JP3017998U - 伝動用ワイヤの端末取付け構造 - Google Patents

伝動用ワイヤの端末取付け構造

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JP3017998U
JP3017998U JP1995004402U JP440295U JP3017998U JP 3017998 U JP3017998 U JP 3017998U JP 1995004402 U JP1995004402 U JP 1995004402U JP 440295 U JP440295 U JP 440295U JP 3017998 U JP3017998 U JP 3017998U
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JP
Japan
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wire
grooved roller
rotating member
retaining ring
mounting structure
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JP1995004402U
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修 小菅
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Mamiya OP Co Ltd
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Mamiya OP Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スペースをとらない簡単な構成でワイヤの耐
久性を向上させる。 【構成】 ワイヤ1の端末を円筒状の止め環2に往復挿
通してループ1aを形成し、このループ1aを、溝付き
ローラ6の外周部に形成した溝部6aに巻装した後、止
め環2を溝付きローラ6の方向へ摺動させてループ1a
で溝部6aを締め付け、この状態で止め環2をかしめて
ワイヤ1の端末を溝付きローラ6に固定し、この溝付き
ローラ6を回転部材3に植設した軸部材7に回転自在に
嵌挿する。ワイヤ1を所定方向に引張ると回転部材3が
回転駆動されるが溝付きローラ6が回転するのでワイヤ
1に屈曲やこすれが発生しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、カメラのシャッタチャージのように、回転部材を所定の方向へ引 張って回転駆動する伝動用ワイヤの端末取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、シャッタチャージのように大きなトルクを必要とする回転部材を、伝 動用ワイヤで一方向へ引張って回転駆動する場合のワイヤ端末取付け構造として は、例えば図3及び図4に示すような構造が用いられている。
【0003】 図3に示す端末取付け構造は、伝動用ワイヤ(以下「ワイヤ」という)1の端 末に円筒状の止め環2をかしめて固定し、回転部材3の折曲げ部3aに形成した すり割状の溝3bにワイヤ1を挿入した後、溝3bを潰すように折曲げ部3aを 変形させて抜け止めを形成し、ワイヤ1を矢示A方向へ引張って回転部材3を矢 示B方向へ回転駆動するようにしたものである。
【0004】 また、図4に示す端末取付け構造は、図3に示すものと同様にワイヤ1の端末 に円筒状の止め環2をかしめて固定し、巻胴状の回転部材4の溝部4aにワイヤ 1が沿うようにして止め金5で係止して抜け止めを形成し、ワイヤ1を矢示A方 向へ引張って回転部材4を矢示B方向へ回転駆動するようにしたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の伝動用ワイヤの端末取付け構造にあっては、 前者は図5に示すように、ワイヤ1の端末取付け部1bが回転部材3の回転に伴 って屈曲を繰り返し、折曲げ部3aとの間にこすれが発生してワイヤ1の切断に つながる損傷を生じるという問題点があった。
【0006】 また、後者は前者のような問題点は解決されるが、回転部材4が相当の厚みを 有するので、スペース上の制約から実施不能な場合が多かった。 この考案は、上記の点に鑑みてなされたものであり、スペースをとらない簡単 な構成でワイヤの耐久性を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記の目的を達成するため、回転部材を所定の方向へ引張って回転 駆動する伝動用ワイヤの端末取付け構造であって、上記ワイヤを往復挿通し得る 止め環と、上記ワイヤを巻装し得る溝付きローラと、この溝付きローラを回転自 在に嵌挿し得るように上記回転部材に植設された軸部材とを備え、上記ワイヤの 端末を上記止め環に往復挿通して形成したループを上記溝付きローラに巻装して 締め付け、上記止め環をかしめて固定した状態で、上記溝付きローラを上記軸部 材に嵌挿するようにしたものである。
【0008】
【作用】
この考案による伝動用ワイヤの端末取付け構造は上記のように構成することに より、回転部材をワイヤで所定の方向へ引張って回転駆動する時、回転部材が回 転するにつれて溝付きローラが軸部材の回りを回転するので、ワイヤの屈曲やこ すれが発生しなくなり、ワイヤの耐久性を大幅に向上させることができ、回転部 材は円板状のものでもよいので、スペース上の問題も同時に解決することができ る。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。 図1は、この考案の一実施例を示す分解斜視図、図2は、その作動状態を示す 説明図である。
【0010】 図1を参照して、ワイヤ1の端末を円筒状の止め環2に挿通した後折り返して 再び止め環2を反対方向から往復挿通させてループ1aを形成する。このループ 1aを、溝付きローラ6の外周部に形成した溝部6aに巻き付け、止め環2を溝 付きローラ6の方向へ摺動させてループ1aで溝部6aを締め付けた状態で、止 め環2をかしめるように潰してワイヤ1の端末を溝付きローラ6に固定する。
【0011】 一方、内周部に突起3cを形成した回転部材3に軸部材7を植設し、この軸部 材7に、ワイヤ1の端末を固定した溝付きローラ6の内径部6bを回転自在に嵌 挿する。なお、図示していないが、回転部材3は反時計方向へ弱い力で付勢され ているものとする。
【0012】 この実施例は上記のような構成からなり、例えばカメラの巻上げレバー(図示 しない)の回転に連動してワイヤ1を図2に示すように矢示A方向へ引張ると、 回転部材3は反時計方向の付勢力に抗して矢示B方向に回転し、突起3cにより 図示しないシャッタチャージ部材を回転駆動してシャッタチャージを行う。
【0013】 この時、回転部材3の矢示B方向の回転に伴って中心Cと軸部材7とを結ぶ半 径方向の線Dとワイヤ1の引張り方向(矢示A方向)とのなす角、すなわち回転 部材3に対するワイヤ1の取付け角は∠θ1から∠θ2まで変化するが、溝付き ローラ6が軸部材7の回りを自在に回転するので、ワイヤ1が屈曲したり他部材 にこすれたりすることが防止され、損傷による切断のおそれはなくなる。
【0014】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案による伝動用ワイヤの端末取付け構造は、ワイヤ の端末を固定した溝付きローラを回転部材に設けた軸部材に回転自在に嵌挿する ようにしたので、ワイヤの所定方向への引張りによって回転部材を回転駆動する 時、ワイヤの屈曲,こすれ等が生ぜず、ワイヤの耐久性を大幅に向上させること ができ、同時に回転部材は円板状のものを使用することが可能になって狹小なス ペースに組み込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同じくその作動状態を示す説明図である。
【図3】従来の伝動用ワイヤの端末取付け構造の一例を
示す斜視図である。
【図4】従来の伝動用ワイヤの端末取付け構造の他の例
を示す斜視図である。
【図5】図3に示した従来例の作動状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1:伝動用ワイヤ 1a:ループ 2:止め環 3:回転部材 6:溝付きローラ 7:軸部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転部材を所定の方向へ引張って回転駆
    動する伝動用ワイヤの端末取付け構造であって、 上記ワイヤを往復挿通し得る止め環と、上記ワイヤを巻
    装し得る溝付きローラと、該溝付きローラを回転自在に
    嵌挿し得るように上記回転部材に植設された軸部材とを
    備え、上記ワイヤの端末を上記止め環に往復挿通して形
    成したループを上記溝付きローラに巻装して締め付け、
    上記止め環をかしめて固定した状態で、上記溝付きロー
    ラを上記軸部材に嵌挿するようにしたことを特徴とする
    伝動用ワイヤの端末取付け構造。
JP1995004402U 1995-05-11 1995-05-11 伝動用ワイヤの端末取付け構造 Expired - Lifetime JP3017998U (ja)

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ID=43153464

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