JPH027608Y2 - - Google Patents

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JPH027608Y2
JPH027608Y2 JP1986192950U JP19295086U JPH027608Y2 JP H027608 Y2 JPH027608 Y2 JP H027608Y2 JP 1986192950 U JP1986192950 U JP 1986192950U JP 19295086 U JP19295086 U JP 19295086U JP H027608 Y2 JPH027608 Y2 JP H027608Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液中の粒子を分離除去する過機に
係り、特に、研削盤等多数のスラツジを発生させ
る加工機の切削油の過に好適な過機に関す
る。
〔従来技術とその問題点〕
前述した研削盤のような加工機の切削油には、
加工機に多量の金属粉が混入するので、この切削
油を再使用するためには混入している金属粉を除
去しなければならない。そのためには、使用後の
切削油を過機に通して金属粉を分離除去しなけ
ればならない。
ところで、この種の研削盤においては、帯磁性
材料である鉄製の材料を研削することが多いた
め、研削盤の切削油の過機としては、従来、磁
石により粒子を吸着するものや重力のみで金属粉
を分離するものが多く用いられていた。
しかしながら、このように磁石により粒子を吸
着する過機では、切削油の流れの断面積中のす
べての範囲における金属粉を吸着することができ
ないし、また、被研削材料が非磁性材料の場合に
は、全く吸着できないという致命的な問題点があ
つた。一方、金属粉を重力により沈降させて分離
するのでは、金属粉の沈降に時間が掛るため、処
理が非常に悪く、大量の切削油を処理できないと
いう問題点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、前述した従来のものにおける問題点
を克服し、多量の金属粉のようなスラツジを含有
する使用済切削油のようなダーテイ液から効率よ
くスラツジを分離除去することができしかもメン
テナンスも簡単に行なえる過機を提供すること
を目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、多数の液透過用開口が形成されてい
る円筒体の外周に長溝を形成するとともに、この
長溝内にフツクを係止する係合部を形成し、この
係合部に係合されるフツクならびに相互に接着さ
れる1対の平面フアスナを備えた布を、そのフ
ツクを前記係合部に係合するとともに両平面フア
スナを接着して前記円筒体の外周に巻回し、これ
らの円筒体および布により構成された少なくと
もひとつの過ドラムを液タンク内においてその
軸線が水平方向に位置しかつ上端まで液没するよ
うに配設し、各過ドラムの内側を吸引ポンプに
接続するとともに、各過ドラムを駆動モータに
より回転せしめるようにし、前記過ドラムの外
周に圧接するスクレーパを前記液タンク内に配設
し、この液タンクの底壁上に堆積したスラツジを
掻き取る他のスクレーパを走行可能に配設し、ダ
ーテイ液中のスラツジの含有率が低い場合は、
過ドラムを停止せしめ、他方スラツジの含有率が
高い場合は過ドラムを回転せしめておき、吸引
ポンプにより過ドラムの外周のダーテイ液を
布を介して過ドラムの内周側へ吸引することに
より布上にスラツジ層を形成し、このスラツジ
層を、過中に過ドラムを回転している場合に
は、過ドラムの外周に圧接しているスクレーパ
により過中に連続的に掻り取り、また過中に
過ドラムが回転していない場合には、過ドラ
ムを回転せしめて同様にスクレーパにより掻き取
り、このスクレーパにより掻き取られたスラツジ
を他のスクレーパにより掻き取つて液タンク外に
放出するようにしたものである。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例により説明す
る。
第1図および第2図に示すように、過機は液
タンク1を有しており、この液タンク1の一方の
側壁2Aの内側には軸受3が溶接により固着され
ている。この軸受3には、水平方向に延在する中
空軸4の端部が液密に支持されており、この中空
軸4は、前記液タンク1内を横断し、他方の側壁
2Bに形成された貫通孔5を挿通して外部に臨
み、この中空軸4の外端には、図示しない吸引ポ
ンプが接続されるようになつている。また、前記
側壁2Bの外側には、前記貫通孔5を囲繞する支
持板6が固着されており、この支持板6に形成さ
れた貫通孔7を中空軸4が挿通した上で支持板6
に固着されている。そして、前記中空軸4には、
その内外を連通する複数の開口8,8…が形成さ
れており、吸引ポンプを駆動することにより各開
口8を介して液タンク1内の液が中空軸4内に吸
入されるようになつている。
前記液タンク1内における前記中空軸4の両端
部の外周には、支持体9A,9Bが軸受10A,
10Bにより回転自在に嵌合されている。これら
の支持体9A,9Bは、円筒形をなしかつ厚肉に
形成されており、外周の軸方向の中間部には円環
状段部11A,11Bが形成されている。これら
の円環状段部11A,11Bには、円環状段部1
1A,11B間に位置し、前記中空軸4の外周と
間隔を有する過ドラム12の両端部が嵌着され
ている。この過ドラム12の詳細については後
述する。また、各支持体9A,9Bには、この
過ドラム12の外径より大径のスプロケツト13
A,13Bが支持体9A,9Bと一体に回転し得
るように固着されており、さらに、支持体9A,
9Bより外側の中空軸4の外周には、液漏洩防止
のためのVリング14A,14Bが嵌着されてい
る。
前記過ドラム12は、第3図に示すように、
一例として開口率50%以上のパンチングメタルか
らなる円筒体15を有しており、この円筒体15
には、第4図に示すように、軸方向と平行に延在
する長溝16が円筒体15の全域にわたつて形成
されている。一方、この円筒体15上に巻回され
る布17は、この円筒体15の軸方向長さが円
筒体15の円周長さより多少長く形成されてい
る。この布17の一端部には、第4図および第
5図に示すように、前記円筒体15の長溝16内
に形成されている複数の係合部たる開口18,1
8…に係合し得る複数のフツク19,19…が突
設されており、また、これらのフツク19の近傍
の布17の表面には、平面フアスナ20の一方
の接合面21Aが形成されている。また、布1
7の他端の裏面には、この接合面21Aに接離自
在に接合し得る接合面21Bが形成されている。
そして、前記円筒体15の各開口18に布17
の各フツク19を係合せしめ布17を円筒体1
5の外周に巻回し、平面フアスナ20の接合面2
1A,21Bを固定することにより円筒体15上
に布17が固定されることになる。
一方、前記過ドラム12の近傍には、円筒体
15の一端から他端にまで当接し得る平板状でか
つ先端にエツジ部23を形成されたスクレーパ2
2が回動可能に配設されており、このスクレーパ
22は、コイルばね24により第1図において反
時計方向に付勢され過ドラム12の布17に
圧接するようになつていいる。
前記液タンク1には、その底壁25に連なり上
方に延在する傾斜壁26が設けられており、この
傾斜壁26の上端部近傍には、モータ27により
駆動される1対のスプロケツト28A,28Bが
左右に間隔を隔てて配設されている。そして図示
しないガイドスプロケツトとともにスプロケツト
13A、スプロケツト28Aには1本のチエーン
29Aが、またスプロケツト13B、スプロケツ
ト28Bには他の1本のチエーン29Bがそれぞ
れ巻回され、モータ27の駆動により両チエーン
29A,29Bは矢印方向に走行し、同時に過
ドラム12が矢印方向に回転されるようになつて
いる。また、両チエーン29A,29Bには、液
タンク1の底壁25上に堆積されたスラツジSを
掻き取るための複数本の平板状のスクレーパ3
0,30…が所定間隔をもつて取付けられてお
り、前記傾斜壁26の上端近傍のスクレーパ30
の走行経路には押圧板31が回動可能に臨んでい
る。この押圧板31は、コイルばね32により時
計方向に付勢されて常時前記走行経路内に直交す
るように臨んでおり、スクレーパ30がこの押圧
板31に当接すると、コイルばね32に坑して反
時計方向に回動して前記走行経路から退避するよ
うになつている。
つぎに、前述した実施例の作用について説明す
る。
液タンク1内には、図示しない供給管からダー
テイ液が供給されて過ドラム12の上端まで液
没させるようなレベルLを維持するように貯留さ
れている。そして、このダーテイ液中に混入して
いるスラツジの含有率が高い場合には、モータ2
7を駆動して両チエーン29A,29Bを矢印方
向に走行せしめるとともに、過ドラム12を矢
印方向に回転せしめた上で、図示しない吸引ポン
プを駆動して円筒体15内の液を吸引する。する
と、吸引ポンプによる液の吸引により過ドラム
12内が負圧になり、液タンク1内のダーテイ液
が過ドラム12内に流入することになる。する
と、このダーテイ液は布17を通過することに
なるので、ダーテイ液中のスラツジSは布17
の表面に捕捉されてスラツジSの層が形成され
る。このようにして吸引ポンプの駆動により過
ドラム12の全周の布17上にスラツジSの層
が形成されることになるが、この過ドラム12
は矢印方向に回転駆動されているので、スクレー
パ22により布17上のスラツジSは連続的に
掻き取られ液タンク1の底壁25上に堆積され
る。したがつて布17における目詰りは防止さ
れ、常に良好な過を行なうことができる。この
ようにしてスラツジSを除去され、清澄化したク
リーン液は中空軸4から図示しない吸引ポンプを
通過して機器に供給され、再使用に供される。
一方、前記液タンク1の底壁25上に堆積され
たスラツジSは、両チエーン29A,29Bの走
行に伴なつてスクレーパ30に掻き取られ、スク
レーパ30により傾斜壁26に沿つて搬送されて
レベルLのダーテイ液内から空気中に脱し、傾斜
壁26の上端近傍においてコイルばね32に付勢
されている押圧板31に圧接して液分を除去さ
れ、コイルばね32に抗して押圧板31を反時計
方向に回動するようにして傾斜壁26の上端から
スクレーパ30の走行経路外に達し、図示しない
スラツジボツクス内に回収される。なお、スクレ
ーパ30が通過後、押圧板31はコイルばね32
により時計方向に回動して再度スクレーパ30の
走行経路内に臨むことになる。
このようにして、過を行ないつつ布17上
のスラツジSをスクレーパ22により除去するの
で、布17により効率よくスラツジSを捕捉す
ることができる。なお、ダーテイ液中のスラツジ
Sの含有率が低い場合には、モータ27を駆動せ
ずに過ドラム12を停止状態のまま吸引ポンプ
を駆動して布17によりスラツジSを捕捉し、
布17上のスラツジSの層がある程度厚くなつ
た頃にモータ27を駆動して過ドラム12を回
転させるとともにスクレーパ30を走行させ、ス
クレーパ22により布17上のスラツジSを掻
き取つてスクレーパ30により外部へ搬送すれば
よい。このようにすれば、常時モータ27を駆動
しないので、省エネに寄与することができる。
このように本実施例によれば、過ドラム12
の全周を利用して過を行なうことができるの
で、研削盤の切削油のように多量のスラツジSを
含有するダーテイ液でも良好に過を行なうこと
ができる。また、布17は円筒体15の外周に
巻回されているので、布17の交換も簡単に行
なうことができる。
なお、液タンク1内に複数の過ドラム12を
配設してそれぞれの過ドラム12を単一の駆動
源により回転駆動するようにし、各過ドラム1
2内を吸引ポンプにより負圧にすることにより処
理量をさらに増すことができる。
〔考案の効果〕 以上説明したように本考案によれば、スラツジ
を多く含有するダーテイ液からもスラツジを確実
に分離除去することができ、しかも布の交換な
どのメンテナンスも簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る過機の実施例を示す縦
断面正面図、第2図は第1図の−線による相
当部分の断面図、第3図は第1図および第2図の
過ドラムの詳細図、第4図は布の固定状態を
示す断面図、第5図は布の要部の斜視図であ
る。 1……液タンク、4……中空軸、12……過
ドラム、15……円筒体、17……布、22…
…スクレーパ、27……モータ、30……スクレ
ーパ、31……押圧板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 多数の液透過用開口が形成されている円筒体
    の外周に長溝を形成するとともに、この長溝内
    にフツクを係止する係合部を形成し、この係合
    部に係合されるフツクならびに相互に接着され
    る1対の平面フアスナを備えた布を、そのフ
    ツクを前記係合部に係合するとともに両平面フ
    アスナを接着して前記円筒体の外周に巻回し、
    これらの円筒体および布により構成された少
    なくともひとつの過ドラムを液タンク内にお
    いてその軸線が水平方向に位置しかつ上端まで
    液没するように配設し、各過ドラムの内側を
    吸引ポンプに接続するとともに、各過ドラム
    を駆動モータにより回転せしめるようにし、前
    記過ドラムの外周に圧接するスクレーパを前
    記液タンク内に配設し、この液タンクの底壁上
    に堆積したスラツジを掻き取る他のスクレーパ
    を走行可能に配設したことを特徴とする過
    機。 2 複数の過ドラムが同一の駆動モータにより
    回転駆動されるようになつている実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の過機。
JP1986192950U 1986-12-17 1986-12-17 Expired JPH027608Y2 (ja)

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JP4668830B2 (ja) 2005-12-22 2011-04-13 株式会社ブンリ ダーティー液処理装置
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JPS5910315A (ja) * 1982-06-28 1984-01-19 バ−ネス・ドリル・カンパニ− フイルタ−装置

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