JP3020362U - 帯締房カバ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な器具で、帯締保管中においても帯締の
房の乱れを防止し、再度着用する際に気まずい思いをな
くすことのできる帯締房カバ−を提供する。 【構成】 略台形状の厚地布表面の側辺近傍に帯状の面
ファスナ−を側辺に沿う方向に取り付け、当該面ファス
ナ−を取り付けた側辺近傍と反対側の側辺の裏面側にも
帯状の面ファスナ−を側辺に沿う方向に取り付け、帯締
端部の房を巻き前記面ファスナ−同士を接着させること
により前記房の形状を保持できることを特徴とする帯締
房カバ−。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、帯締の不使用時に帯締の房の形状を奇麗に保持することができる帯 締房カバ−に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

帯を着用する場合、帯締により美しく結び、帯締端部の房は美しく着飾るため に必要なものであるが、着用後帯締を保管すると帯締の房は乱れてしまい、再度 帯締を使用する際に奇麗な房とならず気になるものであった。しかしながら適当 な保管方法がなく、なにか良い方法が望まれていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、上記の如く帯締を保管中に房が乱れてしまい、再 度使用する際に新品との差が出てしまうことにある。 本考案は、簡単な器具で、帯締保管中においても帯締の房の乱れを防止し、再 度着用する際に気まずい思いをなくすことのできる帯締房カバ−を提供すること を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記問題点を解決し考案の目的を達成するため本考案に係る帯締房カバ−は次 のように構成したことを特徴とする。すなわち、本考案の第１は、略台形状の厚 地布表面の側辺近傍に帯状の面ファスナ−を側辺に沿う方向に取り付け、当該面 ファスナ−を取り付けた側辺近傍と反対側の側辺の裏面側にも帯状の面ファスナ −を側辺に沿う方向に取り付け、帯締端部の房を巻き前記面ファスナ−同士を接 着させることにより前記房の形状を保持できることを特徴とし、本考案の第２は 厚地布が薄地の布を複数枚合せたものであることを特徴とするものである。

【０００５】

【実施例】 以下本考案に係る帯締房カバ−の１実施例を図面に基づき説明する。 図１は本考案に係る帯締房カバ−により帯締両端部の房を巻いた状態を示す状 態図、図２は図１の帯締房カバ−を開いた状態を示す状態図、図３は本考案に係 る帯締房カバ−の表面平面図、図４は本考案に係る帯締房カバ−の裏面図におい て側辺の一部を折返し表面の一部が見える状態を示す状態図である。 図において１は帯締房カバ−、１ａは面ファスナ−、１ｂは面ファスナ−、２ は帯締、３は房を示す。

【０００６】 対象となる帯締房カバ−は図３に示す如く略台形の厚地の布からなり、表側 の台形の側辺近傍に帯状の面ファスナ−１ｂを側辺に沿う方向に取り付け、裏側 には図２および図４に示す如く帯状の面ファスナ−１ａを側辺に沿う方向に取り 付けてなるものである。

【０００７】 房３の付いた帯締２を保管する場合は、図２に示す如く房３を直接本考案の帯 締房カバ−１で巻付け、帯締房カバ−１の表面の面ファスナ−１ｂと裏面の面フ ァスナ−１ａとを係合させても良いが、先ず本考案の帯締房カバ−１を帯締２の 端部近傍に巻付け、面ファスナ−１ｂに面ファスナ−１ａを係合させた後房３の 方向へずらすと、房３は一定方向へ整列させられるため、より奇麗に保管するこ とができる。なお、一定方向へ整列させられた房３の形態を維持するためには厚 地の布が良いが、薄地の布を複数枚合わせても同じ効果を得ることができ、この 場合表面の布地の柄を自由に選択することができる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案に係る帯締房カバ−は上記のように構成されているので、帯締の房を常 に奇麗に維持することができ、また、単に帯締の房を奇麗に維持するだけでなく 、帯締を保管する場合好みの柄の帯締房カバ−を用いて保管できるため、気持ち が良いという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る帯締房カバ−により帯締両端部の
房を巻いた状態を示す状態図。

【図２】図１の帯締房カバ−を開いた状態を示す状態
図。

【図３】本考案に係る帯締房カバ−の表面平面図。

【図４】本考案に係る帯締房カバ−の裏面図において側
辺の一部を折返し表面の一部が見える状態を示す状態
図。

【符号の説明】

１ 帯締房カバ− １ａ 面ファスナ− １ｂ 面ファスナ− ２ 帯締 ３ 房

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 略台形状の厚地布表面の側辺近傍に帯状
   の面ファスナ−を側辺に沿う方向に取り付け、当該面フ
   ァスナ−を取り付けた側辺近傍と反対側の側辺の裏面側
   にも帯状の面ファスナ−を側辺に沿う方向に取り付け、
   帯締端部の房を巻き前記面ファスナ−同士を接着させる
   ことにより前記房の形状を保持できることを特徴とする
   帯締房カバ−。
2. 【請求項２】 厚地布が薄地の布を複数枚合せたもので
   ある請求項１の帯締房カバ−。