JP3013742U - 鋏における開閉構造 - Google Patents
鋏における開閉構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 他方の鋏片2のストッパ部27にあるストッ
パ面28aが開閉中心部3を中心に回動してできる円弧
状回動軌跡L上に、一方の鋏片1のストッパ部29のス
トッパ面29aが位置する。両鋏片1,2を使用上必要
な角度まで開くと、ストッパ部27とストッパ部29と
が互いに当接したときの摩擦抵抗により、両鋏片1,2
の開きが阻止される。支軸18と軸孔22との間のがた
つきによる僅かな偏心により、両ストッパ部28,29
の圧接力が緩和され、両鋏片1,2を着脱位置へ開くこ
とができる。 【効果】 両鋏片1,2を使用上必要な角度まで開いて
も、両鋏片1,2がこれ以上不用意に開くことはなくな
る。
パ面28aが開閉中心部3を中心に回動してできる円弧
状回動軌跡L上に、一方の鋏片1のストッパ部29のス
トッパ面29aが位置する。両鋏片1,2を使用上必要
な角度まで開くと、ストッパ部27とストッパ部29と
が互いに当接したときの摩擦抵抗により、両鋏片1,2
の開きが阻止される。支軸18と軸孔22との間のがた
つきによる僅かな偏心により、両ストッパ部28,29
の圧接力が緩和され、両鋏片1,2を着脱位置へ開くこ
とができる。 【効果】 両鋏片1,2を使用上必要な角度まで開いて
も、両鋏片1,2がこれ以上不用意に開くことはなくな
る。
Description
【0001】
この考案は、一対の鋏片を回動可能に支持する開閉中心部を両鋏片の着脱性を 考慮して所定の開閉構造にした鋏において、使用時に両鋏片が必要以上に開いて 互いに離脱するのを阻止するストッパ手段に関するものである。
【0002】
実開昭60−179275号公報に示す従来の鋏においては、その開閉中心部 で一方の鋏片の支軸が他方の鋏片の軸孔に係入されて両鋏片が回動可能に支持さ れている。この両鋏片を着脱する場合には、両鋏片を通常使用する角度以上に開 いて支軸を軸孔に対し挿脱する。
【0003】
このような鋏では、使用時に両鋏片を不用意に大きく開き過ぎると、支軸が軸 孔から抜けて両鋏片が互いに離脱することも起こり得た。
【0004】 本考案はこのような開閉中心部構造を有する鋏において使用時に両鋏片が不用 意に離脱するのを防止することを目的としている。
【0005】
後記する実施例の図面に示すように、第一考案にかかる鋏の開閉構造において は、一対の鋏片(1,2)を回動可能に支持する開閉中心部(3)にあって、一 方の鋏片(1)に支軸(18)が設けられているとともに、他方の鋏片(2)に 軸孔(22)が設けられ、両鋏片(1,2)の第一開き位置(P1 )でこの支軸 (18)が軸孔(22)に挿入され、その第一開き位置(P1 )から両鋏片(1 ,2)が一定角度だけ閉じられた係止可能位置でこの支軸(18)が軸孔(22 )に係止されて両鋏片(1,2)が互いに離脱しないように組み付けられている 。両鋏片(1,2)を閉じた位置(P0 )から前記係止可能位置へ両鋏片(1, 2)を一定角度範囲だけ開いてこの係止可能位置に至る前の第二開き位置(P2 )で、両鋏片(1,2)の開きを阻止するストッパ部(27,29)が両鋏片( 1,2)に設けられている。
【0006】 第二考案においては、第一考案に加え、ストッパ部(27,29)が開閉中心 部(3)の外周に設けられ、他方の鋏片(2)のストッパ部(27)にあるスト ッパ面(28a)が開閉中心部(3)を中心に回動してできる円弧状回動軌跡( L)上に、一方の鋏片(1)のストッパ部(29)のストッパ面(29a)が位 置し、この両ストッパ面(28a,29a)の摩擦抵抗により両鋏片(1,2) の開きが第二開き位置(P2 )で阻止される。前記開閉中心部(3)にある支軸 (18)と軸孔(22)との間の僅かな偏心により、前記第二開き位置(P2 ) での開き阻止状態が解除されて第一開き位置(P1 )への開きが許容されるよう になっている。
【0007】 第三考案においては、第二考案に加え、両鋏片(1,2)には開閉中心部(3 )よりも先端側で刃部(4,5)が設けられているとともに、開閉中心部(3) よりも基端側で柄部(6,7)が設けられ、この両柄部(6,7)には把持体( 11,12)と、開閉中心部(3)で両鋏片(1,2)を重合させる摺接面(8 a,9a)とが設けられて、この把持体(11,12)と摺接面(8a,9a) との間に段差部(17)が設けられている。他方の鋏片(2)のストッパ部(2 7)は開閉中心部(3)の外周まで延設された把持体(12)から突設され、一 方の鋏片(1)のストッパ部(29)は前記把持体(11)の段差部(17)に 設けられている。
【0008】
第一考案においては、両鋏片(1,2)を使用上必要な角度まで開くと、第二 開き位置(P2 )で両鋏片(1,2)のストッパ部(27,29)が互いに当接 する。
【0009】 第二考案においては、両鋏片(1,2)を使用上必要な角度まで開くと、スト ッパ部(27)のストッパ面(28a)とストッパ部(29)のストッパ面(2 9a)とが互いに当接したときの摩擦抵抗により、両鋏片(1,2)の開きが阻 止される。また、支軸(18)と軸孔(22)との間の僅かな偏心により、この 両ストッパ面(28a,29a)の圧接力が緩和され、両鋏片(1,2)が第一 開き位置(P1 )へ開く。
【0010】 第三考案においては、一方の柄部(6)でその把持体(11)の段差部(17 )をストッパ部(29)として利用しているとともに、他方の柄部(7)で把持 体(12)をストッパ部(27)として利用しているので、特定の鋏で既存の構 造を有効に利用してストッパ部(27,29)を形成できる。
【0011】
以下、本考案の一実施例にかかるキチン鋏を図面を参照して説明する。 図1(a)及び図2(a)に示すように、一対の鋏片1,2は開閉中心部3に より回動可能に支持され、この開閉中心部3よりも先端側で刃部4,5が設けら れているとともに、この開閉中心部3よりも基端側で柄部6,7が設けられてい る。図1(b)に示すように、開閉中心部3において、両刃部4,5の刀身8, 9はそれらの摺接面8a,9aで互いに重合している。両柄部6,7においては 、両刀身8,9から連続する支持板部10にプラスチック製の把持体11,12 が取着されている。この両把持体11,12においては、指掛環部13,14か ら開閉中心部3にわたり連結部15,16が延設され、この両連結部15,16 には両刀身8,9の摺接面8a,9aに対し立ち上がる段差部17が形成されて いる。
【0012】 図1(b)及び図5に示すように、前記開閉中心部3において一方の鋏片1の 刀身8の摺接面8a上からT状の支軸18が突設されている。この支軸18は摺 接面8a上から突出する回動中心軸部19と、この回動中心軸部19の両側から 半径方向に突出する係止腕部20とからなり、この係止腕部20と摺接面8aと の間に係合孔21が形成されている。開閉中心部3において他方の鋏片2の刀身 9の摺接面9aに軸孔22が貫設され、この軸孔22は連結部16側の凹所23 に開放されている。この軸孔22は前記支軸18の回動中心軸部19が回動可能 に支持される回動中心孔部24と、この回動中心孔部24の両側から半径方向へ 延びる挿脱孔部25とからなり、この両挿脱孔部25の延設方向に対し直交する 半径方向の両側で回転中心孔部24の外周に係止縁部26が形成されている。
【0013】 図3に示すように両鋏片1,2を大きく開いた第一開き位置P1 で、支軸18 の回動中心軸部19を軸孔22の回動中心孔部24に挿入するとともに、支軸1 8の両係止腕部20を軸孔22の両挿脱孔部25に挿入し、両鋏片1,2を互い に閉じると、両刀身8,9の摺接面8a,9aが互いに重合しながら、この回動 中心軸部19と回動中心孔部24が相対回動し、係止可能位置で両係止縁部26 が両係合孔21に係入されて両係止腕部20が両係止縁部26上に係止される。 従って、図1に示すように、開閉中心部3で軸孔22に対する支軸18の離脱が 阻止され、両鋏片1,2が回動可能に支持される。
【0014】 特に本実施例では、前記軸孔22を有する他方の鋏片2において、その軸孔2 2の外周で把持体12の連結部16の外側にストッパ部27が突設されている。 図2(b)に示すように、このストッパ部27の先端当接面28は半円弧状をな し、この先端当接面28上において回動中心孔部24の中心からの最大半径位置 にはストッパ面28aが形成されている。両鋏片1,2の開閉に伴い、このスト ッパ面28aは回動中心孔部24を中心とする円弧状回動軌跡Lを描く。前記支 軸18を有する一方の鋏片1において、その把持体11の段差部17には前記ス トッパ部27が当接し得るストッパ部29が形成され、このストッパ部29には 前記ストッパ面28aの回動軌跡L上にストッパ面29aが形成されている。
【0015】 図2(a)に示すように、図1の閉じ位置P0 から一定角度範囲だけ両鋏片1 ,2を互いに開くと、第二開き位置P2 で一方の鋏片1のストッパ面29aに他 方の鋏片2のストッパ面28aが当接し、それらの間の摩擦抵抗により両鋏片1 ,2の開きが阻止される。
【0016】 この摩擦抵抗に抗して両鋏片1,2をさらに開くと、前記開閉中心部3におけ る支軸18の回動中心軸部19と軸孔22の回動中心孔部24との間の僅かなが たつきにより、回動中心軸部19の中心と回動中心孔部24の中心とが僅かにず れて偏心し、前記両ストッパ面28a,29a間の圧接が緩和される。従って、 図3及び図4に示すように、両鋏片1,2を図2の第二開き位置P2 からさらに 大きく開いて第一開き位置P1 まで開くことができる。この場合、段差部17の ストッパ部29に把持体12の連結部16が当接するため、両鋏片1,2はこれ 以上開くことはない。この第一開き位置P1 で支軸18の両係止腕部20が軸孔 22の両挿脱孔部25に合致し、支軸18を軸孔22から抜いて両鋏片1,2を 離脱させることができる。
【0017】 支軸18の両係止腕部20を軸孔22の両挿脱孔部25に合致させた図3及び 図4の第一開き位置P1 から、両鋏片1,2を一定角度だけ閉じた係止可能位置 で、この支軸18を軸孔22に係止して両鋏片1,2を互いに離脱しないように 組み付けることができる。そして、さらに両鋏片1,2を閉じると、図6に示す ように、一方の鋏片1のストッパ部29に他方の鋏片2のストッパ部27が当接 する。しかし、前述した場合と同様に、支軸18と軸孔22との間の僅かながた つきにより、両ストッパ部27,29のストッパ面28a,29a間の圧接が緩 和され、両鋏片1,2を図1(a)に示すように閉じることができる。
【0018】 本実施例は下記(イ)〜(ホ)の特徴を有する。 (イ) 前記実施例で示したような開閉中心部3の構造を採用すると、両鋏片 1,2の第一開き位置P1 で、支軸18と軸孔22とを互いに挿脱して両鋏片1 ,2の着脱を行い易い。
【0019】 (ロ) このように両鋏片1,2の着脱を行い易くした場合にあっても、両鋏 片1,2を使用上必要な角度まで開くと、支軸18と軸孔22との間の係止可能 位置になる前の第二開き位置P2 で、両鋏片1,2のストッパ部27,29がス トッパ面28a,29aで互いに当接するため、両鋏片1,2を第一開き位置P 1 にすることができず、両鋏片1,2を開閉中心部3で確実に支持して開閉させ ることができる。
【0020】 (ハ) 両鋏片1,2のストッパ部27,29は開閉中心部3の外周付近に設 けられているので、両ストッパ部27,29を互いに当接させるだけの簡単な構 造で、両鋏片1,2を使用上必要な角度だけ開くことができる。
【0021】 (ニ) ストッパ部27のストッパ面28aの回動軌跡L上にストッパ部29 のストッパ面29aがあるため、それらのストッパ面28a,29aが互いに当 接したときの摩擦抵抗により、両鋏片1,2の開きを阻止することができる。従 って、開閉中心部3において支軸18と軸孔22との間の僅かながたつきを利用 するだけで、この両ストッパ面28a,29aの圧接力を緩和でき、両鋏片1, 2を第一開き位置P1 で容易に離脱させるこができる。また、両鋏片1,2をこ の第一開き位置P1 で組み付けた後に、両鋏片1,2を閉じ位置P0 にすること も容易に行うことができる。
【0022】 (ホ) 通常、鋏では両鋏片1,2を開閉中心部3で交差させて互いに重合さ せた状態で両柄部6,7を閉じて当接させるため、両柄部6,7の把持体11, 12を支持板部10よりも厚肉にして、それらの間に段差部17を形成している 。一方の鋏片1でこの把持体11の段差部17をストッパ部29として利用して いるとともに、他方の鋏片2で把持体12の連結部16をストッパ部27として 利用しているので、特定の鋏で既存の構造を有効に利用して、ストッパ部27, 29を形成でき、簡単なストッパ構造にすることができる。
【0023】 前記実施例以外に下記のように構成してもよい。 (イ) 前記実施例ではストッパ部27のストッパ面28aの回動軌跡L上に ストッパ部29のストッパ面29aがある。この場合、ストッパ面29aがスト ッパ面28aの回動軌跡L上で正確に設けられていることを意味せず、この両ス トッパ面28a,29aが摩擦抵抗を生じる程度に互いに圧接されれば良いので 、ストッパ面29aがストッパ面28aの回動軌跡Lの付近にあってもよい。
【0024】
第一考案にかかる鋏の開閉構造によれば、両鋏片(1,2)の第一開き位置( P1 )で支軸(18)と軸孔(22)とを互いに挿脱して両鋏片(1,2)の着 脱を容易に行うことができる。また、両鋏片(1,2)を使用上必要な角度まで 開いても、両鋏片(1,2)がこの第一開き位置(P1 )まで不用意に開くこと がなくなり、両鋏片(1,2)を開閉中心部(3)で確実に支持して開閉させる ことができる。
【0025】 第二考案によれば、第一考案の効果に加え、開閉中心部(3)の外周付近に設 けられた両ストッパ部(27,29)を互いに当接させるだけの簡単な構造で、 両鋏片(1,2)を使用上必要な角度だけ開くことができる。また、両鋏片(1 ,2)を第一開き位置(P1 )と閉じ位置(P0 )との間で第二開き位置(P2 )を介して容易に開閉させることができる。
【0026】 第三考案によれば、第二考案の効果に加え、特定の鋏で既存の構造を有効に利 用してストッパ部(27,29)を形成でき、簡単なストッパ構造にすることが できる。
【図1】 (a)は鋏を閉じた状態を示す正面図であ
り、(b)は(a)のX−X線拡大断面図である。
り、(b)は(a)のX−X線拡大断面図である。
【図2】 (a)は図1(a)の閉じ状態からストッパ
部が互いに当接するまで両鋏片を開いた状態を示す鋏の
正面図であり、(b)は(a)の開閉中心部及びその付
近のみを示す部分拡大正面図である。
部が互いに当接するまで両鋏片を開いた状態を示す鋏の
正面図であり、(b)は(a)の開閉中心部及びその付
近のみを示す部分拡大正面図である。
【図3】 (a)は図2(a)の状態からさらに両鋏片
を最大開き位置まで開いた状態を示す鋏の正面図であ
り、(b)は(a)の開閉中心部のみを示す部分拡大正
面図である。
を最大開き位置まで開いた状態を示す鋏の正面図であ
り、(b)は(a)の開閉中心部のみを示す部分拡大正
面図である。
【図4】 図3(a)のY−Y線拡大断面図である。
【図5】 両鋏片の開閉中心部及びその付近のみを示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図6】 (a)は図3(a)の最大開き状態からスト
ッパ部が互いに当接するまで両鋏片を閉じた状態を示す
鋏の正面図であり、(b)は(a)の開閉中心部及びそ
の付近のみを示す部分拡大正面図である。
ッパ部が互いに当接するまで両鋏片を閉じた状態を示す
鋏の正面図であり、(b)は(a)の開閉中心部及びそ
の付近のみを示す部分拡大正面図である。
1…鋏片、2…鋏片、3…開閉中心部、4…刃部、5…
刃部、6…柄部、7…柄部、8…刀身,8a…摺接面、
9…刀身、9a…摺接面、10…支持板部、11…把持
体、12…把持体、13…指掛環部、14…指掛環部、
15…連結部、16…連結部、17…段差部、18…支
軸、19…回動中心軸部、20…係止腕部、21…係合
孔、22…軸孔、23…凹所、24…回動中心孔部、2
5…挿脱孔部、26…係止縁部、27…ストッパ部、2
8…先端当接面、28a…ストッパ面、29…ストッパ
部、29a…ストッパ面、L…円弧状回動軌跡、P1 …
第一開き位置、P2 …第二開き位置、P0 …閉じ位置。
刃部、6…柄部、7…柄部、8…刀身,8a…摺接面、
9…刀身、9a…摺接面、10…支持板部、11…把持
体、12…把持体、13…指掛環部、14…指掛環部、
15…連結部、16…連結部、17…段差部、18…支
軸、19…回動中心軸部、20…係止腕部、21…係合
孔、22…軸孔、23…凹所、24…回動中心孔部、2
5…挿脱孔部、26…係止縁部、27…ストッパ部、2
8…先端当接面、28a…ストッパ面、29…ストッパ
部、29a…ストッパ面、L…円弧状回動軌跡、P1 …
第一開き位置、P2 …第二開き位置、P0 …閉じ位置。
Claims (3)
- 【請求項1】 一対の鋏片(1,2)を回動可能に支持
する開閉中心部(3)にあって、 一方の鋏片(1)に支軸(18)を設けるとともに、他
方の鋏片(2)に軸孔(22)を設け、両鋏片(1,
2)の第一開き位置(P1 )でこの支軸(18)を軸孔
(22)に挿入し、その第一開き位置(P1 )から両鋏
片(1,2)を一定角度だけ閉じた係止可能位置でこの
支軸(18)を軸孔(22)に係止して両鋏片(1,
2)を互いに離脱しないように組み付けた鋏において、 両鋏片(1,2)を閉じた位置(P0 )から前記係止可
能位置へ両鋏片(1,2)を一定角度範囲だけ開いてこ
の係止可能位置に至る前の第二開き位置(P2)で、両
鋏片(1,2)の開きを阻止するストッパ部(27,2
9)を両鋏片(1,2)に設けたことを特徴とする鋏に
おける開閉構造。 - 【請求項2】 ストッパ部(27,29)は開閉中心部
(3)の外周に設けられ、 他方の鋏片(2)のストッパ部(27)にあるストッパ
面(28a)が開閉中心部(3)を中心に回動してでき
る円弧状回動軌跡(L)上に、一方の鋏片(1)のスト
ッパ部(29)のストッパ面(29a)が位置し、この
両ストッパ面(28a,29a)の摩擦抵抗により両鋏
片(1,2)の開きを第二開き位置(P 2 )で阻止する
ようにし、 前記開閉中心部(3)にある支軸(18)と軸孔(2
2)との間の僅かな偏心により前記第二開き位置
(P2 )での開き阻止状態を解除して第一開き位置(P
1 )への開きを許容することを特徴とする請求項1に記
載の鋏における開閉構造。 - 【請求項3】 両鋏片(1,2)には開閉中心部(3)
よりも先端側で刃部(4,5)を設けるとともに、開閉
中心部(3)よりも基端側で柄部(6,7)を設け、 この両柄部(6,7)には把持体(11,12)と、開
閉中心部(3)で両鋏片(1,2)を重合させる摺接面
(8a,9a)とを設けて、この把持体(11,12)
と摺接面(8a,9a)との間に段差部(17)を設
け、 他方の鋏片(2)のストッパ部(27)は開閉中心部
(3)の外周まで延設された把持体(12)から突設さ
れ、一方の鋏片(1)のストッパ部(29)は前記把持
体(11)の段差部(17)に設けられていることを特
徴とする請求項2に記載の鋏における開閉構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995000123U JP3013742U (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 鋏における開閉構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995000123U JP3013742U (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 鋏における開閉構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3013742U true JP3013742U (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=43149384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995000123U Expired - Lifetime JP3013742U (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 鋏における開閉構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013742U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102347411B1 (ko) * | 2021-03-26 | 2022-01-05 | 박준하 | 포장 개봉 가위 |
-
1995
- 1995-01-19 JP JP1995000123U patent/JP3013742U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102347411B1 (ko) * | 2021-03-26 | 2022-01-05 | 박준하 | 포장 개봉 가위 |
WO2022203137A1 (ko) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | 박준하 | 포장 개봉 가위 |
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