JP3011415U - 排水穴を備えたマグネチックセパレータ - Google Patents

排水穴を備えたマグネチックセパレータ

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JP3011415U
JP3011415U JP1994015954U JP1595494U JP3011415U JP 3011415 U JP3011415 U JP 3011415U JP 1994015954 U JP1994015954 U JP 1994015954U JP 1595494 U JP1595494 U JP 1595494U JP 3011415 U JP3011415 U JP 3011415U
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coolant
separator
magnetic
stopped
bottom plate
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JP1994015954U
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Inventor
実 山崎
Original Assignee
株式会社シイエヌケイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】工作機械,又はその他一般の磁性体のスラッジ
を含有するクーラントの清浄化を行うセパレータにおい
て,運転停止時にセパレータ内の残留クーラントを無く
することにより,或いは加工母機付属のクーラントタン
ク用清掃ユニット中の一機器として,順次複数の該クー
ラントタンクの清掃作業を連続で行う場合,異質クーラ
ントの混合が無くなり,従って該混合により生ずる該ク
ーラントの腐敗,この悪臭による環境の悪化,又は加工
上のトラブルを未然に防止し,安心して該清掃作業が続
行出来る。 【構成】本考案の排水穴を備えたセパレータは,運転停
止時に流路5内に残留クーラント34を作らないよう
に,底板6の略ぼ中央位置に排水穴8を備えて,この小
穴から該残留クーラントを流出除去する構成になってい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明のマグネチックセパレータ(以下セパレータと言う)は,加工母機毎に 付属しているクーラントタンク用清掃ユニット中の一機器として使用するに当た り,運転停止の際,該底板に排水穴が備えてあるので該流路にクーラントが残留 せず,順次複数の該クーラントタンクの清掃作業を連続で行っても,異質クーラ ントの混合により生ずる該タンク内クーラントの腐敗,又は加工上のトラブルの 心配がなく,安心して該清掃作業が行えるようになった。
【0002】
【従来の技術】
従来のセパレータ31は図2にその一例を示すように,運転停止後,該クーラ ントの流路32の下側を形成している半円筒形の底板33上に該クーラントが残 留し,この残留クーラント34が次回運転の際のクーラントに混合して,該クー ラントタンクの処理液槽に入り,この現象を稼働毎に行っている内に該クーラン トの腐敗を誘発し,これの悪臭による環境の悪化,又は加工上のトラブルの原因 ともなっていた。更に連休等で暫く運転を停止していた場合,該残留クーラント 34によりセパレータ31内に錆が発生し,これがセパレータ31の寿命を短縮 させる要因ともなっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のセパレータにおいて,クーラントの残留による異質クーラントの混 合は,最近加工母機毎に専用クーラントとしてその液質が益々厳しく選択される ように成ってきているので,異質クーラントの混合による加工上の不具合は勿論 のこと,腐敗の誘発防止の点からも,連続使用による上記トラブルを解消するセ パレータの更新が要望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は,上述した問題を解決するために成されたもので,切削機械用,並び にその他一般加工用の磁性体のスラッジを含有するクーラントを,固定のマグネ ットドラムを内蔵した非磁性回転円筒(以下回転円筒と言う)と,所定の間隙に 設けられた半円筒形の底板で形成された流路に通過させ,該クーラント中のスラ ッジを該回転円筒の外周に吸着させて分離排出するセパレータにおいて,運転停 止の際,該流路内に該クーラントが残留しないように,該底板の略ぼ中央位置に 排水穴を備えた構成を特徴とするセパレータである。
【0005】
【作 用】
本考案のセパレータは,該クーラント中の磁性体のスラッジを,該回転円筒の 外周に吸着させて分離排出し,該通過クーラントを排出口から流出させる。併し 運転停止の際は,該流路内に処理中のクーラントが残留し,これが次回運転の際 のクーラントに混合するので,該底板の略ぼ中央位置に排水穴を備え,この穴か ら該残留クーラントを流出させ除去する。
【0006】
【実施例】
本考案の,排水穴を備えたマグネチックセパレータの実施例を図1に基づいて 説明する。 セパレータ本体1には,流入口2,排出口3があり,この流入排出口間にマグ ネットドラム4と同芯で内壁が該ドラム4と微小間隙で回転する回転円筒7がセ パレータ本体1内に先のマグネットドラム4と共に収まっている。この回転円筒 7の回転軸12は,セパレータ本体1の外部に延びてここにスプロケットホイー ル13が取り付けられ,またセパレータ本体1から出されたブラケット14に取 り付けられた減速機付モータ15側の小スプロケットホイール16と,先のスプ ロケット13の間にチェーン17が掛けられ,該回転円筒7を図示矢印方向に回 転駆動している。そして該回転円筒7と同芯で半円筒の底板6が回転円筒7の下 部に設けられ,回転円筒7との間に流路5を形成している。また回転円筒7の上 部には絞りローラ18が,セパレータ本体1の左右側から立てられた2本のネジ 棒22に各々貫入されたローラ受けに回転自在に軸承され,バネ21で常時回転 円筒7の外周を押圧している。また掻き落とし板20は該絞りローラ18の外周 に付着スラッジの掻き落とし用であり,流路5の出口側のスラッジ剥離板19が 回転円筒7の外周を押圧して吸着スラッジの剥離を行っている。又該半円筒形の 底板6の略ぼ中央位置の最下端に排水穴8が備えられ,この穴から該残留クーラ ントを流出させて該流路5内を空にする。
【0007】 このようなセパレータにおいて,磁性体のスラッジを含んだクーラントを流入 口2から流入させると該クーラント内のスラッジは,流路5を通過する間に回転 円筒7の外周に吸着され,この回転円筒7の回転と共に矢印方向に運ばれ液面を 離れて上昇し,絞りローラ18で脱水され,更に回転してスラッジ剥離板19で 回転円筒7面から剥離され排出される。一方流路5を通過した該クーラントは, 排出口3からホースジョイントに連結された適宜なホースで排出される。そして 運転停止後は,排水穴8から流路5に残留した該クーラントを流出させ流路内を 空にする。尚この排水穴8からは,運転中該クーラントが出放しになっているが ,この流路5内で該クーラント中の磁性体のスラッジが吸着分離されるのは略ぼ 前半で完了し,運転停止の際の残留クーラントの流出用として補助的な小穴のた め,この程度の流出は,本セパレータの効率上問題に成らない状態に止まってい る。
【0008】
【考案の効果】
本考案のセパレータによれば,運転停止後にセパレータ内の流路5に該クーラ ントが残留しないため,順次複数の該クーラントタンクの清掃作業を連続で行っ ても,異質クーラントが該クーラントタンクの処理液槽に混入して,該クーラン トの腐敗を誘発し,これの悪臭による環境の悪化,又は加工上のトラブルの心配 がなく,安心して該クーラントタンクの清掃作業が継続できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の排水穴を備えたマグネチックセパレー
タを示す縦断面図
【図2】従来のセパレータを示す縦断面図
【符号】
1・・・マグネチックセパレータ本体(セパレータ本
体) 2・・・流入口 15・・・減
速機付モータ 3・・・排出口 18・・・絞
りローラ 4・・・マグネットドラム 19・・・ス
ラッジ剥離板 5・・・流路 20・・・掻
き落とし板 6・・・底板 21・・・コ
イルばね 7・・・非磁性回転円筒(回転円筒) 22・・・ね
じ棒 8・・・排水穴 31・・・従
来のセパレータ 12・・・回転軸 32・・・
流路 13・・・スプロケットホイール 33・・・
底板 14・・・ブラケット 34・・・
残留クーラント

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】切削機械用,並びにその他一般加工用の磁
    性体のスラッジを含有するクーラントを,固定のマグネ
    ットドラムを内蔵した非磁性回転円筒と,所定の間隙に
    設けられた半円筒形の底板で形成された流路に通過さ
    せ,該クーラント中のスラッジを該非磁性回転円筒の外
    周に吸着させて分離排出するマグネチックセパレータに
    おいて,運転停止の際,該流路内に該クーラントが残留
    しないように,該底板の略ぼ中央位置に排水穴を備えた
    マグネチックセパレータ。
JP1994015954U 1994-11-18 1994-11-18 排水穴を備えたマグネチックセパレータ Expired - Lifetime JP3011415U (ja)

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