100の飛距離を算出する。
<飛距離計測方法>
続いて、第2の実施形態に係る飛距離計測方法について、図6を参照して具体的に説明する。図6は、第2の実施形態に係る飛距離計測方法を示すフローチャートである。第2の実施形態においても、ボール100の電源をONにすると、ボール100の衝撃検知センサー16(図1参照)が衝撃を検知可能な状態となる。送信装置201〜209からは、無線信号の電波RWが継続的に送信される状態となっている。
続いて、第2の実施形態に係る飛距離計測方法について、図6を参照して具体的に説明する。図6は、第2の実施形態に係る飛距離計測方法を示すフローチャートである。第2の実施形態においても、ボール100の電源をONにすると、ボール100の衝撃検知センサー16(図1参照)が衝撃を検知可能な状態となる。送信装置201〜209からは、無線信号の電波RWが継続的に送信される状態となっている。
ステップS21では、ボール100は、電源をONにすることにより、送受信部12による無線信号の受信動作を開始するとともに、タイマーAのカウントをスタートさせる。このタイマーAは、ボール100が無線信号の受信動作を継続した状態で長時間放置されることによる電源部(バッテリー等)の消耗を抑えるためのものである。
ステップS22では、ボール100は、ステップS21でタイマーAのカウントをスタートさせてから経過した時間が所定の時間となる前に第1の衝撃(ボール100が打ち出された際の衝撃)が検知されたか否かを判断する。ステップS22で所定の時間内に第1の衝撃が検知された場合(ステップS22:YES)、ステップS23に移行する。
一方、ステップS22で経過時間が所定の時間を超えても第1の衝撃が検知されない場合(ステップS22:NO)は、ボール100は送受信部12による無線信号の受信動作を停止し電源をOFFにする。なお、この後ユーザー6がショットを行う場合は、ボール100の電源をONに設定し直せばよい。
なお、ステップS22において、ステップS21でタイマーAのカウントをスタートさせてから所定の時間内にユーザー6のアドレスが検知されたか否かを判断し、ユーザー6のアドレスが検知されたら、第1の衝撃が検知されたか否かを判断する構成としてもよい。例えば、ユーザー6が送信装置200(図3参照)を携帯し、ボール100が送信装置200から受信する電波の強度により、ユーザー6のアドレスを検知することができる。この場合、ステップS21でタイマーAのカウントをスタートさせてから所定の時間内にユーザー6のアドレスが検知されなければ、ボール100は無線信号の受信動作を停止し電源をOFFにする。
ステップS23では、ボール100は、送信装置201〜209から送信される無線信号の電波RWを受信する。そして、ステップS24に移行する。
ステップS24では、ボール100は、第2の衝撃(ボール100が着地した際の衝撃)が検知されたか否かを判断する。ステップS24で第2の衝撃が検知された場合(ステップS24:YES)、ステップ25に移行する。一方、ステップS24で第2の衝撃が検知されない場合(ステップS24:NO)は、ボール100はステップS23の無線信号の受信動作を継続する。
ステップS25では、ボール100は、送信装置201〜209から受信した無線信号の電波RWの強度(強度レベル)に基づいて、受信した電波RWの強度が最も大きな送信装置をそのIDにより判断する。上述した通り、図5に示す例では、受信した電波RWの強度が最も大きな送信装置は送信装置208であると判断される。
続くステップS26では、ボール100は、無線信号の受信動作を停止する。そして、ステップS27では、ボール100は、ホスト装置300に向けて無線信号の送信動作を開始するとともに、タイマーBのカウントをスタートさせる。
ステップS28では、ボール100は、ホスト装置300に向けて、ステップS25において判断した電波RWの強度が最も大きな送信装置の判断結果(送信装置208)を送信する。ホスト装置300は、ボール100から送信された判断結果(送信装置208)に基づいて、ボール100の飛距離を算出する。
ステップS29では、ボール100は、ステップS27でタイマーBのカウントをスタートさせてから所定の時間が経過したか否かを判断する。ステップS29で所定の時間が経過した場合(ステップS29:YES)、ステップS30に移行する。一方、ステップS29で所定の時間が経過していない場合(ステップS29:NO)は、ステップS28の判断結果の送信を継続する。
ステップS30では、ボール100は、無線信号の送信動作を停止する。そして、処理をステップS21に戻す。このような処理フローにすることで、ユーザー6が手動でボール100の電源をONに設定し直すことなく、1回目のショットに継続して2回目のショットを行うことができる。2回目のショットを継続して行った場合のボール100の飛距離は、1回目のショットで着地した位置(に最も近い送信装置の位置)から2回目のショットで着地した位置(に最も近い送信装置の位置)までの距離を求めることで算出できる。
なお、第2の実施形態に係る飛距離計測方法においても、ステップS29で所定の時間が経過した場合に、ステップS30で無線信号の送信動作を停止した後、ボール100の電源をOFFにする構成としてもよい。
第2の実施形態に係る飛距離計測システム2および飛距離計測方法によれば、フィールド7上に所定の距離毎に配置された複数の送信装置201〜209のうち、ボール100に最も近い位置にある送信装置を判断(識別)することにより、ボール100の飛距離を算出する。したがって、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
そして、第2の実施形態に係る飛距離計測システム2および飛距離計測方法では、複数の送信装置201〜209のそれぞれの配置位置をホスト装置300に記憶しておくことで、GPSを用いなくても、ボール100が着地した位置を把握することができる。また、送信装置201〜209の数をより多くして配置密度を高めれば、ボール100の飛距離の算出や着地位置の把握の精度を向上させることができる。
なお、第2の実施形態に係る飛距離計測方法において、ステップS30で無線送信を停止した後にステップS25に戻って、受信した電波RWの強度が最も大きな送信装置の判断するステップからステップS30までを再度実行する構成としてもよい。このような構成にすれば、ボール100が着地した後転がってフィールド上を移動した場合に、1度目のステップS25〜ステップS30までの処理でボール100の飛距離および着地位置が得られ、2度目のステップS25〜ステップS30までの処理でボール100が最終的に停止した(到達した)位置およびその位置までの距離が得られる。
(第3の実施形態)
<飛距離計測システムの構成>
第3の実施形態に係る飛距離計測システムの基本構成について、図7を参照して説明する。図7は、第3の実施形態に係る飛距離計測システムの概略構成を示すブロック図である。第3の実施形態に係る飛距離計測システム3は、上記実施形態に係る飛距離計測システム1,2に対して、ボールが無線信号を送信し、その無線信号をホスト装置が受信する点が異なる。上記実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
<飛距離計測システムの構成>
第3の実施形態に係る飛距離計測システムの基本構成について、図7を参照して説明する。図7は、第3の実施形態に係る飛距離計測システムの概略構成を示すブロック図である。第3の実施形態に係る飛距離計測システム3は、上記実施形態に係る飛距離計測システム1,2に対して、ボールが無線信号を送信し、その無線信号をホスト装置が受信する点が異なる。上記実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図7に示すように、第3の実施形態に係る飛距離計測システム3は、ボール110と、ホスト装置300とを備えている。
第3の実施形態に係るボール110は、送信アンテナ部11と、送信部13と、処理部14と、衝撃検知センサー16と、電源部18とを内蔵している。すなわち、第3の実施形態に係るボール110は、上記実施形態に係るボール100に対して、無線信号の送信機能のみを有し、受信機能は有していない。
第3の実施形態においては、ボール110の送信部13が送信アンテナ部11を介して無線信号を送信し、ボール110から送信される無線信号をホスト装置300の送受信部32が受信する。そして、ホスト装置300の処理部34が、ボール110から受信した無線信号の電波RWの強度に基づいてボール110の飛距離を算出する構成となっている。
本実施形態に係る飛距離計測システム3では、ホスト装置300の送受信部32がボール110から送信される無線信号を受信する受信部として機能し、ホスト装置300の処理部34が、ボール110から受信した無線信号に基づいてボール110の飛距離を算出する処理部として機能する。したがって、ホスト装置300がボール110の飛距離を計測する飛距離計測装置に相当する。
本実施形態に係る飛距離計測システム3では、ボール110に無線信号の受信部を必要としないので、上記実施形態と比べて、ボール110に内蔵する回路部等をより簡易な構成とすることができる。これにより、ボール110の大きさや重量をより容易に所定の範囲に抑えることができるとともに、ボール110全体の消費電流(消費電力)をより抑えることができる。
<飛距離計測方法>
次に、第3の実施形態に係る飛距離計測方法について、図8および図9を参照して説明する。図8は、第3の実施形態に係る飛距離計測方法の概略を説明する模式図である。図9は、第3の実施形態に係る飛距離計測方法を示すフローチャートである。
次に、第3の実施形態に係る飛距離計測方法について、図8および図9を参照して説明する。図8は、第3の実施形態に係る飛距離計測方法の概略を説明する模式図である。図9は、第3の実施形態に係る飛距離計測方法を示すフローチャートである。
図8に示すように、ボール110は、ユーザー6により打ち出されてフィールド7に着地した位置から無線信号の電波RWを送信する。無線信号の電波RWの強度は、ボール110から離れるにしたがって、RW1>RW2>RW3>RW4>RW5>・・・となる。ユーザー6が所持(携帯)するホスト装置300は、ボール110から送信された無線信号の電波RWを受信し、受信した電波RWの強度(強度レベル)を判断する。例えば、図8に示す例では、ホスト装置300が受信する電波RWの強度はRW5となる。
第3の実施形態では、ホスト装置300には、予め設定された電波RWの強度(RW1,RW2,RW3,RW4,RW5,・・・)と、それぞれの強度に対応するボール110からホスト装置300までの距離、すなわちボール110の飛距離とのテーブルが記憶されている。ホスト装置300は、ホスト装置300が受信した電波RWの強度(強度レベル)に基づいて、ボール110の飛距離を容易に算出することができる。
続いて、第3の実施形態に係る飛距離計測方法について、図9を参照して具体的に説明する。図9は、第3の実施形態に係る飛距離計測方法を示すフローチャートである。第3の実施形態においても、ボール110の電源をONにすると、ボール110の衝撃検知センサー16(図8参照)が衝撃を検知可能な状態となる。
ステップS41では、ボール110の処理部14(図8参照)が、衝撃検知センサー16により第1の衝撃(ボール110が打ち出された際の衝撃)が検知されたか否かを判断する。ステップS41で第1の衝撃が検知された場合(ステップS41:YES)、ステップS42に移行する。一方、ステップS41で第1の衝撃が検知されない場合(ステップS41:NO)は、ボール110は衝撃を検知可能な状態で待機する。
ステップS42では、ボール110の処理部14は、送信部13(図8参照)により送信アンテナ部11(図1参照)を介して、無線信号の送信動作を開始する。そして、ステップS43に移行する。
ステップS43では、ボール110の処理部14は、衝撃検知センサー16により第2の衝撃(ボール110が着地した際の衝撃)が検知されたか否かを判断する。ステップS43で第2の衝撃が検知された場合(ステップS43:YES)、ステップ44に移行する。一方、ステップS43で第2の衝撃が検知されない場合(ステップS43:NO)は、ボール110は無線信号の送信動作を継続する。
ステップS44では、ボール110の処理部14は、ボール110が着地したことを報知する無線信号(一時的な信号)を送信し、タイマーのカウントをスタートさせる。ボール110の処理部14は、ボール110が着地したことを報知する無線信号を送信した後、ステップS42で開始した無線信号の送信動作を継続する。
ステップS44において、ホスト装置300は、ボール110が着地したことを報知する無線信号を受信した後、ボール110から送信される電波RWの強度を判断する。ホスト装置300は、この判断結果(RW5)に基づいて、ボール110の飛距離を算出する。
ステップS45では、ボール110の処理部14は、ステップS44でタイマーのカウントをスタートさせてから所定の時間が経過したか否かを判断する。ステップS45で所定の時間が経過した場合(ステップS45:YES)、ステップS46に移行する。一方、ステップS45で所定の時間が経過していない場合(ステップS45:NO)は、無線送信動作を継続する。
ステップS46では、ボール110の処理部14は、送信部13による無線信号の送信動作を停止する。そして、ボール110の電源をOFFにする。このように、ボール110は、ボール110が打ち出された際の第1の衝撃を検知すると無線信号の送信動作を開始し、ボール110が着地した際の第2の衝撃を検知してから所定の時間が経過すると無線信号の送信動作を停止して電源をOFFにする。
第3の実施形態に係る飛距離計測システム3および飛距離計測方法では、ボール110から送信される無線信号をホスト装置300が受信して、受信した無線信号の電波RWの強度に基づいてボール110の飛距離を算出する。これにより、第3の実施形態においても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
また、第3の実施形態に係る飛距離計測システム3および飛距離計測方法では、上記実施形態と比べて、ボール110の大きさや重量をより容易に所定の範囲に抑えることができるとともに、ボール110全体の消費電流(消費電力)をより抑え電源部18の持続時間を長くすることができる。
(第4の実施形態)
<飛距離計測システムの構成>
第4の実施形態に係る飛距離計測システムの基本構成について、図10および図11を参照して説明する。図10は、第4の実施形態に係る飛距離計測システムの概略構成を示すブロック図である。図11は、第4の実施形態に係る飛距離計測方法の概略を説明する模式図である。
<飛距離計測システムの構成>
第4の実施形態に係る飛距離計測システムの基本構成について、図10および図11を参照して説明する。図10は、第4の実施形態に係る飛距離計測システムの概略構成を示すブロック図である。図11は、第4の実施形態に係る飛距離計測方法の概略を説明する模式図である。
第4の実施形態に係る飛距離計測システム4は、第3の実施形態に係る飛距離計測システム3に対して、フィールド7上に配置された複数の送受信装置をさらに備える点が異なる以外はほぼ同様の構成を有している。第3の実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図10および図11に示すように、第4の実施形態に係る飛距離計測システム4は、ボール110と、ホスト装置300と、複数の送受信装置401,402,403,404,405,406,407,408,409とを備えている。以下では、便宜上、これらの送受信装置を送受信装置401〜409と表記するが、送受信装置の数は図11に示す数に限定されるものではない。
図10には、送受信装置401〜409のうち、送受信装置401を示しているが、送受信装置402〜409も送受信装置401と同様の構成を有している。図10に示すように、送受信装置401〜409のそれぞれは、送受信アンテナ部40と、送受信部42と、処理部44とを備えている。送受信装置401〜409の形態は、フィールド7上に配置できる形態であれば、特に限定されない。
本実施形態に係る飛距離計測システム4では、送受信装置401〜409(送受信部42)が、ボール110から送信される無線信号を受信する複数の受信部として機能し、ホスト装置300(処理部34)が、送受信装置401〜409が受信した無線信号の強度に基づいてボール110が移動した距離を算出する処理部として機能する。したがって、本実施形態では、送受信装置401〜409およびホスト装置300が、ボール110の飛距離を計測する飛距離計測装置に相当する。
<飛距離計測方法>
次に、第4の実施形態に係る飛距離計測方法について、図11を参照して説明する。図11に示すように、送受信装置401〜409は、フィールド7上に所定の距離毎に配置されている。ボール110は、ユーザー6により打ち出されてフィールド7に着地した位置から無線信号の電波RWを送信する。
次に、第4の実施形態に係る飛距離計測方法について、図11を参照して説明する。図11に示すように、送受信装置401〜409は、フィールド7上に所定の距離毎に配置されている。ボール110は、ユーザー6により打ち出されてフィールド7に着地した位置から無線信号の電波RWを送信する。
送受信装置401〜409のそれぞれは、ボール110から送信される無線信号の電波RWを受信し、その電波RWの強度を判断する。そして、送受信装置401〜409のそれぞれは、受信した電波RWの強度の判断結果をホスト装置300に送信する。送受信装置401〜409は、それぞれを識別可能な固有のID(Identification)を有しており、このID情報を判断結果の無線信号に載せて送信する。
ホスト装置300は、送受信装置401〜409のそれぞれから送信された電波RWの強度の判断結果を受信する。そして、ホスト装置300は、送受信装置401〜409のうちボール110から受信した電波RWの強度が最も大きな送受信装置、すなわち、ボール110に最も近い位置にある送受信装置をそのID情報に基づいて判断する。例えば、図11に示す例では、送受信装置401〜409のうちボール110から受信した電波RWの強度が最も大きな送受信装置は送受信装置408であると判断される。
第4の実施形態では、ホスト装置300には、ユーザー6がショットする位置からの送受信装置401〜409のそれぞれの距離や、送受信装置401〜409の互いの間の距離が記憶されている。ホスト装置300は、送受信装置401〜409から受信した電波RWの強度の結果とID情報とに基づいて、ボール110の飛距離を容易に算出することができる。
続いて、第4の実施形態に係る飛距離計測方法について具体的に説明する。なお、第4の実施形態に係る飛距離計測方法における基本的なステップは、図9のフローチャートに示す第3の実施形態に係る飛距離計測方法とほぼ同じであるので、図9を参照して説明する。第4の実施形態においても、ボール110の電源をONにすると、衝撃を検知可能な状態となる。送受信装置401〜409は、ボール110からの無線信号を受信可能な状態となっている。
ステップS41で第1の衝撃が検知された場合(ステップS41:YES)、ステップS42に移行する。一方、ステップS41で第1の衝撃が検知されない場合(ステップS41:NO)は、ボール110は衝撃を検知可能な状態で待機する。
ステップS42では、ボール110は、無線信号の送信動作を開始する。そして、ステップS43に移行する。送受信装置401〜409は、ボール110からの無線信号を受信する。
ステップS43で第2の衝撃(ボール110が着地した際の衝撃)が検知された場合(ステップS43:YES)、ステップ44に移行する。一方、ステップS43で第2の衝撃が検知されない場合(ステップS43:NO)は、ボール110は無線信号の送信動作を継続する。
ステップS44では、ボール110は、ボール110が着地したことを報知する無線信号(一時的な信号)を送信し、タイマーのカウントをスタートさせる。ボール110は、ボール110が着地したことを報知する無線信号を送信した後、ステップS42で開始した無線信号の送信動作を継続する。
ステップS44において、送受信装置401〜409は、ボール110が着地したことを報知する無線信号を受信した後、ボール110から送信される電波RWの強度を判断する。そして、送受信装置401〜409は、ボール110から受信した電波RWの強度とともにそれぞれのID情報をホスト装置300に送信する。
ホスト装置300は、送受信装置401〜409から送信された電波RWの強度の判断結果とID情報とを受信する。そして、ホスト装置300は、送受信装置401〜409のうち、ボール110から受信した電波RWの強度が最も大きな送受信装置、すなわちボール110に最も近い位置にある送受信装置(送受信装置408)を、そのID情報に基づいて判断する。ホスト装置300は、この判断結果に基づいて、ボール110の飛距離を算出する。
ステップS45で、タイマーのカウントをスタートさせてから所定の時間が経過した場合(ステップS45:YES)、ステップS46に移行する。一方、ステップS45で所定の時間が経過していない場合(ステップS45:NO)は、無線送信動作を継続する。
ステップS46では、ボール110の処理部14は、送信部13による無線信号の送信動作を停止する。そして、ボール110の電源をOFFにする。
第4の実施形態に係る飛距離計測システム4および飛距離計測方法では、フィールド7上に所定の距離毎に配置された複数の送受信装置401〜409のうち、ボール110に最も近い位置にある送受信装置を判断(識別)することにより、ボール110の飛距離を算出する。これにより、第4の実施形態においても、上記実施形態と同様の効果が得られる。また、第4の実施形態では、ボール110に最も近い位置にある送受信装置を識別することで、第2の実施形態と同様に、ボール110の飛距離に加えて、ボール110が着地した位置を把握することができる。
なお、第4の実施形態に係る飛距離計測方法において、ステップS44で、着地したことを報知する信号を送信した後少しの時間(例えば数秒)をおいてもう一度信号を送信してからタイマーのカウントをスタートさせる構成としてもよい。このような方法によれば、ボール110が着地した後転がってフィールド上を移動した場合に、1度目の信号の際にボール110の飛距離および着地位置が得られ、2度目の信号の際にボール110が最終的に停止した(到達した)位置およびそこまでの距離が得られる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。変形例としては、例えば、以下のようなものが考えられる。
(変形例1)
第2の実施形態に係る飛距離計測システム2および第4の実施形態に係る飛距離計測システム4において、ボール100,110の飛距離、およびボール100,110の位置情報に加えて、ボール100,110の軌跡(飛行経路)を把握可能な構成としてもよい。例えば、第2の実施形態に係る飛距離計測システム2で、第1の衝撃が検知されてから第2の衝撃が検知されるまでの、ボール100が送信装置201〜209から受信した電波RWの強度を連続的に(または所定の時間毎に)記録し分析することで、おおよそのボール100の軌跡を把握することができる。同様に、第4の実施形態に係る飛距離計測システム4で、第1の衝撃が検知されてから第2の衝撃が検知されるまでの、送受信装置401〜409がボール110から受信した電波RWの強度を連続的に(または所定の時間毎に)記録し分析することで、おおよそのボール110の軌跡を把握することができる。
第2の実施形態に係る飛距離計測システム2および第4の実施形態に係る飛距離計測システム4において、ボール100,110の飛距離、およびボール100,110の位置情報に加えて、ボール100,110の軌跡(飛行経路)を把握可能な構成としてもよい。例えば、第2の実施形態に係る飛距離計測システム2で、第1の衝撃が検知されてから第2の衝撃が検知されるまでの、ボール100が送信装置201〜209から受信した電波RWの強度を連続的に(または所定の時間毎に)記録し分析することで、おおよそのボール100の軌跡を把握することができる。同様に、第4の実施形態に係る飛距離計測システム4で、第1の衝撃が検知されてから第2の衝撃が検知されるまでの、送受信装置401〜409がボール110から受信した電波RWの強度を連続的に(または所定の時間毎に)記録し分析することで、おおよそのボール110の軌跡を把握することができる。
(変形例2)
上記実施形態に係る飛距離計測システム1,2,3,4において、ユーザー6のスイング動作に応じて発生する複数軸の回りの角速度を検出可能な角速度センサーをさらに備え、角速度センサーの検出結果に基づいて、ユーザー6のスイング動作の分析が可能な構成としてもよい。このような構成にすれば、ボール100,110の飛距離情報と、ボール100,110をショットした際のスイング動作の分析情報とを関連付けてユーザー6に提供できる。角速度センサーは、例えば、図2(a),(b),(c)に示す送信装置200に内蔵することができる。スイング動作の分析処理は、例えば、ホスト装置300上で実行できるようなアプリケーションソフトとして提供することができる。
上記実施形態に係る飛距離計測システム1,2,3,4において、ユーザー6のスイング動作に応じて発生する複数軸の回りの角速度を検出可能な角速度センサーをさらに備え、角速度センサーの検出結果に基づいて、ユーザー6のスイング動作の分析が可能な構成としてもよい。このような構成にすれば、ボール100,110の飛距離情報と、ボール100,110をショットした際のスイング動作の分析情報とを関連付けてユーザー6に提供できる。角速度センサーは、例えば、図2(a),(b),(c)に示す送信装置200に内蔵することができる。スイング動作の分析処理は、例えば、ホスト装置300上で実行できるようなアプリケーションソフトとして提供することができる。
(変形例3)
上記実施形態では、飛距離計測システム1,2,3,4がゴルフのボールの飛距離を計測するシステムである場合を例に取り説明したが、飛距離計測システム1,2,3,4はゴルフ以外の球技にも適用できる。例えば、野球やサッカー等の他の球技に適用した場合においても、飛距離計測システム1,2,3,4により、ボールの飛距離や位置情報を把握することができる。
上記実施形態では、飛距離計測システム1,2,3,4がゴルフのボールの飛距離を計測するシステムである場合を例に取り説明したが、飛距離計測システム1,2,3,4はゴルフ以外の球技にも適用できる。例えば、野球やサッカー等の他の球技に適用した場合においても、飛距離計測システム1,2,3,4により、ボールの飛距離や位置情報を把握することができる。
1,2,3,4…飛距離計測システム、12…送受信部(送信部、受信部)、13…送信部、16…衝撃検知センサー(センサー)、18…電源部、32…送受信部(受信部)、34…処理部、100,110…ボール、200,201,202,203,204,205,206,207,208,209…送信装置、300…ホスト装置、401,402,403,404,405,406,407,408,409…送受信装置(受信部)。
Claims (10)
- 無線信号を送信する送信装置と、
前記送信装置から送信された前記無線信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記無線信号の強度を判断し判断結果を送信する送信部と、前記受信部と前記送信部とに電力を供給する電源部と、を内蔵するボールと、
前記ボールから送信された前記判断結果を受信し、受信した前記判断結果に基づいて前記ボールが移動した距離を算出する処理部を有するホスト装置と、
を備えたことを特徴とする飛距離計測システム。 - 請求項1に記載の飛距離計測システムであって、
前記送信装置を複数備え、
前記複数の送信装置は、所定の距離毎に配置されていることを特徴とする飛距離計測システム。 - 請求項1または2に記載の飛距離計測システムであって、
前記ボールは、加えられた衝撃を検知するセンサーを内蔵し、
前記センサーにより最初に検出された第1の衝撃に基づいて、前記受信部が動作を開始することを特徴とする飛距離計測システム。 - 請求項3に記載の飛距離計測システムであって、
前記センサーにより前記第1の衝撃の後に検出された第2の衝撃に基づいて、前記受信部が動作を停止し、前記送信部が動作を開始することを特徴とする飛距離計測システム。 - 請求項4に記載の飛距離計測システムであって、
前記第2の衝撃が検出されてから所定の時間が経過した後に、前記送信部が動作を停止し、前記電源部がOFFになることを特徴とする飛距離計測システム。 - 無線信号を送信する送信部と、前記送信部に電力を供給する電源部と、を内蔵するボールと、
前記ボールから送信された前記無線信号を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記無線信号の強度に基づいて前記ボールが移動した距離を算出する処理部と、
を備えたことを特徴とする飛距離計測システム。 - 請求項6に記載の飛距離計測システムであって、
前記受信部を複数備え、
前記複数の受信部は、所定の距離毎に配置されていることを特徴とする飛距離計測システム。 - 請求項6または7に記載の飛距離計測システムであって、
前記ボールは、加えられた衝撃を検知するセンサーを内蔵し、
前記センサーにより最初に検出された第1の衝撃に基づいて、前記送信部が動作を開始することを特徴とする飛距離計測システム。 - 請求項8に記載の飛距離計測システムであって、
前記第1の衝撃が検出された後に前記センサーにより第2の衝撃が検出されてから所定の時間が経過した後に、前記送信部が動作を停止し、前記電源部がOFFになることを特徴とする飛距離計測システム。 - ボールおよび飛距離計測装置の一方から他方に無線信号を送信し、前記他方が受信した前記無線信号の強度に基づいて、前記ボールが移動した距離を算出することを特徴とする飛距離計測方法。
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JP7319843B2 (ja) | 2018-06-29 | 2023-08-02 | 住友化学株式会社 | 有機el素子用組成物 |
-
2014
- 2014-02-27 JP JP2014036402A patent/JP2015159932A/ja active Pending
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