JP3016811U - 生海苔における小生物等の分離装置 - Google Patents

生海苔における小生物等の分離装置

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JP3016811U
JP3016811U JP1995003125U JP312595U JP3016811U JP 3016811 U JP3016811 U JP 3016811U JP 1995003125 U JP1995003125 U JP 1995003125U JP 312595 U JP312595 U JP 312595U JP 3016811 U JP3016811 U JP 3016811U
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cylinder
brush
rotary brush
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raw seaweed
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JP1995003125U
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Inventor
佳成 渡邊
克佳 河合
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渡辺機開工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、生海苔に付着している主として
小生物を除去することを目的としたものである。 【構成】 分離槽内へ周壁に多数の微小孔を穿設した分
離筒を横設し、該分離筒内へ、軸に繊維を螺旋状に植設
した回転ブラシ筒を回転可能に内装し、前記回転ブラシ
筒壁には中央腔と連通する多数の噴水孔をブラシに沿っ
て設け、前記回転ブラシ筒に回転力を連結すると共に、
回転ブラシ筒に送水ホースを連結し、前記分離筒の一側
に生海苔の送入ホースを連結し、他側に生海苔の排出ホ
ースを連結し前記回転ブラシ筒の端部へ生海苔を跳ね出
す羽根を固定したことを特徴とする生海苔における小生
物等の分離装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は生海苔に混入している小生物(例えばえび等)その他の異物を除去 することを目的とした生海苔における小生物等の分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
元来生海苔には小生物又は珪藻類その他の異物が付着しており、そのまま抄き 込まれると、製品の品質低下の原因になるので、原藻のまま又は切断後、洗浄し て可及的に異物の除去に留意している。
【0003】 本出願人は先に細隙を用いて繊維類又は合成樹脂フィルム或いは甲殻類の殻の 破片その他の異物などの除去に成功したのである(特願平7−28425号)。
【0004】
【考案により解決すべき課題】
前記出願人の提案に係る細隙を利用した異物除去装置は、繊維類等の除去に相 当の効果が認められるが、生海苔の葉に挟まれたり、くるまれたりしている小生 物(一般にえびといわれる虫類)は、外力が掛ったり、切断するとつぶれて、そ の一部が海苔に付着した場合には、除去がきわめてむつかしく、現在では目視除 去以外に有効な手段がないとされている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
然るにこの考案は、多孔の分離筒の内側へ回転ブラシ筒を内装し、回転ブラシ 筒の噴水孔から加圧水を吹き出させることにより、生海苔に付着し、又は包み込 まれた小生物等の異物を容易に分離し又はときほぐし、排水と共に排出すること に成功したのである。
【0006】 即ち装置の考案は、分離槽内へ周壁に多数の微小孔を穿設した分離筒を横設し 、該分離筒内へ、軸にブラシを螺旋状に植設した回転ブラシ筒を回転可能に内装 し、前記回転ブラシ筒壁には中央腔と連通する多数の噴水孔をブラシに沿って設 け、前記回転ブラシに回転力を連結すると共に、回転ブラシ筒の一端に送水ホー スを連結し、前記分離筒の一側に生海苔の送入ホースを連結し、他側に生海苔の 排出ホースを連結し前記回転ブラシ筒の端部へ生海苔を跳ね出す羽根を固定した ことを特徴とする生海苔における小生物等の分離装置であり、分離筒は1〜3本 としたものである。また回転ブラシ筒の螺旋状ブラシは連続的に設け、又は所定 間隔毎に不連続部を設けたものであり、分離筒は、多数の微小孔を均等に穿設し たパンチングメタル筒とし、又は網筒としたものである。
【0007】 前記考案によれば、回転ブラシ筒の筒体内から外側へ向けて穿設した噴水孔か ら加圧水を放射するので生海苔葉に付着し、又は包みこまれたもの又は巻き込ま れたもの、或いは挟み込まれたものは、何れも海苔葉が拡げられたり、水流を受 けて流動分離されるので、えび類は水に浮游し、分離筒の小孔から排水と共に排 出される。
【0008】 この場合に、生海苔は回転ブラシ筒により進行方向に移動するが、一旦水に浮 游したえび類(小生物)、分離された砂類その他の異物は、水と共に分離筒の微 小孔(例えば直径2mm〜5mm)から外界に排出され、そのまま排水と共に処理さ れる。
【0009】 この考案の装置は、原藻の貯槽と切断機との間、又は貯槽と洗機との間など、 切断前の生海苔処理ライン中に介装して使用する。この考案の装置の分離筒の数 は、処理ラインの生海苔処理能力が小さい時には一本でもよいが、通常2本用い て十分の能力を保有する。必要に応じ3本以上併列使用することもできる(要す るに本数に制約はない)。
【0010】
【作用】
この考案によれば、原藻を分離筒内へ送入して水流に変化をつけ、生海苔の葉 を拡げさせると共に、水流によって生海苔と小生物等とを分離し、これを排水と 共に排出する。よって従来小生物等と生海苔との分離ができなかったか、又は分 離不十分であった点を改善し、小生物(特にえび類)等を除去して製品の品質を 向上させることができる。
【0011】
【実施例】
この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 機体1上へ平面矩形の分離槽2を設置し、分離槽2内に2本の分離筒3、3a を横に併列架設する。
【0013】 前記分離筒3、3aの側壁は、多数の微小孔を有するパンチングメタル筒4、 4aよりなり、内側にブラシ筒5、5aを回転自在に架設してある。ブラシ筒5 には、繊維よりなる螺旋状のブラシ6が植設され、ブラシ6の植設位置にそって 多数の噴水孔7が穿設されて回転ブラシ筒を構成している。前記ブラシ6は所定 長さ毎に切れ目(無ブラシ部)がある(ブラシ6は連続していても使用できる) 。
【0014】 前記ブラシ筒5の一端軸部にプーリー8を固定し(図4)、他端に送水ホース 9、9a(図1)を連結し、前記分離筒3、3aの一側に生海苔の送入ホース1 0、10aを連結し、他端に排出ホース11、11aを連結する。前記分離槽2 の外側には、排水匣12、12aが連設してあり、排水匣12、12aと分離槽 2との隔壁には通水口13、13が設けてあって(図3)、通水口13、13に は水位調節の堰板22、22が昇降自在に設けてある。この堰板22、22の昇 降によって、分離槽2内の水位を調節することができる。
【0015】 前記実施例においては、分離筒3、3a(2本)を用いたが、少容量の処理ラ インでは1本で十分であり、処理ラインの容量が多くなれば、3本又はそれ以上 の分離筒3を用いることもできる。
【0016】 前記ブラシ筒5には、繊維を螺旋状に植設して螺旋状ブラシとしたが、繊維に 代えてゴム板(又はゴム片)、合成樹脂板(又は合成樹脂片)を用いる場合もあ り、連続螺旋状の場合と断続螺旋状の場合とがある。
【0017】 前記ブラシ筒5の一端に中空軸23が固定され、中空軸23には軸受24を介 して送水ホース9が連結してある(図5)。
【0018】 また分離槽2の中央部には、排水室25を設け、該排水室25に分離槽2の中 央部に発生した泡その他の排出物を導き、排水孔26から外界に排出する。
【0019】 前記実施例において、ポンプ(図示してない)により、送入ホース10、10 aから、矢示30、矢示14、14のように生海苔を送り込むと共に、ブラシ筒 5を回転し、かつ送水ホース9、9aから矢示15、29のように水を圧送する と、水は噴水孔7から矢示27のように吹き出す。一方ブラシ筒5の回転により 生海苔は矢示16のように送られるが、その移動と、噴水孔7から吹出す加圧水 によって、生海苔の葉が拡げられ、移動水流により、えび類その他の異物を分離 する。えび類などは水に浮游し乍ら排水と共に分離筒3の微小孔から矢示17の ように外界に排出され(図4)、排水匣12、12aと排水室25を経て排水パ イプ18と排水孔26から矢示20、28のよう排出される(図2)。
【0020】 一方小えび類などを分離した生海苔は矢示19のように羽根21により排出ホ ース11を経て、次工程に送られる。
【0021】 前記実施例によれば、生海苔はブラシ筒5のブラシ6により矢示16のように 送られ乍ら葉を拡げられて包み込んだ小えび類、珪藻その他の異物を分離し、排 水と共に排出されるので、効率よく分離される。
【0022】 前記実施例においては、分離筒3を二本併設したけれども、分離筒3は一本で も三本でも使用することができる。要は生海苔処理ラインの処理量に応じて必要 な本数を設置する。
【0023】
【考案の効果】
この考案は分離筒内へ回転ブラシ筒を架設すると共に、回転ブラシ筒壁の噴水 孔から加圧水を噴射させるので、ブラシにより移動する生海苔の葉を拡げ、効率 よく小えび類、珪藻などの異物を水中へ放出し、分離筒を介して生海苔と小生物 等の異物とを分離させることができる効果がある。
【0024】 前記のように葉を拡げて洗浄する結果、爾後の洗浄作業も効率よく出来る効果 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の一部を省畧した平面図。
【図2】同じく一部を省畧した正面図。
【図3】同じく一部を省畧した縦断側面図。
【図4】同じく分離筒とブラシ筒の断面拡大図。
【図5】同じく分離筒の一部断面拡大図。
【符号の説明】
1 機体 2 分離槽 3、3a 分離筒 4、4a パンチングメタル筒 5 ブラシ筒 6 ブラシ 7 噴水孔 8 プーリー 9 送水ホース 10、10a 送入ホース 11、11a 排出ホース 12、12a 排水匣 13 通水口 18 排水パイプ 21 羽根 22 堰板 23 中空軸 24 軸受 25 排水室 26 排水孔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分離槽内へ周壁に多数の微小孔を穿設し
    た分離筒を横設し、該分離筒内へ、軸にブラシを螺旋状
    に植設した回転ブラシ筒を回転可能に内装し、前記回転
    ブラシ筒壁には中央腔と連通する多数の噴水孔をブラシ
    に沿って設け、前記回転ブラシに回転力を連結すると共
    に、回転ブラシ筒の一端に送水ホースを連結し、前記分
    離筒の一側に生海苔の送入ホースを連結し、他側に生海
    苔の排出ホースを連結し、前記回転ブラシ筒の端部へ生
    海苔を跳ね出す羽根を固定したことを特徴とする生海苔
    における小生物等の分離装置。
  2. 【請求項2】 分離筒は1〜3本としたことを特徴とす
    る請求項1記載の生海苔における小生物等の分離装置。
  3. 【請求項3】 回転ブラシ筒の螺旋状ブラシは連続的に
    設け、又は所定間隔毎に不連続部を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の生海苔における小生物等の分離装
    置。
  4. 【請求項4】 分離筒は、多数の微小孔を均等に穿設し
    たパンチングメタル筒とし、又は網筒としたことを特徴
    とする請求項1記載の生海苔における小生物等の分離装
    置。
JP1995003125U 1995-04-11 1995-04-11 生海苔における小生物等の分離装置 Expired - Lifetime JP3016811U (ja)

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