JPS643296Y2 - - Google Patents

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JPS643296Y2
JPS643296Y2 JP1981188867U JP18886781U JPS643296Y2 JP S643296 Y2 JPS643296 Y2 JP S643296Y2 JP 1981188867 U JP1981188867 U JP 1981188867U JP 18886781 U JP18886781 U JP 18886781U JP S643296 Y2 JPS643296 Y2 JP S643296Y2
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marker
actuating
seedling planting
support rod
bodies
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、乗用型又は歩行型の田植機におい
て、その左右両側に設けた筋引マーカを、苗植装
置の昇降動に連動して片側ずつ外向き倒れ回動操
作するための装置に関連するものである。
〔従来の技術〕
一般に、田植機においては、その左右両側に筋
引マーカ支持杆を外向きに回動自在に設け、田植
機を前進しての田植作業に際しては、一方の筋引
マーカ支持杆を外向きに倒すことにより、圃場面
に苗植付条と平行にマーカ筋線を付け、該マーカ
筋線によつて、次に田植機を畔際で180゜方向旋回
して田植作業に入るときの田植機の走行位置を指
示することが行われているが、この場合、両筋引
マーカは畔際での180゜方向旋回のつど一方の筋引
マーカ支持杆を起立させると同時に、他方の筋引
マーカ支持杆を倒し回動する操作を交互に行なわ
ねばならず、従来はこの操作を手動で行つている
から、その操作がきわめて面倒であるばかりか、
一方の筋引マーカ支持杆を起立するのを忘れて先
の植付苗を傷めたり、他方の筋引マーカ支持杆を
倒すのを忘れてマーカ筋線をつけなかつたりする
誤操作を生ずるおそれがあつた。
そこで、先行技術としての特開昭56−68305号
公報は、田植機の畔際での方向旋回は、田植機に
おける苗植装置を上昇して行うものであることに
着目し、両筋引マーカ支持杆の俯抑回動を、苗植
装置の昇降動に対して、苗植装置の上昇動のとき
両筋引マーカ支持杆が起立回動し、苗植装置にお
ける最初の下降動のとき右側又は左側における筋
引マーカ支持杆のみが倒れ回動し、苗植装置にお
ける次の下降動のとき左側又は右側における筋引
マーカ支持杆のみが倒れ回動するように関連する
ことを提案している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そして、この先行技術によると、両筋引マーカ
支持杆の俯抑回動を、苗植装置の昇降動に連動し
て自動的に行うようにしたものであるから、前記
従来における両筋引マーカ支持杆の手動による俯
抑回動操作の煩わしさ等を解消することができ
る。
しかし、苗植装置を上昇したのち下降する作動
は、畔際での方向旋回のときに限らず、苗載台に
苗マツトを補給する等の場合においても行うもの
であるから、前記先行技術のように、苗植装置の
上昇動のとき両筋引マーカが起立回動し、苗植装
置における最初の下降動のとき右側又は左側にお
ける筋引マーカ支持杆のみが倒れ回動し、苗植装
置における次の下降動のとき左側又は右側におけ
る筋引マーカ支持杆のみが倒れ回動するように関
連する構成であると、前記苗マツトの補給をする
等の場合における苗植装置の昇降作動によつて、
苗植装置の最初の下降に際して右側又は左側の筋
引マーカ支持杆が倒れ回動し、苗植装置の次の下
降に際して左側又は右側の筋引マーカ支持杆が倒
れ回動すると云う順序が逆になり、畔際での方向
旋回に際して、右側又は左側の筋引マーカ支持杆
を倒れ回動するべき筈のところが、左側又は右側
の筋引マーカ支持杆が倒れ回動して、植付けた苗
を傷めたり、或いは、当該左側又は右側の筋引マ
ーカ支持杆を損傷したりするのである。
これを防止するには、苗マツトの補給をする等
の場合において苗植装置を昇降作動すれば、苗植
装置の昇降作動をもう一度繰り返すことにより、
苗植装置の最初の下降に際して右側又は左側の筋
引マーカ支持杆が倒れ回動し、苗植装置の次の下
降に際して左側又は右側の筋引マーカ支持杆が倒
れ回動すると云う順序が逆にならないようにしな
ければならないから、この操作がきわめて面倒で
あつた。
本考案は、前記先行技術のように、両筋引マー
カ支持杆の俯抑回動を、苗植装置の昇降動に連動
して自動的に行う場合において、両筋引マーカ支
持杆の倒れ回動の順序が、苗マツトの補給をする
等の場合における苗植装置の昇降作動にて逆にな
ることを、至極簡単に修正できるようにし、これ
に加えて、両筋引マーカ支持杆の倒れ回動の順序
を、逐次表示させることにより、作業性の向上を
図ることを目的とするものである。
〔問題を解決するための手段〕
この目的を達成するために本考案は、圃場面に
対する走行車体又は車輪等の支持部に対して昇降
する苗植装置の左右両側に、先端に筋引マーカ片
を備えたマーカ支持杆を外向き回動自在に設けて
成る田植機において、互いに隣接して略平行に配
設した2つの作動体のうち一方の作動体と前記右
側のマーカ支持杆、他方の作動体と左側のマーカ
支持杆とを、各々の作動体の後退動によつてその
各々のマーカ支持杆が外向き回動するように連動
連結し、該両作動体を前記苗植装置の昇降機構
に、当該苗植装置を上昇したとき両作動体が前進
動し、苗植装置を下降したとき両作動体が後退動
するように関連する一方、前記両作動体の後方に
は、当該両作動体の動きと交叉する方向の動きに
よつていずれか一方の作動体のみの後退動を許容
するようにした受金具を配設し、該受金具には、
いずれか一方の作動体が後退動したのち前進動し
たときこれに連動して当該受金具を他方の作動体
の後退動を許容する方向に動かすようにした自動
切換手段を設け、更に、前記受金具には、前記自
動切換手段に優先して当該受金具をいずれか一方
の作動体の後退動を許容する方向に動かすように
した手動切換手段を設け、且つ、前記受金具に対
して当該受金具の動きによつて作動するスイツチ
を設け、該スイツチを、田植機の適宜箇所に設け
た二つの表示手段への電気回路中に、当該スイツ
チの作動によつて両表示手段が片側ずつ作動する
ように挿入する構成にした。
〔考案の作用・効果〕
この構成において、畔際において苗植装置を上
昇すると、いままで倒れていた右側又は左側のマ
ーカ支持杆に対する作動体が前進動することによ
り、当該右側又は左側のマーカ支持杆が起立す
る。この右側又は左側のマーカ支持杆に対する作
動体の前進動により、受金具が自動切換手段によ
り、左側又は右側のマーカ支持杆に対する作動体
のみの後退動を許容する状態に切換わるから、方
向旋回のあと田植え作業に入るに際して、苗植装
置を下降すると、左側又は右側のマーカ支持杆の
みが外向きに倒れ回動する。
そして、田植え作業が畔際まで進行して、苗植
装置を上昇すると、いままで倒れていた左側又は
右側のマーカ支持杆に対する作動体が前進動する
ことにより、当該左側又は右側のマーカ支持杆が
起立する。この左側又は右側のマーカ支持杆に対
する作動体の前進動により、受金具が自動切換手
段により、右側又は左側のマーカ支持杆に対する
作動体のみの後退動を許容する状態に切換わるか
ら、方向旋回のあと田植え作業に入るに際して、
苗植装置を下降すると、右側又は左側のマーカ支
持杆のみが外向きに倒れ回動する。
また、畔際から畔際までの前記田植え作業中に
おいて、苗マツトの補給等に際して苗植装置を上
昇したのち下降すると、苗植装置の昇降動に関連
して、最初に右側のマーカ支持杆が倒れ回動し、
次に左側のマーカ支持杆が倒れ回動と云う順序が
逆になり、最初に左側のマーカ支持杆が倒れ回動
し、次に右側のマーカ支持杆が倒れ回動すると云
うように逆の順序になるが、これを元の順序に戻
すには、受金具を、手動切換手段により、前記自
動切換手段に優先して、右側のマーカ支持杆に対
する作動体のみの後退動を許容する方向に動かす
ようにすれば良いのである。
更にまた、受金具が右側の作動体の後退動を許
容する状態に動くと、田植機の適宜箇所に設けた
二つの表示手段うち一方の表示手段が作動し、受
金具が右側の作動体の後退動を許容する状態に動
くと、他方の表示手段が作動するから、この両表
示手段によつて、苗植装置の下降に際して、倒れ
回動するマーカ支持杆が右側であるか否か、左側
であるかを自動的に表示できるのである。
従つて、本考案によると、両マーカ支持杆の俯
抑回動を、苗植装置の昇降動に連動して自動的に
行うことができるものでありながら、最初に右側
のマーカ支持杆が倒れ回動し、次に左側のマーカ
支持杆が倒れ回動と云う順序が、苗マツトの補給
等に際して苗植装置を昇降したことによつて逆に
なることを、手動切換手段によつて、至極簡単
に、元の順序に修正することができるのであり、
しかも、苗植装置の下降に際して、倒し回動する
側のマーカ支持杆を、両表示手段にて的確に表示
できるから、操作に誤りが発生することを防止で
きると共に、両マーカ支持杆の倒れ回動の順序を
容易に知ることができて、作業能率を向上できる
効果を奏する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面について説明する
と、図において符号1は走行車体を示し、該走行
車体1は、車体フレーム2とその前部下面に取付
く前二輪3と後部下面に取付く後二輪4とからな
り、車体フレーム2の上面には操縦座席5と操向
ハンドル6とを備え、エンジン7により前記各車
輪3,4を駆動して走行する。
符号8は、前記走行車体1の後部に平行リンク
機構9及びヒツチ機構10を介して取付く苗植装
置を示し、該苗植装置8は、伝動ケース11、苗
植機構12付き植付ケース13、フロート14及
び苗載台15とからなり、この苗植装置8は、前
記平行リンク機構9と車体フレーム2との間に設
けた油圧シリンダ16にて大きく昇降される。
前記平行リンク機構9は、基端を走行車体1に
枢着した1本のトツプリンク17と左右一対のロ
ワリンク18とからなり、トツプリンク17の先
端は左右一対の継手板19の間をつなぐ上部ピン
20に、ロワリンク18の先端は下部ピン21に
対して各々枢着され、両継手板19の間には、上
下一対のヒツチピン22,23が設けられてい
る。
また、前記ヒツチ機構10は、苗植装置8にお
ける伝動ケース11に取付くブラケツト板24
と、該ブラケツト板24に対して、走行車体1の
平面中心線上に配設したローリング軸25を介し
て、その軸線回りに回動自在に取付く平面コ字状
のヒツチ体26とからなり、該ヒツチ体26にお
ける左右側板26′の前面には、上部に前記上部
ヒツチピン22に引掛る下向きフツク部27を、
下部に前記下部ヒツチピン23が嵌まる凹所28
を各々設ける一方、ヒツチ体26には、レバーハ
ンドル29にて回転操作されるヒツチ軸30を両
ヒツチピン22,23と平行に軸支し、ヒツチ軸
30には、2個の偏心カム31を設けて、この両
偏心カム31に、パイプ32にて互いに連結した
フツクレバー33を回動自在に被嵌して、この両
フツクレバー33を前記下部ヒツチピン23に引
掛けるようにし、一方のフツクレバー33の一端
から外向きに突設したピン34と前記レバーハン
ドル29から穿設のピン35との間にばね36を
装架することにより、前記レバーハンドル29を
苗植装置8側に回動すれば、両フツクレバー33
がばね36にて下向きに回動して下部ヒツチピン
23に引つ掛かると共に、偏心カム31の回転に
よつて下部のヒツチピン23をヒツチ体26に対
して締め付けて、苗植装置を走行車体に対して連
結でき、レバーハンドル29を走行車体1側に回
動すれば、偏心カム31による締め付けが緩むと
同時に、両フツクレバー33がばね36にて上向
きに回動して下部ヒツチピン23から外れること
により、苗植装置8を走行車体から分離できるよ
うになつている。
前記苗植装置8において、その左右外側に位置
する植付けケース13の外側面から外向きに各々
突出した横棒37a,37bには、先端に圃場面
38に対して線を引くための筋引マーカ片39
a,39bを備えたマーカ支持杆40a,40b
の基端を、当該マーカ支持杆が外向き回動し得る
ようにピン41にて枢着し、この基端枢着ピン4
1には、両マーカ支持杆40a,40b外向きに
回動方向に付勢するようにした巻ばね42各々設
ける一方、両マーカ支持杆40a,40bの基端
部には、各々ワイヤー43a,43bを止着し
て、両ワイヤ43a,43bの引つ張り操作によ
り両マーカ支持杆40a,40bが起立するよう
に構成されている。
そして、前記ヒツチ機構10におけるヒツチ体
26の上面には、苗植装置8の昇降動に連動し
て、前記マーカ支持杆40a,40bを交互に切
り換えて俯抑回動するための連動切換機構44が
設けられている。
この連動切換機構44は、ヒツチ体26の上面
に取付く断面下向きコ字状のブラケツト45と、
前記トツプリンク17の枢着ピン20に基端を回
動自在に枢着したマーカ作動レバー46とからな
り、該マーカ作動レバー46は、トツプリンク1
7の先端に固着のストツパー片47に、マーカ作
動レバー46の中途部に螺着したボルト48が接
当して、苗植装置8の上昇時においてストツパー
片47の押し下げで上向き回動し、苗植装置8の
下降時において下向き回動するように、苗植装置
の昇降動に関連している。
前記ブラケツト45内の左右には、平面U字状
の作動体49a,49bを適宜間隔を隔てて略平
行に配設し、左側の作動体49aには、前記左側
のマーカ支持杆40aからのワイヤー43aを、
右側の作動体49bには、右側のマーカ支持杆4
0bからのワイヤー43bを各々止着する一方、
前記ブラケツト45内には断面コ字状の受金具5
0を、両作動体49a,49bと交叉する方向に
摺動自在に設けて、該受金具50にて、両作動体
49a,49bの後退を阻止することにより、両
マーカ支持杆40a,40bを起立状態に保持す
るように構成し、前記両作動体40a,40bに
おける内側片49a′,49b′及び外側片49a″,
49b″には、その長手方向に沿つて長溝孔を各々
穿設して、この長溝孔内に前記マーカ作動レバー
46の先端に設けたピン51を摺動自在に挿入す
る。
また、前記ブラケツト45には、前記受金具5
0より後方で且つ両ワイヤー43a,43bの間
の部位に枢軸52を回転自在に軸支し、該枢軸5
2には、これより後方に延びる切換片53と、こ
れより前方に延びるリンク54とを回転自在に設
け、前記切換片53には、枢軸52より後方の位
置に、ブラケツト45の上面板45′に穿設した
円弧状長孔55より上方に突出する切換ピン56
を植設すると共に、該切換ピン56と枢軸52と
の間の部位における左右両側面に、前記作動体4
9a,49bがその後退動時において接当する先
窄まり状の傾斜面53a,53bを設ける一方、
前記リンク54の先端には、ブラケツト45の上
面板45′に穿設した円弧状長孔57より上方に
突出するピン58を設け、該ピン58を前記受金
具50における前端面に設けた切開溝59に嵌挿
係合すると共に、該ピン58と前記切換ピン56
との間に引つ張りばね60を装架して、切換ピン
56が右側に回動したときレバー54がばね60
にて右側方向に押圧付勢され、切換ピン56が左
側に回動したときレバー54が引つ張りばね60
にて左側方向に押圧付勢されるように構成し、ま
た、前記受金具50における垂直片には、前記両
作動体49a,49bの間隔より適宜寸法小さい
内幅寸法とした抜窓孔61と、該抜窓孔61の左
右内端部61a,61bから外向きに延びて、前
記ワイヤー43a,43bが通るようにした長溝
孔62a,62bとを穿設して、受金具50が右
方向に摺動した位置にあるとき、その抜窓孔61
から右側の作動体49bのみが後退し、受金具5
0が左方向に摺動した位置にあるとき、その抜窓
孔61から左側の作動体49aのみが後退するよ
うに構成する。
そして、前記マーカの連動切換機構44におけ
るブラケツト45内には、前記リンク54の先端
におけるピン58が左側に移動したとき、これに
接当するスイツチ76を設ける。このスイツチ7
6には、これにピン58が接当していないとき閉
じている常閉の接点76bと、これにピン58が
接当したとき閉じる常開の接点76aとを備え、
これら両接点76b,76a、走行車体1におけ
る座席5前方位置の計器パネル等の適宜箇所の左
右両側に設けた2つの表示ランプ77a,77b
とバツテリー78とをつなぐ電気回路79中に挿
入し、常閉接点76bのONで右側の表示ランプ
77bが、常開接点76aのONで左側の表示ラ
ンプ77aが各々点灯するように構成して成るも
のである。
また、第7図、第8図及び第10図において符
号63は、ブラケツト45の上面に水平回動自在
にピン64にて枢着した手動切換用レバーを示
し、該手動切換用レバー63の前端にはつまみ片
65を設ける一方、後端部を断面下向きコ字状の
ボツクス66に形成し、手動切換用レバー63を
そのつまみ片65が矢印Aの右方向に行くように
回動したとき、ボツクス66における右側体66
bによつて切換ピン56を左方向に回動し、つま
み片65が矢印Bの左方向に行くように回動した
とき、ボツクス66における左側板66aによつ
て切換ピン56を右方向に回動するように構成さ
れ、且つ、この切換用レバー63は、そのピン6
4に巻設した巻ばね73の両端を、手動切換用レ
バー63及びブラケツト45における上面板4
5′の左右両側に穿設した長溝孔74,75に挿
入して、巻ばね73にて切換用レバー63を第8
図に実線で示す中立位置に保持するように構成さ
れている。
なお、第7図において符号67は、上端につま
み片68を有する切換阻止棒で、該切換阻止棒6
7は、これを2点鎖線で示すように押し込んだと
き、マーカ作動レバー46の後方回動を阻止する
もので、その先端部69に設けた溝76には板ば
ね77が係合して、切換阻止棒67を抜いた状態
を保持するようになつている。また、前記マーカ
作動レバー46の基端は、第7図に示すように、
フツク46′に形成してピン20に引つ掛け係止
する一方、基端側面にピン70枢着したフツク片
71とでばね力(図示せず)にてピン20を挟む
ことにより、当該ピン20に対して回動自在に取
付けられ(但し、72はフツク片71上向き回動
するためのつまみ片である)ている。
この構成において、田植作業は苗植装置8を、
その各フロート14が圃場面38に接地するまで
下降したのち、走行車体1を前進することにより
行うが、この田植作業に入るように苗植装置8を
下降する前に、マーカ連動切換機構44における
手動切換用レバー63を、そのつまみ片65を持
つて矢印B方向に回動することにより、切換片5
3及び切換ピン56を走行車体1の進行方向に対
して右側に回動しておけば(この場合、手動切換
用レバー63は前記の矢印B方向に回動してのち
つまみ片から手を放すせば、巻ばね73にて実線
の中立位置に自動的に戻る)、切換ピン56とピ
ン58との間に装架したばね60の作用線は、枢
軸52より右側になるので、第9図に実線で示す
ように切換片53がブラケツト45の右側板45
bにばね60力にて接当すると同時に、リンク5
4も右側に回動して、その先端のピン58が係合
する受金具50が右側に移動して、右側の作動体
49bのみが抜窓孔61を通して後退し得る状態
になる。
そこで苗植装置8を下降すれば、トツプリンク
17の下向き回動に伴うマーカ作動レバー46の
下向き回動により、右側のマーカ支持杆40bの
枢着ピン41に設けた巻ばね42力によつて、右
側の作動体49bが第11図に示すように受金具
50より後退することにより、これにより右側の
マーカ支持杆40bが外向きに倒れ回動して、そ
の先端の筋引マーカ片39bが圃場面38に接地
するから、圃場面38には、苗植装置8による苗
の植付けと同時に、次の走行車体1を走行させる
位置を指示するためのマーカ筋線bが、前記右側
の筋引マーカ片39bによつて付けられることに
なる。
一方、前記右側の作動体49bが受金具50よ
り後退するとき、その内側片49b′が切換片53
における右側の傾斜面53bに接当することによ
り、切換片53は第11図で示すように左側に回
動して、ばね60の作用線が枢軸52により左側
に移行し、リンク54及び受金具50は、ばね6
0力によつて左側方向に押付圧勢されるが、受金
具50はその抜窓孔61の右内側面61bが後退
位置にある右側の作動体49bの外側片49″に
接当するので、受金具50の左側への移動は係止
された状態となり、右側の作動体49bが元の前
進位置に復帰した時点で、左側に移動する。
そして、前記のように進行方向の右側にマーカ
筋線bをつけながらの田植作業が畔際まで進行す
れば、苗植装置8を一旦大きく上昇し、走行車体
1を180゜方向旋回したのち、苗植装置8を下降す
ると共に、走行車体1を前記マーカ筋線bに沿つ
て走行させて次の田植作業を行うのであるが、畔
際で苗植装置8を上昇すると、トツプリンク17
の上向き回動に伴うマーカ作動レバー46の上向
き回動により、前記右側の作動体49bは前向き
に引つ張られるから、これに連動する右側のマー
カ支持杆40bは起立回動することになり、右側
の作動体49bが受金具50より前側に来ると、
その外側片49b″による受金具50の右側への移
行係止が解かれるから、当該受金具50はばね6
0にて第9図に二点鎖線で示すように左側に移行
する。すると、次に走行車体の方向旋回後におい
て、苗植装置8を下降して田植作業に入るときに
は、受金具50の抜窓孔61からは、左側の作動
体49aのみが後退することになるから、今度は
左側のマーカ支持杆40aが外向きに倒れ回動し
て、その先端の筋引マーカ片39aが圃場面38
に接地することになる。従つて走行車体を先のマ
ーカ筋線bに沿つて走行させるときの田植作業時
には、走行方向の左側に、前記左筋引マーカ片3
9aによつてマーカ筋線aが平行につけられるの
であり、以下、上記作用つまり一方のマーカ支持
杆を起立して他方の支持杆を倒れ回動する作用
を、畔際での方向旋回時における苗植装置の昇降
操作に関連して自動的に行うことができるのであ
る。
また、前記苗植装置8の最初の下降前におい
て、切換片53を右側に回動したとき、リンク5
4先端のピン58が右側に移動してスイツチ76
から離れ、当該スイツチ76における常閉接点7
6bが閉じることにより、右側の表示ランプ77
bの点灯するから、この右側表示ランプ77bの
点灯によつて苗植装置を最初に下降するときに、
右側のマーカ支持杆40bを倒れ回動することが
表示されるのであり、次いで苗植装置8を最初の
下降状態から上昇することにより、リンク54先
端のピン58が第9図及び第10図に二点鎖線で
示すように左側に移動した時点で、当該ピン58
がスイツチ76に接当して、その常閉接点76b
がOFFになると同時に常開接点76aが閉じる
から、今度は左側の表示ランプ77aが点灯する
ことになり、この左側の表示ランプ77aの点灯
により、苗植装置8次に下降するときに左側のマ
ーカ支持杆40bを倒れ回動することが表示され
ているというように、両表示ランプ77a,77
bの点灯によつて、苗植装置の下降時に、倒し回
動する側のマーカ支持杆を的確に表示することが
できるのである。
更にまた、畔際から畔際までの田植え作業中に
おいて、苗マツトの補給等に際して苗植装置8を
上昇したのち下降すると、次に苗植装置8を下降
するとき、右側のマーカ支持杆40bが倒れ回動
するべき筈のところが、左側のマーカ支持杆40
aが倒れ回動すると云うように順序が逆になる
が、これを元の順序に戻すには、前記手動切換用
レバー63の回動操作によつて、受金具50を右
方向に摺動すると、右側のマーカ支持杆40bに
対する作動体49bのみの後退動を許容する状態
になるから、苗植装置8の次の下降に際して右側
のマーカ支持杆40bを倒れ回動することができ
るのである。
なお、前記スイツチ76は、受金具50に関連
して動くピン58に接当することに代えて、受金
具50又はリンク54に接当させても良く、ま
た、苗植装置8の最初の下降時に左側のマーカ支
持杆0aを倒し回動するときには、手動切換用レ
バー63をそのつまみ片65を持つて矢印A方向
に回動することにより、切換片53及び切換ピン
56を右側に回動しておけば良いのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は乗用型
田植機の側面図、第2図は第1図の平面図、第3
図は走行車体に対する苗植装置のヒツチ部の縦断
正面図、第4図は第3図の−視断面図、第5
図は第3図の−視断面図、第6図は第2図の
−視拡大図、第7図はマーカ連動切換機構の
正面図、第8図は第7図の−視一部切欠平面
図、第9図は第7図の−視断面図、第10図
は第7図の−視断面図、第11図は第9図の
作用状態を示す図、第12図は第7図のXII−XII視
図、第13図は第12図の−視断面図、
第14図は表示手段の回路図である。 1……走行車体、3……前輪、4……後輪、8
……苗植装置、9……平行リンク機構、10……
ヒツチ機構、16……油圧シリンダ、39a,3
9b……筋引マーカ片、40a,40b……マー
カ支持杆、43a,43b……ワイヤー、46…
…マーカ作動レバー、49a,49b……作動
体、50……受金具、53……切換片、54……
リンク、56……切換ピン、61……抜窓孔、7
6……スイツチ、77a,77b……表示ラン
プ、79……電気回路、63……手動切換用レバ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圃場面に対する走行車体又は車輪等の支持部に
    対して昇降する苗植装置の左右両側に、先端に筋
    引マーカ片を備えたマーカ支持杆を外向き回動自
    在に設けて成る田植機において、互いに隣接して
    略平行に配設した2つの作動体のうち一方の作動
    体と前記右側のマーカ支持杆、他方の作動体と左
    側のマーカ支持杆とを、各々の作動体の後退動に
    よつてその各々のマーカ支持杆が外向き回動する
    ように連動連結し、該両作動体を前記苗植装置の
    昇降機構に、当該苗植装置を上昇したとき両作動
    体が前進動し、苗植装置を下降したとき両作動体
    が後退動するように関連する一方、前記両作動体
    の後方には、当該両作動体の動きと交叉する方向
    の動きによつていずれか一方の作動体のみの後退
    動を許容するようにした受金具を配設し、該受金
    具には、いずれか一方の作動体が後退動したのち
    前進動したときこれに連動して当該受金具を他方
    の作動体の後退動を許容する方向に動かすように
    した自動切換手段を設け、更に、前記受金具に
    は、前記自動切換手段に優先して当該受金具をい
    ずれか一方の作動体の後退動を許容する方向に動
    かすようにした手動切換手段を設け、且つ、前記
    受金具に対して当該受金具の動きによつて作動す
    るスイツチを設け、該スイツチを、田植機の適宜
    箇所に設けた二つの表示手段への電気回路中に、
    当該スイツチの作動によつて両表示手段が片側ず
    つ作動するように挿入したことを特徴とする田植
    機における筋引マーカ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60125805U (ja) * 1984-01-31 1985-08-24 三菱農機株式会社 乗用型田面走行体におけるマ−カ制御装置
JPS60133709U (ja) * 1984-02-17 1985-09-06 三菱農機株式会社 乗用型田面走行体におけるマ−カ制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626109A (en) * 1979-08-10 1981-03-13 Iseki Agricult Mach Driving device for marker of rice transplanter
JPS5668305A (en) * 1979-11-08 1981-06-09 Iseki Agricult Mach Forcibly locking device for center marker of rice transplanter

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