JP3020161U - 毛玉状切りくずの浮遊スラッジ捕捉用マグネチックセパレータ - Google Patents

毛玉状切りくずの浮遊スラッジ捕捉用マグネチックセパレータ

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JP3020161U
JP3020161U JP1995008209U JP820995U JP3020161U JP 3020161 U JP3020161 U JP 3020161U JP 1995008209 U JP1995008209 U JP 1995008209U JP 820995 U JP820995 U JP 820995U JP 3020161 U JP3020161 U JP 3020161U
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sludge
coolant
separator
magnetic
chips
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Application number
JP1995008209U
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English (en)
Inventor
峰男 石川
Original Assignee
株式会社シイエヌケイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】重研削加工による磁性体の長繊維状切りくずが
毛玉状に固まって浮遊するスラッジを含有するクーラン
トを清浄化するマグネチックセパレータにおいて,浮遊
スラッジが流入側プール内の各所に堆積してセパレータ
内の流路を狭め,処理前クーラントのオーバーフローに
よる付近の環境を汚損する等の不具合を解消し,安心し
てクーラントのリサイクル使用が継続出来る装置を提供
する。 【解決手段】回転円筒7の回転軸12を介して,チェー
ン26,スプロケットホイール27でモーータ駆動され
ている回転ブラシ25を,セパレータ1の流入側プール
23内の回転円筒7直前に設け,該毛玉状に固まった浮
遊スラッジ24を回転円筒7側に積極的に送り込み,回
転円筒7面に吸着させ,絞りローラ18で脱水し,スラ
ッジ剥離板19で掻き取って排出処理するもので,流入
側プール23内に堆積する浮遊スラッジ24の滞留を極
力防止している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
重研削加工,例えば溝,端面加工等の研削盤に循環使用するクーラントの場合 ,該クーラントタンクへ流入途中,又はマグネチックセパレータ(以下セパレー タと言う)の流入側プール内での自然攪拌で,該クーラント中の長繊維状切りく ずが絡まり毛玉状の固まりに形成されるが,該毛玉状の切りくずの凝集は外観上 の大きさの割に質量が小さく,磁石の引力,即ちマグネットドラムの吸引に反応 が弱い状態であり,本考案の毛玉状切りくずの浮遊スラッジ捕捉用セパレータは ,該スラッジを該非磁性回転円筒(以下回転円筒と言う)側へ積極的に送り込み ,該スラッジをセパレートして該クーラントの清浄化を行うので,常に安定した クーラントのリサイクルが継続できる。
【0002】
【従来の技術】
従来のセパレータの該毛玉状切りくずの浮遊スラッジを捕捉排出する方法とし ては,図3にその一例を示すように,セパレータ本体31内の回転円筒32前に ,両面で引力が作用するように,磁石35を埋め込んだ複数の薄いマグネット円 板33を串刺しにして回転円筒32と平行に並べ,更にマグネット円板33の各 間に該マグネット円板の両側面に吸着したスラッジの掻き上げ用半円板34を図 示矢印方向に回転駆動させていた。然し該掻き上げ用半円板34で吸着スラッジ を充分に掻き上げて回転円筒32に送ることが出来ずこの目残しスラッジが回転 円筒32,及びマグネット円板33付近の各所に堆積して,該磁石の引力を分散 させてマグネット円板33の吸着力を著しく減退させ,更に堆積スラッジで流路 を狭めるため該流入クーラントの消化が出来ずオーバーフローして付近の環境を 汚損する等の不具合を起こしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記該クーラント中の毛玉状切りくずの浮遊スラッジを、セパレータの該流入 側プール内から該回転円筒側の流路へ目残しなしに送り込んで,該堆積スラッジ に原因する環境汚損を無くし,同時に充分に該スラッジを捕捉排出して該クーラ ントの清浄化を維持し,安心して該クーラントのリサイクル使用が継続出来る装 置の提供が要望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は,上述した問題を解決するために成されたもので,重研削加工による 磁性体の長繊維状切りくずが毛玉状に固まって浮遊するスラッジを含有するクー ラントを,固定のマグネットドラムを内蔵した非磁性回転円筒と,所定の間隙で 形成された底板との間でできた流路に通過させ,該クーラント中のスラッジを該 非磁性回転円筒の外周に吸着させ,これを常時該回転円筒の外周に押圧している 絞り用ゴムローラで脱水し,排出処理するセパレータにおいて,該クーラントを 該流路に流入させる前に該セパレータの流入側プール内で,該スラッジを該回転 円筒の外周に吸着させるようにブラシ,又は掻き上げ棒等の送り込み器具を回転 駆動させる機構を備えたことを特徴とする,毛玉状切りくずの浮遊スラッジ捕捉 用マグネチックセパレータである。
【0005】
【作 用】
本考案のセパレータは,固定のマグネットドラムを内蔵した回転円筒と,半円 筒形の底板間を所定の間隙で形成した流路内に,該スラッジを含有するクーラン トを通過させて,該液内の磁性体の切りくず等のスラッジを該マグネットドラム で吸引し,これを回転円筒の外周に吸着させ,更に絞りローラで該回転円筒の外 周に押圧して脱水し排出処理をするに際し,該クーラント中のスラッジが磁性体 の長繊維状切りくずで毛玉状に絡まって浮遊する状態になっており,このスラッ ジが外観上の大きさの割りに質量が小さく,磁石の引力に反応が弱く,該マグネ ットドラムを内蔵した回転円筒の側に引き寄せられ難く,浮遊を続けている内に 該流入側プール内の付近に堆積する不具合に対処し,該浮遊スラッジを回転円筒 側へ押し寄せ吸着させるように,該回転円筒前の流入側プール内にブラシ又は掻 き上げ棒等の送り込み器具を回転駆動させて該スラッジを捕捉し,これの排出処 理を行う。
【0006】
【実施例】
本考案の毛玉状切りくずの浮遊スラッジ捕捉用マグネチックセパレータの実施 例を図1,図2に基づいて説明する。 セパレータ本体1には,流入口2,流出口3があり,この流入出口間にマグネ ットドラム4と同芯で内壁が該ドラム4と微小間隙で回転する回転円筒7がセパ レータ本体1内に先のマグネットドラム4と共に収まっている。この回転円筒7 の回転軸12は,セパレータ本体1の外部に延びて,ここにスプロケットホイー ル13が取り付けられ,またセパレータ本体1から出されたブラケット14に取 り付けられた減速機付モータ15側の小スプロケットホイール16と,先のスプ ロケットホイール13の間にチェーン17が掛けられ,該回転円筒7を図示矢印 方向に回転駆動している。そして該回転円筒7と同芯で半円筒形の底板6が回転 円筒7の下部に設けられ,該回転円筒7との間に流路5を形成している。又回転 円筒7の上部には絞りローラ18が,セパレータ本体1の左右側から立てられた 各2本のねじ棒22に各々貫入されたローラ受け10に回転自在に軸承され,コ イルばね21で常時回転円筒7の外周を押圧している。そして流入側プール23 内には,毛玉状切りくずの浮遊スラッジ24を回転円筒7側に送り込む回転ブラ シ25,又は掻き上げ棒(図示なし)がチェーン26,及びスプロケットホイー ル27で回転軸12のスプロケットホイール(図示なし)を介し矢印方向にモー タ駆動されている。また掻き落とし板20は絞りローラ18の外周に付着したス ラッジの掻き落とし用であり,流出口3側のスラッジ剥離板19が回転円筒7の 外周に作用して吸着スラッジの剥離を行っている。
【0007】 このような構造のセパレータにおいて,該スラッジを含んだクーラントを流入 口2から流入側プール23へ流入させると該毛玉状切りくずの浮遊スラッジ24 は,外観上の大きさの割に長繊維状切りくずの絡まりで質量が小さいため,流入 側プール23内に浮遊し,然もマグネットドラム4の吸引に反応が弱く,回転円 筒7に吸着されないままその付近に堆積してしまうので,該回転円筒7の前側に 設けられ回転駆動されている回転ブラシ25で,該流入側プール23内の浮遊ス ラッジ24を掻き上げ,流路5の入口付近に積極的に送り込み,該浮遊スラッジ 24を含んだクーラントが流路5を通過する間に該浮遊スラッジ24を回転円筒 7の外周に吸着させ,この回転円筒7の回転と共に矢印方向に運ばれ液面を離れ て上昇し,絞りローラ18で脱水し,更に回転してスラッジ剥離板19で回転円 筒7面から剥離して排出する。その他本実施例では,浮遊スラッジ24の送り込 みに回転ブラシ25を使用して矢印方向に回転駆動しているが,この構成に限定 するものではなく,該回転ブラシ25の羽根にメッシュ,又はパンチングプレー トを使用してもよく,又回転方向も構造上の都合で図示矢印方向と反対にしても 良い。
【0008】
【考案の効果】
本考案のセパレータによれば,該流入クーラント中の磁性体の長繊維状切りく ずが毛玉状に絡まって出来た浮遊するスラッジ24が,流入側プール23内から 回転ブラシ25で流路5の入口付近に積極的に送り込まれ,回転円筒7面に吸着 され絞りローラ18で脱水されて排出処理され,又該浮遊するスラッジ24の堆 積で流路を狭めることに原因するオーバーフローで環境を汚損する等の不具合を 解消し,該クーラントの清浄化を行うので,安心して該クーラントのリサイクル 使用が継続出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の毛玉状切りくずの浮遊スラッジ捕捉用
マグネチックセパレータの1部縦断面を含む正面図
【図2】本考案の毛玉状切りくずの浮遊スラッジ捕捉用
マグネチックセパレータの回転羽根部分の一例を示す斜
視図
【図3】従来のセパレータのマグネット円板部分を示す
斜視図
【符号】 1・・・マグネチックセパレータ本体 17・・・チェーン (セパレータ本体) 2・・・流入口 18・・・絞り
ローラ 3・・・流出口 19・・・スラ
ッジ剥離板 4・・・マグネットドラム 20・・・掻き
落とし板 5・・・流路 21・・・コイ
ルばね 6・・・底板 22・・・ねじ
棒 7・・・非磁性回転円筒(回転円筒) 23・・・流入
側プール 10・・・ローラ受け 24・・・浮
遊スラッジ 11・・・ローラ軸 25・・・回
転ブラシ 12・・・回転軸 31・・・従
来のセパレータ本体 13・・・スプロケットホイール 32・・・回
転円筒 15・・・減速機付モータ 33・・・マ
グネット円板 16・・・小スプロケットホイール 34・・・掻
き上げ用半円板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】重研削加工による磁性体の長繊維状切りく
    ずが毛玉状に固まって浮遊するスラッジを含有するクー
    ラントを,固定のマグネットドラムを内蔵した非磁性回
    転円筒と,所定の間隙で形成された底板との間でできた
    流路に通過させ,該クーラント中のスラッジを該非磁性
    回転円筒の外周に吸着させ,これを常時該非磁性回転円
    筒の外周に押圧している絞り用ゴムローラで脱水し,排
    出処理するマグネチックセパレータにおいて,該クーラ
    ントを該流路に流入させる前に該マグネチックセパレー
    タの流入側プール内で,該スラッジを該非磁性回転円筒
    の外周に吸着させるようにブラシ,又は掻き上げ棒等の
    送り込み器具を回転駆動させる機構を備えた毛玉状切り
    くずの浮遊スラッジ捕捉用マグネチックセパレータ。
JP1995008209U 1995-07-03 1995-07-03 毛玉状切りくずの浮遊スラッジ捕捉用マグネチックセパレータ Expired - Lifetime JP3020161U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114952403A (zh) * 2022-05-23 2022-08-30 刘和生 一种基于浮力变化的切削液收集装置
CN117484262A (zh) * 2023-12-29 2024-02-02 知弈航(山东)工业技术有限公司 一种数控机床用排屑清理设备

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