JP2857107B2 - 施肥装置付き田植機 - Google Patents
施肥装置付き田植機Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗の植え付けに伴って
肥料を圃場に送り込んでいくように構成される施肥装置
を備えた施肥装置付き田植機に関する。
肥料を圃場に送り込んでいくように構成される施肥装置
を備えた施肥装置付き田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような施肥装置付き田植機におい
ては所定位置に施肥装置を固定して、この所定位置を肥
料を圃場に送り込む為の施肥装置の作業位置として設定
し、作業位置に固定された施肥装置から、肥料を圃場に
送り込むように構成されたものが多くある。
ては所定位置に施肥装置を固定して、この所定位置を肥
料を圃場に送り込む為の施肥装置の作業位置として設定
し、作業位置に固定された施肥装置から、肥料を圃場に
送り込むように構成されたものが多くある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような施肥装置
付き田植機における施肥装置の作業位置には、近くに他
の装置が配置されていることが多いので、作業位置での
施肥装置のメンテナンス作業が行い難いことがある。
付き田植機における施肥装置の作業位置には、近くに他
の装置が配置されていることが多いので、作業位置での
施肥装置のメンテナンス作業が行い難いことがある。
【0004】本発明は、施肥装置付き田植機において、
施肥装置などのメンテナンス作業が行い易くなるように
することを主たる目的としている。
施肥装置などのメンテナンス作業が行い易くなるように
することを主たる目的としている。
【0005】
〔請求項1に係る発明の構成および作用・効果〕
【0006】 (構成) 請求項1に係る発明の施肥装置付き田植機の
特徴構成は、苗の植え付けに伴って肥料を圃場に送り込
んでいく施肥装置を備えて、前記施肥装置を肥料を圃場
に送り込む為の下方の作業位置と作業位置から上方に離
れた所定の非作業位置とに亘り、前記作業位置での姿勢
を維持した状態で移動自在に支持すると共に、前記施肥
装置の作業位置側への移動を阻止して、前記施肥装置を
非作業位置にロック保持する保持手段を、ロック状態と
ロック解除状態とに切り換え操作可能に備えてある、点
にある。
特徴構成は、苗の植え付けに伴って肥料を圃場に送り込
んでいく施肥装置を備えて、前記施肥装置を肥料を圃場
に送り込む為の下方の作業位置と作業位置から上方に離
れた所定の非作業位置とに亘り、前記作業位置での姿勢
を維持した状態で移動自在に支持すると共に、前記施肥
装置の作業位置側への移動を阻止して、前記施肥装置を
非作業位置にロック保持する保持手段を、ロック状態と
ロック解除状態とに切り換え操作可能に備えてある、点
にある。
【0007】(作用) 上記構成によると、施肥装置を
下方の作業位置と上方の非作業位置とに亘る上下方向に
移動操作できるので、非作業位置への移動操作によっ
て、施肥装置付き田植機の範囲から外方に施肥装置が大
きくはみ出ることがない。
下方の作業位置と上方の非作業位置とに亘る上下方向に
移動操作できるので、非作業位置への移動操作によっ
て、施肥装置付き田植機の範囲から外方に施肥装置が大
きくはみ出ることがない。
【0008】また、施肥装置を作業位置から上方へ移動
操作した際、施肥装置が正しく所定のメンテナンス用の
非作業位置にまで移動していないと、保持手段をロック
状態に切り換えることができない。そして、所定の非作
業位置にロック保持された施肥装置は、保持手段による
ロックを解除操作しない限り、下方の作業位置に移動さ
せることはできない。
操作した際、施肥装置が正しく所定のメンテナンス用の
非作業位置にまで移動していないと、保持手段をロック
状態に切り換えることができない。そして、所定の非作
業位置にロック保持された施肥装置は、保持手段による
ロックを解除操作しない限り、下方の作業位置に移動さ
せることはできない。
【0009】 (効果) 従って、請求項1に係る発明によると、施肥
装置を作業位置から上方に離れた非作業位置に移動操作
できるように構成することにより、例えば、納屋等の比
較的狭い場所や、壁際などに機体を置いてある場合で
も、施肥装置を支障なく上方の非作業位置に移動操作し
て、作業位置の近くに配置されている他の装置に邪魔さ
れることなく、施肥装置のメンテナンス作業を容易に行
うことができるようになった。
装置を作業位置から上方に離れた非作業位置に移動操作
できるように構成することにより、例えば、納屋等の比
較的狭い場所や、壁際などに機体を置いてある場合で
も、施肥装置を支障なく上方の非作業位置に移動操作し
て、作業位置の近くに配置されている他の装置に邪魔さ
れることなく、施肥装置のメンテナンス作業を容易に行
うことができるようになった。
【0010】しかも、施肥装置は、作業位置から上方に
離れた所定の非作業位置にまで移動させてロック保持で
きるので、メンテナンス作業に適した非作業位置に移動
させた状態でメンテナンス作業を安全かつ容易に行うこ
とができるようになった。
離れた所定の非作業位置にまで移動させてロック保持で
きるので、メンテナンス作業に適した非作業位置に移動
させた状態でメンテナンス作業を安全かつ容易に行うこ
とができるようになった。
【0011】 〔請求項2に係る発明の構成および作用・効果〕
【0012】 (構成) 請求項2に係る発明の施肥装置付き田植機の
特徴構成は、上下向きに配置されたガイド部材と、上下
一対の案内ローラーを備えた支持部材とを備えて、前記
案内ローラーにより前記支持部材を前記ガイド部材に沿
って移動自在に支持すると共に、苗の植え付けに伴って
圃場の複数条に肥料を送り込んでいく施肥装置を前記支
持部材に連結支持し、この施肥装置を、肥料を圃場に送
り込む為の下方の作業位置と作業位置から上方に離れた
所定の非作業位置とに亘り、作業位置での姿勢を維持し
た状態で移動自在に支持し、前記支持部材における上下
の前記案内ローラーの間の部分に、前記施肥装置を作業
位置及び非作業位置にロック保持可能な保持手段を、ロ
ック状態とロック解除状態とに切り換え操作可能に備え
てある、点にある。
特徴構成は、上下向きに配置されたガイド部材と、上下
一対の案内ローラーを備えた支持部材とを備えて、前記
案内ローラーにより前記支持部材を前記ガイド部材に沿
って移動自在に支持すると共に、苗の植え付けに伴って
圃場の複数条に肥料を送り込んでいく施肥装置を前記支
持部材に連結支持し、この施肥装置を、肥料を圃場に送
り込む為の下方の作業位置と作業位置から上方に離れた
所定の非作業位置とに亘り、作業位置での姿勢を維持し
た状態で移動自在に支持し、前記支持部材における上下
の前記案内ローラーの間の部分に、前記施肥装置を作業
位置及び非作業位置にロック保持可能な保持手段を、ロ
ック状態とロック解除状態とに切り換え操作可能に備え
てある、点にある。
【0013】(作用) 上記構成によると、施肥装置を
下方の作業位置と上方の非作業位置とに亘る上下方向に
移動操作できるので、非作業位置への移動操作によっ
て、施肥装置付き田植機の範囲から外方に施肥装置が大
きくはみ出ることがない。
下方の作業位置と上方の非作業位置とに亘る上下方向に
移動操作できるので、非作業位置への移動操作によっ
て、施肥装置付き田植機の範囲から外方に施肥装置が大
きくはみ出ることがない。
【0014】また、施肥装置を作業位置から上方へ移動
操作した際、施肥装置が正しく所定の非作業位置にまで
移動していないと保持手段をロック状態に切り換えるこ
とができない。そして、非作業位置にロック保持された
施肥装置は、保持手段によるロックを解除操作しない限
り、下方の作業位置に移動させることはできない。
操作した際、施肥装置が正しく所定の非作業位置にまで
移動していないと保持手段をロック状態に切り換えるこ
とができない。そして、非作業位置にロック保持された
施肥装置は、保持手段によるロックを解除操作しない限
り、下方の作業位置に移動させることはできない。
【0015】また、施肥装置を非作業位置から下方へ移
動操作した際、施肥装置が正しく所定の作業位置にまで
移動していないと保持手段をロック状態に切り換えるこ
とができない。そして、作業位置にロック保持された施
肥装置は、保持手段によるロックを解除操作しない限
り、上方に移動させることはできないものであり、機体
からの振動等によって不用意に作業位置から浮き上がっ
てしまうことはない。
動操作した際、施肥装置が正しく所定の作業位置にまで
移動していないと保持手段をロック状態に切り換えるこ
とができない。そして、作業位置にロック保持された施
肥装置は、保持手段によるロックを解除操作しない限
り、上方に移動させることはできないものであり、機体
からの振動等によって不用意に作業位置から浮き上がっ
てしまうことはない。
【0016】また、支持部材に備えられた上下一対の案
内ローラーが、支持部材の移動方向(ガイド部材に沿っ
た上下方向)に配置されているので、ガイド部材に沿っ
ての施肥装置の移動操作時に、上下一対の案内ローラー
が支持部材を適切に案内支持し、支持部材がガイド部材
に対し移動方向に沿って一方及び他方に傾いてこじれる
ようなことが抑制される。
内ローラーが、支持部材の移動方向(ガイド部材に沿っ
た上下方向)に配置されているので、ガイド部材に沿っ
ての施肥装置の移動操作時に、上下一対の案内ローラー
が支持部材を適切に案内支持し、支持部材がガイド部材
に対し移動方向に沿って一方及び他方に傾いてこじれる
ようなことが抑制される。
【0017】更に、支持部材に備えられる保持手段は、
ガイド部材に対する支持部材の姿勢が最も安定する箇
所、すなわち、上下の案内ローラーの間に位置している
ので、作業位置でのロック保持および非作業位置でのロ
ック保持をそれぞれ確実に行うことができる。
ガイド部材に対する支持部材の姿勢が最も安定する箇
所、すなわち、上下の案内ローラーの間に位置している
ので、作業位置でのロック保持および非作業位置でのロ
ック保持をそれぞれ確実に行うことができる。
【0018】 (効果) 従って、請求項2の構成によると、請求項1
の発明の効果と同様に、施肥装置を作業位置から上方に
離れた非作業位置に移動操作できるように構成すること
により、例えば、納屋等の比較的狭い場所や、壁際など
に機体を置いてある場合でも、施肥装置を支障なく上方
の非作業位置に移動操作して、作業位置の近くに配置さ
れている他の装置に邪魔されることなく、施肥装置のメ
ンテナンス作業を容易に行うことができる。
の発明の効果と同様に、施肥装置を作業位置から上方に
離れた非作業位置に移動操作できるように構成すること
により、例えば、納屋等の比較的狭い場所や、壁際など
に機体を置いてある場合でも、施肥装置を支障なく上方
の非作業位置に移動操作して、作業位置の近くに配置さ
れている他の装置に邪魔されることなく、施肥装置のメ
ンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0019】しかも、施肥装置を上方の非作業位置およ
び下方の作業位置にそれぞれロック保持することができ
るので、施肥装置を所定の高さの非作業位置に正しく安
定保持した状態で安全かつ容易に施肥装置のメンテナン
ス作業を行うことができるとともに、施肥作業時には、
施肥装置を正しく所定の作業位置に固定することができ
るようになり、施肥装置付き田植機の作業性をさらに向
上させることができる。
び下方の作業位置にそれぞれロック保持することができ
るので、施肥装置を所定の高さの非作業位置に正しく安
定保持した状態で安全かつ容易に施肥装置のメンテナン
ス作業を行うことができるとともに、施肥作業時には、
施肥装置を正しく所定の作業位置に固定することができ
るようになり、施肥装置付き田植機の作業性をさらに向
上させることができる。
【0020】また、保持手段を合理的に設置すること
で、この保持手段により施肥装置を作業位置及び非作業
位置に確実にロック保持することができ、保持手段の機
能を的確に発揮させる上で有効となる。
で、この保持手段により施肥装置を作業位置及び非作業
位置に確実にロック保持することができ、保持手段の機
能を的確に発揮させる上で有効となる。
【0021】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
に施肥装置付き田植機の後部を示している。この施肥装
置付き田植機は、図外の走行機体の後部にリンク機構
(図示せず)を介して苗植付装置2を昇降自在に連結
し、苗植付装置2の後方に施肥装置3を装着して構成さ
れている。苗植付装置2は、植付伝動ケース4に対して
一定ストロークで往復横移動する苗のせ台5、苗のせ台
5の下端部から苗を一株ずつ取り出して圃場に植え付け
る植付機構6、及び複数の整地フロート7等を備えて構
成されている。
に施肥装置付き田植機の後部を示している。この施肥装
置付き田植機は、図外の走行機体の後部にリンク機構
(図示せず)を介して苗植付装置2を昇降自在に連結
し、苗植付装置2の後方に施肥装置3を装着して構成さ
れている。苗植付装置2は、植付伝動ケース4に対して
一定ストロークで往復横移動する苗のせ台5、苗のせ台
5の下端部から苗を一株ずつ取り出して圃場に植え付け
る植付機構6、及び複数の整地フロート7等を備えて構
成されている。
【0022】図1及び図3に示すように植付機構6は、
横軸芯周りで回転駆動される回転ケース8の両端部に、
先端に植付爪9を備えた植付アーム10を相対回動自在
に支持し、回転ケース8の回転駆動に伴って、ギヤ機構
(図示せず)により植付爪9が側面視で略楕円軌跡を描
きながら、植付作動を行うように構成されている。苗の
せ台5の苗載置面5aにおける下方側箇所に、苗の浮き
上がりを阻止する苗押さえステー11が、苗載置面5a
に近接する作用姿勢と上方外方に離間する退避姿勢とに
亘り、後部の横軸芯X1周りに切り換え揺動自在に設け
られている。
横軸芯周りで回転駆動される回転ケース8の両端部に、
先端に植付爪9を備えた植付アーム10を相対回動自在
に支持し、回転ケース8の回転駆動に伴って、ギヤ機構
(図示せず)により植付爪9が側面視で略楕円軌跡を描
きながら、植付作動を行うように構成されている。苗の
せ台5の苗載置面5aにおける下方側箇所に、苗の浮き
上がりを阻止する苗押さえステー11が、苗載置面5a
に近接する作用姿勢と上方外方に離間する退避姿勢とに
亘り、後部の横軸芯X1周りに切り換え揺動自在に設け
られている。
【0023】図1及び図3に示すように施肥装置3は、
上部に粉粒状の肥料を貯溜するホッパー12を2条毎に
備え、ホッパー12の下方に各植付条の繰り出し機構1
3を備えて、繰り出されてきた肥料を作溝器14により
圃場に作成された溝内に流下案内させる流下パイプ15
を備えて構成されている。
上部に粉粒状の肥料を貯溜するホッパー12を2条毎に
備え、ホッパー12の下方に各植付条の繰り出し機構1
3を備えて、繰り出されてきた肥料を作溝器14により
圃場に作成された溝内に流下案内させる流下パイプ15
を備えて構成されている。
【0024】繰り出し機構13は繰り出しケース16内
に、外周面に肥料の入り込み用の凹部を形成した繰り出
しロール17を備え、繰り出しロール17を駆動軸18
により回動して、凹部内に溜められた肥料を下方に流下
パイプ15を介して流下するように構成されている。植
付機構6における各植付アーム10の横側に亘り架設さ
れた支持部材19において、回転ケース8の回転軸芯と
偏芯した位置に駆動ロッド20の下端部が接続され、駆
動ロッド20の上端部が駆動軸18に接続されて、駆動
軸18が回転駆動されるように構成されている。
に、外周面に肥料の入り込み用の凹部を形成した繰り出
しロール17を備え、繰り出しロール17を駆動軸18
により回動して、凹部内に溜められた肥料を下方に流下
パイプ15を介して流下するように構成されている。植
付機構6における各植付アーム10の横側に亘り架設さ
れた支持部材19において、回転ケース8の回転軸芯と
偏芯した位置に駆動ロッド20の下端部が接続され、駆
動ロッド20の上端部が駆動軸18に接続されて、駆動
軸18が回転駆動されるように構成されている。
【0025】施肥装置3は全ての植付条の部分が、一体
的に植付機構6の上方側に近接して配置される作業位置
と、作業位置から上方に離れた非作業位置とに亘り、移
動自在に支持されている。図1及び図3に示すように、
植付伝動ケース4の後部側から左右一対の支持レール2
3(ガイド部材に相当)が立設されて、各植付条の施肥
装置3を支持アーム24を介して一体的に連結固定した
横フレーム25が、左右一対の可動フレーム26(支持
部材に相当)に連結され、左右の可動フレーム26を上
下一対のガイドローラー27(案内ローラーに相当)に
より、移動自在に支持レール23に係合支持されてい
る。
的に植付機構6の上方側に近接して配置される作業位置
と、作業位置から上方に離れた非作業位置とに亘り、移
動自在に支持されている。図1及び図3に示すように、
植付伝動ケース4の後部側から左右一対の支持レール2
3(ガイド部材に相当)が立設されて、各植付条の施肥
装置3を支持アーム24を介して一体的に連結固定した
横フレーム25が、左右一対の可動フレーム26(支持
部材に相当)に連結され、左右の可動フレーム26を上
下一対のガイドローラー27(案内ローラーに相当)に
より、移動自在に支持レール23に係合支持されてい
る。
【0026】図8,3,4に示すように、可動フレーム
26の各々において上下のガイドローラー27の間の部
分に、支持レール23に形成された係合孔28に入り込
む係合ロック作用位置と、上方に揺動して係合ロックが
解除されるスライド操作位置とに切り換え揺動自在、並
びに係合側にバネ(図示せず)により付勢されたロック
具29(保持手段に相当)が備えられている。支持レー
ル23には、下方の作業位置にホッパー12及び繰り出
し機構13を保持する位置と、上方の非作業位置にロッ
ク保持する位置の各々に係合孔28が形成されており、
上方にホッパー12及び繰り出し機構13を移動させる
と、自動的に係合ロックされるように構成されている。
非作業位置にホッパー12及び繰り出し機構13を移動
操作すると、苗押さえステー11の退避姿勢への切り換
え操作に対して、ホッパー12及び繰り出し機構13が
邪魔にならないように設定されている(図2参照)。
26の各々において上下のガイドローラー27の間の部
分に、支持レール23に形成された係合孔28に入り込
む係合ロック作用位置と、上方に揺動して係合ロックが
解除されるスライド操作位置とに切り換え揺動自在、並
びに係合側にバネ(図示せず)により付勢されたロック
具29(保持手段に相当)が備えられている。支持レー
ル23には、下方の作業位置にホッパー12及び繰り出
し機構13を保持する位置と、上方の非作業位置にロッ
ク保持する位置の各々に係合孔28が形成されており、
上方にホッパー12及び繰り出し機構13を移動させる
と、自動的に係合ロックされるように構成されている。
非作業位置にホッパー12及び繰り出し機構13を移動
操作すると、苗押さえステー11の退避姿勢への切り換
え操作に対して、ホッパー12及び繰り出し機構13が
邪魔にならないように設定されている(図2参照)。
【0027】植付機構6及び作溝器14は位置固定状態
に設けられており、前述のようにホッパー12及び繰り
出し機構13が非作業位置に移動操作されるのに伴っ
て、連係が解除されるように構成されている。図1,
2,3,4に示すように、肥料の流下経路の途中部分に
分離部30が形成され、分離部30の下部側がラッパ状
に形成されて、流下パイプ15への差し込み装着並びに
上方への分離が容易に行えるよう構成されており、駆動
ロッド20においては、植付機構6側の下端部が容易に
接続を解除できるように構成されている。
に設けられており、前述のようにホッパー12及び繰り
出し機構13が非作業位置に移動操作されるのに伴っ
て、連係が解除されるように構成されている。図1,
2,3,4に示すように、肥料の流下経路の途中部分に
分離部30が形成され、分離部30の下部側がラッパ状
に形成されて、流下パイプ15への差し込み装着並びに
上方への分離が容易に行えるよう構成されており、駆動
ロッド20においては、植付機構6側の下端部が容易に
接続を解除できるように構成されている。
【0028】駆動ロッド20の下端部では図6及び図7
(イ)(ロ)に示すように、駆動ロッド20の下端部に
設けられるボールジョイント31の連結用軸部32に、
支持部材19に対して相対回転自在に嵌合する筒体33
を装着し、支持部材19に取り付けられたストッパー部
材34により、筒体33の抜け止めを行うように構成さ
れている。ストッパー部材34をピン35及び長孔36
の係合により、抜け止め係合位置と係合解除位置とにス
ライド自在に備え、ストッパー部材34をスライドさせ
て筒体33を抜いて外すことにより、駆動ロッド20の
下端部の接続が容易に解除できるように構成されてい
る。
(イ)(ロ)に示すように、駆動ロッド20の下端部に
設けられるボールジョイント31の連結用軸部32に、
支持部材19に対して相対回転自在に嵌合する筒体33
を装着し、支持部材19に取り付けられたストッパー部
材34により、筒体33の抜け止めを行うように構成さ
れている。ストッパー部材34をピン35及び長孔36
の係合により、抜け止め係合位置と係合解除位置とにス
ライド自在に備え、ストッパー部材34をスライドさせ
て筒体33を抜いて外すことにより、駆動ロッド20の
下端部の接続が容易に解除できるように構成されてい
る。
【0029】ホッパー12及び繰り出し機構13を上方
の非作業位置側に持ち上げ付勢するように構成してお
り、持ち上げの労力を軽減できるようにしている。図4
及び図5に示すように、左右の支持レール23の上部に
亘って横支持杆37が架設連結され、横支持杆37の横
方向に沿って、ブラケット38(図3参照)を介してガ
ススプリング39が支持されている。左右の可動フレー
ム26の下部の各々に、ワイヤ40の一端が接続され
(図3参照)、ワイヤ40が横支持杆37の左右両側部
に支持されたプーリー41,42、中間部に支持された
プーリー43、並びにガススプリング39の移動ロッド
39aの先端部に支持された可動プーリー44に巻回さ
れて、横支持杆37にワイヤ40の各々の他端が接続さ
れている。
の非作業位置側に持ち上げ付勢するように構成してお
り、持ち上げの労力を軽減できるようにしている。図4
及び図5に示すように、左右の支持レール23の上部に
亘って横支持杆37が架設連結され、横支持杆37の横
方向に沿って、ブラケット38(図3参照)を介してガ
ススプリング39が支持されている。左右の可動フレー
ム26の下部の各々に、ワイヤ40の一端が接続され
(図3参照)、ワイヤ40が横支持杆37の左右両側部
に支持されたプーリー41,42、中間部に支持された
プーリー43、並びにガススプリング39の移動ロッド
39aの先端部に支持された可動プーリー44に巻回さ
れて、横支持杆37にワイヤ40の各々の他端が接続さ
れている。
【0030】ガススプリング39の付勢力による可動プ
ーリー44の横移動付勢力により、ワイヤ40における
可動フレーム26側の上方への持ち上げ方向に、補助的
な付勢力が付与される。従って、ホッパー12及び繰り
出し機構13を下方の作業位置から上方の非作業位置に
移動操作する際に、人為操作により持ち上げ操作して
も、人為操作が軽く行える。ガススプリング39の作動
ストロークは、ホッパー12及び繰り出し機構13の移
動ストロークの半分の量で済み、ガススプリング39を
小さいストロークの小型のものに構成することができ
る。ガススプリング39に換えて、コイルバネやその他
の付勢機構を用いてもよい。
ーリー44の横移動付勢力により、ワイヤ40における
可動フレーム26側の上方への持ち上げ方向に、補助的
な付勢力が付与される。従って、ホッパー12及び繰り
出し機構13を下方の作業位置から上方の非作業位置に
移動操作する際に、人為操作により持ち上げ操作して
も、人為操作が軽く行える。ガススプリング39の作動
ストロークは、ホッパー12及び繰り出し機構13の移
動ストロークの半分の量で済み、ガススプリング39を
小さいストロークの小型のものに構成することができ
る。ガススプリング39に換えて、コイルバネやその他
の付勢機構を用いてもよい。
【0031】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】苗植付装置及び施肥装置の全体側面図
【図2】ホッパー及び繰り出し機構が上方の非作業位置
に移動操作された状態を示す側面図
に移動操作された状態を示す側面図
【図3】下方の作業位置での施肥装置の背面図
【図4】ホッパー及び繰り出し機構が上方の非作業位置
に移動操作された状態を示す背面図
に移動操作された状態を示す背面図
【図5】ガススプリング付近の平面図
【図6】駆動ロッドの支持部材に対する接続及び接続解
除状態を示す背面図
除状態を示す背面図
【図7】駆動ロッドの支持部材に対する接続及び接続解
除状態を示す側面図
除状態を示す側面図
【図8】ロック具付近の側面図
3 施肥装置 23 ガイド部材 26 支持部材 27 案内ローラー 29 保持手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−51714(JP,A) 実開 平2−39612(JP,U) 実開 昭63−186120(JP,U) 実公 昭40−27721(JP,Y1) 実公 昭48−24570(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01C 11/00 302 A01C 15/00
Claims (2)
- 【請求項1】 苗の植え付けに伴って肥料を圃場に送り
込んでいく施肥装置(3)を備えて、 前記施肥装置(3)を、肥料を圃場に送り込む為の下方
の作業位置と前記作業位置から上方に離れた所定の非作
業位置とに亘り、前記作業位置での姿勢を維持した状態
で移動自在に支持すると共に、 前記施肥装置(3)の前記作業位置側への移動を阻止し
て、前記施肥装置(3)を前記非作業位置にロック保持
する保持手段(29)を、ロック状態とロック解除状態
とに切り換え操作可能に備えてある施肥装置付き田植
機。 - 【請求項2】 上下向きに配置されたガイド部材(2
3)と、上下一対の案内ローラー(27)を備えた支持
部材(26)とを備えて、前記案内ローラー(27)に
より前記支持部材(26)を、前記ガイド部材(23)
に沿って移動自在に支持すると共に、 苗の植え付けに伴って圃場の複数条に肥料を送り込んで
いく施肥装置(3)を前記支持部材(26)に連結支持
し、この施肥装置(3)を、肥料を圃場に送り込む為の
下方の作業位置と前記作業位置から上方に離れた所定の
非作業位置とに亘り、前記作業位置での姿勢を維持した
状態で移動自在に支持し、 前記支持部材(26)における前記上下の案内ローラー
(27)の間の部分に、前記施肥装置(3)を前記作業
位置及び非作業位置に保持可能な保持手段(29)をロ
ック状態とロック解除状態とに切り換え操作可能に備え
てある施肥装置付き田植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16885496A JP2857107B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 施肥装置付き田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16885496A JP2857107B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 施肥装置付き田植機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13372092A Division JP2813639B2 (ja) | 1992-03-02 | 1992-05-26 | 施肥装置付き田植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08331928A JPH08331928A (ja) | 1996-12-17 |
JP2857107B2 true JP2857107B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=15875792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16885496A Expired - Fee Related JP2857107B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 施肥装置付き田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2857107B2 (ja) |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP16885496A patent/JP2857107B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08331928A (ja) | 1996-12-17 |
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