JPH0564284U - 下水枡用インバートキャップ - Google Patents
下水枡用インバートキャップInfo
- Publication number
- JPH0564284U JPH0564284U JP275392U JP275392U JPH0564284U JP H0564284 U JPH0564284 U JP H0564284U JP 275392 U JP275392 U JP 275392U JP 275392 U JP275392 U JP 275392U JP H0564284 U JPH0564284 U JP H0564284U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- upstream
- invert
- cap
- handle
- sewer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sewage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 筒状短管51の一端を底壁52で塞いだもの
であって、この底壁52に把手55が設けられた下水枡
用インバートキャップ5である。 【効果】 インバートキャップ5を上流側受口11に挿
入した下水枡を使用して、下水枡から下流側の下水工事
を終了させて、しばらく放置している。上流側の管体を
取り付けたいときには、上流側の下水工事をした後、イ
ンバートキャップ5を把手55を持って上流側受口から
取り外し、上流側受口11と上流側の管体とを接続す
る。この際、インバートキャップ5には把手55が設け
られているから、簡単に取り外しができ、便利である。
であって、この底壁52に把手55が設けられた下水枡
用インバートキャップ5である。 【効果】 インバートキャップ5を上流側受口11に挿
入した下水枡を使用して、下水枡から下流側の下水工事
を終了させて、しばらく放置している。上流側の管体を
取り付けたいときには、上流側の下水工事をした後、イ
ンバートキャップ5を把手55を持って上流側受口から
取り外し、上流側受口11と上流側の管体とを接続す
る。この際、インバートキャップ5には把手55が設け
られているから、簡単に取り外しができ、便利である。
Description
【0001】
本考案は下水枡の施工に使用する下水枡用インバートキャップに関する。
【0002】
従来の下水枡としては、種々な構造のものが使用されているが、その代表的な 三方継手を使用する下水枡について説明する。
【0003】 この三方継手を使用する下水枡は、特開昭63−122836号公報に記載あ るように、上流側受口と下流側受口と上側受口とからなる三方継手の上流側受口 および下流側受口にそれぞれ上流側管体および下流側管体を取り付け、上側受口 に点検筒を取り付けるものであった。
【0004】 この下水枡を施工するには、道路や敷地等の土地を掘り、三方継手を据え付け 、三方継手の上流側受口に上流側の管体(通常は家庭に通ずる管体)を接続し、 下流側受口に下水本管に通ずる管体を接続し、上側受口に点検筒等を接続して埋 め戻すものである。
【0005】 しかし、下水道を設置する場所付近の全ての住宅等が同時に施工すれば、上記 方法で下水道が完成するが、住宅の建設時期が異なったり、下水道の設置を希望 する時期が異なる等の理由により、住宅毎に下水道の設置時期が異なる。
【0006】 従って、下水道の施工においては、先ず、下水枡から下流の施工を行い、その 後、下水道の設置を希望する度に、住宅毎に住宅から下水枡までの下水道工事を 施工している。
【0007】 その結果、住宅から下水枡までの下水道工事を施工するまで上流側受口には上 流側の管体が接続されない下水枡が存在する。この状態で長期間放置していると 、上流側受口から土や水が入ったり、又、下水本管から侵入する悪臭が上流側受 口から発散するので不都合である。従って、通常、上流側の管体が接続されない 間、かかる不都合が生じないように、上流側受口にインバートキャップで塞いで おくものである。
【0008】 即ち、上流側管体がまだ完成してないときには、道路や敷地等の土地を掘り、 三方継手の上流側受口にインバートキャップを挿入して上流側受口を塞いだ三方 継手を据え付け、下流側受口に下水本管に通ずる下流側管体を接続し、上側受口 に点検筒等を接続して道路や敷地等を埋め戻しておく。
【0009】 そして、下水道の設置を希望する度に、上流側の下水工事を施し、上流側の下 水工事の施工が終了した後に、三方継手を掘り起こし、インバートキャップを取 り外し、上流側管体を上流側受口に接続していた。
【0010】 従来、この上流側受口を塞ぐインバートキャップは筒状短管の一端が底壁で塞 がれているものを使用し、上流側受口にこのインバートキャップを底壁から挿入 していた。
【0011】 尚、以上の説明は三方継手を使用した下水道について述べたが、その他の下水 道でも同様にインバートキャップを使用するものである。
【0012】
しかし、このように長くインバートキャップを挿入していると、インバートキ ャップが上流側受口から外れ難くなっていて、上流側の下水道工事が終了し、上 流側の管体を上流側受口に接続する際に、このインバートキャップが取り外し難 いという問題があった。
【0013】 そこで、本考案の目的は取り外し易いインパートキャップを提供することであ る。
【0014】
本考案は上記問題を解決し、上記目的を達成するためになしたものであって、 本考案インバートキャップは筒状短管の一端が底壁で塞がれ、この筒状短管内に 把手が設けられているものである。
【0015】 本考案においては筒状短管内に把手が設けられているが、この筒状短管内の把 手を設ける位置は、筒状短管が引き抜き易い位置であれば、何処でもよい。又、 把手の形状も持ち易い形状であればいかなる形状でもよい。
【0016】 例えば、底壁の内面のほぼ中央部に設けてもよい。その際、把手の形状として は底壁から開口部に立ち上げられた棒状でもよいし、十字型に突出した板体でも よい。又、底壁の内面のほぼ中央部に円弧状の棒状体が設けられ、円弧状の棒状 体と底壁との間に指が入るようにしたものでもよい。
【0017】 又、管壁内面に把手を設けてもよい。その際、把手の形状としては、一方の管 体の管壁の中間部に差し渡された棒状体でもよいし、管壁の中間部に膜状体を設 け、この膜に指が入る孔を設けてたものでもよい。
【0018】
このインバートキャップは筒状短管の底壁を先頭にして上流側受口に上流側か ら挿入して使用する。従って、この筒状短管の開口部は上流側に向いた状態で挿 入されている。
【0019】 このようにしてインバートキャップが挿入されていると、本考案におけるイン バートキャップは筒状短管内に把手が設けられているから、把手は開口部から簡 単に掴める状態になっている。
【0020】 従って、上流側受口に挿入しているインバートキャップを取り外したいときに は、筒状管体の開口部から手を差し込んで、筒状短管内に設けられている把手を 持って、簡単にインバートキャップを引き抜くことができる。
【0021】
次に、本考案の実施例を説明する。 図1〜2は本考案下水枡用インバートキャップを三方継手からなる下水枡に使 用した一実施例を示すもので、図1は完成した下水枡の一部切欠側面図、図2は 図1に示す三方継手の断面図である。
【0022】 図1〜2において、Aは下水枡である。 1は下水枡Aに使用する三方継手であり、この三方継手1は上流側受口11と 下流側受口12と上側受け口13とからなる。
【0023】 2は上流側の管体であり、必要なときに、三方継手1の上流側受口11に接続 される。 3は下流側の管体であり、この下流側の管体3は三方継手1の下流側受口12 に接続されている。
【0024】 4は点検筒である。 5はインバートキャップであり、このインバートキャップ5は上流側の管体2 が接続されないときに、この上流側受口11に挿入されて、この上流側受口11 を塞いでおくものである。
【0025】 このインバートキャップ5は筒状短管の側壁51と底壁52とからなり、底壁 52のほぼ中央部に、底壁52から開口部に向けて立ち上げられた棒状体からな る把手55が設けられている。
【0026】 6は蓋であり、点検筒4の上端に取り付けられている。そして、この蓋6の上 面はほぼ道路面や敷地面等の地面9と同じ高さになっていて地面9に顕れている 。
【0027】 次に、この下水枡Aの施工方法について説明する。 図2に示すように、三方継手の上流側受口11にインバートキャップ5を底壁 52を先頭にして挿入する。
【0028】 次に、敷地を掘り、三方継手1を据え付け、この三方継手1の下流側受口12 に下流側の管体8を接着剤で取り付ける。 次に、三方継手1の上側受口13に、点検筒2の下端部を、接着剤で接続する 。
【0029】 点検筒2の上端に蓋6を取り付る。しかる後、敷地を埋め戻して、下水枡Aを 完成させておく。 この下水枡Aの使用を希望すると、住宅側の下水用管体、即ち、上流側の管体 を完成させた後に、敷地を掘り起こし、三方継手1の上流側受口11に挿入され ているインバートキャップ5を把手55を持って引き抜くと、インバートキャッ プ5が簡単に取り外すことができた。
【0030】 このようにインバートキャップ5を引き抜いた後、この上流側受口11に上流 側管体2を接続する。 次に、図3に示す実施例について説明する。
【0031】 図3には種々なインバートキャップが示されている。 図3の(イ)には、底壁52a内面から開口部に向けて一直線状の板が立ち上 げられ、この一直線状の両側が筒状短管の側壁51aに一体になっている把手5 5aが設けられたインバートキャップ5aが示されている。
【0032】 図3の(ロ)には、底壁52b内面から開口部に向けて十字型の板が立ち上げ られ、この十字型の端部が筒状短管の側壁51bに一体になっている把手55b が設けられたインバートキャップ5bが示されている。
【0033】 図3の(ハ)には、筒状管体の側壁51c内面の中間部に膜が設けられ、この 膜に指が入る大きさの半円形の通孔が4箇所設けられて把手55cが形成されて いるインバートキャップ5cが示されている。
【0034】 図3の(ニ)には、筒状管体の側壁51d内面の中間部に十字型の膜が設けら れ、開いた箇所に指が入るようになっている把手55dが設けられているインバ ートキャップ5dが示されている。
【0035】 これ等のインバートキャップの使用方法および作用は図1〜2に示すインバー トキャップと同じであるから、説明を省略する。
【0036】
本考案のインバートキャップが上流側受口に挿入されたまま下水枡より下流側 の下水道工事を終了させた状態で放置されている下水枡の上流側受口に、上流側 の下水道工事を終了した上流側の管体を接続するときに、本考案のインバートキ ャップは筒状短管内に把手が設けられているから、この把手を持ってインバート キャップを簡単に取り外しができるので、極めて簡単に接続工事が施工ができ、 便利である。
【図1】図1は本考案下水枡用インバートキャップを三
方継手からなる下水枡に使用した一実施例を示すもの
で、完成した下水枡の一部切欠側面図である。
方継手からなる下水枡に使用した一実施例を示すもの
で、完成した下水枡の一部切欠側面図である。
【図2】図2は図1に示す三方継手の断面図である。
【図3】図3には、種々なインバートキャップを示した
もので、(イ)は把手が底壁内面から開口部に向けて一
直線状の板が立ち上げられたものを示す斜視図、(ロ)
は把手が底壁内面から開口部に向けて十字型の板が立ち
上げられたものを示す斜視図、(ハ)は把手が筒状管体
の側壁の内面の中間部に膜が設けられ、この膜に指が入
る大きさの半円形の通孔が設けられたものを示す斜視
図、(ニ)は把手が筒状管体の側壁の内面の中間部に十
字型の膜が設けられたものを示す斜視図である。
もので、(イ)は把手が底壁内面から開口部に向けて一
直線状の板が立ち上げられたものを示す斜視図、(ロ)
は把手が底壁内面から開口部に向けて十字型の板が立ち
上げられたものを示す斜視図、(ハ)は把手が筒状管体
の側壁の内面の中間部に膜が設けられ、この膜に指が入
る大きさの半円形の通孔が設けられたものを示す斜視
図、(ニ)は把手が筒状管体の側壁の内面の中間部に十
字型の膜が設けられたものを示す斜視図である。
A 下水枡 1 三方継手 11 上流側受口 12 下流側受口 13 上側受口 2 上流側の管体 3 下流側の管体 4 点検筒 5、5a、5b、5c、5d インバートキャッ
プ 51、51a、51b、51c、51d 側壁 52、52a、52c、52c、52d 底壁 55、55a、55b、55c、55d 把手 6 蓋
プ 51、51a、51b、51c、51d 側壁 52、52a、52c、52c、52d 底壁 55、55a、55b、55c、55d 把手 6 蓋
Claims (1)
- 【請求項1】 筒状短管の一端が底壁で塞がれ、この筒
状短管内面に把手が設けられていることを特徴とする下
水枡用インバートキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP275392U JPH0564284U (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 下水枡用インバートキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP275392U JPH0564284U (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 下水枡用インバートキャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564284U true JPH0564284U (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=11538110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP275392U Pending JPH0564284U (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 下水枡用インバートキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0564284U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5812790B2 (ja) * | 1974-03-28 | 1983-03-10 | ソニー株式会社 | カラ−インキヨクセンカン ノ デンシビ−ム ノ ランデイングチヨウセイホウホウ |
JPS5977193A (ja) * | 1982-10-26 | 1984-05-02 | 安田 博美 | 栓体 |
JPS6014187B2 (ja) * | 1978-07-26 | 1985-04-11 | 株式会社日立製作所 | ガソリン機関の燃料噴射装置 |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP275392U patent/JPH0564284U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5812790B2 (ja) * | 1974-03-28 | 1983-03-10 | ソニー株式会社 | カラ−インキヨクセンカン ノ デンシビ−ム ノ ランデイングチヨウセイホウホウ |
JPS6014187B2 (ja) * | 1978-07-26 | 1985-04-11 | 株式会社日立製作所 | ガソリン機関の燃料噴射装置 |
JPS5977193A (ja) * | 1982-10-26 | 1984-05-02 | 安田 博美 | 栓体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0564284U (ja) | 下水枡用インバートキャップ | |
JPS636252Y2 (ja) | ||
JP2019141547A (ja) | 仮設トイレ | |
JPH0526125Y2 (ja) | ||
JP2747685B2 (ja) | トラップますにおけるトラップ装置 | |
JP3014481U (ja) | 水抜パイプインナー保持具 | |
JPS6233814Y2 (ja) | ||
JPH0322373Y2 (ja) | ||
JPH0437986Y2 (ja) | ||
JPS5842555Y2 (ja) | 排水トラップ | |
JPS6371281U (ja) | ||
JPH0227030Y2 (ja) | ||
JPH09256452A (ja) | 公共桝用栓体 | |
JPH0245350Y2 (ja) | ||
JPH0433769U (ja) | ||
JPH049461U (ja) | ||
JP2569007Y2 (ja) | 排水桝 | |
JPS5840151Y2 (ja) | トイレツト水洗用ロ−タンク | |
JPS6233809Y2 (ja) | ||
JPS6145262Y2 (ja) | ||
JPH0527578Y2 (ja) | ||
JPH02148089U (ja) | ||
JPH0237908Y2 (ja) | ||
JPS6020705Y2 (ja) | トラツプ装置 | |
JPS6050267U (ja) | 多槽流し用排水トラップ |