JP3061217U - 消泡装置 - Google Patents

消泡装置

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JP3061217U
JP3061217U JP1999001394U JP139499U JP3061217U JP 3061217 U JP3061217 U JP 3061217U JP 1999001394 U JP1999001394 U JP 1999001394U JP 139499 U JP139499 U JP 139499U JP 3061217 U JP3061217 U JP 3061217U
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defoaming device
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bubbles
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JP1999001394U
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Inventor
峰男 石川
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株式会社シイエヌケイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】クーラント液中に発生する泡を消泡するため
の、新規な方式を採用した消泡装置を提供すること。 【解決手段】クーラント液中に発生する泡33の消泡装
置12は、膜状物質を完全に除去した三次元構造の骨格
組織をもつフィルタ23を、回転可能なエンドレスのベ
ルト状とし、クーラント液の表面張力を利用してクーラ
ント液中の泡33の消泡をおこなう。また、エンドレス
のベルト状としたフィルタ23上に抽出された、フィル
タ23の目開き寸法より直径が大きい泡は、ベルト状と
したフィルタ23の回転によりゴムローラ30取り付け
部に送られ、ゴムローラ30によるフィルタ23の圧搾
により消泡がおこなわれる。なお、エンドレスのベルト
状としたフィルタ23の下部には、フィルタ23に付着
した微細スラッジを掻き取るための掻き板31が具備さ
れている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、産業機械など(以下、加工母機と言う)から排出される切り屑など のスラッジを含有するクーラント液中に発生する泡を、捕集し消泡するための消 泡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
産業界では、リサイクル性の向上のため、加工母機から排出される切り屑など のスラッジを含有するクーラント液中に発生する泡を消泡することが要望されて いる。 そこで、従来より消泡の方法として、加熱、放射線照射、高周波振動、スパー ク、などの物理的消泡、あるいは、消泡剤の添加、湿潤剤の散布、などの化学的 消泡などが報告され、それらの方法によりクーラント液中に発生する泡や、クー ラントタンク上に浮上した泡を消泡する手段がはかられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案に係る請求項1は、上記した方式とは異なり、クーラント液中に発生す る泡の消泡にフィルタを使用するという、新規な方式を採用した消泡装置を提供 することを課題とする。 本考案に係る請求項2は、請求項1のフィルタを連続して使用できる消泡装置 を提供することを課題とする。 本考案に係る請求項3は、請求項1のフィルタの目開き寸法より大きい泡を連 続して消泡できる消泡装置を提供することを課題とする。 本考案に係る請求項4は、一度使用した請求項1のフィルタを復元するために 有利な消泡装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る消泡装置は、膜状物質を完全に除去した、三次元構造の骨格組 織をもつフィルタを使用することを特徴とするものである。 請求項2に係る消泡装置は、請求項1のフィルタを回転可能なエンドレスのベ ルト状としたことを特徴とするものである。 請求項3に係る消泡装置は、回転可能な請求項1のフィルタの、圧縮機構を具 備していることを特徴とするものである。 請求項4に係る消泡装置は、回転可能な請求項1のフィルタの、掻き取り装置 を具備していることを特徴とするものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
本実施形態に係る消泡装置は、加工母機から排出される切り屑などのスラッジ を含有するクーラント液中に発生する泡を、捕集し消泡するための消泡装置であ る。 なお、加工母機から排出される切り屑などのスラッジを含有するクーラント液 中に発生する泡は、前述したようにリサイクル性の向上のため消泡することが要 望されている。 以下、本考案の代表的な実施形態を図面を参照して説明する。 ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、形状、材質、その相対 位置などは、特に特定的な記載がないかぎりは、この考案の範囲をそれらのみに 限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。 本実施形態に係る消泡装置を具備するクーラント液の清浄装置について、図1 、図2、図3、に基ずいて説明する。 本清浄装置は、磁気分離機11、本実施形態に係る消泡装置12、クーラント タンク13、清浄されたクリーンクーラント液を加工母機に圧送するクーラント ポンプ14、により構成されている。 加工母機から排出された泡や磁性体のスラッジを含有したクーラント液は、先 ず磁気分離器11に流入されクーラント液の濾過がおこなわれる。 磁気分離器11は、非磁性回転円筒内に固定のマグネットを内蔵した回転円筒 15を電動機16により回転させ、この回転円筒15と半円筒形の底板17間を 所定の隙間で形成させた流路18内に磁性体のスラッジを含有したクーラント液 を通過させて、クーラント液中の磁性体のスラッジを回転円筒15の外周に吸着 分離させることによりクーラント液を濾過し、磁気分離器11より排出された濾 過後のクーラント液は、消泡装置12に流入される。 なお、回転円筒15外周に吸着した磁性体のスラッジは、絞りローラ19によ り押圧されて脱水され、掻き板20により掻き取られて、受け箱21内に排出さ れる。
【0006】 消泡装置は、エンドレスのベルト形状とした三次元構造の骨格組織22のフィ ルタ23を、基体24に駆動軸25を介して回転可能に取り付けられた駆動ドラ ム26と、従動軸27を介して回転可能に取り付けられた従動ドラム28の間に 掛け、駆動軸25に連結された電動機(図示なし)により駆動する構造となって おり、エンドレスのベルト形状としたフィルタ23を張るため、従動ドラム28 には、テンション装置29が取り付けられている。 また、駆動ドラム26の上部には、駆動ドラム26の回転により走行するエン ドレスのベルト形状としたフィルタ23を挟んで回転するようにゴムローラ30 が具備され、駆動ドラム26の下部には、エンドレスのベルト形状としたフィル タ23の表面を掻き取るための、掻き板31が具備されている。
【0007】 消泡装置12に流入された泡33を含有したクーラント液は、ガイド板32に 沿って膜状物質を完全に除去した、三次元構造の骨格組織22をもつ合成樹脂( ポリウレタンなど)製フィルタ23を通過する際に、三次元構造の骨格組織22 のフィルタ23の目開き寸法と同等の直径を有する泡33は、五角形に近い形状 となった三次元構造の骨格組織22の骨格枝34に付着する。 五角形の形状となった三次元構造の骨格組織22の骨格枝34に付着した泡3 3は、表面張力により五角形の骨格組織22にクーラント液の膜35を張る。 表面張力により張ったクーラント液の膜35の厚さは、骨格枝34への付着部 が厚くなることにより、クーラント液の膜35の中央部の厚さは、極めて薄くな り、遂には、クーラント液の膜35は、破れてしまう。このことにより、クーラ ント液中のフィルタ23の目開き寸法と同等の直径を有する泡33の消泡をおこ なうことができる。
【0008】 クーラント液中のフィルタ23の目開き寸法よりも大きい直径を有する泡33 は、三次元構造の骨格組織22のフィルタ23の上面で、フィルタ23の骨格枝 34の針上枝端36により破泡されるか、または、三次元構造の骨格組織22の フィルタ23により駆動ドラム26の上部にエンドレスのベルト形状としたフィ ルタ23を挟んで回転するように具備されたゴムローラ30に移送され、ゴムロ ーラ30により圧搾されることにより破泡され消泡される。 また、駆動ドラム26の下部には、破泡によりエンドレスのベルト形状とした フィルタ23上に取り残された、泡に付着していた微細なスラッジをフィルタ2 3から掻き取るための、掻き板31が具備されている。 以上のようにして、クーラント液中に含有された泡やスラッジを処理されたク ーラント液は、クーラントタンク13に貯液され、クーラントポンプ14により 加工母機に再循環される。 その他本考案装置は、前にも述べたように上記しかつ図面に示した実施例に限 定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更し得るものである。
【0009】
【考案の効果】
請求項1に係る消泡装置では、クーラント液の状態を変化させることなく、ク ーラント液中に含有されている泡の消泡をおこなう、新規な消泡装置を提供でき る。 請求項2に係る消泡装置では、請求項1における、膜状物質を完全に除去した 三次元構造の骨格組織をもつフィルタによる消泡を、連続しておこなう消泡装置 を提供できる。 請求項3に係る消泡装置では、三次元構造の骨格組織をもつフィルタの目開き 寸法より大きい直径を有する泡の消泡装置を提供できる。 請求項4に係る消泡装置では、エンドレスの三次元構造の骨格組織をもつフィ ルタベルトの寿命を著しく長くすることができる消泡装置を提供できる。 上記の効果により、クーラント清浄装置において発生するクーラントタンク上 面から外部への泡の漏れ、浮上屑の持ち上げ、酸素遮断によるクーラントの腐敗 などの問題を避け、反復使用する産業機械のクーラント液に関し、寿命を延長さ せ、産業機械の性能をも保持でき、全体的に稼働費用の低減に寄与できるもので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の消泡装置を具備したクーラント清浄装
置の一例を示す説明図である。
【図2】本考案の消泡装置の一例を示す正面断面図であ
る。
【図3】膜状物質を完全に除去した、三次元構造の骨格
組織をもつフィルタの一例の詳細を拡大した斜視図であ
る。
【符号の説明】 11・・・磁気分離器 12・・・消泡
装置 13・・・クーラントタンク 14・・・クー
ラントポンプ 15・・・回転円筒 16・・・電動
機 17・・・底板 18・・・流路 19・・・絞りローラ 20・・・掻き
板 21・・・受け箱 22・・・骨格
組織 23・・・フィルタ 24・・・基体 25・・・駆動軸 26・・・駆動
ドラム 27・・・従動軸 28・・・従動
ドラム 29・・・テンション装置 30・・・ゴム
ローラ 31・・・掻き板 32・・・ガイ
ド板 33・・・泡 34・・・骨格
枝 35・・・膜 36・・・針状
枝端

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】産業機械などから排出される切り屑などの
    スラッジを含有するクーラント液中に発生する泡を、捕
    集し消泡するための消泡装置において、 膜状物質を完全に除去した、三次元構造の骨格組織をも
    つフィルタを使用することを特徴とする消泡装置。
  2. 【請求項2】請求項1の消泡装置において、 前記フィルタを回転可能なエンドレスのベルト状とした
    ことを特徴とする消泡装置。
  3. 【請求項3】請求項1、請求項2の消泡装置において、 回転可能な前記フィルタの、圧縮機構を具備しているこ
    とを特徴とする消泡装置。
  4. 【請求項4】請求項1、請求項2の消泡装置において、 回転可能な前記フィルタの、掻き取り装置を具備してい
    ることを特徴とする消泡装置。
JP1999001394U 1999-02-02 1999-02-02 消泡装置 Expired - Lifetime JP3061217U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101592345B1 (ko) 2014-04-23 2016-02-19 주식회사 엔씨에스 기포제거장치
KR101613711B1 (ko) 2015-07-30 2016-04-20 주식회사 블루뱅크 호기성 그래뉼 슬러지 선별장치
CN113101702A (zh) * 2021-04-22 2021-07-13 四川吉石科技有限公司 一种管道修复用灌注胶消泡装置及方法
CN116196657A (zh) * 2021-11-30 2023-06-02 内蒙古伊利实业集团股份有限公司 用于消除涂挂酱料中的气泡的装置和方法

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