JP2003174806A - 移植機のサイドマーカ - Google Patents

移植機のサイドマーカ

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JP2003174806A
JP2003174806A JP2001377561A JP2001377561A JP2003174806A JP 2003174806 A JP2003174806 A JP 2003174806A JP 2001377561 A JP2001377561 A JP 2001377561A JP 2001377561 A JP2001377561 A JP 2001377561A JP 2003174806 A JP2003174806 A JP 2003174806A
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Yoshio Ishitobi
芳夫 石飛
Takashi Funo
隆 布野
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドマーカの作業姿勢と格納姿勢との作動
をリミットスイッチ付のマーカアクチュエータによって
行うとともに、リミットスイッチの異常時にサイドマー
カの作動を防止して円滑に行うことができる装置を提供
する。 【解決手段】 線引き用のマーカ体20をマーカアーム
2aの先端に設けたサイドマーカ2を、機体の側方に線
引き作業姿勢と格納姿勢とに切換可能に備える移植機に
おいて、前記サイドマーカ2の作業姿勢と格納姿勢の作
動制御を、マーカアクチュエータ6の進退作動の上限位
置と下限位置を検出するリミットスイッチ7a,7bに
よって行うとともに、マーカアクチュエータ6にリミッ
トスイッチ7a,7b等の異常時にマーカアクチュエー
タ6の設定作動域を規制する規制部材7を設けた移植機
のサイドマーカ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機体の側方に突出し
て次植付作業の走行基準位置を線引きする移植機のサイ
ドマーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機体の走行に伴って圃場に苗を植付ける
乗用田植機のような移植機は、植付作業走行基準線を圃
場に線引きするサイドマーカを、例えば特開2001−
112307号公報で示されるような構成によって備え
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報で示されるよ
うな構成のサイドマーカは、そのマーカアームの規制部
材側をマーカユニットに回動可能に設け、マーカシリン
ダ(マーカアクチュエータ)のピストン部の進退作動に
よって線引き作業姿勢とアクチュエータに上下回動可能
に切換え作動させるとともに、マーカアクチュエータの
進退作動範囲を上限側と下限側に設けたリミットスイッ
チによって行うようにしているので、このリミットスイ
ッチに故障や作動域の限界を越えてマーカアクチュエー
タが作動することによるサイドマーカ及びマーカユニッ
ト等の破損等のトラブルを発生するとともに、適正な作
業姿勢及び格納姿勢を維持しない等の課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移植機のサ
イドマーカは、線引き用のマーカ体20をマーカアーム
2aの先端に設けたサイドマーカ2を、線引き作業姿勢
と非作業の格納姿勢とに切換可能に機体の側方に備える
移植機において、前記サイドマーカ2の作業姿勢と格納
姿勢の作動制御をマーカアクチュエータ6の進退作動の
上限位置と下限位置を検出するリミットスイッチ7a,
7bによって行うとともに、マーカアクチュエータ6に
上記リミットスイッチ7a,7b等の異常時にマーカア
クチュエータ6の設定作動域を規制する規制部材を設け
たことを特徴としている。
【0005】また、前記規制部材7で規制する作動域
を、リミットスイッチ7a,7bで設定されるマーカア
クチュエータ6の設定作動域よりも若干大きくして設け
るようにしたことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0007】図1において1は、移植機として例示した
乗用田植機の走行機体であって、前輪及び後輪を備えた
機体フレーム1aの前部にボンネットで覆われたエンジ
ン部1bが搭載され、その後方にハンドル及び座席等か
らなる操縦部1cが配置され、更に後部には図示しない
油圧式の昇降リンク機構を介して多条植えの植付装置1
dを昇降可能に備えた構成にしている。
【0008】また、前記エンジン部1bの両側に施肥タ
ンク1eを搭載し、その上方に補助苗載台1fを設けて
いる。この施肥タンク1eの内方の機体フレーム1aに
本発明にかゝるサイドマーカ2を以下の構成によって設
けている。
【0009】上記サイドマーカ2は、マーカアーム2a
の先端に回動調節部3を介して棒杆状の線引き用のマー
カ体20を取付角度を調節可能とするように一体的に設
けている。
【0010】そして前記マーカアーム2aは基部側マー
カアーム2bと先部側マーカアーム2cとに分割し、両
者は接続部4を介して伸長させた伸張姿勢と、折畳んだ
折畳姿勢とに切換え可能に構成し、且つ基部側マーカア
ーム2bの基部を機体フレーム1aに対してマーカユニ
ット5を介してマーカアーム2a全体を線引き状態に張
り出して支持する作業姿勢と、上方側に回動させて機体
内方側に近接させて立設した状態の格納姿勢とに切換可
能に構成している。
【0011】このマーカユニット5は図3、図4で示す
ように、機体フレーム1aに対して着脱可能に固定され
る取付ブラケット50に、側方に延出した取付杆51と
上方に立設したユニット機枠52を一体的に設け、この
取付杆51の先端部に基部側マーカアーム2bの基部に
一体的に固着した回動プレート21の下部を支点軸22
によって回動可能に支持するとともに、ユニット機枠5
2に電動複動式でピストン部60を進退作動させるマー
カシリンダ6のシリンダ部61の中途部を、横軸の支点
ピン62によって揺動回動可能に支持している。
【0012】そして、ピストン部60の先端部と回動プ
レート21に支点軸22を中心とする円弧状の長孔に形
成した連結孔23に対して連結ピン25によって融通可
能に連結し、図3で示す格納姿勢から、ピストン部60
が伸(進)動させて図2で示すように作業姿勢に変更す
ることができる。
【0013】また、回動プレート21の連結孔23内を
移動する連結ピン25は、ユニット機枠52側から補助
スプリング53を介して引っ張り付勢されており、この
構成によりサイドマーカ2を格納姿勢にする際のピスト
ン部60の退動を助長するようにしている。
【0014】さて、前記のようにサイドマーカ2(装
置)が構成されているので、マーカアーム2aの先端に
ある線引きマーカ体20の先端が石や硬い土塊等に接触
した場合、前記円弧状に形成されている連結孔23を介
してマーカアーム2aが、支点軸22を支点として上方
に退避回動するので、サイドマーカ2に過大な力が作用
しないように保護しながら、地面の状況に対応して線引
きを適切に行なうことができる。
【0015】特に、本発明に係るマーカユニット5にお
いては、リッミットスイッチ7a、7bと作動部材7c
との接当でピストン60の伸縮を停止してピストン60
の伸縮範囲「M」(図3、4、5)を規制してマーカ2
の作業姿勢と格納姿勢を適正位置に設定している。
【0016】また、前記支点ピン62と連結ピン25と
の間に図5で示す規制部材7(一種のストッパ)を設け
ており、上記リミットスイッチ7a、7bが故障等のト
ラブルを生じた際に、マーカシリンダ6の伸動を阻止し
てリミットスイッチ7a、7b及びマーカユニット5の
破損を防止するように構成している。
【0017】即ち、ピストン部60の異常な伸動を阻止
するために設ける規制部材7は、図5に示すように板状
体の基部側を支点ピン62に遊嵌させる取付孔70と、
先端側に連結ピン25に嵌合させてマーカシリンダ6の
作動時に連結ピン25を自由にスライド移動させるとと
もに、前記リミットスイッチ7a,7bで設定される前
記作動範囲(設定作動域)「M」よりもやや長い規制作
動範囲(限界作動域)「N」となるように規制孔71を
開口している。
【0018】この構成により、ピストン部60が進退作
動してサイドマーカ2を回動させるとき、マーカシリン
ダ6及び規制部材7は共に支点ピン62を支点に自由に
揺動して、作動範囲「M」内における連結ピン25の作
動を妨げないようになっている。
【0019】前記のようにマーカユニット5は構成され
ているので、サイドマーカ2の「作業姿勢」においては
作動部材7c(図3、4)を前側のリミットスイッチ7
aに接当させて線引き位置に停止状態で支持し、またサ
イドマーカ2の「格納姿勢」ではこの作動部材7cを後
側のリミットスイッチ7bに接当させて起立状態に停止
状態で支持するようになっている。
【0020】マーカシリンダ6の伸縮は、伸縮時間が設
定されており、過負荷による破損を防止するようになっ
ている。そして過負荷による破損は規制部材7で防止
し、さらに規制孔71でマーカ2をほぼ適正位置で停止
させることで、作業の継続が可能になるように構成され
ている。
【0021】また、リミットスイッチ7a、7bのいず
れかが故障を生じた場合にも、マーカシリンダ6は所定
時間の伸縮作動で停止するように設定されており、マー
カシリンダ6の過負荷を防止し、さらに規制孔71がそ
の両端部でサイドマーカ2の上下限位置の限界を連結ピ
ン25を接当して規制することになる。
【0022】以上により過負荷による破損を防止し、更
に規制孔71でマーカ2をほぼ適正位置で停止させるこ
とで、作業の継続が可能となる。
【0023】このようにサイドマーカ2は規制部材7を
備えたマーカユニット5によって作業姿勢或いは格納姿
勢を維持するので、線引きを要する植付作業、あるいは
格納して走行する走行作業の中途でその電気系統にトラ
ブルを生じたとしても、各作業を中途で止めることな
く、そのまま支障なく続行することができ、植付作業を
そのまま完了させることができる。
【0024】また規制部材7は、マーカシリンダ6及び
回動プレート21を連結する支点ピン62と連結ピン2
5(図3)を利用してその組付を行なう際に嵌装するこ
とによって取付けることができる。
【0025】従って、上記のような作用を行なうことが
できる規制部材7を設けたマーカユニット5を簡潔な構
成で提供することができる等の特徴がある。従って、従
来の装置のように複雑で高価なトルクリミッタ機構等を
マーカシリンダ6に設けることもない。なお、59はマ
ーカユニット5を覆うカバーである。
【0026】次に、図6〜図10を参照して本発明に係
るマーカ体20の回動調節部3について説明する。
【0027】マーカ体20の回動調節部3は、先部側ア
ーム2cの先端軸部に回動可能に嵌挿される箱枠状の取
付ホルダ30と、この取付ホルダ30の取付ネジ31,
31によって垂下姿勢で取付られた所定長の杆状のマー
カ体20(図8)と、上記先端側アーム2cから取付ホ
ルダ30の内側方向の位置決めを行なうように突出させ
るとともに、その先端を図7で示す先部側アーム2cか
ら偏心離間させ外側に向けてL形に屈曲させて取付ホル
ダ30を抱くように外側に延設したストッパ軸32を設
けている。
【0028】そして図10に示すように取付ホルダ30
の外側で回動可能に前記ストッパ軸32に嵌挿枢支さ
れ、この取付ホルダ30の位置決めを行なうことによ
り、マーカ体20の線引き姿勢を切換可能に調節する位
置決め部材9を設けている。
【0029】また、取付ホルダ30内に先部側アーム2
cに嵌挿し、ストッパ軸32と取付ホルダ30に両端を
係止させて図8に示すように垂下した線引き方向にマー
カ体20をバネ付勢する巻きスプリング等からなるバネ
付勢部材33を設けている。なお、35は先部側アーム
2cに係脱可能に設けた回動調節部の抜け止めをする割
ピンである。
【0030】また上記位置決め部材9は図9、10で示
すように板状片の中央部にストッパ軸32に嵌挿する取
付孔90を開口し、前記先端側マーカアーム2cにスラ
イド可能に嵌挿させるガイド孔91を取付孔90を中心
に略90°若しくはそれ以上の範囲でマーカ体20の線
引き側と格納側に至る円弧状孔に開口している。また、
この取付孔90の他側には位置決め部材9を回動させて
線引きマーカ体20を操作する操作片92を延設してい
る。
【0031】また、図9に示すように位置決め部材9の
内側にはL型に屈曲させたフック片93を突設し、その
先端部に形成した係止部95を側面視でガイド孔91の
格納側の端部に臨設している。
【0032】以上のように構成した回動調節部3は、図
6〜図13に示すようにサイドマーカ2の作業姿勢にお
いて、回動調節部3を図8,11に示す状態、即ち、位
置決め部材9を実線で示すマーカアーム2aの線引き姿
勢側に先部側アーム2cを位置させる状態にすると、先
端側マーカアーム2cに垂下位置から後退状態に回動自
在に支持されているマーカ体20は、取付ホルダ30の
前縁側がストッパ軸32に係止され、バネ付勢部材33
の他端が取付ホルダ30を垂下方向にバネ付勢してい
る。
【0033】従って、位置決め部材9に設けてあるフッ
ク片93の係止部95が取付ホルダ30の下側の取付ネ
ジ31aの頭部に接当する.そして取付ホルダ30は先
部側マーカアーム2cの横方向に離間して伸びているス
トッパ軸32を回動支点とする位置決め部材9によって
それ以上の回動は阻止される。その結果、マーカ体20
を実線の作業姿勢に停止維持することができ、植付作業
時の機体の進行とともにその側方に次工程の植付作業基
準となる圃場面の線引きを所定の深さで適確に行なうこ
とができる。
【0034】このとき、例えば硬質面で線引き抵抗が大
きな圃場や、地表に切藁屑や雑草等9999が多く浮遊
していたり散在しているような圃場においては、上記の
ような線引き姿勢ではマーカ体20の先端は、圃場面と
略直交状態で深く線引きするので、線引き抵抗が大き
く、また藁屑類をマーカ体20が引っかけたまま線引き
して不明瞭な線を形成することになる このような場合には、回動調節部3を調節操作してマー
カ体20を同図の鎖線で示すように進行方向に対して後
方に回動させた「後退姿勢」に切換えて停止させると、
マーカ体20は大きな後退角を有して20cの如く、浅
い位置で線引きを行なうことができるので、硬質な圃場
面に対しても大きな抵抗を伴うことなく線引きを行なう
ことができる。その上、藁屑類も大きくひきずることな
く、逃がしながら明瞭な線引きを良好に行なうことがで
きるものである。
【0035】即ち、この場合の回動調節部3の回動調節
は、操作片92を同図位置に保持した状態で、取付ホル
ダ30及びマーカ体20を、このマーカ体20の後退方
向20cに揺動させながら、取付ホルダ30をその端部
側に形成している係合部30a(図11)側を位置決め
部材9の係止部95に互いに衝合させるようにするとこ
の取付ホルダ30はバネ付勢による回動は係止部95を
介して阻止され、マーカ体20を前記のような20cで
示す後退線引き姿勢に簡単な操作により停止させ、その
状態を維持させることができる。
【0036】また、マーカ体20を更に上昇させて圃場
に接触させないような状態にするためには、位置決め部
材9を図12に示すように左回転させてフック片93を
上昇させると、マーカ体20を位置(A)に保持するこ
とが出来る。また、図13に示すように操作片92を左
回転させてフック片93を上昇させると、このフック片
93を取付ホルダ30の前側縁部の下方に当接させてマ
ーカ体20を位置(B)の格納位置に保持することが出
来る。
【0037】なお、マーカ体20は先端側マーカアーム
2cを支点とし、位置決め部材9は前記アーム2cに対
して離間しているスットパ軸32に支持されている関係
で、マーカ体20の回転力がフック片93を介してこの
位置決め部材9に作用しても、その力は位置決め部材9
をストッパ軸32を押圧する方向に作用するので、位置
決め部材9を回動させることがなく、マーカ体20をそ
の上昇位置で保持することができるのである。
【0038】図13に示した状態でマーカユニット5を
操作してマーカアーム2aを格納姿勢に切換えると、図
1で示すようにマーカアーム2aを起立させた状態でマ
ーカ体20は機体側に沿った状態にコンパクトに支持す
ることになる。
【0039】そしてこのとき、次に記す接続部4の構成
によって先部側マーカアーム2cを基部側マーカアーム
2b側に折畳んだ状態で格納姿勢にすると、図1に点線
で示すようにマーカ体20はより低い位置で機体に沿わ
せたコンパクトな格納姿勢に支持することができるか
ら、路上走行の際の接触等の支障を防止できるととも
に、機体の格納時に大きなスペースを要することなく簡
単に行なうことができるなどの特徴がある。
【0040】次に上記マーカアーム2aの中途部に設け
た接続部4について図2及び図1を参照して説明する。
【0041】この接続部4は、直径の大きなパイプから
なる基部側マーカアーム2bの先端部内に先部側マーカ
アーム2cの基部側を挿脱可能に嵌挿させようになって
おり、この嵌挿状態において先部側マーカアーム2cに
固定した調節片40に、基部側マーカアーム2bと略平
行状となるように穿設した長孔状の調節孔41内に調節
ネジ42を挿通した状態で、この調節ネジ42を基部側
マーカアーム2b側に突設した取付片43に締着するこ
とにより、先部側マーカアーム2cを基部側マーカアー
ム2bに対して伸直状態で支持するようにしている。
【0042】またこの構成により、調節ネジ42を緩め
て調節孔41を介して基部側マーカアーム2bの取付位
置を調節して固定することにより、マーカ体20による
左右横方向の線引き位置の調節を行なうことができる。
【0043】そしてこの調節ネジ42を緩めて基部側マ
ーカアーム2bから先部側マーカアーム2cを抜き出
し、この先部側アーム2cを調節孔41の端部で調節ネ
ジ42を支点に上方にL形に反転させ、その反転させた
先部側マーカアーム2cを再び調節ネジ42で締着する
と、前記マーカ体20の格納姿勢において図1に鎖線で
示すようにコンパクトな格納姿勢に、サイドマーカ2を
簡単に切換えることができる。
【0044】以上のように構成したサイドマーカ2を備
えた走行機体1は、マーカ体20を作業姿勢にした状態
で図3の正面図に示す格納姿勢から、マーカユニット5
のマーカシリンダ6を伸(進)動させると、サイドマー
カ2による線引きを基準として、既植付苗条との間に適
正な条間を保って整然と植付作業を行なうことができ
る。
【0045】そして現植付条の植付作業が終了し、次植
付条に機体を旋回して移行する際には、マーカユニット
5を退動させてサイドマーカ2を格納姿勢に切換えて行
なうが、このときサイドマーカ2はその基部側を支点に
図1に示すように起立し、機巾を狭くするので、機体の
旋回を円滑に行なうことができ、その後、他側のサイド
マーカ2を作業姿勢に切換えて再びマーカ体20による
線引きを行ないながら植付作業を連続的に行なうことが
できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移植機の
サイドマーカは、線引き用のマーカ体20をマーカアー
ム2aの先端に設けたサイドマーカ2を、機体の側方に
線引き作業姿勢と非作業の格納姿勢とに切換可能に備え
る移植機において、前記サイドマーカ2の作業姿勢と格
納姿勢の作動制御をマーカアクチュエータ6の進退作動
の位置を検出するリミットスイッチ7a,7bによって
行うとともに、マーカアクチュエータ6に上記リミット
スイッチ7a,7b等の異常時にマーカアクチュエータ
6の設定作動域を規制する規制部材7を設けたことを特
徴としている。
【0047】従って、マーカアクチュエータ6をその設
定作動域「M]で作動させてサイドマーカ2を作業姿勢
と格納姿勢に適切に切換えて回動できる。その上、リミ
ットスイッチ7a,7bの異常時には規制部材7がマー
カアクチュエータ6の限界作動(伸退動)を規制し、そ
の規制位置でサイドマーカ2の作業姿勢或いは格納姿勢
を維持することができる。
【0048】そして規制部材7で規制する作動域「N」
をリミットスイッチ7a,7bで設定されるマーカアク
チュエータ6の設定作動域「M」よりも若干大きくして
設けることにより、リミットスイッチ7a,7bの異常
時のみにマーカアクチュエータ6を確実に停止させるこ
とができるとともに、作動部材7cの限界時の大きな作
動を規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サイドマーカ装置を備えた移植機の斜視図であ
る。
【図2】サイドマーカの作業姿勢を示す正面図である。
【図3】サイドマーカのマーカユニットの構成を示す正
面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】規制部材の正面図である。
【図6】サイドマーカの回動調節部の構成を示す平面図
である。
【図7】図6の回動調節部の正面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】(A)は位置決め部材の側面図、(B)は
(A)の平断面図である。
【図10】回動調節部の分解斜視図である。
【図11】サイドマーカの標準姿勢を示す正面図であ
る。
【図12】サイドマーカの中間位置上昇姿勢を示す正面
図である。
【図13】サイドマーカの格納姿勢を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 走行機体(移植機) 2 サイドマー
カ 2a マーカアーム 2b 基部側ア
ーム 2c 先部側アーム 20 マーカ体 3 回動調節部 30 取付ホルダ 32 ストッパ軸 33 バネ付勢
部材(スプリング) 4 接続部 5 マーカユニ
ット 6 マーカシリンダ(マーカアクチェータ) 7 規制部材 7a,7b リミットスイ
ッチ 9 位置決め部材
フロントページの続き Fターム(参考) 2B043 AA01 AB03 BA02 BB06 CA03 CB03 CB06 CB19 EB07 EB13 EB24 EC02 EC12 EC19 ED14 ED22 2B062 AA03 AA05 AB01 BA34 CA05 CA14 CB01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線引き用のマーカ体20をマーカアーム
    2aの先端に設けたサイドマーカ2を、線引き作業姿勢
    と非作業の格納姿勢とに切換可能に機体の側方に備える
    移植機において、前記サイドマーカ2の作業姿勢と格納
    姿勢の作動制御をマーカアクチュエータ6の進退位置を
    検出するリミットスイッチ7a,7bによって行うとと
    もに、マーカアクチュエータ6に上記リミットスイッチ
    7a,7b等の異常時にマーカアクチュエータ6の設定
    作動域を規制する規制部材7を設けたことを特徴とする
    移植機のサイドマーカ。
  2. 【請求項2】 前記規制部材7で規制する作動域を、リ
    ミットスイッチ7a,7bで設定されるマーカアクチュ
    エータ6の設定作動域よりも若干大きくして設ける請求
    項1に記載の移植機のサイドマーカ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010187579A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Yanmar Co Ltd 田植機
JP2010187580A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Yanmar Co Ltd 田植機

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