JP5058743B2 - コンクリートブロック構築体 - Google Patents
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Description
外断熱構造を有するコンクリートブロック構築体においては、断熱材を保護すると共に、外観を向上させるために外装材を配設することが好適であり、外装材を簡単にしかも確実に取り付けする構成も開示されている(特許文献3)。
また、横材を吊架する部分(係止部)が外装材を取り付ける際に邪魔になるため、外装材を取り付けする際は、ハンガーの位置を避けなければなければならず(ハンガーの位置を外装材の目地位置にしなければならない)、外装材の配設自由度にも制約が生じてしまうという課題が明らかになった。
これにより、係止部への吊架体のセットが容易になる。そして、吊架体に外装材を吊架することにより、吊架体がV溝の鉛直面に対して若干押圧する状態になるので、外装材を鉛直に配設することができ、コンクリート構築体の外観を良好にすることができる。
また、壁体に固定したハンガーは、コンクリートブロックの組積作業および外装材の取り付け作業において何ら支障をきたさないので、コンクリートブロック構築体の施工を効率的に行うことが可能になる。
そして、ハンガーの配設位置にかかわらず自由な位置に外装材を吊架することができ、外装材の配設効率が向上する。また、外装材がハンガーの係止部を押圧することになり、ハンガーが断熱材を壁体に密着させることができる。
本実施形態におけるコンクリートブロック構築体100は、組積されたコンクリートブロック10により壁体12を構築し、壁体12の外側表面にハンガー20を固定し、ハンガー20に格子状に形成された吊架体40のうちの横材42を掛け止めした後に、吊架体50の横材42に外装材50を吊り下げることにより構築されている。
図3に示すように、本実施形態におけるハンガー20は、金属板をプレス加工により所定形状に打ち抜かれた後、フェースプレート14Aに固定する固定部24の上端部分を本体部22に対して直交する方向に曲折することにより形成されている。固定部24は、フェースプレート14Aの上端面部分を進入させる凹部24Aおよび本体部22に対して曲折された部分でありフェースプレート14の上端面に当接する当接部24Bと、フェースプレート14Aの背面側に進入する脚部24Cとからなる。フェースプレート14Aはフェースプレート14Aの上端面が当接部24Bの下面位置となるまで凹部24Aに進入する。
ハンガー20は、図1に示すように本体部22がフェースプレート14Aの外側に突出する状態でフェースプレート14Aに固定される。本体部22の先端部(フェースプレートから離反側の端部)には、後述する吊架体40を係止する係止部26が形成されている。
フェースプレート14Aの背面側に進入した脚部24Cは後に充てんされるコンクリート70に埋設した状態となり、ハンガー20は配設位置においてしっかりと固定される。
このように形成された吊架体40は横材42の平坦部分42Aをハンガー20のV字溝27に進入させることにより係止している。なお、吊架体40の横材42のすべては、必ずしもハンガー20のV字溝27に係止されるものではなく、図1に示すように、縦材44により吊り下げられた状態で保持されているものもある。横材42は鉛直方向に複数枚配設されているが、少なくとも2箇所の横材42がハンガー20のV字溝27に係止されていれば良い。
本実施形態における外装材50は、アダプタ54の斜辺部54Aを吊架体40の横材42の上端部分に掛止した際に、化粧板52の裏面側がハンガー20の係止部26の外側面に当接するようにアダプタ54の板厚寸法が設定されている。
まず、コンクリートブロック10を組積し、コンクリートブロック10のフェースプレート14Aの上端側からハンガー20を装着する。フェースプレート14Aの上面側からハンガー20の凹部24Aを被せるようにしてフェースプレート14Aに進入させる。ハンガー20は当接部24Bの下面が、フェースプレート14Aの上端面に当接するまでフェースプレート14Aに進入させる。図6に示すように、ハンガー20は脚部24Cがフェースプレート14Aの背面側から下方に進入し、本体部22と脚部24Cとによりフェースプレート14Aを挟持した状態になる。
横材42の側面視形状がへ字状に曲折されていて、この曲折部分に外装材50を吊り下げていることにより、外装材50の自重が吊架体40の縦材44を断熱材60に押し付ける作用をなす。これに加えて、外装材50の化粧板52の内側面をハンガー20の最外面26Aに当接した状態となることにより、ハンガー20がハンガー20に刺し込むことにより配設した断熱材60と共に壁体12に押し付けられる作用が得られ、断熱材60と壁体12を密着させた状態を好適に維持することができる。
例えば、以上に説明した実施形態においては、外装材50として、化粧板52とアダプタ54を別体に形成し、接着等により一体化したものを用いているが、化粧板52をコンクリートにより形成する場合には、化粧板52とアダプタ54とをプレス成形機で一体成形した外装材50を用いることも可能である。
12 壁体
14A,14B フェースプレート
16 連結部
20 ハンガー
22 本体部
24 固定部
24A 凹部
24B 当接部
24C 脚部
26 係止部
26A 係止部の最外面
27 V字溝
27A 一方の内壁
40 吊架体
42 横材
42A 平坦部分
44 縦材
50 外装材
52 化粧板
52A 凹溝
54 アダプタ
54A 斜辺部
54B 突片
60 断熱材
70 コンクリート
72 連結用鉄筋
100 コンクリートブロック構築体
Claims (4)
- コンクリートブロックを積み重ねた壁体と、
前記壁体に固定され、前記壁体の外方側に突出する係止部が設けられ、前記壁体への固定部分における上端部分が前記壁体の上端面に当接するように曲折されたハンガーと、
前記壁体の外表面に前記ハンガーを介して取り付けられた断熱材と、
前記断熱材を外方側から覆う外装材を吊架すると共に前記係止部に係止された吊架体と、を有するコンクリートブロック構築体であって、
前記吊架体は、前記係止部に係止される横材と、該横材を所要間隔で保持する縦材とにより構成されていて、
前記横材は板材からなり、先端部が前記縦材との連結部分から外方側に離反するへ字形状に形成されていることを特徴とするコンクリートブロック構築体。 - 前記係止部はV溝に形成されていることを特徴とする請求項1記載のコンクリートブロック構築体。
- 前記V溝は、一方の内壁面が鉛直面に形成されていることを特徴とする請求項2記載のコンクリートブロック構築体。
- 前記断熱材は、前記ハンガーの外側から前記コンクリートブロックの外側表面に向けて断熱材を前記ハンガーに刺し込むことにより取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のコンクリートブロック構築体。
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