JP3015012U - Ｏ脚矯正用サンダル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 人に気づかれずにＯ脚を効果的に矯正する。 【構成】 サンダル台１の厚さが踵部からつま先部に向
かって次第に減少するように形成され、サンダル台１の
中央部の厚さが外側から内側に向かって次第に減少する
ように形成され、サンダル台１のつま先部および踵部の
厚さが内側と外側で同一となるように形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、重心を足の内側にかけるようにしてＯ脚を矯正するＯ脚矯正用サン ダルに関する。

【０００２】

【従来の技術】

Ｏ脚に悩む女性は多く、Ｏ脚矯正用の履き物として、足裏接触面の少なくとも 踵部分を、地面に対して内側に徐々に下向きに傾斜させたもの（実願昭６０−６ ９５７０号明細書）、履き台の厚さを足外側に行くに従い、次第に厚肉としたも の（実願平４−３６６５９号明細書）、低部の厚みが外側から内側に向かって薄 くなるように形成されているもの（実願昭６３−１０７０２７号明細書）、足の 内側に沿った部分よりも外側に沿った部分の方がより厚くなっている底を有する もの（実願昭５９−１９５６９５号明細書）等の履き物が提案されている。これ らは、いずれも履き物自体に傾斜を設けて、重心を足の内側にかけてＯ脚を矯正 しようとするものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この従来の履き物は、つま先部から踵部にかけて一様に内側に傾斜しているの で、一見してＯ脚矯正用の履き物であると分かり、この履き物を家庭や職場で履 いていると、Ｏ脚を矯正していることを人に気づかれてしまうという欠点があっ た。また、つま先部および踵部の傾斜が大きいと、不自然な歩き方になり、Ｏ脚 の足を美しく見せることができない。さらに、Ｏ脚を矯正するには、足の親指に 重心をかけることが理想的であるが、この従来の履き物では、単に、内側に重心 をかけるだけであるので、Ｏ脚を効果的に矯正することができないという欠点が あった。

【０００４】 本考案の目的は、人に気づかれずにＯ脚を矯正するとができ、Ｏ脚を効果的に 矯正することができるＯ脚矯正用サンダルを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案のＯ脚矯正用サンダルは、サンダル台の厚さが踵部からつま先部に向か って次第に減少するように形成され、前記サンダル台の中央部の厚さが外側から 内側に向かって次第に減少するように形成され、前記サンダル台のつま先部およ び踵部の厚さが内側と外側で同一となるように形成されていることを特徴として いる。

【０００６】 また、本考案は、踵部の前記サンダル台上にクッション層が設けられているの が好ましい。

【０００７】

【実施例】

次に、本考案の実施例について図面を参照して説明する。

【０００８】 図１は、本考案のＯ脚矯正用サンダルの一実施例を示す側面図であり、（ａ） は、足の外側方向から見た側面図を示しており、（ｂ）は、内側方向から見た側 面図を示している。図２は、本実施例の平面図である。図３は、本実施例のサン ダル台の断面図であり、（ａ）は、つま先部の断面図（図２におけるＡ−Ａ線断 面図）を示しており、（ｂ）は、中央部の断面図（Ｂ−Ｂ線断面図）を示してお り、（ｃ）は、踵部の断面図（Ｃ−Ｃ線断面図）を示している。１はサンダル台 であり、２は上面層であり、３はサンダルバンドであり、４はクッション層であ り、５はテープである。踵部の上面層２とサンダル台１との間には、クッション 層４が設けられている。

【０００９】 図１（ａ）から明らかなように、サンダル台１の外側の厚さは、踵部からつま 先部に向かってゆっくりと減少するように形成されている。これに対して、サン ダル台１の内側の厚さは、図１（ｂ）から明らかなように、サンダル台の中央部 付近で急激に減少するように形成されている。したがって、図３（ｂ）に示すよ うに、本実施例のサンダル台１の中央部の厚さは、外側が内側よりも厚くなって いる。また、サンダル台１のつま先部および踵部は、図（ａ），（ｃ）に示すよ うに、外側と内側とが同一の厚さとなっている。

【００１０】 本実施例は、上述のような構成となっているので、つま先部と踵部との間の高 低差、および中央部の外側と内側との高低差により、自然に足の親指に重心がか かるようになっており、Ｏ脚を効果的に矯正することができる。また、首筋、背 筋が伸び、理想的な姿勢を保つことができる。さらに、つま先部および踵部の外 側と内側の厚さが同一なので、Ｏ脚を矯正中であることを人に気づかれることが ない。

【００１１】 また、本実施例では、踵部の上面層２とサンダル台１との間に、クッション層 ４が設けられているので、足によくフィットし、さらに効果的に親指に重心をか けることができる。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は、サンダル台の厚さが踵部からつま先部に次第に 減少するように形成され、中央部の厚さが外側から内側に次第に減少するように 形成されているので、自然に足の親指に重心がかかり、Ｏ脚を効果的に矯正する ことができる。また、つま先部および踵部の外側と内側の厚さが同一なので、Ｏ 脚を矯正中であることを人に気づかれることがないという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のＯ脚矯正用サンダルの一実施例を示す
側面図である。

【図２】本考案のＯ脚矯正用サンダルの一実施例を示す
平面図である。

【図３】本実施例のサンダル台の断面図である。

【符号の説明】

１ サンダル台 ２ 上面層 ３ サンダルバンド ４ クッション層 ５ テープ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】サンダル台の厚さが踵部からつま先部に向
   かって次第に減少するように形成され、前記サンダル台
   の中央部の厚さが外側から内側に向かって次第に減少す
   るように形成され、前記サンダル台のつま先部および踵
   部の厚さが内側と外側で同一となるように形成されてい
   ることを特徴とするＯ脚矯正用サンダル。
2. 【請求項２】踵部の前記サンダル台上にクッション層が
   設けられていることを特徴とする請求項１記載のＯ脚矯
   正用サンダル。