JP3010688U - マグネチックセパレータの強制駆動装置 - Google Patents

マグネチックセパレータの強制駆動装置

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JP3010688U
JP3010688U JP1994014994U JP1499494U JP3010688U JP 3010688 U JP3010688 U JP 3010688U JP 1994014994 U JP1994014994 U JP 1994014994U JP 1499494 U JP1499494 U JP 1499494U JP 3010688 U JP3010688 U JP 3010688U
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sludge
squeezing roller
roller
coolant
magnetic
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JP1994014994U
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Inventor
靖明 薗部
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株式会社シイエヌケイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】工作機械,又はその他一般の加工に使用された
クーラント中の,主として磁性体のスラッジを捕捉排出
するセパレータにおいて,粘性の高い不水溶性クーラン
トの使用で絞りローラ18が滑り回転を起こし易くな
り,又水溶性クーラント使用の場合でも一時的に多量の
スラッジが流入して,回転円筒7面に吸着スラッジが山
盛りとなり,絞りローラ18に噛み込み回転停止する不
具合に対処して,該絞りローラ18を強制駆動させ,常
に正常な運転が期待出来,クーラントの安定したリサイ
クルを継続させる。 【構成】減速機付モータで回転駆動されている回転円筒
7側から,絞りローラ18を歯車24,25で強制駆動
させると共に,該絞りローラ18の回転円筒7面に対す
るリフト量を増し,絞りローラ18の滑り回転,或いは
多量のスラッジ噛み込みによる回転停止の不具合を解消
している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明のマグネチックセパレータ(以下セパレータと言う)は,近年工作機械 の加工性が益々向上し,中でも重切削,又は重研削に,不水溶性クーラントが使 用されるようになったため,粘性の高い該不水溶性クーラントが該非磁性回転円 筒(以下回転円筒と言う)と該絞りローラの間に潤滑剤となって該絞りローラが 滑り回転を起こし易くなり,又水溶性クーラントの場合でも母機から,或いは各 クーラントタンクの清掃専用に使用されて,一時的に多量のスラッジが流入して 来た場合,該回転円筒面に吸着したスラッジが山盛りとなり,絞りローラのリフ ト不足でここに噛み込み,該絞りローラの回転停止が予想される不具合に対し, 該絞りローラを強制駆動させると共にリフト量を増し,該不具合を解消して常に 正常な運転が期待出来るので,安定したクーラントのリサイクルが継続できる。
【0002】
【従来の技術】
絞りローラは,該回転円筒面との摩擦により回転しているので,重切削,又は 重研削用に不水溶性クーラントが使用された場合の絞りローラの滑り回転,又は 一時的に多量のスラッジが流入して来た場合の絞りローラの該スラッジ噛み込み による回転停止により,該スラッジの絞り不良,絞りローラの片減り,更に該絞 りローラが停止した場合の復元には人手を要する等の不具合を起こしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記不水溶性クーラントによる該絞りローラの滑り回転,又は水溶性クーラン トでも一時的に多量のスラッジを噛み込んだ場合の該絞りローラの回転停止によ るスラッジの脱水不良,等の不具合を解消して常時回転出来る絞りローラが要望 されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は,上述した問題を解決するために成されたもので,工作機械又はその 他一般の加工に使用され,主として磁性体のスラッジを含有するクーラントを, 固定のマグネットドラムを内蔵した回転円筒と,所定の間隙で形成された底板と の間でできた流路に通過させ,該クーラント中のスラッジを該回転円筒の外周に 吸着させ,これを常時該回転円筒の外周に押圧している絞りローラで脱水させ, 排出処理するセパレータにおいて,該絞りローラの滑り回転,又は停止等の不具 合の発生に対処して,モータ駆動されている該回転円筒側から該絞りローラを歯 車伝動で強制駆動させる構成を特徴とする,セパレータの強制駆動装置である。
【0005】
【作 用】
本考案のセパレータは,固定のマグネットドラムを内蔵した回転円筒と,半円 筒形の底板間を所定の間隙で形成された流路内に,該スラッジを含有するクーラ ントを通過させて,該液内の磁性体の切りくず等のスラッジを該マグネットドラ ムで吸引し,これを回転円筒の外周に吸着させ,更に絞りローラで該回転円筒の 外周に押圧して脱水し排出処理をする際,該クーラントが不水溶性クーラントの 場合に絞りローラが滑り回転し,又は水溶性クーラントの場合でも一時に多量の スラッジを噛み込んだ場合は前者同様絞りローラが滑り回転,或いは停止等の不 具合の発生に対処し,該絞りローラを強制駆動させる。
【0006】
【実施例】
本考案のセパレータの強制駆動装置を,セパレータに使用した実施例を図1, 図2に基づいて説明する。 セパレータ本体1には,流入口2,流出口3があり,この流入出口間にマグネ ットドラム4と同芯で内壁が該ドラム4と微小間隙で回転する回転円筒7がセパ レータ本体1内に先のマグネットドラム4と共に収まっている。この回転円筒7 の回転軸12は,セパレータ本体1の外部に延びて,ここにスプロケットホイー ル13が取り付けられ,またセパレータ本体1から出されたブラケット14に取 り付けられた減速機付モータ15側の小スプロケットホイール16と,先のスプ ロケット13の間にチェーン17が掛けられ,該回転円筒7を図示矢印方向に回 転駆動している。そして該回転円筒7と同芯で半円筒形の底板6が回転円筒7の 下部に設けられ,該回転円筒7との間に流路5を形成している。又回転円筒7の 上部には絞りローラ18が,セパレータ本体1の左右側から立てられた各2本の ねじ棒22に,各々自由に上下動が出来るように貫入されたローラ受け10に回 転自在に軸承され,各ねじ棒22毎のコイルばね21で常時回転円筒7の外周を 押圧していると共に,回転円筒7の回転軸12に対しローラ軸11の軸芯が所定 の範囲内で伸長出来,更にこのローラ軸11はモータ駆動側に伸び出してここに 歯車24が取り付けられており,この歯車24が回転円筒7の回転軸12にスプ ロケットホイール13と重ねて駆軸された歯車25と噛み合っている。その他掻 き落とし板20は絞りローラ18の外周に付着したスラッジの掻き落とし用であ り流出口3側のスラッジ剥離板19が回転円筒7の外周を押圧して吸着スラッジ の剥離を行っている。
【0007】 このような構造のセパレータにおいて,磁性体のスラッジを含んだクーラント を流入口2から流入させると,該クーラント内のスラッジが流路5を通過する間 に回転円筒7の外周に吸着され,この回転円筒7の回転と共に矢印方向に運ばれ 液面を離れて上昇し,絞りローラ18で脱水され,更に回転してスラッジ剥離板 19で回転円筒7面から剥離され排出される。しかし前記したように粘性の高い 不水溶クーラントが使用され,回転円筒7と絞りローラ18の間に潤滑剤となっ て該絞りローラ18が滑り回転を起こし易くなった場合,又は水溶性クーラント の場合でも,一時的に多量のスラッジが流入して回転円筒7と絞りローラ18間 に該スラッジが噛み込み,滑り回転,或いは回転停止の不具合が発生状態になっ た場合は,モータ駆動されている回転円筒7の回転軸12に駆軸されている歯車 25から,絞りローラ18のローラ軸11に駆軸された歯車24に回転が伝動さ れて,絞りローラ18を正常な回転に保持することが出来,又多量のスラッジを 噛み込んだ場合でも,自由に上下動が出来るローラ受け10に回転軸承されたロ ーラ軸11が,回転軸12に対し所定の範囲内で伸長出来るので,該絞りローラ 18が回転円筒7面から大きくリフトし,該スラッジの固まりを通過さすことが 出来る。尚この場合,歯車24,25の噛み合いが互いに開く状態になるが,互 の歯が大きく更に丈夫なため,所定の範囲内での軸芯の伸長に,支障なく絞りロ ーラ18が強制駆動される。その他本実施例では,絞りローラ18の強制駆動を 歯車24,25の伝動で行っているが,この構成に限定するものではなく,回転 円筒7と絞りローラ18の相対回転が所定に保持されるならば,或いは他の伝動 方法で行っても良い。
【0008】
【考案の効果】
本考案のセパレータによれば,該絞りローラ18が,歯車24,25で常に強 制駆動されており,更に回転円筒7面から所定の範囲内ではあるが大きくリフト 出来るので,粘性の高い不水溶性クーラントによる該絞りローラ18の滑り回転 ,片減り,又は一時的に多量のスラッジの流入で,回転円筒7面にスラッジが山 盛り吸着となった場合の該リフト量不足で,絞りローラ18がスラッジの噛み込 みによる回転停止,等の不具合が全て解消されるので,常にクーラントの安定し た清浄化運転が出来,安心してリサイクルが継続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の強制駆動装置を備えたセパレータの縦
断面図
【図2】本考案の強制駆動装置を備えたセパレータの強
制駆動部分を示す横断面図
【図3】従来のセパレータの縦断面図
【符号】1・・・マグネチックセパレータ(セパレー
タ)本体 2・・・流入口 3・・・流出口 4・・・マグネットドラム 5・・・流路 6・・・底板 7・・・非磁性回転円筒(回転円筒) 10・・・ローラ受け 11・・・ローラ軸 12・・・回転軸 15・・・減速機付モータ 18・・・絞りローラ 19・・・スラッジ剥離板 20・・・掻き落とし板 21・・・コイルばね 22・・・ねじ棒 24・・・(絞りローラ側)歯車 25・・・(回転円筒側) 歯車 31・・・従来のセパレータ本体 32・・・マグネットドラム 33・・・底板 34・・・絞りローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械,又はその他一般の加工に使用さ
    れ,主として磁性体のスラッジを含有するクーラント
    を,固定のマグネットドラムを内蔵した非磁性回転円筒
    と,所定の間隙で形成された底板との間でできた流路に
    通過させ,該クーラント中のスラッジを該非磁性回転円
    筒の外周に吸着させ,これを常時該非磁性回転円筒の外
    周に押圧している絞りローラで脱水させ,排出処理する
    マグネチックセパレータにおいて,該絞りローラの滑り
    回転,又は停止等の不具合の発生に対処して,モータ駆
    動されている該非磁性回転円筒側から該絞りローラを歯
    車伝動で強制駆動させるマグネチックセパレータの強制
    駆動装置。
JP1994014994U 1994-10-28 1994-10-28 マグネチックセパレータの強制駆動装置 Expired - Lifetime JP3010688U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101426613B1 (ko) * 2012-11-19 2014-08-05 강수동 연삭액 칩 분리장치
JP7048134B1 (ja) 2021-09-22 2022-04-05 株式会社ブンリ マグネットセパレータ

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