JPH0632997Y2 - コンクリート壁の水抜き路用キヤツプ - Google Patents

コンクリート壁の水抜き路用キヤツプ

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JPH0632997Y2
JPH0632997Y2 JP16854688U JP16854688U JPH0632997Y2 JP H0632997 Y2 JPH0632997 Y2 JP H0632997Y2 JP 16854688 U JP16854688 U JP 16854688U JP 16854688 U JP16854688 U JP 16854688U JP H0632997 Y2 JPH0632997 Y2 JP H0632997Y2
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俊明 吉田
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ホーシンプロダクト株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、防護壁や埋立地における囲壁等のように構築
後において水はけの必要性があるコンクリート壁の水抜
き路に使用するキヤツプに関するもので、特に、泥等の
侵入を防止するフイルター機能を備えたコンクリート壁
の水抜き路用キヤツプに関するものである。
〈従来の技術〉 一般に、防護壁や埋立地における囲壁では水はけの為の
水抜き路となる水抜用パイプを壁厚方向に貫通して設け
られている。そしてこの水抜用パイプに泥等が侵入して
目詰まりを生ずることを防止するために従来では、第9
図及び第10図に示すように、水抜用パイプ(01)の流入
側開口端にフイルターカツプ(02)の挿込み脚(03)を差し
込んで保持している。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで前記フイルターカツプ(02)は挿込み脚(03)と一
体的に形成されいるから、第9図のように水抜用パイプ
(01)とコンクリート縦面(04)とが直角に交わるように施
工されておればフイルターカツプ(02)の背面とコンクリ
ート縦面とが密接して安定よく保持されるが、第10図
に示すように水抜用パイプ(01)とコンクリート縦面(04)
とが鈍角又は鋭角で交わるように施工された場合、フイ
ルターカツプ(02)の背面とコンクリート縦面(04)との間
に隙間が発生してフイルター(05)やフィルターカツプ(0
2)そのものが不安定となり土砂の埋め返し時に脱落する
ことがある。
そこで本考案は、前記水抜用パイプとコンクリート縦面
との角度が変化しても常に安定した状態でフイルターを
保持できるようにし、以って上記した従来欠点を解消し
たコンクリート壁の水抜き路用キヤツプを提供すること
を主たる目的とするものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するために本考案は、壁厚方向に貫通
する水抜き路(C)を形成する水抜用パイプ(1)を所要箇所
に設けたコンクリート壁(A)の水抜き路(C)における水流
入側開口端部に装着して用いるキヤツプにおいて、該キ
ヤツプが略球状のフィルターケース(2)であって、該フ
イルターケースが外周面の一部に前記水抜用パイプ(1)
に嵌合する挿込み脚(2b)を備えかつ内外に貫通する多数
の通水穴(2a)が形成されており、更に、該フイルターケ
ース(2)は相互に嵌合する半裁体(2c),(2c)から形成さ
れ、その内部にフイルター部材(3)が収納され保持され
ている構成としたものである。
〈作用〉 上記のごとく構成された水抜き路(C)用キヤツプではコ
ンクリート壁打設硬化後において、型枠(D)を取り外し
た後に形成された凹陥部(4)に球状フイルターケース(2)
をはめ込んだ後、土砂(B)を埋め立てる。この際、水抜
用パイプ(1)とコンクリート(A)の縦面(A1)とがどのよう
な角度で交わっても、フイルターケース(2)は凹陥部(4)
に対して安定よく保持される。また、フイルター部材
(3)を内装したフイルターケース(2)はその球状部分の略
半分が半球状凹陥部(4)から外部に露出しているため、
土砂(B)内の水分の吸収効果がよい。また、フイルター
ケース(2)の球状部分の約半分が外部に露出することに
よって土壌圧力を大きく受けているにも拘わらず、フイ
ルターケース(2)の半分は凹陥部(4)で支承されて安定保
持されているから、水抜き用パイプ(1)から外れて脱落
することがなく、また、フイルター部材(3)もフイルタ
ーケース(2)によって保持されているので、脱落するこ
とはなく、土砂によって強圧されて透水性能を阻害され
ることがない。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
図において、符号(A)はコンクリート壁であってこれの
所要箇所に壁厚方向に貫通して水抜き路(C)を形成する
水抜用パイプ(1)が設けられている。
そして前記水抜き路(C)の流入側開口端部にラツパ状に
拡がった半球状の凹陥部(4)が形成されており、この凹
陥部(4)にこれの曲面を略同じ曲率を持つ球状のフイル
ターケース(2)がはめ込まれる。該フイルターケース(2)
は外周面の一部に挿込み脚(2b)を備え、かつ、内外に貫
通する多数の通水穴(2a)が形成されており、更にその内
部には例えば連続気泡のスポンジ状物質、有孔、不織
布、繊維状物質の積層体等の通水性のあるフイルター部
材(3)が収納される。そしてこの挿込み脚(2b)を前記水
抜用パイプ(1)に嵌入することによって球状フイルター
ケース(2)がその周面の略半分が前記半球状凹陥部(4)に
嵌めこまれ、他の略半分が外部にはみ出た状態で保持さ
れる。
前記フイルターケース(2)は第3図に示すように半裁体
(2c),(2c)で形成してフイルター部材(3)を入れた後、相
互に嵌合又は接着剤を介して両者を結合するように構成
されている。
第4図及び第5図に示すように、前記した水抜き路(C)
の流入側開口端部に形成された半球状凹陥部(4)は、コ
ンクリート打設硬化後においてコンクリート型枠(D),
(D)を取り外した時に水抜用パイプ(1)を保持する保持金
具(5)の抜き後に自然に形成されるようになっている。
即ち、前記保持金具(5)が半球状のカツプ体で形成さ
れ、その開口縁のフランジ部に形成された釘孔(5a)を介
して釘(6)で型枠(D)のコンクリート壁(A)の施工面に固
定される。また、前記カツプ状保持金具(5)の球面部に
は組立型枠(D)に対して上下方向に延びる貫通長穴(7)が
設けられており、前記保持金具(5)の内側より抜脱防止
用大径部(8a)を有するボルト(8)の軸部(8b)が前記長穴
(7)から突出されている。そしてこの突出されたボルト
軸部(8b)に前記水抜用パイプ(1)の内径と略等しい外径
を有するリング(9)が着脱自在に螺着されており、該リ
ング(9)が水抜用パイプ(1)の開口端に着脱自在に嵌挿さ
れている。従ってコンクリート打設硬化後においてコン
クリート型枠(D)を第5図に示すように保持金具(5)と共
に取り外せば、前記半球状保持金具(5)の外形に沿った
半球状の凹陥部(4)が水抜き路(C)の開口端に形成され
る。
このようにして形成された水抜用パイプ(1)の開口部に
第6図に示すように挿込み脚(2b)を挿入し、該脚(2b)に
連なる半球部を凹陥部(4)に支承させて用いる。この場
合、同図において、仮想鎖線(L)で示したように、水抜
き路(C)に対するコンクリート壁(A)の施工面が異なる角
度の場合でも、フイルターケース(2)は何等支障なく安
定よく支持される。
〈考案の効果〉 本考案は以上に詳述したごとく構成したものであって、
水抜用パイプと施工されたコンクリートの縦面とがどの
ような角度で交わっても、フイルターケースは凹陥部に
対して安定よく保持されると共に、フイルター部材を内
装したフルイターケースはその球状部分の略半分が凹陥
部から外部に露出しているため、土砂内の水分の集水効
果がよく、しかもフイルターケースの略半分が外部に露
出することによって土砂圧力を大きく受けているにも拘
わらず、フイルターケースは他の半分が凹陥部に安定保
持されているから、水抜用パイプから外れて脱落するこ
とを未然に防止することができ、また、フイルター部材
もフイルターケース内に保持されているので脱落するこ
とはなく、土砂によって強圧されて透水性能を阻害され
ることなく安定した透水性を保持することができる等の
顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係るフイルターケースの一実施例を示
す側面図、第2図は第1図のII−II線に沿った断面図、
第3図は分解側面図、第4図並びに第5図は半球状凹陥
部を形成する施工例を示す断面図、第6図使用状態を示
す断面図、第7図は壁厚方向に水抜き路が形成されたコ
ンクリート壁を示す断面図、第8図は前記第4図で示し
た手段により型枠を組立てた状態を示す側面図、第9図
並びに第10図は夫々従来例を示す断面図である。 図中(A)はコンクリート壁、(B)は土砂、(C)は水抜き
路、(1)は水抜用パイプ、(2)はフイルターケース、(2a)
は通水穴、(2b)は挿込み脚、(2c),(2c)は半裁体、(3)は
フイルター部材、(4)は半球状凹陥部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁厚方向に貫通する水抜き路(C)を形成す
    る水抜用パイプ(1)を所要箇所に設けたコンクリート壁
    (A)の水抜き路(C)における水流入側開口端部に装着して
    用いるキヤツプにおいて、該キヤツプが略球状のフイル
    ターケース(2)であって、該フイルターケースが外周面
    の一部に前記水抜用パイプ(1)に嵌合する挿込み脚(2b)
    を備えかつ内外に貫通する多数の通水穴(2a)が形成され
    ており、更に、該フイルターケース(2)は相互に嵌合す
    る半裁体(2c),(2c)から形成され、その内部にフイルタ
    ー部材(3)が収納され保持されるようにしてあるコンク
    リート壁の水抜き路用キヤツプ。
JP16854688U 1988-12-26 1988-12-26 コンクリート壁の水抜き路用キヤツプ Expired - Fee Related JPH0632997Y2 (ja)

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