JPS63261021A - 排水トラツプ設置用タイル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はトラップを設置するための開口を有するタイル
に関する。

［従来の技術］ トラップは、その内部に封水源を持ち、排水管内に発生
する下水ガスや衛生害虫の室内への侵入を防止すること
ができるようにした器具である。

このトラップには、管トラップ、ドラムトラップ、ベル
トラップ等各種のものがあるが、浴室等の床にはベルト
ラップが主として用いられている。

従来、この種のベルトラップをタイル張り床に設置する
場合は、タイルの一隅部を四分円状に切り欠き、このタ
イルを４枚用い、四分円をつき合せて円形開口（排水口
）を設けるようにしている。

また、浴室等においては泡切れを良くするために、トラ
ップの上側に床面から凹陥する泡溜部を設けるようにし
たものがある。即ち、第７図の如く、躯体の床２０にや
や深いトラップ設置用凹部を穿設し、トラップ２１の本
体２２を該躯体床の凹部に埋設し、該トラップ本体２２
の上側に目皿２３を被せた場合に該目皿２３の上面が床
面よりも低くなるようにして、泡を溜るための空間部（
泡溜部）２４を形成するようにしたものである。符号２
５はベルを示す、また、符号２７は排水口を形成するた
めにタイル２６を切り欠いた切込面を示す。

このように泡溜部２４を設けた場合には、床面上の泡が
この泡溜部２４内に導入され、次いで該泡溜部２４内に
流れ込む水によフて強制的にトラップ本体２２内に流し
込まれて排出されるようになり、極めて泡切れが良くな
る。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記の如く、従来ベルトラップの設置施工を行なう場合
、床のトラップ設置用凹部に対応してタイルに切欠きを
設けるようにしている。この切欠きは、従来施工現場に
て作業員がペンチ状の切断治具によって形成しており、
施工作業が煩雑で長時間を要することになり、施工作業
性が悪かフた。また、切欠き面が不揃いとなり易く、見
栄えも悪いものとなり易かった。ことに、第７図′の如
く目皿を深く設ける場合には、タイルの切欠小口が丸見
えとなり、見栄えが悪かった。

［問題点を解決するための手段］ 本発明のタイルは、方形タイルの中央に円形の排水口を
設け、かつこの排水口の縁部に低段部を周設してトラッ
プ係止部としたものである。

また、本発明のタイルは、このタイルを二分割又は四分
割し、それぞれ２枚又は４枚つき合せることによりトラ
ップ係止部付の円形排水口が形成されるようにしたもの
である。

［作　用］ かかる本発明のタイルでは、施工現場にてタイルを切り
欠く作業を行うことなく排水口が成形される。

［実施例］ 以下、図面を参照して実施例について説明する。

第１図は本発明の一実施例に係るタイル１の平面図、第
２図は同断面図である。このタイル１は正方形状のもの
であり、中央に円形の排水口２が開設され、該排水口２
の縁部は低段部よりなるトラップ係止部３とされている
。

第３図はこのタイル１の設置状態を示す断面図である。

符号４はベルトラップであり、排水管５が連設され、該
トラップ４の下半と排水管５とは砂６に埋設されている
。砂６の上には石７が敷設され、モルタル８が打設され
、通常の方形タイル９及び前記タイル１が張り付けられ
ている。トラップ４は、その係止金具４ａが排水口２の
上側より差し込まれ、該係止金具４ａの外鍔状フランジ
がトラップ係止部３に係止されている。符号１０はシー
ル用のリングであり、符号４ｂはベルを示す、なお、係
止金具４ａ上には目皿（図示路）が被せられる。

このトラップ設置構造では、施工に際し、タイルを切り
欠くことが不要であり、しかも排水口の内周壁も５！！
麓なタイル面となり、見栄えが良い。

第４図は別の実施例に係るタイル１１を示す断面図であ
る。このタイル１１はトラップ係止部２が第１図のタイ
ル１よりも深く形成されており、前記した第７図の如く
床に泡溜め部を形成できるようになっている。このタイ
ル１１を用いれば、泡溜め部内周壁がタイル面となり、
著しく美麗で見栄えが良くなる。

第５図は上記のタイル１又は１１を２分割にした形状の
タイル１２を示す平面図である。このタイル１２は２枚
をつき合せることにより上記のタイル１．１１と同様の
トラップ設置が行なえる。

第６図は上記のタイル１又は１１を４分割にした形状の
タイル１３を示し、４枚の該タイル１３をつき合せるこ
とによりトラップ設置が可能である。

なお、上記のタイル１．１１は正方形状のものであるが
、長方形状であっても良い。

［効　果］ 以上の通り、本発明のタイルを用いることにより、施工
現場でタイル切り欠き作業を行なうことなくトラップ設
置を行なえるようになり、施工の簡易迅速化が図れる。

また、排水口縁部も美麗なタイル面となり、見栄えが良
い、ことに、本発明のタイルにより、深い泡溜め部を形
成する場合には、この泡溜め部内周壁も極めて美麗なも
のとなり、かつこの泡溜め部の設置作業も単にトラップ
設置用凹所な深くするだけで良く、極めて簡便である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係るタイル１の構成を示す平
面図、第２図は第１図ＩＩ　−ＩＩ線に沿う断面図、第
３図はタイルの施工状態を示す断面図、第４図はタイル
１１の断面図、第５図及び第６図はそれぞれタイル１２
．１３の平面図、第７図は従来例を示す断面図である。 １．１１，１２．１３−・・タイル、 ２・・・排水口、 ３・・・トラップ係止部、 ４・・・トラップ。 特許出願人　　株式会社イナックス 代理人　　弁理士　　重　野　　剛 第１図　　　　第２図 第３図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）方形タイルの中央に円形の排水口を設けると共に
   、この排水口の縁部にタイル面よりも低いトラップ係止
   用段部を形成したことを特徴とする排水トラップ設置用
   タイル。
2. （２）方形タイルの一側辺中央又は一隅部に半円形又は
   四分円形の排水口を設けると共に、この排水口の縁部に
   タイル面よりも低いトラップ係止用段部を形成したこと
   を特徴とする排水トラップ設置用タイル。