JP2573633Y2 - アースアンカー出水防止装置 - Google Patents

アースアンカー出水防止装置

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JP2573633Y2
JP2573633Y2 JP1993002193U JP219393U JP2573633Y2 JP 2573633 Y2 JP2573633 Y2 JP 2573633Y2 JP 1993002193 U JP1993002193 U JP 1993002193U JP 219393 U JP219393 U JP 219393U JP 2573633 Y2 JP2573633 Y2 JP 2573633Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は地下水や土砂の流出を防
止しながらアンカー孔を削孔するためのアースアンカー
出水防止装置(以下「出水防止装置」という)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】地下水位以下でアンカー孔を削孔する場
合、地下水や土砂の流出防止策を講じる必要がある。そ
の対策としては現在、機械式の出水防止装置が種々提案
されている。
【0003】
【本考案が解決しようとする問題点】これまでの出水防
止技術には次のような問題点がある。
【0004】<イ> これまでの出水手防止装置は、装
置の取り付けに多くの手間がかかり、しかも高価であ
る。
【0005】<ロ> 上記の理由から、面倒な出水防止
対策を省略して削孔工事が行われているケースも多々あ
る。無対策で施工した場合、地下水や土砂の流出によっ
て地盤沈下等の不測の災害を誘発する危険があるだけで
なく、流出した土砂や水の処理施設を必要として施工が
大掛かりとなる。
【0006】
【本考案の目的】本考案は以上の点に鑑みて成されたも
ので、その目的とするところは、アンカー孔の削孔時に
地下水や土砂の流出を確実にしかも経済的に防止でき
る、出水防止装置を提供することにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本考案は、アンカー位
置に合わせて取り付けられ、穿孔装置を構成するケーシ
ングを挿通可能な径の穴を開設した台座と、台座に着座
し、穿孔装置を構成するケーシングを挿通可能な径のガ
イド管と、ガイド管の入口側に取り付けられ、穿孔装置
を構成するケーシングの周面と当接してシールするシー
ル材とにより構成する、アースアンカー出水防止装置で
ある。
【0008】
【実施例1】以下図面を参照しながら本考案の実施例に
ついて説明する。
【0009】<イ>出水防止装置の全体の構成 図1に出水防止装置の一例を示す。10は立坑等の地山
11の表面を覆うコンクリート製の山留壁で、例えばH
型鋼等の芯材13を埋設したSMW工法で施工される。
出水防止装置は、山留壁10の表面に取り付ける穴開き
の台座20と、台座20を貫挿して着座させるガイド管
30と、ガイド管30の内径より小さな口径を有する板
状のシール材40とにより構成される。以下各部につい
て詳述する。
【0010】<ロ>台座 台座20は例えば矩形の鋼板で、その板体の中央にアン
カーケシングを挿可能な径の穴21が開設されていると
共に、穴21の周囲の複数位置にボルト22が植設され
ている。台座20は板体に限定されるものではなく、山
留壁10の表面に対して一定角度で傾斜する立体形であ
ってもよい。
【0011】<ハ>ガイド管 ガイド管30はアンカーケシングを挿可能な径を有する
両端開放型の短寸筒で、その管の一端に外向きのフラン
ジ31が形成されている。ガイド管30はフランジ31
の面に対して後述するケーシングの挿入角度に合わせた
角度を介して接合されており、またフランジ31の板面
には、台座20のボルト22位置に合わせてボルト穴3
2が穿設されている。
【0012】<ニ>シール材 シール材40はガイド管30内に挿入するアンカーケー
シングの周面とガイド管30との間をシールするゴム板
状の部材で、その中央に穴41が開設されていると共
に、この穴41の周囲に台座20のボルト22位置に合
わせたボルト穴42が穿設されている。さらに、シール
材40の穴41の周縁部はシール部42を形成してい
る。シール材40の穴41は上記使用目的に鑑みて、後
述するケーシングの外径より小径に設定されている。ま
たシール材40はガイド管30のフランジ31と同形で
穴付きのの押板50を介してガイド管30のフランジ3
1前面に取り付けられる。シール材40及び押板50は
台座20のボルト22を利用してフランジ31に固定し
ても良いが、図示しない別途のビス類を用いてこれらを
一体に取り付けても良い。
【0013】
【作用】つぎに出水防止装置の使用方法について説明す
る。
【0014】<イ>台座の取り付け 図1、2に示すようにアンカー削孔位置を出し、台座2
0を山留壁10表面に露出する芯材13に溶接等で固定
する。
【0015】<ロ>挿入孔の開設(図1,2) つぎに土留壁10の表面側から、ガイド管30挿入用の
挿入孔14をはつり出す。この挿入孔14はガイド管3
0の全長程度の深さで良い。本実施例ではアンカー孔の
削孔位置が地山側の地下水位12より下方に位置する場
合について説明する。
【0016】<ハ>ガイド管の取り付け(図1,2) 台座20の穴21内にガイド管30を内挿する。そし
て、台座20のボルト22にフランジ31及びシール材
40及び押板50の各ボルト穴32,42を挿通させ
て、ナット23で螺着して、これらの部材30〜50を
台座20に固定して、出水防止装置のセットを完了す
る。これにより、ガイド管30の入口側の開口部内にガ
イド管30より小径のシール材40が位置することにな
る。
【0017】<ニ>削孔 出水防止装置のセットを完了したら、図3に示すようケ
ーシング60とインナーロッド70で構成する二重管穿
孔具を出水防止装置のガイド管30内に挿入し、ガイド
管30をガイド部材としてアンカー孔15を削孔する。
二重管穿孔具はケーシング60の先端にリングビット6
1を具備し、インナーロッド70の先端にビット(図示
せず)を具備し、回転と打撃により削孔する公知の穿孔
装置である。ガイド管30の内径はケーシング60の外
径より大径に設定されており、またシール材40の穴4
1の内径はケーシング60の外径より小径に設定されて
いる。 そのため、アンカー孔15の削孔中において、
シール材40のシール部42がガイド管30に内挿され
たケーシング60とガイド管30の周面間を遮蔽して、
地下水や土砂がガイド管30とケーシング60の周面間
を通じて流出するのを防止する。このようにシール材4
0で地下水や土砂等の流出を防止しながら所定の長さの
アンカー孔15を削孔する。削土をケーシング60とイ
ンナーロット70の周面間を通じて排出することは従来
と同様である。
【0018】<ホ>アンカーの施工 アンカー孔15の削孔作業を完了したら、台座20、ガ
イド管30、シール材40及び押板50を取り付けたま
ま、アンカーを施工する。アンカー施工後の漏水止めと
しては例えば布パッカを用いて行うが、シール材40が
漏水防止機能を発揮して、パッカ周囲の漏水を確実に防
止できる。
【0019】
【考案の効果】本考案は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
【0020】<イ> 二重管削孔具を用いてアンカー孔
を削孔する場合に、出水装置のシール材がケーシングと
ガイド管の周面間を遮断するので、地下水や土砂の流出
を防止しながら削孔作業を行える。
【0021】<ロ> 従来の機械式の装置と比較して構
造が簡単であるから、安価でしかも取り付けが簡単であ
る。
【0018】<ハ> アンカー施工後の漏水もシール材
により効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 出水防止装置の組立図
【図2】 取水防止装置の断面図
【図3】 削孔時における取水防止装置の断面図

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンカー位置に合わせて取り付けら
    れ、穿孔装置を構成するケーシングを挿通可能な径の穴
    を開設した台座と、 台座に着座し、穿孔装置を構成するケーシングを挿通可
    能な径のガイド管と、 ガイド管の入口側に取り付けられ、穿孔装置を構成する
    ケーシングの周面と当接してシールするシール材とによ
    り構成する、 アースアンカー出水防止装置。
JP1993002193U 1993-01-04 1993-01-04 アースアンカー出水防止装置 Expired - Fee Related JP2573633Y2 (ja)

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