JP3021600U - 半導体集積回路の検査装置 - Google Patents
半導体集積回路の検査装置Info
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- JP3021600U JP3021600U JP1995009381U JP938195U JP3021600U JP 3021600 U JP3021600 U JP 3021600U JP 1995009381 U JP1995009381 U JP 1995009381U JP 938195 U JP938195 U JP 938195U JP 3021600 U JP3021600 U JP 3021600U
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像認識手法を利用することにより、半導体
集積回路のリードの変形検査を、簡単かつ短時間に行う
ことにより、半導体集積回路の製造効率を向上させるこ
とにある。 【構成】 半導体集積回路を搭載したパッケージ11を
のせた摩りガラス板10上の上方から光S1を照射して
上記パッケージ11のリードの陰H1、H2・・・を形
成し、該形成されたリードの陰の画像S2を入力してリ
ードの陰H1、H2・・・の濃淡の程度Bを検出するこ
とにより、リードの変形を判別することを特徴とする半
導体集積回路の検査装置。
集積回路のリードの変形検査を、簡単かつ短時間に行う
ことにより、半導体集積回路の製造効率を向上させるこ
とにある。 【構成】 半導体集積回路を搭載したパッケージ11を
のせた摩りガラス板10上の上方から光S1を照射して
上記パッケージ11のリードの陰H1、H2・・・を形
成し、該形成されたリードの陰の画像S2を入力してリ
ードの陰H1、H2・・・の濃淡の程度Bを検出するこ
とにより、リードの変形を判別することを特徴とする半
導体集積回路の検査装置。
Description
【0001】
本考案は半導体集積回路の検査装置、特に画像認識手法を利用することにより 、半導体集積回路を搭載したパッケージから延びているリードの変形を検査する 半導体集積回路の検査装置に関する。
【0002】
一般に、ダイオード、トランジスタ、コンデンサ等をシリコン基板に組み込ん だ半導体集積回路、即ち、ICは、プラスチック製のパッケージに搭載され、こ のパッケージの外部にリードが延びているものとしては、リードが基板を貫通し ているスルー・ホール型と、リードが基板の表面に実装されているSM(Surface Mounted) 型とがある。
【0003】 このうち、後者のSM型の代表例としては、例えば、QFP(Quad.Flat Pkg. ) がある。 このQFPは、図1に示すように、ICパッケージの四方からリードが延びて おり、かつリードの先端が基板に平行である。
【0004】 ところが、QFPのリードは、曲がったり、浮いたり、反ったりして変形し、 接続状態が不良になることがある。
【0005】 このため、従来より、QFPのリードに、上述したような変形が生じているか 否かを検査していた。
【0006】 例えば、リードの検査方法としては、ICのパッケージを手にとり、外部に延 びているリードの変形の度合いを人間の目で見ることにより、変形の可否を判別 していた。
【0007】
上述したように、従来は、リードの変形の度合いを人間の目で見ることにより 、その変形の可否を判別していた。
【0008】 しかし、ICパッケージのリードの変形検査を、人間の目だけに委ねることは 、時間と手間を要し、何千個、何万個と製造されるIC全体の製造効率の低下を 招来するものである。
【0009】 本考案の目的は、画像認識手法を利用することにより、半導体集積回路のリー ドの変形検査を、簡単かつ短時間に行うことにより、半導体集積回路の製造効率 を向上させることにある。
【0010】
上記課題は、半導体集積回路を搭載したパッケージ11をのせた摩りガラス板 10の上方から光S1を照射して上記パッケージ11のリードの陰H1、H2・ ・・を形成し、該形成されたリードの陰の画像S2を入力してその陰H1、H2 ・・・の濃淡の程度Bを検出することにより、リードの変形を判別することを特 徴とする半導体集積回路の検査装置により、解決される。
【0011】 上記本考案の構成によれば、図1、図2に示すように、摩りガラス板10上に 半導体集積回路のパッケージ11をのせ、上方から照光源12により光S1を照 射すると、リードの陰H1、H2・・・が形成される。
【0012】 従って、照射した光S1の反射光による陰H1、H2・・・の画像S2をテレ ビカメラ13に入力すると、光電変換されてビデオ信号S3が出力され、このビ デオ信号S3を画像処理部14に入力すれば、図3(B)に示すように、濃淡の 程度である輝度Bを検出することにより、各リードL1、L2・・・(図3(A ))の変形を判別できる。
【0013】 例えば、リードが反っている場合には、光が回り込んでその陰は薄くなり、輝 度Bの値が基準値Tと比べて大きくなるので、そのリードは変形していると判別 される(図3(B)のT3、T4)。
【0014】 このため、従来のように人間の目だけに委ねる検査方法と比べれば、遙に、簡 単かつ短時間に、ICリードの変形を検査できる。
【0015】
以下、本考案を実施の形態により添付図面を参照して説明する。 図1は本考案の実施の形態を示す図、図2は本考案を実施するための回路構成 図、図3は本考案の作用説明図である。
【0016】 A.構成 図中、参照符号10は摩りガラス板、11はICパッケージ、12は照光源、 13はテレビカメラ、14は画像処理部、15は表示部である。
【0017】 上記ICパッケージ11は、半導体集積回路を搭載したパッケージで、例えば 、既述したQFPであり、例えば、複数本のリードL1、L2・・・が外方に延 びている。
【0018】 このリードL1、L2・・・には、入力用、出力用、電源供給用等があり、搭 載されている半導体集積回路と、外部の回路とを接続する。
【0019】 上記摩りガラス板10は、このICパッケージ11をのせる部材である。 摩りガラス板10は、よく知られているように、金剛砂等で摩ることにより表 面に細かい凹凸を形成し、不透明にしたガラス板である。
【0020】 上記照光源12は、光S1を照射することにより、摩りガラス板10上に、I Cパッケージ11のリードL1、L2・・・を投影し、その陰H1、H2・・・ を形成する。
【0021】 上記テレビカメラ13は、よく知られているように、反射光によるリードの陰 の像、即ち、リード陰影像S2を入力し、それを電気信号に変換する装置である 。
【0022】 このテレビカメラ13は、主に、光学系の集光レンズ(図示省略)、例えば、 凸レンズと、リード陰影像S2を電気信号に変換する撮像素子(図示省略)、例 えば、固体撮像素子、又は撮像管とから構成されている。
【0023】 上記画像処理部14は、テレビカメラ13から出力された電気信号S3を入力 してリードの陰H1、H2・・・の濃淡の程度Bを検出し(図3(B))、リー ドL1、L2・・・の変形を判別する。
【0024】 この画像処理部14は、例えば、A/D変換器、CPU等により構成され、上 述したように、リードL1、L2・・・の変形を判別する他、図2に示す装置全 体の制御を掌どる。
【0025】 上記表示部15は、上記画像処理部14から出力されたリード変形の判別結果 を表示し、例えば、CRTや液晶で構成されている。
【0026】 B.作用 以下、上記構成を有する本考案の作用を説明する。
【0027】 先ず、図1に示すように、ICパッケージ11を、リードL1、L2・・・を 下にして、摩りガラス板10の上にのせ、照光源12から光S1を照射する。
【0028】 摩りガラス板10は、既述したように、その表面に細かい凹凸が形成されてい て不透明である。
【0029】 従って、この摩りガラス板10上にのせたICパッケージ11のリードにより 光S1が遮られ、リードL1、L2・・・が投影されることにより、そのリード の陰H1、H2・・・が該摩りガラス板10上に形成される。
【0030】 このため、照射した光S1の反射光による上記リードの陰H1、H2・・・の 画像S2、即ち、既述したリード陰影像S2がテレビカメラ13に入力する。 (図1、図2)
【0031】 テレビカメラ13に入力した上記リード陰影像S2は、集光レンズ(図示省略 )を通過後次段の撮像素子(図示省略)上に結像し、これにより、光学像である リード陰影像S2が電気信号であるビデオ信号S3に変換される(図2)。
【0032】 上記テレビカメラ13から出力されたビデオ信号S3は、画像処理部14に入 力し、後述するように、リードの陰H1、H2・・・の濃淡の程度Bを検出する ことにより、リードの変形を判別するようになっている。
【0033】 この場合、リードの陰H1、H2・・・の濃淡の程度を検出する際の基準量と しては、例えば、光の輝度がある。
【0034】 即ち、図2に示すテレビカメラ13と、画像処理部14と、表示部15から構 成される画像認識装置にとって、リード陰影像S2は、照光源12からではなく 、リードの陰H1、H2・・・が形成されている広がりを持った領域10a、1 0b、10c、10dから発生している。
【0035】 従って、テレビカメラ13に入力するリード陰影像S2の発光面は、この摩り ガラス板10上の領域10a、10b、10c、10dであり、換言すれば、発 光面10a、10b、10c、10dの輝度を測定すれば、この発光面10a、 10b、10c、10dを構成するリードの陰H1、H2・・・の濃淡の程度を 検出したことになる。
【0036】 このような観点から、例えば、図3(A)に示すように、ICパッケージ11 のリードを反時計方向にL1、L2・・・とし、このリードL1、L2・・・が 変形していない場合のリードの陰H1、H2・・・の輝度Tを(図3(B))、 予め画像処理部14に記憶させておく(図2)。
【0037】 図3(B)は、各リードL1、L2・・・の陰H1、H2・・・の輝度、即ち 、濃淡の程度を表すグラフであって、横軸Hがリードの陰H1、H2・・・を、 縦軸Bがその陰H1、H2・・・の輝度である。
【0038】 この図3(B)において、参照符号Tは、既述したように、予め画像処理部1 4に記憶させた理想的な変形のないリードL1、L2・・・の陰H1、H2・・ ・の輝度である。
【0039】 即ち、変形していない理想的なリードL1、L2・・・は、摩りガラス板10 上の陰H1、H2・・・も極めて鮮明に、色彩でいえば黒く投影され、全て同じ 輝度Tを有すると考えてよく、図3(B)に示すように、横軸Hに平行な直線で 表される。
【0040】 しかし、実際に製造されるICパッケージ11は、全てのリードL1、L2・ ・・が同じように変形していることはなく、画像処理部14で判別する場合にも 一定の幅を設ける必要がある。
【0041】 このため、図3(B)に示すように、輝度Tを基準として、上限T1と下限T 2を設定し、各リードの陰H1、H2・・・の輝度がこの上限T1と下限T2の 間にあれば、画像処理部14は、リードの変形はなしと判別する。
【0042】 しかし、例えば、リードL1、L2・・・のうちL10とL13だけが反って いて変形しており、図3(B)に示すように、その陰H10とH13の輝度がピ ーク値でT3とT4であるとする。
【0043】 即ち、変形しているリードL10とL13の陰H10とH13の輝度T3とT 4は、上限T1を超え基準値Tと比べて、大きい。 従って、陰H10とH13は、他の陰と比べて明るく、換言すれば、薄いこと になる。
【0044】 このため、画像処理部14は、リードL10とL13は変形していると判別す る。
【0045】 このようにして、画像処理部14は、リードの陰H1、H2・・・の濃淡の程 度を検出することにより、基準値Tと比較して各リードが変形しているか否かを 判別する(図3(B))。
【0046】 次に、画像処理部14は、判別したリードの変形結果を、リード変形信号S4 として出力し、表示部15において、画面にその結果が表示される。
【0047】 表示部15における表示の仕方は、図3(B)に示すグラフをそのまま表示す ることができる。
【0048】 しかし、リードの変形結果だけ表示したい場合は、例えば、図3(C)に示す ように、各リードL1、L2・・・を□で表示し、その上方に、リードが変形し ていないICパッケージは良品であることを意味するアルファベット「Y」を表 示すると共に、リードが変形しているICパッケージは不良品であることを意味 するアルファベット「N」を表示し、かつ「N」が表示されたリードL10、L 13の□内を赤色で表示する。
【0049】 尚、上述した実施の形態では、照光源12からの光S1が摩りガラス板10を 直接照射し、また発光面10a、10b、10c、10dからのリード陰影像S 2がテレビカメラ13に直接入力するようになっている。
【0050】 しかし、照光源12と摩りガラス板10の間に、ライトガイド16(図2の破 線で示され、例えば、光ファイバーで形成されている導光管)を設けたり、摩り ガラス板10とテレビカメラ13間に、イメージガイド17(図2の破線で示さ れ、例えば、光ファイバーで形成されている導光管)を設ければ、照光源12か らの光S1や、発光面10a、10b、10c、10dからのリード陰影像S2 を外部に漏れなく導光することができ、なお一層の効果を得ることができる。
【0051】
上記のとおり、本考案によれば、半導体集積回路の検査装置を、例えば、照光 源12と、摩りガラス板10と、テレビカメラ13と、画像処理部14と、表示 部15とで構成することにより、リードの陰H1、H2・・・の濃淡の程度を検 出してリードの変形を判別できるようになったので、半導体集積回路のリードの 変形検査を、簡単かつ短時間に行うことにより、半導体集積回路の製造効率を向 上させるという技術的効果を奏することとなった。
【0052】
【図1】本考案の実施の形態を示す図である。
【図2】本考案を実施するための回路構成図である。
【図3】本考案の作用説明図である。
10 摩りガラス板 11 半導体集積回路のパッケージ 12 照光源 13 テレビカメラ 14 画像処理部 15 表示部
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体集積回路を搭載したパッケージ1
1をのせた摩りガラス板10の上方から光S1を照射し
て上記パッケージ11のリードの陰H1、H2・・・を
形成し、該形成されたリードの陰の画像S2を入力して
その陰の濃淡の程度Bを検出することにより、リードの
変形を判別することを特徴とする半導体集積回路の検査
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995009381U JP3021600U (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 半導体集積回路の検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995009381U JP3021600U (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 半導体集積回路の検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3021600U true JP3021600U (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=43156933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995009381U Expired - Lifetime JP3021600U (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 半導体集積回路の検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3021600U (ja) |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP1995009381U patent/JP3021600U/ja not_active Expired - Lifetime
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