JP3012610B2 - 施肥装置付き田植機 - Google Patents
施肥装置付き田植機Info
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- JP3012610B2 JP3012610B2 JP10270646A JP27064698A JP3012610B2 JP 3012610 B2 JP3012610 B2 JP 3012610B2 JP 10270646 A JP10270646 A JP 10270646A JP 27064698 A JP27064698 A JP 27064698A JP 3012610 B2 JP3012610 B2 JP 3012610B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗の植え付けに伴って
肥料を圃場に送り込んでいくように構成される施肥装置
を備えた施肥装置付き田植機に関する。
肥料を圃場に送り込んでいくように構成される施肥装置
を備えた施肥装置付き田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような施肥装置付き田植機におい
ては所定位置に施肥装置を固定して、この所定位置を肥
料を圃場に送り込む為の施肥装置の作業位置として設定
し、作業位置に固定された施肥装置から、肥料を圃場に
送り込むように構成されたものが多くある。
ては所定位置に施肥装置を固定して、この所定位置を肥
料を圃場に送り込む為の施肥装置の作業位置として設定
し、作業位置に固定された施肥装置から、肥料を圃場に
送り込むように構成されたものが多くある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような施肥装置
付き田植機における施肥装置の作業位置には、近くに他
の装置や構造物が配置されていることが多いので、作業
位置での施肥装置のメンテナンス作業が行い難いことが
ある。本発明は施肥装置付き田植機において、施肥装置
のメンテナンス作業が行い易くなるように構成すること
を目的としており、この構成が安定して作動するものと
なるようにすることを目的としている。
付き田植機における施肥装置の作業位置には、近くに他
の装置や構造物が配置されていることが多いので、作業
位置での施肥装置のメンテナンス作業が行い難いことが
ある。本発明は施肥装置付き田植機において、施肥装置
のメンテナンス作業が行い易くなるように構成すること
を目的としており、この構成が安定して作動するものと
なるようにすることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による特徴は施肥
装置付き田植機において、次のように構成することにあ
る。上下向きに配置されたガイド部材に、支持部材をガ
イド部材に沿って移動自在に取り付け、苗の植え付けに
伴って肥料を圃場に送り込んでいく施肥装置を、支持部
材に支持させて、施肥装置を、肥料を圃場に送り込む為
の作業位置と作業位置から上方に離れた非作業位置とに
亘り、作業位置での姿勢を支持した状態で移動自在に構
成すると共に、施肥装置を非作業位置側に付勢する付勢
機構を備えて、施肥装置の前後方向での中間位置の下方
に位置する支持部材の部分に、付勢機構の作動部を接続
してある。
装置付き田植機において、次のように構成することにあ
る。上下向きに配置されたガイド部材に、支持部材をガ
イド部材に沿って移動自在に取り付け、苗の植え付けに
伴って肥料を圃場に送り込んでいく施肥装置を、支持部
材に支持させて、施肥装置を、肥料を圃場に送り込む為
の作業位置と作業位置から上方に離れた非作業位置とに
亘り、作業位置での姿勢を支持した状態で移動自在に構
成すると共に、施肥装置を非作業位置側に付勢する付勢
機構を備えて、施肥装置の前後方向での中間位置の下方
に位置する支持部材の部分に、付勢機構の作動部を接続
してある。
【0005】
【作用】[I] 請求項1の特徴によると、作業位置に位置する施肥装置
をガイド部材及び支持部材により、作業位置から上方に
離れた非作業位置に移動させることができる。このよう
に、施肥装置を作業位置から上方に離れた非作業位置に
離すことによって、作業位置の近くに配置されている他
の装置や構造物に邪魔されることなく、施肥装置のメン
テナンス作業を容易に行うことができる。
をガイド部材及び支持部材により、作業位置から上方に
離れた非作業位置に移動させることができる。このよう
に、施肥装置を作業位置から上方に離れた非作業位置に
離すことによって、作業位置の近くに配置されている他
の装置や構造物に邪魔されることなく、施肥装置のメン
テナンス作業を容易に行うことができる。
【0006】請求項1の特徴によると、ガイド部材及び
支持部材により、施肥装置を作業位置と上方に離れた非
作業位置とに亘る上下方向に移動操作できるので、上方
に離れた非作業位置への移動操作によって、施肥装置付
き田植機の範囲から施肥装置が大きく横方向に出るよう
なことがない。
支持部材により、施肥装置を作業位置と上方に離れた非
作業位置とに亘る上下方向に移動操作できるので、上方
に離れた非作業位置への移動操作によって、施肥装置付
き田植機の範囲から施肥装置が大きく横方向に出るよう
なことがない。
【0007】請求項1の特徴によると、ガイド部材及び
支持部材により、作業位置と上方に離れた非作業位置と
に亘って施肥装置を移動操作する場合、作業位置での姿
勢を維持した状態で施肥装置を移動操作することができ
るので、施肥装置を移動操作する際に、施肥装置のホッ
パーの肥料がこぼれ落ちるようなことがなく、移動操作
の為に施肥装置のホッパーから肥料を取り出す必要がな
い。
支持部材により、作業位置と上方に離れた非作業位置と
に亘って施肥装置を移動操作する場合、作業位置での姿
勢を維持した状態で施肥装置を移動操作することができ
るので、施肥装置を移動操作する際に、施肥装置のホッ
パーの肥料がこぼれ落ちるようなことがなく、移動操作
の為に施肥装置のホッパーから肥料を取り出す必要がな
い。
【0008】[II] 請求項1の特徴によると、施肥装置を上方に離れた非作
業位置側に付勢する付勢機構を備えているので、付勢機
構の付勢力に助けられて、施肥装置を上方に離れた非作
業位置に楽に移動操作することができる。この場合、請
求項1の特徴によると、支持部材において施肥装置の前
後方向での中間位置の下方に位置する部分に、付勢機構
の作動部が接続されているので、上方に離れた非作業位
置側に付勢する付勢力が、前後方向で偏りなく施肥装置
に作用することになり、施肥装置を安定して上方に離れ
た非作業位置に移動操作することができる。
業位置側に付勢する付勢機構を備えているので、付勢機
構の付勢力に助けられて、施肥装置を上方に離れた非作
業位置に楽に移動操作することができる。この場合、請
求項1の特徴によると、支持部材において施肥装置の前
後方向での中間位置の下方に位置する部分に、付勢機構
の作動部が接続されているので、上方に離れた非作業位
置側に付勢する付勢力が、前後方向で偏りなく施肥装置
に作用することになり、施肥装置を安定して上方に離れ
た非作業位置に移動操作することができる。
【0009】
【発明の効果】請求項1の特徴によると施肥装置付き田
植機において、施肥装置を作業位置から上方に離れた非
作業位置に移動操作できるように構成することにより、
施肥装置のメンテナンス作業を容易に行うことができる
ようになって、施肥装置付き田植機の作業性を向上させ
ることができた。
植機において、施肥装置を作業位置から上方に離れた非
作業位置に移動操作できるように構成することにより、
施肥装置のメンテナンス作業を容易に行うことができる
ようになって、施肥装置付き田植機の作業性を向上させ
ることができた。
【0010】請求項1の特徴によると、施肥装置を大き
く横方向に出すことなく、支障なく上方に離れた非作業
位置に移動操作することができるので、施肥装置付き田
植機の作業性をさらに向上させることができた。請求項
1の特徴によると、作業位置と上方に離れた非作業位置
とに亘って施肥装置を移動操作する場合に、施肥装置の
ホッパーの肥料がこぼれ落ちるようなことがないので、
移動操作の為に施肥装置のホッパーから肥料を取り出す
と言う手間が不要で、肥料の無駄がなく、こぼれ落ちた
肥料が金属製の部分に付着することによる錆等の発生も
未然に防止される。
く横方向に出すことなく、支障なく上方に離れた非作業
位置に移動操作することができるので、施肥装置付き田
植機の作業性をさらに向上させることができた。請求項
1の特徴によると、作業位置と上方に離れた非作業位置
とに亘って施肥装置を移動操作する場合に、施肥装置の
ホッパーの肥料がこぼれ落ちるようなことがないので、
移動操作の為に施肥装置のホッパーから肥料を取り出す
と言う手間が不要で、肥料の無駄がなく、こぼれ落ちた
肥料が金属製の部分に付着することによる錆等の発生も
未然に防止される。
【0011】請求項1の特徴によると、施肥装置の前後
方向での中間位置の下方に位置する支持部材の部分に付
勢機構の作動部を接続することによって、上方に離れた
非作業位置側に付勢する付勢力が、前後方向で偏りなく
施肥装置に作用することになり、施肥装置を安定して楽
に上方に離れた非作業位置に移動操作することができる
ようになって、施肥装置付き田植機の操作性を向上させ
ることができた。
方向での中間位置の下方に位置する支持部材の部分に付
勢機構の作動部を接続することによって、上方に離れた
非作業位置側に付勢する付勢力が、前後方向で偏りなく
施肥装置に作用することになり、施肥装置を安定して楽
に上方に離れた非作業位置に移動操作することができる
ようになって、施肥装置付き田植機の操作性を向上させ
ることができた。
【0012】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
に施肥装置付き田植機の後部を示している。この施肥装
置付き田植機は、図外の走行機体の後部にリンク機構
(図示せず)を介して苗植付装置2を昇降自在に連結
し、苗植付装置2の後方に施肥装置3を装着して構成さ
れている。苗植付装置2は、フレーム兼用の植付伝動ケ
ース4に対して一定ストロークで往復横移動する苗のせ
台5、苗のせ台5の下端部から苗を一株ずつ取り出して
圃場に植付ける植付機構6、及び複数の整地フロート7
等を備えて構成されている。
に施肥装置付き田植機の後部を示している。この施肥装
置付き田植機は、図外の走行機体の後部にリンク機構
(図示せず)を介して苗植付装置2を昇降自在に連結
し、苗植付装置2の後方に施肥装置3を装着して構成さ
れている。苗植付装置2は、フレーム兼用の植付伝動ケ
ース4に対して一定ストロークで往復横移動する苗のせ
台5、苗のせ台5の下端部から苗を一株ずつ取り出して
圃場に植付ける植付機構6、及び複数の整地フロート7
等を備えて構成されている。
【0013】図1及び図3に示すように植付機構6は、
横軸芯周りで回転駆動される回転ケース8の両端部に、
先端に植付爪9を備えた植付アーム10を相対回動自在
に支持し、回転ケース8の回転駆動に伴って、ギヤ機構
(図示せず)により植付爪9が側面視で略楕円軌跡を描
きながら、植付作動を行うように構成されている。
横軸芯周りで回転駆動される回転ケース8の両端部に、
先端に植付爪9を備えた植付アーム10を相対回動自在
に支持し、回転ケース8の回転駆動に伴って、ギヤ機構
(図示せず)により植付爪9が側面視で略楕円軌跡を描
きながら、植付作動を行うように構成されている。
【0014】図1及び図2に示すように苗のせ台5の苗
載置面5aにおける下方側箇所に、苗の浮き上がりを阻
止する苗押さえステー11が、苗載置面5aに近接する
作用姿勢と上方外方に離間する退避姿勢とに亘り、後部
の横軸芯X1周りで切り換え揺動自在に設けられてい
る。苗のせ台5の各植付条の仕切り部に立設したブラケ
ットに亘って架設した支軸11aに、苗押さえステー1
1が固定されており、支軸11aを操作具11bにより
回動操作することで、苗押さえステー11の姿勢の切換
操作を行うように構成されている。
載置面5aにおける下方側箇所に、苗の浮き上がりを阻
止する苗押さえステー11が、苗載置面5aに近接する
作用姿勢と上方外方に離間する退避姿勢とに亘り、後部
の横軸芯X1周りで切り換え揺動自在に設けられてい
る。苗のせ台5の各植付条の仕切り部に立設したブラケ
ットに亘って架設した支軸11aに、苗押さえステー1
1が固定されており、支軸11aを操作具11bにより
回動操作することで、苗押さえステー11の姿勢の切換
操作を行うように構成されている。
【0015】図1及び図3に示すように施肥装置3は、
上部に粉粒状の肥料を貯溜するホッパー12を2条毎に
備え、ホッパー12の下方に各植付条の繰り出し機構1
3を備えて、繰り出されてきた肥料を作溝器14により
圃場面に作成された溝内に流下案内させる流下パイプ1
5を備えて構成されている。繰り出し機構13は、繰り
出しケース16内に、外周面に肥料入り込み用の凹部を
形成した繰り出しロール17を備え、繰り出しロール1
7を駆動軸18により回動させて、凹部内に溜められた
肥料だけを下方に流下パイプ15を介して流下するよう
に構成されている。図1及び図3に示すように、植付機
構6における各植付アーム10の横側に亘り架設した支
持部材19に、回転ケース8の回転軸芯と偏芯した位置
に駆動ロッド20が接続され、駆動ロッド20の上端部
が駆動軸18に接続されて、駆動軸18が回動駆動され
るように構成されている。
上部に粉粒状の肥料を貯溜するホッパー12を2条毎に
備え、ホッパー12の下方に各植付条の繰り出し機構1
3を備えて、繰り出されてきた肥料を作溝器14により
圃場面に作成された溝内に流下案内させる流下パイプ1
5を備えて構成されている。繰り出し機構13は、繰り
出しケース16内に、外周面に肥料入り込み用の凹部を
形成した繰り出しロール17を備え、繰り出しロール1
7を駆動軸18により回動させて、凹部内に溜められた
肥料だけを下方に流下パイプ15を介して流下するよう
に構成されている。図1及び図3に示すように、植付機
構6における各植付アーム10の横側に亘り架設した支
持部材19に、回転ケース8の回転軸芯と偏芯した位置
に駆動ロッド20が接続され、駆動ロッド20の上端部
が駆動軸18に接続されて、駆動軸18が回動駆動され
るように構成されている。
【0016】施肥装置3は全ての植付条の部分が、一体
的に植付機構6の上方側に近接して配備される作業位置
と、作業位置から上方に離れた非作業位置とに亘り、移
動自在に支持されている。図1及び図3に示すように、
植付伝動ケース4の後部側から左右一対の支持レール2
3(ガイド部材に相当)が立設されて、各植付条の施肥
装置3を支持アーム24を介して一体的に連結固定した
横フレーム25が、機体左右方向に配置された左右一対
の可動フレーム26(支持部材に相当)に連結され、右
側及び左側の可動フレーム26が上下一対のガイドロー
ラー27により移動自在に右側及び左側の支持レール2
3に支持されている。
的に植付機構6の上方側に近接して配備される作業位置
と、作業位置から上方に離れた非作業位置とに亘り、移
動自在に支持されている。図1及び図3に示すように、
植付伝動ケース4の後部側から左右一対の支持レール2
3(ガイド部材に相当)が立設されて、各植付条の施肥
装置3を支持アーム24を介して一体的に連結固定した
横フレーム25が、機体左右方向に配置された左右一対
の可動フレーム26(支持部材に相当)に連結され、右
側及び左側の可動フレーム26が上下一対のガイドロー
ラー27により移動自在に右側及び左側の支持レール2
3に支持されている。
【0017】図8,3,4に示すように右側及び左側の
可動フレーム26の各々に、右側及び左側の支持レール
23に形成された係合孔28に入り込む係合作用位置
と、上方に揺動して係合が解除されるスライド操作位置
とに切り換え揺動自在、並びに係合側にバネ(図示せ
ず)により付勢されたロック具29が備えられている、
右側及び左側の支持レール23には、下方の作業位置に
施肥装置3を保持する位置と、最大上昇させた非作業位
置に保持する位置の各々に係合孔28が形成されてお
り、上方の非作業位置に移動させると、自動的に係合保
持されるように構成されている。非作業位置に施肥装置
3を上昇させると、苗押さえステー11の退避姿勢への
切換操作に際して、施肥装置3が邪魔にならないように
設定されている(図2参照)。
可動フレーム26の各々に、右側及び左側の支持レール
23に形成された係合孔28に入り込む係合作用位置
と、上方に揺動して係合が解除されるスライド操作位置
とに切り換え揺動自在、並びに係合側にバネ(図示せ
ず)により付勢されたロック具29が備えられている、
右側及び左側の支持レール23には、下方の作業位置に
施肥装置3を保持する位置と、最大上昇させた非作業位
置に保持する位置の各々に係合孔28が形成されてお
り、上方の非作業位置に移動させると、自動的に係合保
持されるように構成されている。非作業位置に施肥装置
3を上昇させると、苗押さえステー11の退避姿勢への
切換操作に際して、施肥装置3が邪魔にならないように
設定されている(図2参照)。
【0018】植付機構6及び作溝器14は位置固定状態
に設けられており、前述のように施肥装置3が非作業位
置に移動操作されるのに伴って、連係が解除されるよう
に構成されている。図1,2,3,4に示すように、肥
料の流下経路の途中部分に分離部30が形成され、分離
部30の下部側がラッパ状に形成されて、流下パイプ1
5への差し込み装着、並びに上方への分離が容易に行え
るように構成されている。
に設けられており、前述のように施肥装置3が非作業位
置に移動操作されるのに伴って、連係が解除されるよう
に構成されている。図1,2,3,4に示すように、肥
料の流下経路の途中部分に分離部30が形成され、分離
部30の下部側がラッパ状に形成されて、流下パイプ1
5への差し込み装着、並びに上方への分離が容易に行え
るように構成されている。
【0019】駆動ロッド20においては、植付機構6側
の端部の連結が容易に解除できるように構成されてい
る。図6及び図7(イ)(ロ)に示すように、駆動ロッ
ド20の端部に設けられるボールジョイント31の連結
用軸部32に、支持部材19に対して相対回動自在に嵌
合する筒体33が装着され、支持部材19に取り付けら
れたストッパー部材34により、筒体33の抜け止めを
行うように構成されている。ストッパー部材34をピン
35及び長孔36の係合により、抜け止め係合位置と係
合解除位置とにスライド自在に設け、ストッパー部材3
4をスライドさせて筒体33を抜いて外すことにより、
駆動ロッド20の植付機構6側の端部の連結が容易に解
除できるように構成されている。
の端部の連結が容易に解除できるように構成されてい
る。図6及び図7(イ)(ロ)に示すように、駆動ロッ
ド20の端部に設けられるボールジョイント31の連結
用軸部32に、支持部材19に対して相対回動自在に嵌
合する筒体33が装着され、支持部材19に取り付けら
れたストッパー部材34により、筒体33の抜け止めを
行うように構成されている。ストッパー部材34をピン
35及び長孔36の係合により、抜け止め係合位置と係
合解除位置とにスライド自在に設け、ストッパー部材3
4をスライドさせて筒体33を抜いて外すことにより、
駆動ロッド20の植付機構6側の端部の連結が容易に解
除できるように構成されている。
【0020】連結が解除された駆動ロッド20は、施肥
装置3が上方の非作業位置に移動操作された際に、邪魔
にならないように構成されている。図1に示すように、
施肥装置3の後方側の横軸芯X2周りに揺動開閉自在な
蓋体45で、繰り出し機構13が覆われるように構成さ
れており、蓋体45に係止フック46が設けられてい
る。図2及び図9に示すように、蓋体45が開放された
状態で係止フック46に駆動ロッド20を係止させるこ
とにより、苗のせ台5の上方を開放させた姿勢で駆動ロ
ッド20が保持される。
装置3が上方の非作業位置に移動操作された際に、邪魔
にならないように構成されている。図1に示すように、
施肥装置3の後方側の横軸芯X2周りに揺動開閉自在な
蓋体45で、繰り出し機構13が覆われるように構成さ
れており、蓋体45に係止フック46が設けられてい
る。図2及び図9に示すように、蓋体45が開放された
状態で係止フック46に駆動ロッド20を係止させるこ
とにより、苗のせ台5の上方を開放させた姿勢で駆動ロ
ッド20が保持される。
【0021】図2,3,4,5に示すように、右側及び
左側の支持レール23の上部に亘って横支持杆37が架
設連結され、横支持杆37に横方向に沿って、ブラケッ
ト38(図3参照)を介してガススプリング39(付勢
機構に相当)が支持されている。右側及び左側の可動フ
レーム26における下側のガイドローラー27の部分の
各々に、ワイヤ40(作動部に相当)の一端40aが接
続され(図3参照)、ワイヤ40が横支持杆37の左右
両側部に支持されたプーリー41,42、中間部に支持
されたプーリー43、並びにガススプリング39の移動
ロッド39aの先端部に支持された可動プーリー44に
巻回されて、横支持杆37にワイヤ40の各々の他端が
接続されている。この場合、図2及び図3に示すよう
に、施肥装置3の前後方向での中間位置の下方に位置す
る右側及び左側の可動フレーム26の各々の部分(下側
のガイドローラーの部分)に、ワイヤ40の一端40a
が接続されている。
左側の支持レール23の上部に亘って横支持杆37が架
設連結され、横支持杆37に横方向に沿って、ブラケッ
ト38(図3参照)を介してガススプリング39(付勢
機構に相当)が支持されている。右側及び左側の可動フ
レーム26における下側のガイドローラー27の部分の
各々に、ワイヤ40(作動部に相当)の一端40aが接
続され(図3参照)、ワイヤ40が横支持杆37の左右
両側部に支持されたプーリー41,42、中間部に支持
されたプーリー43、並びにガススプリング39の移動
ロッド39aの先端部に支持された可動プーリー44に
巻回されて、横支持杆37にワイヤ40の各々の他端が
接続されている。この場合、図2及び図3に示すよう
に、施肥装置3の前後方向での中間位置の下方に位置す
る右側及び左側の可動フレーム26の各々の部分(下側
のガイドローラーの部分)に、ワイヤ40の一端40a
が接続されている。
【0022】ガススプリング39の付勢力による可動プ
ーリー44の横移動付勢力により、ワイヤ40における
右側及び左側の可動フレーム26の上方への持ち上げ方
向に補助的な付勢力が付与される。従って、施肥装置3
を下方の作業位置から上方の非作業位置に移動操作する
際に、人為操作により持ち上げ操作しても、この人為操
作が軽く行える。
ーリー44の横移動付勢力により、ワイヤ40における
右側及び左側の可動フレーム26の上方への持ち上げ方
向に補助的な付勢力が付与される。従って、施肥装置3
を下方の作業位置から上方の非作業位置に移動操作する
際に、人為操作により持ち上げ操作しても、この人為操
作が軽く行える。
【0023】施肥装置3を上方の非作業位置に移動させ
た状態で、苗のせ台5に残る苗を取り出す作業を行う場
合、施肥装置3が誤って右側及び左側の支持レール23
に沿って下方に移動するのを阻止するロック機構が備え
られている。図10(イ)(ロ)に示すように、苗押さ
えステー11の支軸11aの近傍に、苗押さえステー1
1が作用姿勢から退避姿勢に切り換わることを検出する
検出スイッチSWが設けられており、検出スイッチSW
が検出状態になると、施肥装置3が非作業位置に保持さ
れている状態でガイドローラー27に係止して保持する
電磁ソレノイドSLが、支持レール23に取り付けられ
ている。電磁ソレノイドSLは、苗押さえステー11が
作用姿勢に戻し操作されて検出スイッチSWが非作動状
態になると、保持状態を解除して施肥装置3の下方への
移動を許容するように構成されている。
た状態で、苗のせ台5に残る苗を取り出す作業を行う場
合、施肥装置3が誤って右側及び左側の支持レール23
に沿って下方に移動するのを阻止するロック機構が備え
られている。図10(イ)(ロ)に示すように、苗押さ
えステー11の支軸11aの近傍に、苗押さえステー1
1が作用姿勢から退避姿勢に切り換わることを検出する
検出スイッチSWが設けられており、検出スイッチSW
が検出状態になると、施肥装置3が非作業位置に保持さ
れている状態でガイドローラー27に係止して保持する
電磁ソレノイドSLが、支持レール23に取り付けられ
ている。電磁ソレノイドSLは、苗押さえステー11が
作用姿勢に戻し操作されて検出スイッチSWが非作動状
態になると、保持状態を解除して施肥装置3の下方への
移動を許容するように構成されている。
【0024】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植付装置及び施肥装置の全体側面図
【図2】施肥装置が上方の非作業位置に移動操作された
状態を示す側面図
状態を示す側面図
【図3】下方の作業位置での施肥装置の背面図
【図4】施肥装置が上方の非作業位置に移動操作された
状態を示す背面図
状態を示す背面図
【図5】ガススプリング付近の平面図
【図6】駆動ロッドの支持部材に対する連結及び連結解
除状態を示す背面図
除状態を示す背面図
【図7】駆動ロッドの支持部材に対する連結及び連結解
除状態を示す側面図
除状態を示す側面図
【図8】ロック具付近の側面図
【図9】蓋体における係止フック付近の背面図
【図10】非作業位置の施肥装置が誤って下方の作業位
置に移動する状態を阻止する構造を示す側面図
置に移動する状態を阻止する構造を示す側面図
3 施肥装置 23 ガイド部材 26 支持部材 39 付勢機構 40 付勢機構の作動部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−63311(JP,A) 実開 昭54−39308(JP,U) 実開 昭63−186120(JP,U) 実開 平3−22616(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 15/00 - 23/04 A01C 11/02 302
Claims (1)
- 【請求項1】 上下向きに配置されたガイド部材(2
3)に、支持部材(26)を前記ガイド部材(23)に
沿って移動自在に取り付け、苗の植え付けに伴って肥料
を圃場に送り込んでいく施肥装置(3)を、前記支持部
材(26)に支持させて、 前記施肥装置(3)を、肥料を圃場に送り込む為の作業
位置と前記作業位置から上方に離れた非作業位置とに亘
り、前記作業位置での姿勢を支持した状態で移動自在に
構成すると共に、 前記施肥装置(3)を非作業位置側に付勢する付勢機構
(39)を備えて、前記施肥装置(3)の前後方向での
中間位置の下方に位置する前記支持部材(26)の部分
に、前記付勢機構(39)の作動部(40)を接続して
ある施肥装置付き田植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10270646A JP3012610B2 (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 施肥装置付き田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10270646A JP3012610B2 (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 施肥装置付き田植機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10248344A Division JP3012604B2 (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 施肥装置付き田植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11137033A JPH11137033A (ja) | 1999-05-25 |
JP3012610B2 true JP3012610B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=17488999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10270646A Expired - Fee Related JP3012610B2 (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 施肥装置付き田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3012610B2 (ja) |
-
1998
- 1998-09-25 JP JP10270646A patent/JP3012610B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11137033A (ja) | 1999-05-25 |
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