JPH09228441A - 排水トラップ装置 - Google Patents

排水トラップ装置

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JPH09228441A
JPH09228441A JP6208096A JP6208096A JPH09228441A JP H09228441 A JPH09228441 A JP H09228441A JP 6208096 A JP6208096 A JP 6208096A JP 6208096 A JP6208096 A JP 6208096A JP H09228441 A JPH09228441 A JP H09228441A
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JP
Japan
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case
trap
drain
flange portion
bowl
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JP6208096A
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English (en)
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Nobuyoshi Shima
信義 島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 四角形状のタイルと円形状の排水流入口の形
状が合わないために埋設工事に手間を要し、床面のデザ
インも不統であり、床面と面一に設置されるフランジ部
は摩滅に弱かった。 【解決手段】 排水トラップ装置は合成樹脂で成形され
ているトラップケース1を有している。トラップケース
1は上部の開口部12周縁に四角形状に形成されたフラ
ンジ部14を有している。開口部12には金属製の目皿
2が着脱自在に設けられている。トラップケース1内に
は、トラップ部材を構成する椀体30を備えている。フ
ランジ部14表面は金属板15で被覆されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排水トラップ装置に
係り、更に詳しくは、フランジ部が四角形状に形成され
ており、該フランジ部の表面には金属板が被覆されてい
る排水トラップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】公衆トイレ、ビル内トイレ、学校のトイ
レ、建築物のホール・エントランス等には、掃除の際に
使用した水等を排水するため床面に排水口が設けられて
いる。下水道が完備した地域では、トイレ排水等の汚水
と、浴室、台所、洗面所から排出される雑排水とは合流
して一緒に流すようになっている。そのため、上記排水
口には、防臭のためのトラップ構造を有する排水トラッ
プ装置が設置されている。
【0003】従来の排水トラップ装置は、合成樹脂で成
形されており、上部の開口部周縁に円形状に形成された
フランジ部を有するトラップケースと、上記開口部に着
脱自在に設けられている金属製の目皿と、上記トラップ
ケースに内蔵されているトラップ部材から構成されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トイレ等の
床面にはタイルが張られている場合が多い。その場合は
殆ど角タイルが使用されている。このため、施工の際に
円形状のフランジ部に沿う部分のタイルはグラインダー
で丸く削らなければならなかった。この作業は手間がか
かるばかりでなく、フランジ部とタイルとの間に一定の
目地を形成することが困難で熟練した技能が必要とされ
ていた。また施工も難しく仕上げもよくなかった。
【0005】この施工はタイルの大きさによっても手間
のかかり具合が異なる。つまり、大きいタイルを削る場
合は削るタイルの枚数は少なくて済むが、逆に小さいタ
イルを削る場合は多くのタイルを削らなければならな
い。
【0006】上記に示すように、床タイルには角タイル
が使用されているのに対し、フランジ部の外形は円形状
であり、目皿がステンレス鋼板で作成される場合は、フ
ランジ部表面と目皿とは素材の相違から惹起される異和
感があり、意匠的に統一が取れず好ましくなかった。
【0007】また、排水トラップ装置を床等への埋設す
る工事の際には、コンクリートやモルタルが使用され
る。トラップケースが合成樹脂製の場合は、モルタルや
コンクリートが付着すると取れにくく、仮に取れたとし
てもその痕が残る。
【0008】その場合、モルタルやコンクリートの付着
した箇所がトラップケースの埋設される箇所や目皿で見
えなくなる箇所の場合はさほど問題はない。しかしフラ
ンジ部表面は埋設後も見えるために見た目が悪い。
【0009】更に、合成樹脂の場合は、掃除の際に硬い
ブラシ等で表面を擦るとフランジ部表面に傷がついたり
摩滅する課題があった。
【0010】
【発明の目的】そこで本発明の目的は、埋設工事の簡便
さを図ることにある。また、本発明の他の目的は、床面
のデザインの統一化を図ることにある。更に、本発明の
他の目的は、フランジ部の補強を図ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
講じた発明の手段は次の通りである。第1の発明にあっ
ては、排水口に設置して使用される排水トラップ装置で
あって、当該排水トラップ装置は、合成樹脂で成形され
ており、上部の開口部周縁に四角形状に形成されたフラ
ンジ部を有するトラップケースと、上記開口部に着脱自
在に設けられている金属製の目皿と、上記トラップケー
スに内蔵されているトラップ部材と、を備え、上記フラ
ンジ部表面が金属板で被覆されていることを特徴とす
る、排水トラップ装置である。
【0012】第2の発明にあっては、トラップケース
は、フランジ部を有する上部ケ−スと排水口を有する下
部ケ−スに分割されており、下部ケ−スは上部ケ−スに
回動可能に且つ水密的に結合されていることを特徴とす
る、第1の発明に係る排水トラップ装置である。
【0013】第3の発明にあっては、排水口がトラップ
ケースの下部に設けられていることを特徴とする、第1
または第2の発明に係る排水トラップ装置である。
【0014】第4の発明にあっては、排水口がトラップ
ケースの側部に設けられていることを特徴とする、第1
または第2の発明に係る排水トラップ装置である。
【0015】第5の発明にあっては、目皿の下方に固液
分離部材が配設されていることを特徴とする、第1,第
2,第3または第4の発明に係る排水トラップ装置であ
る。
【0016】トラップケースの深さや開口部の大きさは
任意であり、またトラップケースの形状も任意である。
本発明において四角形状のフランジ部は、通常平面視正
方形で一辺の長さ95mm,145mm,195mmで
ある。なお、この形状や寸法に限定されないのはいうま
でもない。
【0017】上記したトラップケースのフランジ部表面
は金属板で被覆される。使用される金属としては、ステ
ンレス、アルミニウム、真鍮またはそれらの合金、鋳物
にメッキしたもの等を挙げることができる。トラップケ
ースのフランジ部表面を金属板で被覆する方法として
は、例えば、インサ−トによる方法、接着剤による方
法、ビス止めによる方法、カシメによる方法等各種の被
覆方法を挙げることができる。
【0018】トラップケースの開口部に設けられる目皿
の素材は、ステンレス、アルミニウム、真鍮またはそれ
らの合金、鋳物にメッキしたもの等を挙げることができ
る。形状としては、平板状或いは断面形状略コ状のもの
等を挙げることができる。トラップケースの側壁に断面
形状略コ状の目皿の支脚を載置するための段部を形成
し、このトラップケースに目皿を落し込むようにして嵌
入し、支脚を段部に架けわたすようにしてもよい。
【0019】作用・効果 (1) 開口部周縁に形成されているフランジ部が四角形
状である為に、施工の際にタイルをグラインダーで丸く
削る必要がなくなる。このため作業に手間がかからず、
またフランジ部とタイルとの間に一定の目地を形成する
ことも容易である。特に、フランジ部の寸法とタイルの
寸法とが合えばタイルを切断する必要はなく、また、フ
ランジ部の寸法とタイルの寸法とが合わなく切断が必要
な場合でも直線で切断すればよいため、円形のフランジ
部と比較すると施工が容易にでき仕上げもきれいにな
る。
【0020】(2) トイレ等の床タイルには角タイルが
使用されているのに対し、フランジ部の外形も四角形で
あり、また目皿と金属板とが略同じ色のステンレス鋼板
等の金属板で作成される場合は、フランジ部表面と目皿
とは一体感があり、デザイン的にも統一感がある。
【0021】(3) フランジ部表面が金属板で被覆され
ているので埋設作業の際にフランジ部表面にモルタルや
コンクリートが付着しても取り除きやすく、痕も残らず
見た目も奇麗である。
【0022】(4) 合成樹脂の場合は、掃除の際に硬い
ブラシ等で表面を擦るとフランジ部表面に傷がついたり
摩滅するが、フランジ部表面は金属板で被覆されている
ので傷や摩滅が防止できるばかりでなく、トラップケー
スの上部が金属板で補強されることになるため強度が増
す。
【0023】(5) フランジ部の配置をタイルの目地に
合わせて埋設する場合、排水口が側部に設けられている
と連結する排水管の位置が限定される。しかし、トラッ
プケースが、フランジ部を有する上部ケ−スと排水口を
有する下部ケ−スに分割されており、下部ケ−スは上部
ケ−スに回動可能に且つ水密的に結合されている場合
は、下部ケースを回動することによって排水口の方向を
変えることができるので連結が容易であり、しかも装置
の製造も容易となる。
【0024】(6) トラップケース内に流入する排水の
流入効率を上げる為には目皿の排水孔を大きくする必要
がある、そうするとゴミが目皿で分離されず排水と一緒
にトラップケース内に流入する。しかし目皿の下方に固
液分離装置を配設したものは、目皿の排水孔を大きくし
た場合でも固液分離が可能となり、排水の流入効率を上
げながらゴミの流出を防止できる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明を、図面に示した発明の実
施の形態に基づき更に詳細に説明する。図1は第1の実
施の形態を示す排水トラップ装置の平面図で、フランジ
部を被覆している金属板の半分と目皿の半分を切除して
いる。図2は図1に示す排水トラップ装置のA−A線で
断面した説明図である。図3は上部トラップケースの平
面図、図4は図3のB−B線の断面を表したもので、一
部を省略した図である。図5は図3のC−C線の断面を
表したもので、一部を省略した図である。図6は第1の
実施の形態に係る排水トラップ装置の分解斜視図であ
る。
【0026】符号1は合成樹脂で作られたトラップケー
スを示している。このトラップケース1は上部ケ−ス1
0と下部ケ−ス11とにそれぞれ螺子が形成してあり、
螺脱して分割することができる。また、螺着時におい
て、下部ケ−ス11は上部ケ−ス10に回動可能に且つ
水密的に結合される。
【0027】上部ケ−ス10の上部には正方形状の開口
部12が形成してある。上部ケース10の開口部12の
周縁には、埋設時に床面と略同一平面になるフランジ部
14が形成してある。この上部ケース10の内側壁に
は、後述する目皿2を載置するための段部13が開口部
12の四隅に形成してある。
【0028】また、上部ケース10の上部内面(フラン
ジ部14の内面)−フランジ部14の表面−フランジ部
14の外面にかけて、目皿2と略同一色の金属板15で
被覆してある。本実施の形態では金属板にステンレス鋼
板が使用されているが、他の金属板でも良い。また、本
実施の形態においては、上記に示す金属板15はインサ
ート法によってトラップケース1と接着されているが、
他の方法でも良く、これに限定されるものではない。
【0029】下部ケース11の底部の略中央部には排水
口16が形成してある。排水口16には、排水管(図示
省略)を取着する取着フランジ部160及び161が下
方に突出して形成してあり、径の異なる排水管が取着で
きるようにしてある。
【0030】目皿2は上部ケース10の開口部12内に
落とし込んだような状態で嵌入してある。目皿2はステ
ンレス鋼板製のもので、四辺を下方に折曲して支脚20
が形成してある。支脚20は、目皿2を上部ケース10
の開口部12に嵌入したときに、この目皿2の表面と金
属板15で被覆してあるフランジ部14の上面とが略同
一平面になるような高さに形成されている。支脚20は
段部13に載置される。
【0031】目皿2には、長円形状の排水孔21が所要
数形成されており、洗い場などの床の排水がトラップケ
ース1内に流れ込むことができるようにしてある。符号
22は目皿2のほぼ中央部に設けられた指掛孔を示して
いる。
【0032】本実施の形態において示す目皿2は、四辺
を折曲して強度を上げており、しかも支脚20で荷重を
支えるため、人が乗って負荷がかかっても変形したりし
ない十分な強度を有している。また、トラップケース1
内に落とし込んだ状態で嵌入してあるため容易に取り外
れたり変形したりしない。
【0033】トラップケース1内には、トラップ部材3
である合成樹脂製の椀体30と仕切筒31が内蔵されて
いる。下部ケース11の底部から側壁にかけては、所要
数のリブ17が形成してある。リブ17の内側縁部は上
記椀体30の外側と嵌合するような形状に形成されてお
り、椀体30はリブ17の内側縁部上に着脱自在に載置
することができる。符号32(図6参照)は椀体30の
外周面に設けられている係止突条であり、椀体30をリ
ブ17の内側縁部上に装着したとき、きつく係合して椀
体30が動くのを防止している。
【0034】椀体30の外径は、椀体30を下部ケース
11内に載置した場合に、椀体30と下部ケース11と
の間には通水路50が形成されるように、下部ケース1
1の内径よりも小さく形成されている。椀体30の内面
側上部には、この椀体30をトラップケース1から取り
出すための指掛部300が形成されている。なお、指掛
部300はなくてもよい。上記リブ17は椀体30の外
側に形成することもできる。この場合は、椀体30を取
り出したときにトラップケース1の内部には何等の突起
物もなくなるため掃除が容易である。
【0035】上部ケース10の内側壁の中間部分のやや
上部には仕切筒31を装着する装着段部18が設けてあ
る。この装着段部18には、椀体30の内径よりも小さ
い外径を有し、上端部に吊下げフランジ部310が設け
られた仕切筒31が四方に突出形成されている掛止突起
33を介して着脱自在に載置されている。
【0036】符号18aは案内溝で、上方から挿入され
た掛止突起33を装着段部18まで案内する。案内溝1
8aを通過した掛止突起33は横方向に移動されて装着
段部18に載置される。仕切筒31は、下先端が椀体3
0の内底と接触しないように吊り下げられた状態で挿入
されており、椀体30と仕切筒31との間には通水路5
1が形成されている。
【0037】なお、仕切筒31の下先端が椀体30の内
底と接触した状態で挿入されている場合は、仕切筒31
の先端には通水のための通水孔が形成される。また、目
皿2の下方(装着段部18の上方)には固液分離部材4
が配設できるように載置部19が設けてある。固液分離
部材4には多数の通水溝40が形成されているので、排
水は容易に通水することができる。
【0038】固液分離部材4の上面には中心から放射方
向の三方に隆起突条41が形成されて上面42との間で
高低差が設けてある。隆起突条41は上面42との間で
高低差があるので固液分離部材4を載置部19に着脱す
る際の摘みとなると共に、排水から分離された頭髪など
が取り除き易い。
【0039】[作 用]図7はタイルを張った床面に排
水トラップ装置を埋設した状態を示す説明図である。排
水トラップ装置は、開口部周縁に形成されているフラン
ジ部14の寸法がタイルTの寸法と同じに設定されてお
り、タイルTの一枚分と入れ替えられた状態で埋設され
ている。このためタイルを削ったり切断する作業が不必
要で作業に手間がかからない。また、フランジ部14と
タイルとの間に一定の目地を形成することも容易であ
る。
【0040】床には角タイルが使用されており、フラン
ジ部14の外形も四角形である。また目皿2と金属板1
5とが略同じ色のステンレス鋼板等の金属板で作成され
る場合は、目皿2と金属板15とは一体感があり、デザ
イン的にも統一感がある。
【0041】フランジ部表面は金属板15で被覆されて
いるので埋設作業の際にフランジ部表面にモルタルやコ
ンクリートが付着しても取り除きやすく、痕も残らず見
た目も奇麗である。また、フランジ部表面は金属板15
で被覆されているので傷や摩滅が防止できるばかりでな
く、トラップケースの上部が金属板で補強されることに
なるため強度が増す。
【0042】目皿2には排水孔21が形成されているの
で、例えば、洗い場などに設けた場合、床の排水はスム
ーズにトラップケース1内に流れ込むことができる。ト
ラップケース1に入った排水は固液分離部材4及び仕切
筒31を通過して一旦椀体30内に入り、通水路51を
通過し、椀体30から溢れて通水路50に流れ出し、排
水口16から排水される。
【0043】トラップケース1内に流入する排水の流入
効率を上げるために目皿2の排水孔21は大きく形成し
てある。そのため、ゴミが目皿2で分離されず排水と一
緒にトラップケース1内に流入する。しかし、固液分離
部材4により排水の中に混じったゴミなどを分離するこ
とができるので、本発明に係る排水トラップ装置やこれ
に接続される排水管などは詰まりにくい。トラップケー
ス1内が汚れたりゴミがたまったときは目皿2を取除
き、固液分離部材4、仕切筒31、椀体30を取出せば
トラップケース1内の掃除は容易にできる。
【0044】寒冷地の場合で椀体30内の排水が凍りそ
うなときは、椀体30をトラップケース1から取出して
中の排水を捨てればよく、更に椀体30が不要なとき
は、椀体30を取り除けば通常の排水用具として使用で
きる。
【0045】図8は本発明に係る排水トラップ装置の第
2の実施の形態を示す分解斜視図である。なお、第1の
実施の形態と同一または同等の箇所には同一の符号を付
して示している。第2の実施の形態においては、トラッ
プケース1の側壁に排水口16が設けてあり、この排水
口16により突出して排水管(図示省略)を取着する取
着フランジ部160aが形成してある。これにより第1
の実施の形態に係る排水トラップ装置に比べて全高を低
くすることができる。なお、本実施の形態に示すトラッ
プケース1を使用した場合は、排水口16を仕切筒31
の下端部よりも上に設けると、トラップケース1が椀体
30の機能を果すので椀体30は不要となる。
【0046】図9は本発明に係る排水トラップ装置の第
3の実施の形態を示す断面図、図10は図9に示した排
水トラップ装置の分解斜視図、図11はベル型椀体の開
口部側から蓋部側を見た説明図である。なお、第1及び
第2の実施の形態と同一または同等箇所には同一の符号
を付して示している。本実施の形態では、第1及び第2
の実施の形態と異なりトラップケース1は一体型であ
る。トラップケース1の略中央部には底部を貫通して排
水筒6が設けてある。この排水筒6の下部側には、排水
管(図示省略)を取着する取着フランジ部160及び1
61が形成してあり、径の異なる排水管が取着できるよ
うにしてある。排水筒6の内側上端縁には、内側方向に
突出した横「L」形状の係合突起60が設けてある。
【0047】トラップケース1内には、トラップ部材1
である合成樹脂製のベル型椀体30aが内蔵されてい
る。ベル型椀体30aは有蓋筒状で下方は開口してあ
る。ベル型椀体30aの外径は、ベル型椀体30aをト
ラップケース1内に設置した場合に、ベル型椀体30a
とトラップケース1との間には通水路50が形成される
ように、トラップケース1の内径よりも小さく形成され
ている。
【0048】ベル型椀体30aの蓋部30bの上面に
は、ベル型椀体30aを排水筒6にかぶせる場合に摘む
摘み303が形成されている。蓋部30a内面からベル
型椀体30aの内側面上部にかけて、排水筒6の上端縁
とベル型椀体30aの蓋部30bとの間に通水路51が
形成されるようなスペーサリブ301が設けてある。ス
ペーサリブ301の排水筒6と当接する部分には係合爪
302が設けてあり、排水筒6に設けられた係合突起6
0にこの係合爪302を係止させてベル型椀体30aが
排水筒6から取り外れるのを防止している。その他は大
体において第1及び第2の実施の形態と同じである。
【0049】なお、本発明は図示の実施の形態に開示さ
れたものに限定されるものではなく特許請求の範囲の記
載内において数々の変形が可能である。
【0050】
【発明の効果】本発明は上記構成を有し、次の効果を奏
する。 (1) 開口部周縁に形成されているフランジ部は四角形
状である為に、施工の際にタイルをグラインダーで丸く
削る必要がなくなる。このため作業に手間がかからず、
またフランジ部とタイルとの間に一定の目地を形成する
ことも容易である。特に、フランジ部の寸法とタイルの
寸法とが合えばタイルを切断する必要はなく、また、フ
ランジ部の寸法とタイルの寸法とが合わなく切断が必要
な場合でも直線で切断すればよいため、円形のフランジ
部と比較すると施工が容易にでき仕上げもきれいにな
る。
【0051】(2) トイレ等の床タイルには角タイルが
使用されているのに対し、フランジ部の外形も四角形で
あり、また目皿と金属板とが略同じ色のステンレス鋼板
等の金属板で作成される場合は、フランジ部表面と目皿
とは一体感があり、デザイン的にも統一感がある。
【0052】(3) フランジ部表面は金属板で被覆され
ているので埋設作業の際にフランジ部表面にモルタルや
コンクリートが付着しても取り除きやすく、痕も残らず
見た目も奇麗である。
【0053】(4) 合成樹脂の場合は、掃除の際に硬い
ブラシ等で表面を擦るとフランジ部表面に傷がついたり
摩滅するが、フランジ部表面は金属板で被覆されている
ので傷や摩滅が防止できるばかりでなく、トラップケー
スの上部が金属板で補強されることになるため強度が増
す。
【0054】(5) フランジ部の配置をタイルの目地に
合わせて埋設する場合、排水口が側部に設けられている
と連結する排水管の位置が限定される。しかし、トラッ
プケースが、フランジ部を有する上部ケ−スと排水口を
有する下部ケ−スに分割されており、下部ケ−スは上部
ケ−スに回動可能に且つ水密的に結合されている場合
は、下部ケースを回動することによって排水口の方向を
変えることができるので連結が容易であり、しかも装置
の製造も容易となる。
【0055】(6) トラップケース内に流入する排水の
流入効率を上げる為には目皿の排水孔を大きくする必要
がある、そうするとゴミが目皿で分離されず排水と一緒
にトラップケース内に流入する。しかし目皿の下方に固
液分離装置を配設したものは、目皿の排水孔を大きくし
た場合でも固液分離が可能となり、排水の流入効率を上
げながらゴミの流出を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す排水トラップ装置の平
面図で、フランジ部を被覆している金属板の半分と目皿
の半分を切除している。
【図2】図1に示す排水トラップ装置のA−A線で断面
した説明図である。
【図3】上部トラップケースの平面図である。
【図4】図3のB−B線の断面を表したもので、一部を
省略した図である。
【図5】図3のC−C線の断面を表したもので、一部を
省略した図である。
【図6】第1の実施の形態に係る排水トラップ装置の分
解斜視図である。
【図7】タイルを張った床面に排水トラップ装置を埋設
した状態を示す説明図である。
【図8】本発明に係る排水トラップ装置の第2の実施の
形態を示す分解斜視図である。
【図9】本発明に係る排水トラップ装置の第3の実施の
形態を示す断面図である。
【図10】図9に示した排水トラップ装置の分解斜視図
である。
【図11】ベル型椀体の開口部側から蓋部側を見た説明
図である。
【符号の説明】
1 トラップケース 10 上部ケース 11 下部ケース 12 開口部 13 段部 14 フランジ部 15 金属板 16 排水口 160,161 取着フランジ部 17 リブ 18 装着段部 19 固液分離部材載置部 2 目皿 20 支脚 21 排水孔 22 指掛孔 3 トラップ部材 30 椀体 300 指掛部 301 スペーサ部材 302 係合爪 31 仕切板 310 吊下げフランジ部 4 固液分離部材 40 通水溝 50,51 通水路 6 排水筒 60 係合突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水口に設置して使用される排水トラッ
    プ装置であって、当該排水トラップ装置は、 合成樹脂で成形されており、上部の開口部周縁に四角形
    状に形成されたフランジ部を有するトラップケースと、 上記開口部に着脱自在に設けられている金属製の目皿
    と、 上記トラップケースに内蔵されているトラップ部材と、
    を備え、 上記フランジ部表面が金属板で被覆されていることを特
    徴とする、 排水トラップ装置。
  2. 【請求項2】 トラップケースは、フランジ部を有する
    上部ケ−スと排水口を有する下部ケ−スに分割されてお
    り、下部ケ−スは上部ケ−スに回動可能に且つ水密的に
    結合されていることを特徴とする、 請求項1記載の排水トラップ装置。
  3. 【請求項3】 排水口がトラップケースの下部に設けら
    れていることを特徴とする、 請求項1または2記載の排水トラップ装置。
  4. 【請求項4】 排水口がトラップケースの側部に設けら
    れていることを特徴とする、 請求項1または2記載の排水トラップ装置。
  5. 【請求項5】 目皿の下方に固液分離部材が配設されて
    いることを特徴とする、 請求項1,2,3または4記載の排水トラップ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009209536A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Maruichi Corp ヘアキャッチャー
KR100953837B1 (ko) * 2008-06-19 2010-04-20 신홍진기업주식회사 배수트랩
JP2016204129A (ja) * 2015-04-24 2016-12-08 田中工貿株式会社 生ごみ脱水機の支持装置及び生ごみ脱水機
JP2020016388A (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 東芝キヤリア株式会社 排水部の防臭構造

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