JP3014481U - 水抜パイプインナー保持具 - Google Patents

水抜パイプインナー保持具

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JP3014481U
JP3014481U JP1995001393U JP139395U JP3014481U JP 3014481 U JP3014481 U JP 3014481U JP 1995001393 U JP1995001393 U JP 1995001393U JP 139395 U JP139395 U JP 139395U JP 3014481 U JP3014481 U JP 3014481U
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drainage pipe
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cylindrical
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Inventor
和久 正路
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和久 正路
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリート擁壁に埋設した水抜パイプから
の土砂の流出を防止する機能も付与した水抜パイプイン
ナー保持具を提供する。 【構成】 インナーコンパネ90に取付ける水抜パイプ
インナー保持具であって、中央を大径にし且つ両端を小
径にして2つのテーパー面を突合せた略太鼓状外周面を
有する水抜パイプ嵌合用筒部53の基端をインナーコン
パネ90に当接させる基板部51に連続させると共に筒
部53内に位置する基板部51の部分に多数の格子孔5
4を設け、該格子孔54に向って筒部53内に装入した
透水マット59を筒部円周壁に突設した突条55によっ
て抜止めし、筒部53外に突出した基板部51のフラン
ジ部にインナーコンパネ90に打込む釘挿通用の円筒台
部52を前記筒部53と平行に複数個突設してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、土砂崩れを防止するために崖地等の傾斜面或は鉛直面に築くコンク リート擁壁の表裏に連通する塩ビ等の水抜パイプを埋設するために、コンクリー ト擁壁の表裏を形成する2枚のコンパネ間に生コンクリートを注入するに当たっ て、両コンパネの相対する面にそれぞれ取付け、水抜パイプを水平或は若干外下 がりに保持する水抜パイプインナー保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1に示すように、土砂崩れを防止するために崖地等10の傾斜面或は鉛直面 に築いたコンクリート擁壁20に、その表裏に連通する塩ビ等の水抜パイプ30 を埋設し、崖地等10に浸透した水を抜くようにしてある。図2に示すように、 水抜パイプ30は、コンクリート擁壁20施工時、その表裏を形成するインナー コンパネ90とアウターコンパネ91間に生コンクリートを注入する前に、両コ ンパネ90,91間に若干外下がりに保持しておく必要があり、水抜パイプイン ナー保持具40,アウター保持具60を介して保持してある。
【0003】 図1及び図2の右側及び図3及び図9を参考にして従来のインナー水抜パイプ 保持具40について説明すると、41はインナーコンパネ90の内面に釘80で 打付けて留めるフランジ部で、そのフランジ部41には複数個の釘孔43を設け てある。42は水抜パイプ30の端部を嵌込み、保持するコーン部であって、前 記フランジ部41に一体に結合してある。
【0004】 施工に当っては、相対する両コンパネ90,91の内面にそれぞれ両保持具4 0,60を釘80,85で打付けたうえ、コーン部42,袴体63間に水抜パイ プ30を渡し、両コンパネ90,91間にコンクリート20を注入する。コンク リート硬化後、両コンパネ90,91と共に両保持具40,60を外すと、内外 に連通する若干外下がりの水抜パイプ30を埋設したコンクリート擁壁20が形 成される。なお、コンクリート擁壁20の内外面21,22には、水抜パイプ3 0の両側に外拡がりのテーパー孔23,28及び水抜パイプインナー側に環状凹 み24が形成される。
【0005】 しかしながら、上記インナー保持具40は、コンクリート擁壁20建設時、単 に水抜パイプ30を保持するだけで、水抜パイプ30を通って、水と共に崖地等 10中の土砂が流出するのを防止する機能がなく、別個に崖地等10側の開口部 に土砂透過防止用ネットその他の部材を取付ける必要があると言う問題点がある 。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、上記従来のインナー保持具40は、コンクリート 擁壁20建設時、単に水抜パイプ30を保持するだけで、水抜パイプ30を通っ て、水と共に崖地等10中の土砂が流出するのを防止する機能がないことであっ て、本考案は、上記課題を解決した、土砂流出防止機能を備えた水抜パイプ保持 具を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、インナーコンパネ90に取付ける水抜パイプインナー保持具であっ て、中央を大径にし且つ両端を小径にして2つのテーパー面を突合せた略太鼓状 外周面を有する水抜パイプ嵌合用筒部53の基端をインナーコンパネ90に当接 させる基板部51に連続させると共に筒部53内に位置する基板部51の部分に 多数の格子孔54を設け、該格子孔54に向って筒部53内に装入した透水マッ ト59を筒部円周壁に突設した突条55によって抜止めし、筒部53外に突出し た基板部51のフランジ部にインナーコンパネ90に打込む釘挿通用の円筒台部 52を前記筒部53と平行に複数個突設してなるものである。
【0008】
【実施例】
実施例について図1・図4乃至図9によって説明すると、20は土砂崩れを防 止するために崖地等10の傾斜面或は鉛直面に築くコンクリート擁壁、30はそ のコンクリート擁壁20に、その表裏に連通するよう埋設した塩ビ等の水抜パイ プ、90,91はその間に注入したコンクリートを保持し、コンクリート擁壁2 0の表裏面を形成する一対のインナー及びアウターコンパネである。
【0009】 50,60は生コンクリートを注入するに当たって、前記両コンパネ90,9 1の相対する面に取付け、水抜パイプ30を水平或は若干外下がりに保持するイ ンナー及びアウター水抜パイプ保持具であって、次のように構成される。
【0010】 先ず、水抜パイプ30の崖地等10側を保持するインナー水抜パイプ保持具5 0について説明する。中央を大径にし且つ両端を小径にして2つのテーパー面を 突合せた略太鼓状外周面を有する水抜パイプ嵌合用筒部53の基端をインナーコ ンパネ90に当接させる基板部51に連続させると共に筒部53内に位置する基 板部51の部分に多数の格子孔54を設け、該格子孔54に向って筒部53内に 装入した透水マット59を筒部円周壁に突設した突条55によって抜止めし、筒 部53外に突出した基板部51のフランジ部にインナーコンパネ90に打込む釘 挿通用の円筒台部52を前記筒部53と平行に複数個突設してある。
【0011】 次にアウター水抜パイプ保持具60について説明する。61はアウターコンパ ネ91に当て、釘85で打ち付けて固定する円形の基板部、62はその基板部6 1の周縁に一体に結合した、水抜パイプ30の外端を挿入する筒部、63はその 筒部62の先端外周縁に一体に結合した、筒部62を囲み、外端が前記基板部6 1に面一の袴体であって、その断面は前記基板部61を含む仮想平面に向かって 、末広がりに拡大させてある。なお、断面を円形にしてあるが、必ずしもこれに 限定されるものではない。また、図9に示すものは、縦断面形状が筒部62,袴 体63共に直線よりなるが、曲線状にして、基板部61を小さくして、筒部62 の断面を基板部61から離れるに従って拡大することによって、基板部61に近 い部分を球面状に形成することも可能である。
【0012】
【作用】
施工に当っては、先ず、相対する両コンパネ90,91の内面にそれぞれ両保 持具50,60のそれぞれ基板部51,61を釘80,85で打付けたうえ、筒 部53,袴体63間に水抜パイプ30を渡し、両コンパネ90,91間に生コン クリート20を注入する。その際、基板部51をインナーコンパネ90の内面に 密着させているため、生コンクリートが水抜パイプ30内に漏れ込むことはない 。
【0013】 コンクリート硬化後、両コンパネ90,91を外すと、アウター水抜パイプ保 持具60はアウターコンパネ91と一体に外れるが、インナー水抜パイプ保持具 50は円筒台部52が通した釘80と共に埋設され、コンクリートで固められて いるので外れない。そして、水抜パイプ30と共にそれに嵌着したインナー水抜 パイプ保持具50の複数個の円筒台部52を埋設固定したコンクリート擁壁20 が形成される。そのため、崖地等10の土砂は、網目状透水マット59に阻まれ て、水抜パイプ30からコンクリート擁壁20外に流出することはない。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されるため、崖地等10の土砂は、網目状透水マッ ト59に阻まれて、水抜パイプ30からコンクリート擁壁20外に流出すること はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリート擁壁に埋設した水抜パイプを示す
断面図である。
【図2】従来例の施工途中の状態を示す断面図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【図4】本考案の実施例を示す断面図である。
【図5】本考案の保持具を示す正面図である。
【図6】本考案の保持具を示す背面図である。
【図7】本考案の実施例の施工途中の状態を示す断面図
である。
【図8】本考案の実施例の施工後の状態を示す断面図で
ある。
【図9】コンクリート擁壁の表側に使用する保持具を示
す断面図である。
【符号の説明】 10 崖地等 20 コンクリート擁壁 21 内面 22 外面 23 テーパー孔 24 環状凹み 25 釘跡凹み 28 テーパー孔 30 水抜パイプ 40 インナー水抜パイプ保持具 41 フランジ部 42 コーン部 43 釘孔 50 水抜パイプ保持具 51 基板部 52 円筒台部 53 筒部 54 透孔 55 突条 59 透水マット 60 アウター水抜パイプ保持具 61 基板部 62 筒部 63 袴体 64 釘孔 80 釘 85 釘 90 インナーコンパネ 91 アウターコンパネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナーコンパネ(90)に取付ける水
    抜パイプインナー保持具であって、中央を大径にし且つ
    両端を小径にして2つのテーパー面を突合せた略太鼓状
    外周面を有する水抜パイプ嵌合用筒部(53)の基端を
    インナーコンパネ(90)に当接させる基板部(51)
    に連続させると共に筒部(53)内に位置する基板部
    (51)の部分に多数の格子孔(54)を設け、該格子
    孔(54)に向って筒部(53)内に装入した透水マッ
    ト(59)を筒部円周壁に突設した突条(55)によっ
    て抜止めし、筒部(53)外に突出した基板部(51)
    のフランジ部にインナーコンパネ(90)に打込む釘挿
    通用の円筒台部(52)を前記筒部(53)と平行に複
    数個突設してなる水抜パイプインナー保持具。
JP1995001393U 1995-02-08 1995-02-08 水抜パイプインナー保持具 Expired - Lifetime JP3014481U (ja)

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