JPH0529084Y2 - - Google Patents

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JPH0529084Y2
JPH0529084Y2 JP1988056247U JP5624788U JPH0529084Y2 JP H0529084 Y2 JPH0529084 Y2 JP H0529084Y2 JP 1988056247 U JP1988056247 U JP 1988056247U JP 5624788 U JP5624788 U JP 5624788U JP H0529084 Y2 JPH0529084 Y2 JP H0529084Y2
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permanent magnet
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liquid
outlet
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は各種工作機械による切削加工等によつ
て生ずる切削液と切粉等の懸濁液を固体と液体に
分離するための固液分離装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、上記のごとき懸濁液を固体と液体に分離
する装置としてスクリーンを使用した装置が提供
されている(例えば、実開昭62−79509号公報参
照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記スクリーンを使用する固液分離装置は使用
を継続すると目詰りが生ずるためその解消作業あ
るいは解消装置、さらには交換作業が必要であ
り、さらに装置、特に設置面積が大きくなり、ま
た、工場内の自動化に適合しにくい等の問題があ
つた。
本考案は上記のごとき問題点を解決した固液分
離装置を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は永久磁石を
利用し、連続的に固液分離を行える構成としたも
のである。
すなわち、本考案は上方に分離固体の排出口、
下方に液体の流出口及びその上下略中間部に懸濁
液の流入口を設けた非磁性体からなる外筒の中心
部に、外周に永久磁石を螺旋状に固着した軸体が
固定され、該軸体の永久磁石外周面に非磁性体か
らなる内筒が回転自在に設けられ、上記外筒の排
出口部に内筒外周面に吸着している固体を該排出
口部に掻き落す分離板を設けた構成としたもので
ある。
〔作用〕
各種工作機械による加工作業中に連続的に生ず
る切削液と切粉等の懸濁液が流入口4から外筒1
及び内筒8間の流路a流入される。同時にモータ
12により内筒8が軸体6に固着した永久磁石5
の螺旋方向と同方向に回転させられる。
その結果、非磁性体からなる内筒8の外周面に
懸濁液中の切粉が吸着する。すなわち、軸体6に
固着した永久磁石5のN−S中立線(螺旋状)位
置の内筒8外周面に磁性体である切粉等が吸着す
る。その状態で内筒8が回転させられると内筒8
に吸着された切粉は軸体6に螺旋状に設けた永久
磁石のN−S中立線が内筒8の同一点では上方に
移行するため、それに伴つて順次上方に移行させ
られる。そして、最終的に内筒8の上端、すなわ
ち、外筒1の上方に設けた排出口2部まで移行さ
せられ、そこに設けられた分離板14によつて排
出口2部に掻き落されて排出させられるものであ
る。
一方、上記切粉等が除去された(切削)液体は
流出口3から貯溜槽15へ流出し、さらに沈澱及
びフイルタ17による濾過工程を経て、再利用管
路16から各種工作機械へ循環供給再利用される
ものである。
また、外筒1の上方であつて、分離板14の下
方位置に内筒8に軽く加圧されるゴム等からなる
弾性ローラ20を設けると内筒8に吸着された切
粉等に付着している(切削)液体を搾り除去する
ことができ、切粉等のみが分離板14により排出
口2に掻き落され、切粉等が必要以上に分離板1
4あるいは排出口2部に付着したりすることがな
く、さらに分離された切粉等から再び切削液を除
去する等の作業が不要となるものである。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を図面について詳細に
説明する。
1は非磁性体からなる外筒であり、その上方に
は分離固体、すなわち、磁性体からなる切粉等の
排出口2が設けられ、下方には上記切粉等を除去
された(切削)液体の流出口3が設けられてい
る。
さらに上記排出口2と流出口3間の略中間部に
は懸濁液の流入口4が設けられる。
図面実施例の場合、外筒1を斜方向に設置する
ことを考慮し、排出口2を下向きに設けて分離固
体の自然落下を可能とし、流出口3を上向きに設
けて混合固体の流出を少しでも妨げる形態とし、
さらに流入口4をそれらの間の上方位置に設けて
後に述べる永久磁石5による混合固体の捕捉効果
を高める構成としている。
つぎに、上記外筒1の中心部に、外周に永久磁
石5を螺旋状に固着した軸体6が固定される。
すなわち、該軸体6の上端に上記外筒1の上端
に予め構成したフランジ1aと重合するフランジ
6aを構成し、両フランジ1a,6aを重合して
ボルト、ナツト等7で止着して軸体6が外筒1の
中心部に位置させられるように構成している。
さらに、上記軸体6の取付けに先立つて、該軸
体6の永久磁石5の外周面に非磁性体からなる内
筒8が回転自在に設けられ、外筒1との間に流路
aが構成される。
図面実施例においては内筒8の底部を密閉し、
さらにその底面に位置決めを兼ねた突出軸8aを
設け、該突出軸8aを外筒1の底面に予め構成し
た軸受1bに適合させている。
そして、さらに軸体6との間の上下に軸受9,
10を設けて軸体6、内筒8及び外筒1が同一軸
線上にあるように構成されている。
つぎに、内筒8の回転について述べると、該内
筒8の上端外周部に歯車11を固着し、該歯車1
1を外筒1側に設けた減速モータ12でチエーン
13を介して回転させる構成としている。
さらに、上記外筒1の排出口2部に内筒8の外
周面に吸着している固体、すなわち、切粉等を該
排出口2部に掻き落す分離板14が設けられる。
該分離板14は先端を内筒8に軽く接触させ、
切粉等を排出口2方向へ案内する構成となつてい
る。
図中15は浄化された(切削)液体の貯溜槽、
16は再利用管路、17はフイルタ、18は汲上
げポンプ、19は該汲上げポンプの駆動モータで
ある。
第3図、第4図には他の実施例が示されてい
る。
この実施例は上記装置に加えて外筒1の上方で
あつて、分離板14の下方位置に内筒8に軽く加
圧されるゴム等からなる弾性ローラ20を設けた
ものである。
すなわち、上記弾性ローラ20上下が外筒1側
から設けた揺動杆21によつて支持され、上記弾
性ローラ20が内筒8に加圧されるように上記揺
動杆21と外筒1間にスプリング22を設けたも
のである。
この実施例によれば、内筒8に吸着し、上方に
移行させられた切粉等に付着している(切削)液
体が上記ローラ20によつて搾り取られて切粉等
から分離され、大部分の(切削)液体が除去され
た切粉等が分離板14により排出口2に掻き落さ
れ、切粉等が必要以上に分離板14あるいは排出
口2部に付着したりすることがなく、さらに分離
された切粉等から再び切削液を除去する等作業が
不要となるものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、従来のスクリーン使用の場合
のごとく、目詰り、その解消作業あるいは解消装
置、さらには交換作業が不要であり、永久磁石の
選定次第で大容量のものをコンパクトに作ること
ができ、連続的な固液分離により、工場内の自動
化に適合させることが容易である等の効果が得ら
れるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は要部縦断面図、第2図は第1図X−X線断面
図、第3図は他の実施例を示す要部縦断面図、第
4図は第3図Y−Y線断面図である。 1……外筒、2……排出口、3……流出口、4
……流入口、5……永久磁石、6……軸体、8…
…内筒、14……分離板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方に分離固体の排出口、下方に液体の流出口
    及びその上下略中間部に懸濁液の流入口を設けた
    非磁性体からなる外筒の中心部に、外周面に永久
    磁石を螺旋状に固着した軸体が固定され、該軸体
    の永久磁石外周面に非磁性体からなる内筒が回転
    自在に設けられ、上記外筒の排出口部に内筒外周
    面に吸着している固体を該排出口部に掻き落す分
    離板が設けられてなる固液分離装置。
JP1988056247U 1988-04-26 1988-04-26 Expired - Lifetime JPH0529084Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61118153A (ja) * 1984-11-14 1986-06-05 Mitsuru Inaba 磁石濾過装置

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JPS607806Y2 (ja) * 1979-03-07 1985-03-16 株式会社東芝 厨芥処理機

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JPS61118153A (ja) * 1984-11-14 1986-06-05 Mitsuru Inaba 磁石濾過装置

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