JP3020926U - 圧縮型防振吊り体 - Google Patents

圧縮型防振吊り体

Info

Publication number
JP3020926U
JP3020926U JP1995008579U JP857995U JP3020926U JP 3020926 U JP3020926 U JP 3020926U JP 1995008579 U JP1995008579 U JP 1995008579U JP 857995 U JP857995 U JP 857995U JP 3020926 U JP3020926 U JP 3020926U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
vibration
vibration isolator
hole
compression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995008579U
Other languages
English (en)
Inventor
崇 舟木
Original Assignee
ヤクモ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヤクモ株式会社 filed Critical ヤクモ株式会社
Priority to JP1995008579U priority Critical patent/JP3020926U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3020926U publication Critical patent/JP3020926U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】上階の振動或は振動より発する音が階下に伝達
されるのを防止できる圧縮型防振吊り体を提供する。 【解決手段】圧縮型防振吊り体は、2個の各フレーム2
と、ゴム材からなり非線形の防振体3との組合わせから
なり、2個の各フレーム2は、垂直片4と上片5、下片
5’を有し、当該各上片5、下片5’の中央には円形孔
6を穿孔し、且つ、円形孔から各上片5、下片5’の垂
直片4を挟んだ左右いずれかの端部に連続した切り込み
孔部7を有しているとともに、前記各フレーム2の各上
片5、下片5’にはカシメ止め用等の各小穴を有し、防
振体3は、その中芯に、挿通孔10を有し、上下端部の
近傍には各括れ部11を形成しているとともに、防振体
3の上端には鋼材等からなりワッシャー作用を果たす座
金13を一体的に接合配置し、且つ、防振体3の下端に
は肉薄部を有してなる。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、圧縮型防振吊り体に関し、詳しくは、例えばビル建築等々において 各階を仕切っている天井スラブと天井パネルとの間に配置させて上階の振動或い は振動より発する音を防止するようにした圧縮型防振吊り体に関する。 本考案の圧縮型防振吊り体は、ビル建築等々において各階を仕切っている天井 スラブと天井パネルとの間に配置させて上階の振動或いは振動より発する音を防 止する場合の他、建築物内における各種配管を天井スラブより吊り係止しながら 配管より生じる振動伝達を防止することをはじめ、その他ビル建築等において振 動伝達を防止すべき広汎な各種の部材又は部所において部材などを吊り係止しな がら部材等より生じる振動及び振動音等を防止することができる。
【従来の技術】
高層建築ビルに居住する者にとって、安心して居住できる条件として最も重視 されるのが、上階からの振動或いは該振動より発する音を防止し、耳や皮膚感覚 からの不快感を除去することである。同時に、建築物内における大小の各種配管 より生ずる振動或いは該振動に伴って発せられる音を防止することも重視される 居住条件の大事な一つである。
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、天井スラブと天井パネルとの間に配置されて、天井スラブに 係止支持される天井パネルを強固に係止支持できることは勿論、ビル建築の各階 において上階の振動或は振動より発する音が階下に伝達されるのを防止できる他 、建築物内に配設される各種の配管等より生ずる振動伝達を該配管等を天井体に 係止固定しつつ防止できる圧縮型防振吊り体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の圧縮型防振吊り体は、ビル建築等々において各階を仕切ってい る天井スラブと天井パネルとの間に配置させて上階の振動或いは振動より発する 音を防止する場合等々に用いる圧縮型防振吊り体であって、鋼材からなる縦長の コ字型の2個の各フレームと、ゴム材からなり非線形の防振体との組合わせから なり、前記2個の各フレームは、垂直片と該垂直片の両端に直角に折曲された上 片、下片を有し、当該各上片、下片の中央には円形孔を穿孔し、且つ、該円形孔 から各上片、下片の垂直片を挟んだ左右いずれかの端部に連続した切り込み孔部 を有しているとともに、前記各フレームの各上片、下片には、前記切り込み孔部 が設けられていない側の上片、下片の端部で垂直片側の隅部位置に設けたカシメ 止め用等の小穴と、該小穴の対称隅部の位置に設けたカシメ止め用等の小穴とを 有し、前記防振体は、その中芯に、例えば二重天井体を係止支持するボルト等の 回動軸や例えば天井スラブから吊り下げられた回動軸を挿通する挿通孔を有し、 上下端部の近傍には各括れ部を形成しているとともに、上方の括れ部の上方、即 ち防振体の上端には鋼材等からなりワッシャー作用を果たす座金を一体的に接合 配置し、且つ、下方の括れ部の下方、即ち防振体の下端には肉薄部を有してなる ものである。 請求項2記載の圧縮型防振吊り体は、ビル建築等々において各階を仕切ってい る天井スラブと天井パネルとの間に配置させて上階の振動或いは振動より発する 音を防止する場合等々に用いる圧縮型防振吊り体であって、鋼材からなる縦長の コ字型の2個の各フレームと、ゴム材からなり非線形の防振体との組合わせから なり、前記2個の各フレームは、垂直片と該垂直片の両端に直角に折曲された上 片、下片を有し、当該各上片、下片の中央には円形孔を穿孔し、且つ、該円形孔 から各上片、下片の垂直片4を挟んだ左右いずれかの端部に連続した切り込み孔 部を有しているとともに、各フレームの各上片、下片には、前記切り込み孔部が 設けられていない側の上片、下片の端部で垂直片4側の隅部位置に設けたカシメ 止め用等の小穴と、該小穴の対称隅部の位置に設けたカシメ止め用等の小穴とを 有し、前記防振体は、その中芯に、例えば、二重天井体を係止支持するボルト等 の回動軸や例えば天井スラブから吊り下げられた回動軸を挿通する挿通孔を有し 、上下端部の近傍には各括れ部を形成しているとともに、上方の括れ部の上方、 即ち防振体の上端には鋼材等からなりワッシャー作用を果たす座金を一体的に接 合配置し、且つ、下方の括れ部の下方、即ち防振体の下端には肉薄部を有してな り、前記一方のフレームの上片及び下片に設けた各切り込み孔部から防振体の下 方の括れ部の部分を挿入し、上片、下片の円形孔内に各防振体の下方の括れ部を 装着した後、他方のフレームの上片、下片に設けた各切り込み孔部から前記と同 様の要領でもって防振体の下方の括れ部の部分を挿入して上片、下片の円形孔内 に各防振体の下方の括れ部を装着し、組み合わされた両フレームの各小穴の位置 にてカシメ部材等をもって止着固定するようにしたものである。 請求項3記載の圧縮型防振吊り体は、前記請求項1又は2記載の切り込み孔部 が設けられた2個の各フレームの上片、下片の各端部と各切り込み孔部を形成す る両側端とが交叉する夫々の角部に、緩やかな湾曲部を形成したものである。
【作用】
請求項1乃至2記載の圧縮型防振吊り体によれば、2個の各フレームが、フレ ーム内に各防振体の座金を対向させ、且つ、上片、下片の各小穴を同位置に合わ せつつ、上片、下片の円形孔内に各防振体の下方の括れ部の部分を夫々装着して 相互に堅固に装着され組み合わされながら、しかも、両フレームの各小穴の位置 にてカシメ部材等をもって堅固に止着固定されるものであるので、例えば突発的 な重衝撃等があった場合でも、各フレームはカシメ部材等の止着固定の機能に頼 らなくとも、両フレームの上片、下片の各円形孔内に堅固に装着される各防振体 の作用をもって、当該各フレーム自体の機能をもって該両フレームが左右に開い たり、分離したりする心配等は全くない圧縮型防振吊り体を実現できる。 また、各フレームと防振体とが組み立てられて使用に供された場合、各フレー ム内に装着され圧縮する各防振体自体及びその肉薄部をもって、例えば天井スラ ブに埋め込み方式等でもって堅固に固着された回動軸と二重天井体を係止支持す る回動軸との相互の振動伝達が遮断されるようになっているとともに、防振体の 本体が仮に破損等した場合にも決して防振体が各フレームの内部から外脱するこ とのない圧縮型防振吊り体を実現できる。 更に、前記2個の各フレームの上片、下片の切り込み孔部が設けられていない 側の上片、下片の縁部の隅部位置に2個の各フレームを止着する際のカシメ止め 用等の小穴を設けているので、当該小穴の部分は各フレームの上片、下片中で最 も強い位置であることから、各フレームと防振体とが前記の如く組み立てられた 際に、該小穴の対称隅部の位置に設けたカシメ止め用等の他方の小穴を補強しな がら一層強度性を発揮できる圧縮型防振吊り体を実現できる。 更に又、前記防振体が各括れ部を有する非線形のゴム材から形成されているの で、軽荷重時にも充分な防振効果を上げることができるとともに、高荷重におい ても弾性体の耐久度以上に撓むことなく、軽荷重から高荷重までの広い荷重範囲 にわたり適用することができ、しかも、荷重が変化しても固有振動数がほぼ一定 の特性を持っているので荷重変動があっても防振性能に変化を生ずることのない 圧縮型防振吊り体を実現できる。 請求項3記載の圧縮型防振吊り体によれば、切り込み孔部が設けられた2個の 各フレームの上片、下片の各端部と各切り込み孔部を形成する両側端とが交叉す る夫々の角部に、緩やかな湾曲部を形成しているので、請求項1又は2記載の圧 縮型防振吊り体の作用に加えて、各フレームの円形孔内への各防振体の装着が容 易であり、組み立て作業の能率、向上を図ることができる。
【実施例】
以下、添付図面を参照して本考案に係る圧縮型防振吊り体の実施例を詳細に説 明する。 図1は本実施例に係る圧縮型防振吊り体1の斜視図であり、図2は同使用状態 を示す説明図、図3は2個の各フレーム2の斜視図、図4は防振体3の正面図で ある。 本実施例の圧縮型防振吊り体1は、図1に示すように、鋼材からなる縦長のコ 字型の2個の各フレーム2と、ゴム材からなり非線形の防振体3との組合わせか らなるものである。 前記2個の各フレーム2は、図3に示すように、垂直片4とこの垂直片4の両 端に直角に折曲された上片5、下片5’を有している。上片5、下片5’の中央 には円形孔6を穿孔している。各フレーム2の上片5、下片5’の垂直片4を挟 んだ左右いずれかの同じ側の端部には、上記円形孔6の穿孔に連続した切り込み 孔部7を設けている。上記切り込み孔部7が設けられた2個の各フレーム2の上 片5、下片5’の各端部と各切り込み孔部7を形成する両側端とが交叉する夫々 の角部には、緩やかな湾曲部8を形成している。 更に、前記2個の各フレーム2の上片5、下片5’には、切り込み孔部7が設 けられていない側の上片5、下片5’の端部で垂直片4側の隅部位置に後記する 2個の各フレーム2を止着する際のカシメ止め用等の小穴9を設け、該小穴9の 対称隅部の位置にもカシメ止め用等の小穴9’を設けている。 前記防振体3は、図2、図4に示すように、その中芯に、この圧縮型防振吊り 体1を配置しながら該圧縮型防振吊り体1を介して例えば二重天井体21を係止 支持するボルト等の回動軸22や例えば天井スラブ23から吊り下げられた回動 軸24を挿通する挿通孔10を有しているとともに、上下端部の近傍には各括れ 部11、12を形成し、上方の括れ部11の上方、即ち防振体3の上端には鋼材 等からなりワッシャーの作用を果たす座金13を防振体3に一体的に接合配置し 、下方の括れ部12の下方、即ち防振体3の下端には肉薄部14を設けている。 以下、前記実施例に係る圧縮型防振吊り体1を図1に示す如く組み立てる順序 を説明する。 先ず、一方のフレーム2の上片5、下片5’に設けた各切り込み孔部7から防 振体3の下方の括れ部12の部分を挿入して、上片5、下片5’の中央の円形孔 6内に各防振体3の下方の括れ部12を装着する。次に、他方のフレーム2の上 片5、下片5’に設けた各切り込み孔部7から前記と同様の要領でもって、防振 体3の下方の括れ部12の部分を挿入して上片5、下片5’の中央の円形孔6内 に各防振体12の下方の括れ部12を装着する。これにより、2個の各フレーム 2はフレーム2内に各防振体3の座金13を対向させ、且つ、上片5、下片5’ の各小穴9、9’を同位置に合わせながら、上片5、下片5’の円形孔6内に防 振体3の下方の括れ部12の部分を夫々装着して相互に堅固に装着される。 そして、上述の如く組み合わされた両フレーム2を、該フレーム2の各小穴9 、9’の位置にてカシメ部材15等をもって止着固定すると、図1の如く組立状 態となる。 このように本実施例に係る圧縮型防振吊り体1の組み立ては簡単に行うことが できる。 前記切り込み孔部7が設けられた2個の各フレーム2の上片5、下片5’の各 端部と各切り込み孔部7を形成する両側端とが交叉する夫々の角部が、緩やかな 湾曲部8となっているので、各フレーム2の円形孔6内への各防振体3の装着が 容易であり、組み立て作業の能率が向上する。 次に、上記のように組み立てられた本実施例に係る圧縮型防振吊り体1を、図 2に示すように、例えば、二重天井構造において用いる場合の取り付け手順につ いて説明すると、天井スラブ23に埋め込み方式等でもって堅固に固着された回 動軸24を圧縮型防振吊り体1の上端に位置する防振体3の挿通孔10に挿通し て回動軸24の先端にナット25を締着するとともに、二重天井体21を係止支 持するボルト等の回動軸22を圧縮型防振吊り体1の下端に位置するする防振体 3の挿通孔10に挿通して回動軸22の先端にナット25を締着するだけで良い 。但し、上記の如く取り付け手順とは逆であっても構わないことは勿論である。 このように本実施例に係る圧縮型防振吊り体1を例えば二重天井構造において 用いる場合等の取り付けも簡単に行うことができる。 このような本実施例の圧縮型防振吊り体1においては、前述のように、2個の 各フレーム2が、フレーム2内に各防振体3の座金13を対向させ、且つ、上片 5、下片5’の各小穴9、9’を同位置に合わせつつ、上片5、下片5’の円形 孔6内に各防振体3の下方の括れ部12の部分を夫々装着して相互に堅固に装着 され組み合わされながら、しかも、両フレーム2の各小穴9、9’の位置にてカ シメ部材15等をもって堅固に止着固定されているので、例えば突発的な重衝撃 等があった場合でも、各フレーム2はカシメ部材13等の止着固定の機能に頼ら なくとも、両フレーム2の上片5、下片5’の各円形孔6内に堅固に装着されて いる各防振体3の作用をもって、当該各フレーム2自体の機能をもって該両フレ ーム2が左右に開いたり、分離したりする心配等は全くない。 また、夫々のフレーム2の上片5、下片5’の各円形孔6内に装着されている 各防振体3の各括れ部12の面部が、二重天井体21等の重力により両フレーム 2の各切り込み孔部7、円形孔6の段差面に撓む範囲を最小限にとめるため、各 防振体3の括れ部12の面部に接合する各フレーム2の切り込み孔部7の切り込 み幅を狭くするならば、当該括れ部12がフレーム2の切り込み孔部7へ接合す る面部の撓み範囲は極小となり防振機能をより一層正常な姿で全うすることにな る。 本実施例の圧縮型防振吊り体1においては、各フレーム2と防振体3とが前記 の如く組み立てられて使用に供された場合、各フレーム2内に装着され圧縮する 各防振体3及びその肉薄部14をもって、例えば天井スラブ23に埋め込み方式 等でもって堅固に固着された回動軸24と二重天井体21を係止支持する回動軸 22との相互の振動伝達が遮断されるようになっているとともに、防振体3の本 体が仮に破損等した場合にも決して防振体3が各フレーム2の内部から外脱しな いようになっている。 本実施例の圧縮型防振吊り体1においては、前記2個の各フレーム2の上片5 、下片5’の切り込み孔部7が設けられていない側の上片5、下片5’の縁部の 隅部位置に2個の各フレーム2を止着する際のカシメ止め用等の小穴9を設けて いるので、当該小穴9の部分は各フレーム2の上片5、下片5’中で最も強い位 置であることから、各フレーム2と防振体3とが前記の如く組み立てられた際に 、該小穴9の対称隅部の位置に設けたカシメ止め用等の他方の小穴9’を補強し ながら一層強度性を発揮できるようになっている。 更に、本実施例の圧縮型防振吊り体1の防振体3は、図示するように、各括れ 部11、12を有する非線形のゴム材からこれを形成しているので、軽荷重時に も充分な防振効果を上げることができるとともに、高荷重においても弾性体の耐 久度以上に撓むことなく、軽荷重から高荷重までの広い荷重範囲にわたり適用す ることができ、しかも、荷重が変化しても固有振動数がほぼ一定の特性を持って いるので荷重変動があっても防振性能に変化を生ずることがない。
【考案の効果】
以上詳述した本考案によれば、以下の各効果を奏する。 請求項1乃至2記載の圧縮型防振吊り体によれば、2個の各フレームの各上片 、下片の円形孔内に各防振体の下方の括れ部の部分を夫々装着して2個の各フレ ームが相互に堅固に装着され組み合わされながら、しかも、両フレームの各小穴 の位置にてカシメ部材等をもって堅固に止着固定されるものであるので、例えば 突発的な重衝撃等があった場合でも、組み立てられ使用に供された2個の各フレ ームが左右に開いたり、分離したりする心配等は全くない圧縮型防振吊り体を提 供できる。 また、前記圧縮型防振吊り体によれば、各フレームと防振体とが組み立てられ て使用に供された場合、各フレーム内に装着され圧縮する各防振体自体及びその 肉薄部をもって、例えば天井スラブに埋め込み方式等でもって堅固に固着された 回動軸と二重天井体を係止支持する回動軸との相互の振動伝達を遮断できるとと もに、防振体の本体が仮に破損等した場合にも決して防振体が各フレームの内部 から外脱することなく、しかも、その構造及び取付は簡便にして且つそのコスト 低廉であるとともに、二重天井体等々を強固に係止支持できることは勿論、ビル 建築の各階の如何なる振動或いは振動から発する音も防止し、多集団居住のなか にあって人間の耳或いは皮膚感覚からの不快感を除去防止できる圧縮型防振吊り 体を提供できる。 更に、前記圧縮型防振吊り体によれば、2個の各フレームの上片、下片で最も 強い位置にカシメ止め用等の一方の小穴を設けてあることから、各フレームと防 振体とが前記の如く組み立てられた際に、該小穴の対称隅部の位置に設けたカシ メ止め用等の他方の小穴を補強しながら一層強度性を発揮できる圧縮型防振吊り 体を提供できる。 更に又、前記圧縮型防振吊り体によれば、防振体が各括れ部を有する非線形の ゴム材から形成されているので、軽荷重時にも充分な防振効果を上げることがで きるとともに、高荷重においても弾性体の耐久度以上に撓むことなく、軽荷重か ら高荷重までの広い荷重範囲にわたり適用することができ、しかも、荷重が変化 しても固有振動数がほぼ一定の特性を持っているので荷重変動があっても防振性 能に変化を生ずることのない圧縮型防振吊り体を提供できる。 請求項3記載の圧縮型防振吊り体によれば、前記切り込み孔部7が設けられた 2個の各フレーム2の上片5、下片5’の各端部と各切り込み孔部7を形成する 両側端とが交叉する夫々の角部に、緩やかな湾曲部を形成しているので、請求項 1乃至2記載の圧縮型防振吊り体の効果に加えて、各フレームの円形孔内への各 防振体の装着が容易であり、組み立て作業の能率、向上を図れる圧縮型防振吊り 体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る圧縮型防振吊り体1の斜視図で
ある。
【図2】本実施例に係る圧縮型防振吊り体1の使用状態
を示す説明図である。
【図3】本実施例に係る圧縮型防振吊り体1の2個の各
フレーム2の斜視図である。
【図4】本実施例に係る圧縮型防振吊り体1の防振体3
の正面図である。
【符号の説明】
1 圧縮型防振吊り体 2 フレーム 3 防振体 4 垂直片 5 上片 5’下片 6 円形孔 7 切り込み孔部 8 湾曲部 9 小穴 9’小穴 10 挿通孔 11 括れ部 12 括れ部 13 座金 14 肉薄部 15 カシメ部材 21 二重天井体 22 回動軸 23 天井スラブ 24 回動軸 25 ナット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビル建築等々において各階を仕切っている
    天井スラブと天井パネルとの間に配置させて上階の振動
    或いは振動より発する音を防止する場合等々に用いる圧
    縮型防振吊り体であって、 鋼材からなる縦長のコ字型の2個の各フレーム2と、ゴ
    ム材からなり非線形の防振体3との組合わせからなり、 前記2個の各フレーム2は、垂直片4と該垂直片4の両
    端に直角に折曲された上片5、下片5’を有し、当該各
    上片5、下片5’の中央には円形孔6を穿孔し、且つ、
    該円形孔6から各上片5、下片5’の垂直片4を挟んだ
    左右いずれかの端部に連続した切り込み孔部7を有して
    いるとともに、前記各フレーム2の各上片5、下片5’
    には、前記切り込み孔部7が設けられていない側の上片
    5、下片5’の端部で垂直片4側の隅部位置に設けたカ
    シメ止め用等の小穴9と、該小穴9の対称隅部の位置に
    設けたカシメ止め用等の小穴9’とを有し、 前記防振体3は、その中芯に、例えば二重天井体21を
    係止支持するボルト等の回動軸22や例えば天井スラブ
    23から吊り下げられた回動軸24を挿通する挿通孔1
    0を有し、上下端部の近傍には各括れ部11、12を形
    成しているとともに、上方の括れ部11の上方、即ち防
    振体3の上端には鋼材等からなりワッシャー作用を果た
    す座金13を一体的に接合配置し、且つ、下方の括れ部
    12の下方、即ち防振体3の下端には肉薄部14を有し
    てなるものである圧縮型防振吊り体。
  2. 【請求項2】ビル建築等々において各階を仕切っている
    天井スラブと天井パネルとの間に配置させて上階の振動
    或いは振動より発する音を防止する場合等々に用いる圧
    縮型防振吊り体であって、 鋼材からなる縦長のコ字型の2個の各フレーム2と、ゴ
    ム材からなり非線形の防振体3との組合わせからなり、 前記2個の各フレーム2は、垂直片4と該垂直片4の両
    端に直角に折曲された上片5、下片5’を有し、当該各
    上片5、下片5’の中央には円形孔6を穿孔し、且つ、
    該円形孔6から各上片5、下片5’の垂直片4を挟んだ
    左右いずれかの端部に連続した切り込み孔部7を有して
    いるとともに、前記各フレーム2の各上片5、下片5’
    には、前記切り込み孔部7が設けられていない側の上片
    5、下片5’の端部で垂直片4側の隅部位置に設けたカ
    シメ止め用等の小穴9と、該小穴9の対称隅部の位置に
    設けたカシメ止め用等の小穴9’とを有し、 前記防振体3は、その中芯に、例えば二重天井体21を
    係止支持するボルト等の回動軸22や例えば天井スラブ
    23から吊り下げられた回動軸24を挿通する挿通孔1
    0を有し、上下端部の近傍には各括れ部11、12を形
    成しているとともに、上方の括れ部11の上方、即ち防
    振体3の上端には鋼材等からなりワッシャー作用を果た
    す座金13を一体的に接合配置し、且つ、下方の括れ部
    12の下方、即ち防振体3の下端には肉薄部14を有し
    てなり、 前記一方のフレーム2の上片5、下片5’に設けた各切
    り込み孔部7から防振体3の下方の括れ部12の部分を
    挿入し、上片5、下片5’の円形孔6内に各防振体3の
    下方の括れ部12を装着した後、他方のフレーム2の上
    片5、下片5’に設けた各切り込み孔部7から前記と同
    様の要領でもって防振体3の下方の括れ部12の部分を
    挿入して上片5、下片5’の円形孔6内に各防振体12
    の下方の括れ部12を装着し、組み合わされた両フレー
    ム2の各小穴9、9’の位置にてカシメ部材15等をも
    って止着固定するようにした圧縮型防振吊り体。
  3. 【請求項3】前記切り込み孔部7が設けられた2個の各
    フレーム2の上片5、下片5’の各端部と各切り込み孔
    部7を形成する両側端とが交叉する夫々の角部には、緩
    やかな湾曲部8を形成したものである請求項1又は2記
    載の圧縮型防振吊り体。
JP1995008579U 1995-07-25 1995-07-25 圧縮型防振吊り体 Expired - Lifetime JP3020926U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995008579U JP3020926U (ja) 1995-07-25 1995-07-25 圧縮型防振吊り体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995008579U JP3020926U (ja) 1995-07-25 1995-07-25 圧縮型防振吊り体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3020926U true JP3020926U (ja) 1996-02-16

Family

ID=43156281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995008579U Expired - Lifetime JP3020926U (ja) 1995-07-25 1995-07-25 圧縮型防振吊り体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3020926U (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100383793B1 (ko) * 2000-02-02 2003-05-16 조용군 천정구조물용 방진행거
KR100383792B1 (ko) * 2000-02-02 2003-05-16 조용군 조립성을 개선한 천정구조물
JP2013053441A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Mitsubishi Heavy Industries Bridge & Steel Structures Engineering Co Ltd 吊り天井
JP2016080154A (ja) * 2014-10-22 2016-05-16 特許機器株式会社 天吊り機器の減震構造
JP2017044261A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 株式会社Tozen 吊下げ式防振具
JP2017125332A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 特許機器株式会社 減震構造体、及び減震構造体の施工方法
JP2017161073A (ja) * 2017-04-14 2017-09-14 株式会社Tozen 吊下げ式防振具
JP2017161074A (ja) * 2017-04-14 2017-09-14 株式会社Tozen 吊下げ式防振具

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100383793B1 (ko) * 2000-02-02 2003-05-16 조용군 천정구조물용 방진행거
KR100383792B1 (ko) * 2000-02-02 2003-05-16 조용군 조립성을 개선한 천정구조물
JP2013053441A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Mitsubishi Heavy Industries Bridge & Steel Structures Engineering Co Ltd 吊り天井
JP2016080154A (ja) * 2014-10-22 2016-05-16 特許機器株式会社 天吊り機器の減震構造
JP2017044261A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 株式会社Tozen 吊下げ式防振具
JP2017125332A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 特許機器株式会社 減震構造体、及び減震構造体の施工方法
JP2017161073A (ja) * 2017-04-14 2017-09-14 株式会社Tozen 吊下げ式防振具
JP2017161074A (ja) * 2017-04-14 2017-09-14 株式会社Tozen 吊下げ式防振具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7028432B2 (en) Compact ceiling isolation hanger
JP3020926U (ja) 圧縮型防振吊り体
JP2008020170A (ja) 天吊り式空調機の防振装置及びその施工方法
KR20220059390A (ko) 내진보강형 천장마감시스템의 고정브라켓
JP2008274546A (ja) 吊り天井
JP3020928U (ja) 圧縮型防振吊り体
JP2004092112A (ja) 床振動減衰装置
US8209906B2 (en) Noise dampener for a garage door opener
JPS61211551A (ja) 圧縮機の防振取付装置
KR200407109Y1 (ko) 천정틀 방진 구조
JP4053396B2 (ja) 圧縮型防振吊り体及び複合圧縮型防振吊り体
JPS62170658A (ja) 建物躯体の振動制御装置
JPS5936573Y2 (ja) 防振ハンガ−
JP2001193312A (ja) 建築構造物の制振装置
JPH0125146Y2 (ja)
JPS628265Y2 (ja)
EP2003258A2 (en) Attachment device with acoustic isolation for use in building constructions
JP2002174296A (ja) 防振ハンガー
JP2003185195A (ja) エアコン室外機の天井吊下げ用架台
JP3090222U (ja) 耐震機能付き石材構成
KR102017860B1 (ko) 소방용 배관의 흔들림 방지 연결 지지대용 체결유닛
JP3035241B2 (ja) 天井支持構造
JP2978489B1 (ja) 天井吊金具
JP2023158942A (ja) 天井枠連結構造
RU172745U1 (ru) Узел виброизоляционного крепления