JP3663458B2 - 生海苔の異物除去装置 - Google Patents

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佳成 渡邊
克佳 河合
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、生海苔中に混入している小生物(例えばエビ虫)その他の小異物を連続的に洗浄分離することを目的とした生海苔の異物除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来水流に変化を与えて生海苔に付着し、又は包み込まれた小生物を分離する発明が提案されている(特開平8−275755号)。また交叉回転する円盤軸の微小間隙を利用して生海苔中に含まれる異物を分離除去する発明も提案されている(特開平8−280362号)。更に微細隙により生海苔と、異物とを分離するようにした発明の提案もある(特開平7−303463号)。
【0003】
【発明により解決すべき課題】
前記従来の各発明は、夫々特性があって、夫々効果を上げているが、生海苔の特性上、間隙を広くすると、異物(小生物も含む)と生海苔とが共に排出され、間隙を狭くすると、比較的大きい異物が残る問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
然るにこの発明は、主として小異物及び小生物並びにその残骸のみを分離できる分離装置を開発し、前記従来の問題点中、小異物部分を効率よく分離することに成功したのである。従って比較的大きな異物の分離は他の分離装置に任せ、出来得れば、分離異物の大きさの異なる複数台の分離装置を直列に連結して、分離精度を飛躍的に向上させようとしたものである。
【0005】
即ちこの発明は、外槽内へ、所定の間隙をおいて、側壁に無数の微小通水孔を設けた濾筒を設置し、該濾筒の内側に所定の間隙をおいて、給水手段を有する回転筒を同心状に架設し、該回転筒の外側壁に、自由端が前記濾筒の内壁に近接する複数の隔板を放射状に突設し、前記濾筒内へ生海苔供給手段と生海苔排出手段を設けると共に、前記回転筒を支持する管軸の上端を回転筒内に開口し、下端部を給水パイプに連結する給水手段を設けた前記外槽へ、外槽に設けた排水匣及び排水堰とし、該排水堰に水位調節堰板を設けると共に、前記排水匣及び排水堰の下部に排水ホースを連結した排水手段を設けたことを特徴とする生海苔の異物除去装置であり、生海苔供給手段は、生海苔移送用ポンプの吐出側に連結したホースとし、生海苔排出手段は、濾筒底に開口した排出口及びこれに連結したホースとするものである。
【0006】
前記における濾筒の内壁と回転筒の外壁との間隔は大きすぎると、各隔板に挟まれた生海苔と水との混合液量が多くなって分離効率が低下するおそれがあり、小さすぎると、生海苔と水との混合液の層厚さ(半径方向)が薄くなって能率低下を招くので、濾過排水量を勘案して適宜定める。
【0007】
また隔板数は、多くなると小区画に分画され、少ないと分画水量が多くなるので、回転筒の直径の大小によっても異なるが、4〜10枚位が好適である。
【0008】
前記濾筒の濾過排水については、上下均等に排水することが望ましいので、排水口の位置、形状などについて工夫を要する。また減圧排水(排水のポンプ吸引することも1例)も考えられる。
【0009】
前記における隔板に代えて繊維束を上下方向へ条に植設したブラシ板とし、又は隔板の先端にブラシ又はゴム条を添設する構造も考えられる。前記隔板の自由端を濾筒の内壁に近接させているので、回転筒を回転すれば、隔板の端縁と、濾筒の自由端との間に水流を生じ濾筒内壁に付着し易い生海苔片を除去するけれども、更に濾筒内壁の清掃にはブラシ又は摺接条(ゴム条)により強制的に摺接(接触除去)させる場合もある。例えば濾筒の微小孔に微小固形物が詰った場合にはブラシなどの摺接により容易に除去することができる。
【0010】
前記における洗浄水の給水は、回転筒壁から付与する他に、従来公知の噴水パイプ(例えば回転筒へ放射状に突設)を介して行うこともできる。要は給水方法に限定を受けない。また海水又は清水を用いるが、海水は循環使用することもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明は、外槽内へ、無数の微小通水孔を有する濾筒を設置し、該濾筒の内側へ所定の間隙をおいて同心状に回転筒を架設し、該回転筒の外側壁へ、外端が前記濾筒の内壁に近接した複数の隔板を放射状に突設すると共に、生海苔供給手段、生海苔排出手段、排水手段及び給水手段を設けた生海苔の異物除去装置である。
【0012】
この発明において、供給された生海苔と水との混合液は回転力を受けて生海苔等が浮遊しつつ、小生物などの異物を分離し、パンチングメタル(又は網など)よりなる濾筒で生海苔と小異物とが濾別される。即ち濾筒内側へ供給された生海苔と水との混合液は撹拌されつつ遠心力を受け、濾筒で排水と濾別され、生海苔は濾筒内底部から外部へ取り出され次工程へ送られる。尤も濾筒内底部から供給し、上部から取り出すようにすることもできる。要は、生海苔と水との混合液が撹拌されつつ上方より下方(又は下方から上方)へ移動する間に生海苔と小生物などの異物と濾別できるようにしてある。
【0013】
【実施例】
この発明の実施例を図1、2、3に基づいて説明する。機枠1上へ、底板3を有する外槽2を設置し、外槽2の内側に、所定の間隔をおいて、パンチングメタルよりなる濾筒4を設置する。この濾筒4の内側へ、所定の間隔をおいて、同心状に回転筒5を架設し、回転筒5の外壁に、先端が前記濾筒4の内壁へ近接した隔板6、6を放射状に、かつ等間隔に突設する。前記回転筒5の底板7の中心には管軸8を固定し、その上端を回転筒5内へ開口させ、管軸8の下端部に給水パイプ9を連結すると共に、給水パイプ9に給水ホース10を連結する。前記回転筒5の頂板11の中心には、駆動軸12を固定し、駆動軸12はモータ13の出力軸と連結する。前記モータ13は、前記外槽2の上端面に架設した支材14へ固定してある。前記回転筒5の側壁には、上下方向に無数の通水孔15が穿設してあって、前記給水ホース10から供給される海水(又は清水)を通水孔15から隔板6、6の間の混合液内へ噴き出すようにしてある。前記外槽2の側壁には排水堰16、16が対向設置してあって、排水堰16、16に面する外槽2の側壁2a、2aには排水窓17が夫々設けられ、排水窓17、17に堰板18、18が昇降調節可能に設置されている。図中19は生海苔の給送ホース、20は外槽2の四隅に設けた各排水匣26の排水ホース、21は排水口、22は生海苔の排出口、23は生海苔の排出ホース、31は排水堰の排水パイプである。前記外槽2は平面方形であるが、円形その他多角形でもよく、外槽2の平面形状に制約はない。
【0014】
前記実施例について、小生物等の分離状態を説明する。荒切りされた生海苔と水との混合液は、給送ホース19を経て矢示24のように濾筒4の内側へ供給される。この場合に回転筒5は毎分50回程度回転しているので(回転数に制約はない)、各隔板6、6の間の混合液は、遠心力を受けて矢示25、25のように、濾筒壁に向って流動し、小生物等の微細固形物は排水と共に、濾筒壁を通過し、排水匣26、26及び排水堰16、16を経て矢示27、28のように外界へ排水される。一方生海苔は洗浄濾別された後、排出口22から矢示29のように排出ホース23を経て次工程に送られる。前記において、隔板6の自由端には回転方向の後方に向けた屈曲部30が設けてあって、生海苔が挟まっても円滑に通過できるようになっていると共に、水流により濾筒4の内壁を清掃するようになっている。
【0015】
前記実施例によれば、生海苔と水との混合液は、回転筒5の回転と、隔板6、6によって撹拌されるので、生海苔の葉に包まれ、又は葉に付着している小生物その他の異物は分離し、結合の弱い固形物は微細化され、排水と共に濾筒壁で濾別され、排出される。一方濾筒壁にはばまれた生海苔は、逐次下降し、排出口から排出される。従って濾筒壁内に設けられた無数の微小孔より小さい異物は確実に濾別される。混合液の供給量、給水量及び排水量を制御して濾別時間を調節し、生海苔の汚染度に応じて所定の清浄度を得るべく対応する。
【0016】
【発明の効果】
この発明は、無数の微小通水孔によって、生海苔と小生物などの小異物とを分離し、排水するので、生海苔より小さい異物を確実に分離し得る効果がある。
【0017】
元来生海苔より厚い(又は大きい)異物の除去は容易であるが、生海苔より小さい異物の除去がむつかしかった。然し乍らこの発明は小異物の分離専用の装置としたので、容易に小異物が分離できるようになった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の一部縦断正面図。
【図2】同じく一部を省略した横断平面図。
【図3】同じく回転筒の正面図。
【符号の説明】
1 機枠
2 外槽
3、7 底板
4 濾筒
5 回転筒
6 隔板
8 管軸
9 給水パイプ
10 給水ホース
11 頂板
12 駆動軸
13 モータ
14 支材
15 通水孔
16 排水堰
17 排水窓
18 堰板
19 給送ホース
20 排水ホース
21 排水口
22 排出口
23 排出ホース
26 排水匣
30 屈曲部
31 排水パイプ

Claims (2)

  1. 外槽内へ、所定の間隙をおいて、側壁に無数の微小通水孔を設けた濾筒を設置し、該濾筒の内側に所定の間隙をおいて、給水手段を有する回転筒を同心状に架設し、該回転筒の外側壁に、自由端が前記濾筒の内壁に近接する複数の隔板を放射状に突設し、前記濾筒内へ生海苔供給手段と生海苔排出手段を設けると共に、前記回転筒を支持する管軸の上端を回転筒内に開口し、下端部を給水パイプに連結する給水手段を設けた前記外槽へ、外槽に設けた排水匣及び排水堰とし、該排水堰に水位調節堰板を設けると共に、前記排水匣及び排水堰の下部に排水ホースを連結した排水手段を設けたことを特徴とする生海苔の異物除去装置。
  2. 生海苔供給手段は、生海苔移送用ポンプの吐出側に連結したホースとし、生海苔排出手段は、濾筒底に開口した排出口及びこれに連結したホースとすることを特徴とした請求項1記載の生海苔の異物除去装置。
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