JPH0588304U - 履き物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 Ｏ脚が垂直状となる方向に是正してスタイル
の美化に寄与する履き物を提供すること。 【構成】 履き台２の厚さを足外側４に行くに従い次第
に厚肉としたことを特徴とする履き物。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はスリッパ等のぞうり類、運動靴等の靴類等の履き物に関するものであ る。

【０００２】 従来の履き物、例えばスリッパは図６に示すように履き台３１の厚さが足内側 ３２と足外側３３でほぼ均一であって、横方向において水平状の履き台３１に甲 帯３４を取り付けたものであった。 しかしながら、周知のように、人の脚は生体工学的及び美的観点から垂直状が 望ましいとされているが、殆んどの人は脚の中間部が外側に若干弯曲したいわゆ るＯ脚といわれる体形であるとされるところ、上記の履き物では、履き台３１が 横方向において水平状であるため、歩行が行い易いものの、上記Ｏ脚の体形の場 合に該Ｏ脚の是正などに寄与するというものではない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、上記のＯ脚が垂直状となる方向に是正してスタイルの美化に 寄与する履き物を提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

すなわち、本考案は、履き台の厚さを足外側に行くに従い次第に厚肉としたこ とを特徴とする履き物を要旨とするものである。

【０００５】

【作用】

このようにした履き物にあっては、履行使用時、履き台の下面が着地した状態 では履き台の上面が足内側に傾斜することとなり、このため足も内側に傾斜する が、その際人体の荷重を支え且つ人体の平衡化のため該足に連なる脚部が自ずと 外側に曲がり傾向を生じ、このため履行使用を度び重ねることにより徐々にＯ脚 が垂直状となる方向に是正される。

【０００６】

【実施例】

次に本考案の図１ないし図３に示す一実施例について説明すると、本例は履き 物としてスリッパ１に適用した場合を示すもので、該スリッパ１（図示は左足用 ）は履き台２の上面前部に甲帯３を備えており、履き台２の厚さを足外側４に行 くに従い漸次厚肉として足外側４と足内側５間を横方向において適度、例えば約 １５度程度の傾斜角αを有するテ−パ−状としている。この傾斜角αは特に好ま しくは１０〜２０度、好ましくは５〜２５度であり、余り小さいと後述する効果 に乏しく、余り大きいと歩行が困難化する。

【０００７】 このようにした本例のスリッパ１にあっては、Ｏ脚体形の者が履行使用時、履 き台２の下面が着地した状態では履き台２の上面が足内側５に傾斜角αだけ傾斜 することとなり、このため足も内側（左足では右足側）に傾斜するが、その際人 体の荷重を支え且つ人体の平衡化のため該足に連なる脚部が自ずと前記傾斜と逆 方向、すなわち人体の外側に曲がり傾向を生じ、このため履行使用を積み重ねる ことによりＯ脚が徐々に垂直状となる方向に是正される。

【０００８】 図４に示す別例のスリッパ１１は履き台１２の上面の略全体に多数の足裏刺激 用の突起１３〜１３を設けた外は上例同様のものであり、図５に示す別例のスリ ッパ２１は足の踵部位に対応する後部を欠如した履き台２２を用いた外は上例同 様のものである。 又、図示は省略したが、本案の履き物は、上例のスリッパ１、１１、２１の外 、靴類、下駄類、ぞうり類に広汎に適用できる。 なお、図示の説明は左足の履き物についてのべたが、本案は左右対称的な一足 の履き物に関することは申すまでもない。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の履き物は、履行使用時の着地状態で足が内側に 傾斜することとなるため、足に連なる脚部が自づと外側に曲がり傾向を生じ、こ のためＯ脚体形の者が履行を度び重ねることによりＯ脚が徐々に垂直状となる方 向に是正でき、脚体形を整えることができてスタイルの美化に寄与できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の正面図である。

【図２】同上例の右側面図である。

【図３】図２のＡ−Ａ線の矢視断面図である。

【図４】本考案の別例の右側面図である。

【図５】本考案の更に別例の右側面図である。

【図６】従来例の正面図である。

【符号の説明】

２ 履き台 ４ 足外側

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 履き台の厚さを足外側に行くに従い次第
   に厚肉としたことを特徴とする履き物。