JP3010347U - マグネチックセパレータの積極的な砥粒捕捉装置 - Google Patents

マグネチックセパレータの積極的な砥粒捕捉装置

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JP3010347U
JP3010347U JP1994014695U JP1469594U JP3010347U JP 3010347 U JP3010347 U JP 3010347U JP 1994014695 U JP1994014695 U JP 1994014695U JP 1469594 U JP1469594 U JP 1469594U JP 3010347 U JP3010347 U JP 3010347U
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coolant
abrasive grains
magnetic
sludge
net
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JP1994014695U
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English (en)
Inventor
峰男 石川
Original Assignee
株式会社シイエヌケイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】工作機械並びにその他一般の磁性体のスラッジ
を含有するクーラント液,又は研削盤のように砥粒を含
有するクーラント液を,清浄化しリサイクルさせる砥粒
捕捉装置を提供する。 【構成】固定のマグネットドラム4を内蔵した回転円筒
7と,所定の間隙で流路5を形成している半円筒形の底
板6上に,該流路5の入出口の両箇所で脱着可能なフッ
ク11による固定方式で,該底板6の内面に沿うように
湾曲した金枠に微細メッシュのフイルターをネット状に
張った砥粒キャッチネット10を取り付け,この流路5
に該クーラント液を通過させて該液中の磁性体のスラッ
ジを該回転円筒7の外周に吸着させ分離排出し,砥粒は
該砥粒キャッチネット10で捕捉する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明のマグネチックセパレータ(以下セパレータと言う)は,該マグネット ドラムに吸着しない研削盤から排出される該クーラント液中の砥粒を捕捉排出で きるので,処理液の砥粒による汚損を解消して,常に清浄化されたクーラント液 として安定したリサイクルを可能にした。
【0002】
【従来の技術】
従来のセパレータは図3にその一例を示すように,該セパレータ31内で該ク ーラント液中の磁性体のスラッジを吸着排出するが砥粒の殆どを素通りさせてし まうので,この砥粒がリサイクルクーラント液中に混入したまま循環し,母機の 加工精度,面粗さの悪化,又はスクラッチ等のトラブルを起こす原因となってい た。従って,該セパレータ31から該クーラントタンク35へ流入前に,例えば ペーパーフイルタ装置33,又はチッブコンベア(図示なし)等を該砥粒の捕捉 装置として併設していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
近年工作機械は益々加工性が向上し,これに使用されるクーラント液には大量 の切りくずと共に,研削盤,シェービング盤による砥粒の排出が増えてきている 。従って該切りくずの捕捉は勿論のこと,該砥粒も同時に捕捉出来るセパレータ が要望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は,上述した問題を解決するために成されたもので,工作機械並びにそ の他一般の磁性体のスラッジを含有するクーラント液,又は研削盤のように砥粒 を含有するクーラント液を,固定のマグネットドラムを内蔵した非磁性回転円筒 (以下回転円筒と言う)と,所定の間隙で形成された底板との間でできた流路に 通過させ,該クーラント液中のスラッジを該回転円筒の外周に吸着させて分離排 出するセパレータにおいて,該マグネットドラムに吸着しない砥粒を,該底板上 に随時更新できるメッシュの細かいネットを張り,このネットに該砥粒を捕捉し て該クーラント液を清浄化する構成を特徴とする,マグネチックセパレータの積 極的な砥粒捕捉装置である。
【0005】
【作 用】
本考案のセパレータは,固定のマグネットドラムを内蔵した回転円筒と,半円 筒形の底板間を所定の間隙で形成された流路内に,この流路の入出口の両箇所で 脱着可能なフックによる固定方式で,該底板内面に沿うように湾曲した金枠に微 細メッシュのフイルターをネット状に張った砥粒キャッチネットを取り付ける。 そしてここに該スラッジを含有したクーラント液を通過させ,該液中の磁性体の 切りくず及び微細スラッジを該マグネットドラムで吸引し回転円筒の外周に吸着 させて分離排出し,砥粒は該砥粒キャッチネットで捕捉する。
【0006】
【実施例】
本考案の,セパレータの積極的な砥粒捕捉装置を,セパレータに使用した実施 例を図1,図2に基づいて説明する。 セパレータ本体1には,流入口2,流出口3があり,この流入出口間にマグネ ットドラム4と同芯で内壁が該ドラム4と微小間隙で回転する回転円筒7がセパ レータ本体1内に先のマグネットドラム4と共に収まっている。この回転円筒7 の回転軸12は,セパレータ本体1の外部に延びてここにスプロケットホイール 13が取り付けられ,またセパレータ本体1から出されたプラケット14に取り 付けられた減速機付モータ15側の小スプロケットホイール16と,先のスプロ ケット13の間にチェーン17が掛けられ,該回転円筒7を図示矢印方向に回転 駆動している。そして該回転円筒7と同芯で半円筒の底板6が回転円筒7の下部 に設けられ,回転円筒7との間に流路5を形成している。また回転円筒7の上部 には絞りローラ18が,セパレータ本体1の左右側から立てられた2本のネジ棒 22に各々貫入されたローラ受けに回転自在に軸承され,バネ20で常時回転円 筒7の外周を押圧している。また掻き落とし板21は該絞りローラ18の外周に 付着スラッジの掻き落とし用であり,流路5の出口側のスラッジ剥離板19が回 転円筒7の外周を押圧して吸着スラッジの剥離を行っている。又図2に示す砥粒 キャッチネット10は,該底板6の全内面に沿うよう湾曲した金枠24に微細メ ッシュの非磁性フイルター状金網25,又は合成繊維系の或いはナイロン網をネ ット状に張ったもので,金枠24の前後側,即ち流路5の入出口8,9に当接す る部分には各々フック11が取り付けられ,砥粒キャッチネット10が容易に着 脱出来る構成になっている。
【0007】 このような構造のセパレータにおいて,磁性体のスラッジを含んだクーラント 液を流入口2から流入させると該クーラント液内のスラッジは,流路5を通過す る間に回転円筒7の外周に吸着され,この回転円筒7の回転と共に矢印方向に運 ばれ液面を離れて上昇し,絞りローラ18で脱水され,更に回転してスラッジ剥 離板19で回転円筒7面から剥離され排出される。しかし該クーラント液内の砥 粒は,回転円筒7の外周に吸着されず流路5を素通りしようとするが,流路5が 内側に湾曲しているため内壁に突き当たり,この内壁に設置された砥粒キャッチ ネット10の微細メッシュの非磁性フイルター状金網25内にからまって捕捉さ れ徐々に堆積する。従ってこの堆積が脱流しない適時にこの砥粒キャッチネット 10を取り外し,エヤー吹き,又は水洗等,適宜の方法で砥粒を除去し更新して 再セットする。尚この砥粒キャッチネット10の着脱は,本体1の流入側から流 路5の湾曲に沿って操作すれば作業が容易となる。
【0008】
【考案の効果】
本考案のセパレータによれば,該砥粒キャッチネット10の着脱の面倒はある が,従来のセパレータでは捕捉されない砥粒に対し,該セパレータを素通りさせ ればリサイクルクーラントタンクに戻す前に何らかの砥粒の捕捉装置を設ける必 要が必須のため,本考案のセパレータ内で該砥粒を捕捉すれば,余分な配慮の心 配をなくし,誠に有効なクーラント液の清浄化が出来,安心して該液のリサイク ルが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の積極的な砥粒捕捉装置を備えたセパレ
ータの縦断面図
【図2】本考案の積極的な砥粒捕捉装置を備えたセパレ
ータの砥粒キャッチネットを示す部分斜視図
【図3】従来のセパレータ装置の一例の説明図
【符号】
1・・・マグネチックセパレータ本体 (セパレータ本体) 15・・・減速機付モ
ータ 2・・・流入口 18・・・絞
りローラ 3・・・流出口 19・・・ス
ラッジ剥離板 4・・・マグネットドラム 21・・・掻
き落とし板 5・・・流路 31・・・従
来のセパレータ 6・・・底板 32・・・マ
グネットドラム 7・・・非磁性回転円筒(回転円筒) 33・・・ペ
ーパーフイルタ装置 8・・・流路の入口 34・・・フ
イルタ用ペーパ 9・・・流路の出口 35・・・ク
ーラントタンク 10・・・砥粒キャッチネット 36・・・
クーラントポンプ 11・・・フック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械並びにその他一般の磁性体のスラ
    ッジを含有するクーラント液,又は研削盤のように砥粒
    を含有するクーラント液を,固定のマグネットドラムを
    内蔵した非磁性回転円筒と,所定の間隙で形成された底
    板との間でできた流路に通過させ,該クーラント液中の
    スラッジを該非磁性回転円筒の外周に吸着させて分離排
    出するマグネチックセパレータにおいて,該マグネット
    ドラムに吸着しない砥粒を,該底板上に随時更新できる
    メッシュの細かいネットを張り,このネットに該砥粒を
    捕捉して該クーラント液を清浄化する,マグネチックセ
    パレータの積極的な砥粒捕捉装置。
JP1994014695U 1994-10-19 1994-10-19 マグネチックセパレータの積極的な砥粒捕捉装置 Expired - Lifetime JP3010347U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001190981A (ja) * 1999-11-02 2001-07-17 Hitachi Ltd 膜磁気分離装置
CN103522192A (zh) * 2013-10-31 2014-01-22 江苏力星通用钢球股份有限公司 钢球研磨剂集中处理供给系统
TWI473656B (zh) * 2010-12-24 2015-02-21 Sumitomo Heavy Ind Finetech Ltd Slot block suppression device

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