JP3015481U

JP3015481U - 履物及び履物用下敷

Info

Publication number: JP3015481U
Application number: JP1995001600U
Authority: JP
Inventors: 賢郎佐藤
Original assignee: 賢郎佐藤
Priority date: 1995-02-13
Filing date: 1995-02-13
Publication date: 1995-09-05
Anticipated expiration: 2001-02-13

Abstract

(57)【要約】【目的】足の下面の通気性を確保し、蒸れを防止して
快適性を高めるとともに、水虫を悪化させるなどの弊害
を防止し、さらに、履く人の健康を増進させる。【構成】中底Ｄの上面に、足Ｆの下面の通気性を確保
する多数の凹部２…と、足Ｆの下面を指圧する例えば網
目による多数の凸部３…を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は靴等の履物及び履物用下敷に関する。

【０００２】

【従来技術及び課題】

従来、靴の中底は平坦面に形成されていたため、夏等の暑い時期には足の下面が密着し、蒸れることにより快適性を損ねたり或いは水虫を悪化させるなどの問題があった。

【０００３】本考案はこのような従来技術の課題を解決したものであり、足の下面の蒸れを防止して快適性を高めるとともに、水虫を悪化させるなどの弊害を防止し、さらに、履く人の健康を増進させることができる履物及び履物用下敷の提供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る履物１は、中底Ｄの上面に、足Ｆの下面の通気性を確保する多数の凹部２…と、足Ｆの下面を指圧する例えば網目による多数の凸部３…を形成してなることを特徴とする。

【０００５】また、本考案に係る履物用下敷１ｏは、履物の中底Ｄに敷くことにより、中底Ｄの上面に、足Ｆの下面の通気性を確保する多数の凹部２…と、足Ｆの下面を指圧する例えば網目による多数の凸部３…を形成することを特徴とする。

【０００６】

【作用】

本考案に係る履物１及び履物用下敷１ｏによれば、中底Ｄの上に形成される多数の凹部２…により、足Ｆの下面の通気性が確保されるため、蒸れが防止され、快適性が高められるとともに、水虫を悪化させるなどの弊害が防止される。一方、例えば網目により形成される多数の凸部３…により、足Ｆの下面が指圧され、履く人の健康増進が図られる。

【０００７】

【実施例】

次に、本考案に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。

【０００８】まず、本実施例に係る履物について、図１〜図４を参照して説明する。なお、実施例は靴を例示する。

【０００９】図中、１は履物（靴）であり、履物１の全体的な構成は一般的な靴と同様に製作できる。

【００１０】一方、履物１の中底Ｄの上面には、履いた際に足Ｆの下面の通気性を確保する多数の凹部２…を形成するとともに、同時に、足Ｆの下面を指圧する網目を用いた多数の凸部３…を設ける。この場合、網目は格子状に形成し、図３に示すように、網目（凹部２）の間隔Ｌ１は５〜１０ｍｍ、望ましくは８ｍｍ程度に選定するとともに、網（凸部３）の幅Ｌ３は１〜３ｍｍ、望ましくは２ｍｍ程度に選定する。また、網の高さＬ２は１〜４ｍｍ程度、望ましくは２．５ｍｍ程度に選定する。これにより、網目による凸部３…が形成されるとともに、網目間に凹部２ …が形成される。なお、中底Ｄの材質は、硬質でも軟質でもよいが、プラスチック，ゴム等の適度な弾性を有する素材を利用することが望ましい。また、凸部３ …の下部には図３に示すように、各凹部２…間に連通する貫通孔４…を形成することが望ましい。

【００１１】よって、このような履物１は、中底Ｄに多数の凹部２…が設けられ、足Ｆの下面の通気性が確保される。したがって、足Ｆの下面の蒸れを防止できるため、快適性を高め、また、水虫を悪化させるなどの弊害を効果的に防止できる。加えて、網目による多数の凸部３…が設けられ、足Ｆの下面が指圧されるため、履く人の健康増進を図ることができる。

【００１２】他方、上述した中底Ｄの形状と同一の履物用下敷１ｏを製作し、この履物用下敷１ｏを一般に市販されている従来の履物（靴）の中に敷いてもよい。これにより、上述した履物１と同様の効果を得ることができる。この場合、凹部２…を形成する部分は貫通孔により形成してもよい。

【００１３】また、図４には変更実施例に係る履物用下敷１ｏを示す。変更実施例に係る履物用下敷１ｏは、プラスチック，ゴム，金属等を用いた線材６を編んで網体５を形成したものであり、この網体５によって多数の凹部２…と多数の凸部３…が形成される。

【００１４】以上、実施例について詳細に説明したが、本考案はこのような実施例に限定されるものではない。例えば、履物としては、運動靴等の各種靴類に適用できるのをはじめ、サンダルやスリッパ等の任意の履物に適用できる。その他、細部の構成、形状、素材、数量等において、本考案の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。

【００１５】

【考案の効果】

このように、本考案に係る履物は、中底の上面に、足の下面の通気性を確保する多数の凹部と、足の下面を指圧する例えば網目による多数の凸部を形成し、また、本考案に係る履物用下敷は、履物の中底に敷くことにより、中底の上面に、足の下面の通気性を確保する多数の凹部と、足の下面を指圧する例えば網目による多数の凸部を形成するため、次のような顕著な効果を奏する。

【００１６】足の下面の通気性を確保して蒸れを防止できるため、快適性が高められるとともに、水虫を悪化させるなどの弊害を効果的に防止できる。

【００１７】足の下面に対する指圧効果によって、履く人の健康を増進させることができる。

【提出日】平成７年４月３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１４

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１４】以上、実施例について詳細に説明したが、本考案はこのような実施例に限定されるものではない。例えば、履物としては、運動靴等の各種靴類に適用できるのをはじめ、サンダルやスリッパ等の任意の履物に適用できる。また、凹部と凸部は履物の中底或いは下敷の全面に設けてもよいし、一部に設けてもよい。その他、細部の構成、形状、素材、数量等において、本考案の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る履物の中底（履物用下敷）の平面
図、

【図２】図１中Ａ−Ａ線断面図、

【図３】図１中円Ｂ部の拡大斜視図、

【図４】本考案に係る履物用下敷の変更実施例に係る側
面断面図、

【符号の説明】

１履物１ｏ履物用下敷２… 凹部３… 凸部Ｄ中底

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】中底の上面に、足の下面の通気性を確保
する多数の凹部と、足の下面を指圧する多数の凸部を形
成してなることを特徴とする履物。
【請求項２】凸部は網目により形成したことを特徴と
する請求項１記載の履物。
【請求項３】履物の中底に敷くことにより、中底の上
面に、足の下面の通気性を確保する多数の凹部と、足の
下面を指圧する多数の凸部を形成することを特徴とする
履物用下敷。
【請求項４】凸部は網目により形成したことを特徴と
する請求項３記載の履物。