JP3019730B2 - メンテナンス情報管理装置 - Google Patents

メンテナンス情報管理装置

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JP3019730B2
JP3019730B2 JP6230498A JP23049894A JP3019730B2 JP 3019730 B2 JP3019730 B2 JP 3019730B2 JP 6230498 A JP6230498 A JP 6230498A JP 23049894 A JP23049894 A JP 23049894A JP 3019730 B2 JP3019730 B2 JP 3019730B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメンテナンス情報管理装
置に関し、より詳細にはソースプログラムを構成するソ
ース行の1行毎或いは複数行毎にその処理概要やバグ修
正情報などを記述したメンテナンス情報を、ソースファ
イルとは別ファイルで管理するようにしたメンテナンス
情報管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ソースプログラムを新規に開発した場
合、或いは既存のソースプログラムを改良した場合、後
のソースプログラムの保守等の便宜のために、ソースコ
ードの処理の概要やバグ修正情報などを記述したメンテ
ナンス情報を作成し、保存しておくことが行われてい
る。
【0003】従来、この種のメンテナンス情報の保存方
法としては、一般的にはソースプログラム自体に所謂コ
メント文を付加する方法が良く使われている。しかし、
この方法では、ソースコードとコメント文とが混在した
ソースプログラムとなるためにソースプログラム自体の
サイズが増大し、ソースプログラムが読みづらくなると
共にソースコードの開発規模の把握が困難になり、大量
のメンテナンス情報を記述するには適さない。
【0004】そこで、メンテナンス情報をソースプログ
ラム本体と分離して管理できるようにした装置として、
例えば特開昭63−59629号公報に見られるプログ
ラム編集装置(以下、従来装置と称す)が提案されてい
る。この従来装置では、表示装置にソースプログラムを
表示させ、メンテナンス情報を記入する位置をポインテ
ィングデバイス等で指定してメンテナンス情報を入力す
ると、入力されたメンテナンス情報と、ソースプログラ
ムとの関係を示すポインタとがソースプログラムと分離
して一時的に保持され、最終的に、ソースプログラムと
そのメンテナンス情報とが、関係するポインタも含めて
分離可能な形式で外部記憶装置に保存される。プログラ
ム本体に修正が必要になった場合、利用者はソース行の
削除,追加等を行うが、それに合わせてメンテナンス情
報との関係を示すポインタも同時に修正する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来装置に
よれば、メンテナンス情報をソースファイル本体と分離
して管理できるため、大量のメンテナンス情報を管理す
る上では適しているが、次のような問題点がある。
【0006】メンテナンス情報の記入位置をポインティ
ングデバイス等で指定し、メンテナンス情報のソースプ
ログラム中での記入位置をポインタで管理するため、ポ
インティングデバイス等で指示された或る1つのソース
行に対するメンテナンス情報というように、ソース行と
メンテナンス情報とは1対1の関係にならざるを得な
い。従って、モジュールやサブルーチン単位といった複
数のソース行に対して1つのメンテナンス情報を入力し
管理することは困難である。また、ソースファイルとメ
ンテナンス情報との関係がポインタで示されているとい
う特殊な構造を持つため、メンテナンス情報それ単独を
OSが提供している既存のファイルシステムから参照等
することが困難である。
【0007】更に、ソース行の削除,追加時にそれに合
わせてポインタを変更する作業を行う必要があり、利用
者は、ソース行の削除,追加時にメンテナンス情報への
影響を常に意識し、必要に応じてポインタの変更作業を
実施する必要がある。
【0008】本発明はこのような従来装置の問題点を解
決したものであり、その第1の目的は、任意行数のソー
ス行に対し1つのメンテナンス情報を関係付けてソース
ファイルと別に管理することができ、然も1つのメンテ
ナンス情報を1つの独立したメンテナンスファイルとし
て保存することにより、OSが提供している既存のファ
イルシステムからも直接に参照,更新し得るようにした
メンテナンス情報管理装置を提供することにある。
【0009】また、ソース行の削除,追加によるメンテ
ナンス情報への影響を利用者が意識しなくても済むよう
にしたメンテナンス情報管理装置を提供することを第2
の目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の第1の目
的を達成するために、ソースファイル中のソースコード
に関連したメンテナンス情報を管理する装置において、
ソースファイルの内容を表示装置に表示して編集を行わ
せるソースファイル編集手段と、ソースファイル名と行
番号範囲と識別名称との組み合わせからなるメンテナン
スファイル名で検索可能にメンテナンスファイルを格納
するメンテナンスファイル保持装置と、表示装置に表示
されたソースファイル中の行番号範囲の選択と識別名称
の入力とを伴うメンテナンス情報の作成要求に応答し
て、当該表示中のソースファイルの名前と前記選択され
た行番号範囲と前記入力された識別名称との組み合わせ
からなるメンテナンスファイル名で前記メンテナンスフ
ァイル保持装置を検索し、該当するメンテナンスファイ
ルが存在する場合はその内容を前記表示装置に表示して
編集を可能とし、該当するメンテナンスファイルが存在
しない場合は前記メンテナンスファイル名を持つ新規な
メンテナンスファイルを作成して編集を可能とし、且つ
編集後のメンテナンスファイルを前記メンテナンスファ
イル保持装置に格納するメンテナンス情報編集手段とを
備えている。
【0011】また、ソースファイル中のソース行の削除
によるメンテナンス情報への影響を利用者が意識しなく
ても済むようにすることを目的として、前記表示装置に
表示されたソース行の削除時、該削除に合わせて前記ソ
ースファイル中のソース行の行番号を変更すると共に前
記メンテナンスファイル保持装置中のメンテナンスファ
イル名を変更する行番号自動変更手段を備えている。
【0012】更に、ソースファイル中のソース行の追加
によるメンテナンス情報への影響も利用者が意識しなく
ても済むようにすることを目的として、前記行番号自動
変更手段は、前記表示装置に表示されたソースファイル
に対するソース行の追加時、該追加に合わせて前記ソー
スファイル中のソース行の行番号を変更すると共に前記
メンテナンスファイル保持装置中のメンテナンスファイ
ル名を変更するようにしている。
【0013】
【作用】本発明のメンテナンス情報管理装置において
は、ソースファイル編集手段によって表示装置に表示さ
れたソースファイル中の、メンテナンス情報を付加した
い行番号範囲を利用者が選択すると共にそのメンテナン
ス情報を識別するための識別名称を入力してメンテナン
ス情報の作成要求を入力すると、メンテナンス情報編集
手段が、表示中のソースファイルの名前と前記選択され
た行番号範囲と前記入力された識別名称との組み合わせ
からなるメンテナンスファイル名でメンテナンスファイ
ル保持装置を検索する。メンテナンスファイル保持装置
は、ソースファイル名と行番号範囲と識別名称との組み
合わせからなるメンテナンスファイル名で検索可能にメ
ンテナンスファイルを格納しており、上記検索の結果、
該当するメンテナンスファイルが存在する場合、メンテ
ナンス情報編集手段が、そのメンテナンスファイルの内
容を表示装置に表示して編集を可能とし、該当するメン
テナンスファイルが存在しない場合は前記メンテナンス
ファイル名を持つ新規なメンテナンスファイルを作成し
て編集を可能とする。そして、利用者がメンテナンス情
報の入力等を行ってメンテナンス情報の格納を指示する
と、メンテナンス情報編集手段が、編集後のメンテナン
スファイルをメンテナンスファイル保持装置に格納す
る。また、利用者がソースファイル編集手段でソースフ
ァイルのソース行を削除したり、新たなソース行を追加
すると、行番号自動変更手段が、ソース行の削除,追加
に合わせてソースファイル中のソース行の行番号を変更
すると共にメンテナンスファイル保持装置中のメンテナ
ンスファイル名を変更する。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0015】図1を参照すると、本発明のメンテナンス
情報管理装置の一実施例は、ソースファイル保持装置1
と、メンテナンスファイル保持装置2と、ソースファイ
ル編集手段3と、メンテナンス情報編集手段4と、既存
のファイルシステム5と、CRT6a,キーボード6b
およびマウス6cから構成される端末6と、行番号自動
変更手段7とから構成されている。
【0016】ソースファイル保持装置1は、メンテナン
ス情報を付加しようとするソースファイル或いは既にメ
ンテナンス情報を付加したソースファイル等の複数のソ
ースファイル1−1〜1−mを保持する装置であり、例
えば磁気ディスク装置等で構成されている。
【0017】メンテナンスファイル保持装置2は、作成
されたメンテナンスファイル2−1〜2−nを保持する
装置であり、例えば磁気ディスク装置等で構成されてい
る。各メンテナンスファイル2−1〜2−nの名称(メ
ンテナンスファイル名)は、‘ソースファイル名/行番
号範囲.識別名称’というディレクトリ形式で命名され
ており、メンテナンスファイル保持装置2中ではディレ
クトリDで管理されている。
【0018】ソースファイル編集手段3は、ソースファ
イルの編集を司る手段であり、ソースファイル保持装置
1に格納された編集対象のソースファイル1−1〜1−
mの内容をCRT6aに表示してソース行の削除,追
加,修正等の種々の編集機能を利用者に提供する。ま
た、表示中のソースファイルに対し利用者がメンテナン
ス情報の作成を要求した場合、制御をメンテナンス情報
編集手段4に移す。
【0019】メンテナンス情報編集手段4は、メンテナ
ンス情報の編集を司る手段であり、利用者にメンテナン
ス情報の入力,追加,削除,変更等の種々の編集機能を
提供するエディタ41と、メンテナンスファイル保持装
置2からメンテナンスファイル2−1〜2−nを検索す
る検索手段42と、新たなメンテナンスファイルを作成
するファイル作成手段43と、編集後のメンテナンスフ
ァイルをメンテナンスファイル保持装置2に格納するフ
ァイル格納手段44と、これらの各手段41〜44を含
めメンテナンス情報編集手段4全体の制御を司る制御手
段45とを有している。
【0020】ファイルシステム5は、OSの提供する既
存のファイルシステムであり、メンテナンスファイル保
持装置2中のメンテナンスファイル2−1〜2−nをそ
れ単独で参照,更新等する場合に利用される。
【0021】以下、このように構成された本実施例のメ
ンテナンス情報管理装置の動作を説明する。
【0022】利用者がキーボード6bを操作して、編集
したいソースファイル名を指定してソースファイル編集
開始の指示を入力すると、ソースファイル編集手段3が
起動される。ソースファイル編集手段3は起動されると
図2に示す処理を開始する。
【0023】先ずソースファイル編集手段3は、指定さ
れたソースファイル名を持つソースファイルをソースフ
ァイル保持装置1から検索して取り出し(S1)、その
内容をCRT6aのソースファイル編集用画面に表示し
て、利用者によるソース行の削除,追加,修正等の種々
の編集操作を可能とする(S2)。
【0024】図3はCRT6aのソースファイル編集用
画面の一例を示している。この例のソースファイル編集
用画面100は、画面左上部にメンテナンス情報作成コ
マンドの投入用ボタン101とメンテナンス情報格納コ
マンドの投入用ボタン102とを配置し、画面下部に当
該ソースファイルのソースファイル名103(図示の例
はcharsort)を配置し、中央部がソースファイ
ルの編集領域104となっている。ソースファイルはソ
ースコードで構成されるソース行の集まりであり、各ソ
ース行には1から始まる連続した行番号が振られてい
る。
【0025】利用者はソースファイル編集用画面100
中の各ソース行に対し、キーボード6b等からの操作で
削除,変更が可能であり、また新規なソース行の挿入も
行える。なお、ソース行が削除,追加された場合には行
番号自動変更手段7が起動されるが、その詳細は後述す
る。
【0026】さて、利用者がソースファイル編集用画面
100に表示されたソース行に対し、その処理の概要や
バグ修正情報等のメンテナンス情報を付加したい場合、
画面左上に表示されたボタン101をマウス6cでクリ
ックして、メンテナンス情報作成コマンドを投入する。
【0027】ソースコマンド編集手段3はメンテナンス
情報作成コマンドが投入されると、制御をメンテナンス
情報編集手段4に移し(図2のS3,S4)、メンテナ
ンス情報編集手段4は図4に示す処理を開始する。
【0028】先ず、メンテナンス情報編集手段4の制御
手段45はCRT6aの画面に、メンテナンス情報を付
加するソース行の行番号範囲を指定するよう促進するメ
ッセージを表示し、利用者がマウス6c等の操作で行番
号範囲を指定すると、それを取り込む(S11)。行番
号範囲の指定は、例えば、範囲の先頭に位置するソース
行をマウス6cでクリックし、次いで範囲の後尾に位置
するソース行をマウス6cでクリックすることで行わ
れ、その際、指定した行番号範囲の確認を容易にするた
めにその範囲のソース行が反転表示される。なお、行番
号範囲の指定は1行のみならず連続する複数行の指定も
可能であり、1行だけ指定されたときはその行番号が行
番号範囲とされ、複数行の場合は先頭行の行番号を始
値,最終行の行番号を終値とする行番号範囲が取得され
る。
【0029】次に制御手段45はCRT6aの画面に、
識別名称を入力するよう促進するメッセージを表示し、
利用者がキーボード6bから識別名称を入力すると、そ
れを取り込む(S12)。
【0030】次に制御手段45は、上記入力した行番号
範囲および識別名称と、現表示中のソースファイルのソ
ースファイル名とから、メンテナンスファイル名を作成
する。即ち、‘ソースファイル名/行番号範囲.識別名
称’という形式のメンテナンスファイル名を作成する
(S13)。
【0031】そして制御手段45は、検索手段42を使
って、メンテナンスファイル保持装置2から上記メンテ
ナンスファイル名のメンテナンスファイルを検索する
(S14)。検索の結果、該当するメンテナンスファイ
ルが見つかった場合(S15でYES)、その内容をC
RT6aのメンテナンス情報編集用画面に表示して利用
者によるメンテナンス情報の入力,削除,追加,修正等
の種々の編集操作を可能とする(S17)。他方、該当
するメンテナンスファイルが存在しなかった場合は(S
15でNO)、新規作成とみなし、上記作成したメンテ
ナンスファイル名を持つメンテナンスファイルをファイ
ル作成手段43により新規に作成し(S16)、CRT
6aのメンテナンス情報編集用画面にメンテナンスファ
イルの初期状態を表示して、利用者による編集操作を可
能とする(S17)。
【0032】利用者は、CRT6aに表示されたメンテ
ナンス情報編集用画面上で、キーボード6bの操作によ
って文字,数字等のデータを入力することによりメンテ
ナンス情報を記述していく。この際、文字の削除や追加
等の種々の編集操作が可能であり、これらの編集処理は
メンテナンス情報編集手段4のエディタ41によって実
行される。
【0033】図5はCRT6aに表示されたメンテナン
ス情報編集用画面200の例を示す。この例では、メン
テナンス情報編集用画面200は図3に示したソースフ
ァイル編集用画面100に一部重なるように表示されて
いる。なお、この図5に示す例は、ソースファイル編集
用画面100上で行番号10から行番号13までが行番
号範囲に指定され(その為、その部分が反転表示されて
いる)、且つ、識別名称として「comment」が入
力された場合のものである。従って、メンテナンス情報
編集用画面200の下部に表示されているメンテナンス
ファイル名201は、‘charsort/10−1
3.comment’となっている。
【0034】利用者は、キーボード6bを操作してメン
テナンス情報編集用画面200上でメンテナンス情報を
編集する。図5の場合、「第1文字列の入力処理…」と
いったメンテナンス情報が作成されている。
【0035】メンテナンス情報の編集を終了し、利用者
が図5のソースファイル編集用画面100のボタン10
2をマウス6cでクリックしてメンテナンス情報格納コ
マンドを投入すると、それがメンテナンス情報編集手段
4の制御手段45によって検出され(図4のS18)、
ファイル格納手段44により、編集後のメンテナンスフ
ァイルがメンテナンスファイル保持装置2に格納される
(S19)。そして、CRT6aの画面からメンテナン
ス情報編集用画面200を消去すると共に選択された行
番号範囲の反転表示を元に戻して、制御をソースファイ
ル編集手段3に戻す。
【0036】以上のような操作を利用者が繰り返すこと
により、ソースファイル中の任意の行番号範囲毎にメン
テナンス情報を付加していくことができる。図6はソー
スファイル‘charsort’に対して、幾つかのメ
ンテナンスファイルを作成した場合のディレクトリDの
構成例を示している。同図に示すように、或るソースフ
ァイルに対して作成されたメンテナンスファイルはその
ソースファイル名のディレクトリの下に作成される。そ
して、メンテナンスファイル名中には行番号範囲も含ま
れているので、例えば後述するようにファイルシステム
5を使ってメンテナンスファイル名の一覧をCRT6a
に表示させることによりどのソースファイルのどのソー
ス行に対するメンテナンス情報であるかが一目でわかる
ことになる。なお、メンテナンスファイル名は識別名称
も1要素として含まれるため、識別名称のみ相違するメ
ンテナンスファイルは別ファイルとして管理される。従
って、同一ソース行に対し複数のメンテナンスファイル
を作成することもでき、メンテナンス情報を分類するこ
とも可能である。
【0037】以上のようにして作成され保存されたメン
テナンスファイル2−1〜2−nは、後のソースファイ
ルの編集時に前述と同様にしてCRT6aに表示させる
ことができるため、ソースファイルの修正に際して以前
に作成されたメンテナンス情報を参照することができ
る。また、本発明では、‘ソースファイル名/行番号範
囲.識別名称’といった既存のファイルシステムと同様
の体系でファイル名称を付けて管理しているため、既存
のファイルシステム5を利用してメンテナンスファイル
保持装置2中の個々のメンテナンスファイル2−1〜2
−nをそれ単独で参照,更新することも可能であり、ま
たメンテナンスファイル名の一覧をCRT6aに表示さ
せることもできる。
【0038】次にソースファイル編集手段3でソースフ
ァイル中のソース行を削除した場合の本実施例の動作を
説明する。
【0039】図3に示したソースファイル編集用画面1
00上で利用者が或るソース行の削除操作を行うと、ソ
ースファイル編集手段3は図2のステップS2中の処理
でそれを検出し、画面上で、該当するソース行を削除し
かつ後続のソース行の行番号を全て−1して連続番号と
なるように変更した後、行番号自動変更手段7に対し、
削除が行われたソースファイル名と削除した行番号とを
通知して行番号の変更を要求する。
【0040】行番号自動変更手段7は、図7に示すよう
に、先ずソースファイル保持装置1に保持されたソース
ファイルのうちソースファイル編集手段3から通知され
たソースファイル名を持つソースファイルを検索して、
そのソースファイル中の上記指定された行番号のソース
行を削除し、且つ、以降の行番号を全て−1して連続番
号となるように変更する(S31)。
【0041】次に、行番号自動変更手段7は、メンテナ
ンスファイル保持装置2に格納されているメンテナンス
ファイルのうち、ソースファイル編集手段3から通知さ
れたソースファイル名を含むメンテナンスファイル名の
1つに注目する(S32)。即ち、例えばソースファイ
ル名をXとすると、‘X/行番号範囲.識別名称’とい
うメンテナンスファイル名の1つに注目する。
【0042】次に、注目したメンテナンスファイル名中
の行番号範囲は一行だけであるか否か調べる(S3
4)。そして、行番号範囲が単一行を示すものであり
(S34でYES)、その行番号が削除行番号と同じで
ある場合は(S35でYES)、現在注目中のメンテナ
ンスファイル名は削除行番号のソース行のみを対象とし
たメンテナンス情報に関するものなので、メンテナンス
ファイルをメンテナンスファイル保持装置2から削除す
る(S36)。例えば、削除行番号を4とすると、‘X
/4.識別名称’なるメンテナンスファイル名のメンテ
ナンスファイルは削除される。次に、行番号範囲が単一
行を示しており、その行番号が削除行番号以外のとき
は、行番号が削除行番号より小さいか否か調べ(S3
7)、小さければメンテナンスファイル名を変更する必
要がないのでステップS32に戻って次のメンテナンス
ファイル名に注目する。また、行番号が削除行番号以上
の時は、行番号範囲の示す行番号を−1し(S38)、
メンテナンスファイル名を変更する(S45)。従っ
て、削除行番号を4とすると、‘X/3.識別名称’な
るメンテナンスファイル名の場合は変更の必要がないの
でそのままであり、‘X/6.識別名称’なるメンテナ
ンスファイル名の場合は、‘X/5.識別名称’なるメ
ンテナンスファイル名に変更される。
【0043】また、注目しているメンテナンスファイル
名中の行番号範囲が複数行を示している場合は(ステッ
プS34でNO)、次に、行番号範囲の終値が削除行番
号より小さいか否かを調べ(S39)、小さければメン
テナンスファイル名を変更する必要がないのでステップ
S32に戻って次のメンテナンスファイル名に注目を移
す。他方、行番号範囲の終値が削除行番号以上の時は、
行番号範囲の終値を−1し(S40)、次に、行番号範
囲の始値が削除行番号より大きいか否かを調べる(S4
1)。ここで、行番号範囲の始値が削除行番号以下の場
合は(S41でNO)、始値については変更する必要が
ないのでそのまま次のステップS43に進むが、行番号
範囲の始値が削除行番号より大きい場合は、始値につい
ても値を−1する(S42)。以上の処理の後、次に、
始値と終値とが同じになったか否か調べ(S43)、同
じでなければ現注目中のメンテナンスファイル名を変更
後の行番号範囲を持つメンテナンスファイル名に変更す
る(S45)。また、始値と終値とが同じとなった場合
は(S43でYES)、始値と終値とを1つにまとめた
行番号範囲を作成し(S44)、この行番号範囲を持つ
メンテナンスファイル名に変更する(S45)。従っ
て、削除行番号を4とすると、‘X/3−5.識別名
称’なるメンテナンスファイル名の場合はステップS4
0で終値が−1されて4とされ、始値は変更されないの
で‘X/3−4.識別名称’なるメンテナンスファイル
名に変更される。また、‘X/5−7.識別名称’なる
メンテナンスファイル名の場合はステップS40で終値
が−1されて6とされ、ステップS42において始値が
−1されて4となるので‘X/4−6.識別名称’なる
メンテナンスファイル名に変更される。さらに、‘X/
4−5.識別名称’なるメンテナンスファイル名の場合
はステップS40で終値が−1されて4とされ、始値は
変更されず4のままなので始値と終値とが同じとなり
(ステップS43でYES)、ステップS44において
始値と終値とが1つにまとめられ、‘X/4.識別名
称’なるメンテナンスファイル名に変更される。
【0044】以上のような処理はメンテナンスファイル
保持装置2に存在する同一ソースファイル名を含む全て
のメンテナンスファイル名に対し実行される(S3
3)。
【0045】次にソースファイル編集手段3でソースフ
ァイル中に新たなソース行を追加した場合の本実施例の
動作を説明する。
【0046】図3に示したソースファイル編集用画面1
00上で利用者が或るソース行の追加操作を行うと、ソ
ースファイル編集手段3は図2のステップS2中の処理
でそれを検出し、画面上で、ソース行を追加しかつ後続
のソース行の行番号を全て+1して連続番号となるよう
に変更した後、行番号自動変更手段7に対し、追加が行
われたソースファイル名と追加した行番号とを通知して
行番号の変更を要求する。
【0047】行番号自動変更手段7は、図8に示すよう
に、先ずソースファイル保持装置1に保持されたソース
ファイルのうちソースファイル編集手段3から通知され
たソースファイル名を持つソースファイルを検索して、
そのソースファイル中の上記指定された行番号の位置に
ソース行を挿入し、且つ、以降の行番号を全て+1して
連続番号となるように変更する(S51)。
【0048】次に、行番号自動変更手段7は、メンテナ
ンスファイル保持装置2に格納されているメンテナンス
ファイルのうち、ソースファイル編集手段3から通知さ
れたソースファイル名を含むメンテナンスファイル名の
1つに注目する(S52)。即ち、例えばソースファイ
ル名をXとすると、‘X/行番号範囲.識別名称’とい
うメンテナンスファイル名の1つに注目する。
【0049】次に、注目したメンテナンスファイル名中
の行番号範囲は一行だけであるか否か調べる(S5
4)。そして、行番号範囲が単一行を示すものであり
(S54でYES)、その行番号が追加行番号より小さ
い場合は(S55でYES)、メンテナンスファイル名
を変更する必要がないのでステップS52に戻って次の
メンテナンスファイル名に注目する。また、行番号が追
加行番号以上の時は(S55でNO)、行番号範囲の示
す行番号を+1し(S56)、メンテナンスファイル名
を変更する(S61)。従って、追加行番号を4とする
と、‘X/3.識別名称’なるメンテナンスファイル名
の場合は変更の必要がないのでそのままであり、‘X/
6.識別名称’なるメンテナンスファイル名の場合は、
‘X/7.識別名称’なるメンテナンスファイル名に変
更される。
【0050】また、注目しているメンテナンスファイル
名中の行番号範囲が複数行を示している場合は(ステッ
プS54でNO)、次に、行番号範囲の終値が追加行番
号より小さいか否かを調べ(S57)、小さければメン
テナンスファイル名を変更する必要がないのでステップ
S52に戻って次のメンテナンスファイル名に注目を移
す。他方、行番号範囲の終値が追加行番号以上の時は
(S57でNO)、行番号範囲の終値を+1し(S5
8)、次に、行番号範囲の始値が追加行番号より小さい
か否かを調べる(S59)。ここで、行番号範囲の始値
が追加行番号より小さい場合は(S59でYES)、始
値については変更する必要がないのでそのままステップ
S61に進むが、行番号範囲の始値が追加行番号以上の
場合は(S59でNO)、始値についても値を+1する
(S60)。以上の処理の後、現注目中のメンテナンス
ファイル名を変更後の行番号範囲を持つメンテナンスフ
ァイル名に変更する(S61)。従って、追加行番号を
4とすると、‘X/3−5.識別名称’なるメンテナン
スファイル名の場合はステップS58で終値が+1され
て6とされ、始値は変更されないので‘X/3−6.識
別名称’なるメンテナンスファイル名に変更される。ま
た、‘X/5−7.識別名称’なるメンテナンスファイ
ル名の場合はステップS58で終値が+1されて8とさ
れ、ステップS60において始値が+1されて6となる
ので‘X/6−8.識別名称’なるメンテナンスファイ
ル名に変更される。
【0051】以上のような処理はメンテナンスファイル
保持装置2に存在する同一ソースファイル名を含む全て
のメンテナンスファイル名に対し実行される(S5
3)。
【0052】
【発明の効果】以上説明した本発明のメンテナンス情報
管理装置によれば以下のような効果を得ることができ
る。
【0053】メンテナンス情報とソースファイル中のソ
ース行との関係をソース行番号範囲で対応付けるので、
1つのソース行に対して1つのメンテナンス情報を付加
する以外に、モジュールやサブルーチン単位といった複
数のソース行に対して1つのメンテナンス情報を付加す
ることも可能となる。
【0054】1つのメンテナンス情報は、ソースファイ
ル名,行番号範囲,識別名称の組み合わせからなるメン
テナンスファイル名を持つ独立したメンテナンスファイ
ルとして保存されるため、OSが提供する既存のファイ
ルシステムからメンテナンスファイルを直接に参照,更
新することも可能となる。また、メンテナンスファイル
名は識別名称も1要素として含まれるため、識別名称の
み相違するメンテナンスファイルは別ファイルとして管
理される。従って、同一ソース行に対し複数のメンテナ
ンスファイルを作成することもでき、メンテナンス情報
を分類することも可能である。
【0055】ソースファイル中のソース行を削除し、ま
た新たなソース行を追加した場合、ソースファイル中の
ソース行番号に変更が生じるが、それに合わせてメンテ
ナンスファイル名中の行番号範囲が自動的に変更される
ため、利用者はソース行の削除,追加時にそのメンテナ
ンス情報への影響を意識する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメンテナンス情報管理装置の一実施例
の構成図である。
【図2】ソースファイル編集手段の処理例を示すフロー
チャートである。
【図3】ソースファイル編集用画面の例を示す図であ
る。
【図4】メンテナンス情報編集手段の処理例を示すフロ
ーチャートである。
【図5】メンテナンス情報編集用画面の例を示す図であ
る。
【図6】作成されたメンテナンスファイル名の一覧を示
す図である。
【図7】行番号自動変更手段のソース行削除時の処理例
を示すフローチャートである。
【図8】行番号自動変更手段のソース行追加時の処理例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…ソースファイル保持装置 1−1〜1−m…ソースファイル 2…メンテナンスファイル保持装置 2−1〜2−n…メンテナンスファイル D…ディレクトリ 3…ソースファイル編集手段 4…メンテナンス情報編集手段 41…エディタ 42…検索手段 43…ファイル作成手段 44…ファイル格納手段 45…制御手段 5…既存のファイルシステム 6…端末 6a…CRT 6b…キーボード 6c…マウス 7…行番号自動変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソースファイル中のソースコードに関連
    したメンテナンス情報を管理する装置において、 ソースファイルの内容を表示装置に表示して編集を行わ
    せるソースファイル編集手段と、 ソースファイル名と行番号範囲と識別名称との組み合わ
    せからなるメンテナンスファイル名で検索可能にメンテ
    ナンスファイルを格納するメンテナンスファイル保持装
    置と、 表示装置に表示されたソースファイル中の行番号範囲の
    選択と識別名称の入力とを伴うメンテナンス情報の作成
    要求に応答して、当該表示中のソースファイルの名前と
    前記選択された行番号範囲と前記入力された識別名称と
    の組み合わせからなるメンテナンスファイル名で前記メ
    ンテナンスファイル保持装置を検索し、該当するメンテ
    ナンスファイルが存在する場合はその内容を前記表示装
    置に表示して編集を可能とし、該当するメンテナンスフ
    ァイルが存在しない場合は前記メンテナンスファイル名
    を持つ新規なメンテナンスファイルを作成して編集を可
    能とし、且つ編集後のメンテナンスファイルを前記メン
    テナンスファイル保持装置に格納するメンテナンス情報
    編集手段とを備えることを特徴とするメンテナンス情報
    管理装置。
  2. 【請求項2】 前記表示装置に表示されたソース行の削
    除時、該削除に合わせて前記ソースファイル中のソース
    行の行番号を変更すると共に前記メンテナンスファイル
    保持装置中のメンテナンスファイル名を変更する行番号
    自動変更手段を備えることを特徴とする請求項1記載の
    メンテナンス情報管理装置。
  3. 【請求項3】 前記行番号自動変更手段は、前記表示装
    置に表示されたソースファイルに対するソース行の追加
    時、該追加に合わせて前記ソースファイル中のソース行
    の行番号を変更すると共に前記メンテナンスファイル保
    持装置中のメンテナンスファイル名を変更することを特
    徴とする請求項2記載のメンテナンス情報管理装置。
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