JP3090222U - 耐震機能付き石材構成 - Google Patents

耐震機能付き石材構成

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JP3090222U JP2002003032U JP2002003032U JP3090222U JP 3090222 U JP3090222 U JP 3090222U JP 2002003032 U JP2002003032 U JP 2002003032U JP 2002003032 U JP2002003032 U JP 2002003032U JP 3090222 U JP3090222 U JP 3090222U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に結合強度を高められ、優れた耐震性を実
現すると共に、組立てが容易で、製造、施工コストも減
少させることができる耐震機能付き石材構成を提供す
る。 【解決手段】 掛止部材(10)を有し、掛止部材(1
0)の一側に固定プレート(12)が設けられると共
に、固定プレート(12)上に固定孔(14)が形成さ
れ、その固定孔(14)がネジにより支持フレーム(2
0)に固設され、掛止部材(10)の他側に支持プレー
ト(30)が設けられると共に、支持プレート(30)
の上下部にそれぞれ上当接部(32)及び下当接部(3
4)が設けられ、その上当接部(32)と下当接部(3
4)の一側にそれぞれ上掛止部(36)及び下掛止部
(38)が凸設され、石材(40)の両側にそれぞれ嵌
合溝(42)が形成され、各嵌合溝(42)にはそれぞ
れ掛止部材(10)の他側における支持プレート(3
0)が嵌合される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、特に結合強度を高められ、優れた耐震性を実現すると共に、組立てが 容易で、製造、施工コストも減少させることができる耐震機能付き石材構成に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
石材パネル(大理石や人工大理石など)は主に建築物(例えば、ビルやマンショ ンなど)の壁面上において使用され、それらを複数枚組合わせながら壁面上に取 付けることにより、優れた質感を持たせている。
【0003】 また、その石材パネルに使用する、従来の石材用固設部材は複数の固設部材を有 し、各固設部材の一側に嵌合部が設けられ、その嵌合部上に所定の間隔で複数の 凹部が形成されると共に、嵌合部は石材の両側の上端から下端に貫通するように 形成される嵌合溝に嵌め込まれ、凝固剤により固定される。この構成によれば、 石材の重量を固設部材の表面及び各凹部で受け止めることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の石材用固設部材の構成では、使用上次に示すような問題を有 する。 1. 石材の側面における嵌合溝は上端から下端まで貫通しており、石材の厚度 が足りないため、優れた結合強度を確保することができない。 2. 石材は上端から下端まで貫通している嵌合溝により固設部材と嵌合するの で、特に石材が地震やその他の外力により震動した時、石材と固設部材との間の 結合に問題が発生し、石材が脱落する恐れがあるので、非常に危険である。また 、石材の側面における嵌合溝は上端から下端まで貫通していると共に、固設部材 の長さも比較的長く、その固設部材は複数の嵌合部を石材の嵌合溝に嵌め込むこ とにより結合させるので、地震が発生した時、石材が下方に滑り落ちる恐れがあ る。 3. 本考案を組合わせる時は、各石材をそれぞれ対応する各固設部材に組合わ せると共に、各固設部材の固定部を支持フレームに固設するが、この方法では石 材の両側にそれぞれ上端から下端に貫通するように嵌合溝を形成させる必要があ るので、製造上非常に面倒である。また、 4. 本考案を製造する時は、石材の両側にそれぞれ上端から下端に貫通するよ うに嵌合溝を形成させると共に、各固設部材にそれぞれ嵌合部、凹部及び固定部 を設ける必要があるので、製造が複雑になり、製造コストが増加してしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、 掛止部材(10)を有し、掛止部材(10)の一側に固定プレート(12)が設 けられると共に、固定プレート(12)上に固定孔(14)が形成され、その固 定孔(14)がネジにより支持フレーム(20)に固設され、 掛止部材(10)の他側に支持プレート(30)が設けられると共に、支持プレ ート(30)の上下部にそれぞれ上当接部(32)及び下当接部(34)が設け られ、その上当接部(32)と下当接部(34)の一側にそれぞれ上掛止部(3 6)及び下掛止部(38)が凸設され、 石材(40)の両側にそれぞれ嵌合溝(42)が形成され、各嵌合溝(42)に はそれぞれ掛止部材(10)の他側における支持プレート(30)が嵌合される ことを特徴とする耐震機能付き石材構成、を提供する。
【0006】
【作用】
本考案は上記の課題を解決するものであり、石材の一側上部及び他側下部にそれ ぞれ弧形の嵌合溝が形成され、各嵌合溝にそれぞれ掛止部材が設置され、それら 各掛止部材はそれぞれ支持フレームに固設されると共に、各掛止部材の一側に略 コ字形の支持プレートが設けられ、それら各支持プレートの上下部にそれぞれ上 当接及び下当接部が設けられ、その上当接部と下当接部の一側にそれぞれ上掛止 部及び下掛止部が凸設され、更に、掛止部材は樹脂により弧形の嵌合溝に接着さ れることによって石材と組み合わされるので、製造、組立てが容易であり、製造 、施工コストも減少させることができ、更には、結合強度に優れるので、地震時 の石材の脱落を確実に防止することができる。
【0007】 以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0008】
【考案の好適な実施の形態】
図1は本考案に係わる耐震機能付き石材構成に石材を組合わせた状態を示す斜視 図であり、図2は本考案に係わる耐震機能付き石材構成と石材との組合わせ方法 を示す分解斜視図であり、図3は本考案に係わる耐震機能付き石材構成に石材を 組合わせた後、支持フレームに固設した状態を示す正面図であり、図4は本考案 に係わる耐震機能付き石材構成に石材を組合わせた状態を示す一部正面断面図で あり、図5は本考案に係わる耐震機能付き石材構成に石材を組合わせた状態を示 す一部平面断面図である。
【0009】 図1乃至図3に示すように、本考案の耐震機能付き石材構成は略断面Z字形の金 属製掛止部材(10)を有し、掛止部材(10)の一側に固定プレート(12) が設けられると共に、固定プレート(12)上に固定孔(14)が形成され、そ の固定孔(14)がネジにより支持フレーム(20)に固設される。
【0010】 更に、掛止部材(10)の他側にコ字形の支持プレート(30)が設けられると 共に、支持プレート(30)の上下部にそれぞれ上当接部(32)及び下当接部 (34)が設けられ、その上当接部(32)と下当接部(34)の一側にそれぞ れ上掛止部(36)及び下掛止部(38)が凸設される。
【0011】 また、図2、図4及び図5に示すように、本考案の耐震機能付き石材構成を使用 する時、即ち、掛止部材(10)を石材(40)の両側に嵌合する時は、各石材 (40)の一側上部及び他側下部にそれぞれ形成される弧形の嵌合溝(42)に 掛止部材(10)の一側の支持プレート(30)を嵌合し、この時、上当接部( 32)と下当接部(34)は嵌合溝(42)の上下端に当接させると共に、上掛 止部(36)及び下掛止部(38)はそれぞれ弧形の嵌合溝(42)内に収容し 、更に、嵌合溝(42)と支持プレート(30)との間に樹脂を充填することに より、支持プレート(30)と石材(40)とを強固に結合させる。
【0012】 故に、本考案の構成によれば、単に石材(40)の一側上部及び他側下部にそれ ぞれ弧形の嵌合溝(42)を形成させ、その嵌合溝(42)に支持プレート(3 0)を嵌合するだけで、掛止部材(10)を石材(40)に組み合わさることが できるので、組立てが非常に容易であると共に、従来のように面倒な製造工程を 行なう必要もない。
【0013】 また、石材(40)は支持プレート(30)により掛止されており、震動を吸収 する効果を有しているので、地震などにより石材(40)に押圧力がかかったと しても、石材(40)が破損する恐れはない。
【0014】
【考案の効果】
本考案は上記の構成を有しているので、次のような効果を有する。 1. 本考案の耐震機能付き石材構成によれば、石材の一側上部及び他側下部に それぞれ弧形の嵌合溝を形成させるだけでよいので、製造コストを減少させるこ とができると共に、従来のようにわざわざ石材の両側にそれぞれ、上端から下端 に貫通するように嵌合溝を形成させなくても、優れた結合強度を確保することが できる。 2. 本考案の耐震機能付き石材構成によれば、石材の一側上部及び他側下部に それぞれ形成された弧形の嵌合溝に掛止部材を組合わせるが、この時、掛止部材 の上下端における上当接部及び下当接部により確実に石材を支持するので、石材 の脱落を防止することができる。 3. 本考案を組立てる時は、単に石材の一側上部及び他側下部にそれぞれ形成 された弧形の嵌合溝に掛止部材における支持プレートを嵌合して、樹脂により接 着するだけでよいので、組立てが非常に簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる耐震機能付き石材構成に石材を
組合わせた状態を示す斜視図である。
【図2】本考案に係わる耐震機能付き石材構成と石材と
の組合わせ方法を示す分解斜視図である。
【図3】本考案に係わる耐震機能付き石材構成に石材を
組合わせた後、支持フレームに固設した状態を示す正面
図である。
【図4】本考案に係わる耐震機能付き石材構成に石材を
組合わせた状態を示す一部正面断面図である。
【図5】本考案に係わる耐震機能付き石材構成に石材を
組合わせた状態を示す一部平面断面図である。
【符号の説明】
10 掛止部材 12 固定プレート 14 固定孔 20 支持フレーム 30 支持プレート 32 上当接部 34 下当接部 36 上掛止部 38 下掛止部 40 石材 42 嵌合溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掛止部材(10)を有し、掛止部材(1
    0)の一側に固定プレート(12)が設けられると共
    に、固定プレート(12)上に固定孔(14)が形成さ
    れ、その固定孔(14)がネジにより支持フレーム(2
    0)に固設され、掛止部材(10)の他側に支持プレー
    ト(30)が設けられると共に、支持プレート(30)
    の上下部にそれぞれ上当接部(32)及び下当接部(3
    4)が設けられ、その上当接部(32)と下当接部(3
    4)の一側にそれぞれ上掛止部(36)及び下掛止部
    (38)が凸設され、石材(40)の両側にそれぞれ嵌
    合溝(42)が形成され、各嵌合溝(42)にはそれぞ
    れ掛止部材(10)の他側における支持プレート(3
    0)が嵌合されることを特徴とする耐震機能付き石材構
    成。
  2. 【請求項2】 支持プレート(30)が略コ字形である
    と共に、石材(40)の一側上部及び他側下部にそれぞ
    れ弧形の嵌合溝(42)が形成されることを特徴とする
    請求項1に記載の耐震機能付き石材構成。
  3. 【請求項3】 掛止部材(10)と各嵌合溝(42)と
    は樹脂により接着されることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の耐震機能付き石材構成。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009041181A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Yuusu Kitaura:Kk 外壁材取付金具および外壁材の取付方法

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